JP3180021B2 - コネクタの端子係止構造 - Google Patents
コネクタの端子係止構造Info
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- JP3180021B2 JP3180021B2 JP08526496A JP8526496A JP3180021B2 JP 3180021 B2 JP3180021 B2 JP 3180021B2 JP 08526496 A JP08526496 A JP 08526496A JP 8526496 A JP8526496 A JP 8526496A JP 3180021 B2 JP3180021 B2 JP 3180021B2
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- H01R13/40—Securing contact members in or to a base or case; Insulating of contact members
- H01R13/42—Securing in a demountable manner
- H01R13/436—Securing a plurality of contact members by one locking piece or operation
- H01R13/4361—Insertion of locking piece perpendicular to direction of contact insertion
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- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01R—ELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
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- H01R13/46—Bases; Cases
- H01R13/502—Bases; Cases composed of different pieces
- H01R13/506—Bases; Cases composed of different pieces assembled by snap action of the parts
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- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01R—ELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
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- H01R13/46—Bases; Cases
- H01R13/52—Dustproof, splashproof, drip-proof, waterproof, or flameproof cases
- H01R13/5205—Sealing means between cable and housing, e.g. grommet
- H01R13/5208—Sealing means between cable and housing, e.g. grommet having at least two cable receiving openings
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- Connector Housings Or Holding Contact Members (AREA)
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コネクタ内に嵌挿
される雌端子(以下、接続端子と云う。)が端子収容室
内に不完全に収容されることを簡単な構造で確実に防止
することができるコネクタの端子係止構造に関する。
される雌端子(以下、接続端子と云う。)が端子収容室
内に不完全に収容されることを簡単な構造で確実に防止
することができるコネクタの端子係止構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来からコネクタの端子係止構造に関し
ては種々なものが知られており、例えば、実開平3−2
0880号公報等に開示されたものが一般的に知られて
いる。図7は従来のコネクタの端子係止構造の一例を示
す縦断面図である。図7に示すように、コネクタ40の
端子係止構造31は、複数の端子収容室35を有するハ
ウジング本体32と、接続端子4を収容したハウジング
本体32を覆うカバー33とからなる。この端子収容室
35の上壁36の内面に接続端子4の後抜けを防止し、
接続端子4の天板に設けられた係止穴に係止される可撓
性を有する係止舌片38が具備されている。
ては種々なものが知られており、例えば、実開平3−2
0880号公報等に開示されたものが一般的に知られて
いる。図7は従来のコネクタの端子係止構造の一例を示
す縦断面図である。図7に示すように、コネクタ40の
端子係止構造31は、複数の端子収容室35を有するハ
ウジング本体32と、接続端子4を収容したハウジング
本体32を覆うカバー33とからなる。この端子収容室
35の上壁36の内面に接続端子4の後抜けを防止し、
接続端子4の天板に設けられた係止穴に係止される可撓
性を有する係止舌片38が具備されている。
【0003】端子収容室35の前壁39を形成し接続端
子4の前抜けを防止すると共に、係止舌片38の不完全
ロックの防止とロック戻りを防止するための係止突板4
1を具備した係止部材42がハウジング本体32とは別
ピースとして前方から嵌入されるように設けられてい
る。なお、前壁39には接続端子4の相手雄端子54を
前方から挿通させるための複数の案内孔44が設けられ
ている。
子4の前抜けを防止すると共に、係止舌片38の不完全
ロックの防止とロック戻りを防止するための係止突板4
1を具備した係止部材42がハウジング本体32とは別
ピースとして前方から嵌入されるように設けられてい
る。なお、前壁39には接続端子4の相手雄端子54を
前方から挿通させるための複数の案内孔44が設けられ
ている。
【0004】また、ハウジング本体32の後端面とカバ
ー33との間にはゴム等の弾性材からなる矩形板状のパ
ッキング45とその外側に係止突片46とが介入されて
いて端子収容室35内への水の侵入を防止している。な
お、パッキング45には被覆電線Wを挿通させるための
複数の貫通孔14が設けられている。また、カバー33
には被覆電線Wを外部に取り出すためのチャンネル47
が設けられている。
ー33との間にはゴム等の弾性材からなる矩形板状のパ
ッキング45とその外側に係止突片46とが介入されて
いて端子収容室35内への水の侵入を防止している。な
お、パッキング45には被覆電線Wを挿通させるための
複数の貫通孔14が設けられている。また、カバー33
には被覆電線Wを外部に取り出すためのチャンネル47
が設けられている。
【0005】また、相手コネクタ50には複数の雄端子
54を保持し、かつハウジング本体32に前方から嵌入
接続される相手ハウジング本体52と、この相手ハウジ
ング本体52を覆っている相手カバー53がパッキング
55を介して設けられている。そして、接続されるハウ
ジング本体32との間には防水のためにパッキング56
が設けられている。
54を保持し、かつハウジング本体32に前方から嵌入
接続される相手ハウジング本体52と、この相手ハウジ
ング本体52を覆っている相手カバー53がパッキング
55を介して設けられている。そして、接続されるハウ
ジング本体32との間には防水のためにパッキング56
が設けられている。
【0006】上記構成の端子係止構造31では、先ず、
被覆電線Wがパッキング45の貫通穴14に後方から挿
通されて前方へ引き出される。そして、前端が芯出し皮
むきされた被覆電線Wが接続端子4の電線把持部内に配
置されてから圧着される。そして、複数の各接続端子4
はハウジング本体32の各端子収容室35内に後方から
挿入され、接続端子4の係止穴が係止舌片38に係止さ
れるまで挿入される。次に、被覆電線Wを後方へ引っ張
ることにより接続端子4の電線把持部はパッキング45
の前端に当接されると共に、パッキング45はハウジン
グ本体32の後端部に嵌入される。
被覆電線Wがパッキング45の貫通穴14に後方から挿
通されて前方へ引き出される。そして、前端が芯出し皮
むきされた被覆電線Wが接続端子4の電線把持部内に配
置されてから圧着される。そして、複数の各接続端子4
はハウジング本体32の各端子収容室35内に後方から
挿入され、接続端子4の係止穴が係止舌片38に係止さ
れるまで挿入される。次に、被覆電線Wを後方へ引っ張
ることにより接続端子4の電線把持部はパッキング45
の前端に当接されると共に、パッキング45はハウジン
グ本体32の後端部に嵌入される。
【0007】そして、ハウジング本体32の前方から係
止部材42が挿入されると、係止突板41が係止舌片3
8の上面と上壁36の下面との間に押し込まれるから、
係止舌片38は接続端子4の係止穴を完全にロックした
状態で動かなくなる。このとき、係止舌片38が接続端
子4の係止穴を係止していないと、係止突板41が引っ
かかって係止部材42が挿入できなくなるから接続端子
4の端子収容室35への不完全挿入が検知できる。ま
た、接続端子4の後抜けおよび前抜けは係止舌片38お
よび係止部材42の前壁39によって防止されると共
に、上抜けは端子収容室35の上壁36が防止してい
る。さらに、端子収容室35内はパッキング45,5
5,56によってシールされている。
止部材42が挿入されると、係止突板41が係止舌片3
8の上面と上壁36の下面との間に押し込まれるから、
係止舌片38は接続端子4の係止穴を完全にロックした
状態で動かなくなる。このとき、係止舌片38が接続端
子4の係止穴を係止していないと、係止突板41が引っ
かかって係止部材42が挿入できなくなるから接続端子
4の端子収容室35への不完全挿入が検知できる。ま
た、接続端子4の後抜けおよび前抜けは係止舌片38お
よび係止部材42の前壁39によって防止されると共
に、上抜けは端子収容室35の上壁36が防止してい
る。さらに、端子収容室35内はパッキング45,5
5,56によってシールされている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のコネクタの端子係止構造においては、端子収容室3
5の上壁36内面に上下に可撓な係止舌片38が設けら
れているので、金型が非常に複雑になりコスト高になる
という問題がある。また、上記係止舌片38は小型にな
るほど強度不足になるという問題がある。さらに、接続
端子4の端子収納室35への不完全挿入を検知するため
に係止突板41を有する係止部材42という別部材が必
要になるのでコスト高になるという問題がある。
来のコネクタの端子係止構造においては、端子収容室3
5の上壁36内面に上下に可撓な係止舌片38が設けら
れているので、金型が非常に複雑になりコスト高になる
という問題がある。また、上記係止舌片38は小型にな
るほど強度不足になるという問題がある。さらに、接続
端子4の端子収納室35への不完全挿入を検知するため
に係止突板41を有する係止部材42という別部材が必
要になるのでコスト高になるという問題がある。
【0009】本発明の目的は、上記課題に鑑みてなされ
たものであり、雌端子が端子収容室内で前後上下に確実
に保持されると共に、雌端子が端子収容室に不完全に収
容されるのを防止することができるコネクタの端子係止
構造を提供することにある。
たものであり、雌端子が端子収容室内で前後上下に確実
に保持されると共に、雌端子が端子収容室に不完全に収
容されるのを防止することができるコネクタの端子係止
構造を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題は、請求項1記
載のコネクタの端子係止構造であって、複数の端子収容
室を有するハウジング本体と、雌端子を収容した前記ハ
ウジング本体を覆うカバーとからなるコネクタにおい
て、前記端子収容室の側壁内面に該側壁の両側から対向
して設けられると共に前面が前記側壁に直角かつ垂直方
向に延伸され、前記雌端子の後抜けを防止するための係
止突起と、前記端子収容室の底壁前端部に前記雌端子の
前抜けを防止するための突出部と、前記雌端子の上抜け
を防止するために前記係止突起と前記底壁との間に前記
雌端子の底板が嵌入可能な間隙とが具備されていること
によって解決することができる。
載のコネクタの端子係止構造であって、複数の端子収容
室を有するハウジング本体と、雌端子を収容した前記ハ
ウジング本体を覆うカバーとからなるコネクタにおい
て、前記端子収容室の側壁内面に該側壁の両側から対向
して設けられると共に前面が前記側壁に直角かつ垂直方
向に延伸され、前記雌端子の後抜けを防止するための係
止突起と、前記端子収容室の底壁前端部に前記雌端子の
前抜けを防止するための突出部と、前記雌端子の上抜け
を防止するために前記係止突起と前記底壁との間に前記
雌端子の底板が嵌入可能な間隙とが具備されていること
によって解決することができる。
【0011】上記構成のコネクタの端子係止構造による
と、雌端子は簡単かつリジッドな構造により端子収容室
内で後抜け、前抜け及び上抜けが防止されると共に、間
隙と突出部の高さとの関係寸法を適宜な値に選べば、雌
端子が端子収容室に完全に収容される瞬間にクリック感
を得るので不完全挿入が確実に防止される。よって、信
頼性の高い端子係止構造を得ることができると共に、製
造コストの低減を図ることができる。
と、雌端子は簡単かつリジッドな構造により端子収容室
内で後抜け、前抜け及び上抜けが防止されると共に、間
隙と突出部の高さとの関係寸法を適宜な値に選べば、雌
端子が端子収容室に完全に収容される瞬間にクリック感
を得るので不完全挿入が確実に防止される。よって、信
頼性の高い端子係止構造を得ることができると共に、製
造コストの低減を図ることができる。
【0012】また、前記係止突起が前記側壁の両側から
対向して設けられると共に、前記係止突起の前面が前記
側壁に直角かつ垂直方向に延伸され、雌端子を確実かつ
強力に保持する構成になっているので、一層信頼性の高
い端子係止構造を得ることができる。
対向して設けられると共に、前記係止突起の前面が前記
側壁に直角かつ垂直方向に延伸され、雌端子を確実かつ
強力に保持する構成になっているので、一層信頼性の高
い端子係止構造を得ることができる。
【0013】
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明のコネクタの端子係
止構造の一実施の形態例を図1乃至図6に基ずいて詳細
に説明する。図1は本発明のコネクタの端子係止構造の
一実施の形態例を示す組付けの途中状態を示す斜視図、
図2は図1における端子収容室の一部分を切断した部分
拡大斜視図、図3は図2における横断面図、図4はシー
ル部材に被覆電線Wを挿通させる状態を示す作動説明
図、図5は図4における被覆電線Wに接続端子を圧着し
た状態を示す作動説明図、図6は図5における接続端子
をハウジング本体内に嵌入した状態を示す作動説明図で
ある。
止構造の一実施の形態例を図1乃至図6に基ずいて詳細
に説明する。図1は本発明のコネクタの端子係止構造の
一実施の形態例を示す組付けの途中状態を示す斜視図、
図2は図1における端子収容室の一部分を切断した部分
拡大斜視図、図3は図2における横断面図、図4はシー
ル部材に被覆電線Wを挿通させる状態を示す作動説明
図、図5は図4における被覆電線Wに接続端子を圧着し
た状態を示す作動説明図、図6は図5における接続端子
をハウジング本体内に嵌入した状態を示す作動説明図で
ある。
【0015】図1に示すようにコネクタの端子係止構造
1には、複数の端子収容室5を有するハウジング本体2
と、接続端子4を収容したハウジング本体2を覆うカバ
ー3とから構成されている。この端子収容室5の側壁6
の内面には、接続端子4の後抜けを防止するための係止
突起8と、端子収容室5の底壁7の前端部に接続端子4
の前抜けを防止するための突出部9と、接続端子4の上
抜けを防止するために係止突起8と底壁7との間に接続
端子4の底板が嵌入可能な間隙12とが具備されてい
る。
1には、複数の端子収容室5を有するハウジング本体2
と、接続端子4を収容したハウジング本体2を覆うカバ
ー3とから構成されている。この端子収容室5の側壁6
の内面には、接続端子4の後抜けを防止するための係止
突起8と、端子収容室5の底壁7の前端部に接続端子4
の前抜けを防止するための突出部9と、接続端子4の上
抜けを防止するために係止突起8と底壁7との間に接続
端子4の底板が嵌入可能な間隙12とが具備されてい
る。
【0016】また、上記係止突起8が側壁6の両側から
対向して設けられていると共に、図2及び図3に示すよ
うに係止突起8の前面8Aは側壁6に直角かつ垂直方向
に延伸されて設けられている。なお、係止突起8の後面
8Bの形状は接続端子4の後抜け力に対して強度的に耐
えることができれば、側壁6に対して斜めでも直角でも
差し支えない。因みに、図2に示した係止突起8の平面
形は直角三角形である。さらに、図1に示したようにゴ
ム等の弾性材からなり上記接続端子4に圧着された被覆
電線Wを挿通保持する複数の貫通穴14を有し、かつ前
記カバー3の後端部内面に係合嵌入されるシール部材1
3がハウジング本体2後端面に設けられている。
対向して設けられていると共に、図2及び図3に示すよ
うに係止突起8の前面8Aは側壁6に直角かつ垂直方向
に延伸されて設けられている。なお、係止突起8の後面
8Bの形状は接続端子4の後抜け力に対して強度的に耐
えることができれば、側壁6に対して斜めでも直角でも
差し支えない。因みに、図2に示した係止突起8の平面
形は直角三角形である。さらに、図1に示したようにゴ
ム等の弾性材からなり上記接続端子4に圧着された被覆
電線Wを挿通保持する複数の貫通穴14を有し、かつ前
記カバー3の後端部内面に係合嵌入されるシール部材1
3がハウジング本体2後端面に設けられている。
【0017】さらに詳しくは、ハウジング本体2の両側
壁にはカバー3を係止するための側壁穴15が設けられ
ていると共に、この側壁穴15に係合される内部突起1
6がカバー3の両側壁内面に設けられている。また、カ
バー3の上面には相手雌コネクタ(図示せず)を係止し
たり解除したりするための係止レバー17が設けられて
いる。さらに、カバー3の前壁には相手雄端子(図示せ
ず)が挿入可能な複数の雄端子案内穴18が設けられて
いる。また、図2に示すように接続端子4は雌端子であ
って底板11の前部には相手雄端子が接続されるための
コンタクト片収納室19が設けられていると共に、後部
には被覆電線Wの被覆部と芯線部とをそれぞれかしめて
把持するための電線把持部20,21が設けられてい
る。
壁にはカバー3を係止するための側壁穴15が設けられ
ていると共に、この側壁穴15に係合される内部突起1
6がカバー3の両側壁内面に設けられている。また、カ
バー3の上面には相手雌コネクタ(図示せず)を係止し
たり解除したりするための係止レバー17が設けられて
いる。さらに、カバー3の前壁には相手雄端子(図示せ
ず)が挿入可能な複数の雄端子案内穴18が設けられて
いる。また、図2に示すように接続端子4は雌端子であ
って底板11の前部には相手雄端子が接続されるための
コンタクト片収納室19が設けられていると共に、後部
には被覆電線Wの被覆部と芯線部とをそれぞれかしめて
把持するための電線把持部20,21が設けられてい
る。
【0018】上述した構成の本実施の形態例において
は、先ず、図4に示すように被覆電線Wがシール部材1
3の貫通穴14に後方から挿通されて端子収容室5内を
通り前方へ引き出される。そして、図5に示すように先
端が芯出し皮むきされた被覆電線Wが接続端子4の電線
把持部20,21内に配置されてから圧着される。さら
に、図6に示したように被覆電線Wを後方へ引っ張るこ
とにより接続端子4の電線把持部20,21は端子収容
室5内の両側壁6に設けられた係止突起8の間をすり抜
けると共に、図2及び図3に示すように底板11は係止
突起8下端の間隙12の間をすり抜ける。そして、底板
11の前端およびコンタクト片収納室19前端が底壁7
前端の突出部9上面を通過するときクリック感を得るこ
とで接続端子4が完全に端子収容室5内に嵌入されたこ
とを検知するこができる。
は、先ず、図4に示すように被覆電線Wがシール部材1
3の貫通穴14に後方から挿通されて端子収容室5内を
通り前方へ引き出される。そして、図5に示すように先
端が芯出し皮むきされた被覆電線Wが接続端子4の電線
把持部20,21内に配置されてから圧着される。さら
に、図6に示したように被覆電線Wを後方へ引っ張るこ
とにより接続端子4の電線把持部20,21は端子収容
室5内の両側壁6に設けられた係止突起8の間をすり抜
けると共に、図2及び図3に示すように底板11は係止
突起8下端の間隙12の間をすり抜ける。そして、底板
11の前端およびコンタクト片収納室19前端が底壁7
前端の突出部9上面を通過するときクリック感を得るこ
とで接続端子4が完全に端子収容室5内に嵌入されたこ
とを検知するこができる。
【0019】上記クリック感を得るための条件として
は、図2及び図3に示すように、 L1:突出部9の後端から底壁7の後端までの寸法(端
子収容室5の長さ) L2:係止突起8の前面8Aから底壁7の後端までの寸
法 H:突出部9の高さ; t:底板11の厚さ; C:間
隙12の高さ とすると、間隙Cの寸法は下式の値よりやや小さい必要
がある。 C=(H×L2/L1)+t
は、図2及び図3に示すように、 L1:突出部9の後端から底壁7の後端までの寸法(端
子収容室5の長さ) L2:係止突起8の前面8Aから底壁7の後端までの寸
法 H:突出部9の高さ; t:底板11の厚さ; C:間
隙12の高さ とすると、間隙Cの寸法は下式の値よりやや小さい必要
がある。 C=(H×L2/L1)+t
【0020】上述したように複数の各接続端子4がそれ
ぞれの端子収容室5に完全に収容された後、図1に示し
たようにカバー3がハウジング本体2に前方から被せら
れる。そして、カバー3の内部突起16がハウジング本
体2の側壁穴15に係合されることによりコネクタ10
の組付け作業が完了する。このとき、シール部材13の
外周がカバー3の内面に嵌入されると共に、被覆電線W
も貫通孔14に嵌入されているので、コネクタ10の後
方からの水の侵入が防止されている。
ぞれの端子収容室5に完全に収容された後、図1に示し
たようにカバー3がハウジング本体2に前方から被せら
れる。そして、カバー3の内部突起16がハウジング本
体2の側壁穴15に係合されることによりコネクタ10
の組付け作業が完了する。このとき、シール部材13の
外周がカバー3の内面に嵌入されると共に、被覆電線W
も貫通孔14に嵌入されているので、コネクタ10の後
方からの水の侵入が防止されている。
【0021】本実施の形態例のコネクタの端子係止構造
によれば、図2に示したように端子収容室5内に接続端
子4がクリック感と共に完全に収容された後は、接続端
子4のコンタクト片収納室19の後面は係止突起8の前
面8Aに当接されているから接続端子4の後抜けが防止
されている。また、コンタクト片収納室19の前面は突
出部9に当接されているから接続端子4の前抜けが防止
されている。さらに、底板11は間隙12内にあるから
係止突起8の下端面により接続端子4の上抜けが防止さ
れている。
によれば、図2に示したように端子収容室5内に接続端
子4がクリック感と共に完全に収容された後は、接続端
子4のコンタクト片収納室19の後面は係止突起8の前
面8Aに当接されているから接続端子4の後抜けが防止
されている。また、コンタクト片収納室19の前面は突
出部9に当接されているから接続端子4の前抜けが防止
されている。さらに、底板11は間隙12内にあるから
係止突起8の下端面により接続端子4の上抜けが防止さ
れている。
【0022】したがって、複雑な金型を必要としない簡
単な構造により接続端子4が端子収容室5内に保持さ
れ、接続端子の抜けが確実に防止される。よって、大幅
な製造コストの低減を図ることができる。また、接続端
子の抜け防止はリジッドな構造の係止突起8および突出
部9によって行われるので、接続端子4の保持力を著し
く向上させることがきる、信頼性の高いコネクタの端子
係止構造を得ることができる。さらに、シール部材がゴ
ム等の弾性材からなっているので、ハウジング内の防水
性を確実に確保することができる。
単な構造により接続端子4が端子収容室5内に保持さ
れ、接続端子の抜けが確実に防止される。よって、大幅
な製造コストの低減を図ることができる。また、接続端
子の抜け防止はリジッドな構造の係止突起8および突出
部9によって行われるので、接続端子4の保持力を著し
く向上させることがきる、信頼性の高いコネクタの端子
係止構造を得ることができる。さらに、シール部材がゴ
ム等の弾性材からなっているので、ハウジング内の防水
性を確実に確保することができる。
【0023】なお、本発明は上述した実施の形態例に限
定されるものでなく、適宜な変更を行うことにより他の
態様でも実施することができる。例えば、本実施の形態
例においては係止突起8の平面形は直角三角形であった
が、強度的に耐えられれば矩形状であっても差し支えな
い。
定されるものでなく、適宜な変更を行うことにより他の
態様でも実施することができる。例えば、本実施の形態
例においては係止突起8の平面形は直角三角形であった
が、強度的に耐えられれば矩形状であっても差し支えな
い。
【0024】
【発明の効果】以上説明したように本発明の請求項1記
載のコネクタの端子係止構造によれば、端子収容室の側
壁内面に該側壁の両側から対向して設けられると共に前
面が側壁に直角かつ垂直方向に延伸され、雌端子の後抜
けを防止するための係止突起と、端子収容室の底壁前端
部に雌端子の前抜けを防止するための突出部と、雌端子
の上抜けを防止するために係止突起と底壁との間に雌端
子の底板が嵌入可能な間隙とが具備されている。したが
って、雌端子は簡単かつリジッドな構造により端子収容
室内で後抜け、前抜け及び上抜けが確実に防止されると
共に、間隙と突出部の高さとの関係寸法を適宜な値に選
べば、雌端子が端子収容室に完全に収容される瞬間に適
宜なクリック感を得ることができ、不完全挿入を確実に
防止することができる。よって、信頼性の高いコネクタ
の端子係止構造を低コストで得ることができる。
載のコネクタの端子係止構造によれば、端子収容室の側
壁内面に該側壁の両側から対向して設けられると共に前
面が側壁に直角かつ垂直方向に延伸され、雌端子の後抜
けを防止するための係止突起と、端子収容室の底壁前端
部に雌端子の前抜けを防止するための突出部と、雌端子
の上抜けを防止するために係止突起と底壁との間に雌端
子の底板が嵌入可能な間隙とが具備されている。したが
って、雌端子は簡単かつリジッドな構造により端子収容
室内で後抜け、前抜け及び上抜けが確実に防止されると
共に、間隙と突出部の高さとの関係寸法を適宜な値に選
べば、雌端子が端子収容室に完全に収容される瞬間に適
宜なクリック感を得ることができ、不完全挿入を確実に
防止することができる。よって、信頼性の高いコネクタ
の端子係止構造を低コストで得ることができる。
【0025】
【0026】
【図1】本発明のコネクタの端子係止構造の一実施の形
態例を示す組付け途中状態を示す斜視図である。
態例を示す組付け途中状態を示す斜視図である。
【図2】図1における端子収容室の一部を切断した部分
拡大斜視図である。
拡大斜視図である。
【図3】図2における横断面図である。
【図4】図1におけるシール部材に被覆電線Wを挿通さ
せる状態を示す作動説明図である。
せる状態を示す作動説明図である。
【図5】図4における被覆電線Wに接続端子を圧着した
状態を示す作動説明図である。
状態を示す作動説明図である。
【図6】図5における接続端子をハウジング本体内に嵌
入した状態を示す作動説明図である。
入した状態を示す作動説明図である。
【図7】従来のコネクタの端子係止構造の一例を示す縦
断面図である。
断面図である。
1 コネクタの端子係止構造 2 ハウジング本体 3 カバー 4 接続端子 5 端子収容室 6 側壁 7 底壁 8 係止突起 9 突出部 10 コネクタ 11 底板 12 間隙 13 シール部材 W 被覆電線
Claims (1)
- 【請求項1】 複数の端子収容室を有するハウジング本
体と、雌端子を収容した前記ハウジング本体を覆うカバ
ーとからなるコネクタの端子係止構造において、 前記端子収容室の側壁内面に該側壁の両側から対向して
設けられると共に前面が前記側壁に直角かつ垂直方向に
延伸され、前記雌端子の後抜けを防止するための係止突
起と、前記端子収容室の底壁前端部に前記雌端子の前抜
けを防止するための突出部と、前記雌端子の上抜けを防
止するために前記係止突起と前記底壁との間に前記雌端
子の底板が嵌入可能な間隙とが具備されていることを特
徴とするコネクタの端子係止構造。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP08526496A JP3180021B2 (ja) | 1996-04-08 | 1996-04-08 | コネクタの端子係止構造 |
US08/832,665 US5857876A (en) | 1996-04-08 | 1997-04-04 | Connector terminal lock structure |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP08526496A JP3180021B2 (ja) | 1996-04-08 | 1996-04-08 | コネクタの端子係止構造 |
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Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09274958A JPH09274958A (ja) | 1997-10-21 |
JP3180021B2 true JP3180021B2 (ja) | 2001-06-25 |
Family
ID=13853728
Family Applications (1)
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---|---|---|---|
JP08526496A Expired - Fee Related JP3180021B2 (ja) | 1996-04-08 | 1996-04-08 | コネクタの端子係止構造 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
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JP (1) | JP3180021B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US11746215B2 (en) | 2017-09-29 | 2023-09-05 | Furukawa Electric Co., Ltd. | Molded article |
US11891498B2 (en) | 2017-10-31 | 2024-02-06 | Furukawa Electric Co., Ltd. | Molded article provided with a resin part |
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JP7280693B2 (ja) * | 2018-12-21 | 2023-05-24 | 日本航空電子工業株式会社 | 電気コネクタの製造方法 |
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JP2916576B2 (ja) * | 1994-07-22 | 1999-07-05 | 矢崎総業株式会社 | 圧接コネクタ |
FR2730587B3 (fr) * | 1995-02-09 | 1997-04-30 | Amp France | Connecteur electrique a mecanismes de verrouillage secondaire et d'accouplement |
-
1996
- 1996-04-08 JP JP08526496A patent/JP3180021B2/ja not_active Expired - Fee Related
-
1997
- 1997-04-04 US US08/832,665 patent/US5857876A/en not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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US11746215B2 (en) | 2017-09-29 | 2023-09-05 | Furukawa Electric Co., Ltd. | Molded article |
US11891498B2 (en) | 2017-10-31 | 2024-02-06 | Furukawa Electric Co., Ltd. | Molded article provided with a resin part |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH09274958A (ja) | 1997-10-21 |
US5857876A (en) | 1999-01-12 |
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