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JP3155857B2 - シート給送装置 - Google Patents

シート給送装置

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JP3155857B2
JP3155857B2 JP10682593A JP10682593A JP3155857B2 JP 3155857 B2 JP3155857 B2 JP 3155857B2 JP 10682593 A JP10682593 A JP 10682593A JP 10682593 A JP10682593 A JP 10682593A JP 3155857 B2 JP3155857 B2 JP 3155857B2
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JP
Japan
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gear
feeding
roller
paper
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JP10682593A
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JPH06316354A (ja
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武彦 清原
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Canon Inc
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Canon Inc
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Publication date
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Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to AT93120924T priority patent/ATE217265T1/de
Priority to AT97114602T priority patent/ATE244642T1/de
Priority to DE69333092T priority patent/DE69333092T2/de
Priority to DE69331898T priority patent/DE69331898T2/de
Priority to EP97114602A priority patent/EP0832754B1/en
Priority to EP93120924A priority patent/EP0609560B1/en
Publication of JPH06316354A publication Critical patent/JPH06316354A/ja
Priority to US08/611,015 priority patent/US5594486A/en
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  • Handling Of Cut Paper (AREA)
  • Delivering By Means Of Belts And Rollers (AREA)
  • Registering Or Overturning Sheets (AREA)
  • Sheets, Magazines, And Separation Thereof (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、プリンタ、タイプライ
タ、複写機、ファクシミリ、等の複数枚用紙を1枚毎に
記録部又は読み取り部に給送する装置に関し、詳細に述
べれば給送された用紙が主ローラの母線と直角方向に曲
りなく給送される装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種の用紙給送装置は複数枚用紙を確
実に1枚毎に分離する機能と分離された用紙を曲りなく
主ローラの母線と直角方向に搬送する機能と、用紙を所
定の位置まで正確に搬送する機能が要求されている。更
に近来になって薄紙、厚紙、葉書、封筒、樹脂フィル
ム、等多種類の用紙を同一の装置で給送することが要求
されて来ている。
【0003】前記機能の一部を解決する技術として、特
公昭58−6633号がある。この技術は印字シリンダ
ーの駆動力を一方向クラッチを介して給紙装置の分離ロ
ーラに伝えるようになし、印字シリンダーが逆転すると
分離ローラは給紙方向に回転をするので用紙は印字シリ
ンダーの入口に到達し、更なる分離ローラの送りにより
円弧状に湾曲した状態になる。次に印字シリンダーが正
転すると用紙は曲がった用紙の力で印字シリンダーに引
き込まれ続いて所定の位置迄送られる。前述の技術は葉
書、封筒等のたわみにくい用紙には使えないといった欠
点があった。
【0004】次に特公昭62−3826号に提示されて
いる技術は給送装置のピックアップローラからドライブ
ローラに給紙された用紙をドライブローラの噛み合わせ
部を通過するまで用紙を逆送りさせ、ピックアップロー
ラとドライブローラとの間で用紙をたわませることによ
り用紙の先端をドライブローラの噛み合わせ部に用紙の
先端を当接させ、その後ドライブローラを正転させて用
紙を送り出す方法が提示されているがこの技術も葉書、
封筒等のたわみにくい用紙には使えないといった欠点が
あった。
【0005】
【発明が解決しようとしている課題】本発明の目的は従
来技術ではたわみ易い用紙しか使えないので、用紙の種
類が限定されるという欠点を除き、薄紙厚紙、葉書、封
筒、樹脂フィルム、等の多種な用紙を種類毎に複数枚用
紙を1枚毎に分離し、分離した用紙の前端を主ローラの
母線に沿った状態で主ローラを通過させ、更に所定位置
まで高精度に搬送する用紙給送装置を提供することにあ
る。
【0006】更に本発明のもう一つの目的は、従来技術
では、用紙をたわますために必要とした大きなスペース
及び長い搬送路を小さくすることで極めて小型な用紙給
送装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する本発
明の構成は、シートを載置するための載置台と、正方向
に回転したとき前記載置台に載置されたシートに接触し
てシートを所定方向に給送する大径部と、シートと接触
しない小径部とを有する給送回転体と、前記給送回転体
と接続され、外周の一部に歯のない部分を有する欠歯歯
車と、正逆回転可能であり、正回転したとき前記給送回
転体によって給送されたシートを挟持して前記所定方向
に搬送する搬送回転体対と、第1の方向に回転したとき
前記搬送回転体を正方向に回転させ、第2の方向に回転
したとき前記搬送回転体を逆方向に回転させる駆動源
と、前記駆動源からの駆動を受けて回転する太陽歯車
と、前記太陽歯車と噛み合う第1遊星歯車と第2遊星歯
車を有し、前記駆動源が第1の方向に回転したとき前記
第2遊星歯車が前記欠歯歯車と噛み合って前記駆動源の
回転を伝達して前記給送回転体を正方向に回転させ、前
記駆動源が第2の方向に回転したとき前記第1遊星歯車
が前記欠歯歯車と噛み合うアイドル歯車と噛み合って前
記駆動源の回転を伝達して前記給送回転体を正方向に回
転させる駆動伝達手段と、前記駆動源を第2の方向に回
転させて前記給送回転体を正方向に回転させ、シートを
所定方向に給送し、シートの先端を逆回転している前記
搬送回転体対のニップ部に突き当て、突き当てた後もシ
ートに対して滑らせながら給送回転体を回転させて所定
方向の給送力を与え続け、後に前記駆動源を第1の方向
に回転させて前記搬送回転体対を正方向に回転させると
ともに、前記第2遊星歯車は、前記欠歯歯車に対し欠歯
部分と対向するまで駆動を伝達して前記給送回転体がシ
ートの給送を終えて、シートに対して前記小径部を対向
させて停止するように前記駆動源を制御する制御手段
と、を有することを特徴とするシート給送装置である。
【0008】本発明によると、用紙は給送ローラにより
たわまない状態で、主ローラ対に送られ、更に用紙は給
送ローラにより、主ローラ母線を直角方向に送られ、続
いて主ローラにより所定位置迄搬送されるのでたわみに
くい用紙でも給送が可能になった。
【0009】上述のごとく、前記用紙が給送ローラから
主ローラに送られる間に用紙をたわませる為の大きなス
ペースと長い搬送路とを設ける必要がないため、給送ロ
ーラと主ローラとをきわめて近く設置することが可能と
なり、そのため装置を極めて小さくすることが出来るよ
うになった。
【0010】又、前記伝達部の一部は太陽歯車と前記太
陽歯車と噛み合いながら公転する遊星歯車で構成されて
いて、前記公転による不連動工程域以内では、用紙給送
動作に影響することなくモータを正逆回動させて、イン
ク吸引ポンプを動作させることが出来、従って特別の部
材によって不連続工程を設けることをしなくても1個の
モータを機能の違う複数機構の動力源とすることが可能
となり製造コストの安い装置を提供出来るものである。
【0011】
【実施例】図1及び図2は本発明をインクジェットプリ
ンタに応用した第1の実施例を示し、図1は本装置の機
構を示す模式図で、図2は本装置の断面図である。
【0012】図2において、装置本体の外側はカバー1
と軸2aを中心に回動可能な蓋2からなっている。前記
蓋2は用紙トレイも兼ねている。用紙は前記カバー1に
設けられた挿入口1aから挿入され排出口1bから排出
される。前記カバー1内に設けられた複数の側板3の内
側には、軸4aを中心にばね5により給送ローラ6方向
への上昇が付勢されている用紙載台4と、用紙と接触し
うる長径部(大径部)と、用紙と接触しない短径部(小
径部)とを有し軸7に固着されている給送ローラ6(給
送回転体)と、軸7に回転自在に設けられ、給送ローラ
6の長径部より短く、短径部より長い半径を有する用紙
押えローラ8と、軸9aを中心にばね10により表面が
高い摩擦特性を有する分離パット11を介して前記給送
ローラ6の長径部及び前記用紙押えローラ8に圧接して
いる分離板9と、軸12に固着され前記給送ローラ6に
より用紙上ガイド28aと用紙下ガイド71によってガ
イドされて給送された用紙を一定速度で搬送する主ロー
ラ13(搬送回転体)と、軸14に回転自在に設けられ
軸14を介してばね15の力により用紙を前記主ローラ
に押圧する第1ピンチローラ16(搬送回転体)と、イ
ンク吸収材17を内蔵したプラテン18と、軸19に固
着され印字された用紙を排出する排紙ローラ20と、軸
21に回転自在に設けられ、軸21を介してばね22の
力により用紙を前記排出ローラに押圧する第2ピンチロ
ーラ23と、ガイド軸24、25にガイドされて用紙の
幅方向に移動自在のキャリッジ26と、このキャリッジ
に搭載されていて、画像情報に対応して吐出部27aか
らインクを吐出して印字を行う記録ヘッド27とを備え
ている。
【0013】前記キャリッジ26は用紙上ガイド28a
を有する中央側板28に設けられたモータ29と、その
出力軸に設けられたプーリ30と、一端がキャリッジ2
6に固定され前記プーリ30に取り付けられているベル
ト31によって駆動される。
【0014】更にケース1の内側にはケース1の穴から
突出して設けられた複数のスイッチボタン32を備えた
操作用電気基板33と、マイクロコンピュータやメモリ
ーを搭載して本装置の動作をコントロールするコントロ
ール用電気基板34が設けられている。
【0015】図1に基づいて本装置の機構を更に説明す
る。長短半径を有し軸7に固着されている複数の補助給
送ローラ35は用紙幅一満にわたって前記給送ローラ6
と協動して用紙を給送する。
【0016】軸7に固着されたカム板36と用紙載台4
に設けられたガイド部4bの凸部4Cとはばね5の力に
より常に当接しており、前記給送ローラ6の給紙回動に
同期して前記カム板36も回動し、前記回動により、前
記用紙載台4は上昇及び下降動作を行う。主ローラ軸1
2の一端に設けられたプーリ37と排紙ローラ軸19の
一端に設けられたプーリ38はベルト39で連結されて
いるので、前記軸12を介してモータMの回動がローラ
20に伝えられる。
【0017】記録ヘッド27のインク吐出部27aをカ
バーするキャップ40が配置されているキャップ台41
は回転軸41aと押し下げカム部41bを有しており、
ばね42の力により軸41aを中心に反時計方向へ回動
が付勢されているので、前記キャリッジ26の移動によ
りキャリッジ26の突出部26aが前記押し下げカム4
1bに当接するとキャップ台41はばね42の力に抗し
て押し下げられ、従ってキャップ40も下がり前記突出
部26aが押し下げカム41bを通過するとキャップ4
0は上昇し、前記吐出部27aに密着して吐出口をカバ
ーする。
【0018】ポンプ43はラック43aを形成したピス
トン軸43bと、吸引口43cと、排出口43dを有し
ており、前記吸引口43cと前記キャップ40はチュー
ブ40aにより一方排出口43bはプラテン台18とチ
ューブ44により夫々が連結され、キャップ40から流
入したインクがプラテン台18内の吸収部材17へ排出
される。
【0019】ポンプ駆動歯車45は、軸12の軸心に沿
った方向は移動可能に、一方軸12の回動には連動する
ように前記軸12上に設けられており、常時ばね46に
より前記ラック43aと噛み合わない所に位置してい
る。記録ヘッド27の吐出口周辺はインクの固形成分が
付着し易く吐出不良を起こすことがある。その際には吐
出不良回復動作を行うためコントローラ34の命令でモ
ータ29は、キャリッジ26を移動させ吐出部27aを
キャップ40と結合させる。前記キャリッジ26の移動
によりキャッリジ26の突出部26bはポンプ駆動歯車
45を2点銷線で示した位置迄移動させるので、前記歯
車45はラック43aと噛み合い状態になる。前記状態
でモータMの駆動により歯車45はあらかじめ定めた回
転角以内の正逆回転を所定回数くり返すと、ラック43
aは直進方向の往復動を所定回数行う。前記ピストン軸
43bに連動してピストンも往復動するので、ポンプ4
3は前記突出部27aからインク及びその固形分を吸収
し、更に吸引したものをプラテン台18内の吸収部材1
7へ排出する。
【0020】モータMはコントローラ34の信号により
出力歯車47と、2段歯車48と、軸12に固着されて
いる主ローラ歯車49を介して主ローラ対13を回動さ
せ用紙を搬送する。
【0021】一方、モータMは出力歯車47と2段歯車
50と軸51に固着されている歯車52を介して前記軸
51を回動させる。軸51に固着された太陽歯車53と
噛み合う第1遊星歯車54を軸支した第1キャリア55
と、前記同様第2遊星歯車56を軸支した第2キャリア
57は前記軸51に回転自由に設けられており、又前記
キャリアは太陽歯車53の回転に従動するようにばね5
8によって前記太陽歯車53の側面に押し付けられてい
る。モータMの、主ローラ13が用紙を正送する方向の
回動により、軸51が矢印59方向に回転すると第1遊
星歯車54は太陽歯車53で駆動され、前記第1遊星歯
車54は内歯車60と噛み合いながら、自転と公転を行
い、前記内歯車60との噛み合いからはづれた所でピン
55aがピン61に当突してその公転を停止する。
【0022】モータMの主ローラ13が用紙を逆送する
方向の回動により、軸51が矢印62方向に回転すると
第1遊星歯車54は矢印62方向に自転と公転を行い、
前記内歯車60との噛み合いから抜け出た所で歯車63
と噛み合う。前記状態でモータMが更に矢印62方向の
回動を続けると、太陽歯車63は第1遊星歯車54と歯
車63を通して軸7に固着されていて欠歯部64aを有
する欠歯歯車64を回動し、前記欠歯歯車64は軸7を
介して前記給紙ローラ6に給送方向の回転を伝達する。
前記欠歯歯車64の回動が進んで前記欠歯部64aが前
記歯車63との噛み合い位置に来ると、前記歯車63は
空転して欠歯歯車64への伝達は行わず従って欠歯歯車
64と給紙ローラ6の回転は停止する。
【0023】軸51の矢印62方向の回動によって第2
遊星歯車56は同方向に公転し、キャリア57に植設さ
れたピン57aがピン65に当突する所でその公転は停
止する。前記状態の後で、軸51が矢印59方向に回動
すると、第2遊星歯車56は同方向に公転して前記欠歯
歯車64と噛み合い続いて、前記太陽歯車64は第2遊
星歯車56及び欠歯歯車64を介して、前記給紙ローラ
6に給紙方向の回転を伝達する。前記欠歯歯車64の回
動が進んで前記欠歯車64aが前記第2遊星歯車56と
の噛み合い位置に来ると前記第2遊星歯車56は空転し
て欠歯歯車64への伝達は行わず、従って欠歯歯車64
と給送ローラ6の回転は停止する。
【0024】次に図1、及び図3を用いて伝達部におけ
る他の実施例を説明する。図3において図1と同じ部材
は図1と同じ番号を付してある。図3において図1の太
陽歯車53と同じ形状の歯車66が軸51上において前
記太陽歯車53と対向した端部に固着されており、前記
歯車66と噛み合いながら公転する第1遊星歯車54は
キャリア55に回転自在に軸支されている。前記キャリ
ア55はばね67により前記歯車66の側面に押圧され
ているので、前記キャリア55は前記歯車66の回転に
従動して同じ方向に回転する。更に図1のギア63と同
じ形状の歯車68が軸69において対向した端部に固着
されており、第1遊星歯車54が前記歯車68を駆動す
ると歯車63も共に回動する。ここで図1における設計
例として、モータMから主ローラ軸12迄の歯車伝達部
の減速比とモータMから軸51迄の歯車伝達部の減速比
が同じ値に設計され、更に前記ポンプ駆動歯車45は2
50°の正逆回転によって前記ポンプ43を駆動すると
したら、図3において軸51の矢印62方向の回転によ
って給送ローラ6が駆動されないためには第1遊星歯車
54がピン55aとピン61とが接触している位置から
歯車68に噛み合う位置迄の不連動工程域70を250
°以上に設定する必要があり、例えば前記不連動工程域
70は余裕をみて280°となる。従って、第1遊星歯
車54の公転角度を大きくとるため、図3の構造は太陽
歯車を2個にして前記不連動工程域を確保している。一
方軸51の矢印59の回転はポンプ43が作動する時に
は欠歯部64aにより第2遊星歯車56は常に空転して
前記回転を欠歯歯車64に伝えないので、給送ローラ6
は駆動されない。
【0025】図3における歯車伝達部の構成は第1遊星
歯54の公転角度が大きくなるため空間を大きく必要と
し、歯車や軸の数が多くなるため更に大きくなる装置を
小型化するためには問題があった。
【0026】図1に示す歯車伝達部は前記問題を内歯車
を使うことで解決したものである。
【0027】図1における内歯車60の一設計例を基に
前記内歯車を説明する。太陽歯車53の歯数Z1 =1
8、モジュールM1 =0.6とし第1遊星歯車54の歯
数Z2=10、モジュールM2 =0.6とすると内歯車
60の仕様は内歯車60の歯数Z3 =38、モジュール
3 =0.6となる。一方、太陽歯車54が280°回
転するということは、太陽歯車53の歯数で14歯の回
転になる。
【0028】前記太陽歯車54が14歯の回動を行うと
第1遊星歯車54は内歯車60と噛み合いながら自転
し、内歯車60の歯数で14歯分の公転を行う。
【0029】前記内歯60の14歯は角度にすると約1
33°になり図3の例に比べて公転角度を小さくするこ
とが出来、その結果1個の太陽歯車の回りに複数の遊星
歯車を配設することが可能になり伝達部の小型化が計れ
る。又前記第1遊星歯車54の公転動作は固定された内
歯車60と噛み合いながら行われるのでスリップ等は発
生せず、確実な動作が得られるものである。
【0030】上記設計以外、太陽歯車と遊星歯車の歯数
の組み合わせによっては、更に前記公転角度を小さくす
ることが出来るものである。
【0031】次に図1、図2及び図4〜図8迄を使って
第1の実施例における給送動作について説明する。図4
〜図8は、図1における用紙を給送する主要部材を示す
断面図である。なお前記図において図1で示すと同じ部
材には同一番号を付してある。
【0032】図4において中側板28の先端に用紙幅一
満に設けられた上ガイド28aと、同じく用紙幅一満に
設けられた下ガイド71は給送ローラ6により給送され
た用紙Pを主ローラ13と主ピンチローラ16との噛み
合い部に用紙が曲がることなく導くためのものであっ
て、前記上ガイド28と下ガイド71の間隙は前記噛み
合い部に近づくに従って狭くなっている。図4は給送動
作スタート前の状態を示し、用紙載台4は下降位置に、
ピン55aとピン61は当接した位置に、第2遊星歯車
56と欠歯歯車64の欠歯部64aは不噛み合い状態
に、分離パット11は用紙押えローラ8と接触した位置
に、給送ローラ6は図示位置にあり、又前記用紙載台4
に複数用紙Pが積載されている。
【0033】次に図2に示すコントローラ34の命令に
より、図1に示すモータMが軸51を矢印62方向に回
動すると第1遊星ギヤ54は内歯車60と噛み合いなが
ら自転し更に太陽歯車53の回りを公転して歯車63と
噛み合い、図5で示す状態になる。
【0034】図5において、太陽歯車53、第1遊星歯
車54、歯車63、欠歯歯車64によって給送方向に回
動される給送ローラ6は用紙載台4の上昇により複数枚
用紙Pの上の用紙を紙押えローラ8と分離板9で構成す
る間隙部へ移動させる。一方第2遊星歯車56も矢印6
2方向に公転し、ピン57aがピン65に当った所で公
転を停止する。前記公転により第2遊星歯車56は欠歯
歯車64との噛み合いから離脱する。
【0035】図6は軸51の矢印62方向の続いての回
動により給送ローラ6が給送方向に更に回転した状態を
示すもので、給送ローラ46と分離シート11との協動
により用紙は1枚毎に分離され、更に給紙ローラ64の
回動によって用紙Pの先端は給送方向とは逆方向に回転
駆動されている主ローラ13と主ピンチローラ16の噛
み合い部(ニップ部)迄送られる。前記噛み合い部迄送
られた用紙はそれ以上進まないので、給送ローラ64は
用紙Pをたわませない状態で用紙Pの上面をスリップし
ながら回動する。前記スリップは、ばね5とばね10の
適正な圧力によって達成される。次に欠歯部64aが歯
車63との噛み合い位置に来たところで歯車63は空転
し、従ってモータMの給送ローラ6への駆動伝達は断た
れるので給送ローラ6の回動は停止する。給送ローラが
停止した前記状態において用紙がたわんでいると用紙が
給送ローラを逆転させ前記停止が完全に行われないとい
う問題が発生するので必ず用紙をたわませない状態で給
送する必要がある。前記欠歯歯車64の回動途中におい
て用紙載台4は下降するので、前記載台4の上昇力によ
り用紙を給送ローラ64に押圧して前記給送ローラ64
が次の用紙を引き出すことはしない。
【0036】図7はモータMの主ローラ13の用紙を正
送する方向の回動により軸51が図2で示す矢印59方
向を行った状態を示すもので、第2遊星歯車56は前記
矢印59方向に公転して欠歯歯車64と噛み合う。前記
噛み合いにより給送ローラ6は太陽歯車53、第2遊星
歯車56、欠歯歯車64によって給送方向に回動され
る。回動した給送ローラ6は用紙Pを主ローラ13と主
ピンチローラ16の噛み合い部を通過させる。用紙Pの
前記通過の際主ローラ13は用紙を正送する方向に回転
している。
【0037】図8は軸51の矢印59方向の続いての回
動により給送ローラ6が最終的に回転した状態を示すも
ので、欠歯歯車64の回動により欠歯部64aが第2遊
星歯車56との噛み合い位置に来たところで第2遊星歯
車56と欠歯歯車64との噛み合いが断たれて第2遊星
歯車56は空転するのでモータMの給送ローラ6への駆
動伝達は断たれ、従って給送ローラは用紙Pの面から離
れた状態でその回転は停止するが主ローラ13が用紙P
を所定の位置迄搬送する。前記搬送途中において紙押え
ローラ8は用紙に従動して回転する。太陽歯車53が矢
印59方向へ連続して回動するのに従動して第2遊星歯
車54は内歯車60と噛み合いながら公転し、ピン55
aがピン61に当接した所でその公転は停止する。続い
ての動作として図2らおいて、モータMは前記所定位置
間で搬送された用紙Pをコントローラ34の印字信号に
基づき正送方向に所定量送ってはキャリッジ26が用紙
幅方向の往復動を行い、前記往復動の最中に前記ヘッド
27の吐出部27aからインクを吐出して印字を行う。
印字が完了した用紙Pは排出ローラ20により排出口1
bから排出される。以上詳細に述べたように本装置の伝
達部においては、モータMが必要とする矢印62方向の
回転量は第1遊星歯車54が公転する分と、欠歯歯車6
4の欠歯部64aが歯車63との噛み合い位置迄回転す
る分を加えたものになり、一方矢印59方向の回転量は
第2遊星歯車56が公転する分と欠歯歯車64の欠歯部
64aが第2遊星歯車56との噛み合い位置迄回転する
分と、第2遊星歯車56が空転する分を加えたものにな
り、いずれの回転方向においても空転の分を適当に設定
することでモータMによる高精度な回転制御をしなくて
も給送ローラ6の回転位置は欠歯部64aにより高精度
に制御される。
【0038】次に図1、図2及び図9〜図11を使って
第1の実施例における用紙載台4の動作について説明す
る。
【0039】図9〜図11は、図1における用紙載台4
の動作と関連する主要部部材を示す断面図である。
【0040】図9において、軸4aを中心に回動可能に
設けられた用紙載台4の先端4dは、ばね5により常に
上昇力が与えられている。前記上昇力によりガイド部4
bの凸部4cは軸7に固着されたカム板36の凹部36
aに落ち込んだ状態で前記カム板36の回動を阻止して
いる。前記凸部4cと凹部36bが噛み合った位置で前
記カム板36は用紙載台4を下降した位置に維持してい
る。
【0041】図10において、給送ローラ6が給送方向
に回動すると、カム板36も軸7を通して前記給送ロー
ラ6の回動に同期して回動するため、前記凸部4cはカ
ム板36の最大リフト面36bからはずればね5の力に
より用紙載台4の先端部4dは給送ローラ6の長半径面
に当接するまで上昇する。前記状態において用紙載台4
に積載された用紙は給送ローラ6の長半径面に圧接さ
れ、前記給送ローラ6の回動により用紙は送り出され
る。
【0042】図11において、給送ローラ6の給送方向
の続いての回動に同期してカム板36も更に回転する
と、前記カム板36のカム面36cが凸部4cを押し、
続いて最大リフト面36bが凸部を押し続け最後に図5
−Aの状態にもどる。前記状態で、端部4dは給送ロー
ラ6の長半径面から離間するので給送ローラ6はこの位
置での用紙移動は行わないが、一方ばね15により分離
パット11を介して給送ローラに圧接した用紙は前記給
送ローラ6の回動によって移動する。
【0043】次に図1、図2及び図12〜図14を使っ
て他の用紙載台駆動機構について説明する。図12〜図
14では、図1と同じ部材は同一番号を付した。図12
において、凸部72aを有するカム板72と歯車73は
共に軸74に固着されており、前記歯車73は歯車75
を介して軸7に固着された歯車76によって回動され
る。前記歯車73と歯車76とは同じ歯数を有するの
で、従って給送ローラ6が1回転するとカム板72も同
期して1回転する。用紙載台77の側部77aには凹部
77bが設けられて図12に示す給送ローラの姿勢位置
において前記カム板72の凸部72aと前記凹部77b
は係合している。
【0044】前記状態において、用紙載台77の端部7
7cは最下位に下降している。前記構成においては、カ
ム板72を駆動する歯車75の数を選ぶことによりカム
板72と用紙載台77との係合位置も選べるので設計の
自由度が上がるものである。
【0045】図13において、給送ローラ6の回動に同
期してカム板72も回動すると凸部72aが用紙載台7
7の側部77aの上面からはずれ、用紙載台77はばね
5により上昇し、端部77cは給送ローラ6の長半径面
に圧接する。
【0046】図14において、給送ローラ6の続いての
回動に同期して、カム板72も回動することにより、カ
ム板72の最大リフト面72bが側部77aの上面を押
し下げるので、用紙載台77は下降する。給送ローラ6
の更なる回動により図12に示す状態に戻る。
【0047】次に図1、図2、図15を用いて第2の実
施例について説明する。図15は第2実施例の本装置の
断面図であり、図15において図1、図2で示すと同じ
部材には同一番号を付してある。
【0048】第1実施例においては、複数枚用紙を1枚
毎に分離する方式は分離パットと給送ローラとで複数用
紙の先端をずらすことで分離する方式であったが、第2
実施例においては薄い用紙は、コーナー爪分離で、葉
書、封筒などの厚い用紙は斜面に突き当て行う所謂突き
当て分離方式が用いられている。
【0049】図15において、軸78aで支軸された用
紙載台78の側部に設けられた側板78bには回転軸7
9で軸支された爪部80aを有した爪部材80が取り付
けられている。前記爪部材80はばね81により常に前
記用紙載台78に近づく方向の回動が付勢されている。
【0050】軸82により軸支された切り替えレバー8
3は分離方式を爪方式と突き当て方式に切り替えるもの
で前記レバー83の先端83aは前記爪部材80に設け
られているフック部80bと係合している。前記レバー
83を時計方向に倒すと爪部80bと用紙載台78の間
が開き爪部80aの下方に用紙を挿入することが出来、
挿入された用紙は前記爪部80aによって分離すること
が可能になる。
【0051】レバー83を反時計方向に倒すとばね81
の作用により爪部80aは用紙載台78の先端に設けら
れた凹部78cに入り込むため爪部80aの上方に用紙
を積載することが出来、爪部80a上に積載された用紙
は斜面部材84の斜面部84aに用紙先端を突き当てて
分離することが可能になる。長短半径を有する給送ロー
ラ6は軸7に固着されており、前記給送ローラは2回の
回動により用紙を主ローラ13方向に給送する。前記給
送された用紙を主ローラ13と主ピンチローラ16は挟
持して前記用紙を所定の位置迄送り出す。以後の構成及
び要素部材は、図2ですでに説明したものと同じなので
説明を省略する。
【0052】次に図15、図16によって第2実施例に
おける伝達部について説明する。図16は第2実施例に
おける伝達部及びその周辺部材を表す部分模式図で図1
と同じ部材は図1と同じ番号を付してある。
【0053】図16において、歯車50、歯車52を通
してモータMにより駆動されて軸51が矢印59方向に
回転すると第1遊星歯車54は矢印59方向に公転を行
い、ピン55aがピン61に当突した所でその公転を停
止する。
【0054】一方、第2遊星歯車56は同じ方向に公転
し、軸85に固設された欠歯歯車64と噛み合いながら
前記欠歯歯車64を矢印59方向に回動させる。前記回
動により欠歯部64aが前記噛み合いの位置に来ると第
2遊星歯車56は空転して欠歯歯車64への伝達を断
つ。次にモータMにより軸51が矢印62方向に回転す
ると第1遊星歯車54は内歯車60と噛み合うことで自
転しながら、前記矢印62方向に公転し、最後に歯車6
3と噛み合いながら欠歯歯車64を矢印59方向に回動
させる。前記欠歯歯車64の回動は軸85に固着されて
いる歯車86、軸87に固着されている歯車88、同じ
く軸87に固着されている歯車89、軸7に固着されて
いる歯車90の伝達によって給送ローラ6に伝えられ
る。前記歯車86と歯車88は同歯数に設定されてお
り、又歯車89は歯車90の2倍の歯数を有するように
設定されているので欠歯歯車64が1回転すると給送ロ
ーラ6は給送方向に2回転する。
【0055】図12〜図14で示したと同じ動作をする
軸72に固着されたカム板72には、同じく軸74に固
着された歯車73、歯車75、歯車90を通して前記欠
歯歯車64の回動が伝達される。前記歯車73の歯数は
歯車90の2倍に設定されているので、給送ローラ6が
2回転するとカム板72は矢印59方向に1回転して元
の位置に戻る。
【0056】次に図15、図16を用いて第2の実施例
における用紙を給送する動作について説明する。
【0057】図15において切替レバー83を時計方向
に回動すると爪80aが用紙載台78の面より離間する
ので前記離間した間に複数枚の用紙を挿入する。一方厚
い用紙のときはレバー83を反時計方向に回動して使用
する。
【0058】図16において、コントローラ34の信号
によりモータMの主ローラ13が用紙を逆送する方向に
回動すると歯車50を介して歯車52は矢印62方向に
回動する。キャリヤ55のピン55aと側板に固設され
たピン61が当接した位置から遊星歯車54は矢印62
方向に公転することによる所定角度の不連動工程を経て
歯車63と噛み合う。前記歯車63の回動により欠歯歯
車64も矢印59方向に回動する。前記歯車64の回動
は歯車86、歯車88、歯車89、歯車90を通して給
送ローラ6に伝わり前記給送ローラ6は給紙方向に回動
する。
【0059】一方歯車90、歯車75、歯車73を通し
てカム板72は矢印59方向に回動すると凸部72aと
載台77の凹部77bの係合がはずれて前記載台77は
上昇し、前記載台77は載置された複数用紙の最上面を
給送ローラ6に当接させる。
【0060】前記当接により給送ローラ6は最上位の用
紙を移動させると用紙先端は図7における爪部80aを
乗り越え、続いて給送ローラ6の回動により前記用紙先
端は主ローラ13と主ピンチローラ16との噛合位置迄
給送される。
【0061】給送ローラ6の前記複数回転の途中に欠歯
歯車64の欠歯部64aが歯車63との噛み合い部に来
ると前記歯車63は空転するので伝達が断たれ、欠歯歯
車64の回動は停止し給送ローラ6の回動も停止する。
【0062】次にモータMが主ローラ13が用紙を正送
する方向に回動すると太陽歯車53は矢印59方向に回
動し、前記回動に従動して第1遊星歯車54は歯車63
との噛み合い位置から離れる方向に公転する。一方キャ
リヤ58のピン57aとピン65とが当接状態位置にあ
って、第2遊星歯車56は矢印59方向に公転して欠歯
歯車64と噛み合い、前記台2遊星歯車56は前記欠歯
歯車64を矢印59方向に回動させる。
【0063】前記回動により給送ローラ6も給送方向に
回動して用紙を移動させるので、前記用紙先端は正送方
向に回転中の主ローラ13と主ピンチローラ16の噛み
合い位置を通過し、続いて主ローラ13により所定の位
置迄搬送される。
【0064】前記主ローラ6の複数回転最後の所で、前
記主ローラ6の短半径面が用紙面上に回動して来て用紙
との接触が断たれると同時に前記給送ローラと同期して
回動するカム板72の最大リフト面が前記載台77の突
出部77aの上面を押し下げるので用紙は給送ローラ6
の面に押圧される作用から開放される。
【0065】第2遊星歯車56によって欠歯歯車64が
回動した欠歯部64aが第2遊星歯車56の噛み合い位
置に来ると第2遊星歯車56は空転してその伝達を断つ
ので欠歯歯車64と前記欠歯歯車64と歯車で連結して
いる給送ローラ6は回転を停止する。前記停止した位置
で用紙載台の凹部77bとカム板の凸出部72aは再び
係合状態に戻る。
【0066】以上述べた二つの実施例において、記録ヘ
ッドのかわりに読み取りヘッドを配置することで本用紙
給送装置を原稿読み取り装置に応用することは極めて容
易である。又、本装置の主ローラ対を複写機等で使われ
ているレジストローラとして使えば複写機への応用も極
めて容易に出来るものである。
【0067】なお、上記実施例における記録ヘッドはイ
ンクジェット方式のものである。このインクジェットヘ
ッドは、熱エネルギーを利用してインクに気泡の形成を
含む状態変化を引き起こし、記録信号に対応したインク
滴を形成して用紙に文字等を記録すためのものである。
【0068】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば主
ローラを駆動するモータの出力軸55の動力を長短半径
を有する給送ローラに伝達する伝達部を前記モータの所
定量正逆回転で制御するようにし、前記一方向の回転で
伝達部は所定の不連動工程を経て給送ローラを駆動し、
前記給送ローラは用紙を主ローラ対の噛み合部迄給送
し、その後伝達部は給送ローラを停止させ次に前記モー
タの他方向の回転で伝達部は給送ローラを更に駆動し、
前記駆動された給送ローラは用紙を主ローラ対の間を通
過させるという一連の給送動作で薄紙、厚紙等の用紙を
厚みに関係なく主ローラの母線と直角方向に所定の位置
迄きわめて高精度に搬送することが可能になった。又給
送ローラと主ローラを極めて近い間隔で設定出来るので
装置の小型化が計れるようになった。又前記不連動工程
を特別な部材を設けることをしくなても前記伝達部で、
前記不連動工程動作が可能であり、又前記不連動工程を
設けることで1個のモータを複数機構の駆動源とするこ
とが可能となるので製造コストの安い装置が提供出来る
ものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を実施したシート給送装置の斜視図。
【図2】本発明を実施したシート給送装置の断面図。
【図3】本発明の第2の実施例の斜視図。
【図4】本発明を実施したシート給送装置の動作説明
図。
【図5】本発明を実施したシート給送装置の動作説明
図。
【図6】本発明を実施したシート給送装置の動作説明
図。
【図7】本発明を実施したシート給送装置の動作説明
図。
【図8】本発明を実施したシート給送装置の動作説明
図。
【図9】本発明を実施したシート給送装置の用紙載置台
の動作説明図。
【図10】本発明を実施したシート給送装置の用紙載置
台の動作説明図。
【図11】本発明を実施したシート給送装置の用紙載置
台の動作説明図。
【図12】本発明に係るシート給送装置の用紙載置台の
他の実施例の動作説明図。
【図13】本発明に係るシート給送装置の用紙載置台の
他の実施例の動作説明図。
【図14】本発明に係るシート給送装置の用紙載置台の
他の実施例の動作説明図。
【図15】本発明の第2の実施例の断面図。
【図16】本発明の第2の実施例の斜視図。
【符号の説明】
6 給送ローラ 13 主ローラ 16 第1ピンチローラ 18 プラテン 27 記録ヘッド

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シートを載置するための載置台と、 正方向に回転したとき前記載置台に載置されたシートに
    接触してシートを所定方向に給送する大径部と、シート
    と接触しない小径部とを有する給送回転体と、 前記給送回転体と接続され、外周の一部に歯のない部分
    を有する欠歯歯車と、 正逆回転可能であり、正回転したとき前記給送回転体に
    よって給送されたシートを挟持して前記所定方向に搬送
    する搬送回転体対と、 第1の方向に回転したとき前記搬送回転体を正方向に回
    転させ、第2の方向に回転したとき前記搬送回転体を逆
    方向に回転させる駆動源と、 前記駆動源からの駆動を受けて回転する太陽歯車と、前
    記太陽歯車と噛み合う第1遊星歯車と第2遊星歯車を有
    し、前記駆動源が第1の方向に回転したとき前記第2遊
    星歯車が前記欠歯歯車と噛み合って前記駆動源の回転を
    伝達して前記給送回転体を正方向に回転させ、前記駆動
    源が第2の方向に回転したとき前記第1遊星歯車が前記
    欠歯歯車と噛み合うアイドル歯車と噛み合って前記駆動
    源の回転を伝達して前記給送回転体を正方向に回転させ
    る駆動伝達手段と、 前記駆動源を第2の方向に回転させて前記給送回転体を
    正方向に回転させ、シートを所定方向に給送し、シート
    の先端を逆回転している前記搬送回転体対のニップ部に
    突き当て、突き当てた後もシートに対して滑らせながら
    給送回転体を回転させて所定方向の給送力を与え続け、
    後に前記駆動源を第1の方向に回転させて前記搬送回転
    体対を正方向に回転させるとともに、前記第2遊星歯車
    は、前記欠歯歯車に対し欠歯部分と対向するまで駆動を
    伝達して前記給送回転体がシートの給送を終えて、シー
    トに対して前記小径部を対向させて停止するように前記
    駆動源を制御する制御手段と、 を有することを特徴とするシート給送装置。
  2. 【請求項2】 前記搬送回転体によって搬送されたシー
    トに画像を形成するインクジェットヘッドを有すること
    を特徴とする請求項1に記載のシート給送装置。
  3. 【請求項3】 前記インクジェットヘッドは、熱エネル
    ギーによって形成されたインク液滴によって画像を形成
    することを特徴とする請求項2に記載のシート給送装
    置。
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