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JP3161029B2 - 陰極線管用内部磁気シールド及び陰極線管 - Google Patents

陰極線管用内部磁気シールド及び陰極線管

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JP3161029B2
JP3161029B2 JP13524592A JP13524592A JP3161029B2 JP 3161029 B2 JP3161029 B2 JP 3161029B2 JP 13524592 A JP13524592 A JP 13524592A JP 13524592 A JP13524592 A JP 13524592A JP 3161029 B2 JP3161029 B2 JP 3161029B2
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JP
Japan
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cathode ray
ray tube
magnetic shield
internal magnetic
ims
Prior art date
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JP13524592A
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Inventor
勉 末広
直成 古川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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  • Electrodes For Cathode-Ray Tubes (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、陰極線管用内部磁気シ
ールドと陰極線管に係り、特に積載時に上下で“カミツ
キ”等の不都合を生じない陰極線管用内部磁気シールド
とこの陰極線管用内部磁気シールドを備えた陰極線管に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】カラーテレビ(TV)に使用する陰極線
管(CRT)内部に地磁気が存在する。この地磁気に影
響される電子ビームのずれを防止するための手段とし
て、内部磁気シールド(Inner Magnetic Shield :
IMS)が知られている。このIMSは色選別機構マス
クのフレームに溶接されて使用される。
【0003】図3は、陰極線管(CRT)の構成を説明
するための斜視図である。図3に示すように、CRTは
主に図3(a)のファンネル1、図3(b)の内部磁気
シールド(IMS:インナーマグネチックシールド)
2、図3(c)の色選別機構マスク(AG:アパーチャ
グリル)3、そして、図3(d)のパネル4から構成さ
れ、図2に示した構成順序の如くIMS2及びAG3が
ファンネル1とパネル4間にセット組み立てられる。ま
た、IMS2は上記のようにAG3のフレームに所定の
箇所で溶接固定される。
【0004】図3(a)において、5はネック管であ
り、ネック管5内に電子銃5aが配置され電子ビームが
射出される。
【0005】上記のIMS2は、その製造プロセス過程
で数段、積み重ね(積載)される場合がある。この場
合、各IMSは当然のことながら同一形状のため上下ピ
ッタリと重なり、いわゆる“カミツキ”を起こし離しに
くい状態になる。そこで、このIMSの“カミツキ”を
防止する構造が工夫されている。
【0006】図4は、上記カミツキを防止する従来のI
MS(内部磁気シールド)構造を示す斜視図である。
【0007】IMS2はCRTのパネルの長辺と短辺に
対応して、図4に示すようにA部品7及びB部品8で構
成されており、A部品7及びB部品8は、それぞれ長辺
側側壁9及び短辺側側壁10をそれぞれ有して構成さ
れ、電子ビームを地磁気から保護している。
【0008】図4に示した従来のIMS2は、複数個積
み重ね時に上下のシールド品で相互に“カミツキ”が生
じないようにA部品7及びB部品8の各側壁下端に側壁
の一部を折り返して形成した舌状の支持片12を設けて
いた(図では各側壁に2枚ずつで合計8枚)。図5は、
上記支持片12を設けたIMS2を積み重ねた概略図で
あり、各IMS2は支持片12により上下でわずかに浮
き、上下のシールド品を容易に離すことができる。
【0009】また、従来上記のIMS2同士のカミツキ
を防止するための第2の方法として、図6に示すよう
に、IMS2の各側壁に続く平面部分に上下積載品それ
ぞれに3ヶ所(対向する2つのA部品の一方に2ヶ所、
他の一方のA部品に1ヶ所)凸部13(プロジェクショ
ン)を形成し、その2ヶ所、1ヶ所の凸部形成位置を上
下で交互に変えた構造が知られている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上述したカミツキ防止
の第1の構造では、IMSの長辺側のA部品と短辺側の
B部品のそれぞれの側壁に穴14が形成されるため、穴
がない状態よりは地磁気ドリフト(drift)特性が悪化
し、しかも支持片12はA部品7あるいはB部品8の厚
さ、すなわち一枚分だけなので強度的に弱く、積み重ね
段数が少なくなり工数が悪かった。
【0011】また、IMS2の平面部に凸部(プロジェ
クション)13を設ける構造では、A部品7あるいはB
部品8の形状が2種類、すなわち2ヶ所の凸部を有する
A部品7と1ヶ所の凸部を有するA部品7の2種類にな
ってしまうため、金型のためのコスト増、そしてIMS
組み立て管理工数が増大した。
【0012】そこで、本発明は、地磁気ドリフト特性を
向上させ、しかも強度を増大させて大量積載を可能にす
ることにより、工数の削減を図った陰極線管用内部磁気
シールドとこの陰極線管用内部磁気シールドを備えた陰
極線管を提供することを目的とするものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明に係る陰極線管用
内部磁気シールドは、少なくとも2枚以上の鋼板を一部
重ね合わせて枠状に連接してなる陰極線管用内部磁気シ
ールドにおいて、前記重ね合わせ部の外側鋼板に突部を
設けたことを特徴とするものである。本発明に係る陰極
線管用内部磁気シールドは、更に、対向する2組の鋼板
を一部溶接により重ね合わせて枠状に連接してなる陰極
線管用内部磁気シールドにおいて、前記重ね合わせ部の
外側鋼板に突部を設けたことを特徴とするものである。
【0014】本発明に係る陰極線管は、少なくとも2枚
以上の鋼板を一部重ね合わせて枠状に連接し、この重ね
合わせ部の外側鋼板に突部を設けた陰極線管用内部磁気
シールドを備えていることを特徴とするものである。本
発明に係る陰極線管は、更に、対向する2組の鋼板を一
部溶接により重ね合わせて枠状に連接し、この重ね合わ
せ部の外側鋼板に突部を設けた陰極線管用内部磁気シー
ルドを備えていることを特徴とするものである。
【0015】本発明では、突部が絞り加工あるいは折り
返し加工等により形成されてなることが好ましい。
【0016】
【作用】本発明によれば、磁気シールドを形成している
鋼板の重ね合わせ部19の外側(上側)鋼板に絞り加工
等による凸部20が形成されている。従って、凸部の下
側(内側)にも鋼板が存在することになり、IMS2を
積載する(積み重ねる)際、上下2枚の鋼板で上部のI
MSを支持することになり、支持強度の増大が図れると
共に、上下のIMSを容易に離すことも可能である。
【0017】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。
【0018】図1は、本発明の内部磁気シールド(IM
S)の一実施例を示す斜視図である。
【0019】図1において、従来と同一の要素は同一符
号で示した。
【0020】本実施例は図1に示すように、長辺側側壁
9を有する鋼板のA部品7と短辺側側壁10を有する鋼
板のB部品8の重ね合わせ部19のB部品(外側鋼板)
の4ヶ所に絞り加工による凸部(プロジェクション)2
0を左右対称に設ける。A部品7とB部品8のそれぞれ
2組が対向して枠状に抵抗溶接等で溶接されている。
【0021】図2は、図1のように重ね合わせ部19に
凸部20を形成したIMS2を積み重ね(積載し)た状
態を示す図であり、各IMS2は左右対称の凸部20に
より、しかも2重の鋼板厚さのため強固に安定的に支持
される。IMS2の厚さは0.3mm程度とし、凸部2
0は0.5〜1mm突出する程度でよい。
【0022】このIMSの積み重ねは、IMS2と図3
に示した色選別機構マスク3(アパーチャグリル:A
G)との溶接取り付け装置(IMS溶接機)へ供給する
際になされるものであり、本実施例の凸部20付きIM
S2はIMS上下相互のカミツキもなく効率よく良好な
作業がなされた。
【0023】上記実施例では、A部品7とB部品8の重
ね合わせ部19の凸部20を絞り加工で形成したが、重
なり部の上側部品の一部を切って折り返した構造でもよ
い。
【0024】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の陰極線管
用内部磁気シールド及び陰極線管によれば、内部磁気シ
ールド(IMS)の積載を2重部品の位置でカミツキ
(密着)なく支持できることになり、強度アップによる
大量供給が可能となる。そのため、IMSと色選別機構
マスクとの溶接時等の工数を削減することができる。
【0025】また、従来の舌状支持片の場合のような穴
(開口)を形成しないため、地磁気ドリフト特性に対し
ても向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の内部磁気シールド(IMS)の一実施
例を示す斜視図である。
【図2】図1に示したIMSのP矢視図及びその積載概
略図である。
【図3】陰極線管の構成を示す斜視図である。
【図4】従来のIMSの一例を示す斜視図である。
【図5】図4のIMSのQ矢視図及びその積載概略図で
ある。
【図6】従来のIMSの他の一例を示す概略平面図であ
る。
【符号の説明】
1 ファンネル 2 内部磁気シールド 3 色選別機構マスク(AG) 4 パネル 5 ネック管 5a 電子銃 7 A部品 8 B部品 9 長辺側側壁 10 短辺側側壁 12 舌状支持片 13,20 凸部(プロジェクション) 14 穴 19 重ね合わせ部

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも2枚以上の鋼板を一部重ね合
    わせて枠状に連接してなる陰極線管用内部磁気シールド
    において、 前記重ね合わせ部の外側鋼板に突部を設けたことを特徴
    とする陰極線管用内部磁気シールド。
  2. 【請求項2】 対向する2組の鋼板を一部溶接により重
    ね合わせて枠状に連接してなる陰極線管用内部磁気シー
    ルドにおいて、 前記重ね合わせ部の外側鋼板に突部を設けたことを特徴
    とする陰極線管用内部磁気シールド。
  3. 【請求項3】 前記突部が絞り加工あるいは折り返し加
    工等により形成されてなることを特徴とする請求項1又
    は請求項2記載の陰極線管用内部磁気シールド。
  4. 【請求項4】 少なくとも2枚以上の鋼板を一部重ね合
    わせて枠状に連接し、この重ね合わせ部の外側鋼板に突
    部を設けた陰極線管用内部磁気シールドを備えているこ
    とを特徴とする陰極線管。
  5. 【請求項5】 対向する2組の鋼板を一部溶接により重
    ね合わせて枠状に連接し、この重ね合わせ部の外側鋼板
    に突部を設けた陰極線管用内部磁気シールドを備えてい
    ることを特徴とする陰極線管。
  6. 【請求項6】 前記突部が絞り加工あるいは折り返し加
    工等により形成されてなることを特徴とする請求項4又
    は請求項5記載の陰極線管。
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KR100778500B1 (ko) * 2001-05-18 2007-11-22 삼성에스디아이 주식회사 지자기에 의한 전자빔의 미스 랜딩을 방지하기 위한수단을 갖는 음극선관

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