JP3182742U - 飲料缶 - Google Patents
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Abstract
【課題】内容飲料物の取り出し開口周辺の汚染を防止することができると共に、汚染防止用の防塵カバー全体をスムーズにきれいに取り去ることができる飲料缶を提供する。
【解決手段】蓋部3全体及び胴部2上端の蓋部の巻き締め部1A近傍の縮径部にかけて、且つ被覆される部分に密着させて耐熱性の樹脂フィルムからなる防塵カバー5で被覆する。防塵カバー5の外縁の適所にV字形又はU字形のノッチ部6を設ける。また、防塵カバー5におけるノッチ部6に接する部分に、下側に突出するつまみ部7を一体的に形成する。更に、防塵カバー5におけるノッチ部6の奥の部分に、飲料缶1の円周方向に直交するミシン目8を設ける。
【選択図】図1
【解決手段】蓋部3全体及び胴部2上端の蓋部の巻き締め部1A近傍の縮径部にかけて、且つ被覆される部分に密着させて耐熱性の樹脂フィルムからなる防塵カバー5で被覆する。防塵カバー5の外縁の適所にV字形又はU字形のノッチ部6を設ける。また、防塵カバー5におけるノッチ部6に接する部分に、下側に突出するつまみ部7を一体的に形成する。更に、防塵カバー5におけるノッチ部6の奥の部分に、飲料缶1の円周方向に直交するミシン目8を設ける。
【選択図】図1
Description
本考案は缶ビール、缶ジュ−ス、缶コーヒー等の飲料缶に関し、更に詳細には缶の蓋部における内容飲料物の取り出し開口周辺の汚染を防止するようになした飲料缶に係わる。
缶ビール、缶ジュ−ス、缶コーヒー等の飲料缶は、出庫してから購入者が飲むまでの流通過程においてその内容飲料物の取り出し開口周辺が塵埃や雑菌に汚染されていることが多い。
このため、開口に口を直接つけて飲むとき、開口部分に付着した塵埃や雑菌も一緒に飲み込むことになる。また、特に蓋部の周縁の溝には塵埃や雑菌が溜まりやすく、一度口をつけて飲んだ後缶を立てると、蓋部の上面に残った飲料物の一部が蓋部の周縁の溝に溜まり、再び飲むときにこの多量に塵埃や雑菌を含んだ飲料物も一緒に口内に流れ込むことになる。
これらのことから、従来においても缶の蓋部における内容飲料物の取り出し開口周辺の汚染を防止する構造の飲料缶が案出されている。
従来における構造の一つの例は、樹脂シート等からなる肉厚のキャップ状の防塵カバーを飲料缶の蓋部全体に被着するものである。
しかし、斯かる構造の場合には、防塵カバーの内面と缶の蓋部上面との間に空間ができ、この空間に塵埃や雑菌が入り込む虞がある。また、頂部がフラットな防塵カバーがあることにより、缶の上部が窪んでいないから、飲料缶を上下に積み重ねるとき、上段側の缶の底部が下段側の缶の上部に嵌まり込まない。よって安定して積み重ねることができない。また、樹脂原料も多くを必要とする。
従来における構造の他の例は、特許文献1に示す如きものである。それは図3に示す通りであり、飲料缶100における蓋部101全体と胴部102の上端部を耐熱性の薄い樹脂フィルムからなる防塵カバー103で被覆するものである。また、その防塵カバー103は被覆する部分に密着させている。
斯かる構造によれば、前記第1の例の構造の問題点を解消することができる。しかし、次の如き問題点もある。それは、斯かる構造において、「オープンレバー(プルトップ)101Aを引き起こすときに、これと一緒にカバー103を引き千切る」構造であることによるものである。
先ず第1の問題点は、オープンレバー101Aにカバー103が被さっていることから、オープンレバー101Aに指を掛けにくいこと。したがってまた、カバー103を破りにくいことである。
次に第2の問題点は、カバー103をオープンレバー101Aの下に巻き込んだ状態(オープンレバー101Aが浮いた状態)にしなければならず、カバー103の加工処理が面倒であることである。
また第3の問題点は、オープンレバー101A部分からカバー103を破るにしても、缶の蓋部上面中央から周囲に向けて破っていかなければならず、カバー全体を完全に除去するには手間と時間がかかり過ぎることである。
本考案は上記の点に鑑みなされたものであって、上記従来構造の第1の例の場合の問題点を解消することができると共に、第2の例の場合の問題点をも解消し、加えてカバー全体をスムーズにきれいに取り去ることができると共に、カバーの加工処理も容易となるようにすることができるようになした飲料缶を提供しようとするものである。
而して、本考案の要旨とするところは、蓋部全体及び胴部上端の蓋部の巻き締め部近傍の縮径部にかけて、且つ被覆される部分に密着させて耐熱性の樹脂フィルムからなる防塵カバーで被覆し、前記防塵カバーの外縁の適所にV字形又はU字形のノッチ部を設けたことを特徴とする飲料缶にある。
また、上記構成において、防塵カバーにおけるノッチ部に接する部分に、下側に突出するつまみ部を一体的に形成するようになしてもよい。
また、上記構成において、防塵カバーにおけるノッチ部の奥の部分に、飲料缶の円周方向に直交するミシン目を設けるようにしてもよい。
本考案は上記の如き構成であるから、上記従来構造の第1の例の場合の問題点を解消することができると共に、第2の例の場合の問題点をも解消することができるものである。また、防塵カバーの外縁にV字形又はU字形のノッチ部を設けているから、該ノッチ部から防塵カバーを破断し易くなり、且つまた先ず最初に防塵カバーを取り去ることから、オープンレバーは従来通りのやり方で引き起こすことができる(防塵カバーがオープンレバーを引き起こすときの邪魔にならない)ようになり、防塵カバー全体をスムーズにきれいに取り去ることができるものである。加えて、防塵カバーをオープンレバーの下に巻き込ませる必要がないから、防塵カバーの加工処理が容易である。
以下、本考案を実施するための形態について、図面を参照して説明する。
図中、1は飲料缶である。また、該飲料缶1は、本実施形態では缶ビールの飲料缶を示しているが、缶ジュース、缶コーヒー等をも含むものである。また、該飲料缶1は、一般的な飲料缶であり、胴部2と、蓋部3と、底部4とからなり、胴部2の上端縁と蓋部3の外周縁との間には巻き締め部1Aがある。また、蓋部3には開口用のオープンレバー3Aが設けられている。また、底部4は積み重ねるときのために下部側外周がテーパー状に窄まっている。
5は耐熱性の樹脂フィルムからなる防塵カバーである。また、該防塵カバー5は、上記の如く、自動販売機での販売を考慮して耐熱性の樹脂フィルムとし、また、転がり落ちるときの破損を防止するため、ある程度の強度を有するものが好ましい。
また、該防塵カバー5は、前記飲料缶1における蓋部3全体及び胴部2上端の蓋部3の巻き締め部1A近傍の縮径部1Bにかけて、且つ被覆される部分に密着させている。尚、該防塵カバー5の被覆は、樹脂フィルムを熱により収縮させる等の公知の適宜の手段をもって行えばよい。
また、該防塵カバー5の前記飲料缶1の縮径部1B内に位置する外縁5Aには、適所にV字形又はU字形のノッチ部6を設けている。尚、該ノッチ部6は、本実施形態においてはV字形のものを示している。このようにノッチ部6、即ち切り込みを設けることにより、防塵カバー5はこの部分から簡単に破断し易く、且つ外縁部から破断するから、防塵カバー5全体をスムーズにきれいに取り去ることができるものである。また、先ず最初に防塵カバー5を取り去ることから、オープンレバー3Aは従来通りのやり方で引き起こすことができる(防塵カバーがオープンレバーを引き起こすときの邪魔にならない)ようになるものである。また、防塵カバー5をオープンレバー3Aの下に巻き込ませる必要がないから、防塵カバーの加工処理が容易である。また、防塵カバー5は、その周縁部が飲料缶1の縮径部1B内に位置するようにしているから、自動販売機での販売において転がり落ちるときに周縁部が捲れることがないものである。
また、該防塵カバー5における前記ノッチ部6に接する部分に、下側に突出するつまみ部7を一体的に形成している。これにより、つまみ部7を指でつまんで引っ張ることができ、防塵カバー5の破断をよりスムーズに行うことができるようになるものである。
また、該防塵カバー5における前記ノッチ部6の奥の部分に、飲料缶1の円周方向に直交するミシン目8を設けている。これにより、より一層防塵カバー5の破断がスムーズになるものである。
次に、本実施形態の作用について説明する。
購入者が飲料を飲むときには、ノッチ部6から防塵カバー5を破断するものである。そして、一部が破断された樹脂フィルムからなる防塵カバー5は、力を加えて引っ張ると全体がスムーズにきれいに取り去られるものである。また、ノッチ部6に接する部分につまみ部7を形成しているから、該つまみ部6をつまんで引っ張ることにより力が入りやすく、防塵カバー5の破断をよりスムーズに行うことができるものである。加えて、ノッチ部6の奥の部分に飲料缶1の円周方向に直交するミシン目8を設けているから、より一層防塵カバー5の破断がスムーズになるものである。
購入者が飲料を飲むときには、ノッチ部6から防塵カバー5を破断するものである。そして、一部が破断された樹脂フィルムからなる防塵カバー5は、力を加えて引っ張ると全体がスムーズにきれいに取り去られるものである。また、ノッチ部6に接する部分につまみ部7を形成しているから、該つまみ部6をつまんで引っ張ることにより力が入りやすく、防塵カバー5の破断をよりスムーズに行うことができるものである。加えて、ノッチ部6の奥の部分に飲料缶1の円周方向に直交するミシン目8を設けているから、より一層防塵カバー5の破断がスムーズになるものである。
1 飲料缶
1A 飲料缶の巻き締め部
1B 飲料缶の縮径部
2 飲料缶の胴部
3 飲料缶の蓋部
4 飲料缶の底部
5 防塵カバー
5A 防塵カバーの外縁
6 ノッチ部
7 つまみ部
8 ミシン目
1A 飲料缶の巻き締め部
1B 飲料缶の縮径部
2 飲料缶の胴部
3 飲料缶の蓋部
4 飲料缶の底部
5 防塵カバー
5A 防塵カバーの外縁
6 ノッチ部
7 つまみ部
8 ミシン目
Claims (3)
- 蓋部全体及び胴部上端の蓋部の巻き締め部近傍の縮径部にかけて、且つ被覆される部分に密着させて耐熱性の樹脂フィルムからなる防塵カバーで被覆し、前記防塵カバーの外縁の適所にV字形又はU字形のノッチ部を設けたことを特徴とする飲料缶。
- 防塵カバーにおけるノッチ部に接する部分に、下側に突出するつまみ部を一体的に形成してなる請求項1記載の飲料缶。
- 防麈カバーにおけるノッチ部の奥の部分に、飲料缶の円周方向に直交するミシン目を設けてなる請求項1又は2記載の飲料缶。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013000571U JP3182742U (ja) | 2013-01-17 | 2013-01-17 | 飲料缶 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013000571U JP3182742U (ja) | 2013-01-17 | 2013-01-17 | 飲料缶 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3182742U true JP3182742U (ja) | 2013-04-11 |
Family
ID=50426791
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2013000571U Expired - Fee Related JP3182742U (ja) | 2013-01-17 | 2013-01-17 | 飲料缶 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3182742U (ja) |
-
2013
- 2013-01-17 JP JP2013000571U patent/JP3182742U/ja not_active Expired - Fee Related
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