JP3186776B2 - 電子部品の製造方法 - Google Patents
電子部品の製造方法Info
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Description
部品の製造方法に関する。
電子部品、特に、コイル部品に関する代表的な従来技術
としては、特公昭57ー39521号公報等に開示され
た技術がある。この従来技術は、フェライト層と、コイ
ル用導体とを交互に印刷して積層し、積層後に、焼成焼
結する製造工程を経て得られる。積層化に当っては、約
半ターン分のコイル用導体を印刷する工程と、印刷され
た導体の端部を残して、その上に磁性層を印刷する工程
と、残された端部に導通するようにしてフェライト層の
上に残りの半ターン分の導体を印刷する工程とを繰返し
て、積層方向に螺旋状に変位するコイル用導体を形成す
る。積層工程を終了した後、焼成することにより、フェ
ライトの内部にコイルを埋設した高密度集積のコイル部
分を含む電子部品が得られる。
電子部品の例を示す。図73において、1はフェライト
でなるコイル支持体、2はコイル、3、4は端子電極で
ある。Xは積層方向、Yは長さ方向、Oはコイル2のコ
イル軸方向をそれぞれ示している。図示するように、積
層方向Xとコイル2のコイル軸方向Oとが一致してい
る。換言すれば、コイル軸方向Oはフェライトでなる磁
性層の積層面に対してほぼ垂直となる。電子部品として
の形状は、実装時の設置安定性を確保するため、厚みT
が、積層方向Xと直交する長さ方向Yにとられた長さd
よりも小さくなるのが普通である。従って、厚みTの方
向がコイル軸方向Oと一致している。
のインダクタンス値Lは一般に次の式で求められる。 但し、 K;係数 μ;磁性体の透磁率 a;インダクタ断面の半径 N;コイルの巻き数 n;単位長さ当りの巻き数(n=N/d) d;インダクタの長さ Kは長岡係数といわれ、(2a/d)の関数である。長
岡係数Kは、(2a/d)が小さくなる程、即ちインダ
クタの長さdが大きくなる程、大きくなるから、インダ
クタンス値Lの増大に当っては、単位長さ当りの巻き数
n(=N/d)が一定の場合、インダクタの長さdを増
大させるのが有利である。
電子部品は、図73に示したように、積層方向Xとコイ
ル2のコイル軸方向Oとが一致していて、コイル軸方向
Oが実装上の設置安定性から制限の加わる厚みTの方向
にとられているため、インダクタの長さdを増大させ
て、インダクタンス値Lを大きくする上に不利である。
問題点を解決し、コイル軸方向の方向が長さ方向に一致
していて、インダクタンス値増大に有利な構造を有する
電子部品を能率良く製造し得る製造方法を提供すること
である。
め、本発明は、積層体でなるコイル支持体に、積層面に
対してコイル軸が平行となるように、コイルを埋設した
コイル部分を有する電子部品の製造方法であって、コイ
ル用導体パターン形成工程と、コイル支持体積層工程と
を含み、前記コイル用導体パターン形成工程は、最終的
に得るべきコイルを想定したとき、前記積層面に対して
平行となる切断面で切断して得られるコイル用導体パタ
ーンを積重ねる工程であり、前記コイル支持体積層工程
は、前記コイル用導体パターンの接続端部を残して支持
体層を積層する工程であることを特徴とする。
コイルは、コイル軸方向が積層方向と直交する方向とな
る。積層方向は、一般に、電子部品の厚み方向となり、
それと直交する方向が長さ方向となる。従って、コイル
軸方向が、電子部品の長さ方向に一致するようになるの
で、長さを増大させ、大きなインダクタンス値を得るこ
とができる。
に得るべきコイルを想定したとき、積層面に対して平行
となる切断面で切断して得られるコイル用導体パターン
を積重ねる工程であるので、磁性層の積層面に対してコ
イル軸が平行となるコイルを、能率よく容易に得ること
ができる。
子部品には、コイル部品単独、コンデンサもしくは抵抗
等の受動回路素子と組合せた複合部品、または、これら
と集積回路部品と組合せた混成集積回路部品等が含まれ
る。コイル部品単独の用途例としては、インダクタ、ト
ランス、ロータリートランス、ミキサートランス、もし
くはモータ用ステータ等の磁界発生手段があり、複合部
品の用途例としては、トラップ素子、ローパスフィル
タ、ハイパスフィルタ、バンドパスフィルタ、イコライ
ザまたはIFT等があり、混成集積回路部品としては、
高集積度、高性能及び超小型のイコライザアンプ、DC
/DCコンバータ、アクティブフィルタ等がある。
法を示す図である。層または膜の形成手段としては、ス
クリーン印刷もしくはメッキ等の厚膜技術またはスパッ
タもしくは蒸着等の薄膜技術が用いられる。実施例で
は、スクリーン印刷手段を適用した場合を例にとって説
明する。
0を形成(図1)した後、磁性層210の上に導体パタ
ーン110を印刷(図2)する。導体パターン110は
導電性ペーストを印刷することによって形成する。導体
パターン110は、最終的に得るべきコイルを想定した
とき、積層面となる磁性層210の面に対して平行とな
る切断面で切断して得られるコイル用導体パターンとな
るように形成する。以下に説明する導体パターン形成工
程においてもこの原則は守られる。
残して、磁性層211を印刷する工程(図3)、導体パ
ターン110の接続端部に導体パターン111を印刷す
る工程(図4)、導体パターン111の端部を窓状に残し
て、磁性層212を印刷する工程(図5)を、必要回数
繰返す。そして、磁性層212の上から導体パターン1
11の端部に、接続用の導体パターン112を印刷(図
6)し、その上に磁性層213を積層する。この後、熱
処理、端子電極印刷等の必要工程を経て電子部品の完成
品が得られる。
れた電子部品におけるコイルの巻装状態を示す透視図、
図9は同じくその断面図である。1はコイル、11はコ
イル1を構成するコイル導体、2はコイル支持体、3
1、32は端子電極である。コイル支持体2は磁性層2
10〜213を積層した構造となっている。コイル1
は、コイル軸方向Oが磁性層210〜213の各積層面
に対して平行となり、積層方向Xと直交する方向とな
る。積層方向Xは厚み方向となり、それと直交する方向
が長さ方向Yとなる。従って、コイル軸方向Oの方向
が、電子部品の長さ方向Yに一致するようになるので、
長さを増大させ、大きなインダクタンス値を得ることが
できる。
明する。絶縁性磁器ペーストを印刷して絶縁層220を
形成(図10)した後、絶縁層220の上に導体パター
ン110を印刷(図11)する。次に、絶縁層220の
幅方向の略中間部に、長さ方向に沿う磁性層210を印
刷(図12)する。磁性層210は幅方向の両側に導体
パターン110の端部が残るように形成する。
の上に、導体パターン110の端部が現われるように、
絶縁層221を印刷(図13)した後、導体パターン1
10の上に導体パターン111を印刷(図14)し、中
間部に形成された磁性層210の上に磁性層211を積
層(図15)する。図13〜図15までの工程を必要回
数繰返す。そして、磁性層211の両側の絶縁層221
の上に、導体パターン110の端部が現われるように、
絶縁層222を印刷(図16)した後、絶縁層222及
び磁性層211の上から導体パターン111の端部に、
接続用の導体パターン112を印刷(図17)し、その
上から絶縁層223を印刷する。この後、熱処理、端子
電極印刷等の必要工程を経て電子部品の完成品が得られ
る。
れた電子部品の断面図である。コイル支持体2は、芯部
に磁性層210、211を積層すると共に、磁性層21
0、211の周りにコイル1を配置し、コイル1の周囲
を絶縁層220〜223で封止した構造となる。コイル
1は、磁性層210〜213の各積層面に対してコイル
軸方向Oが平行となるように配置される。
製造方法の更に別の実施例を示している。磁性層21
0、絶縁層220及び磁性層211を順次積層(図20
〜図22)した後、磁性層211の上にコイルパターン
に従って導体パターン110を印刷(図23)する。次
に、導体パターン110の幅方向の両端側を窓状に残し
て、磁性層211の上に磁性層212を印刷(図24)
した後、磁性層212から窓状に露出している導体パタ
ーン110の各接続端部上に、導体パターン111を印
刷(図25)する。
窓状に残して、磁性層212の上に絶縁層221を印刷
(図26)した後、絶縁層221から窓状に露出してい
る導体パターン111の各接続端部上に、導体パターン
112を印刷(図27)する。続いて、導体パターン1
12の各接続端部を窓状に残して、絶縁層221の上に
磁性層213を印刷(図28)した後、磁性層213か
ら窓状に露出している導体パターン112の各接続端部
上に、導体パターン113を印刷(図29)する工程
を、必要回数繰返す。そして、磁性層213の上から導
体パターン113の各接続端部に、接続用の導体パター
ン114を印刷(図30)し、その上に磁性層214を
積層(図31)し、その上に絶縁層を積層し、更に磁性
層215を積層(図32)する。この後、熱処理、端子
電極印刷等の必要工程を経て電子部品の完成品が得られ
る。
られた電子部品の透視図、図34は同じくその断面図で
ある。コイル支持体2は、磁性層210〜215と、絶
縁層220〜222とを含んで構成されている。磁性層
210〜215は、絶縁層220〜222を間に挟み、
絶縁層220〜222によって区画された磁路を構成し
ている。磁性層210〜215及び絶縁層220〜22
2は交互に積層され、互いの結合力により一体的に結合
されている。
0〜215及び絶縁層220〜222の積層面と平行と
なるように巻回されている。コイル1の両端部は端子電
極31、32にそれぞれ導通接続させてある。
1 が磁性層210〜215を通ると、その周りに渦電流
Ie が発生しようとする。この渦電流Ie の方向に絶縁
層220〜222があるので、渦電流Ie は絶縁層22
0〜222によって遮断され、磁性層210〜215間
を流れることができない。このため、渦電流損失が小さ
く、低損失、低発熱及び高効率の電子部品が得られる。
磁性層210〜215の内部では渦電流は流れ得るが、
磁性層210〜215は個々の断面積が小さいから、渦
電流の経路が短くなり、渦電流損失は小さくなる。
別の実施例を示している。磁性層210、絶縁層220
及び磁性層211を順次積層(図35〜図37)した
後、磁性層211の上に絶縁膜パターン120をコイル
パターンに従って印刷(図38)し、続いて絶縁膜パタ
ーン120の上に導体パターン110を印刷(図39)
し、この導体パターン110の接続端部を残して、他を
絶縁膜パターン121で覆う(図40)。
いる導体パターン110の接続端部の上に導体パターン
111を印刷(図41)した後、導体パターン111と
その周囲の絶縁膜パターン121とを窓状に残して、磁
性層212を印刷(図42)し、導体パターン111の
接続端部に導体パターン112を印刷(図43)し、導
体パターン112の周りに絶縁膜パターン122を印刷
(図44)し、導体パターン112とその周囲の絶縁膜
パターン122とを窓状に残して、絶縁層221を印刷
(図45)する。同様に、導体パターン112の接続端
部に導体パターン113を印刷する工程(図46)、導
体パターン113の周りに絶縁膜パターン123を印刷
する工程(図47)、導体パターン113とその周囲の
絶縁膜パターン123とを窓状に残して、磁性層213
を印刷する工程(図48)を、必要回数繰返す。
ルパターンに従って絶縁膜パターン124を印刷(図4
9)した後、絶縁膜パターン124の上に、接続用の導
体パターン114を印刷(図50)し、導体パターン1
14を絶縁膜パターン125で覆い(図51)、その上
に磁性膜214、絶縁膜222及び磁性膜215を順次
積層(図52〜図54)する。この後、熱処理、端子電
極印刷等の必要工程を経て完成品が得られる。
れた電子部品の透視図、図56は同じくその断面図を示
している。12は絶縁膜パターン120〜125によっ
て形成された絶縁被覆膜である。コイル1を構成するコ
イル導体11はこの絶縁被覆膜12によって覆われてい
る。コイル支持体2は、磁性層210〜215と、絶縁
層220〜223とを含んで構成されている。磁性層2
10〜215は、絶縁部分22を間に挟み、絶縁層22
0〜223によって区画された磁路を構成している。磁
性層210〜215及び絶縁層220〜223は交互に
積層され、互いの結合力により一体的に結合されてい
る。
0〜215及び絶縁層220〜223の積層面に対して
平行となるように210〜215及び絶縁層220〜2
23の境界面の方向に沿うように巻回されている。コイ
ル1の両端部は、端子電極31、32にそれぞれ導通接
続させてある。
束φ1 が磁性層210〜215を通ると、その周りに渦
電流Ie が発生しようとする。この渦電流Ie の方向に
絶縁層220〜223があるので、渦電流Ie は絶縁層
220〜223によって遮断され、磁性層210〜21
5間を流れることができない。このため、渦電流損失が
小さく、低損失、低発熱及び高効率の電子部品が得られ
る。磁性層210〜215の内部では渦電流は流れ得る
が、磁性層210〜215は個々の断面積が小さいか
ら、渦電流の経路が短くなり、渦電流損失は小さくな
る。
よって確保できる。渦電流は絶縁層220〜223によ
って遮断できるから、磁性層210〜215としては、
渦電流抑制よりも磁気特性の改善に重点をおいて、磁気
特性の優れたものを使用することが可能になる。
縁被覆膜12によって被覆されているから、コイル支持
体2を、フェライトのみならず、パーマロイ、珪素鋼ま
たはアモルファス合金等を主成分とする他の磁性材料に
よって構成することができる。このため、コイル支持体
2の材料選択の自由度が拡大され、要求される電気的、
磁気的特性を容易に満たし得るようになる。
製造方法の更に別の実施例を示す図である。この実施例
は複数コイルを形成する製造方法例を示している。
性層210の上に、外側コイルのコイルパターンにした
がって、導体パターン110を印刷(図58)し、導体
パターン110の接続端部を窓状に残して、磁性層21
1を印刷(図59)し、導体パターン110の接続端部
に導体パターン111を印刷(図60)し、導体パター
ン111の端部を窓状に残して、磁性層212を印刷
(図61)する。
上、及び、導体パターン111の間の磁性層212の上
に導体パターン112を印刷(図62)する。導体パタ
ーン112のうち、導体パターン111の間の磁性層2
12の上に形成された導体パターン112は内側コイル
を構成するパターンである。そして、導体パターン11
2の接続端部を窓状に残して、磁性層213を印刷(図
63)し、窓状に露出している導体パターン112の上
に導体パターン113を印刷(図64)する。
し、磁性層214の導体パターン113の接続端部を露
出(図65)させたパターンに対し、内側コイルを構成
する導体パターン113ー113間を接続する導体パタ
ーン及びその取出パターンを含む導体パターン114を
印刷(図66)する。これにより、内側コイルが完成す
る。
14の接続端部のみを窓状に残して、磁性層215を印
刷(図67)した後、磁性層215の上にコイルパター
ンにしたがって外側コイル接続用の導体パターン115
を印刷(図68)し、外側コイルを完成させた後、導体
パターン115を磁性層216で覆う。この後、熱処
理、端子電極付与工程等の必要工程を経て完成する。
れた電子部品の断面図である。コイル支持体2の内部に
複数のコイル101、102が設けられている。コイル
101、102は、同一方向の磁束を生じるように、直
列に接続されている。コイル101、102の数は任意
である。図示は省略したが、複数のコイル101、10
2を誘導結合させてもよい。この場合にはトランスとし
て有用な電子部品が得られる。
されたLC複合部品の例を示している。4はインダクタ
部分、5はコンデンサ部分である。インダクタ部分4は
コイル支持体2及びコイル1を含んでいる。インダクタ
部分4は図8、図9、図19、図33、図34、図5
5、図56及び図70に示したような構造を有する。
部にコンデンサネットワーク52を埋設してある。コン
デンサネットワーク52は、誘電体磁器層を介して電極
を対向させて形成されたコンデンサを、所要のコンデン
サ回路を構成するように接続することによって構成され
ている。コンデンサネットワーク52の回路構成は、用
途に応じて任意に選択される。コンデンサ部分5はイン
ダクタ部分4と連続して焼結もしくは接着等の手段によ
って一体化した状態で積層されている。インダクタ部分
4のコイル1及びコンデンサ部分のコンデンサネットワ
ーク52は、所望の回路が得られるように、端子電極3
1、32に接続されている。
側にコンデンサ部分5を設ける構造、または、コンデン
サ部分5の片側もしくは両側にインダクタ部分4を設け
る構造であってもよい。
6は集積回路部品である。集積回路部品6は、トランジ
スタ回路等を内蔵するチップとなっていて、コンデンサ
部分の表面側に搭載されている。61はチップ本体、6
2はリード導体である。リード導体62はコンデンサ部
分の表面に形成された導体パターン63、64に半田付
けされ、コンデンサやコイルとともに、所定の回路を構
成するように接続されている。
の導体パターンである。抵抗体7は、インダクタ部分4
の少なくとも一面上に印刷等の手段によって形成されて
いる。実施例の外にも、ミキサートランス、モータ用ス
テータ等の磁界発生装置、トラップ素子、ローパスフィ
ルタ、ハイパスフィルタ、バンドパスフィルタ、イコラ
イザまたはIFT、イコライザアンプ、DC/DCコン
バータまたはアクティブフィルタ等の各種電子部品が実
現できる。
品の製造方法は、コイル用導体パターン形成工程と、コ
イル支持体積層工程とを含み、コイル用導体パターン形
成工程は、最終的に得るべきコイルを想定したとき、積
層面に対して平行となる切断面で切断して得られるコイ
ル用導体パターンを積重ねる工程であり、コイル支持体
積層工程はコイル用導体パターンの接続端部を残して磁
性層を積層する工程であるので、積層体でなるコイル支
持体に、積層面に対してコイル軸が平行となるように、
コイルを埋設し、インダクタンス値増大を図ったコイル
部分を有する電子部品を、能率良く製造することができ
る。
ある。
子部品のコイル巻装状態を示す透視図である。
子部品の断面図である。図10〜図18本発明に係る電
子部品の他の製造方法を示す図である。
れた電子部品の断面図である。図20〜図32本発明に
係る電子部品の他の製造方法を示す図である。
れた電子部品のコイル巻装状態を示す透視図である。
れた電子部品の断面図である。図35〜図54本発明に
係る電子部品の他の製造方法を示す図である。
れた電子部品のコイル巻装状態を示す透視図である。
れた電子部品の断面図である。図57〜図69本発明に
係る電子部品の他の製造方法を示す図である。
電子部品の断面図である。
複合型の電子部品の部分断面図である。
集積回路部品としての電子部品の部分断面図である。
例を示す透視図である。
Claims (6)
- 【請求項1】 積層体でなるコイル支持体に、コイルを
埋設したコイル部分を有する電子部品の製造方法であっ
て、 第1の絶縁層(220)を形成した後、前記第1の絶縁
層(220)の上に、前記第1の絶縁層(220)の幅
方向に延びる複数の帯状の第1の導体パターン(11
0)を、前記第1の絶縁層(220)の長さ方向に間隔
を隔て形成し、 次に、前記第1の絶縁層(220)の幅方向の略中間部
に、長さ方向に沿う第1の磁性層(210)を積層し、
前記第1の磁性層(210)は、幅方向の両側に、前記
第1の導体パターン(110)のそれぞれの幅方向の両
端の接続端部が残るように積層し、 次に、前記第1の磁性層(210)の両側の前記第1の
絶縁層(220)の上に、前記第1の導体パターン(1
10)のそれぞれにおいて両端の接続端部が現われるよ
うに、第2の絶縁層(221)を形成した後、前記第1
の導体パターン(110)のそれぞれにおいて、前記2
つの接続端部のそれぞれの上に、その形状に従った形状
を持つ第2の導体パターン(111)を形成し、中間部
に形成された前記第1の磁性層(210)の上に、第2
の磁性層(211)を形成し、 前記第1の磁性層(210)の両側の前記第1の絶縁層
(220)の上に、前記第1の導体パターン(110)
の前記接続端部が現われるように、前記第2の絶縁層
(221)を形成する工程と、前記第1の導体パターン
(110)の上に前記第2の導体パターン(111)を
形成する工程と、前記第1の磁性層(210)の上に、
第2の磁性層(211)を形成する工程とを必要回数繰
返し、 前記繰返しにおいて、最上層に現れる前記第2の磁性層
(211)の両側の前記第2の絶縁層(221)の上
に、前記第1の導体パターン(110)の接続端部が現
われるように、第3の絶縁層(222)を形成した後、
この第3の絶縁層(222)及び前記最上層に現れる第
2の磁性層(211)の上に、接続用の導体パターン
(112)を形成し、 前記接続用の導体パターン(112)は、前記幅方向に
伸びる帯状であって、第1の導体パターン(110)、
第2の導体パターン(111)及び当該接続用の導体パ
ターン(112)により、コイル軸が積層面に対して平
行となるコイルが得られるように、両端が、前記幅方向
の両側に現れる2つの前記第2の導体パターン(11
1)に接続され、 その上に第4の絶縁層(223)を形成する工程を含む
電子部品の製造方法。 - 【請求項2】 積層体でなるコイル支持体に、コイルを
埋設したコイル部分を有する電子部品の製造方法であっ
て、 第1の磁性層(210)、第1の絶縁層(220)及び
第2の磁性層(211)を順次に形成した後、第2の磁
性層(211)の上に、前記第2の磁性層(211)の
幅方向に延びる複数の第1の導体パターン(110)
を、前記第2の磁性層(211)の長さ方向に間隔を隔
てて形成し、 次に、第1の導体パターン(110)のそれぞれにおい
て、その幅方向の両端に現れる2つの接続端部を窓状に
残して、第3の磁性層(212)を形成し、前記第1の
導体パターン(110)の前記接続端部上に、その形状
に従った形状の第2の導体パターン(111)を形成
し、 次に、第2の導体パターン(111)の各接続端部を窓
状に残して、第3の磁性層(212)の上に第2の絶縁
層(221)を形成した後、第2の絶縁層(221)か
ら窓状に露出している第2の導体パターン(111)の
各接続端部上に、その形状に従った形状を持つ第3の導
体パターン(112)を形成し、 次に、第3の導体パターン(112)の各接続端部を窓
状に残して、第2の絶縁層(221)の上に第4の磁性
層(213)を形成する工程と、第4の磁性層(21
3)から窓状に露出している第3の導体パターン(11
2)の各接続端部上に、その形状に従った形状を持つ第
4の導体パターン(113)を形成する工程とを、必要
回数繰返し、 次に、第4の磁性層(213)の上に、接続用の第5の
導体パターン(114)を形成し、 前記接続用の第5の導体パターン(114)は、前記幅
方向に伸びる帯状であって、第1の導体パターン(11
0)、第2の導体パターン(111)、第3の導体パタ
ーン(112)、第4の導体パターン(113)及び当
該接続用の第5の導体パターン(114)により、コイ
ル軸が積層面に対して平行となるコイルが得られるよう
に、両端が、前記幅方向の両側に現れる2つの前記第4
の導体パターン(113)に接続され、 その上に第5の磁性層(214)を形成し、その上に第
4の絶縁層(223)を形成し、更に第5の磁性層(2
15)を形成する工程を含む電子部品の製造方法。 - 【請求項3】 積層体でなるコイル支持体に、コイルを
埋設したコイル部分を有する電子部品の製造方法であっ
て、 第1の磁性層(210)、第1の絶縁層(220)及び
第2の磁性層(211)を順次に形成した後、第2の磁
性層(211)の上に第1の絶縁膜パターン(120)
をコイルパターンに従って形成し、 次に、第1の絶縁膜パターン(120)の上に、前記第
2の磁性層(211)の幅方向に延びる複数の帯状の第
1の導体パターン(110)を、前記第2の磁性層(2
11)の長さ方向に間隔を隔てて形成し、 次に、この第1の導体パターン(110)の幅方向の両
端側に生じる接続端部を残して、他を第2の絶縁膜パタ
ーン(121)で覆い、 次に、第2の絶縁膜パターン(121)から露出してい
る第1の導体パターン(110)の接続端部の上に、そ
の形状に従った形状を持つ第2の導体パターン(11
1)を形成した後、第2の導体パターン(111)とそ
の周囲の第2の絶縁膜パターン(121)とを窓状に残
して、第3の磁性層(212)を形成し、第2の導体パ
ターン(111)の接続端部に、その形状に従った形状
を持つ第3の導体パターン(112)を形成し、第3の
導体パターン(112)の周りに第3の絶縁膜パターン
(122)を形成し、第3の導体パターン(112)と
その周囲の第3の絶縁膜パターン(122)とを窓状に
残して、第2の絶縁層(221)を形成し、 第3の導体パターン(112)の接続端部に、その形状
に従った形状を持つ第4の導体パターン(113)を形
成する工程、第4の導体パターン(113)の周りに第
4の絶縁膜パターン(123)を形成する工程、及び、
第4の導体パターン(113)とその周囲の第4の絶縁
膜パターン(123)とを窓状に残して、第4の磁性層
(213)を形成する工程とを、必要回数繰返し、 次に、第4の導体パターン(113)を残して、コイル
パターンに従って第5の絶縁膜パターン(124)を形
成した後、第5の絶縁膜パターン(124)の上に、接
続用の第5の導体パターン(114)を形成し、 前記第5の絶縁膜パターン(124)は、前記幅方向に
伸びる帯状であって、第1の絶縁膜パターン(12
0)、第2の絶縁膜パターン(121)、第3の絶縁膜
パターン(122)、第4の絶縁膜パターン(123)
及び第5の絶縁膜パターン(124)により、コイル軸
が積層面に対して平行となるコイルが得られるように、
両端が、前記幅方向の両側に現れる2つの前記第4の絶
縁膜パターン(123)に接続され、 前記接続用の第5の導体パターン(114)は、前記幅
方向に伸びる帯状であって、第1の導体パターン(11
0)、第2の導体パターン(111)、第3の導体パタ
ーン(112)、第4の導体パターン(113)及び当
該接続用の第5の導体パターン(114)により、コイ
ル軸が積層面に対して平行となるコイルが得られるよう
に、両端が、前記幅方向の両側に現れる2つの前記第4
の導体パターン(113)に接続され、 更に、第5の導体パターン(114)を第6の絶縁膜パ
ターン(125)で覆い、その上に第5の磁性層(21
4)、第3の絶縁層(222)及び第6の磁性層(21
5)を順次に形成する工程を含む電子部品の製造方法。 - 【請求項4】 積層体でなるコイル支持体に、コイルを
埋設したコイル部分を有する電子部品の製造方法であっ
て、 第1の磁性層(210)を積層した後、第1の磁性層
(210)の上に、前記第1の磁性層(210)の幅方
向に延びる複数の帯状の第1の導体パターン(110)
を、前記第1の磁性層(210)の長さ方向に間隔を隔
てて形成し、 次に、第1の導体パターン(110)の両端に生じる2
つの接続端部を窓状に残して、第2の磁性層(211)
を形成し、第1の導体パターン(110)の接続端部
に、その形状に従った形状を持つ第2の導体パターン
(111)を形成し、第2の導体パターン(111)の
端部を窓状に残して、第3の磁性層(212)を形成
し、 次に、第2の導体パターン(111)の接続端部の上、
及び、第2の導体パターン(111)の間の第3の磁性
層(212)の上に第3の導体パターン(112)を形
成し、第3の導体パターン(112)のうち、第2の導
体パターン(111)の間の第3の磁性層(212)の
上に形成された第3の導体パターン(112)は内側コ
イルを構成し、 次に、第3の導体パターン(112)の接続端部を窓状
に残して、第4の磁性層(213)を形成し、窓状に露
出している第3の導体パターン(112)の上に、その
形状に従った形状を持つ第4の導体パターン(113)
を形成し、 第4の導体パターン(113)の接続端部を窓状に残し
て、第5の磁性層(214)を形成する工程と、窓状に
露出している第4の導体パターン(113)の上に、そ
の形状に従った形状を持つ第4の導体パターン(11
3)を形成する工程とを必要回数繰返し、第5の磁性層
(214)において第4の導体パターン(113)の接
続端部を露出させたパターンに対し、内側コイルを構成
する第4の導体パターン(113ー113)間を接続す
る導体パターン及びその取出パターンを含む第5の導体
パターン(114)を形成して、積層面と平行なコイル
軸を有する内側コイルを完成させ、 次に、外側コイル接続用の第5の導体パターン(11
4)の接続端部のみを窓状に残して、第6の磁性層(2
15)を形成した後、第6の磁性層(215)の上に、
コイルパターンにしたがって外側コイル接続用の第6の
導体パターン(115)を形成し、積層面と平行なコイ
ル軸を有する外側コイルを完成させ、 次に、第6の導体パターン(115)を第7の磁性層
(216)で覆う工程を含む電子部品の製造方法。 - 【請求項5】 前記内側コイル及び前記外側コイルは、
誘導結合していることを特徴とする請求項4に記載の電
子部品の製造方法。 - 【請求項6】 前記コイル支持体上に、コンデンサ、抵
抗または集積回路の少なくとも1種が備えられているこ
とを特徴とする請求項1乃至5の何れかに記載の電子部
品の製造方法。
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- 1990-12-29 JP JP41727290A patent/JP3186776B2/ja not_active Expired - Fee Related
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