JP3145981B2 - 半導体不揮発性記憶装置 - Google Patents
半導体不揮発性記憶装置Info
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体不揮発性記
憶装置に関し、特にそのデータ書き込み回路に関する。
憶装置に関し、特にそのデータ書き込み回路に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の半導体不揮発性記憶装置として
は、特開平4−139697号公報に示すものがある。
この半導体不揮発性記憶装置は、図10の断面図に示す
ように、P型基板100上にフィールド酸化膜101が
形成され、このフィールド酸化膜101間には、N+拡
散層のソース領域102とドレイン領域103を形成し
ている。ソース領域102とドレイン領域103の間の
上部にはゲート酸化膜110を介してフローティングゲ
ート111及びコントロールゲート112よりなる不揮
発性メモリセル104を設け、またP型基板100上に
はP型拡散層からなるバックゲート層105が形成さ
れ、このバックゲート層105には不揮発性メモリセル
104に対してデータ書き込み時に同期して低電圧側共
通電源VSSよりさらに低いバックゲート電圧VBGを
印加するバックゲート電圧供給回路106が接続されて
いる。
は、特開平4−139697号公報に示すものがある。
この半導体不揮発性記憶装置は、図10の断面図に示す
ように、P型基板100上にフィールド酸化膜101が
形成され、このフィールド酸化膜101間には、N+拡
散層のソース領域102とドレイン領域103を形成し
ている。ソース領域102とドレイン領域103の間の
上部にはゲート酸化膜110を介してフローティングゲ
ート111及びコントロールゲート112よりなる不揮
発性メモリセル104を設け、またP型基板100上に
はP型拡散層からなるバックゲート層105が形成さ
れ、このバックゲート層105には不揮発性メモリセル
104に対してデータ書き込み時に同期して低電圧側共
通電源VSSよりさらに低いバックゲート電圧VBGを
印加するバックゲート電圧供給回路106が接続されて
いる。
【0003】また、この半導体不揮発性記憶装置の回路
構成は、図11に示されるとおり、各ビット線BL1〜
BLnと各ワード線WL1、WL1〜WLnとの間には
不揮発性のメモリセルM11〜Mnnが接続されてセル
アレイSAが構成され、各メモリセルはバックゲート電
圧供給回路106に接続されている。
構成は、図11に示されるとおり、各ビット線BL1〜
BLnと各ワード線WL1、WL1〜WLnとの間には
不揮発性のメモリセルM11〜Mnnが接続されてセル
アレイSAが構成され、各メモリセルはバックゲート電
圧供給回路106に接続されている。
【0004】このバックゲート電圧供給回路106よ
り、不揮発性メモリセル104のバックゲートにP型基
板100、およびバックゲート層105を介して、バッ
クゲート電圧供給回路106から供給される負電位VB
Gを印加することで、コントロールゲート112の電位
を相対的に高くして、メモリセル104のフローティン
グゲート111に注入される電荷量を増やし、書き込み
時間の低減をはかっていた。
り、不揮発性メモリセル104のバックゲートにP型基
板100、およびバックゲート層105を介して、バッ
クゲート電圧供給回路106から供給される負電位VB
Gを印加することで、コントロールゲート112の電位
を相対的に高くして、メモリセル104のフローティン
グゲート111に注入される電荷量を増やし、書き込み
時間の低減をはかっていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の半導体
不揮発性記憶装置においては、つぎのような問題があっ
た。第1点目は、書き込みデータの信頼性の低下、もし
くは生産性の低下、第2点目は、生産コストの増大、あ
るいは製造歩留まりの低下である。
不揮発性記憶装置においては、つぎのような問題があっ
た。第1点目は、書き込みデータの信頼性の低下、もし
くは生産性の低下、第2点目は、生産コストの増大、あ
るいは製造歩留まりの低下である。
【0006】まず第1の問題点として、上述した従来例
の半導体不揮発性記憶装置の書き込みは、書き込み対象
となるメモリセル以外のセル、すなわち非選択セルのバ
ックゲートにまで負電位VBGが印加されてしまうた
め、すでに書き込まれているメモリセルのデータの保持
抜けを起こしてしまい、データの信頼性の低下を招いて
いた。これを防ぐためには、メモリセル毎にP型基板1
00を分離する必要が生じてレイアウト面積が増大し、
生産性の低下を招いていた。
の半導体不揮発性記憶装置の書き込みは、書き込み対象
となるメモリセル以外のセル、すなわち非選択セルのバ
ックゲートにまで負電位VBGが印加されてしまうた
め、すでに書き込まれているメモリセルのデータの保持
抜けを起こしてしまい、データの信頼性の低下を招いて
いた。これを防ぐためには、メモリセル毎にP型基板1
00を分離する必要が生じてレイアウト面積が増大し、
生産性の低下を招いていた。
【0007】つぎに第2の問題点について説明する。最
初に、フローティングゲートを有するMOSトランジス
タで構成されるメモリセルの書き込み特性を図9により
説明する。
初に、フローティングゲートを有するMOSトランジス
タで構成されるメモリセルの書き込み特性を図9により
説明する。
【0008】図9は、0.6μmプロセスのフラッシュ
ROMの書き込み特性のグラフであり、横軸には書き込
み時間tpの対数、縦軸にはメモリセルのしきい値Vt
hをとっている。図中2つの曲線A、曲線Bは、コント
ロールゲート電圧が高い場合、および低い場合の2つの
条件に設定した時の各々の書き込み特性である。図9の
特性グラフからもわかるように、書き込み時間tpが小
さい書き込み動作の初期の段階では、コントロールゲー
ト電圧が低いほどメモリセルのしきい値Vthは高く、
書き込み時間tpが大きい、書き込み動作の後半では、
コントロールゲート電圧が高いほどメモリセルのしきい
値Vthは高くなっている。個々のメモリセル、製造ロ
ットによる不純物注入量のずれやフローティングゲート
と基板間のゲート酸化膜の厚さのずれ、あるいは製造プ
ロセスの違いによるメモリセルの寸法の差異などによっ
て、図9中の2つの曲線A、曲線Bは前後、あるいは上
下に推移するが、書き込み動作の初期段階は、コントロ
ールゲート電圧が低い方が、書き込み動作の後半では、
コントロールゲート電圧が高い方が書き込み特性がよ
い。これは、書き込み動作の初期段階において、コント
ロールゲート電圧が高いとドレイン−ソース間のチャネ
ル形成が助長される方向に働くので、空乏層が形成され
にくく、空乏層が形成されにくいとピンチオフ点が発生
しにくいので、キャリアは高いエネルギーを持てず、ホ
ットエレクトロンになりにくくなる。ホットエレクトロ
ンの発生量が少ないとフローティングゲートに蓄積され
るキャリアも少なくなるので、書き込み特性が悪くな
る。その後、時間が経過すると、ドレイン−ソース間の
キャリア移動による電界が生じて空乏層が形成され、ホ
ットエレクトロンが発生してフローティングゲートに注
入され始める。
ROMの書き込み特性のグラフであり、横軸には書き込
み時間tpの対数、縦軸にはメモリセルのしきい値Vt
hをとっている。図中2つの曲線A、曲線Bは、コント
ロールゲート電圧が高い場合、および低い場合の2つの
条件に設定した時の各々の書き込み特性である。図9の
特性グラフからもわかるように、書き込み時間tpが小
さい書き込み動作の初期の段階では、コントロールゲー
ト電圧が低いほどメモリセルのしきい値Vthは高く、
書き込み時間tpが大きい、書き込み動作の後半では、
コントロールゲート電圧が高いほどメモリセルのしきい
値Vthは高くなっている。個々のメモリセル、製造ロ
ットによる不純物注入量のずれやフローティングゲート
と基板間のゲート酸化膜の厚さのずれ、あるいは製造プ
ロセスの違いによるメモリセルの寸法の差異などによっ
て、図9中の2つの曲線A、曲線Bは前後、あるいは上
下に推移するが、書き込み動作の初期段階は、コントロ
ールゲート電圧が低い方が、書き込み動作の後半では、
コントロールゲート電圧が高い方が書き込み特性がよ
い。これは、書き込み動作の初期段階において、コント
ロールゲート電圧が高いとドレイン−ソース間のチャネ
ル形成が助長される方向に働くので、空乏層が形成され
にくく、空乏層が形成されにくいとピンチオフ点が発生
しにくいので、キャリアは高いエネルギーを持てず、ホ
ットエレクトロンになりにくくなる。ホットエレクトロ
ンの発生量が少ないとフローティングゲートに蓄積され
るキャリアも少なくなるので、書き込み特性が悪くな
る。その後、時間が経過すると、ドレイン−ソース間の
キャリア移動による電界が生じて空乏層が形成され、ホ
ットエレクトロンが発生してフローティングゲートに注
入され始める。
【0009】この時点でホットエレクトロンは、コント
ロールゲート電圧のより高い方が、ゲート酸化膜の障壁
を容易に飛び越えられ、フローティングゲートに注入さ
れる電荷量が多く、書き込み特性が良くなる。なお、メ
モリセルのフローティングゲート内に電荷が蓄積された
状態を「“1”レベルのデータが書き込まれている」と
し、フローティングゲート内の電荷が空乏である状態を
「“0”レベルのデータが書き込まれている」とする。
また、メモリセルの書き込みを判定する基準電位である
書き込み判定基準電位は、図9中、2つの曲線が交差す
る付近である。
ロールゲート電圧のより高い方が、ゲート酸化膜の障壁
を容易に飛び越えられ、フローティングゲートに注入さ
れる電荷量が多く、書き込み特性が良くなる。なお、メ
モリセルのフローティングゲート内に電荷が蓄積された
状態を「“1”レベルのデータが書き込まれている」と
し、フローティングゲート内の電荷が空乏である状態を
「“0”レベルのデータが書き込まれている」とする。
また、メモリセルの書き込みを判定する基準電位である
書き込み判定基準電位は、図9中、2つの曲線が交差す
る付近である。
【0010】なお図9中、書き込み判定基準電位は一定
の値を持っておらず、ある範囲で示されているが、これ
は書き込み判定基準電圧を高くすれば、書き込み完了後
のフローティングゲートの電位が高いので書き込みデー
タの信頼性の向上にはつながるが、必要以上に書き込み
判定基準電位を高くすると書き込み時間の増大を招き、
またそれに伴ってメモリセルにかかるストレスも増加す
る。例えば、図9の書き込み判定基準電位を5Vから6
Vに高くした場合を考慮すると、1バイトにつき100
μsの書き込み時間増大になり、256Kバイトのメモ
リにおいては、25.6sの書き込み時間の増大にな
る。これは、製品の信頼性、即ち書き込みデータの保証
年数や動作保証範囲などによって変わるためである。
の値を持っておらず、ある範囲で示されているが、これ
は書き込み判定基準電圧を高くすれば、書き込み完了後
のフローティングゲートの電位が高いので書き込みデー
タの信頼性の向上にはつながるが、必要以上に書き込み
判定基準電位を高くすると書き込み時間の増大を招き、
またそれに伴ってメモリセルにかかるストレスも増加す
る。例えば、図9の書き込み判定基準電位を5Vから6
Vに高くした場合を考慮すると、1バイトにつき100
μsの書き込み時間増大になり、256Kバイトのメモ
リにおいては、25.6sの書き込み時間の増大にな
る。これは、製品の信頼性、即ち書き込みデータの保証
年数や動作保証範囲などによって変わるためである。
【0011】図9に示されるとおり、全てのメモリセ
ル、製造ロット、および製造プロセスの書き込み特性
が、全く同じ書き込み特性であり、かつ書き込み判定基
準電位が高い場合であれば、コントロールゲート電圧を
高くすれば書き込み時間の短縮になるが、書き込み判定
基準電位が低い場合には、コントロールゲート電圧を低
くした方が逆に書き込み時間は短くなる、すなわち、製
品や製造ばらつきによって、一概に書き込み電圧を高く
すれば、書き込み判定基準電圧まで書き上げる時間を短
縮できるとは限らない。また、全てのメモリセル、製造
ロットの書き込み特性を同じ特性にそろえるのは事実上
不可能である。
ル、製造ロット、および製造プロセスの書き込み特性
が、全く同じ書き込み特性であり、かつ書き込み判定基
準電位が高い場合であれば、コントロールゲート電圧を
高くすれば書き込み時間の短縮になるが、書き込み判定
基準電位が低い場合には、コントロールゲート電圧を低
くした方が逆に書き込み時間は短くなる、すなわち、製
品や製造ばらつきによって、一概に書き込み電圧を高く
すれば、書き込み判定基準電圧まで書き上げる時間を短
縮できるとは限らない。また、全てのメモリセル、製造
ロットの書き込み特性を同じ特性にそろえるのは事実上
不可能である。
【0012】メモリセル内のフローティングゲートに蓄
積されたキャリアは、ディスターブや熱ストレスなどに
より放出していくため、メモリセルのしきい値は徐々に
低下していく。そのため、書き込み判定基準電位は、デ
ータリテンション保証のため、この劣化分をマージンと
して確保する必要があり、一般的にはメモリリード時の
読み出し電圧より数V高い電圧を設定する。また、デー
タが書き込まれているか否かを判断するのに、フローテ
ィングゲートの電位が書き込み判定基準電位に到達して
いるか否かで判断を行う。従来の装置および方法では、
書き込み判定基準電位まで書き込むためには、書き込み
時間を本来必要な書き込み時間に対して余分に設定する
必要があることから、書き込み時間が増大して生産コス
トの増大を招いていた。また生産コストを削減するた
め、書き込み時間を一定の時間に制限すると、製造歩留
の低下を招いていたという欠点があった。
積されたキャリアは、ディスターブや熱ストレスなどに
より放出していくため、メモリセルのしきい値は徐々に
低下していく。そのため、書き込み判定基準電位は、デ
ータリテンション保証のため、この劣化分をマージンと
して確保する必要があり、一般的にはメモリリード時の
読み出し電圧より数V高い電圧を設定する。また、デー
タが書き込まれているか否かを判断するのに、フローテ
ィングゲートの電位が書き込み判定基準電位に到達して
いるか否かで判断を行う。従来の装置および方法では、
書き込み判定基準電位まで書き込むためには、書き込み
時間を本来必要な書き込み時間に対して余分に設定する
必要があることから、書き込み時間が増大して生産コス
トの増大を招いていた。また生産コストを削減するた
め、書き込み時間を一定の時間に制限すると、製造歩留
の低下を招いていたという欠点があった。
【0013】本発明の目的は、書き込み状態の判定動作
を頻繁に行うことで、個々のメモリセル、製造ロット、
および製造プロセスによって書き込み特性が変動して
も、最も効率的な書き込みが図れ、書き込み時間の低減
が実現できる半導体不揮発性記憶装置を提供することに
ある。
を頻繁に行うことで、個々のメモリセル、製造ロット、
および製造プロセスによって書き込み特性が変動して
も、最も効率的な書き込みが図れ、書き込み時間の低減
が実現できる半導体不揮発性記憶装置を提供することに
ある。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明の半導体不揮発性
記憶装置は、記憶内容を電気的に書き換え可能な不揮発
性のメモリセルと、このメモリセルにデータを書き込む
手段およびそのデータを読み出す手段とを備えた半導体
不揮発性記憶装置において、“1”レベルのデータが書
き込まれたメモリセルのしきい値が基準電位であるかを
判定して判定結果を出力する判定回路と、前記判定結果
により前記メモリセルに対する書き込み電圧を書き込み
レベルが低い場合は、低い書き込み電圧が与えられ、書
き込みレベルが高い場合は高い書き込み電圧が与えられ
るように制御するコントロールゲート電圧供給回路とを
有する。
記憶装置は、記憶内容を電気的に書き換え可能な不揮発
性のメモリセルと、このメモリセルにデータを書き込む
手段およびそのデータを読み出す手段とを備えた半導体
不揮発性記憶装置において、“1”レベルのデータが書
き込まれたメモリセルのしきい値が基準電位であるかを
判定して判定結果を出力する判定回路と、前記判定結果
により前記メモリセルに対する書き込み電圧を書き込み
レベルが低い場合は、低い書き込み電圧が与えられ、書
き込みレベルが高い場合は高い書き込み電圧が与えられ
るように制御するコントロールゲート電圧供給回路とを
有する。
【0015】また、前記コントロールゲート電圧供給回
路は、装置外部より供給される高電圧を昇圧して昇圧電
圧を発生させる昇圧回路と、前記昇圧電圧を抵抗分割し
て複数の書き込み電圧、および書き込み判定基準電圧を
生成する抵抗回路と、前記判定回路から出力されるデー
タを読み込んで、書き込み信号がイネーブルの期間は、
前記複数の書き込み電圧のいずれかを、判定信号がイネ
ーブルの期間では前記書き込み判定基準電圧を、読み出
し信号がイネーブルの期間では電源電圧を選択し、ワー
ド線を介してメモリセルのコントロールゲートに出力す
る選択回路とから成り、前記判定回路は、書き込み信号
がイネーブルの期間は、電源電圧をビット線を介してメ
モリセルのドレイン端子に出力するトランジスタスイッ
チ回路と、判定信号がイネーブルの期間は、前記メモリ
セルのドレイン端子−ソース端子間の電流値をビット線
を介して読み込んで、その電流値に応じた電圧を出力す
る電流−電圧変換回路と、この電流−電圧変換回路の前
記電圧をデジタル変換しデータを生成するA/Dコンバ
ータと、前記データをラッチし、前記コントロールゲー
ト電圧供給回路および装置外部端子に出力するラッチ回
路と、前記読み出し信号がイネーブルの期間は、前記メ
モリセルのドレイン−ソース端子間の電流をビット線を
介して読み込んで、リードデータを出力するセンスアン
プとから成る。
路は、装置外部より供給される高電圧を昇圧して昇圧電
圧を発生させる昇圧回路と、前記昇圧電圧を抵抗分割し
て複数の書き込み電圧、および書き込み判定基準電圧を
生成する抵抗回路と、前記判定回路から出力されるデー
タを読み込んで、書き込み信号がイネーブルの期間は、
前記複数の書き込み電圧のいずれかを、判定信号がイネ
ーブルの期間では前記書き込み判定基準電圧を、読み出
し信号がイネーブルの期間では電源電圧を選択し、ワー
ド線を介してメモリセルのコントロールゲートに出力す
る選択回路とから成り、前記判定回路は、書き込み信号
がイネーブルの期間は、電源電圧をビット線を介してメ
モリセルのドレイン端子に出力するトランジスタスイッ
チ回路と、判定信号がイネーブルの期間は、前記メモリ
セルのドレイン端子−ソース端子間の電流値をビット線
を介して読み込んで、その電流値に応じた電圧を出力す
る電流−電圧変換回路と、この電流−電圧変換回路の前
記電圧をデジタル変換しデータを生成するA/Dコンバ
ータと、前記データをラッチし、前記コントロールゲー
ト電圧供給回路および装置外部端子に出力するラッチ回
路と、前記読み出し信号がイネーブルの期間は、前記メ
モリセルのドレイン−ソース端子間の電流をビット線を
介して読み込んで、リードデータを出力するセンスアン
プとから成る。
【0016】また、前記コントロールゲート電圧供給回
路の抵抗回路は、昇圧電圧を降圧して書き込み判定基準
電圧を生成する抵抗回路と、前記判定回路から出力され
るデータを入力し、抵抗値を可変させて書き込み電圧を
生成する可変抵抗回路とからなり、前記判定回路は、前
記判定信号がイネーブルの期間は、メモリセルのドレイ
ン端子−ソース端子間の電流を容量素子に充電する第1
のスイッチ回路と、前記書き込み信号がイネーブルの期
間は、電源電圧をビット線を介してメモリセルのドレイ
ン端子に出力するトランジスタスイッチ回路と、前記容
量素子の電圧値をデータとして前記可変抵抗回路に出力
する第2のスイッチ回路と、前記読み出し信号がイネー
ブルの期間は、前記メモリセルのドレイン−ソース端子
間の電流をビット線を介して読み込んで、リードデータ
を出力するセンスアンプ回路とからなる。
路の抵抗回路は、昇圧電圧を降圧して書き込み判定基準
電圧を生成する抵抗回路と、前記判定回路から出力され
るデータを入力し、抵抗値を可変させて書き込み電圧を
生成する可変抵抗回路とからなり、前記判定回路は、前
記判定信号がイネーブルの期間は、メモリセルのドレイ
ン端子−ソース端子間の電流を容量素子に充電する第1
のスイッチ回路と、前記書き込み信号がイネーブルの期
間は、電源電圧をビット線を介してメモリセルのドレイ
ン端子に出力するトランジスタスイッチ回路と、前記容
量素子の電圧値をデータとして前記可変抵抗回路に出力
する第2のスイッチ回路と、前記読み出し信号がイネー
ブルの期間は、前記メモリセルのドレイン−ソース端子
間の電流をビット線を介して読み込んで、リードデータ
を出力するセンスアンプ回路とからなる。
【0017】また、前記コントロールゲート電圧供給回
路は、装置外部より供給される高電圧を昇圧して昇圧電
圧を発生させる昇圧回路と、前記昇圧電圧を抵抗分割し
て複数の書き込み電圧、および複数の書き込み判定基準
電圧を生成する抵抗回路と、前記判定回路から出力され
るデータを入力して複数の書き込み電圧の中から選択す
る第1のスイッチング回路と、カウンタ回路から出力さ
れる所定のカウント値を入力して前記複数の書き込み判
定基準電圧の中から選択する第2のスイッチング回路
と、書き込み電圧、および書き込み判定基準電圧を切り
替えて、前記ワード線を介してメモリセルのコントロー
ルゲートに出力する第3のスイッチング回路とから成
り、前記判定回路は、装置外部より入力されるベリファ
イデータとセンスアンプから入力されるリードデータの
照合を行い、判定結果を前記カウンタ回路、および装置
外部に出力する比較回路と、前記判定回路のカウンタ回
路よりカウント値を読み込み、また前記比較回路より前
記判定結果を読み込んで、前記リードデータと前記ベリ
ファイデータが一致した場合はその時点のカウント値を
ラッチするラッチ回路と、メモリリード時には電源電圧
を、書き込み判定時には接地レベルより僅かに高い電圧
を前記センスアンプに与え、書き込み時には電源電圧を
ビット線を介して前記メモリセルのドレイン端子に与え
るドレイン電圧供給回路と、メモリリード時、および書
き込み判定時には前記メモリセルのドレイン−ソース間
電流を読み込み、リードデータを出力する前記センスア
ンプとから成る。
路は、装置外部より供給される高電圧を昇圧して昇圧電
圧を発生させる昇圧回路と、前記昇圧電圧を抵抗分割し
て複数の書き込み電圧、および複数の書き込み判定基準
電圧を生成する抵抗回路と、前記判定回路から出力され
るデータを入力して複数の書き込み電圧の中から選択す
る第1のスイッチング回路と、カウンタ回路から出力さ
れる所定のカウント値を入力して前記複数の書き込み判
定基準電圧の中から選択する第2のスイッチング回路
と、書き込み電圧、および書き込み判定基準電圧を切り
替えて、前記ワード線を介してメモリセルのコントロー
ルゲートに出力する第3のスイッチング回路とから成
り、前記判定回路は、装置外部より入力されるベリファ
イデータとセンスアンプから入力されるリードデータの
照合を行い、判定結果を前記カウンタ回路、および装置
外部に出力する比較回路と、前記判定回路のカウンタ回
路よりカウント値を読み込み、また前記比較回路より前
記判定結果を読み込んで、前記リードデータと前記ベリ
ファイデータが一致した場合はその時点のカウント値を
ラッチするラッチ回路と、メモリリード時には電源電圧
を、書き込み判定時には接地レベルより僅かに高い電圧
を前記センスアンプに与え、書き込み時には電源電圧を
ビット線を介して前記メモリセルのドレイン端子に与え
るドレイン電圧供給回路と、メモリリード時、および書
き込み判定時には前記メモリセルのドレイン−ソース間
電流を読み込み、リードデータを出力する前記センスア
ンプとから成る。
【0018】また、前記メモリセルがフラッシュROM
のような電気的に消去可能な記憶素子の場合において
は、書き込み、判定、および読み出し動作時は接地レベ
ルの電圧を、消去動作時は高電圧を前記メモリセルのソ
ース端子に出力するソース電圧供給回路を備える。
のような電気的に消去可能な記憶素子の場合において
は、書き込み、判定、および読み出し動作時は接地レベ
ルの電圧を、消去動作時は高電圧を前記メモリセルのソ
ース端子に出力するソース電圧供給回路を備える。
【0019】
【0020】
【発明の実施の形態】次に、本発明について図面を参照
して説明する。図1は本発明の第1の実施形態を示すブ
ロック図、図2は図1の詳細ブロック図である。本実施
形態は、コントロールゲート電圧供給回路1と、判定回
路2と、メモリセル3とからなる。
して説明する。図1は本発明の第1の実施形態を示すブ
ロック図、図2は図1の詳細ブロック図である。本実施
形態は、コントロールゲート電圧供給回路1と、判定回
路2と、メモリセル3とからなる。
【0021】コントロールゲート電圧供給回路1は、メ
モリセル3の読み出し結果に基づく判定回路2のデータ
によって書き込み電圧を選択する。高電圧VPPは装置
外部よりコントロールゲート電圧供給回路1に供給され
る。書き込み信号WEは装置外部よりコントロールゲー
ト電圧供給回路1、判定回路2に供給され、判定信号V
Eは装置外部よりコントロールゲート電圧供給回路1、
判定回路2に供給され、データDLは判定回路2で生成
されコントロールゲート電圧供給回路1、判定回路2に
供給される。ワード線WLは、メモリセル3とコントロ
ールゲート電圧供給回路1とに接続され、ビット線BL
は、メモリセル3と判定回路2とを接続する。
モリセル3の読み出し結果に基づく判定回路2のデータ
によって書き込み電圧を選択する。高電圧VPPは装置
外部よりコントロールゲート電圧供給回路1に供給され
る。書き込み信号WEは装置外部よりコントロールゲー
ト電圧供給回路1、判定回路2に供給され、判定信号V
Eは装置外部よりコントロールゲート電圧供給回路1、
判定回路2に供給され、データDLは判定回路2で生成
されコントロールゲート電圧供給回路1、判定回路2に
供給される。ワード線WLは、メモリセル3とコントロ
ールゲート電圧供給回路1とに接続され、ビット線BL
は、メモリセル3と判定回路2とを接続する。
【0022】コントロールゲート電圧供給回路1は図2
に示すとおり、装置外部より供給される高電圧VPPを
昇圧して昇圧電圧VPHを発生させる昇圧回路4と、前
記昇圧電圧VPHを抵抗分割して複数の書き込み電圧W
V1〜WV5、および書き込み判定基準電圧VVを生成
する抵抗回路5と、判定回路2から出力されるデータD
Lを読み込んで、書き込み信号WEがイネーブルの期間
は、複数の書き込み電圧WV1〜WV5のいずれかを、
判定信号VEがイネーブルの期間では書き込み判定基準
電圧VVを、読み出し信号READがイネーブルの期間
では電源電圧VDDを選択し、ワード線WLを介してメ
モリセル3のコントロールゲートに出力する選択回路6
とで構成される。
に示すとおり、装置外部より供給される高電圧VPPを
昇圧して昇圧電圧VPHを発生させる昇圧回路4と、前
記昇圧電圧VPHを抵抗分割して複数の書き込み電圧W
V1〜WV5、および書き込み判定基準電圧VVを生成
する抵抗回路5と、判定回路2から出力されるデータD
Lを読み込んで、書き込み信号WEがイネーブルの期間
は、複数の書き込み電圧WV1〜WV5のいずれかを、
判定信号VEがイネーブルの期間では書き込み判定基準
電圧VVを、読み出し信号READがイネーブルの期間
では電源電圧VDDを選択し、ワード線WLを介してメ
モリセル3のコントロールゲートに出力する選択回路6
とで構成される。
【0023】選択回路6は、図3の回路図に示すとお
り、MOSトランジスタ13〜24で構成されるスイッ
チング回路であり、書き込み電圧WV1〜WV5、書き
込み判定基準電圧VVおよび電源電圧VDDを入力電圧
とし、読み出し信号READ、判定信号VE、データD
Lおよび書き込み信号WEを選択信号として、ワード線
WLに前記入力電圧の1つを選択して出力する。
り、MOSトランジスタ13〜24で構成されるスイッ
チング回路であり、書き込み電圧WV1〜WV5、書き
込み判定基準電圧VVおよび電源電圧VDDを入力電圧
とし、読み出し信号READ、判定信号VE、データD
Lおよび書き込み信号WEを選択信号として、ワード線
WLに前記入力電圧の1つを選択して出力する。
【0024】判定回路2は、書き込み信号WEがイネー
ブルの期間は、電源電圧VDDをビット線BLを介して
メモリセル3のドレイン端子に出力するトランジスタス
イッチ回路12と、判定信号VEがイネーブルの期間
は、メモリセル3のドレイン端子−ソース端子間の電流
値をビット線BLを介して読み込んで、電流値に応じた
電圧を出力する電流−電圧変換回路9と、出力された電
圧によりデータを生成するA/Dコンバータ8と、デー
タをラッチし、コントロールゲート電圧供給回路1、お
よび装置外部端子に出力するラッチ回路7と、読み出し
信号READがイネーブルの期間は、メモリセル3のド
レイン−ソース端子間の電流をビット線BLを介して読
み込んで、リードデータを出力するセンスアンプ10
と、メモリセル3のソース電圧を供給するソース電圧供
給回路11から構成される。
ブルの期間は、電源電圧VDDをビット線BLを介して
メモリセル3のドレイン端子に出力するトランジスタス
イッチ回路12と、判定信号VEがイネーブルの期間
は、メモリセル3のドレイン端子−ソース端子間の電流
値をビット線BLを介して読み込んで、電流値に応じた
電圧を出力する電流−電圧変換回路9と、出力された電
圧によりデータを生成するA/Dコンバータ8と、デー
タをラッチし、コントロールゲート電圧供給回路1、お
よび装置外部端子に出力するラッチ回路7と、読み出し
信号READがイネーブルの期間は、メモリセル3のド
レイン−ソース端子間の電流をビット線BLを介して読
み込んで、リードデータを出力するセンスアンプ10
と、メモリセル3のソース電圧を供給するソース電圧供
給回路11から構成される。
【0025】ここで、高電圧VPPは装置外部より昇圧
回路4に供給される。読み出し信号READは装置外部
よりセンスアンプ10、選択回路6に供給され、書き込
み信号WEは装置外部より選択回路6、トランジスタス
イッチ回路12に供給される。判定信号VEは装置外部
よりラッチ回路7、A/Dコンバータ8、電流−電圧変
換回路9、選択回路6に供給される。データDLは判定
回路2で生成され選択回路並びに装置外部に出力され、
選択回路6の出力はワード線WLを介してメモリセル3
のゲート端子に接続される。メモリセル3のドレイン端
子はビット線BLを介してトランジスタスイッチ回路1
2、電流−電圧変換回路9、センスアンプ10に接続さ
れる。リセット信号RSTは装置外部よりラッチ回路7
に供給される。
回路4に供給される。読み出し信号READは装置外部
よりセンスアンプ10、選択回路6に供給され、書き込
み信号WEは装置外部より選択回路6、トランジスタス
イッチ回路12に供給される。判定信号VEは装置外部
よりラッチ回路7、A/Dコンバータ8、電流−電圧変
換回路9、選択回路6に供給される。データDLは判定
回路2で生成され選択回路並びに装置外部に出力され、
選択回路6の出力はワード線WLを介してメモリセル3
のゲート端子に接続される。メモリセル3のドレイン端
子はビット線BLを介してトランジスタスイッチ回路1
2、電流−電圧変換回路9、センスアンプ10に接続さ
れる。リセット信号RSTは装置外部よりラッチ回路7
に供給される。
【0026】電源電圧VDDは装置外部より選択回路6
とトランジスタスイッチ回路12に供給される。抵抗回
路5で電圧VPHを抵抗分割して生成された書き込み電
圧WV1〜WV5並びに書き込み判定基準電圧VVは選
択回路6に供給される。電流−電圧変換回路9から出力
される電圧を、A/Dコンバータ8に入力してデータD
Lに変換しデータDLをラッチ回路7でラッチする。セ
ンスアンプ10はリードデータReadDATAを装置
外部に出力する。ソース電圧供給回路11より所定電圧
をメモリセル3内のソース端子に供給する。
とトランジスタスイッチ回路12に供給される。抵抗回
路5で電圧VPHを抵抗分割して生成された書き込み電
圧WV1〜WV5並びに書き込み判定基準電圧VVは選
択回路6に供給される。電流−電圧変換回路9から出力
される電圧を、A/Dコンバータ8に入力してデータD
Lに変換しデータDLをラッチ回路7でラッチする。セ
ンスアンプ10はリードデータReadDATAを装置
外部に出力する。ソース電圧供給回路11より所定電圧
をメモリセル3内のソース端子に供給する。
【0027】図4は図2の回路の動作を示すフロー図で
ある。まず、装置外部よりプログラミングモードを開始
する。一般的にはモードレジスタ設定後、高電圧VPP
をあるタイミングで入力することにより、プログラミン
グモードに移行する。プログラミングモード開始を受け
て、リセット信号RSTが装置外部より入力され、判定
回路2内のラッチ回路7において、データDLの初期化
を行う(ステップ42)。この場合の初期値としては
「1」が適当であり、このデータDLの初期化は、後述
するステップ46における書き込み電圧の選択におい
て、初めて書き込みを行うことをコントロールゲート電
圧供給回路1内の選択回路6に示すためである。
ある。まず、装置外部よりプログラミングモードを開始
する。一般的にはモードレジスタ設定後、高電圧VPP
をあるタイミングで入力することにより、プログラミン
グモードに移行する。プログラミングモード開始を受け
て、リセット信号RSTが装置外部より入力され、判定
回路2内のラッチ回路7において、データDLの初期化
を行う(ステップ42)。この場合の初期値としては
「1」が適当であり、このデータDLの初期化は、後述
するステップ46における書き込み電圧の選択におい
て、初めて書き込みを行うことをコントロールゲート電
圧供給回路1内の選択回路6に示すためである。
【0028】次にステップ43で判定信号VEをディス
エーブルにするが、この判定信号VEは装置外部より制
御される。次にステップ44で書き込み信号WEをイネ
ーブルにして、書き込み動作40を開始する、この書き
込み信号WEも装置外部より制御される。前述のステッ
プ42で設定したデータDLをステップ45で選択回路
6に読み込む。ステップ45で読み込んだデータDLを
もとに、ステップ46で選択回路6内で書き込み電圧を
選択する。この書き込み電圧は、抵抗回路5で電圧VP
Hを抵抗分割して生成された書き込み電圧WV1〜WV
5のうちから選択する。なお、この時点ではデータDL
が初期値の「1」であるのでMOSトランジスタ15が
ONし、もっとも低い書き込み電圧WV5が選択され
る。ステップ46で選択された書き込み電圧は、ワード
線WLを介してメモリセル3のコントロールゲートに出
力される(ステップ47)。
エーブルにするが、この判定信号VEは装置外部より制
御される。次にステップ44で書き込み信号WEをイネ
ーブルにして、書き込み動作40を開始する、この書き
込み信号WEも装置外部より制御される。前述のステッ
プ42で設定したデータDLをステップ45で選択回路
6に読み込む。ステップ45で読み込んだデータDLを
もとに、ステップ46で選択回路6内で書き込み電圧を
選択する。この書き込み電圧は、抵抗回路5で電圧VP
Hを抵抗分割して生成された書き込み電圧WV1〜WV
5のうちから選択する。なお、この時点ではデータDL
が初期値の「1」であるのでMOSトランジスタ15が
ONし、もっとも低い書き込み電圧WV5が選択され
る。ステップ46で選択された書き込み電圧は、ワード
線WLを介してメモリセル3のコントロールゲートに出
力される(ステップ47)。
【0029】次にステップ48でメモリセル3のコント
ロールゲートには書き込み電圧、ソースにはソース電圧
供給回路11より接地レベルの電圧、ドレインには電源
電圧VDDが印加され、書き込みが実行される。この書
き込みの実行時間は、メモリセル3内において、ホット
キャリアが発生してフローティングゲートに蓄積するの
に必要最低限の時間を設定する。この時間は、10〜1
00μsが最も適当である。ステップ48で設定した一
定の書き込み時間が経過した後、書き込み信号WEをス
テップ49でディスエーブルし、ステップ50で書き込
み信号WEがディスエーブルになったのを受けて、選択
回路6、およびMOSトランジスタ12はメモリセル3
に対して電圧出力を終了し、書き込み動作40は完了す
る。
ロールゲートには書き込み電圧、ソースにはソース電圧
供給回路11より接地レベルの電圧、ドレインには電源
電圧VDDが印加され、書き込みが実行される。この書
き込みの実行時間は、メモリセル3内において、ホット
キャリアが発生してフローティングゲートに蓄積するの
に必要最低限の時間を設定する。この時間は、10〜1
00μsが最も適当である。ステップ48で設定した一
定の書き込み時間が経過した後、書き込み信号WEをス
テップ49でディスエーブルし、ステップ50で書き込
み信号WEがディスエーブルになったのを受けて、選択
回路6、およびMOSトランジスタ12はメモリセル3
に対して電圧出力を終了し、書き込み動作40は完了す
る。
【0030】次にステップ51で判定信号VEをイネー
ブルにして判定動作41を開始するが、この判定信号V
Eも装置外部より制御される。この判定信号VEがイネ
ーブルになったのを受けて、選択回路6はステップ52
で書き込み判定基準電圧VVをワード線WLに出力す
る。メモリセル3のコントロールゲートには書き込み判
定基準電圧VV、ソースにはソース電圧供給回路11よ
り接地レベルの電圧を与えて、次にステップ53でメモ
リセル3のドレイン−ソース間の電流をビット線BLを
介して電流−電圧変換回路9に読み込む。フローティン
グゲートの電位が書き込み判定基準電圧より高ければ、
ドレイン−ソース間に電流は流れないが、低ければ電流
が流れる。次にステップ54で電流−電圧変換回路9
で、読み込んだ電流の値に応じた電圧を発生する。電流
−電圧変換回路9から出力される電圧を、A/Dコンバ
ータ8に入力してステップ55でデータDLに変換す
る。次にステップ56でデータDLをラッチ回路7でラ
ッチする。判定信号VEをディスエーブルにし、選択回
路6、およびMOSトランジスタ12はメモリセル3に
対して電圧出力を終了し、判定動作41は完了する(ス
テップ57)。
ブルにして判定動作41を開始するが、この判定信号V
Eも装置外部より制御される。この判定信号VEがイネ
ーブルになったのを受けて、選択回路6はステップ52
で書き込み判定基準電圧VVをワード線WLに出力す
る。メモリセル3のコントロールゲートには書き込み判
定基準電圧VV、ソースにはソース電圧供給回路11よ
り接地レベルの電圧を与えて、次にステップ53でメモ
リセル3のドレイン−ソース間の電流をビット線BLを
介して電流−電圧変換回路9に読み込む。フローティン
グゲートの電位が書き込み判定基準電圧より高ければ、
ドレイン−ソース間に電流は流れないが、低ければ電流
が流れる。次にステップ54で電流−電圧変換回路9
で、読み込んだ電流の値に応じた電圧を発生する。電流
−電圧変換回路9から出力される電圧を、A/Dコンバ
ータ8に入力してステップ55でデータDLに変換す
る。次にステップ56でデータDLをラッチ回路7でラ
ッチする。判定信号VEをディスエーブルにし、選択回
路6、およびMOSトランジスタ12はメモリセル3に
対して電圧出力を終了し、判定動作41は完了する(ス
テップ57)。
【0031】オペレータ、もしくはROMライターは、
判定回路2より出力されたデータDLを読み出して、メ
モリセル3のしきい値が書き込み判定基準電圧VVまで
書き込まれたか判断を行う(ステップ58)。メモリセ
ル3のしきい値が書き込み判定基準電圧VVに到達して
いない場合は、再びステップ44からステップ58まで
繰り返が、ステップ46においては、一回目の書き込み
動作では最も低い書き込み電圧WV5を選択したが、二
回目以降はデータDLにより、徐々に高い書き込み電圧
WV4〜WV1を順次選択していく。なお本実施形態で
は、書き込み電圧を5つに分割した場合を説明したが、
分割数に制限はない。
判定回路2より出力されたデータDLを読み出して、メ
モリセル3のしきい値が書き込み判定基準電圧VVまで
書き込まれたか判断を行う(ステップ58)。メモリセ
ル3のしきい値が書き込み判定基準電圧VVに到達して
いない場合は、再びステップ44からステップ58まで
繰り返が、ステップ46においては、一回目の書き込み
動作では最も低い書き込み電圧WV5を選択したが、二
回目以降はデータDLにより、徐々に高い書き込み電圧
WV4〜WV1を順次選択していく。なお本実施形態で
は、書き込み電圧を5つに分割した場合を説明したが、
分割数に制限はない。
【0032】図5は本発明の第2の実施形態を示す回路
のブロック図である。本実施形態は、第1の実施形態に
加えて書き込み電圧の生成に可変抵抗回路を用い、また
データ変換に容量素子を用いている。コントロールゲー
ト電圧供給回路1の抵抗回路5は、昇圧電圧VPHを降
圧して書き込み判定基準電圧VVを生成する抵抗回路5
と、また判定回路2から出力されるデータDLを入力
し、抵抗値を可変させて書き込み電圧WVを生成する可
変抵抗回路25とからなり、判定回路2は、判定信号V
Eがイネーブルの期間は、メモリセル3のドレイン端子
−ソース端子間の電流を、容量素子30に充電する第1
のスイッチ回路29と、書き込み信号WEがイネーブル
の期間は、電源電圧VDDをビット線BLを介してメモ
リセル3のドレイン端子に出力するトランジスタスイッ
チ回路12と、容量素子の電圧値をデータとして可変抵
抗回路25に出力する第2のスイッチ回路31と、読み
出し信号READがイネーブルの期間は、メモリセル3
のドレイン−ソース端子間の電流をビット線BLを介し
て読み込んで、リードデータを出力するセンスアンプ回
路10と、メモリセル3のソース電圧を供給するソース
電圧供給回路11から構成される。
のブロック図である。本実施形態は、第1の実施形態に
加えて書き込み電圧の生成に可変抵抗回路を用い、また
データ変換に容量素子を用いている。コントロールゲー
ト電圧供給回路1の抵抗回路5は、昇圧電圧VPHを降
圧して書き込み判定基準電圧VVを生成する抵抗回路5
と、また判定回路2から出力されるデータDLを入力
し、抵抗値を可変させて書き込み電圧WVを生成する可
変抵抗回路25とからなり、判定回路2は、判定信号V
Eがイネーブルの期間は、メモリセル3のドレイン端子
−ソース端子間の電流を、容量素子30に充電する第1
のスイッチ回路29と、書き込み信号WEがイネーブル
の期間は、電源電圧VDDをビット線BLを介してメモ
リセル3のドレイン端子に出力するトランジスタスイッ
チ回路12と、容量素子の電圧値をデータとして可変抵
抗回路25に出力する第2のスイッチ回路31と、読み
出し信号READがイネーブルの期間は、メモリセル3
のドレイン−ソース端子間の電流をビット線BLを介し
て読み込んで、リードデータを出力するセンスアンプ回
路10と、メモリセル3のソース電圧を供給するソース
電圧供給回路11から構成される。
【0033】高電圧VPPは装置外部より昇圧回路4に
供給される。読み出し信号READは装置外部よりトラ
ンジスタスイッチ回路28、センスアンプ10に供給さ
れる。書き込み信号WEは装置外部より選択回路6、ト
ランジスタスイッチ回路12、トランジスタスイッチ回
路26に供給され、判定信号VEは装置外部よりトラン
ジスタスイッチ回路27、スイッチ回路31に供給され
る。データDLは判定回路2で生成され可変抵抗回路2
5並びに装置外部に出力される。リセット信号RSTは
装置外部より供給されて容量素子に供給される。メモリ
セル3のゲート端子はワード線WLを介してトランジス
タスイッチ回路26、27、28と接続され、メモリセ
ル3のドレイン端子はビット線BLを介して、センスア
ンプ10、スイッチ回路31、トランジスタスイッチ回
路12と接続している。電源電圧VDDは装置外部より
トランジスタスイッチ回路12、28に供給される。ソ
ース電圧供給回路11より所定電圧をメモリセル3内の
ソース端子に供給する。
供給される。読み出し信号READは装置外部よりトラ
ンジスタスイッチ回路28、センスアンプ10に供給さ
れる。書き込み信号WEは装置外部より選択回路6、ト
ランジスタスイッチ回路12、トランジスタスイッチ回
路26に供給され、判定信号VEは装置外部よりトラン
ジスタスイッチ回路27、スイッチ回路31に供給され
る。データDLは判定回路2で生成され可変抵抗回路2
5並びに装置外部に出力される。リセット信号RSTは
装置外部より供給されて容量素子に供給される。メモリ
セル3のゲート端子はワード線WLを介してトランジス
タスイッチ回路26、27、28と接続され、メモリセ
ル3のドレイン端子はビット線BLを介して、センスア
ンプ10、スイッチ回路31、トランジスタスイッチ回
路12と接続している。電源電圧VDDは装置外部より
トランジスタスイッチ回路12、28に供給される。ソ
ース電圧供給回路11より所定電圧をメモリセル3内の
ソース端子に供給する。
【0034】昇圧回路4で生成された昇圧電圧VPHは
抵抗回路5と可変抵抗回路25に供給され、可変抵抗回
路25で生成された書き込み電圧WVはトランジスタス
イッチ回路26供給され、抵抗回路5で生成された書き
込み判定基準電圧VVはトランジスタスイッチ回路27
に供給される。センスアンプ10はリードデータRea
dDATAを装置外部に出力する。メモリセル3のドレ
イン−ソース間の電流をビット線BLとスイッチ回路3
1を介して容量素子30を充電する。
抵抗回路5と可変抵抗回路25に供給され、可変抵抗回
路25で生成された書き込み電圧WVはトランジスタス
イッチ回路26供給され、抵抗回路5で生成された書き
込み判定基準電圧VVはトランジスタスイッチ回路27
に供給される。センスアンプ10はリードデータRea
dDATAを装置外部に出力する。メモリセル3のドレ
イン−ソース間の電流をビット線BLとスイッチ回路3
1を介して容量素子30を充電する。
【0035】図6は図5の回路の動作を示すフロー図で
ある。まず装置外部よりプログラミングモードを開始す
る。プログラミングモード開始を受けて、ステップ43
で判定信号VEをディスエーブルにしこの判定信号VE
は装置外部より制御される。次にステップ42でリセッ
ト信号RSTが装置外部より入力され、判定回路2内の
容量素子30の充電を行い、データDLの初期化を行
う。次にステップ44で書き込み信号WEをイネーブル
にして書き込み動作40を開始する。この書き込み信号
WEは装置外部より制御される。次に前述したステップ
42で設定したデータDLをステップ45で可変抵抗回
路25に読み込む。ステップ45で読み込んだデータD
Lをもとに可変抵抗回路25の抵抗値を変え、昇圧電圧
VPHを変圧してステップ60で書き込み電圧WVを生
成する。なお、この時点ではデータDLが初期値である
ので、もっとも低い書き込み電圧になるように設定す
る。ステップ60で生成された書き込み電圧WVは、ス
テップ47でワード線WLを介してメモリセル3のコン
トロールゲートに出力される。次にステップ48でメモ
リセル3のコントロールゲートには書き込み電圧WV、
ソースにはソース電圧供給回路11より接地レベルの電
圧、ドレインには電源電圧VDDが印加され、書き込み
が実行される。書き込みの実行時間は、メモリセル3内
において、ホットキャリアが発生してフローティングゲ
ートに蓄積するのに必要最低限の時間を設定する。この
時間は、10〜100μsが最も適当である。
ある。まず装置外部よりプログラミングモードを開始す
る。プログラミングモード開始を受けて、ステップ43
で判定信号VEをディスエーブルにしこの判定信号VE
は装置外部より制御される。次にステップ42でリセッ
ト信号RSTが装置外部より入力され、判定回路2内の
容量素子30の充電を行い、データDLの初期化を行
う。次にステップ44で書き込み信号WEをイネーブル
にして書き込み動作40を開始する。この書き込み信号
WEは装置外部より制御される。次に前述したステップ
42で設定したデータDLをステップ45で可変抵抗回
路25に読み込む。ステップ45で読み込んだデータD
Lをもとに可変抵抗回路25の抵抗値を変え、昇圧電圧
VPHを変圧してステップ60で書き込み電圧WVを生
成する。なお、この時点ではデータDLが初期値である
ので、もっとも低い書き込み電圧になるように設定す
る。ステップ60で生成された書き込み電圧WVは、ス
テップ47でワード線WLを介してメモリセル3のコン
トロールゲートに出力される。次にステップ48でメモ
リセル3のコントロールゲートには書き込み電圧WV、
ソースにはソース電圧供給回路11より接地レベルの電
圧、ドレインには電源電圧VDDが印加され、書き込み
が実行される。書き込みの実行時間は、メモリセル3内
において、ホットキャリアが発生してフローティングゲ
ートに蓄積するのに必要最低限の時間を設定する。この
時間は、10〜100μsが最も適当である。
【0036】ステップ48で設定した一定の書き込み時
間が経過した後、ステップ49で書き込み信号WEをデ
ィスエーブルにする。書き込み信号WEがディスエーブ
ルになったのを受けて、MOSトランジスタ12、およ
び26はメモリセル3に対して電圧出力を終了し、書き
込み動作40は完了する(ステップ50)。次にステッ
プ51で判定信号VEをイネーブルにして判定動作41
を開始し、容量素子30の放電を行う。この判定信号V
Eは装置外部より制御される。判定信号VEがイネーブ
ルになったのを受けて、ステップ52でMOSトランジ
スタ27は書き込み判定基準電圧VVをワード線WLに
出力する。メモリセル3のコントロールゲートには書き
込み判定基準電圧VV、ソースにはソース電圧供給回路
11より接地レベルの電圧を与え、スイッチ回路31を
開放して、ステップ70でメモリセル3のドレイン−ソ
ース間の電流をビット線BLを介して容量素子30を充
電する。判定信号VEをディスエーブルにし、MOSト
ランジスタ12、および27はメモリセル3に対して電
圧出力を終了し、判定動作41は完了する(ステップ5
7)。
間が経過した後、ステップ49で書き込み信号WEをデ
ィスエーブルにする。書き込み信号WEがディスエーブ
ルになったのを受けて、MOSトランジスタ12、およ
び26はメモリセル3に対して電圧出力を終了し、書き
込み動作40は完了する(ステップ50)。次にステッ
プ51で判定信号VEをイネーブルにして判定動作41
を開始し、容量素子30の放電を行う。この判定信号V
Eは装置外部より制御される。判定信号VEがイネーブ
ルになったのを受けて、ステップ52でMOSトランジ
スタ27は書き込み判定基準電圧VVをワード線WLに
出力する。メモリセル3のコントロールゲートには書き
込み判定基準電圧VV、ソースにはソース電圧供給回路
11より接地レベルの電圧を与え、スイッチ回路31を
開放して、ステップ70でメモリセル3のドレイン−ソ
ース間の電流をビット線BLを介して容量素子30を充
電する。判定信号VEをディスエーブルにし、MOSト
ランジスタ12、および27はメモリセル3に対して電
圧出力を終了し、判定動作41は完了する(ステップ5
7)。
【0037】判定回路2より出力されたデータDLを読
み出して、メモリセル3のしきい値が書き込み判定基準
電圧VVまで書き込まれたか判断を行う(ステップ5
8)。メモリセル3のしきい値が書き込み判定基準電圧
VVに到達していない場合は、書き込み動作40、およ
び判定動作41を繰り返すが、ステップ46の書き込み
電圧の選択の動作において、ステップ60でのデータD
Lの電圧値をもとに、可変抵抗回路25の抵抗値を変え
て書き込み電圧WVを出力するが、データDLの電圧値
により可変抵抗回路25の抵抗値を変動させ、徐々に高
い書き込み電圧を出力する。
み出して、メモリセル3のしきい値が書き込み判定基準
電圧VVまで書き込まれたか判断を行う(ステップ5
8)。メモリセル3のしきい値が書き込み判定基準電圧
VVに到達していない場合は、書き込み動作40、およ
び判定動作41を繰り返すが、ステップ46の書き込み
電圧の選択の動作において、ステップ60でのデータD
Lの電圧値をもとに、可変抵抗回路25の抵抗値を変え
て書き込み電圧WVを出力するが、データDLの電圧値
により可変抵抗回路25の抵抗値を変動させ、徐々に高
い書き込み電圧を出力する。
【0038】本発明の第2の実施形態は、第1の実施形
態の効果に加えて書き込み電圧の生成に可変抵抗回路を
用い、またデータ変換に容量素子を用いているため、そ
れぞれリニアリティの確保された書き込み電圧、変換デ
ータを得ることができる。
態の効果に加えて書き込み電圧の生成に可変抵抗回路を
用い、またデータ変換に容量素子を用いているため、そ
れぞれリニアリティの確保された書き込み電圧、変換デ
ータを得ることができる。
【0039】図7は本発明の第3の実施形態を示すブロ
ック図である。本形態は、第1、2の実施形態の効果に
加えて,書き込み判定基準電圧を徐々に低い書き込み判
定基準電圧を選択する事ができる。コントロールゲート
電圧供給回路1は、装置外部より供給される高電圧VP
Pを昇圧して昇圧電圧VPHを発生させる昇圧回路4
と、昇圧電圧VPHを抵抗分割して複数の書き込み電圧
WV、および複数の書き込み判定基準電圧VVを生成す
る抵抗回路5と、判定回路2から出力されるデータDL
を入力して複数の書き込み電圧WVの中から選択する第
1のスイッチング回路32と、カウンタ回路34から出
力される所定のカウント値を入力して複数の書き込み判
定基準電圧VVの中から選択する第2のスイッチング回
路33と、書き込み電圧WV、および書き込み判定基準
電圧VVを切り替えて、ワード線WLを介してメモリセ
ル3のコントロールゲートに出力する第3のスイッチン
グ回路35とから成り、判定回路2は、装置外部より入
力されるベリファイデータVerifyDATAとセン
スアンプから入力されるリードデータの照合を行い、判
定結果をラッチ回路37、カウンタ回路34、および装
置外部に出力する比較回路36と、カウンタ回路34よ
りカウント値を読み込み、また比較回路36より判定結
果を読み込んで、リードデータとベリファイデータが一
致した場合はその時点のカウント値をラッチするラッチ
回路37と、メモリリード時には電源電圧を、書き込み
判定時には接地レベルより僅かに高い電圧をセンスアン
プ38に与え、書き込み時には電源電圧をビット線を介
してメモリセル3のドレイン端子に与えるドレイン電圧
供給回路39と、メモリリード時、および書き込み判定
時にはメモリセル3のドレイン−ソース間電流を読み込
み、リードデータを出力するセンスアンプ38と、メモ
リセル3のソース電圧を供給するソース電圧供給回路1
1から構成される。
ック図である。本形態は、第1、2の実施形態の効果に
加えて,書き込み判定基準電圧を徐々に低い書き込み判
定基準電圧を選択する事ができる。コントロールゲート
電圧供給回路1は、装置外部より供給される高電圧VP
Pを昇圧して昇圧電圧VPHを発生させる昇圧回路4
と、昇圧電圧VPHを抵抗分割して複数の書き込み電圧
WV、および複数の書き込み判定基準電圧VVを生成す
る抵抗回路5と、判定回路2から出力されるデータDL
を入力して複数の書き込み電圧WVの中から選択する第
1のスイッチング回路32と、カウンタ回路34から出
力される所定のカウント値を入力して複数の書き込み判
定基準電圧VVの中から選択する第2のスイッチング回
路33と、書き込み電圧WV、および書き込み判定基準
電圧VVを切り替えて、ワード線WLを介してメモリセ
ル3のコントロールゲートに出力する第3のスイッチン
グ回路35とから成り、判定回路2は、装置外部より入
力されるベリファイデータVerifyDATAとセン
スアンプから入力されるリードデータの照合を行い、判
定結果をラッチ回路37、カウンタ回路34、および装
置外部に出力する比較回路36と、カウンタ回路34よ
りカウント値を読み込み、また比較回路36より判定結
果を読み込んで、リードデータとベリファイデータが一
致した場合はその時点のカウント値をラッチするラッチ
回路37と、メモリリード時には電源電圧を、書き込み
判定時には接地レベルより僅かに高い電圧をセンスアン
プ38に与え、書き込み時には電源電圧をビット線を介
してメモリセル3のドレイン端子に与えるドレイン電圧
供給回路39と、メモリリード時、および書き込み判定
時にはメモリセル3のドレイン−ソース間電流を読み込
み、リードデータを出力するセンスアンプ38と、メモ
リセル3のソース電圧を供給するソース電圧供給回路1
1から構成される。
【0040】高電圧VPPは装置外部より昇圧回路4に
供給される。読み出し信号READは装置外部よりスイ
ッチング回路35、センスアンプ38、ドレイン電圧供
給回路39に供給され、書き込み信号WEは装置外部よ
りスイッチング回路35、ドレイン電圧供給回路39に
供給される。判定信号VEは装置外部よりドレイン電圧
供給回路39、比較回路36、カウンタ回路34、スイ
ッチング回路35、センスアンプ38に供給される。リ
セット信号RSTは装置外部よりてラッチ回路37に供
給され、データDLはラッチ回路37で生成されスイッ
チング回路32並びに装置外部に出力される。ベリファ
イデータVerifyDATAは装置外部より比較回路
36に供給される。
供給される。読み出し信号READは装置外部よりスイ
ッチング回路35、センスアンプ38、ドレイン電圧供
給回路39に供給され、書き込み信号WEは装置外部よ
りスイッチング回路35、ドレイン電圧供給回路39に
供給される。判定信号VEは装置外部よりドレイン電圧
供給回路39、比較回路36、カウンタ回路34、スイ
ッチング回路35、センスアンプ38に供給される。リ
セット信号RSTは装置外部よりてラッチ回路37に供
給され、データDLはラッチ回路37で生成されスイッ
チング回路32並びに装置外部に出力される。ベリファ
イデータVerifyDATAは装置外部より比較回路
36に供給される。
【0041】メモリセル3のゲート端子はワード線WL
を介してスイッチング回路35と接続され、メモリセル
3のドレイン端子はビット線BLを介してドレイン電圧
供給回路39、センスアンプ38に接続している。ソー
ス電圧供給回路11より所定電圧をメモリセル3内のソ
ース端子に供給する。スイッチング回路32の出力書き
込み電圧WVとスイッチング回路33の出力書き込み判
定基準電圧VVはスイッチング回路35に供給される。
を介してスイッチング回路35と接続され、メモリセル
3のドレイン端子はビット線BLを介してドレイン電圧
供給回路39、センスアンプ38に接続している。ソー
ス電圧供給回路11より所定電圧をメモリセル3内のソ
ース端子に供給する。スイッチング回路32の出力書き
込み電圧WVとスイッチング回路33の出力書き込み判
定基準電圧VVはスイッチング回路35に供給される。
【0042】昇圧回路4で生成された昇圧電圧VPHは
抵抗回路5に供給され、抵抗回路5で生成された書き込
み電圧WV1〜WV4と書き込み判定基準電圧VV1〜
VV4は夫々スイッチング回路32とスイッチング回路
33に供給される。
抵抗回路5に供給され、抵抗回路5で生成された書き込
み電圧WV1〜WV4と書き込み判定基準電圧VV1〜
VV4は夫々スイッチング回路32とスイッチング回路
33に供給される。
【0043】比較回路36の出力はカウンタ回路34、
ラッチ回路37に供給され、また判定結果CMPとして
装置外部に出力される。ラッチ回路37の出力はスイッ
チング回路32に供給される。センスアンプ38はリー
ドデータReadDATAを比較回路36並びに装置外
部に出力する。ドレイン電圧供給回路39はメモリセル
3に対して電圧出力する。
ラッチ回路37に供給され、また判定結果CMPとして
装置外部に出力される。ラッチ回路37の出力はスイッ
チング回路32に供給される。センスアンプ38はリー
ドデータReadDATAを比較回路36並びに装置外
部に出力する。ドレイン電圧供給回路39はメモリセル
3に対して電圧出力する。
【0044】図8は図7の回路の動作をに示すフロー図
である。まず装置外部より、プログラミングモードを開
始する。一般的にはモードレジスタ設定後、高電圧VP
Pをあるタイミングで入力することにより、プログラミ
ングモードに移行する。プログラミングモード開始を受
けて、リセット信号RSTが装置外部より入力され、判
定回路2内のラッチ回路37において、データDLの初
期化を行う(ステップ42)。このデータDLは、後述
するステップ46における書き込み電圧の選択におい
て、初めて書き込みを行うことをコントロールゲート電
圧供給回路1内のスイッチング回路32に示すためであ
る。ステップ43で判定信号VEをディスエーブルにす
るが、この判定信号VEは装置外部より制御される。ス
テップ44で書き込み信号WEをイネーブルにして書き
込み動作40を開始する、この書き込み信号WEも装置
外部より制御される。ステップ42で設定したデータD
Lをステップ45でスイッチング回路32に読み込む。
ステップ45で読み込んだデータDLをもとに、ステッ
プ46でスイッチング回路32内で書き込み電圧WVを
選択する。この書き込み電圧WVは、抵抗回路5で電圧
VPHを抵抗分割して生成された電圧WV1〜WV4の
うちから選択する。なお、この時点ではデータDLが初
期値であるので、もっとも低い電圧WV4が選択され
る。
である。まず装置外部より、プログラミングモードを開
始する。一般的にはモードレジスタ設定後、高電圧VP
Pをあるタイミングで入力することにより、プログラミ
ングモードに移行する。プログラミングモード開始を受
けて、リセット信号RSTが装置外部より入力され、判
定回路2内のラッチ回路37において、データDLの初
期化を行う(ステップ42)。このデータDLは、後述
するステップ46における書き込み電圧の選択におい
て、初めて書き込みを行うことをコントロールゲート電
圧供給回路1内のスイッチング回路32に示すためであ
る。ステップ43で判定信号VEをディスエーブルにす
るが、この判定信号VEは装置外部より制御される。ス
テップ44で書き込み信号WEをイネーブルにして書き
込み動作40を開始する、この書き込み信号WEも装置
外部より制御される。ステップ42で設定したデータD
Lをステップ45でスイッチング回路32に読み込む。
ステップ45で読み込んだデータDLをもとに、ステッ
プ46でスイッチング回路32内で書き込み電圧WVを
選択する。この書き込み電圧WVは、抵抗回路5で電圧
VPHを抵抗分割して生成された電圧WV1〜WV4の
うちから選択する。なお、この時点ではデータDLが初
期値であるので、もっとも低い電圧WV4が選択され
る。
【0045】書き込み信号WEがイネーブルの期間はス
イッチング回路35において、書き込み電圧WVがワー
ド線WLを介してメモリセル3のコントロールゲートに
出力される(ステップ47)。メモリセル3のコントロ
ールゲートには書き込み電圧WV、ソースにはソース電
圧供給回路11より接地レベルの電圧、ドレインにはド
レイン電圧供給回路39より電源電圧VDDが印加さ
れ、書き込みが実行される(ステップ48)。書き込み
の実行時間は、メモリセル3内において、ホットキャリ
アが発生してフローティングゲートに蓄積するのに必要
最低限の時間を設定する。この時間は、10〜100μ
sが最も適当である。ステップ48で設定した一定の書
き込み時間が経過した後、書き込み信号WEをステップ
49でディスエーブルにする。書き込み信号WEがディ
スエーブルになったのを受けて、スイッチング回路3
5、およびドレイン電圧供給回路39はメモリセル3に
対して電圧出力を終了し、書き込み動作40は完了する
(ステップ50)。判定信号VEをイネーブルにしてス
テップ51でカウンタ回路34のカウント値をリセット
する。この判定信号VEは装置外部より制御される。判
定信号VEがイネーブルになったのを受けて、カウンタ
回路34は1回カウントを行い、ステップ81でカウン
ト値をスイッチング回路33に出力する。カウンタ回路
34よりカウント値を読み込んで、抵抗回路5より抵抗
分割された電圧VV1〜VV4の中から書き込み判定基
準電圧VVをステップ82で選択する。なお、この時点
においてはカウント値が1回目であるので、もっとも高
い書き込み判定基準電圧VV1を選択する。スイッチン
グ回路35において、書き込み判定基準電圧VVをワー
ド線WLに出力する(ステップ83)。
イッチング回路35において、書き込み電圧WVがワー
ド線WLを介してメモリセル3のコントロールゲートに
出力される(ステップ47)。メモリセル3のコントロ
ールゲートには書き込み電圧WV、ソースにはソース電
圧供給回路11より接地レベルの電圧、ドレインにはド
レイン電圧供給回路39より電源電圧VDDが印加さ
れ、書き込みが実行される(ステップ48)。書き込み
の実行時間は、メモリセル3内において、ホットキャリ
アが発生してフローティングゲートに蓄積するのに必要
最低限の時間を設定する。この時間は、10〜100μ
sが最も適当である。ステップ48で設定した一定の書
き込み時間が経過した後、書き込み信号WEをステップ
49でディスエーブルにする。書き込み信号WEがディ
スエーブルになったのを受けて、スイッチング回路3
5、およびドレイン電圧供給回路39はメモリセル3に
対して電圧出力を終了し、書き込み動作40は完了する
(ステップ50)。判定信号VEをイネーブルにしてス
テップ51でカウンタ回路34のカウント値をリセット
する。この判定信号VEは装置外部より制御される。判
定信号VEがイネーブルになったのを受けて、カウンタ
回路34は1回カウントを行い、ステップ81でカウン
ト値をスイッチング回路33に出力する。カウンタ回路
34よりカウント値を読み込んで、抵抗回路5より抵抗
分割された電圧VV1〜VV4の中から書き込み判定基
準電圧VVをステップ82で選択する。なお、この時点
においてはカウント値が1回目であるので、もっとも高
い書き込み判定基準電圧VV1を選択する。スイッチン
グ回路35において、書き込み判定基準電圧VVをワー
ド線WLに出力する(ステップ83)。
【0046】次にステップ84でメモリセル3のコント
ロールゲートには書き込み判定基準電圧VV、ソースに
はソース電圧供給回路11より接地レベルの電圧を与え
て、メモリセル3のドレイン−ソース間の電流をビット
線BLを介してセンスアンプ38に読み込み、リードデ
ータReadDATAを出力する。比較回路36で、装
置外部より入力されるベリファイデータVerifyD
ATAとセンスアンプ38より入力されるリードデータ
ReadDATAとを照合して一致しているか判定を行
い、ステップ85で判定結果CMPをラッチ回路37、
カウンタ回路34、および装置外部に出力するステップ
85で、ベリファイデータVerifyDATAとリー
ドデータReadDATAが一致しなければ、ステップ
81からステップ86を繰り返す(ステップ86)。但
しステップ81が実行される毎にカウンタ回路34は1
回づつカウントを行い、ステップ82においては、カウ
ント値により書き込み判定基準電圧はVV1〜VV4ま
で徐々に低い書き込み判定基準電圧を順次選択する。
ロールゲートには書き込み判定基準電圧VV、ソースに
はソース電圧供給回路11より接地レベルの電圧を与え
て、メモリセル3のドレイン−ソース間の電流をビット
線BLを介してセンスアンプ38に読み込み、リードデ
ータReadDATAを出力する。比較回路36で、装
置外部より入力されるベリファイデータVerifyD
ATAとセンスアンプ38より入力されるリードデータ
ReadDATAとを照合して一致しているか判定を行
い、ステップ85で判定結果CMPをラッチ回路37、
カウンタ回路34、および装置外部に出力するステップ
85で、ベリファイデータVerifyDATAとリー
ドデータReadDATAが一致しなければ、ステップ
81からステップ86を繰り返す(ステップ86)。但
しステップ81が実行される毎にカウンタ回路34は1
回づつカウントを行い、ステップ82においては、カウ
ント値により書き込み判定基準電圧はVV1〜VV4ま
で徐々に低い書き込み判定基準電圧を順次選択する。
【0047】ベリファイデータVerifyDATAと
リードデータReadDATAが一致していれば、カウ
ンタ値をラッチ回路37でラッチする(ステップ5
6)。判定信号VEをディスエーブルにし、スイッチン
グ回路35、およびドレイン電圧供給回路39はメモリ
セル3に対して電圧出力を終了し、判定動作41は完了
する(ステップ57)。判定回路2より出力されたデー
タDLを読み出して、メモリセル3のしきい値が書き込
み判定基準電圧VVまで書き込まれたか判断を行う(ス
テップ58)。メモリセル3のしきい値が書き込み判定
基準電圧VVに到達していない場合は、書き込み動作4
0、および判定動作41を繰り返すが、ステップ46の
書き込み電圧の選択の動作において、一回目の書き込み
動作では最も低い書き込み電圧WV4を選択したが、二
回目以降はデータDLにより、徐々に高い書き込み電圧
WV3〜WV1を順次選択していく。なお本実施形態で
は、書き込み電圧、および書き込み判定基準電圧を4つ
に分割した場合を説明したが、分割数に制限はない。
リードデータReadDATAが一致していれば、カウ
ンタ値をラッチ回路37でラッチする(ステップ5
6)。判定信号VEをディスエーブルにし、スイッチン
グ回路35、およびドレイン電圧供給回路39はメモリ
セル3に対して電圧出力を終了し、判定動作41は完了
する(ステップ57)。判定回路2より出力されたデー
タDLを読み出して、メモリセル3のしきい値が書き込
み判定基準電圧VVまで書き込まれたか判断を行う(ス
テップ58)。メモリセル3のしきい値が書き込み判定
基準電圧VVに到達していない場合は、書き込み動作4
0、および判定動作41を繰り返すが、ステップ46の
書き込み電圧の選択の動作において、一回目の書き込み
動作では最も低い書き込み電圧WV4を選択したが、二
回目以降はデータDLにより、徐々に高い書き込み電圧
WV3〜WV1を順次選択していく。なお本実施形態で
は、書き込み電圧、および書き込み判定基準電圧を4つ
に分割した場合を説明したが、分割数に制限はない。
【0048】本発明の第3の実施の形態は、第1、2の
実施形態の効果に加えて,書き込み判定基準電圧はVV
1〜VV4まで、徐々に低い書き込み判定基準電圧を順
次選択する事ができ、細かい書き込み判定が可能であ
る。
実施形態の効果に加えて,書き込み判定基準電圧はVV
1〜VV4まで、徐々に低い書き込み判定基準電圧を順
次選択する事ができ、細かい書き込み判定が可能であ
る。
【0049】なお、以上の実施形態において、ソース電
圧供給回路11は、書き込み、判定、及び読み出し動作
のみを行っているので、接地レベルの電圧を出力する定
電圧電源で実現できるが、例えばメモリセル3がフラッ
シュROMなど電気的に消去可能な記憶素子の場合にお
いては、書き込み、判定、および読み出し動作時は接地
レベルの電圧を、消去動作時は高電圧VPPをメモリセ
ル3のソース端子に出力する回路である。
圧供給回路11は、書き込み、判定、及び読み出し動作
のみを行っているので、接地レベルの電圧を出力する定
電圧電源で実現できるが、例えばメモリセル3がフラッ
シュROMなど電気的に消去可能な記憶素子の場合にお
いては、書き込み、判定、および読み出し動作時は接地
レベルの電圧を、消去動作時は高電圧VPPをメモリセ
ル3のソース端子に出力する回路である。
【0050】また、抵抗回路はポリサイド抵抗のような
拡散層より絶縁された構造をとる事が望ましい。
拡散層より絶縁された構造をとる事が望ましい。
【0051】更に、判定動作回数が増えることで、判定
に要する時間が余計にかかることが考えられるが、一回
の書き込み時間が10〜100μsに対し、一回の判定
に要する時間は、MOSトランジスタがONする時間、
およびセンスアンプの放電時間に必要な時間である10
0n〜1μsであり、判定時間は一回の書き込み時間に
比べてじゅうぶん小さいので問題にはならない。
に要する時間が余計にかかることが考えられるが、一回
の書き込み時間が10〜100μsに対し、一回の判定
に要する時間は、MOSトランジスタがONする時間、
およびセンスアンプの放電時間に必要な時間である10
0n〜1μsであり、判定時間は一回の書き込み時間に
比べてじゅうぶん小さいので問題にはならない。
【0052】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は次のよう
な効果が上げられる。第1点目は、生産性の低下を招く
ことなく、書き込みデータの信頼性が向上する。第2点
目は、製造歩留まりの低下を招くことなく、生産コスト
を削減できる。
な効果が上げられる。第1点目は、生産性の低下を招く
ことなく、書き込みデータの信頼性が向上する。第2点
目は、製造歩留まりの低下を招くことなく、生産コスト
を削減できる。
【0053】まず第1の効果として、生産性の低下を招
くことなく書き込みデータの信頼性向上が実現できる。
従来は、書き込み時において、非選択セルのバックゲー
トまで負電位が供給されてしまうため、すでに書き込ま
れているデータの保持抜けを招き、またこれを防ぐため
には、メモリセル毎のP基板の分割によるレイアウト面
積の増大で生産性の低下を招いていた。それに対し本発
明では、選択、非選択セルに関わらずメモリセル3のバ
ックゲートには同じ接地レベルの電位を供給すればよい
ので、メモリセル毎のP基板分割をすることなく、非選
択メモリセルの書き込みデータの保持抜けを防ぐことが
でき、高い信頼性を実現できるという効果がある。
くことなく書き込みデータの信頼性向上が実現できる。
従来は、書き込み時において、非選択セルのバックゲー
トまで負電位が供給されてしまうため、すでに書き込ま
れているデータの保持抜けを招き、またこれを防ぐため
には、メモリセル毎のP基板の分割によるレイアウト面
積の増大で生産性の低下を招いていた。それに対し本発
明では、選択、非選択セルに関わらずメモリセル3のバ
ックゲートには同じ接地レベルの電位を供給すればよい
ので、メモリセル毎のP基板分割をすることなく、非選
択メモリセルの書き込みデータの保持抜けを防ぐことが
でき、高い信頼性を実現できるという効果がある。
【0054】つぎに第2の効果として、製造歩留まりの
低下を招くことなく生産コストを削減できる。従来の回
路では、メモリセルのしきい値が書き込み判定基準電圧
に到達しているかを判定して判定結果を出力する機能、
少なくとも頻繁に判定する機能を有しておらず、また判
定結果をもとに書き込み電圧を制御する機能を有してい
ないため、書き込み時間を本来必要な時間に対し余分に
とる必要があり、製造コストの増大を招いていた。もし
くは生産コストを削減するため書き込み時間を一定に制
限すると、個々のメモリセル、製造ロット、および製造
プロセスにおいて、製造歩留の低下を招いていた。これ
に対し本発明による回路では、一回あたりの書き込み時
間を短くし、判定動作を頻繁に行うことで必要最低限の
書き込み時間で済み、書き込み動作の初期では書き込み
電圧を低くできるので、速やかに書き込みが始り、かつ
書き込み動作の後半では書き込み電圧を高くできるの
で、より少ない書き込み時間で高い書き込みレベルを実
現できるため、個々のメモリセル、製造ロットおよび製
造プロセスによって書き込み特性が変動しても、最も効
率的な書き込みを図れるという効果がある。
低下を招くことなく生産コストを削減できる。従来の回
路では、メモリセルのしきい値が書き込み判定基準電圧
に到達しているかを判定して判定結果を出力する機能、
少なくとも頻繁に判定する機能を有しておらず、また判
定結果をもとに書き込み電圧を制御する機能を有してい
ないため、書き込み時間を本来必要な時間に対し余分に
とる必要があり、製造コストの増大を招いていた。もし
くは生産コストを削減するため書き込み時間を一定に制
限すると、個々のメモリセル、製造ロット、および製造
プロセスにおいて、製造歩留の低下を招いていた。これ
に対し本発明による回路では、一回あたりの書き込み時
間を短くし、判定動作を頻繁に行うことで必要最低限の
書き込み時間で済み、書き込み動作の初期では書き込み
電圧を低くできるので、速やかに書き込みが始り、かつ
書き込み動作の後半では書き込み電圧を高くできるの
で、より少ない書き込み時間で高い書き込みレベルを実
現できるため、個々のメモリセル、製造ロットおよび製
造プロセスによって書き込み特性が変動しても、最も効
率的な書き込みを図れるという効果がある。
【図1】本発明の第1の実施形態を示すブロック図であ
る。
る。
【図2】第1の実施形態を示すブロック図である。
【図3】第1の実施形態におけるスイッチング回路を示
す回路図である。
す回路図である。
【図4】第1の実施形態におけるフローチャート図であ
る。
る。
【図5】第2の実施形態を示すブロック図である。
【図6】第2の実施形態におけるフローチャート図であ
る。
る。
【図7】第3の実施形態を示すブロック図である。
【図8】第3の実施形態におけるフローチャート図であ
る。
る。
【図9】ROMの書き込み特性グラフである。
【図10】従来の1実施形態における断面図である。
【図11】従来の1実施形態における回路図である。
1 コントロールゲート電圧供給回路 2 判定回路 3 メモリセル 4 昇圧回路 5 抵抗回路 6 選択回路 7 ラッチ回路 8 A/Dコンバータ 9 電流−電圧変換回路 10 センスアンプ 11 ソース電圧供給回路 12 トランジスタスイッチ回路 13〜24 MOSトランジスタ 26〜28 トランジスタスイッチ回路 25 可変抵抗回路 29,31 スイッチ回路 30 容量素子 32,33,35 スイッチング回路 34 カウンタ回路 36 比較回路 37 ラッチ回路 38 センスアンプ 39 ドレイン電圧供給回路 100 基板 101 フィールド酸化膜 102 ソース領域 103 ドレイン領域 104 メモリセル 105 バックゲート層 106 バックゲート電圧供給回路 110 ゲート酸化膜 111 フローティングゲート 112 コントロールゲート BL ビット線 BL1〜BLn ビット線 CMP 判定結果 DL データ M11〜Mnn メモリセル READ 読み出し信号 ReadDATA リードデータ RST リセット信号 SA セルアレイ VBG バックゲート電圧 VDD 電源電圧 VE 判定信号 VerifyDATA ベリファイデータ VPH 昇圧電圧 VPP 高電圧 VV 書き込み判定基準電圧 VV1〜VV4 書き込み判定基準電圧 WE 書き込み信号 WL ワード線 WL1〜WLn ワード線 WV1〜WV5 書き込み電圧
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G11C 16/00 - 16/34
Claims (5)
- 【請求項1】 記憶内容を電気的に書き換え可能な不揮
発性のメモリセルと、このメモリセルにデータを書き込
む手段およびそのデータを読み出す手段とを備えた半導
体不揮発性記憶装置において、“1”レベルのデータが
書き込まれたメモリセルのしきい値が基準電位であるか
を判定して判定結果を出力する判定回路と、前記判定結
果により前記メモリセルに対する書き込み電圧を書き込
みレベルが低い場合は、低い書き込み電圧が与えられ、
書き込みレベルが高い場合は高い書き込み電圧が与えら
れるように制御するコントロールゲート電圧供給回路と
を有する事を特徴とする半導体不揮発性記憶装置。 - 【請求項2】 前記コントロールゲート電圧供給回路
は、装置外部より供給される高電圧を昇圧して昇圧電圧
を発生させる昇圧回路と、前記昇圧電圧を抵抗分割して
複数の書き込み電圧、および書き込み判定基準電圧を生
成する抵抗回路と、前記判定回路から出力されるデータ
を読み込んで、書き込み信号がイネーブルの期間は、前
記複数の書き込み電圧のいずれかを、判定信号がイネー
ブルの期間では前記書き込み判定基準電圧を、読み出し
信号がイネーブルの期間では電源電圧を選択し、ワード
線を介してメモリセルのコントロールゲートに出力する
選択回路とから成り、 前記判定回路は、前記書き込み信号がイネーブルの期間
は、電源電圧をビット線を介して前記メモリセルのドレ
イン端子に出力するトランジスタスイッチ回路と、前記
判定信号がイネーブルの期間は、前記メモリセルのドレ
イン端子−ソース端子間の電流値をビット線を介して読
み込んでその電流値に応じた電圧を出力する電流−電圧
変換回路と、この電流−電圧変換回路の前記出力電圧を
デジタル変換し変換データを出力するA/Dコンバータ
と、前記変換データをラッチし、前記コントロールゲー
ト電圧供給回路および装置外部端子に出力するラッチ回
路と、前記読み出し信号がイネーブルの期間は、前記メ
モリセルのドレイン−ソース端子間の電流をビット線を
介して読み込んでリードデータを出力するセンスアンプ
とから成る請求項1記載の半導体不揮発性記憶装置。 - 【請求項3】 前記コントロールゲート電圧供給回路の
抵抗回路は、昇圧電圧を降圧して書き込み判定基準電圧
を生成する抵抗回路と、前記判定回路から出力されるデ
ータを入力し、抵抗値を可変させて書き込み電圧を生成
する可変抵抗回路とからなり、 前記判定回路は、前記判定信号がイネーブルの期間は、
メモリセルのドレイン端子−ソース端子間の電流を容量
素子に充電する第1のスイッチ回路と、前記書き込み信
号がイネーブルの期間は、電源電圧をビット線を介して
メモリセルのドレイン端子に出力するトランジスタスイ
ッチ回路と、前記容量素子の電圧値をデータとして前記
可変抵抗回路に出力する第2のスイッチ回路と、前記読
み出し信号がイネーブルの期間は、前記メモリセルのド
レイン−ソース端子間の電流をビット線を介して読み込
んで、リードデータを出力するセンスアンプ回路とから
なる請求項1記載の半導体不揮発性記憶装置。 - 【請求項4】 前記コントロールゲート電圧供給回路
は、装置外部より供給される高電圧を昇圧して昇圧電圧
を発生させる昇圧回路と、前記昇圧電圧を抵抗分割して
複数の書き込み電圧、および複数の書き込み判定基準電
圧を生成する抵抗回路と、前記判定回路から出力される
データを入力して複数の書き込み電圧の中から選択する
第1のスイッチング回路と、前記判定回路のカウンタ回
路から出力される所定のカウント値を入力して前記複数
の書き込み判定基準電圧の中から選択する第2のスイッ
チング回路と、書き込み電圧、および書き込み判定基準
電圧を切り替えて、前記ワード線を介してメモリセルの
コントロールゲートに出力する第3のスイッチング回路
とから成り、 前記判定回路は、装置外部より入力されるベリファイデ
ータとセンスアンプから入力されるリードデータの照合
を行い、判定結果を前記カウンタ回路、および装置外部
に出力する比較回路と、前記カウンタ回路よりカウント
値を読み込み、また前記比較回路より前記判定結果を読
み込んで、前記リードデータと前記ベリファイデータが
一致した場合はその時点のカウント値をラッチするラッ
チ回路と、メモリリード時には電源電圧を、書き込み判
定時には接地レベルより僅かに高い電圧を前記センスア
ンプに与え、書き込み時には電源電圧をビット線を介し
て前記メモリセルのドレイン端子に与えるドレイン電圧
供給回路と、メモリリード時、および書き込み判定時に
は前記メモリセルのドレイン−ソース間電流を読み込
み、リードデータを出力する前記センスアンプとから成
る請求項1記載の半導体不揮発性記憶装置。 - 【請求項5】 前記メモリセルがフラッシュROMのよ
うな電気的に消去可能な記憶素子の場合においては、書
き込み、判定、および読み出し動作時は接地レベルの電
圧を、消去動作時は高電圧を前記メモリセルのソース端
子に出力するソース電圧供給回路を備えたことを特徴と
する請求項1乃至4記載の半導体不揮発性記憶装置。
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---|---|---|---|
JP27785998A JP3145981B2 (ja) | 1998-09-30 | 1998-09-30 | 半導体不揮発性記憶装置 |
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