JP3187676B2 - 抗菌性ワイパー - Google Patents
抗菌性ワイパーInfo
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- Cleaning Implements For Floors, Carpets, Furniture, Walls, And The Like (AREA)
- Apparatus For Disinfection Or Sterilisation (AREA)
- Agricultural Chemicals And Associated Chemicals (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、清拭した個所に優れた
殺菌性あるいは防黴性などの抗菌性を長期間持続するこ
とのできる抗菌性ワイパーに関する。
殺菌性あるいは防黴性などの抗菌性を長期間持続するこ
とのできる抗菌性ワイパーに関する。
【0002】
【従来の技術】ワイパーとしては、ぬれティシュ、お手
ふき、幼児用おしりふき、介護用おしりふき、衣類のし
みとり、OA製品用クリーナー等に見られるように身体
や物品の清拭を目的としてつくられた基材に清浄液を含
浸させた製品が知られている。従来、清浄液を含浸する
基材には、不織布、脱脂綿、パルプ紙等のシート状物又
はシート状物を折り畳んだもの、あるいはロール状にし
たものがあり、清浄液には水、アルコール類などを用い
て、これらを基材に含浸させて気密性容器又は気密性シ
ートにより密封して使用時に適宜開封して用いていた。
ふき、幼児用おしりふき、介護用おしりふき、衣類のし
みとり、OA製品用クリーナー等に見られるように身体
や物品の清拭を目的としてつくられた基材に清浄液を含
浸させた製品が知られている。従来、清浄液を含浸する
基材には、不織布、脱脂綿、パルプ紙等のシート状物又
はシート状物を折り畳んだもの、あるいはロール状にし
たものがあり、清浄液には水、アルコール類などを用い
て、これらを基材に含浸させて気密性容器又は気密性シ
ートにより密封して使用時に適宜開封して用いていた。
【0003】上記従来のワイパーは、基材に含浸する清
浄液の主成分が自体抗菌性のない水溶液であることか
ら、細菌や黴が増殖しやすく、これを防止するため殺菌
剤あるいは防黴剤として、特にパラオキシ安息香酸エス
テル、塩化ベンザルコニウム、グルコン酸クロルヘキシ
ジン、塩化セチルピリジニウム等を用いていた。しか
し、上記殺菌剤あるいは防黴剤は単独では微生物の一時
的な繁殖を防止できるものの、ウェットワイパーとして
用いたときに、有効成分の上記殺菌剤あるいは防黴剤が
基材に吸着したままとなり、清拭面の抗菌活性が弱く、
殺菌性や防黴性が時間経過と共に著しく低下する〔例え
ば日本清浄紙綿類工業会の技術資料No1(平成6年10月)
、「ウェットワイパー類に使用する各薬剤の担体に対
する吸着について」参照〕ので、清拭した後に抗菌性あ
るいは防黴性を長期間持続させることは無理であった。
浄液の主成分が自体抗菌性のない水溶液であることか
ら、細菌や黴が増殖しやすく、これを防止するため殺菌
剤あるいは防黴剤として、特にパラオキシ安息香酸エス
テル、塩化ベンザルコニウム、グルコン酸クロルヘキシ
ジン、塩化セチルピリジニウム等を用いていた。しか
し、上記殺菌剤あるいは防黴剤は単独では微生物の一時
的な繁殖を防止できるものの、ウェットワイパーとして
用いたときに、有効成分の上記殺菌剤あるいは防黴剤が
基材に吸着したままとなり、清拭面の抗菌活性が弱く、
殺菌性や防黴性が時間経過と共に著しく低下する〔例え
ば日本清浄紙綿類工業会の技術資料No1(平成6年10月)
、「ウェットワイパー類に使用する各薬剤の担体に対
する吸着について」参照〕ので、清拭した後に抗菌性あ
るいは防黴性を長期間持続させることは無理であった。
【0004】
【従来技術の問題点】特に介護用のおしりふきのための
ウェットワイパーは、老人などの病人の身体の拭き取り
と共に床ずれ防止のために緑膿菌に有効な抗菌性をもっ
た薬液、または拭き取った後で臭いの発生を防止するた
めに水棲菌や蛋白質分解酵素に対する抗菌性が乾燥面で
長期に亘って持続するものが求められていた。さらに病
院等の雑菌の多い場所ではドアーノブやベッド回りを清
拭した際に、拭いた後で清拭面に長期に亘って抗菌性が
持続しないとその後の落下菌に対して抵抗力がなくな
り、防菌のための清拭の用を果すことができなかった。
ウェットワイパーは、老人などの病人の身体の拭き取り
と共に床ずれ防止のために緑膿菌に有効な抗菌性をもっ
た薬液、または拭き取った後で臭いの発生を防止するた
めに水棲菌や蛋白質分解酵素に対する抗菌性が乾燥面で
長期に亘って持続するものが求められていた。さらに病
院等の雑菌の多い場所ではドアーノブやベッド回りを清
拭した際に、拭いた後で清拭面に長期に亘って抗菌性が
持続しないとその後の落下菌に対して抵抗力がなくな
り、防菌のための清拭の用を果すことができなかった。
【0005】従来の殺菌剤あるいは防黴剤として多用さ
れるエチルアルコールは揮発性が高いので一時的な効果
しかなく、これを含浸させたウェットワイパーで拭いた
面は乾燥後は抗菌性を持続させることができなかった。
また、パラオキシ安息香酸エステルを用いたときには皮
膚粘膜をピリピリと刺激する不快感があり、しかも使用
に際してアルコール等に溶解して水に配合されるので、
乾燥状態では抗菌性が著しく低下する。さらに塩化ベン
ザルコニウム、グルコン酸クロルヘキシジンや塩化セチ
ルピリジニウムを用いた場合には、繊維素系の基材に対
して95重量%程度の吸着性が観察されており、これを
含浸させたワイパーで拭いた後の面には有効成分が殆ど
含まれていないので、拭きとり後には抗菌性は全くとい
う程存在しなかった。アルコールを用いない従来技術と
しては特公平4-53531 号や特開平5-15467 号があるが、
いずれも拭いた後の乾燥面に抗菌性を長期間持続させる
ことは出来なかった。従来の技術では、含浸する中液の
細菌や黴に対する安全対策として清拭時の一時的な抗菌
性のために殺菌剤あるいは防黴剤が用いられているもの
であり、拭くことにより清拭面に長期間に亘って抗菌性
を付与するものではなかった。また拭いた面が乾燥状態
で抗菌性を維持するには、従来の有機系の殺菌剤あるい
は防黴剤では無理であった。
れるエチルアルコールは揮発性が高いので一時的な効果
しかなく、これを含浸させたウェットワイパーで拭いた
面は乾燥後は抗菌性を持続させることができなかった。
また、パラオキシ安息香酸エステルを用いたときには皮
膚粘膜をピリピリと刺激する不快感があり、しかも使用
に際してアルコール等に溶解して水に配合されるので、
乾燥状態では抗菌性が著しく低下する。さらに塩化ベン
ザルコニウム、グルコン酸クロルヘキシジンや塩化セチ
ルピリジニウムを用いた場合には、繊維素系の基材に対
して95重量%程度の吸着性が観察されており、これを
含浸させたワイパーで拭いた後の面には有効成分が殆ど
含まれていないので、拭きとり後には抗菌性は全くとい
う程存在しなかった。アルコールを用いない従来技術と
しては特公平4-53531 号や特開平5-15467 号があるが、
いずれも拭いた後の乾燥面に抗菌性を長期間持続させる
ことは出来なかった。従来の技術では、含浸する中液の
細菌や黴に対する安全対策として清拭時の一時的な抗菌
性のために殺菌剤あるいは防黴剤が用いられているもの
であり、拭くことにより清拭面に長期間に亘って抗菌性
を付与するものではなかった。また拭いた面が乾燥状態
で抗菌性を維持するには、従来の有機系の殺菌剤あるい
は防黴剤では無理であった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、拭き取った
後の面に乾燥状態でも抗菌性が持続し、しかも床ずれの
防止や院内感染の予防として有効なウェットワイパーを
提供するものである。銀系無機抗菌剤自体は、銀イオン
による抗菌効果のために乾燥状態で永続的に抗菌効果を
発揮することは知られていたが、銀系無機抗菌剤は2μ
m 程度の粒子のためにウェットワイパーに使用したとき
次のような問題があって使用できなかった。 (1) 銀系無機抗菌剤の微粒子が皮膚に付着して肌がかさ
かさになる。 (2) 銀系無機抗菌剤の比重が2.1〜2.2程度である
ので、それを配合した液では、銀系無機抗菌剤が直ちに
沈澱して均一な分散液として基材に均一状態で含浸させ
ることができなかった。 (3) 銀系無機抗菌剤の微粒子の凝集により拭いた部分が
白くなる。
後の面に乾燥状態でも抗菌性が持続し、しかも床ずれの
防止や院内感染の予防として有効なウェットワイパーを
提供するものである。銀系無機抗菌剤自体は、銀イオン
による抗菌効果のために乾燥状態で永続的に抗菌効果を
発揮することは知られていたが、銀系無機抗菌剤は2μ
m 程度の粒子のためにウェットワイパーに使用したとき
次のような問題があって使用できなかった。 (1) 銀系無機抗菌剤の微粒子が皮膚に付着して肌がかさ
かさになる。 (2) 銀系無機抗菌剤の比重が2.1〜2.2程度である
ので、それを配合した液では、銀系無機抗菌剤が直ちに
沈澱して均一な分散液として基材に均一状態で含浸させ
ることができなかった。 (3) 銀系無機抗菌剤の微粒子の凝集により拭いた部分が
白くなる。
【0007】本発明者は、脂肪酸によって変性した変性
キトサン・コラーゲンを分散安定剤として用いることに
よって銀系無機抗菌剤の微粒子が水に均一な安定分散液
とすることを見い出した。上記水分散液での銀系無機抗
菌剤の分散性が良好なために粒子の凝集がなく微分散し
ているので、対人用のウェットワイパーの含有液として
用いると、使用後に拭いた部分が白くなることがなくな
り、かつ、皮膚の表面にキトサン・コラーゲンによる保
湿性の被膜ができ、上記被膜に銀系無機抗菌剤の微粒子
が内包固定されるので、使用後の肌はしっとりと潤いが
保持されて微粒子による“がさつき感”を解消すること
ができることがわかった。また、上記キトサン・コラー
ゲンに代えて、保護コロイド、界面活性剤及びエチレン
グリコールの配合液を用いたときにも銀系無機抗菌剤の
微粒子は水又は油類に均一の分散が可能となり、これを
対物用のワイパーの含有液として用いたときには清拭面
に潤い、又は保湿性とすることができ、かつ、使用後に
拭いた部分が白くなることのないことがわかった。
キトサン・コラーゲンを分散安定剤として用いることに
よって銀系無機抗菌剤の微粒子が水に均一な安定分散液
とすることを見い出した。上記水分散液での銀系無機抗
菌剤の分散性が良好なために粒子の凝集がなく微分散し
ているので、対人用のウェットワイパーの含有液として
用いると、使用後に拭いた部分が白くなることがなくな
り、かつ、皮膚の表面にキトサン・コラーゲンによる保
湿性の被膜ができ、上記被膜に銀系無機抗菌剤の微粒子
が内包固定されるので、使用後の肌はしっとりと潤いが
保持されて微粒子による“がさつき感”を解消すること
ができることがわかった。また、上記キトサン・コラー
ゲンに代えて、保護コロイド、界面活性剤及びエチレン
グリコールの配合液を用いたときにも銀系無機抗菌剤の
微粒子は水又は油類に均一の分散が可能となり、これを
対物用のワイパーの含有液として用いたときには清拭面
に潤い、又は保湿性とすることができ、かつ、使用後に
拭いた部分が白くなることのないことがわかった。
【0008】銀系無機抗菌剤は人体安全性の高い抗菌剤
として既に知られているが、本発明では、有効成分とし
てこの銀系無機抗菌剤を含む配合を含有させたウェット
ワイパーで拭いた身体部分の抗菌効果が長く持続するの
で、老人や病人の床ずれや排便などの防臭、その他の有
害菌による感染に対する予防にきわめて有効である。ま
た、本発明のウェットワイパーで物体を拭ったときに
は、従来のワイパーと異なり、拭いた部分は落下菌に対
して継続的な殺菌効果を有するので、雑菌の付着する病
院、食品工場や製薬工場における有効なウェットワイパ
ーとして使用することができるが、また乾燥状態のドラ
イワイパーとしても使用して抗菌効果を得ることができ
る。本発明における有効成分の銀系無機抗菌剤を含む分
散液を基材に含有させるとは、基材に含浸させたままの
ウェットの状態、あるいは適宜、乾燥させた後のドライ
の状態の両方の態様を意味する。このような銀系無機抗
菌剤の抗菌性の長期持続は他の抗菌剤の使用のときに比
して予期し得ない絶大な効果を発揮する。
として既に知られているが、本発明では、有効成分とし
てこの銀系無機抗菌剤を含む配合を含有させたウェット
ワイパーで拭いた身体部分の抗菌効果が長く持続するの
で、老人や病人の床ずれや排便などの防臭、その他の有
害菌による感染に対する予防にきわめて有効である。ま
た、本発明のウェットワイパーで物体を拭ったときに
は、従来のワイパーと異なり、拭いた部分は落下菌に対
して継続的な殺菌効果を有するので、雑菌の付着する病
院、食品工場や製薬工場における有効なウェットワイパ
ーとして使用することができるが、また乾燥状態のドラ
イワイパーとしても使用して抗菌効果を得ることができ
る。本発明における有効成分の銀系無機抗菌剤を含む分
散液を基材に含有させるとは、基材に含浸させたままの
ウェットの状態、あるいは適宜、乾燥させた後のドライ
の状態の両方の態様を意味する。このような銀系無機抗
菌剤の抗菌性の長期持続は他の抗菌剤の使用のときに比
して予期し得ない絶大な効果を発揮する。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明では、脂肪酸によ
ってキトサン及びコラーゲンを変性した変性キトサン・
コラーゲン液を用いて銀系無機抗菌剤の微粒子を水に均
一な安定分散液として基材に含浸することによって対人
用ウェットワイパーとする。変性キトサン・コラーゲン
を用いると、銀系無機抗菌剤粒子の分散性が良くなるた
めに粒子の凝集がなく、微分散するので、使用後に拭い
た部分が白くなることはなく、また皮膚の表面に変性キ
トサン・コラーゲンによって銀系無機抗菌剤の微粒子が
内包固定された保湿性の被膜ができるので、使用後の肌
はしっとりと潤いが保持されて、拭いた後の肌に持久性
のある抗菌性が得られ微粒子によるがさつき感を解消す
ることにより従来の問題点を解決した。
ってキトサン及びコラーゲンを変性した変性キトサン・
コラーゲン液を用いて銀系無機抗菌剤の微粒子を水に均
一な安定分散液として基材に含浸することによって対人
用ウェットワイパーとする。変性キトサン・コラーゲン
を用いると、銀系無機抗菌剤粒子の分散性が良くなるた
めに粒子の凝集がなく、微分散するので、使用後に拭い
た部分が白くなることはなく、また皮膚の表面に変性キ
トサン・コラーゲンによって銀系無機抗菌剤の微粒子が
内包固定された保湿性の被膜ができるので、使用後の肌
はしっとりと潤いが保持されて、拭いた後の肌に持久性
のある抗菌性が得られ微粒子によるがさつき感を解消す
ることにより従来の問題点を解決した。
【0010】即ち、本発明では中液を基材に含浸した後
に基材を乾燥した場合、銀系無機抗菌剤が変性キトサン
・コラーゲン被膜によって基材に固定されて含有され
る。従来のように、アクリル系等の合成樹脂バインダー
によって固定するのと異なり、柔軟であり、衛生面で安
全である上に変性キトサン・コラーゲンによる固定は調
整が容易であり、銀系無機抗菌剤が清拭面に付着し、清
拭面の長期間の抗菌性を得ることができる。本発明で得
られたウェットワイパーは、含浸後の基材を折りたたみ
ピロー包装をするか容器にいれて密封することが好まし
い。また上記基材をロール巻して容器に密封してもよ
い。また、対物用のウェットワイパーでは、拭いた面に
潤いを持たせたり保湿性にすることはかえって雑菌が付
着しやすくなるので、キトサン・コラーゲンの使用は好
ましくない。そこで、この場合には銀系無機抗菌剤の微
粒子を安定した均一分散にするために、保護コロイド、
界面活性剤及びエチレングリコールの配合液を用いて、
水、又油類に対して均一分散を可能とすることにより、
使用後に拭いた部分が白くなることがなく、清浄効果の
すぐれたワイパーが得られるのである。またウェット状
態を乾燥したドライワイパーとして使用した時にも清拭
面において同様の効果を発揮する。
に基材を乾燥した場合、銀系無機抗菌剤が変性キトサン
・コラーゲン被膜によって基材に固定されて含有され
る。従来のように、アクリル系等の合成樹脂バインダー
によって固定するのと異なり、柔軟であり、衛生面で安
全である上に変性キトサン・コラーゲンによる固定は調
整が容易であり、銀系無機抗菌剤が清拭面に付着し、清
拭面の長期間の抗菌性を得ることができる。本発明で得
られたウェットワイパーは、含浸後の基材を折りたたみ
ピロー包装をするか容器にいれて密封することが好まし
い。また上記基材をロール巻して容器に密封してもよ
い。また、対物用のウェットワイパーでは、拭いた面に
潤いを持たせたり保湿性にすることはかえって雑菌が付
着しやすくなるので、キトサン・コラーゲンの使用は好
ましくない。そこで、この場合には銀系無機抗菌剤の微
粒子を安定した均一分散にするために、保護コロイド、
界面活性剤及びエチレングリコールの配合液を用いて、
水、又油類に対して均一分散を可能とすることにより、
使用後に拭いた部分が白くなることがなく、清浄効果の
すぐれたワイパーが得られるのである。またウェット状
態を乾燥したドライワイパーとして使用した時にも清拭
面において同様の効果を発揮する。
【0011】銀イオンは、いわゆる“抗菌スペクトル”
が広く、特に緑膿菌に有効であるので、床ずれの予防に
効果的である。このため介護用として身体を拭くことに
よって緑膿菌や防臭に対して大きな効果を発揮する。こ
の発明において、脂肪酸で変性した可溶性の変性キトサ
ン・コラーゲンを使用したときには、銀系無機抗菌剤の
安定分散を得る効果の他に変性キトサン・コラーゲンが
肌の表面に保湿性の被膜を作るので、銀系無機抗菌剤が
被膜に固定、保持されて持続性のある抗菌効果を発揮す
る。
が広く、特に緑膿菌に有効であるので、床ずれの予防に
効果的である。このため介護用として身体を拭くことに
よって緑膿菌や防臭に対して大きな効果を発揮する。こ
の発明において、脂肪酸で変性した可溶性の変性キトサ
ン・コラーゲンを使用したときには、銀系無機抗菌剤の
安定分散を得る効果の他に変性キトサン・コラーゲンが
肌の表面に保湿性の被膜を作るので、銀系無機抗菌剤が
被膜に固定、保持されて持続性のある抗菌効果を発揮す
る。
【0012】本発明における銀系無機抗菌剤は、銀ゼオ
ライト、銀燐酸ジルコニウム、銀アパタイト等のイオン
交換された銀系無機化合物を使用する。そして水分散液
中に無機抗菌剤の分散を安定にするために、キトサン及
びコラーゲンを脂肪酸によって変性した可溶性キトサン
・コラーゲンを0.05〜5重量%を含む水分散液を基
材に含浸させたワイパーは対人用に用いることが好まし
い。この発明で用いる変性キトサン・コラーゲンにする
調製法は、キトサン粉末1部にヤシ油脂肪酸8部を撹拌
混合して80℃で20時間撹拌反応させ、次いで60℃
に2部の加水分解コラーゲンを加えて3時間撹拌反応さ
せて室温に放置するのが適当である。
ライト、銀燐酸ジルコニウム、銀アパタイト等のイオン
交換された銀系無機化合物を使用する。そして水分散液
中に無機抗菌剤の分散を安定にするために、キトサン及
びコラーゲンを脂肪酸によって変性した可溶性キトサン
・コラーゲンを0.05〜5重量%を含む水分散液を基
材に含浸させたワイパーは対人用に用いることが好まし
い。この発明で用いる変性キトサン・コラーゲンにする
調製法は、キトサン粉末1部にヤシ油脂肪酸8部を撹拌
混合して80℃で20時間撹拌反応させ、次いで60℃
に2部の加水分解コラーゲンを加えて3時間撹拌反応さ
せて室温に放置するのが適当である。
【0013】また、上記変性キトサン・コラーゲンに代
えて保護コロイドを0.05重量%以上、界面活性剤
0.05重量%以上及びエチレングリコール0.1重量
%以上を含む配合液を使用することもできる。この配合
液を分散安定剤として用いたときには、銀系無機抗菌剤
を基材に含有させものは対物用ワイパーとして用いるの
が適当である。このときの保護コロイドには、PVA、
CMC、可溶性コラーゲン等の親水性ポリマーを用いる
のが適当である。また、界面活性剤は別に特定されない
が、非イオン界面活性剤、両性界面活性剤等の起泡性の
少ないものが使い易く、0.05重量%以上好ましくは
0.2〜0.6重量%加える。更にエチレングリコール
を0.1重量%以上配合することでドアーノブ等に付着
する皮脂等による皮脂汚れ等を一層容易に除去すること
ができる。
えて保護コロイドを0.05重量%以上、界面活性剤
0.05重量%以上及びエチレングリコール0.1重量
%以上を含む配合液を使用することもできる。この配合
液を分散安定剤として用いたときには、銀系無機抗菌剤
を基材に含有させものは対物用ワイパーとして用いるの
が適当である。このときの保護コロイドには、PVA、
CMC、可溶性コラーゲン等の親水性ポリマーを用いる
のが適当である。また、界面活性剤は別に特定されない
が、非イオン界面活性剤、両性界面活性剤等の起泡性の
少ないものが使い易く、0.05重量%以上好ましくは
0.2〜0.6重量%加える。更にエチレングリコール
を0.1重量%以上配合することでドアーノブ等に付着
する皮脂等による皮脂汚れ等を一層容易に除去すること
ができる。
【0014】以下に、本発明の実施例を説明するが、本
発明は実施例に限定されるものではない。
発明は実施例に限定されるものではない。
【実施例1】綿100重量%不織布を基材とし、200
mm×200mmに裁断して折り畳み、60枚を重ねて基材
とした。一方、銀ゼオライト(AJ−10N、株式会社
シナネンゼオミック製品)0.5重量%を精製水に撹拌
分散させ超音波にて2分間処理して分散をよくした。こ
れにヤシ油脂肪酸によって予め変性処理したキトサン・
コラーゲンを0.5重量%を撹拌添加して、超音波を2
分間当てて分散液とした。前記不織布重量の3.5倍量
の上記水分散液を、不織布に含浸せしめてウェットワイ
パーとし、直ちに気密性シートを用いた開閉蓋付きのピ
ロー包装を行った。上記水溶液の緑膿菌に対する最小発
育阻止濃度(MIC)は32ppm であった。ガラス板をピ
ロー包装内の上記ウェットワイパーで拭き取り、その面
が乾燥してから緑膿菌を、上記清拭面に対して1.7×
105 を植菌してAATCC L14.144-1965Tに基づく菌
数測定を行った結果、菌数はゼロであった。上記ウェッ
トワイパーで肌を拭いた結果、汚れがよく除去され、皮
膚は潤いが保たれ快適であった。また肌を拭いた後で臭
気の発生することはなかった。
mm×200mmに裁断して折り畳み、60枚を重ねて基材
とした。一方、銀ゼオライト(AJ−10N、株式会社
シナネンゼオミック製品)0.5重量%を精製水に撹拌
分散させ超音波にて2分間処理して分散をよくした。こ
れにヤシ油脂肪酸によって予め変性処理したキトサン・
コラーゲンを0.5重量%を撹拌添加して、超音波を2
分間当てて分散液とした。前記不織布重量の3.5倍量
の上記水分散液を、不織布に含浸せしめてウェットワイ
パーとし、直ちに気密性シートを用いた開閉蓋付きのピ
ロー包装を行った。上記水溶液の緑膿菌に対する最小発
育阻止濃度(MIC)は32ppm であった。ガラス板をピ
ロー包装内の上記ウェットワイパーで拭き取り、その面
が乾燥してから緑膿菌を、上記清拭面に対して1.7×
105 を植菌してAATCC L14.144-1965Tに基づく菌
数測定を行った結果、菌数はゼロであった。上記ウェッ
トワイパーで肌を拭いた結果、汚れがよく除去され、皮
膚は潤いが保たれ快適であった。また肌を拭いた後で臭
気の発生することはなかった。
【0015】
【比較例1】基材に含浸する中液として、(イ)塩化セ
チルピリジニウム0.05重量%、プロピレングリコー
ル10重量%、パラオキシ安息香酸メチルエステル0.
23重量%、パラオキシ安息香酸エチルエステル0.0
9重量%、精製水89.68重量%の水溶液を上記不織
布に、不織布重量の3.5倍量を含浸せしめて直ちに気
密性シートによりピロー包装を行った。 (ロ)アルコール7重量%、パラオキシ安息香酸メチル
エステル0.2重量%、香料0.05重量%、精製水9
2.75重量%水溶液を前記不織布に不織布重量の3.
5倍量を含浸せしめて直ちに気密性シートによりピロー
包装を行った。 (イ)及び(ロ)の2種類のウェットワイパーによりそ
れぞれ別々にガラス板を拭きとり、その面が乾燥してか
ら緑膿菌を1.7×105 を植菌してAATCC L14,1
44-1965Tに基づいて菌数測定を行った結果、(イ)では
2.4×106個/mLの緑膿菌が測定され、(ロ)では
5.3×107 個/mLの緑膿菌が測定され拭きとった面
に抗菌効果は得られなかった。
チルピリジニウム0.05重量%、プロピレングリコー
ル10重量%、パラオキシ安息香酸メチルエステル0.
23重量%、パラオキシ安息香酸エチルエステル0.0
9重量%、精製水89.68重量%の水溶液を上記不織
布に、不織布重量の3.5倍量を含浸せしめて直ちに気
密性シートによりピロー包装を行った。 (ロ)アルコール7重量%、パラオキシ安息香酸メチル
エステル0.2重量%、香料0.05重量%、精製水9
2.75重量%水溶液を前記不織布に不織布重量の3.
5倍量を含浸せしめて直ちに気密性シートによりピロー
包装を行った。 (イ)及び(ロ)の2種類のウェットワイパーによりそ
れぞれ別々にガラス板を拭きとり、その面が乾燥してか
ら緑膿菌を1.7×105 を植菌してAATCC L14,1
44-1965Tに基づいて菌数測定を行った結果、(イ)では
2.4×106個/mLの緑膿菌が測定され、(ロ)では
5.3×107 個/mLの緑膿菌が測定され拭きとった面
に抗菌効果は得られなかった。
【0016】
【実施例2】綿50重量%、レーヨン50重量%不織布
を幅120mmのロールに巻ながら200mm毎にミシン目
を入れてロール巻の基材とした。一方、銀ゼオライト
(AW−10N、株式会社シナネンゼオミック製品)
0.3重量%、PVA0.1重量%、エチレングリコー
ル0.3重量%、ポリオキシエチレン(7)セチルエー
テル0.1重量%を精製水に撹拌混合して超音波を2分
間処理して微分散液とした。上記基材に上記水分散液の
不織布重量の3倍量を含浸し、ウェットワイパーとし
て、これを直ちに、プラスチックボトルに封入し、密閉
包装した。このプラスチックボトル内のウェットワイパ
ーを用いてPET板を拭いて24時間後に、黄色ブドウ
球菌を2.7×104 植菌してAATCC L14,144-196
5Tに基づく菌数測定を行った結果、菌数はゼロであっ
た。
を幅120mmのロールに巻ながら200mm毎にミシン目
を入れてロール巻の基材とした。一方、銀ゼオライト
(AW−10N、株式会社シナネンゼオミック製品)
0.3重量%、PVA0.1重量%、エチレングリコー
ル0.3重量%、ポリオキシエチレン(7)セチルエー
テル0.1重量%を精製水に撹拌混合して超音波を2分
間処理して微分散液とした。上記基材に上記水分散液の
不織布重量の3倍量を含浸し、ウェットワイパーとし
て、これを直ちに、プラスチックボトルに封入し、密閉
包装した。このプラスチックボトル内のウェットワイパ
ーを用いてPET板を拭いて24時間後に、黄色ブドウ
球菌を2.7×104 植菌してAATCC L14,144-196
5Tに基づく菌数測定を行った結果、菌数はゼロであっ
た。
【0017】
【比較例2】基材に含浸する中液として、アルコール7
重量%、パラオキシ安息香酸メチルエステル0.2重量
%、香料0.05重量%、精製水92.75重量%の水
溶液を上記不織布に、不織布重量の3.5倍量を含浸せ
しめて直ちに気密性シートによりピロー包装を行った。
その中身のウェットワイパーを用いて、上記と同様にP
ET板の表面を拭いて24時間後に黄色ブドウ球菌を
2.7×104 植菌してAATCC L14,144-1965Tに基
づいて菌数を測定した結果、1.5×106 個/mLに菌
の増殖が認められた。
重量%、パラオキシ安息香酸メチルエステル0.2重量
%、香料0.05重量%、精製水92.75重量%の水
溶液を上記不織布に、不織布重量の3.5倍量を含浸せ
しめて直ちに気密性シートによりピロー包装を行った。
その中身のウェットワイパーを用いて、上記と同様にP
ET板の表面を拭いて24時間後に黄色ブドウ球菌を
2.7×104 植菌してAATCC L14,144-1965Tに基
づいて菌数を測定した結果、1.5×106 個/mLに菌
の増殖が認められた。
【0018】
【実施例3】銀ゼオライト(AJ−10N、株式会社シ
ナネンゼオミック製品)0.5重量%、加水分解コラー
ゲン0.1重量%、エチレングリコール0.5重量%、
ポリオキシエチレン(7)セチルエーテル0.1重量%
になるように、ノルマルヘキサンとシクロヘキサンの
1:1の混合液を加えて調整した。混合液は超音波によ
り3分間処理して分散性をよくして中液とした。上記中
液をレーヨン50重量%及びポリエステル50重量%よ
りなる不織布(25g /m2)に含浸し、不織布重量の1
00重量%の付与率になるようにマングルで均一に絞液
してピロー包装を行って油性のウェットワイパーを作成
した。従来技術によるブランクとして、エチレングリコ
ール0.5重量%、ポリオキシエチレン(7)セチルエ
ーテル0.1重量%になるように、ノルマルヘキサンと
シクロヘキサンの1:1の混合液を加えて調整した液
を、レーヨン50重量%及びポリエステル50重量%よ
りなる不織布に含浸し、不織布重量の100重量%の付
与率になるようにマングルで均一に絞液してピロー包装
を行った。予め病室の床で一般細菌として1.8×10
4 個/25cm2 にあることを測定して確認後、上記ワイ
パーを用いて、上記床を拭いて2日後の落下菌数を測定
した結果、本発明によるワイパーでは一般細菌数は10
2 個以下/25cm2 であり、ブランクでは3.0×10
4 個/25cm2 であった。
ナネンゼオミック製品)0.5重量%、加水分解コラー
ゲン0.1重量%、エチレングリコール0.5重量%、
ポリオキシエチレン(7)セチルエーテル0.1重量%
になるように、ノルマルヘキサンとシクロヘキサンの
1:1の混合液を加えて調整した。混合液は超音波によ
り3分間処理して分散性をよくして中液とした。上記中
液をレーヨン50重量%及びポリエステル50重量%よ
りなる不織布(25g /m2)に含浸し、不織布重量の1
00重量%の付与率になるようにマングルで均一に絞液
してピロー包装を行って油性のウェットワイパーを作成
した。従来技術によるブランクとして、エチレングリコ
ール0.5重量%、ポリオキシエチレン(7)セチルエ
ーテル0.1重量%になるように、ノルマルヘキサンと
シクロヘキサンの1:1の混合液を加えて調整した液
を、レーヨン50重量%及びポリエステル50重量%よ
りなる不織布に含浸し、不織布重量の100重量%の付
与率になるようにマングルで均一に絞液してピロー包装
を行った。予め病室の床で一般細菌として1.8×10
4 個/25cm2 にあることを測定して確認後、上記ワイ
パーを用いて、上記床を拭いて2日後の落下菌数を測定
した結果、本発明によるワイパーでは一般細菌数は10
2 個以下/25cm2 であり、ブランクでは3.0×10
4 個/25cm2 であった。
【0019】
【実施例4】銀ゼオライト(AG−10N、株式会社シ
ナネンゼオミック製品)0.8重量%を精製水に撹拌分
散させ超音波を用いて2分間処理した。次いで、上記分
散液にヤシ油脂肪酸によってキトサンとコラーゲンを変
性処理した薬液を0.8重量%撹拌添加して2分間超音
波処理して分散をよくした分散液を綿100重量%のよ
りなる不織布に含浸し、マングルを用いて絞り率を10
0重量%となるように絞液して、90℃で乾燥した。乾
燥状態の上記不織布を用いて病室内のテーブルを拭いて
黄色ブドウ球菌を1.5×105 個植菌した結果、1日
後の菌数は0.8×102 個/25cm2 に低下し、比較
として一般のティッシュペーパーで拭いた部分では3.
4×106 個/25cm2 に増加した。乾燥状態の上記不
織布は含浸させたままの状態ではウェットワイパーとし
て使用できるが、それを乾燥させた状態でも、機器類の
抗菌性のワイパーとして使用できた。
ナネンゼオミック製品)0.8重量%を精製水に撹拌分
散させ超音波を用いて2分間処理した。次いで、上記分
散液にヤシ油脂肪酸によってキトサンとコラーゲンを変
性処理した薬液を0.8重量%撹拌添加して2分間超音
波処理して分散をよくした分散液を綿100重量%のよ
りなる不織布に含浸し、マングルを用いて絞り率を10
0重量%となるように絞液して、90℃で乾燥した。乾
燥状態の上記不織布を用いて病室内のテーブルを拭いて
黄色ブドウ球菌を1.5×105 個植菌した結果、1日
後の菌数は0.8×102 個/25cm2 に低下し、比較
として一般のティッシュペーパーで拭いた部分では3.
4×106 個/25cm2 に増加した。乾燥状態の上記不
織布は含浸させたままの状態ではウェットワイパーとし
て使用できるが、それを乾燥させた状態でも、機器類の
抗菌性のワイパーとして使用できた。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A47K 7/00 A47K 7/00 101
Claims (3)
- 【請求項1】 分散安定剤として、可溶性キトサン・コ
ラーゲンを使用して、銀系無機抗菌剤0.05〜5重量
%を安定分散した分散液を基材に均一に含有せしめたこ
とを特徴とする抗菌性ワイパー。 - 【請求項2】 可溶性キトサン・コラーゲンとして、キ
トサン及びコラーゲンを脂肪酸で変性したものを使用す
ることを特徴とする請求項1の抗菌性ワイパー。 - 【請求項3】 分散安定剤として、保護コロイド0.0
5重量%以上、界面活性剤0.05重量%以上及びエチ
レングリコール0.1重量%以上の配合液を使用して、
銀系無機抗菌剤0.05〜5重量%を安定分散した分散
液を基材に均一に含有せしめたことを特徴とする抗菌性
ワイパー。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2739095A JP3187676B2 (ja) | 1995-01-23 | 1995-01-23 | 抗菌性ワイパー |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2739095A JP3187676B2 (ja) | 1995-01-23 | 1995-01-23 | 抗菌性ワイパー |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08196461A JPH08196461A (ja) | 1996-08-06 |
JP3187676B2 true JP3187676B2 (ja) | 2001-07-11 |
Family
ID=12219740
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2739095A Expired - Fee Related JP3187676B2 (ja) | 1995-01-23 | 1995-01-23 | 抗菌性ワイパー |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3187676B2 (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH11155754A (ja) * | 1997-12-02 | 1999-06-15 | Pigeon Corp | 防菌防黴剤の吸着量の低減方法 |
GB9903842D0 (en) * | 1999-02-20 | 1999-04-14 | Arcasorb Technolgy Limited | Substrates and substrate treatment process |
JP3882381B2 (ja) * | 1999-03-19 | 2007-02-14 | 東レ株式会社 | ワイピングクロスおよびその製造方法 |
JP4214625B2 (ja) * | 1999-07-08 | 2009-01-28 | 東レ株式会社 | ワイピングクロスおよびその製造方法 |
CN1390271A (zh) * | 1999-11-11 | 2003-01-08 | 森敏株式会社 | 纤维类用处理剂和纤维类 |
US6860967B2 (en) | 2001-01-19 | 2005-03-01 | Sca Hygiene Products Gmbh | Tissue paper penetrated with softening lotion |
US6905697B2 (en) | 2001-01-19 | 2005-06-14 | Sca Hygiene Products Gmbh | Lotioned fibrous web having a short water absorption time |
WO2002094224A1 (en) * | 2001-05-23 | 2002-11-28 | Institut National De La Recherche Scientifique | Biocompatible compositions as carriers or excipients for pharmaceutical and nutraceutical formulations and for good protection |
JP5470572B2 (ja) * | 2007-07-19 | 2014-04-16 | 憲司 中村 | 含浸用シート及びそれを用いたウェットシート製品 |
CN106215222B (zh) * | 2016-07-07 | 2019-07-23 | 四川大学 | 一种氧化壳寡糖交联胶原并原位生成纳米银制备抗菌型胶原的方法 |
-
1995
- 1995-01-23 JP JP2739095A patent/JP3187676B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH08196461A (ja) | 1996-08-06 |
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