JP3170190B2 - 鋼製槽内面の電気防食装置 - Google Patents
鋼製槽内面の電気防食装置Info
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- JP3170190B2 JP3170190B2 JP29047895A JP29047895A JP3170190B2 JP 3170190 B2 JP3170190 B2 JP 3170190B2 JP 29047895 A JP29047895 A JP 29047895A JP 29047895 A JP29047895 A JP 29047895A JP 3170190 B2 JP3170190 B2 JP 3170190B2
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- JP
- Japan
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- steel tank
- piece
- metal
- upper flange
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- Prevention Of Electric Corrosion (AREA)
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば原油貯蔵タ
ンク、あるいはタンカー等、鋼製槽における内面の電気
防食装置に関する。
ンク、あるいはタンカー等、鋼製槽における内面の電気
防食装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、鋼製槽内面の電気防食装置は、所
要の長さを有する横断面四角形状の流電陽極本体と、こ
の流電陽極本体の内部長手方向に鋳込まれている芯金
と、この芯金両端部からそれぞれ垂直に流電陽極本体の
下面外部へ突出して設けられた取付脚板と、この各取付
脚板の一方の側端面下半部に直角に設けた溶接用板とか
ら構成されており、前記溶接用板を鋼製槽におけるボト
ムロンジ面に溶接していた(実公平4-41180 号公報参
照)。
要の長さを有する横断面四角形状の流電陽極本体と、こ
の流電陽極本体の内部長手方向に鋳込まれている芯金
と、この芯金両端部からそれぞれ垂直に流電陽極本体の
下面外部へ突出して設けられた取付脚板と、この各取付
脚板の一方の側端面下半部に直角に設けた溶接用板とか
ら構成されており、前記溶接用板を鋼製槽におけるボト
ムロンジ面に溶接していた(実公平4-41180 号公報参
照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記従来の
電気防食装置にあっては、溶接用板をボトムロンジ面に
溶接するため、流電陽極本体の固定作業に手間を要し、
かつ塗膜焼損部の手直しを要する等の問題があった。
電気防食装置にあっては、溶接用板をボトムロンジ面に
溶接するため、流電陽極本体の固定作業に手間を要し、
かつ塗膜焼損部の手直しを要する等の問題があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記従来の問
題を解決すべくなしたものであって、その要旨とすると
ころは、所要の長さを有する横断面四角形状の流電陽極
本体内に芯金と共に一体的に鋳込まれ、芯金の両端部か
ら垂設されたL字形支承金具と、前記芯金の中央部から
垂設され、前記支承金具の垂直片よりも短かい垂直片を
有すると共に、水平片に締付けボルトが貫通螺合された
L字形当接金具とを備え、前記両端部の支承金具の水平
片を鋼製槽におけるボトムロンジの上部フランジ下面に
挿入し、前記中央部の当接金具の水平片を前記上部フラ
ンジ上面に当接し、当接金具の水平片における締付けボ
ルトを締付けて、流電陽極本体を上部フランジに導通固
定するようにした鋼製槽内面の電気防食装置にある。
題を解決すべくなしたものであって、その要旨とすると
ころは、所要の長さを有する横断面四角形状の流電陽極
本体内に芯金と共に一体的に鋳込まれ、芯金の両端部か
ら垂設されたL字形支承金具と、前記芯金の中央部から
垂設され、前記支承金具の垂直片よりも短かい垂直片を
有すると共に、水平片に締付けボルトが貫通螺合された
L字形当接金具とを備え、前記両端部の支承金具の水平
片を鋼製槽におけるボトムロンジの上部フランジ下面に
挿入し、前記中央部の当接金具の水平片を前記上部フラ
ンジ上面に当接し、当接金具の水平片における締付けボ
ルトを締付けて、流電陽極本体を上部フランジに導通固
定するようにした鋼製槽内面の電気防食装置にある。
【0005】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の実施の形態の一
例を示す正面図、図2は、図1のA−A線に沿う断面図
であり、図1、図2に示す如く、所要の長さを有する横
断面四角形状の流電陽極本体1と、この流電陽極本体1
内に、芯金2と共に一体的に鋳込まれ、芯金2の両端部
から垂設されたL字形支承金具3と、前記芯金2の中央
部から垂設され、前記支承金具3の垂直片3aよりも短か
い垂直片4aを有すると共に、水平片4bに、緩み止めナッ
ト4cを介して貫通螺合された締付けボルト4dを備えたL
字形当接金具4とから電気防食装置を構成する。
例を示す正面図、図2は、図1のA−A線に沿う断面図
であり、図1、図2に示す如く、所要の長さを有する横
断面四角形状の流電陽極本体1と、この流電陽極本体1
内に、芯金2と共に一体的に鋳込まれ、芯金2の両端部
から垂設されたL字形支承金具3と、前記芯金2の中央
部から垂設され、前記支承金具3の垂直片3aよりも短か
い垂直片4aを有すると共に、水平片4bに、緩み止めナッ
ト4cを介して貫通螺合された締付けボルト4dを備えたL
字形当接金具4とから電気防食装置を構成する。
【0006】そして前記両端部の支承金具3の水平片3b
を、鋼製槽におけるボトムロンジ5の上部フランジ5aの
下面に挿入し、前記中央部の当接金具4の水平片4bを前
記上部フランジ5aの上面に当接し、当接金具4の水平片
4bにおける締付けボルト4dを締付け、かつ緩み止めナッ
ト4cを締付けて、両端部の支承金具3における水平片3b
の上面と、中央部の当接金具4の水平片4bにおける締付
けボルト4dの先端とにおいて、前記上部フランジ5aを確
固に挟持し、流電陽極本体1を上部フランジ5aに導通固
定するのである。
を、鋼製槽におけるボトムロンジ5の上部フランジ5aの
下面に挿入し、前記中央部の当接金具4の水平片4bを前
記上部フランジ5aの上面に当接し、当接金具4の水平片
4bにおける締付けボルト4dを締付け、かつ緩み止めナッ
ト4cを締付けて、両端部の支承金具3における水平片3b
の上面と、中央部の当接金具4の水平片4bにおける締付
けボルト4dの先端とにおいて、前記上部フランジ5aを確
固に挟持し、流電陽極本体1を上部フランジ5aに導通固
定するのである。
【0007】
【発明の効果】以上述べた本発明の電気防食装置によれ
ば、従来のような手間のかかる溶接作業によらずに、前
記流電陽極本体の中央部から垂設されたL字形当接金具
の水平片における締付けボルトを締付けるという極めて
簡単な作業だけで、流電陽極本体の両端部から垂設され
たL字形支承金具における水平片の上面と、前記締付け
ボルトの先端とにおいて、鋼製槽におけるボトムロンジ
の上部フランジを確固に挟持し、流電陽極本体を上部フ
ランジに導通固定することができる。しかも従来のよう
な溶接による塗膜焼損の恐れも全くない。
ば、従来のような手間のかかる溶接作業によらずに、前
記流電陽極本体の中央部から垂設されたL字形当接金具
の水平片における締付けボルトを締付けるという極めて
簡単な作業だけで、流電陽極本体の両端部から垂設され
たL字形支承金具における水平片の上面と、前記締付け
ボルトの先端とにおいて、鋼製槽におけるボトムロンジ
の上部フランジを確固に挟持し、流電陽極本体を上部フ
ランジに導通固定することができる。しかも従来のよう
な溶接による塗膜焼損の恐れも全くない。
【図1】 本発明の実施の形態の一例を示す正面図であ
る。
る。
【図2】 図1のA−A線に沿う断面図である。
1…流電陽極本体 2…芯金 3…L字形支承金具 3a…垂直片 3b…水平片 4…L字形当接金
具 4a…垂直片 4b…水平片 4c…緩み止めナット 4d…締付けボルト 5…鋼製槽におけるボトムロンジ 5a…上部フランジ
具 4a…垂直片 4b…水平片 4c…緩み止めナット 4d…締付けボルト 5…鋼製槽におけるボトムロンジ 5a…上部フランジ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C23F 13/00 - 13/22 B63B 59/00
Claims (1)
- 【請求項1】 所要の長さを有する横断面四角形状の流
電陽極本体内に芯金と共に一体的に鋳込まれ、芯金の両
端部から垂設されたL字形支承金具と、前記芯金の中央
部から垂設され、前記支承金具の垂直片よりも短かい垂
直片を有すると共に、水平片に締付けボルトが貫通螺合
されたL字形当接金具とを備え、前記両端部の支承金具
の水平片を鋼製槽におけるボトムロンジの上部フランジ
下面に挿入し、前記中央部の当接金具の水平片を前記上
部フランジ上面に当接し、当接金具の水平片における締
付けボルトを締付けて、流電陽極本体を上部フランジに
導通固定することを特徴とする鋼製槽内面の電気防食装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29047895A JP3170190B2 (ja) | 1995-10-11 | 1995-10-11 | 鋼製槽内面の電気防食装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29047895A JP3170190B2 (ja) | 1995-10-11 | 1995-10-11 | 鋼製槽内面の電気防食装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09111481A JPH09111481A (ja) | 1997-04-28 |
JP3170190B2 true JP3170190B2 (ja) | 2001-05-28 |
Family
ID=17756542
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP29047895A Expired - Fee Related JP3170190B2 (ja) | 1995-10-11 | 1995-10-11 | 鋼製槽内面の電気防食装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3170190B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
SG127687A1 (en) * | 2002-12-19 | 2006-12-29 | Beme Corrosion Internat As Ber | Sacrificial anode and fastening device |
-
1995
- 1995-10-11 JP JP29047895A patent/JP3170190B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH09111481A (ja) | 1997-04-28 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |