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JP3176239B2 - 印刷装置及び印刷方法 - Google Patents

印刷装置及び印刷方法

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JP3176239B2
JP3176239B2 JP32003894A JP32003894A JP3176239B2 JP 3176239 B2 JP3176239 B2 JP 3176239B2 JP 32003894 A JP32003894 A JP 32003894A JP 32003894 A JP32003894 A JP 32003894A JP 3176239 B2 JP3176239 B2 JP 3176239B2
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JP
Japan
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bands
printing
band
memory
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睦亮 柿木
順一 森
丈二 大木
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Canon Inc
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Publication date
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  • Record Information Processing For Printing (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、バンディング処理を用
いて描画を行なう印刷装置及び印刷方法に関する。
【0002】
【従来の技術】画像技術の高解像度化・多値化が進み、
文字や図形などの画像情報からビットマップ画像に展開
するために必要とするメモリが増加し、展開に要する処
理時間が増加している。
【0003】そこで、画像情報を少ないメモリで展開
し、処理を高速化するために、ページを複数の領域に分
割し、1つの領域分の画像情報から展開されたビットマ
ップ画像をエンジンに転送し印刷している時間を利用し
て、次の領域のビットマップ画像の生成を行なう手法が
用いられている。この手法を、一般にバンディング処理
と呼んでいる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来技術におけるバン
デイング処理の一例を以下に示す。
【0005】図6は、1ページ分の描画画像領域を4つ
の部分に分割した場合の4つの領域を示す図である(以
後、分割した1つ1つの領域をバンドという)。
【0006】図7の7−1、7−2、7−3を用いて、
バンディング処理について、説明する。
【0007】まず、図6における第1バンドを図7の7
−1のバンドメモリAに展開する。展開し終えると図7
の7−2に移り、バンドメモリAに展開された第1バン
ドのビットマップ画像をエンジンに転送し印刷すると同
時に、第2バンドをバンドメモリBに展開する。バンド
メモリAをエンジンに転送し終え、かつ、バンドメモリ
Bへの展開も終えると、図7の7−3に移り、バンドメ
モリBに展開された第2バンドのビットマップ画像をエ
ンジンに転送し印刷すると同時に、第3バンドをバンド
メモリAに展開する。このような処理を繰り返し、最終
的に1ページ分の全バンドの展開と転送・印刷を同時に
行なう。
【0008】このようにバンディング処理に要するバン
ドメモリA、Bのメモリサイズの和は、1ページ分の描
画画像情報を展開するために必要なビットマップメモリ
のメモリサイズより小さいので、少ないメモリで展開、
転送処理が可能となっている。
【0009】また、展開と転送・印刷を並行して行なう
ため、バンディング処理に要する時間は、1ページを全
て展開し終えてから転送・印刷するより、高速になる。
【0010】ここで、図9を用いて、高速になる訳を説
明する。
【0011】各バンドメモリのサイズは同じなのでバン
ドメモリをエンジンに転送する時間Tは一定であること
を考慮すると、バンディング処理に要する時間は、 t1 + 4 × T (第1バンドをバンドメモリAに展開する時間t1と、
バンドメモリをエンジンに転送する時間Tの4倍、の和
である。
【0012】これに対し、1ページを全て展開し終えて
から転送・印刷する場合に要する時間は、 t1 + t2 + t3 + t4 + 4 × T である。
【0013】すなわち、展開と転送を並列処理する時間
(t2 + t3 + t4)の分、バンディング処理
の方が高速となる。
【0014】ところで、エンジン側は、一定速度で機械
的に処理を行なっており、途中で止めると印刷画像が乱
れたり印刷画像の境目がうまくつながらないなどの理由
で、エンジンへのバンドメモリの転送を一旦開始した
ら、1ページ分の全メモリを転送し終えるまで、間をあ
けてはいけない構造になっている。そのため、バンディ
ング処理においては、各バンドをバンドメモリに展開す
る時間t1、 t2、t3、 …、tnは、バンドメモ
リを転送する時間T以下である、という条件を満たすこ
とが必須である。この条件を満たせない場合には、正常
な印刷画像が得られない(ここでは、オーバランとい
う)状態になってしまうという問題点がある。
【0015】ところで、最も高速に処理を行なう場合の
バンド数と、最も少ないビットマップメモリサイズで処
理を行なう場合のバンドメモリのバンド数とは、最適バ
ンド数が異なるのであるが、上記従来例では固定バンド
数で印字処理を行なうことしかできないという問題点が
あった。
【0016】また、より少ないメモリで印刷をしたいユ
ーザや、メモリは十分にありできるだけ高速に処理させ
たいユーザなど、ユーザによって様々な要望があり、固
定バンド数でそれらには十分対応できないという問題点
があった。
【0017】また、ユーザはバンド数の設定を行なうこ
とができず、設定可能なバンド数を取得することができ
ないという問題点があった。
【0018】本発明の目的は、上記問題点に鑑み、より
高速な処理、あるいは、より少ないメモリでの印字処理
を行なうために、ホストから転送された印字データを最
適なバンド数となるように、バンド数の設定を1ページ
毎にリアルタイムに変えて印刷させることである。
【0019】また、本発明の目的は、上記問題点に鑑
み、ユーザは、より高速な処理による印字を希望する
か、あるいはより少ないメモリでの印字処理を行なう
か、などの選択ができ、目的に応じたバンド数による印
字をユーザが指定可能とすることである。
【0020】また、本発明の目的は、上記目的に鑑み、
プリンタに設定可能なバンド数をホスト側へ伝達するこ
とによって、ユーザが要望するバンド数での印刷処理を
ホストからプリンタへ指示可能にすることである。
【0021】
【課題を解決する為の手段】かかる課題を解決する為
に、本発明の印刷装置は、バンディング処理を用いて描
画を行ない印刷する印刷装置であって、ホストから所望
の用紙サイズを含む設定可能なバンド数情報を要求する
命令を受け取る受信手段と、前記受信手段により受け取
った要求に含まれる用紙サイズをもとに、1ページに設
定可能なバンド数を算出し、当該算出された設定可能な
バンド数を含む情報を前記ホストに送信する送信手段
と、前記送信手段により設定可能なバンド数を含む情報
を送信することに応じてホスト側で選択される印刷モー
ドに基づいて、描画結果を記憶するメモリのバンド数を
決定するバンド数決定手段と、前記バンド数決定手段に
より決定されたバンド数で描画を行なうよう指示するバ
ンド数指示手段と、前記バンド数指示手段で指示された
バンド数で描画を行ない、当該描画結果を印刷する印刷
手段を有する。
【0022】かかる課題を解決する為に、本発明の印刷
方法は、バンディング処理を用いて描画を行ない印刷す
る印刷装置における印刷方法であって、ホストから所望
の用紙サイズを含む設定可能なバンド数情報を要求する
命令を受け取る受け取り工程と、前記受け取った要求に
含まれる用紙サイズをもとに、1ページに設定可能なバ
ンド数を算出し、当該算出された設定可能なバンド数を
含む情報を前記ホストに送信する送信工程と、前記設定
可能なバンド数を含む情報を送信することに応じてホス
ト側で選択される印刷モードに基づいて、描画結果を記
憶するメモリのバンド数を決定するバンド数決定工程
と、前記バンド数決定工程により決定されたバンド数で
描画を行なうよう指示するバンド数指示工程と、前記バ
ンド数指示工程で指示されたバンド数で描画を行ない、
当該描画結果を印刷する印刷工程を有する。
【0023】
【実施例】以下に、本発明の実施例について図1〜図1
1を参照しながら説明する。
【0024】図1は、本発明の一実施例に係る印刷装置
の構成を示すブロック図である。これは図3に示すレー
ザビームプリンタの例である。
【0025】図1において、1000はレーザービーム
プリンタ(以下、LBPという)で、プリンタコントロ
ーラ1001(以下、コントローラという)、エンジン
1100、パネル装置1003、ディスク装置1004
からなる。
【0026】また、外部のホスト1200と接続されて
おり、ホスト1200からの印刷データ等を受け取って
印刷処理を実行するように構成されている。
【0027】コントローラ1001において、CPU1
106は、PROM1107に格納された各種制御プロ
グラム(例えば、図4、図8、図11のフロ−チャ−ト
に示す制御プログラム)にもとづいて各部を制御する。
【0028】また、PROM1107には、印刷データ
等の入力データを解釈し画像データに変換する際にCP
U1106が参照する印刷データ解析プログラムなども
格納されている。
【0029】RAM1108は、画像データを格納する
2つのバンドメモリ、画像を構成する要素であるオブジ
ェクト本体(後記)、オブジェクト本体の座標などの付
加情報であるオブジェクト情報(後記)、様々な印刷環
境設定値、実際にバンディング処理を行なう際に参照す
る実行時参照バンド数、などが確保されている。
【0030】また、RAM1108は、CPU1106
のワークエリアとしても使用される。
【0031】ホストインタフェース1005(以下、イ
ンタフェースをI/Fという)は、ホスト1200と印
刷データやコマンドなどの通信を行なうI/Fである。
エンジンI/F1103は、エンジン1100と通信を
行なうI/Fで、CPU1106の指示によって、展開
された画像データを直接RAM1108にあるバンドメ
モリから得てそれをビデオ信号に変換してエンジン11
00に転送する役目を果たす。
【0032】入力バッファ1109は、印刷データ等の
ホストコンピュータから送信される入力データを一時的
に格納するためのバッファである。
【0033】エンジン1100は、エンジンI/F11
03から転送されるビデオ信号にしたがって、記録媒体
に画像データを実際に印刷する装置である。
【0034】パネル装置1012は、パネルI/F11
04を介してプリンタの操作を行なうための各種ボタン
や、プリンタのエラーなどの状態メッセージ文字列や印
刷環境の設定値文字列などを表示するための液晶パネル
などが備わっている。
【0035】ディスク装置1004は、ディスクI/F
1105を介してコントローラ1001と接続されてい
る、様々なデータを記憶しておく外部記憶装置であり、
ハードディスク装置や光磁気ディスク装置、フロッピー
ディスク装置などであり、展開されたデータによりえら
れた画像データの保存などにも利用される。
【0036】なお、LBP1000は、図示しない電源
部から電力の供給を受けている。
【0037】ここで、図5を用いて、本実施例における
オブジェクト情報およびオブジェクト本体とその分割に
ついて説明する。
【0038】入力された印刷データ(例えば、文字コ−
ドや制御コ−ドから構成されるペ−ジ記述言語等のプリ
ンタ言語)をCPU1106が解釈し画像データ(ビッ
トマップデ−タ)に変換するのだが、例えばCPU11
06が「円を描く」という印刷データを解釈した場合、
図5の矢印の左側に示したように、まず「円」を1つの
オブジェクトと判断し、円の形・大きさなどを示すオブ
ジェクト本体(図の○)と、円を描く座標を特定するた
めの付加情報であるオブジェクト情報(・の座標)と
を、画像データとしてそれぞれRAM1108上に格納
する。
【0039】その後、複数バンドに分割する際、そのオ
ブジェクトが2つのバンドにまたがる場合、図5の矢印
の右側に示したように、上のバンドで座標を特定するた
めのオブジェクト情報、下のバンドで座標を特定するた
めのオブジェクト情報、の2つを、それぞれRAM11
08に格納することが必要となる。
【0040】また、3つ以上のバンドにまたがる場合
も、全く同様に、またがるバンドの数だけオブジェクト
情報が必要になってくる。
【0041】次に、図2の2−1と2−2を用いて、R
AM1108に獲得されるバンドメモリ、オブジェクト
情報格納領域、オブジェクト本体格納領域、のサイズに
ついて説明する。
【0042】RAM1108において、1ページあたり
のバンド数により、それぞれ必要となる格納領域サイズ
は異なる。バンド数が少ない場合は、バンドメモリサイ
ズは大きくなるが、一般的に複数のバンドにまたがるオ
ブジェクト数が少ないため、オブジェクト情報格納領域
のサイズは小さい。
【0043】逆に、バンド数が多い場合はバンドメモリ
は小さくなり、一般的に複数のバンドにまたがるオブジ
ェクト数が多いため、オブジェクト情報格納領域のサイ
ズは大きくなる。
【0044】図2の2−1は、バンド数が少ない場合の
RAM1108における関連部分の領域の例で、図2の
2−2は、バンド数が多い場合のRAM1108の関連
部分の領域の例である。
【0045】図3は、本実施例に適用されるLBP10
00の機械的内部構造を示す断面図である。
【0046】図3において、1000はLBPであり、
外部に接続されているホスト(図1の1200)から供
給される印刷データ、制御コマンドなどを入力して記憶
するとともに、それらの情報に従って対応する印刷画像
などを作成し、記録媒体上に像を形成する。
【0047】1012は操作のためのスイッチ、LED
表示器、文字列を表示する液晶パネルなどが配されてい
るパネル装置、1001はLBP1000全体の制御お
よびホストから供給される印刷データなどを解析するコ
ントローラである。
【0048】このコントローラ1001は、主に印刷画
像データを対応する画像のビデオ信号に変換してレーザ
ドライバ1002に出力する。レーザドライバ1002
は半導体レーザ1003を駆動するための回路であり、
入力されたビデオ信号に応じて半導体レーザ1003か
ら発射されるレーザ光1004をオンオフ切り替えす
る。レーザ1004は回転多面鏡1005で左右方向に
振られ静電ドラム1006上を走査する。
【0049】これにより、静電ドラム1006上には描
画画像の静電潜像が形成される。この潜像は、静電ドラ
ム1006周囲の現像ユニット1007により現像され
た後、記録紙に転送される。この記録紙にはカットシー
トを用い、カットシート記録紙はLBP1000に装着
した用紙カセット1008に収納され、給紙ローラ10
09および搬送ローラ1010と1011とにより装置
内に取り込まれて、静電ドラム1006に供給される。
【0050】このようにして、記録媒体上に画像が印刷
されることになる。
【0051】次に、バンディング処理で1ページの印刷
を行なう過程を、図4、図8の8−1と8−2に示すフ
ローチャートを用いて説明する。
【0052】まず、図4を用いて説明していく。
【0053】入力バッファ1109には、ホストコンピ
ュータから受けとった印刷データが格納されている。ま
ず、ステップS1で、CPU1106は、プログラムR
OM1107に記述されたプログラムに従い、画像処理
生成部において図形や文字、イメージデータなど1つ1
つについての画像情報(オブジェクト本体、オブジェク
ト情報)を生成し、RAM1108のオブジェクト本体
格納領域、オブジェクト情報格納領域に格納する。1ペ
ージ内の全てのオブジェクトを生成し終えるとステップ
S2にすすむ。
【0054】ステップS2で、印刷環境の”バンド決定
モード”を得る。
【0055】そして、ステップS3にすすみ、ステップ
S2で得た”バンド決定モード”が高速印刷モードであ
るかどうかを調べ、その結果によって制御がわかれる。
【0056】すなわち、”バンド決定モード”が高速印
刷モードでないと判断した場合はステップS4にすす
み、”バンド決定モード”が省メモリ印刷モードである
かどうかを調べる。
【0057】ここで、その結果によって、制御がわかれ
る。すなわち、省メモリ印刷モードでないと判断した場
合は、ステップS5にすすみ、印刷環境の”バンド数”
を得て、その値をRAM1108の実行時参照バンド数
に格納する。
【0058】そして、ステップS6にすすみ、上記で図
5を用いて示したように、各オブジェクトを調べ、実行
時参照バンド数に対応したバンドにまたがっているオブ
ジェクトは分割する。その際、複数のバンドにまたがる
オブジェクトについては、オブジェクト情報がまたがっ
ている各バンド毎に必要となるので、それをRAM11
08に追加格納する。
【0059】CPU1106は、全ての分割が必要なオ
ブジェクトについて分割処理を終えると、ステップS7
にすすむ。
【0060】ここでは、上記で図7を用いて説明したバ
ンディング処理の要領で、各バンドについて、RAM1
108に格納されているオブジェクト本体を、オブジェ
クト情報などを参照しながら、2つのうちの一方のバン
ドメモリに展開するのと同時に、並行して、他方のバン
ドメモリに展開済みのビットマップをビデオ信号に変換
しながら、エンジン1100に転送する。
【0061】上記で図3を用いて説明したように、ビデ
オ信号がエンジンに転送されると、ビデオ信号にしたが
ってエンジンは記録媒体上に画像を印刷することにな
る。
【0062】ここで、ステップS3において、”バンド
決定モード”が高速印刷モードであると判断した場合の
処理を、図8の8−1に示すフローチャートを用いて説
明する。
【0063】バンド決定モードが高速印刷モードであ
る、というのは、ユーザが、印刷スピードを最も優先に
するよう要求しているということである。
【0064】ステップS20にすすみ、バンドメモリへ
の展開時間とバンドメモリのエンジンへの転送時間を考
慮して、印刷に要する時間が最短となるようなバンド数
を求める。
【0065】例えば、図9を参照して、上記のようにエ
ンジン転送を途中で止めることはできないため、 tn < T / N (ただし、Nはバンド数、nは1、2、…、N)という
条件を満たし、かつ、 t1 + N × T (ただし、t1は第1バンドをバンドメモリに展開に要
する時間、Tは1つのバンドメモリをエンジンに転送す
るのに要する時間)が最も短くとなるようなバンド数N
を求める。
【0066】そして、ステップS21にすすみ、ステッ
プS20で求めたバンド数を、RAM1108にある実
行時参照バンド数に格納する。
【0067】そして、ステップS6にすすみ、上記で示
した通りの処理を続けていく。
【0068】また、ステップS4において、”バンド決
定モード”が省メモリ印刷モードであると判断した場合
の処理を、図8の8−2に示すフローチャートを用いて
説明する。
【0069】バンド決定モードが省メモリ印刷モードで
ある、というのは、ユーザが、印刷スピードをよりも、
小さいメモリで印刷処理をすることを優先にするよう要
求しているということである。
【0070】ステップS30にすすみ、バンド数、オブ
ジェクト分割により増加するオブジェクト情報用のメモ
リをメモリ増加を考慮して、使用メモリが最小となるバ
ンド数を求める。
【0071】ここで、図10にバンド数と使用メモリ量
の関係を示すグラフを示した。バンドメモリ量(バンド
メモリ用のメモリサイズ)は、バンド数が多いほど少な
くなるが、逆に、オブジェクト情報メモリ量(オブジェ
クト情報用のメモリサイズ)は、バンド数が多いほど多
くなっていく。これらの和を考慮し、そのページにとっ
て最も使用するメモリの少なくなるようなバンド数を求
める。
【0072】そして、ステップS31にすすみ、ステッ
プS30で求めたバンド数を、RAM1108にある実
行時参照バンド数に格納する。
【0073】そして、ステップS6にすすみ、上記で示
した通りの処理を続けていく。
【0074】以上、バンディング処理で、1ページの印
刷を行なう過程を示した。2ページ以上の印刷を行なう
場合も、これの繰り返しである。
【0075】次に、ホストに設定可能なバンド数の情報
を返す処理について、図11を用いて説明する。
【0076】ホストは、接続している印刷装置に設定可
能なバンド数情報を得る必要がある場合、所望の用紙サ
イズ(A4、B4など)とともに、印刷装置に対して、
設定可能なバンド数情報を要求する命令を発行する。
【0077】設定可能なバンド数の情報を要求を受け取
ると、CPU1106は、PROM1107に格納され
ているプログラムにしたがって、処理を行なう。
【0078】CPU1106は、まず、ステップS40
で、搭載メモリを得る。
【0079】そして、ステップS41にすすみ、エンジ
ン転送速度を得る。そして、ステップS42にすすみ、
ホストが所望する用紙サイズを得て、ステップS43に
すすみ、ステップS40、ステップS41、ステップS
42で得た搭載メモリ、転送速度、用紙サイズをもと
に、設定可能なバンド数を計算する。
【0080】そして、ステップS44にすすみ、ホスト
に、ステップS43で計算した設定可能なバンド数を、
ホストに送信する。
【0081】なお、上述した本実施例では、印刷装置と
してLBPを用いた例を示したが、本発明はこれに限定
されるものではない。例えば、LEDプリンタなどの他
のプリンタや、複写機などの他の印刷装置を用いること
もできる。
【0082】また、上述した本実施例では、バンド数を
ページ毎に決定する例を示したが、同一ページ内におい
ても、ダイレクトに最適バンド数を計算してバンド毎に
バンド数を決定して印字しても構わない。
【0083】また、上述した本実施例では、バンド数の
リストをホストコンピュータに送信して伝えたが、プリ
ンタのパネルに表示して、ユーザに伝達し、パネル設定
によってバンド数を変更しても構わない。
【0084】また、上述した本実施例では、バンド数の
リストをホストコンピュータに送信してユーザがホスト
側のアプリケーションを使って最適バンド数を指定した
が、ホストから送られてくるデータの種類と、高速処理
か、省メモリ処理かなどの指定から内部的に自動で最適
バンド数を決定しても構わない。
【0085】また、本発明は、複数の機器から構成され
るシステムに適用しても良いし、1つの機器からなる装
置に適用しても良い。
【0086】また、本発明は、システムあるいは装置に
プログラムを供給することによって達成される場合にも
適用できることはいうまでもない。
【0087】また、本発明は、システムあるいは装置に
プログラムを供給することによって達成される場合にも
適用できることはいうまでもない。
【0088】また、上述した本実施例では、ホストから
要求があった場合に、ホストにバンド数のみを送信する
例を示したが、もちろん、1ページ印刷する毎にホスト
に情報を送信しても構わない。
【0089】また、上述した本実施例ではバンド数のみ
でなくそれに付加する情報を送信しても構わない。例え
ば、オブジェクトの数、オブジェクトの位置、オブジェ
クトのサイズ、印刷環境、文字データと図形データの割
合、塗りつぶし部分の割合、なども、ホストの判断材料
として有効であろう。
【0090】以上説明したように、本発明の実施例によ
れば、今まで変更することができなかったバンド数を、
高速処理、あるいは、省メモリでの印字処理を行なうな
どの目的に応じたバンド数に変更することができ、ホス
トから転送された印字データに最適なバンド数で印字す
ることが可能となる。
【0091】また、設定可能なバンド数などの情報をホ
スト側へ伝達することによって、ユーザは高速処理によ
る印字を行なうか、省メモリによる印字行なうかなどの
選択ができ、目的に応じたバンド数による印字をユーザ
が指定することが可能となる。
【0092】
【発明の効果】以上説明した様に本発明によれば、ホス
トから所望の用紙サイズを含む設定可能なバンド数情報
を要求する命令を受け取る受け取り、当該要求に含まれ
る用紙サイズをもとに、設定可能なバンド数を算出し、
当該算出された設定可能なバンド数を含む情報を前記ホ
ストに送信し、当該設定可能なバンド数を含む情報を送
信することに応じてホスト側で選択される印刷モードに
基づいて、描画結果を記憶するメモリのバンド数を決定
し、当該決定されたバンド数で描画を行ない当該描画結
果を印刷することで、より高速処理による印刷を希望す
るか或いはより少ないメモリでの印刷を行うかをホスト
側選択でき、目的に応じたバンド数による印刷ができる
という優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の一実施例に係る印刷装置の構
成を示すブロック図である。
【図2】図2は、本発明に係る実施例により、使用され
るRAM領域の構成例を示した図である。
【図3】図3は、本発明を適用した印刷装置のシステム
構成を示した図である。
【図4】図4は、本発明に係るバンディングの処理手順
を示すフローチャートである。
【図5】図5は、オブジェクト本体とオブジェクト情
報、および、その分割を説明する図である。
【図6】図6は、1ページの印字領域を複数のバンドに
分割を説明する図である。
【図7】図7は、2つのバンドメモリを駆使して、並列
的な展開・転送の実行を説明する図である。
【図8】図8は、最適バンド数を決定するフローチャー
トである。
【図9】図9は、データ展開とデータ転送の関連を説明
する図である。
【図10】図10は、バンド数と使用メモリ量の関係の
例を示すグラフである。
【図11】図11は、バンド情報をホストへ返すしくみ
を説明するフローチャートである。
【符号の説明】
1000 LBP 1001 プリンタコントローラ 1012 パネル装置 1100 エンジン 1101 ディスク装置 1102 ホストI/F 1103 エンジンI/F 1104 パネルI/F 1105 ディスクI/F 1106 CPU 1107 PROM 1108 RAM 1109 入力バッファ 1200 ホストコンピュ−タ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−1011(JP,A) 特開 平6−305203(JP,A) 特開 平7−314801(JP,A) 特開 平7−1767(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B41J 5/30 G06F 3/12

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 バンディング処理を用いて描画を行ない
    印刷する印刷装置であって、 ホストから所望の用紙サイズを含む設定可能なバンド数
    情報を要求する命令を受け取る受信手段と、 前記受信手段により受け取った要求に含まれる用紙サイ
    ズをもとに、1ページに設定可能なバンド数を算出し、
    当該算出された設定可能なバンド数を含む情報を前記ホ
    ストに送信する送信手段と、 前記送信手段により設定可能なバンド数を含む情報を送
    信することに応じてホスト側で選択される印刷モードに
    基づいて、描画結果を記憶するメモリのバンド数を決定
    するバンド数決定手段と、 前記バンド数決定手段により決定されたバンド数で描画
    を行なうよう指示するバンド数指示手段と、 前記バンド数指示手段で指示されたバンド数で描画を行
    ない、当該描画結果を印刷する印刷手段を有することを
    特徴とする印刷装置。
  2. 【請求項2】 前記バンド数決定手段は、ホスト側で高
    速印刷モードが選択された場合に印刷処理速度が早くな
    るようバンド数を決定し、ホスト側で省メモリ印刷モー
    ドが選択された場合に使用するメモリが小さくなるよう
    バンド数を決定することを特徴とする請求項1に記載の
    印刷装置。
  3. 【請求項3】 前記バンド数決定手段は、印刷モードが
    選択されていない場合に、印刷環境で指定されるバンド
    数を得て、印刷実行時のバンド数に決定することを特徴
    とする請求項1または2記載の印刷装置。
  4. 【請求項4】 バンディング処理を用いて描画を行ない
    印刷する印刷装置における印刷方法であって、 ホストから所望の用紙サイズを含む設定可能なバンド数
    情報を要求する命令を受け取る受け取り工程と、 前記受け取った要求に含まれる用紙サイズをもとに、1
    ページに設定可能なバンド数を算出し、当該算出された
    設定可能なバンド数を含む情報を前記ホストに送信する
    送信工程と、 前記設定可能なバンド数を含む情報を送信することに応
    じてホスト側で選択される印刷モードに基づいて、描画
    結果を記憶するメモリのバンド数を決定するバンド数決
    定工程と、 前記バンド数決定工程により決定されたバンド数で描画
    を行なうよう指示するバンド数指示工程と、 前記バンド数指示工程で指示されたバンド数で描画を行
    ない、当該描画結果を印刷する印刷工程を有することを
    特徴とする印刷方法。
  5. 【請求項5】 前記バンド数決定工程は、ホスト側で高
    速印刷モードが選択された場合に印刷処理速度が早くな
    るようバンド数を決定し、ホスト側で省メモリ印刷モー
    ドが選択された場合に使用するメモリが小さくなるよう
    バンド数を決定することを特徴とする請求項8に記載の
    印刷方法。
  6. 【請求項6】 前記バンド数決定工程は、印刷モードが
    選択されていない場合に、印刷環境で指定されるバンド
    数を得て、印刷実行時のバンド数に決定することを特徴
    とする請求項4または5記載の印刷装置。
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