JP3183270U - 多種混合菓子 - Google Patents
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Abstract
【課題】既存の菓子等を参考にしつつ新しいタイプの菓子を提供する。
【解決手段】羊羹、ゼリー、プリン、ムース状食品、水饅頭、レアチーズケーキ、アイスクリーム、杏仁豆腐および外郎から選択された少なくとも二種類以上の異なる食品によって構成される。選択された食品のうち少なくとも一種類を外層部21とし、他の食品の中から選択した一種類を内層部22または中間層部として外層部21の内側に積層され、さらに全体がゴム製材料により被覆されている。
【選択図】図1
【解決手段】羊羹、ゼリー、プリン、ムース状食品、水饅頭、レアチーズケーキ、アイスクリーム、杏仁豆腐および外郎から選択された少なくとも二種類以上の異なる食品によって構成される。選択された食品のうち少なくとも一種類を外層部21とし、他の食品の中から選択した一種類を内層部22または中間層部として外層部21の内側に積層され、さらに全体がゴム製材料により被覆されている。
【選択図】図1
Description
本考案は、複数の異なる種類の菓子または食品を積層してなる多種混合菓子に関し、特に、ゴム製材料によって被覆されてなる多種複合菓子に関するものである。
従来の菓子は、例えば、クリームやあんこなどを外生地で包んだシュー菓子や饅頭などが一般的であった。これらの菓子は、包餡機を用いて製造されていた(特許文献1および2参照)。これらの技術で製造される菓子は、いずれも以前より知られたものであり、その製造を工業的に簡便かつ安定的なものとするための方法や製造装置が開発されているものであった。
ところが、近年では、従来とは異なるタイプの菓子が消費者から切望されており、新しい材料を加味することや、新しい食感となるような加工方法などを開発せざるを得ない状況となっている。また、新製品として販売した商品であっても、数ヶ月〜数年程度で消費者から飽きられ、当初の販売数から徐々に減少する傾向にあることは周知である。
しかしながら、新しいタイプの菓子を開発するためには、材料の選定をはじめとして、添加物の量、加工方法の選択など、多くの時間と労力を要するものとなっていた。また、工業的に簡便かつ安定的に製造できるように、その加工方法などを考慮すると、一層の時間と労力を要することとなり、大企業であればともかく小規模の菓子メーカーでは、なかなか対応することが容易なことではなかった。
そこで、本考案は、上記諸点にかんがみてなされたものであって、その目的とするところは、既存の菓子等を参考にしつつ新しいタイプの菓子を提供することである。
そこで、本考案は、複数の異なる種類の食品によって構成され、少なくとも内層部と外層部とを有する多層構造であり、かつ各層が異なる種類によって区分されてなり、前記外層部の外側をゴム製材料により被覆してなることを特徴とするものである。
ここで、内層部と外層部に使用する食品は、新たに開発したものを使用してもよいが、従来から菓子に用いられるものを選択して使用してもよい。また、ゴム製材料によって被覆されることから、容器入りの菓子のようであるが、ゴム製材料の伸縮性により、当該ゴム製材料に被覆された状態の菓子は、適度に圧縮された状態となり、従来の菓子と同じものを封入した場合であっても、その食感を異ならせることができる。
また、本考案は、羊羹、ゼリー、プリン、ムース状食品、水饅頭、レアチーズケーキ、アイスクリーム、杏仁豆腐および外郎(ういろう)から選択された少なくとも二種類以上の異なる食品によって構成され、前記選択された食品のうち少なくとも一種類を外層部とし、他の食品の中から選択した一種類を内層部または中間層部として該外層部の内側に積層してなり、さらに全体をゴム製材料により被覆してなることを特徴とするものである。
上記構成の場合には、液状またはゲル状の原材料を固化して完成させるものであることから、ゴム製容器内に封入させる際には、上記液状またはゲル状の原材料を注入することによって容易に作業することができる。ゴム製材料がゴム風船であるような場合には、上記注入が一層簡便となる。
さらに、本考案は、羊羹、ゼリー、プリン、ムース状食品、水饅頭、レアチーズケーキ、アイスクリーム、杏仁豆腐および外郎(ういろう)から選択された一種類の食品を外層部とし、果汁ソース、あんこ、クリーム、ジャム、チョコレート、ヨーグルトおよびグミから選択された少なくとも一種類の食品を前記外層部の内側に内層部として積層してなり、さらに全体をゴム製材料により被覆してなることを特徴とするものである。
上記構成の場合には、外層部と内層部とでは基本的に異なる種類の原材料を使用することから、両者の混入が生じ難く、両層を明確に分離させることができる。また、外層部の注入後に内層部を注入することにより、二層の菓子を製造することができる。
そこで、前記ゼリーとしては、ゲル化剤によりゲル化した菓子であることが好ましく、ゲル化剤としては、寒天またはゼラチンを使用することができ、当該ゼリーを寒天ゼリーまたはゼラチンゼリーとしてもよい。また、前記水饅頭は、ゲル化剤によりゲル化した餅菓子であることが好ましく、ゲル化剤としては、くず粉または各種澱粉を使用することができ、この場合の水饅頭としては、くず餅またはわらび餅とすることができる。
上記の外層部または内層部には、野菜、豆類、芋類および穀類から少なくとも一種類を原料に含むものとすることができる。さらに、外層部または内層部には、果肉、果汁または果実エキスを加味してなるものであってもよく、さらに、茶葉、茶エキス、コーヒーエキス、ココアパウダ、バニラエッセンス、シナモンエッセンス、ココナツミルク、豆乳、ヨーグルト、チーズ、蜂蜜、黒蜜、タピオカ、キャラメルおよびチョコレートから少なくとも一種類を加味してなるものであってもよい。
本考案によれば、基本的には従来から製造されている菓子を使用しつつ、これらを外層部と内層部との二層にしてなるものであることから、新規な菓子を提供することができる。特に、ゴム製材料により被覆されていることから、その収縮性によって封入された菓子は適度に圧縮されることとなり、その食感も新しいものとなる。そして、当該ゴム製材料がゴム製の風船である場合には、風船を割ることによって封入された菓子を食することができ、新規な菓子の提供が可能となる。そして、当該風船を略球状に膨張させることにより、封入される菓子も略球形に成形されることとなり、かつ、外層部と内層部の二層で構成されることから、卵に似た構造の菓子を提供することができる。
以下、本考案の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1は、本考案に係る多種混合菓子の概略を示す図である。図1(a)は、多種混合菓子をゴム製材料(ゴム製の風船)1によって封入された状態を示し、図1(b)は、ゴム製材料1から取り出した多種混合菓子2を中央から1/2に切った状態を示している。
この図に示すように、ゴム製材料1としては、ゴム製の風船が使用されており、その開口部11は封止部材12によって閉鎖されている。通常のゴム製風船1は、開口部11が本体部13よりも厚肉の円環状に設けられていることから、本体部13を球状に膨張させたとしても、開口部11の開口径は大きく変化しないものである。そこで、このようなゴム製風船1の内部に封入された菓子を取り出すためには、当該ゴム製風船1を割る(故意に破裂させる)ことによって、本体部13を剥がすことによるのである。なお、風船を割る(破裂させる)方法は、尖った先端を有する針または爪楊枝などをゴム製風船1の本体部13に突き刺すことによって可能である。
また、このゴム製風船1は、成形容器としても機能することとなり、ゴム性材料の伸縮性により、内部の菓子を圧縮しつつ略球状に成形するのである、従って、ゴム製風船1から取り出した(風船を破裂させて被覆を剥がした)状態の菓子は、略球形に成形された状態となっている。
このときの菓子2は、外層部21と内層部22との二層によって構成されており、ゴム製風船1から取り出した状態では、単なる略球状の菓子であるが、これを二つに割る(例えば中央から1/2に切り分ける)ことにより、内層部22が露出することとなるのである。仮に、二つに割らず、そのままの状態で一部を食した場合には、ゆで卵のように、食した部分から内側の内層部22を発見することができる。このように二層の菓子が外層部21と内層部22に区分されていることにより、食する際に、消費者に視覚上の楽しみを与えることができる。そして、両者の色彩を種々変化させることにより、食する前の期待感をも消費者に与えることができるのである。また、外層部21と内層部22とが異なる種類の菓子である場合には、両者の食感が異なることから、視覚的な変化のほかに食感上の変化をも消費者が楽しめるものである。
ところで、上記多種混合菓子を製造する場合の外層部としては、羊羹、ゼリー、プリン、ムース状食品、水饅頭、レアチーズケーキ、アイスクリーム、杏仁豆腐および外郎(ういろう)から選択することができる。また、内層部についても、上記に掲げた種類から選択することができる。同種の菓子を色違いで選択してもよいが、異なる種類の菓子を選択することにより、食感が異なるものを二層にしてもよい。
これらの菓子は、固化前に液状またはゲル状の流動性ある状態であることから、ゴム製風船1の内部に注入した後、これを固化することによってゴム製風船1の内部に封入した菓子を製造することができるものである。
すなわち、一般的な羊羹の製造にあっては、寒天などのゲル化剤および砂糖の水溶液を煮詰めたものと、小豆などを主原料とする生餡とを、混練機によって加熱しながら練り、流動性を有する状態で成形型に流し込み、その後、冷却することによって製造される。そこで、冷却前の流動性を有する状態でゴム製風船1の内部に注入し、その後、冷却することでゴム製風船1の内部に封入された羊羹を製造することができる。
また、ゼリーにあっては、ローストビーンガムおよびカラギーナンなどの増粘多糖類、寒天(またはゼラチン)糖類などを水に混ぜ、これを加熱しつつ撹拌することで、ゲル状またはコロイド状とし、これを成形型に流入して冷却することによって製造されるものである。そこで、成形型に流入する段階におけるゲル状またはコロイド状の流動性ある状態のときに、ゴム製風船1に注入することによってゴム製風船1の内部に封入されたゼリー菓子を製造することができる。
プリンにあっては、牛乳、卵、卵黄、砂糖などを低温で加熱しつつ混練し、液状のプリン原液を製造した後、型容器内に流入したうえ、全体を加熱して製造している。そこで、上記プリン原液をゴム製風船1に注入し、その後、全体を加熱することによってゴム製風船1の内部に封入されるプリンを製造することができる。ここで、ゴム製風船1に注入されたプリン原液の加熱方法は、湯中に浸漬することにより(湯煎することにより)、ゴム製風船1の組織を破壊せず、内部のプリン原液を低度な温度に加熱することができる。
また、ムース状食品として、例えば、ババロアにあっては、練乳、砂糖、カラギーナン等および水などを加熱しつつ混ぜ合わせ、その後冷却することによって製造されている。ここで、混ぜ合わせる際には80°C以上の高温とし、その後の冷却により60°C前後に達した時点でゲル化するため、当該ゲル状のときにゴム製風船1に注入し、さらに冷却を進行させることによって、ゴム製風船1の内部に封入したムース状食品(ババロア)を製造することができる。
さらに、わらび餅やくず餅に代表される水饅頭にあっては、例えば、わらび餅では、各種澱粉(甘藷澱粉、タピオカ澱粉、馬鈴薯澱粉など)を水に添加し、加熱しつつ混練することによってゲル化し、これを成形型に流し込んで製造されるものである。また、くず餅は、上記各種澱粉に少量のくず粉を添加し、同様にゲル化させ、これを成形して製造される。なお、成形後に冷却することにより、適度な弾力を有するわらび餅またはくず餅となるものである。そこで、上記ゲル化した状態において、ゴム製風船1に注入することにより、冷却後のわらび餅またはくず餅をゴム製風船1の内部に封入させることができる。
レアチーズケーキにあっては、チーズおよび他の乳成分(牛乳、練乳または粉ミルクなど)を主原料とし、これにゲル化剤や糖類等を混合して製造される。一般的には、チーズ以外の乳成分のほかに、ゲル化剤および糖類等を水に添加し、加熱しつつ混練して溶解した状態において、チーズを添加し、その後、冷却することによって製造される。なお、冷却前に乳酸菌を添加して発酵させる場合もある。ここで、冷却前の状態は液状であることから、この液をゴム製風船1の内部に注入することによって、ゴム製風船1の内部にレアチーズケーキを封入することができる。なお、乳酸菌の発酵過程においては、40°C前後の温度であることから、ゴム製風船1の組織を破壊させることなく処理することができる。
アイスクリームにあっては、通常、脱脂粉乳、無塩バター、生クリーム、糖類、水飴、乳化剤などを水に添加してアイスクリームミックスとし、これをアイスクリームフリーザーによってフリージングすることによって製造されるものである。
このとき、変形可能な程度の温度でフリージングし、成形後にさらに冷凍することにより、所定形状に製造されるものである。そこで、変形可能な状態においてゴム製風船1の内部に注入し、その後、冷凍することによって、ゴム製風船1の内部に封入されたアイスクリームを製造することができる。
このとき、変形可能な程度の温度でフリージングし、成形後にさらに冷凍することにより、所定形状に製造されるものである。そこで、変形可能な状態においてゴム製風船1の内部に注入し、その後、冷凍することによって、ゴム製風船1の内部に封入されたアイスクリームを製造することができる。
杏仁豆腐にあっては、水に砂糖およびゲル化剤(寒天またはゼラチン)を加熱しつつ撹拌した後、加熱を止めて牛乳を添加し、適度な温度まで冷却した後、成形型に流入し、さらに冷却して製造されている。このような杏仁豆腐についても、適度な温度まで冷却した状態(ゲル化剤が凝固する前の状態)でゴム製風船1に注入することにより、冷却後にゴム製風船1に封入された杏仁豆腐を製造することができる。
また、外郎(ういろう)にあっては、うるち米粉、餅米粉、砂糖、化工澱粉などを蒸練機で蒸しながら混練し、少し粘度が出た状態(ゲル状)となった時点で成形型に流入し、さらに蒸した後、冷却して製造されている。そこで、ゲル化した状態でゴム製風船1に注入し、その後、湯煎により加熱することで凝固させることによって、ゴム製風船1に封入された状態の外郎を製造することができるものである。
ところで、上記のとおり、前掲した各食品は、いずれも単独では上述のようにゴム製風船1の内部に封入させた状態で製造可能である。そこで、これらの各種食品のうち、液体もしくはゲル状において粘度の異なる食品を二種類選択し、または、液体もしくはゲル状における粘度を意図的に異ならせた二種類の食品を選択し、風船1に順次注入することによって二層構造を形成させるのである。異なる粘度の食品を選択することにより、風船1の内部に順次注入した場合であっても、相互に流動状態が異なることとなり、相互に混合されずに各層が形成されることとなるのである。
すなわち、図2に示すように、まず、外層部21とすべき食品の液状またはゲル状物(これを第1の流動物21という)を注入し(図2(a)参照)、その後、当該第1の流動物21のほぼ中央に、内層部22とすべき食品の液状またはゲル状物(これを第2の流動物22という)を注入するのである。このとき、注入部3の先端をゴム製風船1のほぼ中央に配置することにより、第1の流動物21のほぼ中央に第2の流動物22を注入することが可能となる(図2(b)参照)。注入される風船1は、第1の流動物21を注入することにより、当該流動物21が注入された量に応じて適度に膨張することとなり、さらに、第2の流動物22を注入することにより、その総量を封入するように膨張することとなる。そして、第2の流動物22の注入は、第1の流動物21が固化される前であることから、第2の流動物22の注入によって変形可能な状態となっている。そこで、第1の流動物21のほぼ中央に第2の流動物22が注入されると、風船1の膨張に伴って、第1の流動物21が拡大するように変形し、この第1の流動物21の内側に第2の流動物22を充填させることができるのである。
ここで、第1の流動物21として選択されるものは、第2の流動22よりも粘度の高いものであることが好ましい。これは、第2の流動物22を注入する際、所定の圧力が付与されることから、その加圧状態の流動物22の注入によって撹拌されないようにするためである。つまり、第1の流動物21の粘度が低い場合には、第2の流動物22の注入時における流速によって、第2の流動物22が第1の流動物の層を分離しつつ風船1の内部表面に到達する可能性が高くなるのである。
上記のような基準によって二種類の食品を選択する場合、例えば、羊羹やゼリーまたは水饅頭などを第1の流動物21とし、プリンやムース状食品などを第2の流動物とすることができる。また、一方の流動物が他方の流動物よりも高い温度または低い温度によって固化する場合は、当該流動物を第1の流動物として選択することが好ましい。例えば、アイスクリームとゼリーとで二層を形成する場合、アイスクリームを第1の流動物とすることにより、風船1を全体的に冷却することにより、外側の第1の流動物が強く冷却され、その低温状態を内側の第2の流動物22に伝達させることによって、両者を適度に冷却固化させることができるものである。
なお、上記方法により、風船1の内部に二層の食品を封入することができるが、同様に、さらに第2の流動物22のほぼ中央に第3の流動物を注入することによって三層構造の食品を風船1に封入させるとも可能である。
また、本実施形態は、ゴム製風船1の内部に封入させるものであるから、外層部21が変形した場合(例えば、亀裂等を生じた場合)であっても、外側表面から圧縮されるため、その表面を修復させることができる。そこで、食品の種類によっては、外層部21が固化した後に内層部22とすべき食品を注入してもよい。例えば、ムース状食品などは、固化した後も変形容易であるから、ゴム製風船1の膨張に伴って外径を拡大し、薄肉状に変形することが可能である。また、アイスクリームを外層部21として選択する場合には、内層部22とすべき食品を注入する際に、若干温度を高くして部分的に溶融させて変形可能とし、内層部22とすべき食品を注入してもよい。
さらに、外層部21を注入した後、その中央部に空気を注入し、その状態で固化することによって中空状の外層部21を形成し、その後、中空部内に内層部22を注入する方法によっても二層の複合菓子を製造することができる。この場合には、外層部21の中央付近に空気が封入され得る食品が当該外層部21に選択されることとなる。例えば、ゲル化した状態の粘性が強いゼリーなどを選択することができる。
本考案の実施形態は、上記のとおりであるが、これらに限定されるものではなく、種々の変更が可能である。すなわち、上述の外層部21および内層部22として使用する食品は、基本的な(一般的な)食品を例示的に列記したものであって、これらの原材料に他を添加することは可能である。繊維質が多いものを添加し、または、味付け、風味付け、もしくは色彩を考慮して種々添加することができる。
例えば、外層部21または内層部22に、野菜、豆類、芋類および穀類などを添加することができる。野菜には、かぼちゃ、にんじん、ほうれん草、小松菜などの色鮮やかなものを選択することができ、また、梅やゴマなどを添加することによって色付けまたは風味付けをしてもよい。また、豆類には小豆のほか、各種の豆を使用することができる。これらの豆類は餡の原料として使用するほかに、豆の食感を残すように使用することも可能である。同様に、アーモンド、ピーナッツ等のナッツ類がある。また、繊維質を多く含有させるために芋類を添加してもよい。繊維質を多く含ませることにより、消費者のヘルシー志向に叶うものを提供することができる。さらに、香りや味などをフルーツ風味にするため、各種果実を使用することができる。このとき、果実の果肉または果汁を添加することができ、場合によっては果実エキスを加味することによってフルーツ風味としてもよい。さらに、その他の風味付けとして、茶葉、茶エキス、コーヒーエキス、ココアパウダ、バニラエッセンス、シナモンエッセンス、ココナツミルク、豆乳、ヨーグルト、チーズ、蜂蜜、黒蜜、タピオカ、キャラメルまたはチョコレートを適宜添加してもよい。
なお、上述の実施形態では、ゴム製材料を代表してゴム製風船を使用したものを説明したが、ゴム製風船に限定されるものではなく、十分な伸縮性により圧縮できる構成であれば、その構造は自在である。
1 ゴム製風船
2 多種複合菓子
3 注入部
11 ゴム製風船の開口部
12 封止部材
13 ゴム製風船の本体部
21 外層部(第1の流動物)
22 内層部(第2の流動物)
2 多種複合菓子
3 注入部
11 ゴム製風船の開口部
12 封止部材
13 ゴム製風船の本体部
21 外層部(第1の流動物)
22 内層部(第2の流動物)
Claims (11)
- 複数の異なる種類の食品によって構成され、少なくとも内層部と外層部とを有する多層構造であり、かつ各層が異なる種類によって区分されてなり、前記外層部の外側をゴム製材料により被覆してなることを特徴とする多種混合菓子。
- 羊羹、ゼリー、プリン、ムース状食品、水饅頭、レアチーズケーキ、アイスクリーム、杏仁豆腐および外郎(ういろう)から選択された少なくとも二種類以上の異なる食品によって構成され、前記選択された食品のうち少なくとも一種類を外層部とし、他の食品の中から選択した一種類を内層部または中間層部として該外層部の内側に積層してなり、さらに全体をゴム製材料により被覆してなることを特徴とする多種混合菓子。
- 羊羹、ゼリー、プリン、ムース状食品、水饅頭、レアチーズケーキ、アイスクリーム、杏仁豆腐および外郎(ういろう)から選択された一種類の食品を外層部とし、果汁ソース、あんこ、クリーム、ジャム、チョコレート、ヨーグルトおよびグミから選択された少なくとも一種類の食品を前記外層部の内側に内層部として積層してなり、さらに全体をゴム製材料により被覆してなることを特徴とする多種混合菓子。
- 前記ゼリーは、ゲル化剤によりゲル化した菓子である請求項2または3に記載の多種混合菓子。
- 前記ゼリーは、寒天ゼリーまたはゼラチンゼリーである請求項2または3に記載の多種混合菓子。
- 前記水饅頭は、ゲル化剤によりゲル化した餅菓子である請求項2または3に記載の多種混合菓子。
- 前記水饅頭は、くず餅またはわらび餅である請求項2または3に記載の多種混合菓子。
- 前記外層部または内層部は、野菜、豆類、芋類および穀類から少なくとも一種類を原料に含むものである請求項1ないし7のいずれかに記載の多種混合菓子。
- 前記外層部または内層部は、果肉、果汁または果実エキスを加味してなる請求項1ないし8のいずれかに記載の多種混合菓子。
- 前記外層部または内層部は、茶葉、茶エキス、コーヒーエキス、ココアパウダ、バニラエッセンス、シナモンエッセンス、ココナツミルク、豆乳、ヨーグルト、チーズ、蜂蜜、黒蜜、タピオカ、キャラメルおよびチョコレートから少なくとも一種類を加味してなる請求項1ないし9のいずれかに記載の多種混合菓子。
- 前記ゴム製材料はゴム製の風船であり、前記外層部は、前記風船を球状に膨張させた状態の内部において外形を略球形に成形してなる請求項1ないし10のいずれかに記載の多種混合菓子。
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Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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JPWO2015092939A1 (ja) * | 2013-12-20 | 2017-03-16 | 株式会社ネーゼコーポレーション | ゲル状洗浄料の製造方法 |
KR20190131224A (ko) * | 2018-05-16 | 2019-11-26 | 대한민국(농촌진흥청장) | 찰떡 아이스크림의 제조방법 |
KR102218064B1 (ko) * | 2020-12-02 | 2021-02-19 | 와트레이딩 주식회사 | 젤리 포장용 탄성 튜브 |
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2013
- 2013-02-21 JP JP2013000938U patent/JP3183270U/ja not_active Expired - Lifetime
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