JP3153260B2 - 金属キレート造影剤用賦形剤 - Google Patents
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Description
形剤、更に詳しくは金属キレート造影剤のための二元的
機能性賦形剤に関する。
鳴、X線、超音波および放射診断的造影のための造影剤
として金属キレート類を使用することはよく知られてい
る。遷移金属およびランタニド金属イオンの金属キレー
ト類は、その強い常磁性およびX線吸収特性ならびにそ
の他の特性により基本的興味を有する。一般に遊離金属
イオンは、より毒性を有するので、かかるタイプの薬物
は、キレート型として、すなわち典型的には金属イオン
を有機配位子と結合することにより錯体として製せられ
る。これらの有機配位子の例は、線形および大環状ポリ
アミノポリカルボン酸類およびその誘導体である。残念
なことに多くの場合、遊離有機配位子にも毒性の問題が
存在する。このように造影剤として金属キレート類を用
いても、遊離金属および/または遊離有機配位子の双方
がキレートとして導入されて血中に存在することもあり
毒性の問題を引起こすかもしれない。
より毒性の低い金属(M'=カルシウム、マグネシウム、
亜鉛または鉄)キレートの金属(M=たとえばナトリウ
ム)塩として記載され、ここで、Lは常磁性金属または
重金属と結合して錯体を形成しうる有機配位子であって
もよく、またはそうでなくてもよい。この賦形剤は、遊
離金属イオンの掃去剤として開示されているが、遊離有
機配位子を掃去することの言及はなされていない。事
実、この欧州特許は遊離配位子の“添加"によって安全
性を高めることを示唆し、かつクレーム化している。
子キレート類の安全性増強−磁気共鳴造影剤またはX線
造影剤中カルシウムイオン添加により使用 (Metal−L
igand Chelates Safety Enhancement−Used in
Magnetic ResonanceImaging or X−ray Con
trast Agents, by Addition of CalciumIon
s)〕において、有効量のカルシウムを塩化カルシウム、
グルコン酸カルシウムまたは平衡塩溶液の形状で使用す
ることにより、付加的な配位子を添加する必要がなく実
質的に毒性を減少させることがクレーム化されている。
個々の遊離金属イオンおよび/または有機配位子の潜在
的毒性については述べられていない。
鳴、X線、超音波および放射診断上の造影用金属キレー
ト造影剤M(L)[式中、Mは造影金属、Lはキレート形
成配位子を表わす]のための新規賦形剤、かかる賦形剤
の組成物および使用方法を開示する。これらの新規賦形
剤は式:
亜鉛である;L'は、金属キレート造影剤に使用する有機
配位子L、またはカルシウムもしくは亜鉛との親和性よ
り金属Mとの親和性の大なる別の有機配位子であること
ができる有機配位子である;mおよびnはそれぞれ個別に
1、2または3から選ばれる]で示される。この単独の
賦形剤は遊離金属イオンおよび遊離有機配位子を掃去
し、これにより造影剤の安全性を増強することおよびこ
の使用法が見いだされたという点において、本発明の有
機配位子の錯塩は、金属キレート造影剤に対して非常に
有用な賦形剤である。
規賦形剤、かかる造影剤と賦形剤を複合した造影剤組成
物、およびこれを使用する造影方法に関する。有機配位
子の錯塩からなる本発明の新規賦形剤は意外にも、遊離
金属および遊離有機配位子を掃去することが見いだされ
た。この賦形剤は好ましくは、式:
位子のカルシウム錯体のカルシウム塩からなる。本発明
の賦形剤は、二元的機能性掃去剤であって、該賦形剤が
掃去する遊離の金属イオンや遊離の配位子よりはるかに
安全であるから、著しく毒性の低い造影剤および造影方
法が提供される。
起こることもある金属キレート造影剤M(L)の解離に起
因する可能な毒性をも軽減する点で、付加的な利点であ
る。このように、本発明賦形剤の使用により、安全性を
増強し貯蔵寿命を延長した製品が提供される。
X'(L')は、金属イオン交換プロセスにより、造影剤の
毒性金属イオンと反応すると考えられる。賦形剤中の遊
離カルシウムまたは亜鉛イオンは、存在することもある
遊離有機配位子との錯体を形成する。この賦形剤を用い
る系内では、他の新種の形成は全く予期されない。式
〔I〕のカルシウムまたは亜鉛錯塩は、所定の有機配位
子を溶液中、過剰量のカルシウム塩、たとえば炭酸カル
シウム、塩化カルシウム、酢酸カルシウム、または塩化
亜鉛、酢酸亜鉛などと反応させることにより、容易に製
造される。
有機配位子から成る金属キレート造影剤との組成物とし
て使用することができる。これは、後記実施例でより明
確に示されるように、カルシウムまたは亜鉛錯塩[I]
を、金属キレート造影剤の溶液に加えることにより、常
套の操作で達成することができる。
位子L'は、これが形成する錯体、すなわちCa(L')、
Zn(L')および/またはM(L')が十分に許容されるよ
うに選ぶべきである。適当な有機配位子は、線形もしく
は大環状ポリアミノポリカルボン酸およびその誘導体を
包含するが、これらに限定されるものではない。本発明
の好ましい一群の金属キレート造影剤および造影方法に
は、次のような有機配位子:米国特許第4,885,36
3号および米国特許出願(継続中)第454,883号
〔1989年12月22日出願、名称:10−(2’−
ヒドロキシ−3’−アルコキシ−1,4,7−トリスカル
ボキシメチル−1,4,7,10−テトラアザシクロドデ
カン類〕および米国特許出願第454,890号〔19
89年12月22日出願、名称:10−(2’−ヒドロ
キシ−3’−ポリオキサアルキル)−1,4,7−トリス
カルボキシメチル−1,4,7,10−テトラアザシクロ
ドデカン〕に開示の、1−置換−1,4,7−トリスカル
ボキシメチル−1,4,7,10−テトラアザシクロドデ
カンおよびその誘導体を用いる。
ールアルキル、アリール、アルコキシ、ヒドロキシアル
キル、ヒドロキシアルコキシ、
シアルキル)、ヒドロキシアルコキシ、
ロキシアルキル、アルコキシ、アルキル、アリール、ア
リールアルキルまたはヒドロキシアルコキシ、Xはクロ
ロ、ブロモまたはヨードである)を表わす]
II)キレートを形成させるために好ましい態様におい
て、R1およびR2は水素である。Gd(III)キレート
を形成させるために最も好ましい態様において、R1は
ヒドロキシアルキル、またはR1は である。それ故この群の好ましい配位子は、1,4,7,
10−テトラアザシクロドデカン−1,4,7−トリ酢
酸、すなわちDO3A;1,4,7−トリス(カルボキシメ
チル)−10−(2'−ヒドロキシプロピル)−1,4,7,
10−テトラアザシクロドデカン、すなわちHP−DO
3A;および1,4,7−トリス(カルボキシメチル)−1,
4,7,10−テトラアザシクロドデカンである。
647,447号に開示された式:
HYまたは−CONHOY;Yは水素原子、金属イオン
等価物および/または無機塩基もしくは有機塩基または
アミノ酸の生理学的生体適合性カチオン;Aは
R2およびR3は共に合してトリメチレン基もしくはテト
ラメチレン基、またはそれぞれ個別に水素原子、低級ア
ルキル基(たとえば炭素数1〜8)、フェニル基、ベンジ
ル基、あるいはR2が水素原子であってR3が−(CH2)p
−C6H4−W−protein(基中、pは0または1、Wは−
NH−、−NHCOCH2−または−NHCS−、prote
inはタンパク残基);mは1、2または3;Zは酸素原子も
しくは硫黄原子またはNCH2XもしくはNCH2CH2
OR4基(基中、Xは前記と同意義、R4はC1〜8アルキ
ル);VはXまたは−CH2OH、−CONH(CH2)nX
もしくは−COB(基中、Xは前記と同意義、Bはタン
パク残基または脂質残基、nは1〜12の整数)、あるい
はR1、R2およびR3がそれぞれ水素であるときVはそ
の双方を合して形成される式:
は3)を表わす。ただし置換基Yの少なくとも2個は原
子番号21〜29、42、44または57〜83の元素
の金属イオン等価物である]。
れる好ましい配位子は1,4,7,10−テトラアザシク
ロドデカン−N,N',N",N'"−テトラ酢酸すなわちD
OTA、およびジエチレントリアミンペンタ酢酸すなわ
ちDTPAを包含する。
する配位子は式:
ビスメチルアミド(DTPA−BMA);ならびに式:
窒素原子と合して形成されるモルホリノであるDTPA
−ビスモルホリノアミド)および(b)化合物(R1が水素、
R2が
ミド)である。
のに適当な他の一群の配位子は、欧州特許出願0255
471A1に開示されている。この出願は式:
任意に分枝したC2〜C6アルキレンである;U1、U2、
U3およびU4はそれぞれ単結合または任意に分枝したC
1〜6アルキレンである;D1、D2、D3およびD4はそれ
ぞれO、S、C1〜6アルキレンまたはNR7である;R7
は水素または末端基COOR1を有するC1〜4アルキレ
ンである;R1は水素または金属イオン等価物である;D5
はD1またはCHR5(基中、R5は水素または任意に不飽
和のC1〜20アルキレンであることができ、該C1〜20ア
ルキレンはイミノ、フェニレンオキシ、フェニレンイミ
ノ、アミド、エステル、O、Sおよび/または任意にO
H、SH、イミノおよび/またはアミノで置換されたN
を包含することができ、かつ任意に巨大分子Bに結合し
た末端官能基を有することができる)である;sおよびtは
それぞれ0〜5;R2は水素、任意に置換されたC1〜16
アルキル、アシル、アシルアルキル(OHまたは低級ア
ルコキシ置換基1個ないしそれ以上で任意に置換された
基)、−CH2−X−V、BまたはCH2COB(基中、X
はCO、OHまたは低級アルコキシ基1個ないしそれ以
上で任意に置換され、任意に分枝したC1〜10アルキレ
ン、または鎖中にOが介在し任意に分枝したC2〜23ア
ルキレン)である;VはNR3R4またはCOOR6である;
R3およびR4はそれぞれ水素、OHまたは低級アルコキ
シ基1個ないしそれ以上で任意に置換されたC1〜16ア
ルキル、またはR3およびR4は双方を合して形成される
任意に他の異項原子を含む5〜6員異項環基である;R6
は水素、飽和、不飽和、線形、分枝状もしくは環状C1
〜16のヒドロカルビル、アリールまたはアルキルであ
る;R2またはR3は、任意に末端カルボニル基を有し任
意にOまたはR1カルボキシメチルイミノ基1個ないし
それ以上が鎖中に介在するか、またはOH、低級アルコ
キシもしくはカルボキシ(低級)アルキル基1個ないしそ
れ以上で置換されたC2〜20アルキレンにより式:
大分子Dと同一であるかもしくは異なることができる)
に結合することができる]で示される大環状化合物を開
示している。
ト造影剤と共に使用することができる。一つの実施態様
において、本発明の賦形剤は、有機配位子[A]を常磁性
金属原子と結合した錯体を含有する造影剤と共に用い、
磁気共鳴造影のための磁気緩和増進剤として使用する。
かかる増進剤は、これを哺乳類(たとえばヒト)被験者に
投与するとき、種々の濃度で異なる組織に分配され、磁
気共鳴装置からの周波数エネルギーを吸収することによ
り励起された(組織中の)プロトンの磁気緩和を触媒す
る。この励起されたプロトンの磁気緩和率の増進によ
り、被験者を磁気共鳴装置で精査したとき異なるコント
ラストの影像が得られる。磁気共鳴装置を用いて一般に
造影剤投与前および後における種々の時点の影像を記録
し、組織中に存在する造影剤により作り出される影像の
差異を診断に用いる。プロトン磁気共鳴造影において、
ガドリニウム(III)、ジスプロシウム(III)、マン
ガン(II)、マンガン(III)、クロム(III)、鉄
(II)および鉄(III)のような常磁性金属原子(すべ
て対称性電子配置を有する常磁性金属原子である)は、
配位子と錯体を形成する金属として好ましく;ガドリニ
ウム(III)は、最も高い常磁性、低毒性および高い配
位水置換活性を有するという事実のために最も好まし
い。
担体を含む組成物を造影剤と共に使用するときその造影
効果を著しく増強することが期待される造影剤の例とし
て、ガドテリドール(Gadoteridol=Gd(HP−DO3
A)、ドータレム(Dotarem=N−メチルグルカミン[Gd
(DOTA)])、マグネビスト(Magnevist=ジ−N−メ
チルグルカミン[Gd(DTPA)]およびガドジアミド(G
adodiamide=Gd(DTPA−BMA)、Gd(DTPA)−
ビスモルホリノアミド、Gd(DTPA)−ビス1,2−ジ
ヒドロキシプロピルアミドを包含する。
(原子番号58〜71)と錯体を形成する配位子[A]と共
に好都合に使用され、磁気共鳴造影法または磁気共鳴生
体分光法における化学シフト剤として使用される。
列(原子番号21〜29)金属を包含する造影元素と共に
好都合に使用される。
記のような用途が好ましいが、この賦形剤はまたX線造
影、放射性核種造影および超音波造影において造影剤と
共に使用することができることは、医療診断技術者に評
価されることである。
賦形剤、組成物および方法が好ましく、これに加うるに
L'=Lである賦形剤、組成物および方法が最も好まし
い。
カルシウムまたは亜鉛の錯塩を金属キレート造影剤溶液
に加えることにより、容易に製造することができる。好
ましくはこのように製せられた溶液をpHほぼ中性で保
持する。この賦形剤/造影剤組成物を組合わせ物として
あらかじめプレパッケージに包装するか、または本発明
の賦形剤を使用前に直接造影剤溶液に加えることができ
る。カルシウムまたは亜鉛の錯塩の造影剤に対する典型
的モル比は約0.05〜10%である。
説明する。しかし本発明の範囲が実施例の細部に限定さ
れないことは理解されるべきである。
カン−1,4,7−トリアセタトカルシウム(II)]・Ca
[Ca(DO3A)]2*の製造:−DO3A(20ミリモ
ル、7.67g)を水32mlに溶解し、炭酸カルシウム3
2ミリモル(3.18g)をゆっくり加える。溶液を80
℃で2時間加熱還流し、これを室温に冷やして過剰量の
固体炭酸カルシウムを濾去する。この溶液をロータリー
エバポレーターで乾固し、75℃減圧オーブン(5mmH
g)中に24時間入れておく。94%の収率でガラス様固
体を得る。 元素分析、Ca3C28H46N8O12(8%H2O)として 計算値:C,38.58;H,6.15;N,12.85 実測値:C,38.17;H,5.99;N,12.83 *DO3A=1,4,7,10−テトラアザシクロドデカ
ン−1,4,7−トリアセテート
−10−(2'−ヒドロキシ)プロピル−1,4,7,10−
テトラアザシクロドデカナトカルシウム(II)]・Ca
[Ca(HP−DO3A)]2*の製造:−元素分析データ
により3.5%水含有配位子HP−DO3A(0.51
8g、1.24ミリモル)を水10ml(室温)に溶解し、こ
れに固体炭酸カルシウム(0.204g、2.03ミリモ
ル)を、撹拌しながらゆっくり加える。濁った溶液を9
0℃で2.5時間加熱し、冷やし遠心分離し、濾過す
る。濾液を減圧下に蒸発乾固し、白色固体0.56gを
得る。固体を水:アセトン(1:3(v/v))混合物中で再結
晶し、減圧下、室温で乾燥する。 元素分析、Ca3C34H58N8O14(12%H2O)として、 計算値:C,39.50;H,6.85;N,10.84 実測値:C,39.66;H,6.83;N,10.76 *HP−DO3A=1,4,7−トリス(カルボキシメチ
ル)−10−(2'−ヒドロキシ)プロピル−1,4,7,1
0−テトラアザシクロドデカノエート
−1,4,7,10−テトラアセタトカルシウム(II)]・
Ca[Ca(DOTA)]*の製造:−DOTA(20ミリモ
ル)を水40mlに溶解し、CaCO3(44ミリモル)をゆ
っくり加える。この溶液を80℃で2時間加熱還流し、
これを室温に冷やし、過剰量の固体CaCO3を濾去す
る。溶液をロータリーエバポレーターで乾固し、75℃
減圧オーブン(5mmHg)中に24時間入れて置く。白色
固体を得る。 *DOTA=1,4,7,10−テトラアザシクロドデカ
ン−N,N',N",N'"−テトラアセテート
シメチル)アミノ]エチル]グリシナトカルシウム(II)]
・Ca3[Ca(DTPA)]2*の製造:−DTPA(20ミリ
モル)を水40mlに溶解し、CaCO3(55ミリモル)を
ゆっくり加える。溶液を80℃で2時間加熱還流し、室
温に冷やし、過剰量の固体CaCO3を濾去する。溶液を
ロータリーエバポレーターで蒸発乾固し、75℃減圧オ
ーブン(5mmHg)中に24時間入れて置く。白色固体を
得る。 *DTPA=N,N−ビス[2−[ビス(カルボキシメチ
ル)アミノ]エチル]グリシネート
CD−1マウス(18〜23g、25〜35日)の尾静脈
(tail vein)にそれぞれ0.02ml/gの量で注射する
ことにより、本発明の遊離金属、遊離配位子、金属キレ
ート造影剤および賦形剤の相対的毒性試験を行なった。
観察期間は14日間である。結果を表1に示す。
O3A)、Gd(DO3A)製剤、Gd(HP−DO3A)、
Gd(HP−DO3A)製剤、Ca[Ca(DO3A)]2、Ca
[Ca(HP−DO3A)]2およびCaCl2(生理的pH) 試験化合物 LD50(mMol/kg) Gd(OH)3 0.1 DO3A 0.12 HP−DO3A 0.11 DOTA 0.18 Gd(DO3A) 5.7 Gd(DO3A)製剤(注a) 7.4(雄) 8.5(雌) Gd(HP−DO3A) 10 Gd(HP−DO3A)製剤(注b) 10.7(雄) 13.6(雌) Ca[Ca(DO3A)]2 1.6 Ca[Ca(HP−DO3A)]2 1.3 CaCl2 1.5 注a.この製剤は、Gd(DO3A)0.5M;Ca[Ca(D
O3A)]20.25mM;トリス緩衝液10mM(pH7.
4)から成る。 b.この製剤は、Gd(HP−DO3A)0.5M;Ca[Ca
(HP−DO3A)]20.25mM;トリス緩衝液10mM
(pH7.4)から成る。
キレート造影剤)およびカルシウム錯塩(すなわち賦形剤
が高い許容性を有することを例証するものである。それ
故本発明のカルシウム錯塩を賦形剤として使用すると
き、遊離金属および遊離配位子の量を著しく減少させ、
キレート造影剤または賦形剤の過剰量を使用しても良好
な許容性を有し、安全性を高めた造影方法論を提供する
ことができる。
例2の賦形剤を合体することにより次の新規診断剤組成
物を製造する: 成分 量(/ml) ガドテリドール(注1)(診断剤) 558.6mg カルテリドールカルシウム(注2) 0.46mg (新規賦形剤) トロメタミン(緩衝液) 1.21mg 1N・NaOH溶液 pH調整に必要な量 1N・HCl溶液 pH調節に必要な量 注射液用の水(USPq.s.) 1.0ml 注1.Gadoteridol:ガドリニウム(III)1,4,7−
トリス(カルボキシメチル)−10−(2'−ヒドロキシプ
ロピル)−1,4,7,10−テトラアザシクロドデカン 2.Calteridol Calcium:Ca[Ca(HP−DO3A)]
2(実施例2の賦形剤)
℃に加温し、緩衝液(トロメタミン)と賦形剤(カルテリ
ドールカルシウム)を加えながら強く撹拌する。次いで
診断剤(ガドテリドール)をゆっくり加え、48〜52℃
を保持して約1時間撹拌を続ける。得られた溶液を20
〜25℃に冷やし、塩酸溶液および/または必要に応じ
て水酸化ナトリウム溶液を用いてpH7.3〜7.5(最
適7.4)に調節する。平衡保持剤としての水を加え、p
Hを再チェック/再調節する。、溶液を滅菌した0.2
μm膜に通して濾過した後、滅菌し、管理された室温(1
5〜30℃)で保管する。
ルグルカミン[Gd(DOTA)]を用い、カルテリドール
カルシウムの代わりに実施例3の賦形剤Ca[Ca(DOT
A)]を用い、実施例6の操作により、ドータレムを用い
た新規診断剤組成物を製造する。
メチルグルカミン)2[Gd(DTPA)]を用い、カルテリ
ドールカルシウムの代わりに実施例4の賦形剤Ca3[Ca
(DTPA)]2を用い、実施例6の操作により、マグネビ
ストを用いた新規診断剤組成物を製造する。
すなわちGd(DTPA−ビスメチルアミド)を用い、実
施例2の方法論により製せられる賦形剤Ca[Ca(DTP
A−ビスメチルアミド)]2を用い、実施例6の操作によ
り、ガドジアミドを用いた新規診断剤組成物を製造す
る。
ビスモルホリノアミドを用い、実施例2の方法論により
製せられる賦形剤Ca[Ca(DTPAビスモルホリノアミ
ド)]2を用い、実施例6の操作により、造影剤ガドリニ
ウムDTPAビスモルホリノアミドを用いる新規診断剤
組成物を製造する。
A1,2−ジヒドロキシプロピルアミド)を用い、実施例
2の方法論により製せられる賦形剤Ca[Ca(DTPA
1,2−ジヒドロキシプロピルアミド)]2を用い、実施例
6の操作により、造影剤ガドリニウム(DTPA1,2−
ジヒドロキシプロピルアミド)のための新規診断剤組成
物を製造する。
Claims (46)
- 【請求項1】 金属イオンMが有機配位子Lと結合して
形成される金属キレート造影剤M(L)のための賦形剤で
あって、式: 【化1】 [式中、XおよびX'はそれぞれ個別にカルシウムまたは
亜鉛から選ばれる。L'は、Lであるか、またはカルシ
ウムもしくは亜鉛との親和性よりMとの親和性の大なる
他の有機配位子であることができる有機配位子を表わ
す。mおよびnはそれぞれ個別に1、2または3を表わ
す]で示される賦形剤。 - 【請求項2】 X=X'=カルシウムである請求項1記
載の賦形剤。 - 【請求項3】 LおよびL'がそれぞれ個別に線形およ
び大環状ポリアミノポリカルボン酸およびその誘導体か
ら選ばれる請求項1記載の賦形剤。 - 【請求項4】 LおよびL'がそれぞれ個別に式: 【化2】 R1およびR2はそれぞれ個別に水素、アルキル、アリー
ルアルキル、アリール、アルコキシ、ヒドロキシアルキ
ル、ヒドロキシアルコキシ、 【化3】 N(R4)2、CN(ここにR4はアルキルまたはヒドロキ
シアルキル)、ヒドロキシアルコキシ、 【化4】 【化5】 (ここにAはアニオン)、 【化6】 【化7】 、nおよびmは0または1〜5の整数、R3は水素、ヒド
ロキシアルキル、アルコキシ、アルキル、アリール、ア
リールアルキルまたはヒドロキシアルコキシ、Xはクロ
ロ、ブロモまたはヨードである)を表わす]で示される化
合物から選ばれる請求項1記載の賦形剤。 - 【請求項5】 LおよびL'がそれぞれ個別に式: 【化8】 または 【化9】 [式中、Xは−COOY、PO3HYまたは−CONHO
Y; Yは水素原子、金属イオン等価物および/または無機塩
基もしくは有機塩基またはアミノ酸の生理学的生体適合
性カチオン; Aは 【化54】 (基中、Xは前記と同意義); 各R1は水素またはメチル; R2およびR3は共に合してトリメチレン基もしくはテト
ラメチレン基、またはそれぞれ個別に水素原子、低級ア
ルキル基(たとえば炭素数1〜8)、フェニル基、ベンジ
ル基、あるいはR2が水素原子であってR3が−(CH2)p
−C6H4−W−protein(基中、pは0または1、Wは−
NH−、−NHCOCH2−または−NHCS−、prote
inはタンパク残基); mは1、2または3; Zは酸素原子もしくは硫黄原子またはNCH2Xもしく
はNCH2CH2OR4基(基中、Xは前記と同意義、R4
はC1〜8アルキル); VはXまたは−CH2OH、−CONH(CH2)nXもし
くは−COB(基中、Xは前記と同意義、Bはタンパク
残基または脂質残基、nは1〜12の整数)、あるいはR
1、R2およびR3がそれぞれ水素であるときVはその双
方を合して形成される式: 【化10】 で示される基(基中、Xは前記と同意義、wは1、2また
は3)を表わす。ただし置換基Yの少なくとも2個は原
子番号21〜29、42、44または57〜83を有す
る元素の金属イオン等価物である]で示される化合物か
ら選ばれる請求項1記載の賦形剤。 - 【請求項6】 LおよびL'がそれぞれ個別に式: 【化11】 [式中、YはNまたはP; A1およびA2はそれぞれ任意に分枝したC2〜C6アルキ
レン; U1、U2、U3およびU4はそれぞれ単結合または任意に
分枝したC1〜6アルキレン; D1、D2、D3およびD4はそれぞれO、S、C1〜6アル
キレンまたはNR7; R7は水素または末端基COOR1を有するC1〜4アルキ
レン; R1は水素または金属イオン等価物; D5はD1またはCHR5(基中、R5は水素または任意に
不飽和のC1〜20アルキレンであることができ、該C1〜
20アルキレンはイミノ、フェニレンオキシ、フェニレン
イミノ、アミド、エステル、O、Sおよび/または任意
にOH、SH、イミノおよび/またはアミノで置換され
たNを包含することができ、かつ任意に巨大分子Bに結
合した末端官能基を有することができる); sおよびtはそれぞれ0〜5; R2は水素、任意に置換されたC1〜16アルキル、アシ
ル、アシルアルキル(OHまたは低級アルコキシ置換基
1個ないしそれ以上で任意に置換された基)、−CH2−
X−V、BまたはCH2COB(基中、XはCO、OHま
たは低級アルコキシ基1個ないしそれ以上で任意に置換
され、任意に分枝したC1〜10アルキレン、または鎖中
にOが介在し任意に分枝したC2〜23アルキレン); VはNR3R4またはCOOR6; R3およびR4はそれぞれ水素、OHまたは低級アルコキ
シ基1個ないしそれ以上で任意に置換されたC1〜16ア
ルキル、またはR3およびR4は双方を合して形成される
任意に他の異項原子を含む5〜6員異項環基; R6は水素、飽和、不飽和、線形、分枝状もしくは環状
C1〜16のヒドロカルビル、アリールまたはアルアルキ
ルであって、 R2またはR3は、任意に末端カルボニル基を有し任意に
OまたはR1カルボキシメチルイミノ基1個ないしそれ
以上が鎖中に介在するか、またはOH、低級アルコキシ
もしくはカルボキシ(低級)アルキル基1個ないしそれ以
上で置換されたC2〜20アルキレンにより式: 【化12】 で示される第2の巨大分子(この第2の巨大分子D'は巨
大分子Dと同一であるかもしくは異なることができる)
に結合することができる]で示される化合物から選ばれ
る請求項1記載の賦形剤。 - 【請求項7】 LおよびL'が個別に1,4,7,10−テ
トラアザシクロドデカン−1,4,7−トリ酢酸、1,4,
7−トリス(カルボキシメチル)−10−(2'−ヒドロキ
シプロピル)−1,4,7,10−テトラアザシクロドデカ
ン、N,N−ビス[2−[ビス(カルボキシメチル)アミノ]
エチル]グリシン、DTPA−ビスメチルアミド、1,
4,7,10−テトラアザシクロドデカン−1,4,7,1
0−テトラ酢酸、DTPA−ビスモルホリノアミドおよ
びDTPA−ビス1,2−ジヒドロキシプロピルアミド
から選ばれる請求項1記載の賦形剤。 - 【請求項8】 LおよびL'が同一の有機配位子である
請求項1記載の賦形剤。 - 【請求項9】 金属イオンMが有機配位子Lと結合して
形成される錯体;式: 【化13】 [式中、XおよびX'はそれぞれ個別にカルシウムまたは
亜鉛から選ばれる。L'は、Lであるか、またはカルシ
ウムもしくは亜鉛との親和性よりMとの親和性の大なる
他の有機配位子であることができる有機配位子を表わ
す。mおよびnはそれぞれ個別に1、2または3を表わ
す]で示される錯塩賦形剤;およびこれらのための薬学的
に許容される担体;から成る磁気共鳴、X線、超音波お
よび放射診断上の造影に用いる造影剤組成物。 - 【請求項10】 XおよびX'がそれぞれカルシウムで
ある請求項9記載の組成物。 - 【請求項11】 LおよびL'がそれぞれ個別に線形お
よび大環状ポリアミノポリカルボン酸ならびにその誘導
体から選ばれる請求項9記載の組成物。 - 【請求項12】 LおよびL'がそれぞれ個別に式; 【化14】 R1およびR2はそれぞれ個別に水素、アルキル、アリ
ールアルキル、アリール、アルコキシ、ヒドロキシアル
キル、ヒドロキシアルコキシ、 【化15】 N(R4)2、CN(ここにR4はアルキルまたはヒドロキシ
アルキル)、ヒドロキシアルコキシ、 【化16】 【化17】 (ここにAはアニオン) 【化18】 【化19】 、nおよびmは0または1〜5の整数、R3は水素、ヒド
ロキシアルキル、アルコキシ、アルキル、アリール、ア
リールアルキルまたはヒドロキシアルコキシ、Xはクロ
ロ、ブロモまたはヨードである)を表わす]で示される化
合物から選ばれる請求項9記載の組成物。 - 【請求項13】 LおよびL'がそれぞれ個別に式: 【化20】 または 【化21】 [式中、Xは−COOY、PO3HYまたは−CONHO
Y; Yは水素原子、金属イオン等価物および/または無機塩
基もしくは有機塩基またはアミノ酸の生理学的生体適合
性カチオン; Aは 【化55】 (基中、Xは前記と同意義); 各R1は水素またはメチル; R2およびR3は共に合してトリメチレン基もしくはテト
ラメチレン基、またはそれぞれ個別に水素原子、低級ア
ルキル基(たとえば炭素数1〜8)、フェニル基、ベンジ
ル基、あるいはR2が水素原子であってR3が−(CH2)p
−C6H4−W−protein(基中、pは0または1、Wは−
NH−、−NHCOCH2−または−NHCS−、prote
inはタンパク残基); mは1、2または3; Zは酸素原子もしくは硫黄原子またはNCH2Xもしく
はNCH2CH2OR4基(基中、Xは前記と同意義、R4
はC1〜8アルキル); VはXまたは−CH2OH、−CONH(CH2)nXもし
くは−COB(基中、Xは前記と同意義、Bはタンパク
残基または脂質残基、nは1〜12の整数)、あるいはR
1、R2およびR3がそれぞれ水素であるときVはその双
方を合して形成される式: 【化22】 で示される基(基中、Xは前記と同意義、wは1、2また
は3)を表わす。ただし置換基Yの少なくとも2個は原
子番号21〜29、42、44または57〜83を有す
る元素の金属イオン等価物である]で示される化合物か
ら選ばれる請求項9記載の組成物。 - 【請求項14】 LおよびL'がそれぞれ個別に式: 【化23】 [式中、YはNまたはP; A1およびA2はそれぞれ任意に分枝したC2〜C6アルキ
レン; U1、U2、U3およびU4はそれぞれ単結合または任意に
分枝したC1〜6アルキレン; D1、D2、D3およびD4はそれぞれO、S、C1〜6アル
キレンまたはNR7; R7は水素または末端基COOR1を有するC1〜4アルキ
レン; R1は水素または金属イオン等価物; D5はD1またはCHR5(基中、R5は水素または任意に
不飽和のC1〜20アルキレンであることができ、該C1〜
20アルキレンはイミノ、フェニレンオキシ、フェニレン
イミノ、アミド、エステル、O、Sおよび/または任意
にOH、SH、イミノおよび/またはアミノで置換され
たNを包含することができ、かつ任意に巨大分子Bに結
合した末端官能基を有することができる); sおよびtはそれぞれ0〜5; R2は水素、任意に置換されたC1〜16アルキル、アシ
ル、アシルアルキル(OHまたは低級アルコキシ置換基
1個ないしそれ以上で任意に置換された基)、−CH2−
X−V、BまたはCH2COB(基中、XはCO、OHま
たは低級アルコキシ基1個ないしそれ以上で任意に置換
され、任意に分枝したC1〜10アルキレン、または鎖中
にOが介在し任意に分枝したC2〜23アルキレン); VはNR3R4またはCOOR6; R3およびR4はそれぞれ水素、OHまたは低級アルコキ
シ基1個ないしそれ以上で任意に置換されたC1〜16ア
ルキル、またはR3およびR4は双方を合して形成される
任意に他の異項原子を含む5〜6員異項環基; R6は水素、飽和、不飽和、線形、分枝状もしくは環状
C1〜16のヒドロカルビル、アリールまたはアルアルキ
ルであって、 R2またはR3は、任意に末端カルボニル基を有し任意に
OまたはR1カルボキシメチルイミノ基1個ないしそれ
以上が鎖中に介在するか、またはOH、低級アルコキシ
もしくはカルボキシ(低級)アルキル基1個ないしそれ以
上で置換されたC2〜20アルキレンにより式: 【化24】 で示される第2の巨大分子(この第2の巨大分子D'は巨
大分子Dと同一であるかもしくは異なることができる)
に結合することができる]で示される化合物から選ばれ
る請求項9記載の組成物。 - 【請求項15】 LおよびL'が個別に1,4,7,10−
テトラアザシクロドデカン−1,4,7−トリ酢酸、1,
4,7−トリス(カルボキシメチル)−10−(2'−ヒド
ロキシプロピル)−1,4,7,10−テトラアザシクロド
デカン、N,N−ビス[2−[ビス(カルボキシメチル)ア
ミノ]エチル]グリシン、DTPA−ビスメチルアミド、
1,4,7,10−テトラアザシクロドデカン−1,4,7,
10−テトラ酢酸、DTPA−ビスモルホリノアミドお
よびDTPA−ビス1,2−ジヒドロキシプロピルアミ
ドから選ばれる請求項9記載の組成物。 - 【請求項16】 LおよびL'が同一の有機配位子であ
る請求項9記載の組成物。 - 【請求項17】 錯塩賦形剤の金属キレート造影剤錯体
に対するモル比が約0.05〜10%である請求項9記
載の組成物。 - 【請求項18】 金属イオンが常磁性金属原子、ランタ
ニド系列元素、イットリウムおよび遷移系列元素から選
ばれる請求項9記載の組成物。 - 【請求項19】 常磁性金属がガドリニウム(III)、
ジスプロシウム(III)、マンガン(II)、マンガン
(III)、クロム(III)、鉄(II)および鉄(III)
から選ばれる請求項18記載の組成物。 - 【請求項20】 金属イオンが有機配位子と結合して形
成される錯体がガドリニウム(III)1,4,7−トリス
(カルボキシメチル)−10−(2'−ヒドロキシプロピ
ル)−1,4,7,10−テトラアザシクロドデカン、賦形
剤がカルシウムビス[1,4,7−トリス(カルボキシメチ
ル)−10−(2'−ヒドロキシプロピル)−1,4,7,1
0−テトラアザシクロドデカナトカルシウム(II)]で
ある請求項9記載の組成物。 - 【請求項21】 金属イオンが有機配位子と結合して形
成される錯体がN−メチルグルカミンガドリニウム(I
II)1,4,7,10−テトラアザシクロドデカン−N,
N',N",N'"−テトラ酢酸、賦形剤がカルシウム[1,
4,7,10−テトラアザシクロドデカン−1,4,7,1
0−テトラアセタトカルシウム(II)]である請求項9
記載の組成物。 - 【請求項22】 金属イオンが有機配位子と結合して形
成される錯体がジ−N−メチルグルカミニウムガドリニ
ウム(III)N,N−ビス[2−[ビス(カルボキシメチ
ル)アミノ]エチル]グリシン、賦形剤がカルシウムビス
[ジエチレントリアミン−N,N',N',N",N"−ペンタ
アセタトカルシウム(II)]である請求項9記載の組成
物。 - 【請求項23】 金属イオンが有機配位子と結合して形
成される錯体がジエチレントリアミンペンタアセタト−
ビスメチルアミド−ガドリニウム(III)、賦形剤がカ
ルシウムビス[ジエチレントリアミン−N,N',N',N",
N"−ペンタアセタトビスメチルアミド−カルシウム(I
I)]である請求項9記載の組成物。 - 【請求項24】 金属イオンが有機配位子と結合して形
成される錯体がガドリニウム(III)1,4,7,10−
テトラアザシクロドデカン−1,4,7−トリ酢酸、賦形
剤がカルシウムビス[1,4,7,10−テトラアザシクロ
ドデカン−1,4,7−トリアセタトカルシウム(II)]
である請求項9記載の組成物。 - 【請求項25】 金属イオンが有機配位子と結合して形
成される錯体がガドリニウム(III)DTPAビスモル
ホリノアミド、賦形剤がカルシウムビス[DTPA−ビ
スモルホリノアミドカルシウム(II)]である請求項9
記載の組成物。 - 【請求項26】 金属イオンが有機配位子と結合して形
成される錯体がガドリニウム(III)DTPAビス1,
2−ジヒドロキシプロピルアミド、賦形剤がカルシウム
ビス[DTPAビス1,2−ジヒドロキシプロピルアミド
カルシウム(II)]である請求項9記載の組成物。 - 【請求項27】 ガドリニウム(III)1,4,7−トリ
ス(カルボキシメチル)−10−(2'−ヒドロキシプロピ
ル)−1,4,7,10−テトラアザシクロドデカンである
金属キレート;カルシウムビス[1,4,7−トリス(カル
ボキシメチル)−10−(2'−ヒドロキシプロピル)−
1,4,7,10−テトラアザシクロドデカナトカルシウ
ム(II)]である賦形剤;緩衝剤;組成物のpHを所望の値
に調節するのに充分な酸および/または塩基溶液;およ
び水;から成る造影剤組成物。 - 【請求項28】 金属イオンMが有機配位子Lと結合し
て形成される錯体およびそのための薬学的に許容される
担体から成る、診断的造影方法において使用される造影
剤組成物であって、式: 【化25】 [式中、XおよびX'はそれぞれ個別にカルシウムまたは
亜鉛から選ばれる。L'は、Lであるか、またはカルシ
ウムもしくは亜鉛との親和性よりMとの親和性の大なる
他の有機配位子であることができる有機配位子を表わ
す。mおよびnはそれぞれ個別に1、2または3を表わ
す]で示される賦形剤を含有したことを特徴とする造影
剤組成物。 - 【請求項29】 XおよびX'がそれぞれカルシウムで
ある請求項28記載の組成物。 - 【請求項30】 LおよびL'がそれぞれ個別に線形お
よび大環状ポリアミノポリカルボン酸ならびにその誘導
体から選ばれる請求項28記載の組成物。 - 【請求項31】 LおよびL'がそれぞれ個別に式: 【化26】 R1およびR2はそれぞれ個別に水素、アルキル、アリ
ールアルキル、アリール、アルコキシ、ヒドロキシアル
キル、ヒドロキシアルコキシ、 【化27】 N(R4)2、CN(ここにR4はアルキルまたはヒドロキ
シアルキル)、ヒドロキシアルコキシ、 【化28】 【化29】 (ここにAはアニオン)、 【化30】 【化31】 、nおよびmは0または1〜5の整数、R3は水素、ヒド
ロキシアルキル、アルコキシ、アルキル、アリール、ア
リールアルキルまたはヒドロキシアルコキシ、Xはクロ
ロ、ブロモまたはヨードである)を表わす]で示される化
合物から選ばれる請求項28記載の組成物。 - 【請求項32】 LおよびL'がそれぞれ個別に式: 【化32】 または 【化33】 [式中、Xは−COOY、PO3HYまたは−CONHO
Y; Yは水素原子、金属イオン等価物および/または無機塩
基もしくは有機塩基またはアミノ酸の生理学的生体適合
性カチオン; Aは 【化56】 (基中、Xは前記と同意義); 各R1は水素またはメチル; R2およびR3は共に合してトリメチレン基もしくはテト
ラメチレン基、またはそれぞれ個別に水素原子、低級ア
ルキル基(たとえば炭素数1〜8)、フェニル基、ベンジ
ル基、あるいはR2が水素原子であってR3が−(CH2)p
−C6H4−W−protein(基中、pは0または1、Wは−
NH−、−NHCOCH2−または−NHCS−、prote
inはタンパク残基); mは1、2または3; Zは酸素原子もしくは硫黄原子またはNCH2Xもしく
はNCH2CH2OR4基(基中、Xは前記と同意義、R4
はC1〜8アルキル); VはXまたは−CH2OH、−CONH(CH2)nXもし
くは−COB(基中、Xは前記と同意義、Bはタンパク
残基または脂質残基、nは1〜12の整数)、あるいはR
1、R2およびR3がそれぞれ水素であるときVはその双
方を合して形成される式: 【化34】 で示される基(基中、Xは前記と同意義、wは1、2また
は3)を表わす。ただし置換基Yの少なくとも2個は原
子番号21〜29、42、44または57〜83を有す
る元素の金属イオン等価物を表わす]で示される化合物
から選ばれる請求項28記載の組成物。 - 【請求項33】 LおよびL'がそれぞれ個別に式: 【化35】 [式中、YはNまたはP; A1およびA2はそれぞれ任意に分枝したC2〜C6アルキ
レン; U1、U2、U3およびU4はそれぞれ単結合または任意に
分枝したC1〜6アルキレン; D1、D2、D3およびD4はそれぞれO、S、C1〜6アル
キレンまたはNR7; R7は水素または末端基COOR1を有するC1〜4アルキ
レン; R1は水素または金属イオン等価物; D5はD1またはCHR5(基中、R5は水素または任意に
不飽和のC1〜20アルキレンであることができ、該C1〜
20アルキレンはイミノ、フェニレンオキシ、フェニレン
イミノ、アミド、エステル、O、Sおよび/または任意
にOH、SH、イミノおよび/またはアミノで置換され
たNを包含することができ、かつ任意に巨大分子Bに結
合した末端官能基を有することができる); sおよびtはそれぞれ0〜5; R2は水素、任意に置換されたC1〜16アルキル、アシ
ル、アシルアルキル(OHまたは低級アルコキシ置換基
1個ないしそれ以上で任意に置換された基)、−CH2−
X−V、BまたはCH2COB(基中、XはCO、OHま
たは低級アルコキシ基1個ないしそれ以上で任意に置換
され、任意に分枝したC1〜10アルキレン、または鎖中
にOが介在し任意に分枝したC2〜23アルキレン); VはNR3R4またはCOOR6; R3およびR4はそれぞれ水素、OHまたは低級アルコキ
シ基1個ないしそれ以上で任意に置換されたC1〜16ア
ルキル、またはR3およびR4は双方を合して形成される
任意に他の異項原子を含む5〜6員異項環基; R6は水素、飽和、不飽和、線形、分枝状もしくは環状
C1〜16のヒドロカルビル、アリールまたはアルアルキ
ルであって、 R2またはR3は、任意に末端カルボニル基を有し任意に
OまたはR1カルボキシメチルイミノ基1個ないしそれ
以上が鎖中に介在するか、またはOH、低級アルコキシ
もしくはカルボキシ(低級)アルキル基1個ないしそれ以
上で置換されたC2〜20アルキレンにより式: 【化36】 で示される第2の巨大分子(この第2のの巨大分子D'は
巨大分子Dと同一であるかもしくは異なることができ
る)に結合することができる]で示される化合物から選ば
れる請求項28記載の組成物。 - 【請求項34】 LおよびL'がそれぞれ個別に1,4,
7,10−テトラアザシクロドデカン−1,4,7−トリ
酢酸、1,4,7−トリス(カルボキシメチル)−10−
(2'−ヒドロキシプロピル)−1,4,7,10−テトラア
ザシクロドデカン、N,N−ビス[2−[ビス(カルボキシ
メチル)アミノ]エチル]グリシン、DTPA−ビスメチ
ルアミド、1,4,7,10−テトラアザシクロドデカン
−1,4,7,10−テトラ酢酸、DTPA−ビスモルホ
リノアミドおよびDTPA−ビス1,2−ジヒドロキシ
プロピルアミドから選ばれる請求項28記載の組成物。 - 【請求項35】 LおよびL'が同一の有機配位子であ
る請求項28記載の組成物。 - 【請求項36】 賦形剤の金属キレート造影剤錯体に対
するモル比が約0.05〜10%である請求項28記載
の組成物。 - 【請求項37】 金属イオンが常磁性金属原子、ランタ
ニド系列元素、イットリウムおよび遷移系列元素から選
ばれる請求項28記載の組成物。 - 【請求項38】 常磁性金属がガドリニウム(III)、
八面体マンガン(II)、クロム(III)、および鉄(I
II)である請求項28記載の組成物。 - 【請求項39】 金属イオンが有機配位子と結合して形
成される錯体がガドリニウム(III)1,4,7−トリス
(カルボキシメチル)−10−(2'−ヒドロキシプロピ
ル)−1,4,7,10−テトラアザシクロドデカン、賦形
剤がカルシウムビス[1,4,7−トリス(カルボキシメチ
ル)−10−(2'−ヒドロキシプロピル)−1,4,7,1
0−テトラアザシクロドデカナトカルシウム(II)]で
ある請求項28記載の組成物。 - 【請求項40】 金属イオンが有機配位子と結合して形
成される錯体がN−メチルグルカミンガドリニウム(I
II)1,4,7,10−テトラアザシクロドデカン−N,
N',N",N'"−テトラ酢酸、賦形剤がカルシウム[1,
4,7,10−テトラアザシクロドデカン−1,4,7,1
0−テトラアセタトカルシウム(II)]である請求項2
8記載の組成物。 - 【請求項41】 金属イオンが有機配位子と結合して形
成される錯体がジ−N−メチルグルカミンガドリニウム
(III)N,N−ビス[2−[ビス(カルボキシメチル)ア
ミノ]エチル]グリシン、賦形剤がカルシウムビス[ジエ
チレントリアミン−N,N',N',N",N"−ペンタアセタ
トカルシウム(II)]である請求項28記載の組成物。 - 【請求項42】 金属イオンが有機配位子と結合して形
成される錯体がガドリニウム(III)N,N−ビス[2−
[ビス(カルボキシメチル)アミノ]エチル]グリシン−ビ
スメチルアミド、賦形剤がカルシウムビス[ジエチレン
トリアミン−N,N',N',N",N"−ペンタアセタトビス
メチルアミドカルシウム(II)]である請求項28記載
の組成物。 - 【請求項43】 金属イオンが有機配位子と結合して形
成される錯体がガドリニウム(III)1,4,7,10−
テトラアザシクロドデカン−1,4,7−トリ酢酸、賦形
剤がカルシウムビス[1,4,7,10−テトラアザシクロ
ドデカン−1,4,7−トリアセタトカルシウム(II)]
である請求項28記載の組成物。 - 【請求項44】 金属イオンが有機配位子と結合して形
成される錯体がガドリニウム(III)DTPAビスモル
ホリノアミド、賦形剤がカルシウムビス[DTPA−ビ
スモルホリノアミドカルシウム(II)]である請求項2
8記載の組成物。 - 【請求項45】 金属イオンが有機配位子と結合して形
成される錯体がガドリニウム(III)DTPAビス1,
2−ジヒドロキシプロピルアミド、賦形剤がカルシウム
ビス[DTPAビス1,2−ジヒドロキシプロピルアミド
カルシウム(II)]である請求項28記載の組成物。 - 【請求項46】 ガドリニウム(III)1,4,7−トリ
ス(カルボキシメチル)−10−(2'−ヒドロキシプロピ
ル)−1,4,7,10−テトラアザシクロドデカンである
金属キレート;カルシウムビス[1,4,7−トリス(カル
ボキシメチル)−10−(2'−ヒドロキシプロピル)−
1,4,7,10−テトラアザシクロドデカナトカルシウ
ム(II)]である賦形剤;緩衝剤;造影剤組成物のpHを所
望の値に調節するのに充分な酸溶液および/または塩基
溶液;および水;から成る請求項28記載の組成物。
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