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JP3175469B2 - 車両用ミラー装置 - Google Patents

車両用ミラー装置

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Publication number
JP3175469B2
JP3175469B2 JP04843594A JP4843594A JP3175469B2 JP 3175469 B2 JP3175469 B2 JP 3175469B2 JP 04843594 A JP04843594 A JP 04843594A JP 4843594 A JP4843594 A JP 4843594A JP 3175469 B2 JP3175469 B2 JP 3175469B2
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JP
Japan
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stay
mirror
housing
turning
shaft
Prior art date
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JP04843594A
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JPH07257278A (ja
Inventor
一裕 五島
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Mitsubishi Motors Corp
Original Assignee
Mitsubishi Motors Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Motors Corp filed Critical Mitsubishi Motors Corp
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Publication of JPH07257278A publication Critical patent/JPH07257278A/ja
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  • Rear-View Mirror Devices That Are Mounted On The Exterior Of The Vehicle (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばトラックやバス
などのキャブオーバ型の大型車両に好適なミラー装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】トラック等のキャブオーバ型大型車両の
フロント部分には、車両の下方や後方等を視認するため
に、いくつかのミラーを組合わせたミラー装置が設けら
れている。例えば右ハンドル車の運転席側(車両右側)
には後方視界を得るためのミラーが設けられているとと
もに、助手席側(車両左側)には後方確認用のミラーや
下方確認用のミラーあるいは側面下方確認用ミラーなど
が設けられており、これらはかなり大きなステイに取付
けられている。
【0003】上記ステイは車体の外側にかなり大きく張
出しているため、走行中や駐車中に周囲の状況によって
はミラー装置を格納する必要が生じることがある。特
に、運転席から遠い側(助手席側)のミラー装置は、運
転者自身が手で格納操作を行うことが困難であるため、
モータ等の機械力を用いた遠隔操作によってミラー装置
の格納とミラーの張出し(使用位置への復帰)が行える
ことが望まれている。
【0004】このような要望のもとに開発されてきた大
型車両用の電動ミラー装置は、一般に、ミラー取付用ス
テイを格納位置から張出し位置にわたって往復回動可能
に設けるとともに、このステイを減速機構付きのモータ
によって旋回させるようにしており、ストッパー機構に
よってステイを格納位置と張出し位置とに停止させるよ
うにしている。
【0005】ところがこの種のミラー装置に使われてい
る大型のステイはスパンが長いためステイ自体が揺れや
すいことに加えて、ステイの取付部分などに少しでもが
たつきがあると、エンジンの回転によって生じる振動や
車両の走行に伴う振動などが増幅されてミラーの振動を
大きくすることがある。このためステイは弛みを生じな
いように固定する必要があるが、モータ減速機構のギヤ
・バックラッシュや、継手部等に多少の程度の遊びが存
在することは避けられない。
【0006】ステイの振動を防止する手段として、図5
に示す電動ミラー装置1のように、ガススプリング2に
よってステイ3をミラー張出し方向に押付けるようにし
たものが提案されている。このミラー装置1のステイ3
は、ミラー取付用のステイ本体3aと、中間継手5によ
ってステイ本体3aに連結された駆動アーム3bを備え
ており、車体側に内蔵されたモータユニット6によって
駆動アーム3bを旋回させることにより、ステイ3が第
1の回転軸(電動回転軸)7まわりに回転するようにし
ている。駆動アーム3bは、ガススプリング2によって
ミラー張出し方向に押付けられている。
【0007】上記ミラー装置1は、駆動アーム3bに対
してステイ本体3aを中間継手5まわりに回転させるこ
とができるため、手動でステイ本体3aの位置を調整す
ることも可能である。つまり手動回転時にはステイ本体
3aが第2の回転軸(手動回転軸)8を中心に旋回す
る。このためステイ本体3aの下端は、ボールジョイン
ト9によって揺動可能にかつ回転自在に支持されてい
る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記先行技術のミラー
装置1は、駆動アーム3bをモータユニット6によって
格納方向に旋回させる際にガススプリング2を圧縮しな
ければならず、しかも駆動アーム3bの回転中心からス
テイ本体3aまでの張出し量が大きいため、モータユニ
ット6はかなり大きなトルクを発生するものでなければ
ならない。このためモータユニット6が大型化し、コス
トも高くなるといった問題がある。また、ガススプリン
グ2は通常のばねやゴムに比べて大きくかつコストの高
い部品であり、しかも2種類の回転軸(電動回転軸7と
手動回転軸8)が必要なことから、中間継手5やボール
ジョイント9などが必要であるなど部品点数が多く、改
善の余地があった。
【0009】従って本発明の目的は、電動回転軸と手動
回転軸を1つの軸に共通化することができ、しかも簡単
な構成によってステイの振動を効果的に抑制できるよう
なミラー装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記目的を果たすために
開発された本発明のミラー装置は、車体の外側に固定さ
れるハウジングと、上記ハウジングの先端部に回転自在
に設けた旋回軸と、上端側の基部が上記旋回軸によって
上記ハウジングに回転自在に支持されかつ外力が加わっ
た時に上記旋回軸に対して相対回転することができる
ラー取付用ステイと、上記ミラー取付用ステイの下端部
を回転自在に支持する下端支持軸と、上記ハウジングに
収容された正逆回転可能なモータと、上記ハウジングの
内部に設けられかつ上記モータによって駆動される回転
駆動部材と、上記ハウジングの内部において上記旋回軸
に設けられ、この旋回軸の回動に伴い上記ミラー取付用
ステイをミラー格納ポジションからミラー張出しポジシ
ョンにわたって回動可能な旋回部材と、上記ミラー取付
用ステイが上記ミラー張出しポジションまで回動された
状態において上記旋回部材が圧接される位置に設けられ
た弾性部材と、一端側が上記旋回部材に接続されかつ他
端側が上記回転駆動部材の回転中心から偏心した位置に
接続されていて上記回転駆動部材の回転運動を上記旋回
部材に伝えるリンクとを具備し、手動回転時と電動回転
時のいずれも場合も上記旋回軸と下端支持軸とを結ぶ線
分を中心にミラー取付用ステイが回転するようにしたこ
とを特徴とする
【0011】
【作用】モータの回転力は回転駆動部材に伝わり、回転
駆動部材が回転することによってリンクを介して旋回部
材が回動する。モータを第1の方向(ミラー格納方向)
に回転させると、旋回部材がミラー格納ポジション方向
に回動するため、ミラー取付用ステイがミラー格納方向
に旋回する。
【0012】モータを第2の方向(ミラー張出し方向)
に回転させると、上記とは逆に旋回部材がミラー張出し
ポジション方向に回動することに伴って、ミラー取付用
ステイがミラー張出し方向に旋回し、ミラー張出しポジ
ションにおいて旋回部材が弾性部材に圧接された状態で
停止する。
【0013】ステイの基部が締付手段によって旋回軸に
保持されている場合、ある程度以上の大きさのトルクが
ミラー取付用ステイ側から加わった時には、締付手段の
摩擦力等に抗してステイの基部が旋回軸に対して相対回
転することができる。このため、ステイを手で回転させ
たい場合には、ステイを手でつかんで旋回軸まわりに回
転させればよい。すなわち、1つの旋回軸が手動回転軸
と電動回転軸として機能する。
【0014】
【実施例】以下に本発明の一実施例について、図1〜図
4を参照して説明する。図3は、トラックやバスなどの
キャブオーバ型の大型車両に用いられるミラー装置10
を車体11に取付けた状態を示している。このミラー装
置10は助手席側に設けられており、ウインドシールド
12の前側に突き出るミラー取付用ステイ13を備えて
いる。
【0015】ミラー取付用ステイ13はコ状に曲成され
ており、このステイ13の適宜位置に下方視ミラー15
や後方視ミラー16および側面下方視ミラー17などが
取付けられている。ステイ13の材料は軽量化を図るた
めに金属管が望ましいが、重量が問題にならない場合に
は中実の金属棒が使われてもよい。
【0016】ステイ13の上端側の基部20は、モータ
ユニット21の旋回軸22に取付けられている。ステイ
13の下端部25は、下端支持軸26によって、ブラケ
ット27に回転自在に支持されている。このブラケット
27は、車体11の外側の部材(例えばピラー28)に
固定されている。
【0017】図1等に示すように、モータユニット21
は、ハウジング30を備えたユニット本体31と、ユニ
ット本体31に設けられた脚部32,33,34を有し
ている。ユニット本体31と脚部32,33,34は、
止めねじ35,36,37によって互いに固定されてい
る。脚部32,33,34は車体側の部材40にボルト
等の固定用部品41,42,43によって固定されてい
る。
【0018】図4に示すように、ハウジング30は、図
示上側に位置するハウジングボディ50と、下側に位置
するハウジングカバー51とからなり、これらを互いに
ねじ52によって固定するようにしている。ハウジング
ボディ50とハウジングカバー51との接合面には全周
にわたってシール材53が設けられており、このシール
材53によって、ハウジング30の内部に水が侵入する
ことを防いでいる。
【0019】ハウジングボディ50とハウジングカバー
51は例えばアルミダイキャストのような軽合金の成形
品が適しているが、場合によっては短繊維で強化された
樹脂(FRP)のような合成樹脂の一体成形品が使われ
てもよい。図4中の符号54は、前記止めねじ35,3
7を挿入するための孔を示している。
【0020】ハウジング30の内部にアクチュエータ6
0が収容されている。このアクチュエータ60は、正逆
回転可能な直流モータ61と、モータ61のトルクを増
大させる減速機構部62などからなり、減速機構部62
の出力軸に駆動ギヤ63が取付けられている。モータ6
1に電力を供給するためのケーブル64は、図示しない
ワイヤハーネス等を経由して車体内部の電源装置に接続
されている。
【0021】モータ61によって回転駆動部材70が回
転させられるようになっている。この回転駆動部材70
は、軸71を中心に回転する。回転駆動部材70の外周
部に被動ギヤ72が設けられており、この被動ギヤ72
は駆動ギヤ63に噛合っている。
【0022】ハウジング30の先端部に旋回軸22が回
転自在に設けられている。この旋回軸22には、ステイ
13の基部20を保持するための締付手段75が設けら
れている。この締付手段75は、旋回軸22に対してス
テイ基部20を適度な摩擦力によって拘束するようにし
ており、図4に示すように構成されている。
【0023】すなわち締付手段75は、旋回軸22の上
端部に設けられた鍔状のステイ取付座76と、このステ
イ取付座76から上方に突出するボルト部77と、コ状
の摩擦板78と、ボルト部77に螺合させられたナット
79などを備えている。ナット79はキャップ80によ
って覆われている。ボルト部77にはステイ基部20に
設けられた孔81が挿着される。ステイ基部20は偏平
な形状に成形されており、このステイ基部20を上下両
方向から挟み込むようにして摩擦板78が嵌合させられ
ている。
【0024】摩擦板78は、ステイ基部20の上側に位
置する上板85と、ステイ基部20の下側に位置する下
板86と、これら上下の板85,86をつなぐ連結部8
7などからなり、ステイ基部20に設けられた溝88に
下板86を嵌合させることによって、ステイ取付座76
に対する摩擦板78の回り止めをなしている。
【0025】上記構成の締付手段75は、ナット79を
所定トルクで締付けることにより、摩擦板78の上板8
5および下板86とステイ基部20との間に適度な摩擦
力が生じ、この摩擦力によってステイ基部20が旋回軸
22と一体に回転できるようになっている。換言する
と、ある程度以上の外力がステイ13側から入力された
時には、上述の摩擦力に抗してステイ基部20が旋回軸
22に対して相対回転することができる。
【0026】上記ナット79は摩擦板78を介してステ
イ基部20を締付けており、摩擦板78はステイ基部2
0に設けられた溝88に嵌合することによって旋回軸2
2に対し相対回転不能に保持されているため、外力など
によってステイ基部20が旋回軸22に対し相対回転す
る際にもナット79を回転させる力は発生せず、振動な
どに対してもナット79と摩擦板78との一体性が保た
れる。従って、このような摩擦板78を設けたことによ
り、ナット79の緩み防止効果が得られる。
【0027】ハウジング30の内部において旋回軸22
に旋回部材90が設けられている。この旋回部材90
は、図1に示すミラー格納ポジションから図2に示すミ
ラー張出しポジションにわたって往復回動可能であり、
旋回部材90がミラー格納ポジションに位置した時には
車体に対するステイ13の張出し量が減少し、旋回部材
90がミラー張出しポジションに位置した時に正規のミ
ラー使用位置までステイ13が戻るようになっている。
【0028】ハウジング30の内面に弾性部材92が固
定されている。この弾性部材92は旋回部材90がミラ
ー張出しポジションまで回動した時に旋回部材90を受
けることのできる位置に設けられている。弾性部材92
の一例は、合成ゴムやウレタンエラストマ等に代表され
るゴム状弾性を有するストッパーゴムである。なお、弾
性部材92は、板ばねや巻きばねあるいは皿ばね等の金
属製スプリングでもよく、要するに旋回部材90がミラ
ー張出し位置まで回動した時に旋回部材90を弾性的に
支承するものであればよい。
【0029】回転駆動部材70と旋回部材90との間に
リンク95が設けられている。リンク95の一端96は
軸97によって旋回部材90に接続され、リンク95の
他端98は回転駆動部材70の回転中心から偏心した位
置において軸99によって回転駆動部材70に接続され
ている。このリンク95は、回転駆動部材70の回転運
動を旋回部材90に伝達するためのクランク機構100
を構成する。
【0030】上記クランク機構100は、図2に示すク
ランク上死点付近において旋回部材90をミラー張出し
ポジションに位置させるようになっている。この明細書
で言う上死点とは、回転駆動部材70が回転する時のリ
ンク95の移動軌跡のうち、リンク95の一端96から
回転駆動部材70までの距離が最大になる位置、すなわ
ち軸97,71,99が一直線に揃う位置である。
【0031】図1の状態からリンク95が上死点に近付
くに従って、回転駆動部材70の角速度に対するリンク
95の一端96の変位量が次第に減少してゆき、上死点
の直前において、リンク95の押付け力すなわち弾性部
材92に対する旋回部材90の押付け力がほぼ最大にな
る。
【0032】また、旋回部材90をミラー格納ポジショ
ンとミラー張出しポジションとに停止させるためのスト
ッパー手段110が設けられている。ストッパー手段1
10の一例は、図1等に示すように回転駆動部材70に
設けた円弧状の長孔111とこの長孔111に挿入され
たピン112を有する位置決め機構113と、モータ6
1の供給電流が所定値を越えた時にモータ61への給電
を断つ電気回路部などからなる。
【0033】上記ピン112はハウジング30に設けら
れており、回転駆動部材70がミラー格納ポジションま
で回転した時に、図1に示すようにピン112が長孔1
11の一端壁115に当接することによって回転駆動部
材70を停止させる。図2に示すように回転駆動部材7
0がミラー張出しポジションまで回転した時には、ピン
112が長孔111の他端壁116に当接することによ
って回転駆動部材70を停止させるようになっている。
【0034】上記ストッパー手段110の電気回路部
は、モータ61に供給される電流が所定値を越えたこと
を検出する過電流検出回路と、過電流が検出された時に
モータ61への通電を断つ電流遮断回路などからなり、
回転駆動部材70が上述のミラー格納ポジションおよび
ミラー張出しポジションにおいて位置決め機構113に
よって拘束された時に、モータ61に過電流が流れるこ
とによって、モータ61への通電を断つようにしてい
る。なお、過電流検出回路の代りにリミットスイッチを
用いることにより、ミラー格納ポジションおよびミラー
張出しポジションにおいてモータ61への通電を断つよ
うにしてもよい。
【0035】次に、上記ミラー装置10の作用について
説明する。モータ61が回転すると、駆動ギヤ63が回
転することによって回転駆動部材70が回転するため、
リンク95を介して旋回部材90が回動する。たとえ
ば、図1に示すミラー格納状態からモータ61をミラー
張出し方向に回転させると、駆動ギヤ63が矢印A1 方
向に回転するため、回転駆動部材70が矢印A2 方向に
回転することにより、リンク95が矢印A3 方向に移動
する。この場合、リンク95はクランク上死点に向って
移動するため、旋回部材90が矢印A4 方向に回転す
る。旋回軸22にはステイ基部20が締付手段75によ
って拘束されているから、旋回軸22が回転するとステ
イ13も一緒に回転するため、ミラー張出し位置(図
2)までステイ13を回転させることができる。
【0036】上述のように旋回部材90がミラー張出し
方向に回転する時、リンク95がクランク上死点に近付
くにつれて、リンク95の押付け力が大きくなってゆ
く。そして上死点付近においてストッパー手段110の
ピン112が長孔111の端壁116に突当たることに
よって旋回部材90が停止するとともに、旋回部材90
が弾性部材92に突当たり、弾性部材92がある程度撓
んだ状態で旋回部材90が支持される。この状態に至る
と、モータ61への供給電流が規定値を越えるため、ス
トッパー手段110の過電流検出回路と電流遮断回路に
よってモータ61への通電が断たれる。
【0037】上記のように、ミラー張出しポジションに
おいてはリンク95が突っ張るような姿勢になり、てこ
のように旋回部材90を弾性部材92に押付けるため、
旋回部材90が強い力で拘束されるようになり、しかも
弾性部材92のゴムの振動吸収性によってステイ13の
振動が吸収されるなど、ステイ13の振動が防止され
る。なお、旋回部材90を弾性部材92に押付けるばね
(引張りばねやねじりばね等)を追加することによっ
て、更に強い力で旋回部材90をミラー張出しポジショ
ンに保持できるようにしてもよい。
【0038】上記とは逆にモータ61をミラー格納方向
に回転させると、回転駆動部材70とリンク95と旋回
部材90がミラー張出し時とは逆の方向に移動すること
により、ステイ13がミラー格納方向に旋回してゆく。
そしてステイ13が所定の格納位置まで旋回したところ
で、ストッパー手段110のピン112が長孔111の
端壁115に突当たることにより、旋回部材90の回転
が停止するとともに、モータ61への通電が断たれる。
【0039】必要に応じてステイ13を手で回転させた
い場合には、ステイ13を手でつかみ、締付手段75に
よる摩擦力に抗してステイ13を旋回軸22を中心に回
転させればよい。なお、ミラーが障害物に接触するなど
してステイ13側からトルクの入力があった場合も、手
動回転時と同様に、旋回軸22を中心にステイ13が回
転する。
【0040】上記ステイ13は、手動回転時と電動回転
時のいずれの場合も、旋回軸22と下端支持軸26を結
ぶ線分を中心にステイ13が回転するため、手動回転軸
と電動回転軸の1軸化が図られている。このため下端支
持軸26にボールジョイントを用いる必要がない。
【0041】
【発明の効果】本発明によれば、リンクと弾性部材を組
合わせた簡単な構成によって、ステイをミラー張出しポ
ジションにて確実に固定しておくことができ、ミラーの
振動を抑制できるとともに、手動によってミラー取付用
ステイを回転させる時と、モータによってミラー取付用
ステイを回転させる時のいずれも場合も、上記旋回軸と
下端支持軸とを結ぶ線分を中心にミラー取付用ステイが
回転することになる。すなわち1つの旋回軸を電動回転
軸と手動回転軸として用いることができるため部品点数
の削減と構成の簡略化が図れ、しかもガススプリングを
用いることなくステイの振動を防止できるためモータの
駆動トルクが小さなものでよいなど、コストダウンを図
る上でもきわめて有効である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すミラー装置の格納状態
の平面図。
【図2】図1に示されたミラー装置の張出し状態の平面
図。
【図3】図1に示されたミラー装置の全体の斜視図。
【図4】図1に示されたミラー装置のユニット本体の側
面図。
【図5】従来のミラー装置を示す斜視図。
【符号の説明】
10…ミラー装置 13…ステイ 15,16,17…ミラー 20…ステイの
基部 21…モータユニット 22…旋回軸 30…ハウジング 61…モータ 70…回転駆動部材 75…締付手段 76…ステイ取付座 78…摩擦板 90…旋回部材 92…弾性部材 95…リンク 100…クラン
ク機構 110…ストッパー手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−86656(JP,A) 実開 平4−1046(JP,U) 実開 昭58−168941(JP,U) 実開 平4−71338(JP,U) 実開 平3−15758(JP,U) 実開 平2−27944(JP,U) 実開 昭61−109853(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60R 1/074 B60R 1/06

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】車体の外側に固定されるハウジングと、上記ハウジングの先端部に回転自在に設けた旋回軸と、 上端側の基部が上記旋回軸によって 上記ハウジングに回
    転自在に支持されかつ外力が加わった時に上記旋回軸に
    対して相対回転することができるミラー取付用ステイ
    と、上記ミラー取付用ステイの下端部を回転自在に支持する
    下端支持軸と、 上記ハウジングに収容された正逆回転可能なモータと、 上記ハウジングの内部に設けられかつ上記モータによっ
    て駆動される回転駆動部材と、 上記ハウジングの内部において上記旋回軸に設けられ、
    この旋回軸の回動に伴い上記ミラー取付用ステイをミラ
    ー格納ポジションからミラー張出しポジションにわたっ
    て回動可能な旋回部材と、 上記ミラー取付用ステイが上記ミラー張出しポジション
    まで回動された状態において上記旋回部材が圧接される
    位置に設けられた弾性部材と、 一端側が上記旋回部材に接続されかつ他端側が上記回転
    駆動部材の回転中心から偏心した位置に接続されていて
    上記回転駆動部材の回転運動を上記旋回部材に伝えるリ
    ンクとを具備し、 手動回転時と電動回転時のいずれも場合も上記旋回軸と
    下端支持軸とを結ぶ線分を中心に上記ミラー取付用ステ
    イが回転するようにした ことを特徴とする車両用ミラー
    装置。
  2. 【請求項2】上記ミラー取付用ステイの基部は上記ハウ
    ジングに回転自在に設けられた旋回軸に取付けられてお
    り、しかも上記ミラー取付用ステイの基部は上記旋回軸
    に対して相対回転可能に締付ける締付手段により所定の
    保持力が加えられた状態で上記旋回軸に取付けられたこ
    とを特徴とする請求項1記載の車両用ミラー装置。
  3. 【請求項3】上記締付手段は、上記旋回軸の端部に設け
    られたステイ取付座と、上記ステイ取付座の上記旋回軸
    と反対側の面より突出し上記ステイの基部に形成された
    孔に挿着されたボルト部と、上記ステイの基部を挟むよ
    う上記ボルト部が挿着されかつ上記ステイ取付座に形成
    される溝に嵌合して固定される摩擦板と、上記ボルト部
    に螺合し上記ステイの基部と上記摩擦板とを互いに締付
    けるナットとを具備していることを特徴とする請求項2
    記載の車両用ミラー装置。
JP04843594A 1994-03-18 1994-03-18 車両用ミラー装置 Expired - Lifetime JP3175469B2 (ja)

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JP04843594A JP3175469B2 (ja) 1994-03-18 1994-03-18 車両用ミラー装置

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