JP3182632B2 - 薬液用プラスチック容器の密封構造 - Google Patents
薬液用プラスチック容器の密封構造Info
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B65—CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
- B65D—CONTAINERS FOR STORAGE OR TRANSPORT OF ARTICLES OR MATERIALS, e.g. BAGS, BARRELS, BOTTLES, BOXES, CANS, CARTONS, CRATES, DRUMS, JARS, TANKS, HOPPERS, FORWARDING CONTAINERS; ACCESSORIES, CLOSURES, OR FITTINGS THEREFOR; PACKAGING ELEMENTS; PACKAGES
- B65D75/00—Packages comprising articles or materials partially or wholly enclosed in strips, sheets, blanks, tubes or webs of flexible sheet material, e.g. in folded wrappers
- B65D75/52—Details
- B65D75/58—Opening or contents-removing devices added or incorporated during package manufacture
- B65D75/5861—Spouts
- B65D75/5872—Non-integral spouts
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、アミノ酸輸液剤、脂肪
乳剤、高カロリー輸液剤などの静脈注射用輸液や経腸栄
養剤、高蛋白栄養剤、成分栄養剤、流動食などの経腸的
高カロリー栄養剤の薬液を充填する熱可塑性プラスチッ
クのブロー成形製薬液用プラスチック容器の密封構造に
関するものである。
乳剤、高カロリー輸液剤などの静脈注射用輸液や経腸栄
養剤、高蛋白栄養剤、成分栄養剤、流動食などの経腸的
高カロリー栄養剤の薬液を充填する熱可塑性プラスチッ
クのブロー成形製薬液用プラスチック容器の密封構造に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の薬液用プラスチック容器
の密封構造として、容器の口部に外方に張り出すフラン
ジを設け、口部を封止する栓体のフランジを口部のフラ
ンジに熱溶着する構成のものは、例えば、実開平3−8
3535号公報に記載されている。
の密封構造として、容器の口部に外方に張り出すフラン
ジを設け、口部を封止する栓体のフランジを口部のフラ
ンジに熱溶着する構成のものは、例えば、実開平3−8
3535号公報に記載されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記公報に記載されて
いる従来の薬液用プラスチック容器の密封構造にあって
は、容器の口部のフランジに、その溶着面に微細な環状
の溶着突条を形成し、栓体のフランジを熱溶着する工程
で、この突条を押し潰して圧着するが、口部のフランジ
と栓体のフランジ間で移動する樹脂の量が極く少ないの
で、両フランジ間で強い溶着強度が得られないのが実状
である。
いる従来の薬液用プラスチック容器の密封構造にあって
は、容器の口部のフランジに、その溶着面に微細な環状
の溶着突条を形成し、栓体のフランジを熱溶着する工程
で、この突条を押し潰して圧着するが、口部のフランジ
と栓体のフランジ間で移動する樹脂の量が極く少ないの
で、両フランジ間で強い溶着強度が得られないのが実状
である。
【0004】本発明は、従来のこの種の薬液用プラスチ
ック容器の密封構造における欠点を解消しようとするも
のであって、容器の口部のフランジと栓体との溶着面で
圧着する工程において溶着樹脂の移動量を多くし、容器
の口部のフランジと栓体との溶着強度を向上させること
ができ、しかも、移動する樹脂を口部のフランジの内方
側の突隆部と外方側の立上部で囲まれた溶融樹脂の流入
凹部に誘導してフランジの縁部からはみ出すのを防止す
ることができる薬液用プラスチック容器の密封構造を提
供することを目的とする。
ック容器の密封構造における欠点を解消しようとするも
のであって、容器の口部のフランジと栓体との溶着面で
圧着する工程において溶着樹脂の移動量を多くし、容器
の口部のフランジと栓体との溶着強度を向上させること
ができ、しかも、移動する樹脂を口部のフランジの内方
側の突隆部と外方側の立上部で囲まれた溶融樹脂の流入
凹部に誘導してフランジの縁部からはみ出すのを防止す
ることができる薬液用プラスチック容器の密封構造を提
供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するため次のように構成した。すなわち、本発明に係
る薬液用プラスチック容器の密封構造は、薬液用プラス
チック容器の口部を栓体で封止する密封構造において、
熱可塑性プラスチックのブロー成形により成形される容
器の口部に外方に張り出すフランジを設けるとともに、
容器の口部のフランジには、その内方側に突隆部をかつ
外方側に立上部をそれぞれ形成してそれらに囲まれた面
に溶融樹脂の流入凹部を形成し、容器の口部のフランジ
の突隆部および立上部を有する面を加熱溶融してその面
に栓体を圧着することにより突隆部および立上部が溶融
した樹脂を溶融樹脂の流入凹部に移動させて溶着した構
成からなるものである。本発明に係る薬液用プラスチッ
ク容器の密封構造においては、容器の口部に形成する立
上部を突隆部より高く形成するのが好適である。
成するため次のように構成した。すなわち、本発明に係
る薬液用プラスチック容器の密封構造は、薬液用プラス
チック容器の口部を栓体で封止する密封構造において、
熱可塑性プラスチックのブロー成形により成形される容
器の口部に外方に張り出すフランジを設けるとともに、
容器の口部のフランジには、その内方側に突隆部をかつ
外方側に立上部をそれぞれ形成してそれらに囲まれた面
に溶融樹脂の流入凹部を形成し、容器の口部のフランジ
の突隆部および立上部を有する面を加熱溶融してその面
に栓体を圧着することにより突隆部および立上部が溶融
した樹脂を溶融樹脂の流入凹部に移動させて溶着した構
成からなるものである。本発明に係る薬液用プラスチッ
ク容器の密封構造においては、容器の口部に形成する立
上部を突隆部より高く形成するのが好適である。
【0006】
【作用】本発明に係る薬液用プラスチック容器の密封構
造によれば、容器の口部のフランジの突隆部および立上
部を有する面を加熱溶融して、その面に栓体を圧着する
ことにより、容器の口部のフランジに栓体を熱溶着する
ので、その工程において、口部のフランジの溶着面で
は、栓体の圧着の進行にともなって立上部と突隆部をな
している溶融樹脂が順次溶融樹脂の流入凹部に移動し、
このとき容器の口部のフランジと栓体との間の界面にお
いて溶融樹脂のズリ変形によるせん断応力が発生し、口
部のフランジと栓体との溶着面が密にかつ強力に熱溶着
される。そして、上記のように流入凹部に移動する樹脂
は、栓体の圧着の進行にともなって順次移動するので、
栓体の最終圧着状態に至るまで突隆部と立上部により溶
融樹脂が縁部にはみ出すのが防止され、溶融樹脂を流入
凹部に確実に誘導することができる。特に、容器の口部
に形成する立上部を突隆部より高く形成することによ
り、栓体の圧着の過程で、突隆部を保持したまま立上部
の先端を内方に曲げた状態としてその溶融樹脂を突隆部
の溶融樹脂に先行して流入凹部に移動させることができ
るので、溶融樹脂の流入凹部への移動を円滑にし、かつ
縁部からのはみ出しがさらに確実に防止される。
造によれば、容器の口部のフランジの突隆部および立上
部を有する面を加熱溶融して、その面に栓体を圧着する
ことにより、容器の口部のフランジに栓体を熱溶着する
ので、その工程において、口部のフランジの溶着面で
は、栓体の圧着の進行にともなって立上部と突隆部をな
している溶融樹脂が順次溶融樹脂の流入凹部に移動し、
このとき容器の口部のフランジと栓体との間の界面にお
いて溶融樹脂のズリ変形によるせん断応力が発生し、口
部のフランジと栓体との溶着面が密にかつ強力に熱溶着
される。そして、上記のように流入凹部に移動する樹脂
は、栓体の圧着の進行にともなって順次移動するので、
栓体の最終圧着状態に至るまで突隆部と立上部により溶
融樹脂が縁部にはみ出すのが防止され、溶融樹脂を流入
凹部に確実に誘導することができる。特に、容器の口部
に形成する立上部を突隆部より高く形成することによ
り、栓体の圧着の過程で、突隆部を保持したまま立上部
の先端を内方に曲げた状態としてその溶融樹脂を突隆部
の溶融樹脂に先行して流入凹部に移動させることができ
るので、溶融樹脂の流入凹部への移動を円滑にし、かつ
縁部からのはみ出しがさらに確実に防止される。
【0007】
【実施例】図面を参照して本発明の好適な実施例を説明
する。図1において、1は薬液用プラスチック容器であ
って、この薬液用プラスチック容器1は、熱可塑性プラ
スチックのブロー成形により成形されたものであり、胴
部2の上端に口部3が形成されている。口部3の上端に
は外方に張り出すフランジ4が一体に形成されている。
5は栓体であり、6はそのフランジ、7はプルリングで
ある。栓体5は口部3を封じるゴム栓(図示せず)を内
包しているものである。なお、図1は、栓体5を容器の
口部3に熱溶着する前の状態を示している。
する。図1において、1は薬液用プラスチック容器であ
って、この薬液用プラスチック容器1は、熱可塑性プラ
スチックのブロー成形により成形されたものであり、胴
部2の上端に口部3が形成されている。口部3の上端に
は外方に張り出すフランジ4が一体に形成されている。
5は栓体であり、6はそのフランジ、7はプルリングで
ある。栓体5は口部3を封じるゴム栓(図示せず)を内
包しているものである。なお、図1は、栓体5を容器の
口部3に熱溶着する前の状態を示している。
【0008】図2に示すように、口部3のフランジ4
は、その上面の内方側に突隆部8が外方端部に立上部9
が形成されており、かつフランジ4の上面には、突隆部
8と立上部9とで囲まれた溶融樹脂の流入凹部10が形
成されている。この流入凹部10は、突隆部8から立上
部9にかけて順次深くなるように形成された凹部であ
る。図2に示す実施例では、立上部9の幅tは0.5m
m、高さhは2.0mmである。この立上部9の幅tと
高さhとの関係はh/t≧1.5が好ましい。突隆部8
の頂部をa、立上部9の外周端面の下端をb、立上部9
の外周端面の突隆部8の頂部に対応する位置をcとすれ
ば、立上部9の断面積h×tをAとし、a,b,cで囲
まれた部分をBとすると、このAとBとの間には、0.
1≦B/A≦1.0の関係を有する。
は、その上面の内方側に突隆部8が外方端部に立上部9
が形成されており、かつフランジ4の上面には、突隆部
8と立上部9とで囲まれた溶融樹脂の流入凹部10が形
成されている。この流入凹部10は、突隆部8から立上
部9にかけて順次深くなるように形成された凹部であ
る。図2に示す実施例では、立上部9の幅tは0.5m
m、高さhは2.0mmである。この立上部9の幅tと
高さhとの関係はh/t≧1.5が好ましい。突隆部8
の頂部をa、立上部9の外周端面の下端をb、立上部9
の外周端面の突隆部8の頂部に対応する位置をcとすれ
ば、立上部9の断面積h×tをAとし、a,b,cで囲
まれた部分をBとすると、このAとBとの間には、0.
1≦B/A≦1.0の関係を有する。
【0009】薬液用プラスチック容器1および栓体5
は、ポリエチレン、ポリプロピレン等の熱可塑性プラス
チック材料で成形されるものである。なお、口部3は、
胴部2と一体に成形されるが、口部3を別に成形して胴
部2に溶着した構成としてもよい。栓体5は口部3と同
材質で構成するのが好ましい。また、栓体5はゴム栓を
内包しないものであってもよい。
は、ポリエチレン、ポリプロピレン等の熱可塑性プラス
チック材料で成形されるものである。なお、口部3は、
胴部2と一体に成形されるが、口部3を別に成形して胴
部2に溶着した構成としてもよい。栓体5は口部3と同
材質で構成するのが好ましい。また、栓体5はゴム栓を
内包しないものであってもよい。
【0010】図3および図4には、口部3に栓体5を熱
溶着して口部3を栓体5で密封する工程が示されてい
る。口部3に栓体5を熱溶着して口部3を栓体5で密封
するには、図3に示すように口部3のフランジ4の上面
を加熱体11の輻射熱で加熱して溶融状態とする。この
加熱溶融状態では、立上部9の上面が内側に屈曲状態と
なる。次いで、図4に示すように、口部3のフランジ4
の上面に、栓体5のフランジ6を当てて圧着すれば、突
隆部8および立上部9の溶融樹脂が溶融樹脂の流入凹部
10に移動し、このとき口部3のフランジ4と栓体5と
の間の界面において溶融樹脂のズリ変形によるせん断応
力が発生しながら、その流入凹部10を埋め尽くすよう
にしてさらに圧着され、図5に示すように、口部3のフ
ランジ4に栓体5のフランジ6が密にかつ強力に熱溶着
される。特に、口部3に形成する立上部9を突隆部8よ
り高く形成したものでは、上記栓体5の圧着過程で、突
隆部8をそのままの形状に保持したまま先に立上部9の
先端を内方に大きく曲げた状態として、立上部9の溶融
樹脂を突隆部8の溶融樹脂に先行して流入凹部10に移
動させることができるので、流入凹部10への溶融樹脂
の移動が円滑に行われ、かつフランジ4の縁部からの樹
脂のはみ出しが確実に防止される。さらに、図6に示す
ように、流入凹部10をその立上部9側に窪み部12を
有するものとすることにより、立上部9の溶融樹脂の流
入凹部10への先行移動をいっそう促進させることがで
きる。
溶着して口部3を栓体5で密封する工程が示されてい
る。口部3に栓体5を熱溶着して口部3を栓体5で密封
するには、図3に示すように口部3のフランジ4の上面
を加熱体11の輻射熱で加熱して溶融状態とする。この
加熱溶融状態では、立上部9の上面が内側に屈曲状態と
なる。次いで、図4に示すように、口部3のフランジ4
の上面に、栓体5のフランジ6を当てて圧着すれば、突
隆部8および立上部9の溶融樹脂が溶融樹脂の流入凹部
10に移動し、このとき口部3のフランジ4と栓体5と
の間の界面において溶融樹脂のズリ変形によるせん断応
力が発生しながら、その流入凹部10を埋め尽くすよう
にしてさらに圧着され、図5に示すように、口部3のフ
ランジ4に栓体5のフランジ6が密にかつ強力に熱溶着
される。特に、口部3に形成する立上部9を突隆部8よ
り高く形成したものでは、上記栓体5の圧着過程で、突
隆部8をそのままの形状に保持したまま先に立上部9の
先端を内方に大きく曲げた状態として、立上部9の溶融
樹脂を突隆部8の溶融樹脂に先行して流入凹部10に移
動させることができるので、流入凹部10への溶融樹脂
の移動が円滑に行われ、かつフランジ4の縁部からの樹
脂のはみ出しが確実に防止される。さらに、図6に示す
ように、流入凹部10をその立上部9側に窪み部12を
有するものとすることにより、立上部9の溶融樹脂の流
入凹部10への先行移動をいっそう促進させることがで
きる。
【0011】本発明は、上記実施例に示すように、立上
部9の形成位置をフランジ4の外方側端部に形成するこ
とにより、溶着面積を大きくとることができるので、溶
着強度を一段と向上することができる。
部9の形成位置をフランジ4の外方側端部に形成するこ
とにより、溶着面積を大きくとることができるので、溶
着強度を一段と向上することができる。
【0012】
【発明の効果】本発明に係る薬液用プラスチック容器の
密封構造によれば、容器のフランジと栓体との溶着面で
圧着する工程において溶融樹脂の移動量を多くし、口部
のフランジと栓体との間の界面において溶融樹脂のズリ
変形によるせん断応力を多く生じさせることができるの
で、容器の口部のフランジと栓体との溶着強度を向上さ
せることができ、しかも、移動する樹脂の口部のフラン
ジの内方側の突隆部と外方側の立上部で囲まれた溶融樹
脂の流入凹部に誘導してフランジの縁部からはみ出すの
を防止することができる効果が得られる。
密封構造によれば、容器のフランジと栓体との溶着面で
圧着する工程において溶融樹脂の移動量を多くし、口部
のフランジと栓体との間の界面において溶融樹脂のズリ
変形によるせん断応力を多く生じさせることができるの
で、容器の口部のフランジと栓体との溶着強度を向上さ
せることができ、しかも、移動する樹脂の口部のフラン
ジの内方側の突隆部と外方側の立上部で囲まれた溶融樹
脂の流入凹部に誘導してフランジの縁部からはみ出すの
を防止することができる効果が得られる。
【図1】本発明に係る薬液用プラスチック容器であっ
て、栓体を熱溶着する前の状態を示す全体側面図であ
る。
て、栓体を熱溶着する前の状態を示す全体側面図であ
る。
【図2】図1に示す薬液用プラスチック容器の要部拡大
断面図である。
断面図である。
【図3】口部のフランジの上面を加熱する状態を示す断
面図である。
面図である。
【図4】口部のフランジに栓体のフランジを圧着する状
態を示す断面図である。
態を示す断面図である。
【図5】口部のフランジに栓体のフランジを圧着して熱
溶着した状態を示す断面図である。
溶着した状態を示す断面図である。
【図6】本発明の他の実施例を示す薬液用プラスチック
容器の要部拡大断面図である。
容器の要部拡大断面図である。
1 薬液用プラスチック容器 2 胴部 3 口部 4 フランジ 5 栓体 6 フランジ 8 突隆部 9 立上部 10 溶融樹脂の流入凹部 11 加熱体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65D 53/00 A61J 1/06 B65D 33/36 A61J 1/00
Claims (2)
- 【請求項1】 薬液用プラスチック容器の口部を栓体で
封止する密封構造において、熱可塑性プラスチックのブ
ロー成形により成形される容器の口部に外方に張り出す
フランジを設けるとともに、容器の口部のフランジに
は、その内方側に突隆部をかつ外方側に立上部をそれぞ
れ形成してそれらに囲まれた面に溶融樹脂の流入凹部を
形成し、容器の口部のフランジの突隆部および立上部を
有する面を加熱溶融してその面に栓体を圧着することに
より突隆部および立上部が溶融した樹脂を溶融樹脂の流
入凹部に移動させて溶着した構成であることを特徴とす
る薬液用プラスチック容器の密封構造。 - 【請求項2】 容器の口部に形成する立上部を突隆部よ
り高く形成したことを特徴とする請求項1記載の薬液用
プラスチック容器の密封構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18060993A JP3182632B2 (ja) | 1993-06-25 | 1993-06-25 | 薬液用プラスチック容器の密封構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18060993A JP3182632B2 (ja) | 1993-06-25 | 1993-06-25 | 薬液用プラスチック容器の密封構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0776359A JPH0776359A (ja) | 1995-03-20 |
JP3182632B2 true JP3182632B2 (ja) | 2001-07-03 |
Family
ID=16086240
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP18060993A Expired - Lifetime JP3182632B2 (ja) | 1993-06-25 | 1993-06-25 | 薬液用プラスチック容器の密封構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3182632B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007076747A (ja) * | 2006-12-22 | 2007-03-29 | Dainippon Printing Co Ltd | 注出具付き包装袋 |
KR102497326B1 (ko) * | 2021-07-19 | 2023-02-08 | 엘지전자 주식회사 | 마스크 장치 |
-
1993
- 1993-06-25 JP JP18060993A patent/JP3182632B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0776359A (ja) | 1995-03-20 |
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