JP3144804U - 防草布の敷設構造及び防草布用留め具 - Google Patents
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Abstract
【課題】道路の路肩緑地や分離帯緑地に防草布を敷設した際、防草布に発光処理をしなくても夜間、悪天候時等においても路肩や分離帯の識別がより容易に可能となる新規な防草布の敷設構造を提供する。
【解決手段】道路の路肩緑地や分離帯緑地に防草布に敷設された防草布の上面から留め具を所定ピッチで打ち込むことにより固定敷設する防草布の敷設構造。留め具18として、地中打ち込み部20aと押さえ部20bとを備える本体部20と発光部22とを有するものを用い、道路進行方向と交差する方向に発光面22aが向くように留め具18を打ち込む。
【選択図】図3
【解決手段】道路の路肩緑地や分離帯緑地に防草布に敷設された防草布の上面から留め具を所定ピッチで打ち込むことにより固定敷設する防草布の敷設構造。留め具18として、地中打ち込み部20aと押さえ部20bとを備える本体部20と発光部22とを有するものを用い、道路進行方向と交差する方向に発光面22aが向くように留め具18を打ち込む。
【選択図】図3
Description
本考案は、道路の路肩緑地や分離帯緑地に防草布を敷設して形成する防草布の敷設構造及び該敷設構造に使用する防草布用留め具に関する。
従来、道路の路肩緑地や分離帯緑地には、雑草の生育を防止するために防草布(防草シート)を敷設して防草布の敷設構造を形成することが行われている。防草布を敷設することで、最初に敷設するのみで、長期間にわたり雑草の生育を防止することができる。よって、定期的な除草作業を省くことができ、特に交通量の多い道路での除草など、危険作業を回避することが可能である。さらに、除草剤の使用を避けることができ、環境的見地からも望ましい。
一般的な防草布としては、太陽光を遮断して雑草の生育を防止するために黒色に着色したものが使用されている。しかし、景観の向上の見地から、緑色防草布や、反射率を調整した多機能の防草布も提案されている(特許文献1等参照)。
上記公報に記載の防草布は、道路のグリーンベルトに使用するものであって、太陽やライトの光の反射率を調整して、自動車運転者の安全をはからんとするものである。しかし、一方、夜間、悪天候時等に道路を自動車で通行する際、分離帯における光反射が充分でなく、分離帯の識別が困難となる可能性も考えられる。
このため、道路の路肩緑地や分離帯緑地に敷設した際、夜間、悪天候時等においても分離帯の識別がより容易に可能となる防草布を提供することを目的として、本考案者と同一人が、下記構成の防草布を提案した(特許文献2参照)。
「屋外で地面に敷設して使用する防草布であって、ポリオレフィン系材料で形成されてなる編組基布上にポリエステル系繊維よりなる不織部を形成したものであり、前記編組基布及び/又は不織部に発光処理が施されてなることを特徴とする防草布。」
しかし、当該構成の防草布は、防草布全体に発光処理をするため、製造工数が嵩むとともに、相対的に重量増大につながった。
しかし、当該構成の防草布は、防草布全体に発光処理をするため、製造工数が嵩むとともに、相対的に重量増大につながった。
なお、本考案の登録性に影響を与えるものではないが、本考案に関連する先行技術文献として下記特許文献3〜4等を挙げることができる。
特開平8−103177号公報
特開2004−248524号公報
特開2002−369630号公報
特開2002−369630号公報
本考案は、上記にかんがみて、道路の路肩緑地や分離帯緑地に防草布を敷設した際、防草布に発光処理をしなくても夜間、悪天候時等においても路肩や分離帯の識別がより容易に可能となる新規な防草布の敷設構造及びそれに好適な防草布用留め具を提供することを目的とする。
本考案は、上記課題(目的)を、下記構成の防草布の敷設構造により解決するものである。
道路の路肩緑地や分離帯緑地に敷設された防草布の上面から留め具を所定ピッチで打ち込むことにより前記防草布が固定敷設される防草布の敷設構造であって、
前記留め具が、地中打ち込み部と押さえ部とを備える本体部と、前記道路の進行方向と交差する発光面を有するように前記本体部に取り付けられる発光部とからなることを特徴とする。
前記留め具が、地中打ち込み部と押さえ部とを備える本体部と、前記道路の進行方向と交差する発光面を有するように前記本体部に取り付けられる発光部とからなることを特徴とする。
上記構成において、防草布が、ポリオレフィン系材料で形成されてなる編組基布上にポリエステル系繊維よりなる不織部を形成したものであることが望ましい。
そして、上記各構成の防草布の敷設構造に適した防草布用留め具は、発光部材が板状であるものが望ましく、更には、該板状は扇形であることが望ましい。
また、該防草布用留め具は、前記発光部と前記本体部とが別体の発光部材と本体部材とされ、1)前記発光部材の下部側が取り付け部とされ、該取り付け部に前記本体部材の軸部に挿通可能な取り付け孔が形成され、該取り付け孔を介して前記押さえ部に取り付け可能とされている構成、又は、2) 前記発光部材の下部側が屈曲されて水平取り付け部とされ、該水平取り付け部に形成された取り付け孔を介して前記地中打ち込み部の上端部に取り付け可能とされている構成とすることができる。
上記発光部材を、蛍光染料又は燐光染料から選ばれる少なくとも1種を含有して染色されてなるプラスチック板とすることが望ましい。
以下、本考案の実施形態を図面に基づいて説明する。
本実施形態の防草布の敷設構造は、防草布12の上面から留め具18を所定ピッチで打ち込むことにより、防草布12が固定敷設されていることを前提的構成とする(図1参照)。
ここで使用する防草布12としては、特に限定されないが、例えば、ポリオレフィン系材料で形成されてなる編組基布14上にポリエステル系繊維よりなる不織部16を形成したものが好適である(図2参照)。
防草布12は、屋外で使用することを前提とするため、耐候性(耐光性、耐水性等)に優れた材料を使用する必要がある。編組基布14を形成する材料としてポリオレフィンを選択するのは、耐候性に加えて下記条件を満たし、入手が容易で汎用的な材料であるためである。
編組基布14は、当該防草布12を敷設する際に地面と直接接触する箇所であり、雑草が成長する際の下側からの突き上げ力に対して押し破られない強度を必要とする。さらに、施工作業に問題のない強度をも必要とする。ポリオレフィンは強度的な特性を満足する材料であり、好適に使用可能である。
ポリオレフィンとしては、低密度ポリエチレン、高密度ポリエチレン、ポリプロピレン、等汎用のものを使用可能であるが、特にポリプロピレン(PP)を使用することが望ましい。ポリプロピレンはポリオレフィン中、最も密度の小さい材料であり、防草布12全体の軽量化に寄与することができる。
また、基布を編組構造とすることによって、縦横の引裂強度を高めることができ、結果として貫通抵抗が高まる。よって、防草布として満足できる強度を確保可能となる。なお、防草布の基布として必要な貫通抵抗、引裂強度は、使用箇所により異なり、それぞれの所要値に合うように、材料及び編組密度を設定する。
また、編組構造はフィルム状等と異なり透水性を有する。そのため、雨水等の地面への浸透を阻害せず、水はけが悪くなることもない。
不織部16は、当該防草布12を敷設する際に上面となる箇所である。よって、耐候性、耐久性に優れるポリエステル系繊維を用いた不織部16とすることが望ましい。
上記不織部16を有する構造としたのは、防草布として必要な透水性(水はけの良さ)の確保、軽量化等の観点からである。なお透水性は、雨水等が地面へ浸透するのを大きく阻害しさえしなければよい。
不織部16を形成するポリエステル系繊維は、短繊維、長繊維のいずれでもよいが、防草布12の貫通抵抗を高めるためには長繊維を使用することが望ましい。繊度も防草布としての要求特性を満たすことができる範囲であれば特に制限されない。例えば約1〜50 dtexの範囲から適宜設定する。
上記不織部16は、太陽光を効率よく遮断するために暗色に着色されていることが望ましいが、特に景観を確保する観点から緑色とすることが望ましい。着色は、汎用の顔料を含有してなるポリエステル系繊維を用いて不織部16を形成する方法や、汎用の顔料を含有する塗料を不織部16に塗布する方法、汎用の染料を使用して不織部16を染色する方法等により行えばよい。
なお、勿論、同様の手法を用いて編組基布14にも着色を施すことができる。
そして、防草布12全体の厚み、目付けは、例えば厚み:約1〜5mm程度、目付け:約200〜300g/m2程度が望ましい。目付け・厚みが大きすぎると軽量でなくなって、施工作業工数が増大する。逆に小さすぎると太陽光の遮光性が低下し、防草布としての効果が低減する。
さらに、上記編組基布14、不織部16の繊維構成材料には、必要に応じて、紫外線吸収剤、酸化防止剤、光安定剤、体質顔料、ガラスビーズ、金属粉、熱安定剤、可塑剤、ワックス、撥水剤、難燃剤、ダル化剤、艶消剤、架橋剤、香料、抗菌剤、消臭剤、光触媒、防虫剤、防カビ剤、忌避剤、シリコーンオイル、離型剤などの従来公知の各種添加剤を支障のない範囲で含有し又は塗布してもよい。
不織部16の製法は汎用のものを適用することができる。例えばスパンレース法(原綿をカードなどでウェブにしたのち、ウェブに高圧の水流をあて、繊維同士を絡ませて乾燥させる方法)、ケミカルボンド法(原綿をカードなどでウェブにしたのち、接着樹脂をウェブに塗布して繊維同士を固定させる方法)、サーマルボンド法(低融点繊維を混ぜた原綿をカードなどでウェブにしたのち、ウェブの中の低融点繊維を熱プレスや熱風で溶かして繊維同士を固定する方法)、スパンボンド法(溶融したポリマーをノズルから紡出してウェブを作ったのち、熱エンボスローラーを用いて熱圧着して仕上げる方法)、その他メルトブロー法、フラッシュ法などを用いた製法が挙げられる。
上記の如く、不織布を形成したのち、編組基布14上に接着剤、熱融着等により積層して不織部16を形成することもできるが、この際は、防草布12の透水性を阻害しないように部分接着や部分熱融着とすることが望ましい。
また、不織部16に使用するポリエステル系繊維を直接的に編組基布14に交絡させて形成することもできる。交絡させる方法としては、上記不織布の製法を応用できる。例えば、スパンボンド法で説明すると、上記ポリエステル系繊維を加熱溶融して紡糸口金から吐出させ、得られた紡出糸条を従来公知の横型吹付や環状吹付等の冷却装置を用いて冷却し、その後、エアーサッカーなどの吸引装置にて牽引細化する。引き続き、吸引装置から排出された糸条群を開繊させた後、スクリーンからなる移動堆積装置(コンベア等)上に編組基布14を設置し、その上に堆積させてウェブとする。ついで、この移動堆積装置上に形成されたウェブに加熱されたエンボスロールまたは超音波融着装置などの部分熱融着装置を用いて部分的に熱融着させて防草布12を得る。当該方法は編組基布14上にウェブを堆積させるため、ポリエステル系繊維が編組基布14の編組構造部とも交絡し、さらに部分熱融着することで、編組基布14−不織部16間がしっかりと固着される。
そして、防草布の敷設構造は、留め具18として、地中打ち込み部(アンカー部)20aと押さえ部20bとを備える本体部20と、道路の進行方向と対面する発光面を有するように本体部20に取り付けられる発光部22とからなるものを使用することを特徴的構成とする(図3参照)。
ここで、「進行方向と交差する」とは、通常、直交交差とするが、若干、分離帯のような進行方向が一方向のみの場合は、進行方向側に対面するような斜交差とする構成とする。
ここで、発光部22とは、蛍光や燐光等の蓄光(ルミネッセンス)現象を呈する部位をいう。そして、発光部22の形成材料は、耐候性を有すれば、プラスチック、ガラス、セラミック(磁器)、金属等、特に問わない。蓄光現象は、ある程度の時間(例えば3〜20分間程度)、光(例えば太陽光等)を照射することにより、夜間等の暗やみで所定の時間(ほぼ30分〜8時間程度)発光し続けるものをいう。プラスチックとしては、特に限定されないが、染色発光させる場合は、透明性に優れている、アクリル樹脂、ポリカーボネート、ポリエステル等を好適に使用できる。
当該蓄光現象を発光部に発揮させるには、例えば下記の如く行う。
1)予め成形(形成)した発光部22に蛍光顔料又は燐光顔料から選ばれる少なくとも1種を含有する塗料を発光部基材に塗布して形成する。
上記蛍光顔料、燐光顔料としては、有機顔料、無機顔料のいずれも使用可能である。例えば、アルミン酸ストロンチウムを母結晶としたものに、賦活剤としてユウロピウム、ランタン、セリウム、プラセオジム、ネオジウム、サマリウム、ガドリニウム、テルビウム、ジスプロシウム、ホルミウム、エルビウム、ツリウム、イッテルビウム、ルテチウム、マンガン、スズ、ビスマス等を含有する化合物が使用可能である。そのような顔料としては、根本特殊化学株式会社の蓄光性顔料「N夜光」(商標名)などを用いることが出来る。
そして、上記蛍光顔料、燐光顔料を含有する蓄光(発光)塗料が多く市販されており、それらを好適に使用可能である。塗料中の顔料の配合量等に関しては、汎用の方法に準じる。
2)予め成形(形成)した透明プラスチックに蛍光染料や燐光染料を用いて染色を行う。あらかじめ、成形材料に添加して成形してもよい。
蛍光染料としては、上述の蛍光顔料(有機溶剤に可溶な−すなわち分散染料タイプまたは油溶性染料タイプの−蛍光染料と合成樹脂との固溶体を粉末化してなるもの)に用いられるタイプの染料や、フルオレセインやエオシンなどの蛍光染料を用いることができる。これらは昼光下にて美しい蛍光を発するものである。
染料としては公知のものを適宜自由に選択して用いることができ、また複数の蛍光染料を配合することもでき、さらに蛍光染料と蛍光を有さない通常の染料、顔料とを組み合わせることも可能である。さらに蛍光色の得られにくい色調においては公知通常の染料、顔料と蛍光増白剤とを組合せ、擬似的に蛍光を持たせることもできる。具体的には、
「C.I.Disperse Yellow82」、「C.I.Disperse Yellow 124」、「C.I.Solvent Yellow 94」、「C.I.Disperse Red60」、「C.I.Solvent Red43」、「C.I.Solvent Red44」、「C.I.Solvent Red45」、「C.I.Solvent Red49」、
さらに、「カルコシド・ウラニン・B4315」、「カルコシド・ロ−ダミン・B・コンク」、「カルコシド・フルオレセント・ブル−」、「カルコマイン・ブリリアント・フラバイン」、「カルコマイン・ジアゾ・スカ−レット・PRD」、「カルコマイン・フルオレセント・オレンジ・YF」、「カルコマイン・フルオレセント・ピンク・B」、「カルコマイン・フルオレセント・ブル−」、「カルコマイン・フルオレセント・ヴァイオレット・G」、「カルコマイン・フルオレセント・グリ−ン・G」、「カルコジン・フラバイン・TG・Ex・コンク」、「カルコジン・イエロ−・Ox」、「カルコジン・レッド・6G・Ex」、「カルコジン・レッド・BX」、「カルコ・フルオレセント・イエロ−・AB」、「カルコ・フルオレセントイエロ−・HEB」、「カルコ・オ−ラミン・ベ−ス・コンク」、「カルコ・エオシン・J」、「カルコ、ブロモ・54」、「ロ−ダミン・B・ステアレ−ト・コンク」、「ヴィオランスロン」、「インダンスレン・ヴァイオレット・RT」、「インダンスレン・ゴ−ルド・オレンジ・G」、「イソビオランスロン」、「カレドン・ジェイド・グリ−ン」、「エオシン・エチルエステル」、「ロ−ダミン・B・エチルエステル」、
「C.I.Basic Yellow1」、「C.I.Basic Yellow 9」、「C.I.Basic Yellow 40」、「C.I.Basic Orange 15」、「C.I.Basic Orange 22」、「C.I.Basic Red 1」、「C.I.Basic Red 2」、「C.I.Basic Red 12」、「C.I.Basic Red 13」、「C.I.Basic Red 14」、「C.I.Basic Red 15」、「C.I.Basic Red36」、「C.I.Basic Violet 7」、「C.I.BasicViolet 10」、「C.I.Basic Violet 11」、「C.I.Basic Violet 15」、「C.I.Basic Violet 16」、「C.I.Basic Violet 27」、「C.I.Basic Blue 1」、「C.I.Basic Blue 3」、「C.I.Basic Blue 9」、等を例示できる。
「C.I.Disperse Yellow82」、「C.I.Disperse Yellow 124」、「C.I.Solvent Yellow 94」、「C.I.Disperse Red60」、「C.I.Solvent Red43」、「C.I.Solvent Red44」、「C.I.Solvent Red45」、「C.I.Solvent Red49」、
さらに、「カルコシド・ウラニン・B4315」、「カルコシド・ロ−ダミン・B・コンク」、「カルコシド・フルオレセント・ブル−」、「カルコマイン・ブリリアント・フラバイン」、「カルコマイン・ジアゾ・スカ−レット・PRD」、「カルコマイン・フルオレセント・オレンジ・YF」、「カルコマイン・フルオレセント・ピンク・B」、「カルコマイン・フルオレセント・ブル−」、「カルコマイン・フルオレセント・ヴァイオレット・G」、「カルコマイン・フルオレセント・グリ−ン・G」、「カルコジン・フラバイン・TG・Ex・コンク」、「カルコジン・イエロ−・Ox」、「カルコジン・レッド・6G・Ex」、「カルコジン・レッド・BX」、「カルコ・フルオレセント・イエロ−・AB」、「カルコ・フルオレセントイエロ−・HEB」、「カルコ・オ−ラミン・ベ−ス・コンク」、「カルコ・エオシン・J」、「カルコ、ブロモ・54」、「ロ−ダミン・B・ステアレ−ト・コンク」、「ヴィオランスロン」、「インダンスレン・ヴァイオレット・RT」、「インダンスレン・ゴ−ルド・オレンジ・G」、「イソビオランスロン」、「カレドン・ジェイド・グリ−ン」、「エオシン・エチルエステル」、「ロ−ダミン・B・エチルエステル」、
「C.I.Basic Yellow1」、「C.I.Basic Yellow 9」、「C.I.Basic Yellow 40」、「C.I.Basic Orange 15」、「C.I.Basic Orange 22」、「C.I.Basic Red 1」、「C.I.Basic Red 2」、「C.I.Basic Red 12」、「C.I.Basic Red 13」、「C.I.Basic Red 14」、「C.I.Basic Red 15」、「C.I.Basic Red36」、「C.I.Basic Violet 7」、「C.I.BasicViolet 10」、「C.I.Basic Violet 11」、「C.I.Basic Violet 15」、「C.I.Basic Violet 16」、「C.I.Basic Violet 27」、「C.I.Basic Blue 1」、「C.I.Basic Blue 3」、「C.I.Basic Blue 9」、等を例示できる。
染色方法は、汎用の染色方法に準じて行うことができるため、ここでは詳しい説明を省略する。例えば直接染色、媒染染法、還元染法、顕色染法、酸化染法などによる染色方法が適用可能である。
染色により蓄光性を付与した場合は、塗料により形成する場合に比して、摩耗等による蓄光性の低下が少ない。
発光部22は、本実施形態では、板状とされている(図3参照)。車両運転者等に対する発光部22の視認面積が大きくなるためである。板状の形状は、扇形(図3(A)・(D))、星形(図3(B))、丸形(図3(C))等、任意である。
なお、発光部22の大きさは、防草布12の設置部位によるが、例えば、高速道路の分離帯の場合、最大径50〜150mm(望ましくは70〜130mm)、肉厚0.5〜2mm(望ましくは、1mm前後)とする。
図例では、別体の発光部材22と本体部材20とされている。
具体的には、発光部材22の下部側を取り付け部22aとし、該取り付け部22aに本体部材20の軸部に挿通可能な取り付け孔22bを形成し、該取り付け孔22bを介して押さえ部20bに取り付け可能とする(図3(A)、(B)又は(C))。又は、発光部材22の下部側を屈曲して水平取り付け部22cとし、該水平取り付け部22cに形成された取り付け孔22bを介して前記地中打ち込み部20aの上端部に取り付け可能とする(図3(D))。
発光部材22の本体部材20に対する固定は、取り付け孔22bと本該部20の軸部との関係が締り嵌めのときは不要であるが、遊び嵌めのときは、接着剤等で適宜固定しておくことが望ましい。
なお、本体部20が門形とされているが、U字形、鉤形、さらには平面頭部を備えたボルト形であってもよい。また、発光部材22と本体部材20とは、接着(融着も含む。)一体化してもよい。
なお、発光部22と本体部20とは、プラスチック材料を用いて一体射出成形してもよい。一体射出成形する場合は、発光部側ゲートと本体部側ゲートを備えた金型を用いて、発光部側ゲートから蓄光成形材料を用いて、本体部側ゲートから硬質プラスチック材料を用いて二色射出成形する。
分離帯等の地面に広げた防草布12の上面から上記留め具18を所定ピッチで打ち込むことにより、防草布12を固定敷設した場合、該留め具18が、地中打ち込み部20aと押さえ部20bとを備える本体部20と、該道路進行方向と交差する発光面を有する発光部22とからなるため、夜間や悪天候時の安全性確保を容易に達成できる。
上記防草布12は、従来用いられている防草布と同様、屋外で地面に敷設して使用することができる。道路の分離帯に敷設する場合には、本考案の防草布12をロール状、又は適切な大きさ(例えば縦横約90cm)にカットした状態で敷設する現場まで運搬し、分離帯の幅、大きさ等にあわせてカットしながら、発光部22を備えた留め具18で地面に打ち込んで敷設固定する。
上述のごとく、防草布12を留めるために使用した留め具18が有する発光部(発光部材)22は、太陽光線等により励起され蓄光する。そして、夜間、悪天候時等において発光、発色するため、道路における夜間誘導の明かりとして安全性が増大する。また、公園等の公共施設に敷設すれば、地面付近が明るくなるため、周辺の夜間照明害の緩和、節電等が可能になる。また、山林等、照明の設置しにくい場所に敷設すれば夜間等でも足元の識別が可能になる。
必然的ではないが、道路等に設置する場合には、ブラックライト等を道路脇に設置する等の手段を用いてもよい。
12・・・防草布
14・・・編組基布
16・・・不織部
18・・・留め具
20・・・本体部(本体部材)
20a・・・地中打ち込み部(アンカー部)
20b・・・押さえ部
22・・・発光部(発光部材)
22a・・・取り付け部
22b・・・取り付け孔
22c・・・水平取り付け部
14・・・編組基布
16・・・不織部
18・・・留め具
20・・・本体部(本体部材)
20a・・・地中打ち込み部(アンカー部)
20b・・・押さえ部
22・・・発光部(発光部材)
22a・・・取り付け部
22b・・・取り付け孔
22c・・・水平取り付け部
Claims (7)
- 道路の路肩緑地や分離帯緑地に敷設された防草布の上面から留め具を所定ピッチで打ち込むことにより前記防草布が固定敷設される防草布の敷設構造であって、
前記留め具が、地中打ち込み部と押さえ部とを備える本体部と、前記道路の進行方向と交差する発光面を有するように前記本体部に取り付けられる発光部とからなることを特徴とする防草布の敷設構造。 - 前記防草布が、ポリオレフィン系材料で形成されてなる編組基布上にポリエステル系繊維よりなる不織部を形成したものであることを特徴とする請求項1記載の防草布の敷設構造。
- 請求項1又は2記載の防草布の敷設構造に使用する防草布用留め具であって、前記発光部が板状であることを特徴する防草布用留め具。
- 前記発光部が扇形であることを特徴とする請求項3記載の防草布用留め具。
- 前記発光部と前記本体部とが別体の発光部材と本体部材とされ、前記発光部材の下部側が取り付け部とされ、該取り付け部に前記本体部材の軸部に挿通可能な取り付け孔が形成され、該取り付け孔を介して前記押さえ部に取り付け可能とされていることを特徴とする請求項3又は4記載の防草布用留め具。
- 前記発光部材の下部側が屈曲されて水平取り付け部とされ、該水平取り付け部に形成された取り付け孔を介して前記地中打ち込み部の上端部に取り付け可能とされていることを特徴とする請求項3又は4記載の防草布用留め具。
- 前記発光部材が、蛍光染料又は燐光染料から選ばれる少なくとも1種を含有して染色されてなるプラスチック板であることを特徴とする請求項5又は6記載の防草布用留め具。
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