JP2571249B2 - ラジオデータ受信機における受信周波数選択方法 - Google Patents
ラジオデータ受信機における受信周波数選択方法Info
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- JP2571249B2 JP2571249B2 JP63001928A JP192888A JP2571249B2 JP 2571249 B2 JP2571249 B2 JP 2571249B2 JP 63001928 A JP63001928 A JP 63001928A JP 192888 A JP192888 A JP 192888A JP 2571249 B2 JP2571249 B2 JP 2571249B2
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Description
【発明の詳細な説明】 技術分野 本発明は、ラジオデータシステム用受信機(以下、RD
S受信機と称する)における受信周波数選択方法に関す
るものである。
S受信機と称する)における受信周波数選択方法に関す
るものである。
背景技術 放送局の放送の際にその番組内容に関連する情報等の
放送関連情報をデータとして多重変調にて送信し、受信
側にてこれを復調したデータに基づいて所望の番組内容
を選択できるようにしてラジオ聴取者に対してそのサー
ビスを提供できるようにしたラジオデータシステム(RD
S)がある。
放送関連情報をデータとして多重変調にて送信し、受信
側にてこれを復調したデータに基づいて所望の番組内容
を選択できるようにしてラジオ聴取者に対してそのサー
ビスを提供できるようにしたラジオデータシステム(RD
S)がある。
このラジオデータシステムにおいては、FM変調波の周
波数帯域外で19KHzのステレオパイロット信号の3次高
調波である57KHzを副搬送波とし、この副搬送波をフィ
ルタリングされかつバイフェーズ(Biphase)コード化
された番組内容等の放送に関連する情報を示すデータ信
号により振幅変調してラジオデータ信号とし、この振幅
変調された副搬送波を主搬送波に周波数変調して放送す
るようになされている。
波数帯域外で19KHzのステレオパイロット信号の3次高
調波である57KHzを副搬送波とし、この副搬送波をフィ
ルタリングされかつバイフェーズ(Biphase)コード化
された番組内容等の放送に関連する情報を示すデータ信
号により振幅変調してラジオデータ信号とし、この振幅
変調された副搬送波を主搬送波に周波数変調して放送す
るようになされている。
ラジオデータ信号は、そのベースバンドコーディング
構造を示す第3図から明らかなように、104ビットを1
グループとして繰り返し多重伝送される。1つのグルー
プは各々26ビット構成の4ブロックからなり、また各ブ
ロックは16ビットの情報ワートと10ビットのチェックワ
ードとからなっている。第4図において、ブロック1に
はネットワークを表わす番組認識(PI)データが、ブロ
ック2には交通番組認識(TP)データや交通アナウンス
認識(TA)データが、ブロック3には同一番組を放送し
ているネットワーク局群の周波数(AF)データが、ブロ
ック4には放送局名やネットワーク名等の番組サービス
各情報(PS)データがそれぞれ配置される。また、各グ
ループはその内容に応じて4ビットにてタイプ0〜15の
16通りに区別され、さらに各タイプ(0〜15)に対しそ
れぞれA,Bの2つのバージョンが定義されており、これ
らの認識コードはブロック2に配置されている。なお、
ネットワーク局のAFデータはタイプ0Aグループのみで伝
送されるようになっている。
構造を示す第3図から明らかなように、104ビットを1
グループとして繰り返し多重伝送される。1つのグルー
プは各々26ビット構成の4ブロックからなり、また各ブ
ロックは16ビットの情報ワートと10ビットのチェックワ
ードとからなっている。第4図において、ブロック1に
はネットワークを表わす番組認識(PI)データが、ブロ
ック2には交通番組認識(TP)データや交通アナウンス
認識(TA)データが、ブロック3には同一番組を放送し
ているネットワーク局群の周波数(AF)データが、ブロ
ック4には放送局名やネットワーク名等の番組サービス
各情報(PS)データがそれぞれ配置される。また、各グ
ループはその内容に応じて4ビットにてタイプ0〜15の
16通りに区別され、さらに各タイプ(0〜15)に対しそ
れぞれA,Bの2つのバージョンが定義されており、これ
らの認識コードはブロック2に配置されている。なお、
ネットワーク局のAFデータはタイプ0Aグループのみで伝
送されるようになっている。
ところで、車載受信機の場合には、車両の走行に伴っ
て受信中の放送波の受信状態が悪化して来ることがあ
る。しかしながら、RDS放送の場合、上述したように1
つのRDS放送波を受信すると同一番組の放送を行なって
いるネットワーク局群のAFデータを得ることができるの
で、このAFデータを活用して受信状態の良好な他の同一
ネットワーク局周波数に受信周波数を切り換えることが
可能である。
て受信中の放送波の受信状態が悪化して来ることがあ
る。しかしながら、RDS放送の場合、上述したように1
つのRDS放送波を受信すると同一番組の放送を行なって
いるネットワーク局群のAFデータを得ることができるの
で、このAFデータを活用して受信状態の良好な他の同一
ネットワーク局周波数に受信周波数を切り換えることが
可能である。
また、例えばTAデータによるTA割込みの待機状態で
は、受信放送波を復調して得られるTAデータを取り込む
ことによってTA割込みが可能となるのであるが、ラジオ
データ信号による主搬送波(FM搬送波)の変調度が低い
ことによりデータ復調感度が低いので、受信状態が悪化
すると正確な復調データが得られない可能性があり、こ
のような場合には、正確なTAデータが得られないことに
なるため、当該データによる割込み処理を行なえないこ
とになる。
は、受信放送波を復調して得られるTAデータを取り込む
ことによってTA割込みが可能となるのであるが、ラジオ
データ信号による主搬送波(FM搬送波)の変調度が低い
ことによりデータ復調感度が低いので、受信状態が悪化
すると正確な復調データが得られない可能性があり、こ
のような場合には、正確なTAデータが得られないことに
なるため、当該データによる割込み処理を行なえないこ
とになる。
発明の概要 本発明は、上述した点に鑑みなされたもので、受信状
態の良好な同一ネットワーク局周波数を選択することに
より、割込みデータによる割込み処理を確実に行ない得
るようにしたラジオデータ受信機における受信周波数選
択方法を提供することを目的とする。
態の良好な同一ネットワーク局周波数を選択することに
より、割込みデータによる割込み処理を確実に行ない得
るようにしたラジオデータ受信機における受信周波数選
択方法を提供することを目的とする。
本発明のラジオデータ受信機における受信周波数選択
方法は、同一ネットワーク局群の周波数データ、番組識
別データ及び番組内容の種類を示す割込みデータを含む
ラジオデータが多重変調されたラジオデータ放送波を受
信可能にされており、受信したラジオデータ放送波から
ラジオデータ成分を復調するデータ復調回路と、そのデ
ータ復調回路の復調データをデコードして得られたラジ
オデータに対して所定データ数を単位として同期をとる
同期回路と、を備えたラジオデータ受信機における受信
周波数選択方法であって、デコードして得られたラジオ
データ中の割込みデータに基づいて特定の番組内容の開
始を待つ割込みの待機状態において、デコードして得ら
れたラジオデータに対して同期回路にて同期がとれてい
るか否かを判定し、同期回路にて同期がとれていない場
合には、受信周波数を周波数データで与えられる同一ネ
ットワークの他局周波数へ現受信周波数から切り換え、
同一ネットワークのいずれか1の他局周波数にてラジオ
データ放送波を受信したならば、1の他局周波数を新た
な受信周波数として設定することを特徴としている。
方法は、同一ネットワーク局群の周波数データ、番組識
別データ及び番組内容の種類を示す割込みデータを含む
ラジオデータが多重変調されたラジオデータ放送波を受
信可能にされており、受信したラジオデータ放送波から
ラジオデータ成分を復調するデータ復調回路と、そのデ
ータ復調回路の復調データをデコードして得られたラジ
オデータに対して所定データ数を単位として同期をとる
同期回路と、を備えたラジオデータ受信機における受信
周波数選択方法であって、デコードして得られたラジオ
データ中の割込みデータに基づいて特定の番組内容の開
始を待つ割込みの待機状態において、デコードして得ら
れたラジオデータに対して同期回路にて同期がとれてい
るか否かを判定し、同期回路にて同期がとれていない場
合には、受信周波数を周波数データで与えられる同一ネ
ットワークの他局周波数へ現受信周波数から切り換え、
同一ネットワークのいずれか1の他局周波数にてラジオ
データ放送波を受信したならば、1の他局周波数を新た
な受信周波数として設定することを特徴としている。
実 施 例 以下、本発明の実施例を図に基づいて詳細に説明す
る。
る。
本発明による受信周波数選択方法が適用されるRDS受
信機の構成の一例を示す第1図において、アンテナ1で
受信されたFM多重放送波はフロントエンド2で希望の局
が選択され、中間周波数(IF)に変換された後、IFアン
プ3を介してFM検波器4に供給される。フロントエンド
2は、例えば、プログラマブム分周器を含むPLL回路を
用いたPLLシンセサイザー方式を採り、プログラマブル
分周器の分周比が後述するコントローラ14によって制御
されることにより選局動作を行なう構成となっている。
FM検波器4の検波出力はMPX(マルチプレクス)復調回
路5に供給され、ステレオ放送の場合にはL(左),R
(右)チャンネルのオーディオ信号に分離され、ファン
クション切換回路19を経て再生オーディオ出力となる。
ファンクション切換回路19はMPX復調回路5又は例えば
テーププレーヤ20からのオーディオ信号を選択的に出力
し、その切換え制御はコントローラ14によって行なわれ
る。
信機の構成の一例を示す第1図において、アンテナ1で
受信されたFM多重放送波はフロントエンド2で希望の局
が選択され、中間周波数(IF)に変換された後、IFアン
プ3を介してFM検波器4に供給される。フロントエンド
2は、例えば、プログラマブム分周器を含むPLL回路を
用いたPLLシンセサイザー方式を採り、プログラマブル
分周器の分周比が後述するコントローラ14によって制御
されることにより選局動作を行なう構成となっている。
FM検波器4の検波出力はMPX(マルチプレクス)復調回
路5に供給され、ステレオ放送の場合にはL(左),R
(右)チャンネルのオーディオ信号に分離され、ファン
クション切換回路19を経て再生オーディオ出力となる。
ファンクション切換回路19はMPX復調回路5又は例えば
テーププレーヤ20からのオーディオ信号を選択的に出力
し、その切換え制御はコントローラ14によって行なわれ
る。
また、FM検波器4の検波出力がフィルタ6を通過する
ことにより、バイフェーズコード化されたデータ信号に
よって振幅変調された57KHzの副搬送波、すなわちラジ
オデータ信号が抽出されPLL回路7で復調される。この
復調出力はディジタル(D)PLL回路8及びデコーダ9
に供給される。D−PLL回路8では、PLL回路7の復調出
力に基づいてデータ復調用のクロックが生成される。生
成されたクロックはゲート回路10に供給される。ロック
検出回路11はD−PLL回路8がロックしたことを検出し
てロック検出信号を発生し、これをゲート回路10に供給
して当該回路10を開(オープン)状態とすべく制御す
る。デコーダ9では、PLL回路7の復調出力であるバイ
フェーズコード化されたデータ信号がD−PLL回路8で
生成されたクロックに同期してデコードされる。
ことにより、バイフェーズコード化されたデータ信号に
よって振幅変調された57KHzの副搬送波、すなわちラジ
オデータ信号が抽出されPLL回路7で復調される。この
復調出力はディジタル(D)PLL回路8及びデコーダ9
に供給される。D−PLL回路8では、PLL回路7の復調出
力に基づいてデータ復調用のクロックが生成される。生
成されたクロックはゲート回路10に供給される。ロック
検出回路11はD−PLL回路8がロックしたことを検出し
てロック検出信号を発生し、これをゲート回路10に供給
して当該回路10を開(オープン)状態とすべく制御す
る。デコーダ9では、PLL回路7の復調出力であるバイ
フェーズコード化されたデータ信号がD−PLL回路8で
生成されたクロックに同期してデコードされる。
デコーダ9の出力データは、第3図に示す如く、26ビ
ット構成の4ブロックからなる104ビットのグループ単
位となっており、順次グループ,ブロック同期&エラー
検出回路12に供給される。グループ,ブロック同期&エ
ラー検出回路12では、各ブロックの10ビットのチェック
ワードにそれぞれ割り当てられた10ビットのオフセット
ワードに基づいてグループとブロック同期がとられると
共に、チェックワードに基づいて16ビットの情報ワード
のエラー検出が行なわれる。また、グループ,ブロック
同期&エラー検出回路12はブロックの同期が外れた場合
にはコントローラ14に対して同期外れ検出信号を出力す
る。エラー検出されたデータは次段のエラー訂正回路13
でエラー訂正された後コントローラ14に供給される。
ット構成の4ブロックからなる104ビットのグループ単
位となっており、順次グループ,ブロック同期&エラー
検出回路12に供給される。グループ,ブロック同期&エ
ラー検出回路12では、各ブロックの10ビットのチェック
ワードにそれぞれ割り当てられた10ビットのオフセット
ワードに基づいてグループとブロック同期がとられると
共に、チェックワードに基づいて16ビットの情報ワード
のエラー検出が行なわれる。また、グループ,ブロック
同期&エラー検出回路12はブロックの同期が外れた場合
にはコントローラ14に対して同期外れ検出信号を出力す
る。エラー検出されたデータは次段のエラー訂正回路13
でエラー訂正された後コントローラ14に供給される。
コントローラ14はマイクロコンピュータによって構成
され、グループ単位で順次入力されるラジオデータ中の
各ブロックのコード情報、すなわち現在受信中の放送局
の番組内容に関連するラジオデータ情報(上記したPIデ
ータ、AFデータ、PSデータ等)を取り込んでメモリ15に
記憶しておき、操作部16からの選局指令に基づいてフロ
ントエンド2の一部を構成するPLL回路のプログラマブ
ル分周器(図示せず)の分周比を定める受信周波数デー
タ値を制御することによって選局動作を行なう。さら
に、コントローラ14にはグループ,ブロック同期&エラ
ー検出回路12から同期外れ検出信号が供給されるように
なっており、コントローラ14はこの同期外れ検出信号が
供給されときには現在受信中の放送局の受信状態が悪化
したとして、メモリ15に予め記憶されている同一ネット
ワーク局群のAFデータに基づいて他の同一ネットワーク
局を選局すべく制御する動作も行なう。
され、グループ単位で順次入力されるラジオデータ中の
各ブロックのコード情報、すなわち現在受信中の放送局
の番組内容に関連するラジオデータ情報(上記したPIデ
ータ、AFデータ、PSデータ等)を取り込んでメモリ15に
記憶しておき、操作部16からの選局指令に基づいてフロ
ントエンド2の一部を構成するPLL回路のプログラマブ
ル分周器(図示せず)の分周比を定める受信周波数デー
タ値を制御することによって選局動作を行なう。さら
に、コントローラ14にはグループ,ブロック同期&エラ
ー検出回路12から同期外れ検出信号が供給されるように
なっており、コントローラ14はこの同期外れ検出信号が
供給されときには現在受信中の放送局の受信状態が悪化
したとして、メモリ15に予め記憶されている同一ネット
ワーク局群のAFデータに基づいて他の同一ネットワーク
局を選局すべく制御する動作も行なう。
また、IFアンプ3におけるIF信号レベルに基づいて受
信信号レベル(電界強度)を検出するレベル検出回路17
と、IFアンプ3におけるIF信号レベルが所定レベル以上
でかつFM検波器4におけるいわゆるSカーブ特性の検波
出力が所定レベル範囲内にあるとき受信局を検出して局
検出信号を出力する局検出回路18とが設けられており、
レベル検出回路17によって検出された受信信号レベル及
び局検出回路18から出力される局検出信号はコントロー
ラ14に供給される。
信信号レベル(電界強度)を検出するレベル検出回路17
と、IFアンプ3におけるIF信号レベルが所定レベル以上
でかつFM検波器4におけるいわゆるSカーブ特性の検波
出力が所定レベル範囲内にあるとき受信局を検出して局
検出信号を出力する局検出回路18とが設けられており、
レベル検出回路17によって検出された受信信号レベル及
び局検出回路18から出力される局検出信号はコントロー
ラ14に供給される。
次に、コントローラ14のプロセッサによって実行され
る本発明による受信周波数選択方法の手順について第2
図に示したフローチャートに従って説明する。なお、メ
モリ15には、受信放送波を復調して得られるAFデータが
取り込まれて現在受信中の放送局と同一ネットワーク局
のAFデータリストf1,f2……fnが既に作成されているも
のとする。
る本発明による受信周波数選択方法の手順について第2
図に示したフローチャートに従って説明する。なお、メ
モリ15には、受信放送波を復調して得られるAFデータが
取り込まれて現在受信中の放送局と同一ネットワーク局
のAFデータリストf1,f2……fnが既に作成されているも
のとする。
プロセッサは先ず、TA割込み待機処理が終ったことを
示すフラグFAが“1"であるか否を判断し(ステップS
1)、FA≠1であれば、操作部16におけるTA割込みボタ
ンがオンか否かを判断する(ステップS2)。TA割込みボ
タンがオンであれば、例えばテーププレーヤ20からのオ
ーディオ信号を選択すべくファンクション切換回路19を
制御するTA割込み待機処理を行ない(ステップS3)、続
いて先のフラグFAを“1"にし(ステップS4)、しかる後
グループ,ブロック同期&エラー検出回路12から同期外
れ検出信号が発生されているか否かを判断する(ステッ
プS5)。一方、ステップS1においてFA=1と判定した場
合には、TAデータが“1"か否かを判断し(ステップS
6)、TA=1であればこのTAデータによる割込みモード
に移行し、TA≠1であればステップS5に移行する。
示すフラグFAが“1"であるか否を判断し(ステップS
1)、FA≠1であれば、操作部16におけるTA割込みボタ
ンがオンか否かを判断する(ステップS2)。TA割込みボ
タンがオンであれば、例えばテーププレーヤ20からのオ
ーディオ信号を選択すべくファンクション切換回路19を
制御するTA割込み待機処理を行ない(ステップS3)、続
いて先のフラグFAを“1"にし(ステップS4)、しかる後
グループ,ブロック同期&エラー検出回路12から同期外
れ検出信号が発生されているか否かを判断する(ステッ
プS5)。一方、ステップS1においてFA=1と判定した場
合には、TAデータが“1"か否かを判断し(ステップS
6)、TA=1であればこのTAデータによる割込みモード
に移行し、TA≠1であればステップS5に移行する。
ステップS5において同期外れ検出信号が発生されてい
ると判定したら、それが所定時間だけ継続しているか否
かを判断し(ステップS7)、継続している場合には、現
在受信中の放送局の受信状態が悪化したとして現受信放
送波から得られたPIデータ及びその受信周波数を取り込
んでアキュムレータ等に保持する(ステップS8)。続い
て、AFデータリストに従ってリスト中に1のAFデータを
メモリ15から読み出し(ステップS9)、このAFデータを
フロントエンド2におけるPLL回路(図示せず)に出力
することによりチューニング動作を行なう(ステップS1
0)。そして、レベル検出回路17から得られる受信信号
レベルVSが設定レベルVH以上であるか否かを判断し(ス
テップS11)、VS≧VHであれば、その受信周波数の信号
レベルを取り込んで各AFデータと対応させてメモリ15に
記憶する(ステップS12)。この設定レベルVH以上の受
信信号レベルの取り込みを、全てのネットワーク局周波
数の受信信号レベルのチェックが終了したと判定するま
で(ステップS13)、AFデータリストに従って順次繰り
返す。一方、ステップS11においてVS<VHであれば、全
てのネットワーク局周波数の受信信号レベルのチェック
が終了したか否かを判断し(ステップS14)、終了して
いなければ、ステップS9に戻って上述の動作を繰り返
す。終了していれば、設定レベルVH以上の受信信号レベ
ルの受信周波数が有ったか否かを判断し(ステップS1
5)、有る場合には次のステップに移行する。
ると判定したら、それが所定時間だけ継続しているか否
かを判断し(ステップS7)、継続している場合には、現
在受信中の放送局の受信状態が悪化したとして現受信放
送波から得られたPIデータ及びその受信周波数を取り込
んでアキュムレータ等に保持する(ステップS8)。続い
て、AFデータリストに従ってリスト中に1のAFデータを
メモリ15から読み出し(ステップS9)、このAFデータを
フロントエンド2におけるPLL回路(図示せず)に出力
することによりチューニング動作を行なう(ステップS1
0)。そして、レベル検出回路17から得られる受信信号
レベルVSが設定レベルVH以上であるか否かを判断し(ス
テップS11)、VS≧VHであれば、その受信周波数の信号
レベルを取り込んで各AFデータと対応させてメモリ15に
記憶する(ステップS12)。この設定レベルVH以上の受
信信号レベルの取り込みを、全てのネットワーク局周波
数の受信信号レベルのチェックが終了したと判定するま
で(ステップS13)、AFデータリストに従って順次繰り
返す。一方、ステップS11においてVS<VHであれば、全
てのネットワーク局周波数の受信信号レベルのチェック
が終了したか否かを判断し(ステップS14)、終了して
いなければ、ステップS9に戻って上述の動作を繰り返
す。終了していれば、設定レベルVH以上の受信信号レベ
ルの受信周波数が有ったか否かを判断し(ステップS1
5)、有る場合には次のステップに移行する。
全てのネットワーク局周波数に対する受信信号レベル
のチェックが終了したら、メモリ15に予め記憶されてい
る各受信信号レベルの中から一番レベルの高いAFデータ
を読み出し(ステップS16)、このAFデータに基づくチ
ューニング動作を行ない(ステップS17)、続いてその
受信局のネットワーク局を表わすPIデータを取り込み
(ステップS18)、このPIデータがメモリ15に保持して
いるPIデータと一致するか否かを判断する(ステップS1
9)。PIデータが一致する場合には、さらにTPデータが
“1"であるか否かを判断し(ステップS20)、TP=1で
あれば、現在受信中の同一ネットワーク局周波数を新た
な受信周波数として通常の受信モードに移行する。
のチェックが終了したら、メモリ15に予め記憶されてい
る各受信信号レベルの中から一番レベルの高いAFデータ
を読み出し(ステップS16)、このAFデータに基づくチ
ューニング動作を行ない(ステップS17)、続いてその
受信局のネットワーク局を表わすPIデータを取り込み
(ステップS18)、このPIデータがメモリ15に保持して
いるPIデータと一致するか否かを判断する(ステップS1
9)。PIデータが一致する場合には、さらにTPデータが
“1"であるか否かを判断し(ステップS20)、TP=1で
あれば、現在受信中の同一ネットワーク局周波数を新た
な受信周波数として通常の受信モードに移行する。
ステップS19においてPIデータが不一致と判定した場
合には、メモリ15に受信信号レベルが記憶されている全
てのネットワーク局周波数に対するPIデータのチェック
が終了したか否かを判断し(ステップS21)、終了して
いなければ、次に受信信号レベルの高いAFデータを読み
出し(ステップS22)、ステップS17に戻ってそのAFデー
タに基づくチューニング動作を行なう。全てのネットワ
ーク局周波数に対するPIデータのチェックが終了してい
れば、同一ネットワーク局群の中に受信信号レベルが設
定レベルVS以上の受信周波数が存在しなかった訳である
から、ステップS8で保持したAFデータを呼び出して元の
受信周波数に戻る(ステップS23)。
合には、メモリ15に受信信号レベルが記憶されている全
てのネットワーク局周波数に対するPIデータのチェック
が終了したか否かを判断し(ステップS21)、終了して
いなければ、次に受信信号レベルの高いAFデータを読み
出し(ステップS22)、ステップS17に戻ってそのAFデー
タに基づくチューニング動作を行なう。全てのネットワ
ーク局周波数に対するPIデータのチェックが終了してい
れば、同一ネットワーク局群の中に受信信号レベルが設
定レベルVS以上の受信周波数が存在しなかった訳である
から、ステップS8で保持したAFデータを呼び出して元の
受信周波数に戻る(ステップS23)。
また、ステップS20においてTP≠1と判定した場合に
は、メモリ15に受信信号レベルが記憶されている全ての
ネットワーク局周波数に対するTPデータのチェックが終
了したか否かを判断し(ステップS24)、終了していな
ければ、次に受信信号レベルの高いAFデータを読み出し
(ステップS25)、ステップS17に戻ってそのAFデータに
基づくチューニング動作を行なう。全てのネットワーク
局周波数に対するTPデータのチェックが終了していれ
ば、受信信号レベルが設定レベルVS以上の同一ネットワ
ーク局周波数が存在してもその放送局は交通情報放送局
ではない訳であるから、ステップS8で保持したAFデータ
を呼び出して元の受信周波数に戻る(ステップS26)。
は、メモリ15に受信信号レベルが記憶されている全ての
ネットワーク局周波数に対するTPデータのチェックが終
了したか否かを判断し(ステップS24)、終了していな
ければ、次に受信信号レベルの高いAFデータを読み出し
(ステップS25)、ステップS17に戻ってそのAFデータに
基づくチューニング動作を行なう。全てのネットワーク
局周波数に対するTPデータのチェックが終了していれ
ば、受信信号レベルが設定レベルVS以上の同一ネットワ
ーク局周波数が存在してもその放送局は交通情報放送局
ではない訳であるから、ステップS8で保持したAFデータ
を呼び出して元の受信周波数に戻る(ステップS26)。
このように、TA割込みの待機状態において、グルー
プ,ブロック同期&エラー検出回路12における同期が外
れと場合には、現在受信中の放送局の受信状態が悪化し
たものとして受信状態の良好な同一ネットワーク局周波
数に受信周波数を切り換えることにより、安定した受信
状態でデータの復調がなされることによって常に正確な
復調データを得ることができるので、TAデータによる割
込み処理が確実に行なわれ、交通情報の聴取を確実に行
なうことができることになる。特に、受信信号レベルが
最大の同一ネットワーク局周波数を選択することによ
り、割込み処理をより確実に行なうことができることに
なる。
プ,ブロック同期&エラー検出回路12における同期が外
れと場合には、現在受信中の放送局の受信状態が悪化し
たものとして受信状態の良好な同一ネットワーク局周波
数に受信周波数を切り換えることにより、安定した受信
状態でデータの復調がなされることによって常に正確な
復調データを得ることができるので、TAデータによる割
込み処理が確実に行なわれ、交通情報の聴取を確実に行
なうことができることになる。特に、受信信号レベルが
最大の同一ネットワーク局周波数を選択することによ
り、割込み処理をより確実に行なうことができることに
なる。
なお、上記実施例では、割込みデータであるTAデータ
によるTA割込みの場合について説明したが、これに限定
されるものではなく、PTY(program type)データやM/S
(music/speechswitch)データ等の割込みデータによる
割込みの場合にも適用可能である。この場合には、ステ
ップS24、ステップS28〜S30の処理は不要となる。
によるTA割込みの場合について説明したが、これに限定
されるものではなく、PTY(program type)データやM/S
(music/speechswitch)データ等の割込みデータによる
割込みの場合にも適用可能である。この場合には、ステ
ップS24、ステップS28〜S30の処理は不要となる。
発明の効果 以上説明したように、本発明による受信周波数選択方
法によれば、デコードして得られたラジオデータ中の割
込みデータに基づいて特定の番組内の開始を待つ割込み
の待機状態において、デコードして得られたラジオデー
タに対して同期外れとなっている場合には、受信周波数
を周波数データで与えられる同一ネットワークの他局周
波数へ現受信周波数から切り換え、同一ネットワークの
いずれか1の他局周波数にてラジオデータ放送波を受信
したならば、その1の他局周波数を新たな受信周波数と
して設定する故、安定した受信状態でデータの復調がな
されることによって常に正確な復調データを得ることが
できるので、割込みデータによる割込み処理を確実に行
なうことができるのである。
法によれば、デコードして得られたラジオデータ中の割
込みデータに基づいて特定の番組内の開始を待つ割込み
の待機状態において、デコードして得られたラジオデー
タに対して同期外れとなっている場合には、受信周波数
を周波数データで与えられる同一ネットワークの他局周
波数へ現受信周波数から切り換え、同一ネットワークの
いずれか1の他局周波数にてラジオデータ放送波を受信
したならば、その1の他局周波数を新たな受信周波数と
して設定する故、安定した受信状態でデータの復調がな
されることによって常に正確な復調データを得ることが
できるので、割込みデータによる割込み処理を確実に行
なうことができるのである。
第1図は本発明による受信周波数選択方法が適用される
RDS受信機の構成を示すブロック図、第2図は第1図の
コントローラ内のプロセッサによって実行される本発明
による受信周波数選択方法の手順を示すフローチャー
ト、第3図はラジオデータ信号のベースバンドコーディ
ング構造を示す図、第4図はタイプ0Aグループのフォー
マットを示す図である。 主要部分の符号の説明 2……フロントエンド、4……FM検波器 5……マルチプレクス復調回路 8……ディジタルPLL回路 9……デコーダ、14……コントローラ
RDS受信機の構成を示すブロック図、第2図は第1図の
コントローラ内のプロセッサによって実行される本発明
による受信周波数選択方法の手順を示すフローチャー
ト、第3図はラジオデータ信号のベースバンドコーディ
ング構造を示す図、第4図はタイプ0Aグループのフォー
マットを示す図である。 主要部分の符号の説明 2……フロントエンド、4……FM検波器 5……マルチプレクス復調回路 8……ディジタルPLL回路 9……デコーダ、14……コントローラ
Claims (1)
- 【請求項1】同一ネットワーク局群の周波数データ、番
組識別データ及び番組内容の種類を示す割込みデータを
含むラジオデータが多重変調されたラジオデータ放送波
を受信可能にされており、 受信したラジオデータ放送波からラジオデータ成分を復
調するデータ復調回路と、 前記データ復調回路の復調データをデコードして得られ
たラジオデータに対して所定データ数を単位として同期
をとる同期回路と、を備えたラジオデータ受信機におけ
る受信周波数選択方法であって、 前記デコードして得られたラジオデータ中の前記割込み
データに基づいて特定の番組内容の開始を待つ割込みの
待機状態において、前記デコードして得られたラジオデ
ータに対して前記同期回路にて同期がとれているか否か
を判定し、 前記同期回路にて同期がとれていない場合には、受信周
波数を前記周波数データで与えられる同一ネットワーク
の他局周波数へ現受信周波数から切り換え、同一ネット
ワークのいずれか1の他局周波数にてラジオデータ放送
波を受信したならば、前記1の他局周波数を新たな受信
周波数として設定することを特徴とするラジオデータ受
信機における受信周波数選択方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63001928A JP2571249B2 (ja) | 1988-01-07 | 1988-01-07 | ラジオデータ受信機における受信周波数選択方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63001928A JP2571249B2 (ja) | 1988-01-07 | 1988-01-07 | ラジオデータ受信機における受信周波数選択方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01177723A JPH01177723A (ja) | 1989-07-14 |
JP2571249B2 true JP2571249B2 (ja) | 1997-01-16 |
Family
ID=11515268
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63001928A Expired - Fee Related JP2571249B2 (ja) | 1988-01-07 | 1988-01-07 | ラジオデータ受信機における受信周波数選択方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2571249B2 (ja) |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0317466Y2 (ja) * | 1981-01-17 | 1991-04-12 |
-
1988
- 1988-01-07 JP JP63001928A patent/JP2571249B2/ja not_active Expired - Fee Related
Non-Patent Citations (1)
Title |
---|
日経 エレクトロニクス 1987年8月24日号,第202頁〜第217号 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH01177723A (ja) | 1989-07-14 |
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