JP3175313B2 - 織機の経糸張力制御装置 - Google Patents
織機の経糸張力制御装置Info
- Publication number
- JP3175313B2 JP3175313B2 JP19829492A JP19829492A JP3175313B2 JP 3175313 B2 JP3175313 B2 JP 3175313B2 JP 19829492 A JP19829492 A JP 19829492A JP 19829492 A JP19829492 A JP 19829492A JP 3175313 B2 JP3175313 B2 JP 3175313B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- tension
- warp
- support bracket
- roller
- lever
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Looms (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、織機の経糸張力制御
装置に関し、特に、テンションローラを支持するテンシ
ョンレバーと、このテンションレバーと機台との間に設
けられたテンションスプリングと、経糸を一定角度で前
記テンションローラに案内するガイドローラとからなる
織機の経糸張力制御装置に関するものである。
装置に関し、特に、テンションローラを支持するテンシ
ョンレバーと、このテンションレバーと機台との間に設
けられたテンションスプリングと、経糸を一定角度で前
記テンションローラに案内するガイドローラとからなる
織機の経糸張力制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、経糸開口の際における経糸張力を
緩和するための経糸張力制御装置は、図4に示されるよ
うに、経糸の張力を直接検出するためにフレームに固定
された支持ブラケットとテンションローラとの間にテン
ションスプリングと張力検出器であるロードセルとを直
列に介在させたものが知られている(実公平2ー413
4号公報)。
緩和するための経糸張力制御装置は、図4に示されるよ
うに、経糸の張力を直接検出するためにフレームに固定
された支持ブラケットとテンションローラとの間にテン
ションスプリングと張力検出器であるロードセルとを直
列に介在させたものが知られている(実公平2ー413
4号公報)。
【0003】すなわち、図3に示されるように、送出ビ
ーム2に巻かれた経糸1は、固定位置のガイドローラ4
に案内されて一定角度でテンションローラ3に接し、こ
のテンションローラ3によってそのテンションが緩和さ
れ、開口装置5,5によって開口6し、その開口6内に
緯糸7を挿入、緯打ちされて織布8となり、、この織布
は、ガイドロール9,9と巻取ロール10によって案内
され、クロスビーム11に巻き取られている。このテン
ションローラ3は、その支持手段であるテンションレバ
ー12によって変位自在に支持されており、この支持手
段と機台フレームなどの支持体15との間には、経糸の
張力を直接測定するために、テンションスプリング13
にロードセルのような張力検出器14が直列に配設され
ている。
ーム2に巻かれた経糸1は、固定位置のガイドローラ4
に案内されて一定角度でテンションローラ3に接し、こ
のテンションローラ3によってそのテンションが緩和さ
れ、開口装置5,5によって開口6し、その開口6内に
緯糸7を挿入、緯打ちされて織布8となり、、この織布
は、ガイドロール9,9と巻取ロール10によって案内
され、クロスビーム11に巻き取られている。このテン
ションローラ3は、その支持手段であるテンションレバ
ー12によって変位自在に支持されており、この支持手
段と機台フレームなどの支持体15との間には、経糸の
張力を直接測定するために、テンションスプリング13
にロードセルのような張力検出器14が直列に配設され
ている。
【0004】また、経糸のテンションを緩和するための
テンションローラを支持する支持ブラケットを、長孔を
利用して垂直方向および水平方向で取付位置調整可能に
機台に取り付けた積極的な経糸張力緩和装置も知られて
いる(特開昭59ー94649号公報)。この場合に
も、テンションスプリングあるいは張力検出器の一端が
機台に取り付けられている。
テンションローラを支持する支持ブラケットを、長孔を
利用して垂直方向および水平方向で取付位置調整可能に
機台に取り付けた積極的な経糸張力緩和装置も知られて
いる(特開昭59ー94649号公報)。この場合に
も、テンションスプリングあるいは張力検出器の一端が
機台に取り付けられている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これら
の装置においては、経糸ビームの交換に際し、経糸ビー
ムの径が変わる場合、または、テンションローラの位置
を高さ方向に変更する場合(織布の風合調整のため)
に、ガイドローラの機台への取付位置やテンションスプ
リングの機台への取付部の位置が定められているので、
ガイドローラとテンションローラの関係位置が変わっ
て、テンションローラに接する経糸の角度が変わった
り、テンションレバーとテンションスプリングの取付部
の間の距離が変化するので、長さの異なる所定のテンシ
ョンのテンションスプリングを用意し、支持ブラケット
の位置を調整しなければならないという問題点があっ
た。すなわち、図4に示されるように、800mmの直
径の経糸ビーム2’から1000mmの直径の経糸ビー
ム2に変更される場合には、テンションローラ3に対す
るガイドローラ4の関係位置が変わり、テンションロー
ラ3の支持手段であるテンションレバー12と機台Fの
取付部の間隔Lが変わるのでテンションスプリング13
の長さも変更されなければならない。なお、C1とC2は
それぞれ直径800mmと直径1000mmの経糸ビー
ムが機台に装架される場合の支持中心を示したものであ
る。
の装置においては、経糸ビームの交換に際し、経糸ビー
ムの径が変わる場合、または、テンションローラの位置
を高さ方向に変更する場合(織布の風合調整のため)
に、ガイドローラの機台への取付位置やテンションスプ
リングの機台への取付部の位置が定められているので、
ガイドローラとテンションローラの関係位置が変わっ
て、テンションローラに接する経糸の角度が変わった
り、テンションレバーとテンションスプリングの取付部
の間の距離が変化するので、長さの異なる所定のテンシ
ョンのテンションスプリングを用意し、支持ブラケット
の位置を調整しなければならないという問題点があっ
た。すなわち、図4に示されるように、800mmの直
径の経糸ビーム2’から1000mmの直径の経糸ビー
ム2に変更される場合には、テンションローラ3に対す
るガイドローラ4の関係位置が変わり、テンションロー
ラ3の支持手段であるテンションレバー12と機台Fの
取付部の間隔Lが変わるのでテンションスプリング13
の長さも変更されなければならない。なお、C1とC2は
それぞれ直径800mmと直径1000mmの経糸ビー
ムが機台に装架される場合の支持中心を示したものであ
る。
【0006】さらに、テンションスプリングの取付角度
を変更する必要のある場合があり、その取付部を調整す
る必要があった。なお、このテンションスプリングを長
くすればするほど、その取付作業における作業性も悪
く、その振動が大きくなってロードセルすなわち張力検
出器の張力検出を妨害するという問題点も有している。
を変更する必要のある場合があり、その取付部を調整す
る必要があった。なお、このテンションスプリングを長
くすればするほど、その取付作業における作業性も悪
く、その振動が大きくなってロードセルすなわち張力検
出器の張力検出を妨害するという問題点も有している。
【0007】この発明は、このような問題を解消するた
めになされたもので、径の異なる経糸ビームへの変更や
テンションローラの高さ位置の変更の際に、ガイドロー
ラとテンションローラの位置関係およびテンションロー
ラの運動方向と運動量に変化がなく、かつ直ちにそれら
の取付位置の調整ができる織機の経糸張力制御装置を提
供することを目的としている。
めになされたもので、径の異なる経糸ビームへの変更や
テンションローラの高さ位置の変更の際に、ガイドロー
ラとテンションローラの位置関係およびテンションロー
ラの運動方向と運動量に変化がなく、かつ直ちにそれら
の取付位置の調整ができる織機の経糸張力制御装置を提
供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、この発明は、テンションローラを変位自在に支持す
る支持手段と、この支持手段に一端を連結したテンショ
ンスプリングと、経糸を一定角度で前記テンションロー
ラに案内するガイドローラとからなる織機の経糸張力制
御装置において、前記ガイドローラ、前記支持手段およ
び前記テンションスプリングの他端取付部を支持ブラケ
ットに設け、この支持ブラケットを機台に取付位置調整
可能に取り付けたものである。
に、この発明は、テンションローラを変位自在に支持す
る支持手段と、この支持手段に一端を連結したテンショ
ンスプリングと、経糸を一定角度で前記テンションロー
ラに案内するガイドローラとからなる織機の経糸張力制
御装置において、前記ガイドローラ、前記支持手段およ
び前記テンションスプリングの他端取付部を支持ブラケ
ットに設け、この支持ブラケットを機台に取付位置調整
可能に取り付けたものである。
【0009】なお、この発明は、張力検出器をテンショ
ンスプリングと平行に設けた場合には、張力検出器の取
付部も支持ブラケットに設け、張力検出器をテンション
スプリングと直列に設けた場合には、そのいずれかの取
付部を支持ブラケットに設けたものである。
ンスプリングと平行に設けた場合には、張力検出器の取
付部も支持ブラケットに設け、張力検出器をテンション
スプリングと直列に設けた場合には、そのいずれかの取
付部を支持ブラケットに設けたものである。
【0010】
【作用】ガイドローラとテンションローラの支持手段の
支持部およびテンションスプリングの取付部を支持ブラ
ケットに設け、この支持ブラケットを機台に取付位置調
整可能に取り付けたので、テンションローラの高さ位置
の変更や径の異なる経糸ビームへの変更の場合には、機
台に対する支持ブラケットの取付位置を調整すれば足
り、その調整作業は極めて容易である。
支持部およびテンションスプリングの取付部を支持ブラ
ケットに設け、この支持ブラケットを機台に取付位置調
整可能に取り付けたので、テンションローラの高さ位置
の変更や径の異なる経糸ビームへの変更の場合には、機
台に対する支持ブラケットの取付位置を調整すれば足
り、その調整作業は極めて容易である。
【0011】なお、テンションスプリングの長さやテン
ションローラの取付手段に対する角度も変化がないの
で、テンションローラの運動方向の運動量も同じであ
る。また、張力検出器をテンションスプリングと平行に
設けた場合には、この張力検出器の取付部も支持ブラケ
ットに設け、張力検出器をテンションスプリングと直列
に設けた場合には、そのいずれかの取付部を支持ブラケ
ットに設けたので、この場合にも、機台に対する支持ブ
ラケットの取付位置を調整すればよく、その調整作業は
極めて容易である。
ションローラの取付手段に対する角度も変化がないの
で、テンションローラの運動方向の運動量も同じであ
る。また、張力検出器をテンションスプリングと平行に
設けた場合には、この張力検出器の取付部も支持ブラケ
ットに設け、張力検出器をテンションスプリングと直列
に設けた場合には、そのいずれかの取付部を支持ブラケ
ットに設けたので、この場合にも、機台に対する支持ブ
ラケットの取付位置を調整すればよく、その調整作業は
極めて容易である。
【0012】
【実施例】以下、この発明の実施例を図に示された織機
の経糸張力調整装置について説明する。図中、同一符号
は同一または相当部分を示している。また、織機の全体
的な作用については、図4に示される従来の織機につい
て説明したとおりであり、その説明は省略する。
の経糸張力調整装置について説明する。図中、同一符号
は同一または相当部分を示している。また、織機の全体
的な作用については、図4に示される従来の織機につい
て説明したとおりであり、その説明は省略する。
【0013】テンションローラ3は、軸4に固着された
レバー12bに図示しない軸受を介して回動自在に支持
され、軸4にはガイドローラ4aが回動自在に設けられ
ている。したがって、ガイドローラ4aに案内される経
糸1は、一定の角度と距離でテンションローラ3に接す
ることとなり、また、経糸の進行方向に発生する張力が
テンションローラ3を押圧するときには、レバー12b
を介して軸4を回動することとなる。なお、軸4は図示
しない軸受を介して支持ブラケット15に回動可能に支
承されている。支承手段は容易に取り外しできるように
軸受キャップ20と取付ねじ21a、21aとからなっ
ている。
レバー12bに図示しない軸受を介して回動自在に支持
され、軸4にはガイドローラ4aが回動自在に設けられ
ている。したがって、ガイドローラ4aに案内される経
糸1は、一定の角度と距離でテンションローラ3に接す
ることとなり、また、経糸の進行方向に発生する張力が
テンションローラ3を押圧するときには、レバー12b
を介して軸4を回動することとなる。なお、軸4は図示
しない軸受を介して支持ブラケット15に回動可能に支
承されている。支承手段は容易に取り外しできるように
軸受キャップ20と取付ねじ21a、21aとからなっ
ている。
【0014】そして、テンションレバー12aは軸4に
固着されており、軸4の回動はテンションレバー12a
を揺動することとなる。このテンションレバー12aの
先端には、穴部12dが形成され、この穴部12dに
は、テンションスプリング13の案内棒13aの先端が
通り、この案内棒13aには、ナット13cと座金13
bによりスプリング13が止着されている。そして、こ
の案内棒13aの他端は球面軸受17によってロードセ
ルレバー16に回動自在に支持されている。
固着されており、軸4の回動はテンションレバー12a
を揺動することとなる。このテンションレバー12aの
先端には、穴部12dが形成され、この穴部12dに
は、テンションスプリング13の案内棒13aの先端が
通り、この案内棒13aには、ナット13cと座金13
bによりスプリング13が止着されている。そして、こ
の案内棒13aの他端は球面軸受17によってロードセ
ルレバー16に回動自在に支持されている。
【0015】ロードセルレバー16の一端は図示しない
軸受を介して支持ブラケット15に回動可能に支持され
ており、ロードセルレバー16の中央部には、球面軸受
18が形成され、張力検出器としてのロードセル14の
スタッド14bを回動自在に支持している。ロードセル
14の他方のスタッド14cは支持ブラケット15の所
定位置に設けられた球面軸受19に回動自在に支持され
ている。
軸受を介して支持ブラケット15に回動可能に支持され
ており、ロードセルレバー16の中央部には、球面軸受
18が形成され、張力検出器としてのロードセル14の
スタッド14bを回動自在に支持している。ロードセル
14の他方のスタッド14cは支持ブラケット15の所
定位置に設けられた球面軸受19に回動自在に支持され
ている。
【0016】ロードセル14は、図1に示されるよう
に、テンションスプリング13と平行に配置され、図2
に示されるように、ロードセルレバー16の内側の球面
軸受18で受けられている。なお、テンションスプリン
グ13の案内棒13aの球面軸受はロードセルレバー1
6の外側に設けられているので、ロードセル14は、球
面軸受17を中心としたテンションスプリング13の揺
動の軌跡の外にある。
に、テンションスプリング13と平行に配置され、図2
に示されるように、ロードセルレバー16の内側の球面
軸受18で受けられている。なお、テンションスプリン
グ13の案内棒13aの球面軸受はロードセルレバー1
6の外側に設けられているので、ロードセル14は、球
面軸受17を中心としたテンションスプリング13の揺
動の軌跡の外にある。
【0017】テンションレバー12aの揺動は、テンシ
ョンスプリング13、その案内棒13a、ロードセルレ
バー16を介してロードセル14にそれを伸縮させる力
として伝えられる。なお、この力の大きさは、ケーブル
14aによって織機のコントローラ(図示しない)に伝
達される。
ョンスプリング13、その案内棒13a、ロードセルレ
バー16を介してロードセル14にそれを伸縮させる力
として伝えられる。なお、この力の大きさは、ケーブル
14aによって織機のコントローラ(図示しない)に伝
達される。
【0018】支持ブラケット15は、織機のフレームF
にその取付位置の調整ができるように、長孔15eおよ
びねじ15a,15aによって取付けられている。した
がって、支持ブラケット15の高さ位置を調節すること
によってワープラインの高さや経糸ビーム2とバックロ
ーラ4aの間隔を調整することができる。なお、フレー
ムFに螺合されたボルト15bとそのナット15cと
は、支持ブラケット15の高さを微調整するためのもの
である。
にその取付位置の調整ができるように、長孔15eおよ
びねじ15a,15aによって取付けられている。した
がって、支持ブラケット15の高さ位置を調節すること
によってワープラインの高さや経糸ビーム2とバックロ
ーラ4aの間隔を調整することができる。なお、フレー
ムFに螺合されたボルト15bとそのナット15cと
は、支持ブラケット15の高さを微調整するためのもの
である。
【0019】経糸ビーム2の交換に際しては、先ず、軸
4を支持ブラケット15に固着する軸受キャップ20の
取付ねじ21a,21aを緩めて軸受キャップ20を取
り外し、軸4を持ち上げ、支持ブラケットの載置座15
dに載置する。この時、軸4に固着されたレバー12b
によりテンションローラ3も同時に移動される。一方、
軸4に固着されたテンションレバー12aはその先端に
連結されたテンションスプリング13と案内棒13aと
を持ち上げ、この案内棒13aはロードセルレバー16
の先端の球面軸受17を中心として回動することができ
る。なお、テンションレバー12aの先端の穴部12d
により案内棒13aとの当接が回避される。
4を支持ブラケット15に固着する軸受キャップ20の
取付ねじ21a,21aを緩めて軸受キャップ20を取
り外し、軸4を持ち上げ、支持ブラケットの載置座15
dに載置する。この時、軸4に固着されたレバー12b
によりテンションローラ3も同時に移動される。一方、
軸4に固着されたテンションレバー12aはその先端に
連結されたテンションスプリング13と案内棒13aと
を持ち上げ、この案内棒13aはロードセルレバー16
の先端の球面軸受17を中心として回動することができ
る。なお、テンションレバー12aの先端の穴部12d
により案内棒13aとの当接が回避される。
【0020】経糸ビーム2を交換した後に、軸4を載置
座15dから支持ブラケット15の所定の軸受部に移
し、軸受キャップ20を取付ねじ21a,21aで締め
付け、次いで、ねじ15a,15aを緩め、支持ブラケ
ット15を上昇させることによってテンションローラ3
の機台Fに対する位置を定め、ねじ15a,15aを締
め付ける。この時、軸4に支持されたガイドローラ4
a、軸4に固着されたレバー12bを介して支持された
テンションローラ3、同じく軸4に固着されたテンショ
ンレバー12aとロードセルレバー16との間に介在さ
れたテンションスプリング13、このロードセルレバー
16と支持ブラケット15に支持されたロードセル14
とからなる全てのテンションローラ3の関連部分が一つ
のユニットとして支持ブラケット15に支持されている
ので、各部分間、例えば、テンションローラ3とガイド
ローラ4間の関係またはテンションレバー12aの先端
とロードセルレバー16の先端の間の距離すなわちテン
ションスプリングの長さを変化させることなく、支持ブ
ラケット15の機台Fに対する取付位置を調整するのみ
で、テンションローラ3の高さ位置の調節を行うことが
できる。
座15dから支持ブラケット15の所定の軸受部に移
し、軸受キャップ20を取付ねじ21a,21aで締め
付け、次いで、ねじ15a,15aを緩め、支持ブラケ
ット15を上昇させることによってテンションローラ3
の機台Fに対する位置を定め、ねじ15a,15aを締
め付ける。この時、軸4に支持されたガイドローラ4
a、軸4に固着されたレバー12bを介して支持された
テンションローラ3、同じく軸4に固着されたテンショ
ンレバー12aとロードセルレバー16との間に介在さ
れたテンションスプリング13、このロードセルレバー
16と支持ブラケット15に支持されたロードセル14
とからなる全てのテンションローラ3の関連部分が一つ
のユニットとして支持ブラケット15に支持されている
ので、各部分間、例えば、テンションローラ3とガイド
ローラ4間の関係またはテンションレバー12aの先端
とロードセルレバー16の先端の間の距離すなわちテン
ションスプリングの長さを変化させることなく、支持ブ
ラケット15の機台Fに対する取付位置を調整するのみ
で、テンションローラ3の高さ位置の調節を行うことが
できる。
【0021】なお、後方への調整には、中間支持部材
(図示しない)を機台Fに固着し、その中間支持部材に
支持ブラケット15を固着するか、または、後方に延び
た支持ブラケットを用意し、支持ブラケットを取り替え
るのがよい。
(図示しない)を機台Fに固着し、その中間支持部材に
支持ブラケット15を固着するか、または、後方に延び
た支持ブラケットを用意し、支持ブラケットを取り替え
るのがよい。
【0022】
【発明の効果】この発明によれば、テンションローラの
関連部分が一つのユニットとして支持ブラケットに支持
されているので、経糸ビームの交換等に伴うテンション
ローラ関連部分の位置調整を支持ブラケットの取付位置
調整のみで行うことができる。その際に構成部品の位置
調整は不要であるため調整作業が容易である。
関連部分が一つのユニットとして支持ブラケットに支持
されているので、経糸ビームの交換等に伴うテンション
ローラ関連部分の位置調整を支持ブラケットの取付位置
調整のみで行うことができる。その際に構成部品の位置
調整は不要であるため調整作業が容易である。
【図1】図1はこの発明の実施例を示す織機の経糸張力
制御装置の要部側面図である。
制御装置の要部側面図である。
【図2】図2は図1の経糸張力制御装置の要部正面図で
ある。
ある。
【図3】図3は従来の織機の経糸張力制御装置の説明図
である。
である。
【図4】図4は経糸ビームと従来の織機の経糸張力制御
装置との関係の説明図である。
装置との関係の説明図である。
1 経糸 2 経糸ビーム 3 テンションローラ 4 ガイドローラ 12,12a 支持手段(テンションレバー) 12b 支持手段(レバー) 12c 穴 12d 穴部 13 テンションスプリング 13a 案内棒 14 張力検出器(ロードセル) 14a ケーブル 14b,14c スタッド 15 支持ブラケット 15a ねじ 15b ボルト 15c ナット 15d 載置座 15e 長孔 16 ロードセルレバー 17,18,19 球面軸受 20 軸受キャップ 21a 取付ねじ 22 軸受 27 制御装置 F 機台 M モータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭49−94649(JP,A) 特開 昭59−82450(JP,A) 特開 平1−260041(JP,A) 特開 昭55−1328(JP,A) 特開 昭64−68546(JP,A) 特開 昭55−80546(JP,A) 特開 昭54−106661(JP,A) 実開 昭59−123181(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) D03D 49/14 D03D 49/04
Claims (3)
- 【請求項1】 テンションローラを変位自在に支持する
支持手段と、この支持手段に一端を連結したテンション
スプリングと、経糸を一定角度で前記テンションローラ
に案内するガイドローラとからなる織機の経糸張力制御
装置において、前記ガイドローラ、前記支持手段および
前記テンションスプリングの他端取付部を支持ブラケッ
トに設け、この支持ブラケットを機台に取付位置調整可
能に取り付けたことを特徴とする織機の経糸張力制御装
置。 - 【請求項2】 前記テンションスプリングと平行に張力
検出器を設け、この張力検出器の取付部を支持ブラケッ
トに設けたことを特徴とする請求項1記載の織機の経糸
張力制御装置。 - 【請求項3】 前記テンションスプリングと張力検出器
とを直列に連結し、両者を前記支持手段と支持ブラケッ
トとの間に介在したことを特徴とする請求項1記載の織
機の経糸張力制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19829492A JP3175313B2 (ja) | 1992-07-24 | 1992-07-24 | 織機の経糸張力制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19829492A JP3175313B2 (ja) | 1992-07-24 | 1992-07-24 | 織機の経糸張力制御装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0649745A JPH0649745A (ja) | 1994-02-22 |
JP3175313B2 true JP3175313B2 (ja) | 2001-06-11 |
Family
ID=16388741
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP19829492A Expired - Lifetime JP3175313B2 (ja) | 1992-07-24 | 1992-07-24 | 織機の経糸張力制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3175313B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE102011113800A1 (de) | 2011-09-20 | 2013-03-21 | Mahle International Gmbh | Kolben für einen Verbrennungsmotor und Verfahren zu seiner Herstellung |
US9759119B2 (en) | 2015-01-14 | 2017-09-12 | Achates Power, Inc. | Piston cooling for opposed-piston engines |
-
1992
- 1992-07-24 JP JP19829492A patent/JP3175313B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0649745A (ja) | 1994-02-22 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US5697565A (en) | Creel relief device for a yarn winding apparatus | |
US4598849A (en) | Web guiding and decurling apparatus | |
US4819310A (en) | Apparatus for regulating the warp section tension during warping | |
EP0527705A1 (en) | Method and apparatus for detecting warp tension in a weaving loom | |
JP2538545B2 (ja) | 織 機 | |
JP3175313B2 (ja) | 織機の経糸張力制御装置 | |
JP2534202Y2 (ja) | 織機における経糸張力検出装置 | |
US5562128A (en) | Adjustable warp tension roll support in a weaving loom | |
US4843972A (en) | Apparatus for vertical adjustment of a traveling service unit for a textile spinning mill machine | |
JP2693408B2 (ja) | 織機におけるたて糸の張り装置 | |
JP3261747B2 (ja) | 織機の経糸張力制御装置 | |
US4754784A (en) | Loom having a supporting and adjusting device for warp yarn guidance | |
JPS62282050A (ja) | 編機用糸張力調整装置 | |
JP4249036B2 (ja) | 織機の送出装置 | |
JPH0598540A (ja) | 織機における経糸張力検出装置 | |
US7216829B2 (en) | Device for controlling the bearing pressure of a textile bobbin on a support roller or drive roller | |
US5755268A (en) | Loom warp tensioning device with torque moment compensation | |
JP4484372B2 (ja) | ビーム送り出し装置及びフィラメントを送り出す方法 | |
JP3500327B2 (ja) | 織機の織段防止装置 | |
CN220844758U (zh) | 一种恒张力机构 | |
JP3817932B2 (ja) | 織機における経糸張力調整装置 | |
JPH08337944A (ja) | 織機の消極イージング装置 | |
JP3101549B2 (ja) | 線状体の緊張・弛み吸収装置 | |
JPS63262360A (ja) | センタ−駆動巻取型スリツタ− | |
CN117184996A (zh) | 一种恒张力机构 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100406 Year of fee payment: 9 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110406 Year of fee payment: 10 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120406 Year of fee payment: 11 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130406 Year of fee payment: 12 |
|
EXPY | Cancellation because of completion of term | ||
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130406 Year of fee payment: 12 |