JP3171159B2 - チップ移動装置およびチップ移動方法、並びに記録媒体 - Google Patents
チップ移動装置およびチップ移動方法、並びに記録媒体Info
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- JP3171159B2 JP3171159B2 JP06926598A JP6926598A JP3171159B2 JP 3171159 B2 JP3171159 B2 JP 3171159B2 JP 06926598 A JP06926598 A JP 06926598A JP 6926598 A JP6926598 A JP 6926598A JP 3171159 B2 JP3171159 B2 JP 3171159B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- semiconductor chip
- chip
- gel pack
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- Wire Bonding (AREA)
- Container, Conveyance, Adherence, Positioning, Of Wafer (AREA)
- Supply And Installment Of Electrical Components (AREA)
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、チップ移動装置お
よびチップ移動方法、並びに記録媒体に関し、特に、ゲ
ルパック上に付着された半導体チップをピックアップ
し、所定の位置に移動させるチップ移動装置およびチッ
プ移動方法、並びに記録媒体に関する。
よびチップ移動方法、並びに記録媒体に関し、特に、ゲ
ルパック上に付着された半導体チップをピックアップ
し、所定の位置に移動させるチップ移動装置およびチッ
プ移動方法、並びに記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】図3は、従来のベアチップの移動方法を
説明する図である。同図に示すように、通常、ベアチッ
プ3は、運搬時の振動等の衝撃による損傷を避けるた
め、ゲルパック2と呼ばれるゲル状のシートに、回路面
を表にして付着させた状態で収納されている。このよう
に収納されたベアチップ3を基板に実装する場合、バン
プボンダーあるいはフリップチップボンダーのステー
ジ、又はチップトレイにベアチップ3を移動させる必要
がある。
説明する図である。同図に示すように、通常、ベアチッ
プ3は、運搬時の振動等の衝撃による損傷を避けるた
め、ゲルパック2と呼ばれるゲル状のシートに、回路面
を表にして付着させた状態で収納されている。このよう
に収納されたベアチップ3を基板に実装する場合、バン
プボンダーあるいはフリップチップボンダーのステー
ジ、又はチップトレイにベアチップ3を移動させる必要
がある。
【0003】このような場合、従来の移動方法として
は、ピンセット等でベアチップ側面を挟むことにより、
ベアチップをゲルパックから離脱させ、ベアチップを挟
んだまま移動させる方法、或いは真空吸着ツールによっ
て、ベアチップの表側の回路面から、ベアチップを吸着
し、そのまま移動させる方法等が一般的である。
は、ピンセット等でベアチップ側面を挟むことにより、
ベアチップをゲルパックから離脱させ、ベアチップを挟
んだまま移動させる方法、或いは真空吸着ツールによっ
て、ベアチップの表側の回路面から、ベアチップを吸着
し、そのまま移動させる方法等が一般的である。
【0004】すなわち、従来は、図3(a)に示すよう
に、ピンセット4でベアチップ3の側面を挟んでハンド
リングを行うか、あるいは、図3(b)に示すように、
真空吸着ツール(吸着コレット)5により、空気を吸い
込むことにより、ベアチップ3の表側になる回路面から
ベアチップ3を直接吸着し、ピックアップして移動する
のが一般的である。
に、ピンセット4でベアチップ3の側面を挟んでハンド
リングを行うか、あるいは、図3(b)に示すように、
真空吸着ツール(吸着コレット)5により、空気を吸い
込むことにより、ベアチップ3の表側になる回路面から
ベアチップ3を直接吸着し、ピックアップして移動する
のが一般的である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、高周波
デバイスとして使用されるGaAs半導体のベアチップの場
合、シリコン(Si)チップと比較して、チップ厚が40μ
m乃至150μmと非常に薄く、かつシリコンチップと比較
して強度的に脆いことから、ベアチップ3の側面を挟む
手法は、ベアチップ3に損傷をきたしやすい課題があっ
た。
デバイスとして使用されるGaAs半導体のベアチップの場
合、シリコン(Si)チップと比較して、チップ厚が40μ
m乃至150μmと非常に薄く、かつシリコンチップと比較
して強度的に脆いことから、ベアチップ3の側面を挟む
手法は、ベアチップ3に損傷をきたしやすい課題があっ
た。
【0006】また、ベアチップ3の表面の回路面からベ
アチップ3を吸着する方法の場合、ベアチップ3の回路
面と真空吸着ツール5が直接接触するため、ベアチップ
3の回路面に形成された電極を汚染したり、又は損傷を
きたす恐れがある課題があった。
アチップ3を吸着する方法の場合、ベアチップ3の回路
面と真空吸着ツール5が直接接触するため、ベアチップ
3の回路面に形成された電極を汚染したり、又は損傷を
きたす恐れがある課題があった。
【0007】本発明は、このような状況に鑑みてなされ
たものであり、ベアチップの側面及び回路面を損傷した
り、回路面を汚染することなく、ベアチップをピックア
ップし、移動させることができるようにするものであ
る。
たものであり、ベアチップの側面及び回路面を損傷した
り、回路面を汚染することなく、ベアチップをピックア
ップし、移動させることができるようにするものであ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載のチップ
移動装置は、弾力性を有するゲルパック上に付着された
半導体チップを、所定の場所に移動させるチップ移動装
置であって、半導体チップの周囲の所定の位置のゲルパ
ックを下方に押圧し、半導体チップの端部の背面をゲル
パックから離脱させる押圧手段と、半導体チップの端部
のゲルパックから離脱された背面に接触し、半導体チッ
プを保持する保持手段とを備え、保持手段は、半導体チ
ップを保持したまま半導体チップを上方に引き上げ、半
導体チップの背面をゲルパックから完全に離脱させるこ
とを特徴とする。また、押圧手段は、半導体チップの周
囲の4個所を押圧するようにすることができる。また、
保持手段は、押圧手段によって押圧されたゲルパックの
表面と半導体チップの背面の隙間に挿入され、半導体チ
ップを保持するようにすることができる。また、保持手
段は、半導体チップを、半導体チップの背面の2個所で
保持し、上方に引き上げるようにすることができる。請
求項5に記載のチップ移動方法は、弾性力を有するゲル
パック上に付着された半導体チップを、所定の場所に移
動させるチップ移動方法であって、半導体チップの周囲
の所定の位置のゲルパックを下方に押圧する第1ステッ
プと、半導体チップの端部の背面をゲルパックから離脱
させる第2のステップと、半導体チップの端部のゲルパ
ックから離脱された背面において、半導体チップを保持
する第3のステップと、半導体チップを保持したまま半
導体チップを上方に引き上げ、半導体チップの背面をゲ
ルパックから完全に離脱させる第4のステップとを備え
ることを特徴とする。請求項6に記載の記録媒体は、弾
性力を有するゲルパック上に付着された半導体チップ
を、所定の場所に移動させる処理を、プレスツールとピ
ックアップツールとを有するチップ移動装置に実行させ
るプログラムが記載されている記録媒体であって、プレ
スツールに、半導体チップの周囲の所定の位置のゲルパ
ックを下方に押圧させる第1のステップと、プレスツー
ルに、半導体チップの端部の背面 をゲルパックから離脱
させる第2のステップと、ピックアップツールに、半導
体チップの端部のゲルパックから離脱された背面におい
て、半導体チップを保持させる第3のステップと、ピッ
クアップツールに、半導体チップを保持させたまま半導
体チップを上方に引き上げさせ、半導体チップの背面を
ゲルパックから完全に離脱させる第4のステップとをチ
ップ移動装置に実行させるプログラムが記録されている
ことを特徴とする。本発明に係るチップ移動装置および
チップ移動方法、並びに記録媒体においては、半導体チ
ップの周囲の所定の位置のゲルパックを下方に押圧し、
半導体チップの端部の背面をゲルパックから離脱させ、
半導体チップの端部のゲルパックから離脱された背面に
おいて、半導体チップを保持し、半導体チップを保持し
たまま半導体チップを上方に引き上げ、半導体チップの
背面をゲルパックから完全に離脱させる。
移動装置は、弾力性を有するゲルパック上に付着された
半導体チップを、所定の場所に移動させるチップ移動装
置であって、半導体チップの周囲の所定の位置のゲルパ
ックを下方に押圧し、半導体チップの端部の背面をゲル
パックから離脱させる押圧手段と、半導体チップの端部
のゲルパックから離脱された背面に接触し、半導体チッ
プを保持する保持手段とを備え、保持手段は、半導体チ
ップを保持したまま半導体チップを上方に引き上げ、半
導体チップの背面をゲルパックから完全に離脱させるこ
とを特徴とする。また、押圧手段は、半導体チップの周
囲の4個所を押圧するようにすることができる。また、
保持手段は、押圧手段によって押圧されたゲルパックの
表面と半導体チップの背面の隙間に挿入され、半導体チ
ップを保持するようにすることができる。また、保持手
段は、半導体チップを、半導体チップの背面の2個所で
保持し、上方に引き上げるようにすることができる。請
求項5に記載のチップ移動方法は、弾性力を有するゲル
パック上に付着された半導体チップを、所定の場所に移
動させるチップ移動方法であって、半導体チップの周囲
の所定の位置のゲルパックを下方に押圧する第1ステッ
プと、半導体チップの端部の背面をゲルパックから離脱
させる第2のステップと、半導体チップの端部のゲルパ
ックから離脱された背面において、半導体チップを保持
する第3のステップと、半導体チップを保持したまま半
導体チップを上方に引き上げ、半導体チップの背面をゲ
ルパックから完全に離脱させる第4のステップとを備え
ることを特徴とする。請求項6に記載の記録媒体は、弾
性力を有するゲルパック上に付着された半導体チップ
を、所定の場所に移動させる処理を、プレスツールとピ
ックアップツールとを有するチップ移動装置に実行させ
るプログラムが記載されている記録媒体であって、プレ
スツールに、半導体チップの周囲の所定の位置のゲルパ
ックを下方に押圧させる第1のステップと、プレスツー
ルに、半導体チップの端部の背面 をゲルパックから離脱
させる第2のステップと、ピックアップツールに、半導
体チップの端部のゲルパックから離脱された背面におい
て、半導体チップを保持させる第3のステップと、ピッ
クアップツールに、半導体チップを保持させたまま半導
体チップを上方に引き上げさせ、半導体チップの背面を
ゲルパックから完全に離脱させる第4のステップとをチ
ップ移動装置に実行させるプログラムが記録されている
ことを特徴とする。本発明に係るチップ移動装置および
チップ移動方法、並びに記録媒体においては、半導体チ
ップの周囲の所定の位置のゲルパックを下方に押圧し、
半導体チップの端部の背面をゲルパックから離脱させ、
半導体チップの端部のゲルパックから離脱された背面に
おいて、半導体チップを保持し、半導体チップを保持し
たまま半導体チップを上方に引き上げ、半導体チップの
背面をゲルパックから完全に離脱させる。
【0009】
【発明の実施の形態】図1は、本発明のチップ移動装置
の一実施の形態の構成例を示す斜視図である。図1に示
したチップ移動装置の構成は、2つに大別することがで
きる。まず1つ目は、ベアチップ3の背面を、ゲルパッ
ク2から離脱させるために、ゲルパック2を押しつける
プレスツール11である。プレスツール11は、この例
の場合、ベアチップ3の各頂点の外側付近に位置するゲ
ルパック2の4個所を押し付けるように構成されてい
る。
の一実施の形態の構成例を示す斜視図である。図1に示
したチップ移動装置の構成は、2つに大別することがで
きる。まず1つ目は、ベアチップ3の背面を、ゲルパッ
ク2から離脱させるために、ゲルパック2を押しつける
プレスツール11である。プレスツール11は、この例
の場合、ベアチップ3の各頂点の外側付近に位置するゲ
ルパック2の4個所を押し付けるように構成されてい
る。
【0010】2つ目は、ベアチップ3の背面から、ベア
チップ3を引き上げるために、ゲルパック2とベアチッ
プ3の界面に挿入可能な構造をしたピックアップツール
12である。このピックアップツール12は、ベアチッ
プ3をベアチップ3の背面の左右2個所から保持できる
ように、先端が尖った2本のアームで構成されている。
チップ3を引き上げるために、ゲルパック2とベアチッ
プ3の界面に挿入可能な構造をしたピックアップツール
12である。このピックアップツール12は、ベアチッ
プ3をベアチップ3の背面の左右2個所から保持できる
ように、先端が尖った2本のアームで構成されている。
【0011】次に、図2を参照して、その動作について
説明する。まず、プレスツール11により、ゲルパック
2上に付着されたベアチップ3の周辺の4個所を押しつ
け、ゲルパック2をくぼませる。これにより、ベアチッ
プ3の端部の背面が、ゲルパック2から離脱する。次
に、ゲルパック2から離脱したベアチップ3の端部の背
面に、ベアチップ3を左右からすくうようにピックアッ
プツール12を接触させる。
説明する。まず、プレスツール11により、ゲルパック
2上に付着されたベアチップ3の周辺の4個所を押しつ
け、ゲルパック2をくぼませる。これにより、ベアチッ
プ3の端部の背面が、ゲルパック2から離脱する。次
に、ゲルパック2から離脱したベアチップ3の端部の背
面に、ベアチップ3を左右からすくうようにピックアッ
プツール12を接触させる。
【0012】さらに、まだ離脱していないゲルパック2
とベアチップ3の背面との界面に、ピックアップツール
12を先端からそのまま押し込むようにして挿入させ
る。
とベアチップ3の背面との界面に、ピックアップツール
12を先端からそのまま押し込むようにして挿入させ
る。
【0013】次に、そのままの状態で、プレスツール1
1及びピックアップツール12全体を引き上げ、ベアチ
ップ3をゲルパック2から完全に離脱させる。そして、
その状態のまま、ピックアップツール12をフリップチ
ップボンダー等の実装装置の所定位置へ移動させる。
1及びピックアップツール12全体を引き上げ、ベアチ
ップ3をゲルパック2から完全に離脱させる。そして、
その状態のまま、ピックアップツール12をフリップチ
ップボンダー等の実装装置の所定位置へ移動させる。
【0014】このようにして、ベアチップ3をゲルパッ
ク2から離脱させ、所定の場所に移動させることができ
る。
ク2から離脱させ、所定の場所に移動させることができ
る。
【0015】このとき、上述したように、ゲルパック2
に付着されているピックアップ対象物(上記実施の形態
の場合、ベアチップ3)に対し、その周辺部のゲルパッ
ク2をプレスツール11で押しつけることにより、対象
物周辺部の背面をゲルパック2から離脱させることがで
きる。
に付着されているピックアップ対象物(上記実施の形態
の場合、ベアチップ3)に対し、その周辺部のゲルパッ
ク2をプレスツール11で押しつけることにより、対象
物周辺部の背面をゲルパック2から離脱させることがで
きる。
【0016】さらに、ベアチップ3の周辺部の背面にピ
ックアップツール12を挿入し、ベアチップ3を背面で
保持して引き上げるようにすることにより、ベアチップ
3の損傷を極力低減させることができる。また、ベアチ
ップ3の回路面にピックアップツール12が接触するこ
とがないため、ベアチップ3の回路面を損傷したり、汚
染することがないという利点もある。
ックアップツール12を挿入し、ベアチップ3を背面で
保持して引き上げるようにすることにより、ベアチップ
3の損傷を極力低減させることができる。また、ベアチ
ップ3の回路面にピックアップツール12が接触するこ
とがないため、ベアチップ3の回路面を損傷したり、汚
染することがないという利点もある。
【0017】上記方法により、例えば、高周波デバイス
としてよく利用されるGaAs半導体のベアチップを、ベア
チップを損傷したり、回路面を汚染することなく、ゲル
パックと呼ばれる弾力性のあるゲル状のシートから離脱
し、フリップチップボンダー等の搭載装置のステージ
上、或いはトレイ上等の所定の位置に移動させることが
できる。
としてよく利用されるGaAs半導体のベアチップを、ベア
チップを損傷したり、回路面を汚染することなく、ゲル
パックと呼ばれる弾力性のあるゲル状のシートから離脱
し、フリップチップボンダー等の搭載装置のステージ
上、或いはトレイ上等の所定の位置に移動させることが
できる。
【0018】以上説明したように、本発明のチップ移動
方法により、シリコン(Si)チップと比較して、非常に
薄く、かつ強度的に脆弱な例えばGaAs半導体等のベアチ
ップを、その側面や回路面を損傷したり、回路面を汚染
することなく、ゲルパックから離脱させ、かつ実装装置
の所定位置に移動させることを容易に実現することがで
きる。
方法により、シリコン(Si)チップと比較して、非常に
薄く、かつ強度的に脆弱な例えばGaAs半導体等のベアチ
ップを、その側面や回路面を損傷したり、回路面を汚染
することなく、ゲルパックから離脱させ、かつ実装装置
の所定位置に移動させることを容易に実現することがで
きる。
【0019】また、上記方法においては、ベアチップ3
の回路面にピックアップツール12が接触しないため、
本発明による手法を実装工程に組み込むことで、ベアチ
ップ3の回路面の損傷を防ぐとともに、より高い歩留ま
りで組み立て作業を行うことが可能となる。
の回路面にピックアップツール12が接触しないため、
本発明による手法を実装工程に組み込むことで、ベアチ
ップ3の回路面の損傷を防ぐとともに、より高い歩留ま
りで組み立て作業を行うことが可能となる。
【0020】さらに、本発明のチップ移動装置の機構に
は、従来のピンセットでベアチップを挟み込むような機
構と比較して、ピックアップツールの駆動力のコントロ
ールに精密さが要求されないため、自動化および量産化
への適用が期待できる。
は、従来のピンセットでベアチップを挟み込むような機
構と比較して、ピックアップツールの駆動力のコントロ
ールに精密さが要求されないため、自動化および量産化
への適用が期待できる。
【0021】なお、上記実施の形態においては、ゲルパ
ック2の4個所を押しつけるようにしたが、2個所又は
4以上の所定個所を押し付けるようにしてもよい。或い
は、ベアチップ3を囲むゲルパック2の矩形又は円状の
部分を押し付けるようにしてもよい。
ック2の4個所を押しつけるようにしたが、2個所又は
4以上の所定個所を押し付けるようにしてもよい。或い
は、ベアチップ3を囲むゲルパック2の矩形又は円状の
部分を押し付けるようにしてもよい。
【0022】また、上記実施の形態においては、半導体
チップの背面の2個所で半導体チップを保持するように
したが、2以上の個所で保持するようにすることも可能
である。
チップの背面の2個所で半導体チップを保持するように
したが、2以上の個所で保持するようにすることも可能
である。
【0023】
【発明の効果】以上の如く、本発明に係るチップ移動装
置およびチップ移動方法、並びに記録媒体によれば、半
導体チップの周囲の所定の位置のゲルパックを下方に押
圧し、半導体チップの端部の背面をゲルパックから離脱
させ、半導体チップの端部のゲルパックから離脱された
背面において、半導体チップを保持し、半導体チップを
保持したまま半導体チップを上方に引き上げ、半導体チ
ップの背面をゲルパックから完全に離脱させるようにし
たので、半導体チップの側面及び回路面を損傷したり、
回路面を汚染することなく、半導体チップをピックアッ
プし、移動させることができる。
置およびチップ移動方法、並びに記録媒体によれば、半
導体チップの周囲の所定の位置のゲルパックを下方に押
圧し、半導体チップの端部の背面をゲルパックから離脱
させ、半導体チップの端部のゲルパックから離脱された
背面において、半導体チップを保持し、半導体チップを
保持したまま半導体チップを上方に引き上げ、半導体チ
ップの背面をゲルパックから完全に離脱させるようにし
たので、半導体チップの側面及び回路面を損傷したり、
回路面を汚染することなく、半導体チップをピックアッ
プし、移動させることができる。
【図1】本発明のチップ移動装置の一実施の形態の構成
例を示す斜視図である。
例を示す斜視図である。
【図2】本発明のチップ移動装置のピックアップ方法を
説明するための図である。
説明するための図である。
【図3】従来のピックアップ方法を説明するための図で
ある。
ある。
1 プラスチック 2 ゲルパック 3 ベアチップ 4 ピンセット 5 吸着コレット 11 プレスツール 12 ピックアップツール
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 21/68 H01L 21/59 H01L 21/60
Claims (6)
- 【請求項1】 弾力性を有するゲルパック上に付着され
た半導体チップを、所定の場所に移動させるチップ移動
装置であって、 前記半導体チップの周囲の所定の位置の前記ゲルパック
を下方に押圧し、前記半導体チップの端部の背面を前記
ゲルパックから離脱させる押圧手段と、 前記半導体チップの端部の前記ゲルパックから離脱され
た前記背面に接触し、前記半導体チップを保持する保持
手段とを備え、 前記保持手段は、前記半導体チップを保持したまま前記
半導体チップを上方に引き上げ、前記半導体チップの背
面を前記ゲルパックから完全に離脱させることを特徴と
するチップ移動装置。 - 【請求項2】 前記押圧手段は、前記半導体チップの周
囲の4個所を押圧することを特徴とする請求項1に記載
のチップ移動装置。 - 【請求項3】 前記保持手段は、前記押圧手段によって
押圧された前記ゲルパックの表面と前記半導体チップの
背面の隙間に挿入され、前記半導体チップを保持するこ
とを特徴とする請求項1に記載のチップ移動装置。 - 【請求項4】 前記保持手段は、前記半導体チップを、
前記半導体チップの背面の2個所で保持し、上方に引き
上げることを特徴とする請求項1に記載のチップ移動装
置。 - 【請求項5】 弾性力を有するゲルパック上に付着され
た半導体チップを、所定の場所に移動させるチップ移動
方法であって、 前記半導体チップの周囲の所定の位置の前記ゲルパック
を下方に押圧する第1のステップと、 前記半導体チップの端部の背面を前記ゲルパックから離
脱させる第2のステップと、 前記半導体チップの端部の前記ゲルパックから離脱され
た前記背面において、前記半導体チップを保持する第3
のステップと、 前記半導体チップを保持したまま前記半導体チップを上
方に引き上げ、前記半導体チップの背面を前記ゲルパッ
クから完全に離脱させる第4のステップと を備えること
を特徴とするチップ移動方法。 - 【請求項6】 弾性力を有するゲルパック上に付着され
た半導体チップを、所定の場所に移動させる処理を、プ
レスツールとピックアップツールとを有するチップ移動
装置に実行させるプログラムが記載されている記録媒体
であって、 前記プレスツールに、前記半導体チップの周囲の所定の
位置の前記ゲルパックを下方に押圧させる第1のステッ
プと、 前記プレスツールに、前記半導体チップの端部の背面を
前記ゲルパックから離脱させる第2のステップと、 前記ピックアップツールに、前記半導体チップの端部の
前記ゲルパックから離脱された前記背面において、前記
半導体チップを保持させる第3のステップと、 前記ピックアップツールに、前記半導体チップを保持さ
せたまま前記半導体チップを上方に引き上げさせ、前記
半導体チップの背面を前記ゲルパックから完全に離脱さ
せる第4のステップと を前記チップ移動装置に実行させ
るプログラムが記録されている ことを特徴とする記録媒
体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP06926598A JP3171159B2 (ja) | 1998-03-05 | 1998-03-05 | チップ移動装置およびチップ移動方法、並びに記録媒体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP06926598A JP3171159B2 (ja) | 1998-03-05 | 1998-03-05 | チップ移動装置およびチップ移動方法、並びに記録媒体 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11251404A JPH11251404A (ja) | 1999-09-17 |
JP3171159B2 true JP3171159B2 (ja) | 2001-05-28 |
Family
ID=13397700
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP06926598A Expired - Fee Related JP3171159B2 (ja) | 1998-03-05 | 1998-03-05 | チップ移動装置およびチップ移動方法、並びに記録媒体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3171159B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4590314B2 (ja) * | 2005-06-22 | 2010-12-01 | 三菱電機株式会社 | ウェハキャリア |
-
1998
- 1998-03-05 JP JP06926598A patent/JP3171159B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH11251404A (ja) | 1999-09-17 |
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