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JP3148047B2 - 多重放送受信機 - Google Patents

多重放送受信機

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JP3148047B2
JP3148047B2 JP15298993A JP15298993A JP3148047B2 JP 3148047 B2 JP3148047 B2 JP 3148047B2 JP 15298993 A JP15298993 A JP 15298993A JP 15298993 A JP15298993 A JP 15298993A JP 3148047 B2 JP3148047 B2 JP 3148047B2
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清志 香月
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Alpine Electronics Inc
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Publication date
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  • Circuits Of Receivers In General (AREA)
  • Channel Selection Circuits, Automatic Tuning Circuits (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はプリセットメモリ機能を
備えた多重放送受信機に関し、更に詳しくは、FM放送
波にRDSデータを多重して放送するRDS放送局およ
び非RDS放送局を共にプリセット選局できる多重放送
受信機に関する。
【0002】
【従来の技術】ラジオデータシステム(RDS)はFM
放送波に放送情報関連の各種のデジタルデータ(RDS
データ)を周波数多重して放送するものであり、ヨーロ
ッパ放送連合より提案されヨーロッパ各国で実用化され
ている。また、米国においても同様のシステムが検討さ
れている。RDSデータとしては表1に示すようなもの
がある。
【0003】
【表1】
【0004】したがって、このようなRDSデータの放
送関連情報や交通情報等を利用することにより、受信状
態の良好な同一番組放送局に追従させる自動追従処理
や、交通情報の取得等を行うことができる。
【0005】また、プリセットメモリ機能を備えた多重
放送受信機においては、図8に示すように、複数個のプ
リセットキー(#1,#2,…)に対応してメモリの所
定記憶領域にプリセット時の受信周波数データと受信放
送波から取得した番組識別データ(PIデータ)および
関連周波数データ(AFデータ)を記憶しておき、プリ
セットキーに対応した記憶領域にPIデータおよびAF
データが記憶されているときはプリセット選局時に受信
周波数データまたはAFデータで与えられる周波数であ
ってPIデータが一致する受信状態の良好な放送局を受
信局とすることができる。また、その受信局のRDS放
送波から取得したRDSデータを取り込んでプリセット
キーに対応する記憶領域のデータを更新することによ
り、最新データによる同一番組放送局の受信が可能とな
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
多重放送受信機においては、RDSデータを多重送信し
ていない非RDS局をプリセットすると、次のような問
題が生じる。
【0007】すなわち、図9に示すように、まずA地点
で例えばプリセットキー#2にて周波数94.7MHz
の非RDS局をプリセットした場合、プリセットキー#
2に対応したメモリの記憶領域には受信周波数94.7
MHzのみが記憶され、PIデータやAFデータは記憶
されない。
【0008】次に、地点Bに移動してプリセットキー#
2にてプリセット選局(プリセットコール)を行うと、
多重放送受信機のフロントエンドの同調周波数は94.
7MHzにセットされる。このとき、地点Bで同一周波
数94.7MHzで放送している放送局がRDS放送局
であると、多重放送受信機はこのRDS局を受信する。
このため、RDS放送波に多重されたRDSデータが復
調されてPIデータ(D622)やAFデータ(91.
4,96.2,…)等がメモリの記憶領域に書き込まれ
る。
【0009】次に、再びA地点に戻ってプリセットキー
#2にてプリセット選局を行った場合、プリセットキー
#2に対応するメモリの記憶領域にはPI,AF等のデ
ータが入っており、且つ、A地点で受信した周波数9
4.7MHzの非RDS放送波からはPIコードを検出
できないため、この非RDS放送局はプリセット局とは
異なる放送局であると判断し、プリセットメモリに記憶
されているAFデータに基づきAF局をサーチする。そ
して、例えば周波数96.2MHzのAF局放送波のP
Iコードがメモリの記憶領域に記憶されているPIコー
ドと一致すると、このAF局を新たな受信局として選局
する。
【0010】このように、従来の多重放送受信機におい
てはプリセットされた非RDS局をプリセット選局した
ときにRDS放送波を受信するとメモリの内容が書き換
えられてしまうため、その後プリセットされた元の非R
DS局を受信可能な場所でプリセット選局を行ってもそ
の非RDS局を受信できなくなるという不具合が生じ
る。また、時間帯によって非RDS放送から一旦同一周
波数のRDS放送へと切り替わり、その後再び非RDS
放送に切り替わる場合にも同様の問題が生じる。
【0011】上記問題点に鑑み、本発明は、RDS放送
局のプリセット選局および非RDS放送局のプリセット
選局を共に確実に効率よく行うことができる多重放送受
信機を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の発明は、プリセットキーと、メモリ
と、プリセットキーに対応してメモリの第1の記憶領域
にプリセット時の受信周波数データと受信放送波から取
得した関連周波数データおよび番組識別データを記憶
し、プリセットキーに対応した第1の記憶領域に番組識
別データおよび関連周波数データが記憶されているとき
はプリセット選局時に受信周波数データまたは関連周波
数データで与えられる周波数であって番組識別データが
一致する受信状態の良好な放送局を受信局とするととも
に、該第1の記憶領域のデータを更新するプリセット制
御部とを有する多重放送受信機において、前記メモリが
プリセットキーに対応してプリセット時の周波数データ
および番組識別データを記憶する第2の記憶領域を有
し、前記プリセット制御部は、プリセット時に受信放送
波が番組識別データを含まないときは第2の記憶領域に
番組識別データとして特定コードを書き込み、一方、プ
リセット選局時には第2の記憶領域に記憶されているデ
ータを優先して受信局を決定すると共に第2の記憶領域
に記憶されている番組識別コードが特定コードのときは
第1の記憶領域に記憶されているデータを消去すること
を特徴とするものである。
【0013】また、請求項2記載の発明は、上記構成の
多重放送受信機において、プリセット制御部が、プリセ
ット選局されたプリセットキーに対応する第2の記憶領
域に特定コード以外の番組識別データが記憶されている
ときは、第2の記憶領域に記憶されている受信周波数デ
ータと一致する受信放送波が第2の記憶領域に記憶され
ている番組識別データと一致するか否かチェックし、不
一致のときは第1の記憶領域に記憶されている関連周波
数データで与えられる受信周波数であって番組識別デー
タが第2の記憶領域に記憶されている番組識別データと
一致するものを受信局とすることを特徴とするものであ
る。
【0014】
【作用】請求項1記載の多重放送受信機においては、プ
リセットキーでRDS放送局をプリセットした場合、そ
のプリセットキーに対応するメモリの第2の記憶領域に
はRDS放送波の受信周波数データと番組識別(PI)
データが記憶され、またメモリの第1の記憶領域にはR
DS放送波の受信周波数データとRDS放送波から取得
したPIデータおよびAFデータ等の関連周波数データ
が記憶される。そして、その後、そのプリセットキーで
プリセット選局(局の呼出し)を行うと、多重放送受信
機は第2の記憶領域に記憶されているデータ若しくは第
1の記憶領域に記憶されているデータに基づきプリセッ
ト時の受信局と同一の番組を放送する受信状態の良好な
RDS放送局を受信することができる。また、そのRD
S放送局の受信中はその放送波から取得したRDSデー
タに基づき第1の記憶のデータを更新するので、プリセ
ット選局を最新のデータに基づき効率よく行うことがで
きる。
【0015】一方、プリセットキーをプリセット操作し
て非RDS放送局をプリセットした場合、そのプリセッ
トキーに対応するメモリの第1の記憶領域および第2の
記憶領域には非RDS放送波の受信周波数データが記憶
されるとともに番組識別(PI)データとして特定コー
ドが記憶される。そして、その後、そのプリセットキー
でプリセット選局を行うと、そのプリセットキーに対応
した第2の記憶領域のPIデータは特定コードであるの
で第1の記憶領域のデータは消去される。したがって、
第2の記憶領域に記憶されている周波数データと一致す
る周波数の放送局を受信することができる。このとき受
信した放送局がRDS局であるとその放送波から取得し
たPIデータおよび関連周波数データが第1の記憶領域
に書き込まれる。さらにその後、プリセット時の受信周
波数と一致する非RDS放送局が受信可能な地点でプリ
セット選局を行った場合、第2の記憶領域のPIデータ
は特定コードであるので第1の記憶領域のデータは消去
される。したがって、第2の記憶領域に記憶されている
プリセット時の周波数データに基づき非RDS放送を受
信することができる。
【0016】したがって、RDS放送局のプリセット選
局および非RDS放送局のプリセット選局を共に確実に
行うことができる。
【0017】請求項2記載の多重放送受信機において
は、プリセット局がRDS局であるときに、まず第2の
記憶領域に記憶されている受信周波数データと一致する
周波数のRDS放送局が受信され、そのRDS放送波か
ら取得したPIデータが第2の記憶領域に記憶されてい
るPIデータと一致するときは選局が終了し、不一致の
ときは第1の記憶領域に記憶されている関連周波数デー
タで与えられる受信周波数であってPIデータが第2の
記憶領域に記憶されているPIデータと一致するものを
受信局とするので、プリセットされたRDS放送局と同
一PIのRDS放送局を効率良く選局することができ
る。
【0018】
【実施例】以下、本発明の実施例につき詳細に説明す
る。
【0019】図1は本発明の一実施例に係る多重放送受
信機の構成を示す要部ブロック図である。この多重放送
受信機は例えばカーラジオとして、あるいはテープカセ
ット、デッキ等と一体化されてカーオーディオとして使
用することができる。同図において、1はアンテナ、2
はフロントエンドであり、PLL回路3から出力される
同調電圧信号に基いて所定の放送局に同調し、中間周波
数信号(IF信号)を発生する。4は中間周波増幅器で
あり、フロントエンド2により出力されるIF信号を所
定レベルまで増幅する。5はステレオ復調回路(MP
X)であり、中間周波増幅器4から入力されるIF信号
をステレオ信号に復調する。6はミュート回路、7は増
幅器(AMP)である。8はスピーカであり、増幅器7
により駆動されて音声を出力する。
【0020】9は57KHzのバンドパスフィルタ(B
PF)であり、RDSデータに基づいて変調された57
KHzの副搬送波を通過させる。10はRDSデコーダ
であり、バンドパスフィルタ9の出力よりPIデータ,
AFデータ等の各種データを復調する。11はRDSデ
ータ同期エラー訂正回路であり、RDSデコーダ10に
より復調されたPIデータ、AFデータ等のRDSデー
タの誤りをグループ毎に同期を取りながら検出し、その
誤りを訂正する。
【0021】12はシグナルメータであり、中間周波増
幅器3から出力されるIF信号を用いて受信電界強度を
検出し、検出信号(SM)を出力する。13はステーシ
ョンディテクタであり、受信信号の周波数偏位△f(帯
域幅)の範囲内にあって、かつ信号強度が所定レベル以
上の時、受信局が存在することを示すハイレベルのステ
ーションディテクト信号(SDオン)を出力する。従っ
てステーションディテクト信号SDがローレベル(SD
オフ)の場合には、シグナルメータ12により検出され
た信号強度が大きくても、同調点における放送局は実際
には存在せず、検出された信号強度は隣接局の影響を受
けていると判断する。
【0022】14はマイクロコンピュータで構成される
コントローラであり、プロセッサ(CPU)15、プロ
グラムメモリ(ROM)16、データメモリ(RAM)
17等を有する。18は操作部である。ここでは操作部
18には6つのプリセットキー(#1〜#6)が設けら
れている。コントローラ14はプログラムメモリ16に
記憶されているプログラムをプロセッサ15により実行
し、グループ単位で順次入力されるRDSデータ中のP
Iデータ、AFデータ等の放送関連情報データをエラー
訂正回路11より取り込んでデータメモリ17に記憶し
ておき、操作部18からの選局指令に基づいてPLL回
路3のプログラム分周器(図示せず)の分周比を制御
し、フロントエンド2を所定の放送局に同調させる。ま
た、後述するプリセット制御の他、例えば、RDSデー
タに含まれるAFデータ,PIデータ等を利用して自動
追従処理を行ったり、受信中の放送局あるいは他のネッ
トワークの放送局等で交通情報放送が始まったとき、T
P,TAデータ等を利用してテープ等の他のオーディオ
ソース(図示せず)からラジオモードへと自動的に切り
替えてその交通情報を聴取したりすることができる。
【0023】次に、多重放送受信機のプリセット制御機
能について詳細に説明する。図2に示すように、データ
メモリ17には、プリセットキー#1〜#6に対応して
プリセット局の周波数、その受信放送波から取得される
番組識別データ(PIデータ)、AFデータ、PSデー
タ(図示省略)等を記憶する第1の記憶領域としてのカ
レントメモリ領域17aと、同じくプリセットキー#1
〜#6に対応してプリセット局の周波数および、その受
信放送波から取得される番組識別データ(PIデータ)
を記憶する第2の記憶領域としてのホームメモリ領域1
7bとが形成されている。ここではカレントメモリ領域
17aに記憶される周波数およびPIデータを各々カレ
ント周波数およびカレントPIと呼び、ホームメモリ領
域17bに記憶される周波数およびPIデータを各々ホ
ーム周波数およびホームPIと呼ぶこととする。
【0024】コントローラ14は、プログラムメモリ1
6に記憶されているプリセット制御プログラムに従って
図3〜図5に示す処理を実行する。すなわち、プリセッ
トキー#1〜#6の1つがプリセット操作されると、図
3に示すように、まずエラー訂正回路11からRDSデ
ータを入力しているか否かにより受信中の放送局がRD
S放送局か否かをチェックする(ステップ101)。R
DS放送局であるときは、受信周波数とその放送波から
取得したPIデータを各々ホーム周波数およびホームP
Iとしてそのプリセットキーに対応するホームメモリ領
域17bに記憶し、また受信周波数とその放送波から取
得したPIデータを各々カレント周波数およびカレント
PIとしてAFデータや他のPSデータ等と共にそのプ
リセットキーに対応するカレントメモリ領域17aに記
憶する(ステップ102)。
【0025】一方、非RDS放送局であるときは受信周
波数とPIデータとしての特定コード(例えば、コード
0000)をホームメモリ領域17bおよびカレントメ
モリ領域17aに記憶しする(ステップ103)。これ
によりプリセットが終了する。図2は、プリセットキー
#1および#3によりRDS局をプリセットし、プリセ
ットキー#2により非RDS局をプリセットした例を示
している。
【0026】次に、プリセットキー#1〜#6の1つが
操作されてプリセット選局を行う場合の動作につき、図
4および図5を参照して説明する。
【0027】プリセットキーの操作により操作部からプ
リセット選局指令信号を受けると、コントローラ14は
まずミュート回路6にミュート指令信号を送り、音声出
力をミュートさせる(ステップ201)。そして、プリ
セットキーに対応したホームメモリ領域17bに記憶さ
れているホーム周波数データをPLL回路3に与え、P
LL回路3からフロントエンド2に同調電圧を出力させ
てフロントエンド2をホーム周波数に同調させる(ステ
ップ202)。また、ステップ203においてホームメ
モリ領域のホームPIが特定コードか否かをチェックす
る。特定コードであるときは、そのプリセットキーのプ
リセット局は非RDS局であるから、ステップ204に
おいてカレントメモリ領域の全てのデータを消去した
後、ミュート回路6にミュート解除指令信号を送り(ス
テップ206)、プリセット選局処理を終了する。
【0028】一方、ステップ203においてホームPI
コードが特定コード以外のコードであると判別したとき
は、そのプリセットキーのプリセット局はRDS局であ
るから、同調後の受信放送波からPIデータを取得し、
そのPIデータがホームPIト一致するか否かをチェッ
クする(ステップ205)。ホームPIと一致するとき
は、受信局はプリセット局と同一の放送局であるからミ
ュートを解除し(ステップ206)、プリセット選局を
終了する。また、PIデータがホームPIと一致しない
とき、または受信放送波が非RDS放送波であってPI
データを取得できないときは、図5の処理を行う。
【0029】すなわち、まずカレントメモリ領域17a
に記憶されているAFデータに基づき、各AF局をサー
チし、各AF局に対してステーションディテクタ13に
よる局検出(SDオン)のチェックとシグナルメータ1
2による受信電界強度(SD)のチェックを行い(ステ
ップ207)、カレントメモリ領域17aに記憶されて
いるAF局のうち局検出のあったものを一旦受信電界強
度の大きい順に並べ替える(ステップ208)。そし
て、次に受信電界強度の大きいAF局から順番にサーチ
してそのAF局の放送波から取得したPIデータがホー
ムPIと一致するか否かをチェックする(ステップ20
9)。一致すればそのAF局を受信局としてミュートを
解除する(ステップ206)。また一致しないときは全
AF局のPIチェックが終了したか否かをチェックし
(ステップ210)、全AF局のPIチェックが終了す
るまでチェックを繰り返す。このようにして全AF局の
PIデータがホームPIと一致しないときは、この実施
例ではPIシーク処理を行う(ステップ211)。すな
わち、周波数シークを行ってホームPIと同一のPIデ
ータを送信している受信状態の良好な放送局を求め、そ
の放送局を受信局とする。
【0030】図6(A)はプリセットキー#2で非RD
S局をプリセットした場合のプリセット選局動作例を示
したものである。同図において、まずA地点でプリセッ
トキー#2を94.7MHzの非RDS局にプリセット
すると、カレントメモリ領域17aおよびホームメモリ
領域17bにそれぞれ周波数94.7MHzのデータが
記憶されると共に、カレントPIおよびホームPIとし
てそれぞれ特定コード(0000)が記憶される。
【0031】その後、周波数94.7MHzのRDS局
(PIデータはE622)のあるB地点に移動してプリ
セットキー#2にてプリセット選局を行った場合、ホー
ムPIが特定コードであるから、カレントメモリ領域1
7aの全データが消去され、その後、受信したRDS局
の周波数とそのRDS放送波から取得したPI,AF等
のデータがカレントメモリ領域17aに書き込まれる。
【0032】その後、A地点に戻り、再びプリセットキ
ー#2にてプリセット選局を行った場合、カレントメモ
リ領域17aにはPI,AF等のデータが記憶されてい
るが、ホームメモリ領域17bに保存されているホーム
PIが特定コードであるので、カレントメモリ領域17
aの全データが一旦消去されるので、AFのサーチ等が
行われることはなく、プリセット局である周波数94.
7MHzの非RDS局を受信することができる。
【0033】図6(B)はプリセットキー#1でRDS
局(PIデータはE503)をプリセットした場合のプ
リセット選局動作例を示したものである。同図におい
て、まずC地点でプリセットキー#1を91.2MHz
のRDS局にプリセットすると、カレントメモリ領域1
7aにはその受信周波数91.2MHz、RDS放送波
から取得したPIデータ(E503)、AFデータ(9
0.1,95.3,…)等が記憶され、またホームメモ
リ領域17bには同一の受信周波数およびPIデータが
記憶される。
【0034】その後、周波数91.2MHzのRDS局
(PIデータはF301)のあるD地点に移動してプリ
セットキー#1にてプリセット選局を行った場合、ホー
ムPIが特定コードではないから、カレントメモリ領域
17aのデータは消去されず、受信放送波に対するホー
ムPIチェックが行われる。ここでは受信RDS放送波
のPIがホームPIと異なるから、前述したAFサーチ
が行われ、ホームPIと同一PIを送信している例えば
周波数90.1のAF局が受信状態の良好な受信局とし
て選局される。そして、カレントメモリ領域17aのデ
ータはこの新たな受信局のデータに更新される。
【0035】その後、C地点に戻り、再びプリセットキ
ー#1にてプリセット選局を行った場合、ホームメモリ
領域17bにはプリセット時のホーム周波数およホーム
PIが記憶されているので、これらのデータが優先され
てプリセット時のRDS放送局が受信局として選局され
ることとなる。そして、カレントメモリ領域17aのデ
ータはこの新たな受信局のデータに更新される。
【0036】図7は図5に示す選局処理の変形例を示し
たものである。図7においてステップ301からステッ
プ304までの処理は図5のステップ207〜210ま
での処理と同じであり、また、最終ステップ311のP
Iシーク処理は図5に示すステップ211のシーク処理
と同じである。図7の実施例では、局の検出された全A
F局に対するホームPIチェックが終了した後、カレン
トメモリ領域17aに記憶されているカレント周波数と
同一周波数の放送局を受信し、その放送波から得られる
PIがカレントPIと一致するか否かのチェックが行わ
れる(ステップ306)。そして、不一致のときは、次
にSDがオンである全AF局に対してホームPIチェッ
クと同様のカレントPIのチェックが行われ(ステップ
306)、全PIがカレントPIと不一致のときはホー
ムPIのコード情報に基づきホームPIがローカルネッ
トワーク局か高域ネットワーク局かを判別し(ステップ
307)、ローカルネットワーク局であるときはプリセ
ット時にRDS放送波から取得し記憶していたEON等
のデータ(表9参照)に基づき、ホームPIに関連した
他のネットワーク局のPIデータをロードし(ステップ
308)、ホームPIまたはカレントPIと一致する局
があるか否かをチェックし(ステップ309,31
0)、PIの一致する局がないとき、およびステップ3
07で高域ネットワーク局と判別されたときはPIシー
ク処理(ステップ311)を行う。一方、ステップ30
3,305,306,307の各処理においてPIの一
致する局が合ったときは図4のミュート解除動作(ステ
ップ206)に移行し、選局処理を終了する。
【0037】上記のようなPIチェックを行うことによ
りプリセット局に関連したRDS局を選局できる確率が
高まる。
【0038】以上、本発明の実施例につき説明したが、
本発明は上記実施例の態様のみに限定されるものではな
く、例えば、AF局のサーチにおいては前述した並替え
を省略して順番にPIチェックを行うこともできる。図
4に示すステップ202およびステップ203の処理に
ついては、図示実施例のように、周波数同調が安定する
までの時間を利用してステップ203のチェック処理を
行うのが効率的であるが、ホームPIが特定コードか否
かのチェックを行った後、ホーム周波数による同調受信
処理を行ってもよい。
【0039】
【発明の効果】以上の説明から明かなように、本発明に
よれば、プリセット時の周波数データおよび番組識別デ
ータ(非RDS局のときは特定コード)をメモリの第2
の記憶領域(ホームメモリ領域)に保持してプリセット
選局の際にこれらのデータを優先的に利用し、しかも特
定コードが保持されているときは第1の記憶領域(カレ
ントメモリ領域)の全データを一旦消去するので、RD
S放送局のプリセット選局および非RDS放送局のプリ
セット選局を共に効率良く実行できることとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す多重放送受信機の要部
ブロック図である。
【図2】図1に示す実施例のデータプリセットメモリの
データ記憶構造を示す説明図である。
【図3】図1に示す実施例のプリセット処理動作を示す
フローチャートである。
【図4】図1に示す実施例のプリセット選局処理動作を
示すフローチャートである。
【図5】図4のフローチャートのステップA,B間の動
作内容を示すフローチャートである。
【図6】図一に示す実施例のプリセット選局処理による
データメモリ内のデータの変化を示す図であり、(A)
は非RDS局をプリセットした場合の説明図、(B)は
RDS局をプリセットした場合の説明図である。
【図7】図5の選局処理動作の変形例をしめすフローチ
ャートである。
【図8】従来の多重放送受信機のデータプリセットメモ
リのデータ記憶構造を示す説明図である。
【図9】従来の多重放送受信機で非RDS局をプリセッ
トしたときのプリセット選局動作を示す説明図である。
【符号の説明】
14 コントローラ(プリセット制御部) 15 プロセッサ 16 プログラムメモリ 17 データメモリ 17a カレントメモリ領域(第1の記憶領域) 17b ホームメモリ領域(第2の記憶領域)
【表1】

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プリセットキーと、メモリと、プリセッ
    トキーに対応してメモリの第1の記憶領域にプリセット
    時の受信周波数データと受信放送波から取得した関連周
    波数データおよび番組識別データを記憶し、プリセット
    キーに対応した第1の記憶領域に番組識別データおよび
    関連周波数データが記憶されているときはプリセット選
    局時に受信周波数データまたは関連周波数データで与え
    られる周波数であって番組識別データが一致する受信状
    態の良好な放送局を受信局とするとともに、該第1の記
    憶領域のデータを更新するプリセット制御部とを有する
    多重放送受信機において、 前記メモリがプリセットキーに対応してプリセット時の
    周波数データおよび番組識別データを記憶する第2の記
    憶領域を有し、 前記プリセット制御部は、プリセット時に受信放送波が
    番組識別データを含まないときは第2の記憶領域に番組
    識別データとして特定コードを書き込み、一方、プリセ
    ット選局時には第2の記憶領域に記憶されているデータ
    を優先して受信局を決定すると共に第2の記憶領域に記
    憶されている番組識別コードが特定コードのときは第1
    の記憶領域に記憶されているデータを消去することを特
    徴とする多重放送受信機。
  2. 【請求項2】 プリセット制御部はプリセット選局され
    たプリセットキーに対応する第2の記憶領域に特定コー
    ド以外の番組識別データが記憶されているときは、第2
    の記憶領域に記憶されている受信周波数データと一致す
    る受信放送波が第2の記憶領域に記憶されている番組識
    別データと一致するか否かチェックし、不一致のときは
    第1の記憶領域に記憶されている関連周波数データで与
    えられる受信周波数であって番組識別データが第2の記
    憶領域に記憶されている番組識別データと一致するもの
    を受信局とすることを特徴とする請求項1記載の多重放
    送受信機。
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