JP3166216B2 - オンチップレンズ付固体撮像装置およびその製造方法 - Google Patents
オンチップレンズ付固体撮像装置およびその製造方法Info
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- H01L—SEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
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- H01L2224/01—Means for bonding being attached to, or being formed on, the surface to be connected, e.g. chip-to-package, die-attach, "first-level" interconnects; Manufacturing methods related thereto
- H01L2224/42—Wire connectors; Manufacturing methods related thereto
- H01L2224/47—Structure, shape, material or disposition of the wire connectors after the connecting process
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Landscapes
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、固体撮像素子の上面に
オンチップレンズを設け、透明樹脂にて一体封止したオ
ンチップレンズ付固体撮像装置およびその製造方法に関
するものである。
オンチップレンズを設け、透明樹脂にて一体封止したオ
ンチップレンズ付固体撮像装置およびその製造方法に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、材料費が安く、製造が容易である
という観点から、リードフレーム上で配線された固体撮
像素子をトランスファーモールド法等により透明樹脂で
一体封止する固体撮像装置がある。この固体撮像装置の
うち、図9の概略図に示すような固体撮像素子3の上面
にオンチップレンズ5を設けた構造のものがある。この
オンチップレンズ5は、微小な凸レンズを一画素単位に
配列したものから成る。これは図8の模式図に示すよう
に、空気の屈折率n0 とオンチップレンズ5の屈折率n
1 がn0 <n1 であることを利用して、図中矢印に示す
ような光の集束を行い、受光感度の増加を図るものであ
る。
という観点から、リードフレーム上で配線された固体撮
像素子をトランスファーモールド法等により透明樹脂で
一体封止する固体撮像装置がある。この固体撮像装置の
うち、図9の概略図に示すような固体撮像素子3の上面
にオンチップレンズ5を設けた構造のものがある。この
オンチップレンズ5は、微小な凸レンズを一画素単位に
配列したものから成る。これは図8の模式図に示すよう
に、空気の屈折率n0 とオンチップレンズ5の屈折率n
1 がn0 <n1 であることを利用して、図中矢印に示す
ような光の集束を行い、受光感度の増加を図るものであ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、図9に示す如
く、オンチップレンズ5の上方が透明樹脂8により完全
に覆われていると、以下のような問題が起こる。すなわ
ち、透明樹脂8の屈折率n2 は空気の屈折率n0 より大
きく、オンチップレンズの屈折率n1 に近いので、この
オンチップレンズの屈折率n1 と透明樹脂の屈折率n2
の関係がn1 ≒n2 となる。したがって、図中矢印に示
すように光が集束しにくくなるため、図8に示すオンチ
ップレンズ5の上方が空気である場合と比べて、受光感
度が低下することになる。よって、本発明は、透明樹脂
で一体封止した構造であっても、オンチップレンズによ
る集束効果が損なわれない固体撮像装置を提供すること
を目的とする。
く、オンチップレンズ5の上方が透明樹脂8により完全
に覆われていると、以下のような問題が起こる。すなわ
ち、透明樹脂8の屈折率n2 は空気の屈折率n0 より大
きく、オンチップレンズの屈折率n1 に近いので、この
オンチップレンズの屈折率n1 と透明樹脂の屈折率n2
の関係がn1 ≒n2 となる。したがって、図中矢印に示
すように光が集束しにくくなるため、図8に示すオンチ
ップレンズ5の上方が空気である場合と比べて、受光感
度が低下することになる。よって、本発明は、透明樹脂
で一体封止した構造であっても、オンチップレンズによ
る集束効果が損なわれない固体撮像装置を提供すること
を目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、以上の課題を
解決するために成されたオンチップレンズ付固体撮像装
置およびその製造方法である。すなわち、本発明のオン
チップレンズ付固体撮像装置は、上面にオンチップレン
ズが取り付けられた固体撮像素子と、固体撮像素子とリ
ードフレームとを配線するボンディングワイヤーと、固
体撮像素子の周辺を囲み、ボンディングワイヤーを覆う
状態で、オンチップレンズより高く突出させた支持枠
と、支持枠上面に装着される透明ガラス板と、透明ガラ
ス板、支持枠およびオンチップレンズによって構成され
る中空空間を内部にして一体封止する透明樹脂とを備え
ている。 また、支持枠が、ボンディングワイヤーの外側
を囲む状態で、オンチップレンズより高く突出している
ものでもある。さらに、本発明のオンチップレンズ付固
体撮像装置の製造方法は、上面にオンチップレンズが取
り付けられた固体撮像素子をリードフレーム上に搭載
し、ボンディングワイヤーで配線する工程と、固体撮像
素子の周辺でボンディングワイヤーを覆う状態にオンチ
ップレンズより高く突出する支持枠を形成する工程と、
支持枠の上面に透明ガラス板を装着し、透明ガラス板、
支持枠およびオンチップレンズによって構成される中空
空間を内部にして透明樹脂により一体封止する工程とを
備える。 また、上面にオンチップレンズが取り付けられ
固体撮像素子をリードフレーム上に搭載し、ボンディン
グワイヤーで配線する工程と、ボンディングワイヤーの
外側を囲む大きさで、リードフレーム上面からオンチッ
プレンズまでの高さより高い支持枠を用意し、その支持
枠の一方側に透明ガラス板を取り付ける工程と、支持枠
および透明ガラス板でボンディングワイヤーの外側を囲
むように、支持枠の他方側をリードフレームに取り付け
る工程と、透明ガラス板、支持枠およびオンチップレン
ズによって構成される中空空間を内部にして透明樹脂に
より一体封止する工程とを備える製造方法でもある。
解決するために成されたオンチップレンズ付固体撮像装
置およびその製造方法である。すなわち、本発明のオン
チップレンズ付固体撮像装置は、上面にオンチップレン
ズが取り付けられた固体撮像素子と、固体撮像素子とリ
ードフレームとを配線するボンディングワイヤーと、固
体撮像素子の周辺を囲み、ボンディングワイヤーを覆う
状態で、オンチップレンズより高く突出させた支持枠
と、支持枠上面に装着される透明ガラス板と、透明ガラ
ス板、支持枠およびオンチップレンズによって構成され
る中空空間を内部にして一体封止する透明樹脂とを備え
ている。 また、支持枠が、ボンディングワイヤーの外側
を囲む状態で、オンチップレンズより高く突出している
ものでもある。さらに、本発明のオンチップレンズ付固
体撮像装置の製造方法は、上面にオンチップレンズが取
り付けられた固体撮像素子をリードフレーム上に搭載
し、ボンディングワイヤーで配線する工程と、固体撮像
素子の周辺でボンディングワイヤーを覆う状態にオンチ
ップレンズより高く突出する支持枠を形成する工程と、
支持枠の上面に透明ガラス板を装着し、透明ガラス板、
支持枠およびオンチップレンズによって構成される中空
空間を内部にして透明樹脂により一体封止する工程とを
備える。 また、上面にオンチップレンズが取り付けられ
固体撮像素子をリードフレーム上に搭載し、ボンディン
グワイヤーで配線する工程と、ボンディングワイヤーの
外側を囲む大きさで、リードフレーム上面からオンチッ
プレンズまでの高さより高い支持枠を用意し、その支持
枠の一方側に透明ガラス板を取り付ける工程と、支持枠
および透明ガラス板でボンディングワイヤーの外側を囲
むように、支持枠の他方側をリードフレームに取り付け
る工程と、透明ガラス板、支持枠およびオンチップレン
ズによって構成される中空空間を内部にして透明樹脂に
より一体封止する工程とを備える製造方法でもある。
【0005】
【作用】固体撮像素子上面に設けられたオンチップレン
ズと支持枠上面に装着された透明ガラス板との間に空間
が設けられているので、被写体から固体撮像素子への入
射光は、透明樹脂の影響を受けることなくオンチップレ
ンズにより集束される。すなわち、入射光は、空間内の
空気の屈折率(n0)とオンチップレンズの屈折率
(n1)との関係(n0<n1)により集束され固体撮像
素子に取り込まれる。しかも、ボンディングワイヤーが
支持枠で覆われていたり、ボンディングワイヤーの外側
に支持枠が設けられていることで、透明樹脂成形時に加
わる圧力からボンディングワイヤーを保護することがで
きるようになる。
ズと支持枠上面に装着された透明ガラス板との間に空間
が設けられているので、被写体から固体撮像素子への入
射光は、透明樹脂の影響を受けることなくオンチップレ
ンズにより集束される。すなわち、入射光は、空間内の
空気の屈折率(n0)とオンチップレンズの屈折率
(n1)との関係(n0<n1)により集束され固体撮像
素子に取り込まれる。しかも、ボンディングワイヤーが
支持枠で覆われていたり、ボンディングワイヤーの外側
に支持枠が設けられていることで、透明樹脂成形時に加
わる圧力からボンディングワイヤーを保護することがで
きるようになる。
【0006】
【実施例】以下、本発明の実施例を図をもって説明す
る。図1は本発明を説明する一部破断斜視図、図2は本
発明を説明する断面概略図である。固体撮像装置1は、
リードフレーム2上に固体撮像素子3が搭載され、ボン
ディングワイヤー4にて配線されている。この固体撮像
素子3の上面にはオンチップレンズ5が設けられてい
る。この固体撮像素子3を囲む状態で、オンチップレン
ズ5より高さが突出する支持枠6が設けられている。こ
の支持枠6の上面に透明ガラス板7を装着することで、
オンチップレンズ5と透明ガラス7との間に間隙を形成
している。この状態で、全体を透明樹脂8にて一体封止
すれば、オンチップレンズ5と透明ガラス板7との間に
空間9が形成されることになる。
る。図1は本発明を説明する一部破断斜視図、図2は本
発明を説明する断面概略図である。固体撮像装置1は、
リードフレーム2上に固体撮像素子3が搭載され、ボン
ディングワイヤー4にて配線されている。この固体撮像
素子3の上面にはオンチップレンズ5が設けられてい
る。この固体撮像素子3を囲む状態で、オンチップレン
ズ5より高さが突出する支持枠6が設けられている。こ
の支持枠6の上面に透明ガラス板7を装着することで、
オンチップレンズ5と透明ガラス7との間に間隙を形成
している。この状態で、全体を透明樹脂8にて一体封止
すれば、オンチップレンズ5と透明ガラス板7との間に
空間9が形成されることになる。
【0007】次に、図3a、b、c、dの各断面図によ
り本発明の製造工程を説明する。図3aの工程は、ま
ず、固体撮像素子3の上面にオンチップレンズ5を設け
る。そして、この固体撮像素子3をリードフレーム2上
に搭載し、ボンディングワイヤー4にて配線する。な
お、オンチップレンズ5は、固体撮像素子3をリードフ
レーム2上に搭載した後設けてもよい。
り本発明の製造工程を説明する。図3aの工程は、ま
ず、固体撮像素子3の上面にオンチップレンズ5を設け
る。そして、この固体撮像素子3をリードフレーム2上
に搭載し、ボンディングワイヤー4にて配線する。な
お、オンチップレンズ5は、固体撮像素子3をリードフ
レーム2上に搭載した後設けてもよい。
【0008】図3bの工程では、固体撮像素子3を囲む
状態で、オンチップレンズ5より高さが突出した支持枠
6として、例えば熱硬化性樹脂を塗布する。この支持枠
6を塗布するには、例えば図4に示すようなリードフレ
ーム用治具20を使用する。このリードフレーム用治具
20の上面中央には、支持枠6と接着性の弱いフッ素樹
脂21を設けてある。そして、位置合わせピン22にリ
ードフレーム穴23を合わせて、固体撮像素子の搭載、
及び配線の済んだリードフレーム2を取り付ける。そし
て、このフッ素樹脂21を下敷きにして支持枠6を塗布
すれば、リードフレーム2上はもちろん、リードフレー
ム2の隙間から支持枠6が流出することがない。また、
後述の如く硬化した支持枠6はフッ素樹脂21と接着性
が弱いので、容易に分離することができる。
状態で、オンチップレンズ5より高さが突出した支持枠
6として、例えば熱硬化性樹脂を塗布する。この支持枠
6を塗布するには、例えば図4に示すようなリードフレ
ーム用治具20を使用する。このリードフレーム用治具
20の上面中央には、支持枠6と接着性の弱いフッ素樹
脂21を設けてある。そして、位置合わせピン22にリ
ードフレーム穴23を合わせて、固体撮像素子の搭載、
及び配線の済んだリードフレーム2を取り付ける。そし
て、このフッ素樹脂21を下敷きにして支持枠6を塗布
すれば、リードフレーム2上はもちろん、リードフレー
ム2の隙間から支持枠6が流出することがない。また、
後述の如く硬化した支持枠6はフッ素樹脂21と接着性
が弱いので、容易に分離することができる。
【0009】次に図3cの工程では、支持枠6の上面に
透明ガラス板7を搭載する。この透明ガラス板7を装着
するには、例えば図5に示すような保持具30を使用す
る。この保持具30は枠型をしており、枠の内側と切り
欠きの付いた固定板31との間に透明ガラス板7を挟む
構造になっている。この透明ガラス板7を枠の外側から
固定板31を押さえる固定ネジ32を締めることで固定
する。このとき、透明ガラス板7の底面を保持具30の
底面より突出するように固定する。この透明ガラス板7
が固定された保持具30を、すでにリードフレーム用治
具20に取り付けられたリードフレーム2の上から取り
付ける。この取り付けは、リードフレーム2の取り付け
と同様、位置合わせピン22に保持具穴33を合わせて
行う。これにより、透明ガラス板7とオンチップレンズ
5との間に間隙を形成できる位置に、精度よく透明ガラ
ス板7を保持しておくことができる。そして、この状態
で、熱等により支持枠6を硬化させ、透明ガラス板7を
装着する。この後、固定ネジ32を緩め、保持具30を
取り外し、さらに、リードフレーム用治具20からリー
ドフレーム2を取り外す。このとき、支持枠6とフッ素
樹脂21との接着性が弱いので、容易にリードフレーム
2を取り外すことができる。
透明ガラス板7を搭載する。この透明ガラス板7を装着
するには、例えば図5に示すような保持具30を使用す
る。この保持具30は枠型をしており、枠の内側と切り
欠きの付いた固定板31との間に透明ガラス板7を挟む
構造になっている。この透明ガラス板7を枠の外側から
固定板31を押さえる固定ネジ32を締めることで固定
する。このとき、透明ガラス板7の底面を保持具30の
底面より突出するように固定する。この透明ガラス板7
が固定された保持具30を、すでにリードフレーム用治
具20に取り付けられたリードフレーム2の上から取り
付ける。この取り付けは、リードフレーム2の取り付け
と同様、位置合わせピン22に保持具穴33を合わせて
行う。これにより、透明ガラス板7とオンチップレンズ
5との間に間隙を形成できる位置に、精度よく透明ガラ
ス板7を保持しておくことができる。そして、この状態
で、熱等により支持枠6を硬化させ、透明ガラス板7を
装着する。この後、固定ネジ32を緩め、保持具30を
取り外し、さらに、リードフレーム用治具20からリー
ドフレーム2を取り外す。このとき、支持枠6とフッ素
樹脂21との接着性が弱いので、容易にリードフレーム
2を取り外すことができる。
【0010】そして、図3dの工程は、前工程までに形
成されたリードフレーム2上の支持枠6及び、その上面
に装着され、オンチップレンズ5との間に間隙を形成す
る透明ガラス板7の全体をトランスファーモールド法等
により、透明樹脂8にて一体封止する。以上の工程によ
り、透明樹脂8で一体封止した構造であって、オンチッ
プレンズ5と透明ガラス板7との間に空間9を設けた固
体撮像装置1を製造する。
成されたリードフレーム2上の支持枠6及び、その上面
に装着され、オンチップレンズ5との間に間隙を形成す
る透明ガラス板7の全体をトランスファーモールド法等
により、透明樹脂8にて一体封止する。以上の工程によ
り、透明樹脂8で一体封止した構造であって、オンチッ
プレンズ5と透明ガラス板7との間に空間9を設けた固
体撮像装置1を製造する。
【0011】次に、本発明の他の実施例を図6に示す。
この固体撮像装置1は、予めセラミック等で形成された
支持枠6を使用することを特徴としている。これによ
り、支持枠6に予め透明ガラス板7を取り付けておくこ
とが可能となる。例えば、図7aに示す如く、透明ガラ
ス板7に接着剤11を塗布し、支持枠6を取り付けた
後、図7bに示す如く、透明ガラス板7を上に、支持枠
6を下にした状態にする。このように透明ガラス板7が
装着されている支持枠6を、リードフレーム2上の固体
撮像素子3及びボンディングワイヤー4全体を包囲する
ようにして接着剤11で取り付ける。このとき接着剤1
1は、リードフレーム2の隙間にも塗布され、後述する
透明樹脂8にて一体封止する場合、空間9にこの透明樹
脂8が進入するのを防いでいる。この支持枠6の上面
は、オンチップレンズ5より突出した位置にあるので、
ここに装着されている透明ガラス板7とオンチップレン
ズ5との間に間隙が形成されることになる。この状態
で、全体を透明樹脂8にて一体封止すれば、オンチップ
レンズ5と透明ガラス板7との間に空間9が設けられた
固体撮像装置1となる。
この固体撮像装置1は、予めセラミック等で形成された
支持枠6を使用することを特徴としている。これによ
り、支持枠6に予め透明ガラス板7を取り付けておくこ
とが可能となる。例えば、図7aに示す如く、透明ガラ
ス板7に接着剤11を塗布し、支持枠6を取り付けた
後、図7bに示す如く、透明ガラス板7を上に、支持枠
6を下にした状態にする。このように透明ガラス板7が
装着されている支持枠6を、リードフレーム2上の固体
撮像素子3及びボンディングワイヤー4全体を包囲する
ようにして接着剤11で取り付ける。このとき接着剤1
1は、リードフレーム2の隙間にも塗布され、後述する
透明樹脂8にて一体封止する場合、空間9にこの透明樹
脂8が進入するのを防いでいる。この支持枠6の上面
は、オンチップレンズ5より突出した位置にあるので、
ここに装着されている透明ガラス板7とオンチップレン
ズ5との間に間隙が形成されることになる。この状態
で、全体を透明樹脂8にて一体封止すれば、オンチップ
レンズ5と透明ガラス板7との間に空間9が設けられた
固体撮像装置1となる。
【0012】以上説明したように、透明樹脂8で一体封
止した構造であって、オンチップレンズ5と透明ガラス
板7との間に空間9を設けた固体撮像装置1を形成する
ことができる。また、本発明における支持枠6は、いず
れもボンディングワイヤー4を支持枠内に埋設し、若し
くは包囲するように形成されている。したがって、透明
樹脂成形時に加わる圧力からボンディングワイヤー4を
保護するので、変形や断線が防止される。また、支持枠
6及び接着剤11に不透光色のものを用いれば、映像に
悪影響を及ぼす迷光を遮断することが可能となる。
止した構造であって、オンチップレンズ5と透明ガラス
板7との間に空間9を設けた固体撮像装置1を形成する
ことができる。また、本発明における支持枠6は、いず
れもボンディングワイヤー4を支持枠内に埋設し、若し
くは包囲するように形成されている。したがって、透明
樹脂成形時に加わる圧力からボンディングワイヤー4を
保護するので、変形や断線が防止される。また、支持枠
6及び接着剤11に不透光色のものを用いれば、映像に
悪影響を及ぼす迷光を遮断することが可能となる。
【0013】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、透
明樹脂で一体封止した構造であって、固体撮像素子上面
のオンチップレンズと透明ガラス板との間に空間を設け
ることができる。したがって、透明樹脂でオンチップレ
ンズを覆っている構造のものに比べて光の集束効果が大
きいので、受光感度を増加することができる。また、ト
ランスファーモールド法等により透明樹脂にて一体封止
する構造であるから材料費が安く、製造が容易になるの
で大量生産に適している。さらに、透明樹脂成形時の圧
力をボンディングワイヤーが受けないことから、封止時
にボンディングワイヤーの変形や破損を起こすことなく
信頼性の高い製品を提供できるようになる。
明樹脂で一体封止した構造であって、固体撮像素子上面
のオンチップレンズと透明ガラス板との間に空間を設け
ることができる。したがって、透明樹脂でオンチップレ
ンズを覆っている構造のものに比べて光の集束効果が大
きいので、受光感度を増加することができる。また、ト
ランスファーモールド法等により透明樹脂にて一体封止
する構造であるから材料費が安く、製造が容易になるの
で大量生産に適している。さらに、透明樹脂成形時の圧
力をボンディングワイヤーが受けないことから、封止時
にボンディングワイヤーの変形や破損を起こすことなく
信頼性の高い製品を提供できるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を説明する一部破断斜視図である。
【図2】本発明を説明する断面概略図である。
【図3】本発明の製造工程を説明する断面図で、aは固
体撮像素子の配線工程を示す断面図。bは支持枠を形成
する工程を示す断面図。cは透明ガラス板を装着する工
程を示す断面図。dは透明樹脂で一体封止する工程を示
す断面図である。
体撮像素子の配線工程を示す断面図。bは支持枠を形成
する工程を示す断面図。cは透明ガラス板を装着する工
程を示す断面図。dは透明樹脂で一体封止する工程を示
す断面図である。
【図4】リードフレーム用治具を説明する図である。
【図5】透明ガラス板の保持具を説明する図である。
【図6】本発明の他の実施例を説明する断面図である。
【図7】aは支持枠の取り付けを説明する図、bは支持
枠の取り付け後の状態を説明する図である。
枠の取り付け後の状態を説明する図である。
【図8】オンチップレンズを説明する模式図である。
【図9】従来の固体撮像装置を説明する断面概略図であ
る。
る。
1 固体撮像装置 2 固体撮像素子 3 オンチップレンズ 6 支持枠 7 透明ガラス板 8 透明樹脂 9 空間
Claims (8)
- 【請求項1】 上面にオンチップレンズが取り付けられ
た固体撮像素子と、 前記固体撮像素子とリードフレームとを配線するボンデ
ィングワイヤーと、 前記固体撮像素子の周辺を囲むとともに前記ボンディン
グワイヤーを覆う状態で 、前記オンチップレンズより高
く突出させた支持枠と、前記支持枠上面に装着される透明ガラス板と、 前記透明ガラス板、前記支持枠および前記オンチップレ
ンズによって構成される中空空間を内部にして一体封止
する透明樹脂とを備えることを特徴とするオンチップレ
ンズ付固体撮像装置。 - 【請求項2】 前記支持枠は、樹脂材から成ることを特
徴とする請求項1記載のオンチップレンズ付固体撮像装
置。 - 【請求項3】 上面にオンチップレンズが取り付けられ
る固体撮像素子と、 前記固体撮像素子とリードフレームとを配線するボンデ
ィングワイヤーと、前記リードフレームの上面に、 前記ボンディングワイヤ
ーの外側を囲む状態で、前記オンチップレンズより高く
突出させた支持枠と、 前記支持枠上面に装着される透明ガラス板と、 前記透明ガラス板、前記支持枠および前記オンチップレ
ンズによって構成される中空空間を内部にして一体封止
する透明樹脂とを備えることを特徴とするオンチップレ
ンズ付固体撮像装置。 - 【請求項4】 前記支持枠は、セラミックス材から成る
ことを特徴とする請求項3記載のオンチップレンズ付固
体撮像装置。 - 【請求項5】 上面にオンチップレンズが取り付けられ
た固体撮像素子をリードフレーム上に搭載し、ボンディ
ングワイヤーで配線する工程と、 前記固体撮像素子の周辺で前記ボンディングワイヤーを
覆う状態に前記オンチップレンズより高く突出する支持
枠を形成する工程と、 前記支持枠の上面に透明ガラス板を装着し、前記透明ガ
ラス板、前記支持枠および前記オンチップレンズによっ
て構成される中空空間を内部にして透明樹脂により一体
封止する工程とを備えることを特徴とするオンチップレ
ンズ付固体撮像装置の製造方法。 - 【請求項6】 前記支持枠が樹脂材から成る場合、前記
リードフレームおよびそのリードフレームの隙間をフッ
素樹脂から成る下敷きの上に配置した状態で前記支持枠
を形成することを特徴とする請求項5記載のオンチップ
レンズ付固体撮像装置の製造方法。 - 【請求項7】 上面にオンチップレンズが取り付けられ
た固体撮像素子をリードフレーム上に搭載し、ボンディ
ングワイヤーで配線する工程と、 前記ボンディングワイヤーの外側を囲む大きさで、前記
リードフレーム上面から前記オンチップレンズまでの高
さより高い支持枠を用意し、その支持枠の一方側に 透明
ガラス板を取り付ける工程と、前記支持枠および前記透明ガラス板で前記ボンディング
ワイヤーの外側を囲むように、前記支持枠の他方側を前
記リードフレームに取り付ける工程と、 前記透明ガラス板、前記支持枠および前記オンチップレ
ンズによって構成される中空空間を内部にして透明樹脂
により一体封止する工程とを備えることを特徴とするオ
ンチップレンズ付固体撮像装置の製造方法。 - 【請求項8】 前記支持枠は、セラミックス材から成る
ことを特徴とする請求項7記載のオンチップレンズ付固
体撮像装置の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19057991A JP3166216B2 (ja) | 1991-07-03 | 1991-07-03 | オンチップレンズ付固体撮像装置およびその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19057991A JP3166216B2 (ja) | 1991-07-03 | 1991-07-03 | オンチップレンズ付固体撮像装置およびその製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0513738A JPH0513738A (ja) | 1993-01-22 |
JP3166216B2 true JP3166216B2 (ja) | 2001-05-14 |
Family
ID=16260412
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP19057991A Expired - Fee Related JP3166216B2 (ja) | 1991-07-03 | 1991-07-03 | オンチップレンズ付固体撮像装置およびその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3166216B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014135324A (ja) * | 2013-01-08 | 2014-07-24 | Joek Kim | リード線が改良されたダイオードパッケージ及びその製造方法 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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JP2001293213A (ja) * | 2000-04-11 | 2001-10-23 | Sanyo Product Co Ltd | 遊技機 |
JP4838501B2 (ja) | 2004-06-15 | 2011-12-14 | 富士通セミコンダクター株式会社 | 撮像装置及びその製造方法 |
JP4951989B2 (ja) | 2006-02-09 | 2012-06-13 | 富士通セミコンダクター株式会社 | 半導体装置 |
JP5171288B2 (ja) * | 2008-01-28 | 2013-03-27 | シャープ株式会社 | 固体撮像装置、固体撮像装置の実装方法、固体撮像装置の製造方法、および電子情報機器 |
CN108401093B (zh) * | 2017-02-08 | 2024-03-08 | 宁波舜宇光电信息有限公司 | 摄像模组及其模塑感光组件和制造方法以及电子设备 |
-
1991
- 1991-07-03 JP JP19057991A patent/JP3166216B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2014135324A (ja) * | 2013-01-08 | 2014-07-24 | Joek Kim | リード線が改良されたダイオードパッケージ及びその製造方法 |
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JPH0513738A (ja) | 1993-01-22 |
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