JP3143790U - ディスク収納ケース - Google Patents
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Abstract
【課題】ディスクの脱落や擦り傷を確実に防止するとともに、省スペースで効率的にファイリングが可能で、目的のディスクを容易に探し出すことができる極めて利便性の高いCDやDVDなどのディスク収納ケースを提供する。
【解決手段】普及型プリンタを使用してA4用紙全面に、固定フラップ1c、ディスク保持部1a、フロントカバー1b、上部フラップ1dと下部フラップ1e、資料挟込フラップ1gの区画を、折り線2、切り取り線3a、綴穴穿孔ガイド線3bによって極めて効率的に配設し、文字や画像などとともに印刷して、それを切り折りしてディスク収納ケースとして組み立てた際に、外形サイズが一般的な樹脂製ケースと同一となるようにしたことで、従来の樹脂製ケースの収納方法や整理方法を継承可能とし、多量の枚数のディスク収納ケースを棚やキャビネットに収納ファイリング可能とした。
【選択図】図1
【解決手段】普及型プリンタを使用してA4用紙全面に、固定フラップ1c、ディスク保持部1a、フロントカバー1b、上部フラップ1dと下部フラップ1e、資料挟込フラップ1gの区画を、折り線2、切り取り線3a、綴穴穿孔ガイド線3bによって極めて効率的に配設し、文字や画像などとともに印刷して、それを切り折りしてディスク収納ケースとして組み立てた際に、外形サイズが一般的な樹脂製ケースと同一となるようにしたことで、従来の樹脂製ケースの収納方法や整理方法を継承可能とし、多量の枚数のディスク収納ケースを棚やキャビネットに収納ファイリング可能とした。
【選択図】図1
Description
本考案は、CDやDVDなどの記録ディスクを収納するケースに関し、特に普及型のプリンタを利用してA4サイズの用紙に印刷を施した後、切り折りして作成するディスク収納ケースに関する。
従来、CDやDVDなどの記録ディスク(以下、「ディスク」という)を収納するためのケースとしては、ジュエルケースと称される一般的な樹脂製ケース(125mm×142mm 厚さ5mm/10mm)や、厚紙や薄紙からなる封筒状の紙製ケースが一般的に用いられている。これらの収納ケースは、収納したディスクのタイトルや内容がわかるように、樹脂ケースの場合は内部に印刷物が挿入され、紙製ケースの場合は表面に印刷が施されて表示され、棚やキャビネット、あるいはファイルに整理されてファイリングされる。
また、近年の種々データのデジタル化に伴い、媒体が印刷物からCDやDVDなどのディスクに取って代わるようになり、オフィスや家庭においてCDやDVDディスクが占める割合が増え今後も増加の一途をたどることが容易に想定される。さらに、オフィスや家庭においてパソコンやデジタルカメラの普及に伴い、データの保存やバックアップのために、CDやDVDなどの大容量のディスクを使用することが一般化したことで、これらディスクを容易にわかりやすく省スペースで効率的にファイリングしたり、同時にパーソナル性の高い印刷を施すことが可能な収納ケースの要望がある。
そこで、一般的な普及型プリンタを用いて、A4サイズの用紙に切り取り線や折り線とともに、所望のデザインや文字を印刷して、切り取り線から切り離すとともに、折り線に沿って折ることで組み立て、CDやDVDディスクを容易にわかりやすく省スペースで効率的にファイリングすることが可能な収納ケースが提案されている。例えば、特開平2001−72167号公報「ディスク収納用リーフレット」(特許文献1)は、直接印刷を施すことができる1枚のシートを用いて容易に作成可能なディスク収納用リーフレットである。具体的には1枚のシートを二つ折りにして使用するリーフレットであって、二つ折り状態において折り線の両側に位置するシート片のいずれか一方に、ディスクの中央孔に挿入可能なディスク係止用爪片を有し、他方のシート片のうち自由端側側縁の両端隅部に、前記ディスク係止用爪片に係止されたディスクの外周縁を包み込むように折り込む外周保持片部を有する構成とした。また、綴穴を備えているので綴込式バインダーに綴じ込んでファイルすることを可能に構成されている。ディスク収納用リーフレットはフラットな1枚のシートからなるため、予め普及型プリンタ等を用いて、シートのほぼ全面にわたって直接印刷を施すことができる。このため、ディスクの内容等に関する文字情報を、別途印刷して添付あるいは貼付する必要がない。また、接着剤などを一切使用することなく1枚のシートから簡単にディスク収納用リーフレットを作成することを可能としたものである。
また、特開平2002−68356号公報「A4用紙を使ったCD・DVD収納容器を作る折り方」(特許文献2)は、A4サイズの用紙に、折り紙用の折り線(ガイドライン)と折るための順序と折る方向や、所望のデザイン等を印刷して構成したCD・DVD収納容器である。これにより、A4サイズ用紙1枚で作ることができるので、プラスチック容器のように厚みが無く携帯に便利で、しかもノリやテープ、ステープラーの金属製針など用紙を接着するための余分なものを含まず、環境への配慮もなされたものである。
さらに、特開平2002−362672号公報「記録メディア等の収納ケース」(特許文献3)は、表面に印刷できるシートに、印刷後容易に切り取りができるミシン目を設け、切り取り後容易に組み立てができるのりしろと折れ線(2)を設けて構成したもので、これを使用するときは、シートに記録メディアの内容等をプリンタ等で印刷した後、ミシン目で切り取り、折れ線で折り曲げ、のりしろで袋状に接着して記録メディアの収納ケースとして組み立てるようにしたものである。
ところで、従来例の特許文献1のディスク収納用リーフレットの第1実施例においては、当該公報の段落番号0021乃至0026及び図1乃至4に示されるように、端部に穿孔された綴穴により汎用の綴込式バインダーに綴じ込まれてファイリングされる。その際CDは、裏表紙中央に備えられたディスク係止用爪片をCD中央の孔に差し込むとともに、表表紙の角隅を内側に折って構成する外周保持片部によって脱落しないように保持される。しかしながら、裏表紙中央に備えられたディスク係止用爪片は、紙製シートに切り込まれた部分を手の爪で引っ掛けて起こしたり裏から指で押して起こすので、この動作の繰り返しにより紙に腰がなくなるか切れ落ちて用をなさなくなる。また、外周保持片部は単に角を内側に折って構成するために、紙の復元力により自然に開いたり、折り忘れによるCDの脱落の恐れがあった。また、第2及び第3の実施例においては、フラップによってCDを上下から挟み込んだり、スリットにCDの下方を差し込んだり、嵌込穴にCDの外周の一部を嵌め込んだりしてCDの脱落を防止しているが、何れも綴孔を有する縁部の対向側、すなわち外方縁の保持が前記した外周保持片部のみであるために、綴孔を有する縁部の対向側、すなわち外方側へのCDの脱落の恐れがあるものであった。
また、特許文献2のA4用紙を使ったCD・DVD収納容器を作る折り方においては、A4サイズの用紙に、折り紙用の折り線と折るための順序や方向、所望のデザイン等を印刷した後に折って袋状に組み立てたものに、CD・DVDを単に収容するに過ぎず、ディスクを差し込んで収納する際に擦り傷を付けてしまうといった課題があった。
さらに、特許文献3の記録メディア等の収納ケースにおいては、表面に印刷できるシートに、印刷後容易に切り取りができるミシン目を設け、切り取り後容易に組み立てができるのりしろと折れ線(2)を設けて構成したものであるので、前述の特許文献2の課題と同様に、袋状に組み立てたものにCD・DVDを単に収容するに過ぎず、ディスクを差し込んで収納する際に擦り傷を付けてしまうといった課題があった。
さらにまた、前述の特許文献1乃至3においては、何れも普及型プリンタでA4サイズの用紙に折り線や所望の文字データやデザインを施し、それを切り折りして組み立てCDやDVDの収納ケースとして構成して、薄く省スペースのファイリングを目的としたものであって、個々の案件毎のファイルに収納ケースごとファイリングしたり、綴穴を利用して汎用の綴込式バインダーにファイリングした場合は、有効に整理やファイリングが可能であるが、多量の枚数の収納ケースを棚やキャビネットにファイリングした場合は、従来の厚みが5mmや10mmある樹脂製ケースと比較するとはるかに多数の枚数を収納することができてしまう。そのため、その中から目的の収納ケースをいかに素早く取り出せるかといった使い勝手については何ら工夫がなされていない。従って目的のCDやDVDを探す場合、端から順に探したり、あるいは位置の見当を付けて探す必要があり、極めて手間がかかり非効率的なものである。
そこで、本考案は上記した課題を考慮し、ディスクの脱落や擦り傷を確実に防止するとともに、省スペースで効率的にファイリングが可能で、目的のディスクを容易に探し出すことができる極めて利便性の高いCDやDVDなどのディスク収納ケースを提供することを目的とする。
パーソナルコンピュータに接続された普及型プリンタで印刷可能なA4サイズ用紙に、折り線や切り取り線、綴穴穿孔ガイド線、及び所望の文字データや画像、イラストを印刷し、それを切り折りして組み立てるCDやDVDのディスク収納ケースにおいて、A4サイズ用紙片面の全面の長手方向に、折り線と切り取り線とで、固定フラップ、ディスク保持部、フロントカバーの順に各区画を配設するとともに、ディスク保持部の区画の上部には上部フラップ、同じくディスク保持部の区画の下部には下部フラップ、フロントカバーの区画の下部には資料挟込用フラップの各区画を配設し、さらに、前記固定フラップには綴穴を穿孔するための綴穴穿孔ガイド線を設けて、前記下部フラップは、縦方向サイズを、少なくとも前記上部フラップよりも大きくするとともに、横方向の固定フラップ側を、より固定フラップ側に近接させ、上部フラップは横方向の固定フラップ側を、固定フラップから離間させて構成したことで、前記折り線と切り取り線に沿って切り折りしてディスク収納ケースとして組み立てたときに、一般的な樹脂製ディスクケースの外径サイズである125mm×142mmと厚みを除いて同一のサイズで形成されるようにしたことで解決される。
また、ディスク保持部の上部フラップ側の端部に複数の上部タグ切り取り線、及びディスク保持部のフロントカバー側の端部に複数の側部タグ切り取り線を設けて、見出しとして必要な部分の前記上部タグ切り取り線、あるいは側部タグ切り取り線の何れかを切り起こしてディスク収納ケースの上部または側部にタグを備えるようにしたことで解決される。
さらに、ディスク収納ケースに印刷する所望の文字データや画像、イラストなどの情報を、データ管理ソフトを用いることで、ディスク収納ケースのデータベースとして構築するようにしたことで解決される。
本考案の請求項1においては、A4サイズ用紙片面の全面の長手方向に、折り線と切り取り線とで、固定フラップ、ディスク保持部、フロントカバーの順に各区画を配設するとともに、ディスク保持部の区画の上部には上部フラップ、同じくディスク保持部の区画の下部には下部フラップ、フロントカバーの区画の下部には資料挟込用フラップの各区画を配設し、さらに、前記固定フラップには綴穴を穿孔するための綴穴穿孔ガイド線を設け、前記下部フラップは、縦方向サイズを少なくとも前記上部フラップよりも大きくするとともに、横方向の固定フラップ側をより固定フラップ側に近接させ、上部フラップは横方向の固定フラップ側を、固定フラップから離間させて構成したことで、前記折り線と切り取り線に沿って切り折りしてディスク収納ケースとして組み立てたときに、一般的な樹脂製ケースの外径サイズである125mm×142mmと厚みを除いて同一のサイズとなるようにしたので、従来の樹脂製ケースの収納方法や整理方法を継承可能であるとともに、薄型であるが故に従来の樹脂製ケースと比較して多量の枚数を棚やキャビネットに収納可能となる。また、ディスク以外の資料の収納及び収納したディスクの脱落防止、擦り傷防止を実現した。さらに、必要に応じて綴込式バインダーに綴じてファイリングすることで極めて効率的に整理が可能となったもので、極めて利便性の高いディスク収納ケースを提供することが可能となった。
また、本考案の請求項2においては、ディスク保持部の上部フラップ側の端部に複数の上部タグ切り取り線、及びディスク保持部のフロントカバー側の端部に複数の側部タグ切り取り線を設けて、見出しとして必要な部分の上部タグ切り取り線、あるいは側部タグ切り取り線の何れかを切り起こして突出させ、ディスク収納ケースの上部または側部にタグを備えるようにしたので、引き出しなど、上から収納したディスク収納ケースを取り出す場合は、上部タグを使用することで、目的のディスクを素早く探し出すことが可能となる。また棚など、側面から収納したディスク収納ケースを取り出す場合は、側部タグを使用することで、目的のディスクを素早く探し出すことが可能となる。さらに、綴込式バインダーに複数のディスク収納ケースを綴じてファイリングした場合は、上部タグあるいは側部タグにより極めて効率的なファイリングが可能となった。
さらに、本考案の請求項3においては、ディスク収納ケースに印刷する所望の文字データや画像、イラストなどの情報を、データ管理ソフトを用いることで、作成したディスク収納ケースのデータベースを構築することを可能とし、目的のディスクを探す場合、まずデータベースで検索してヒットしたディスクの情報を、上部タグや側部タグに記載された文字情報と照らし合わせることで極めて容易に見つけることを可能とした。
本考案のディスク収納ケースの第1実施例について、図1から3を参照して詳細に説明する。図1は、本考案の第1実施例の全体図であり、(1)は本考案のディスク収納ケースで、普及型プリンタで印刷可能なA4サイズ用紙(2点鎖線で表した部分)からなる。
ディスク収納ケース(1)の組み立て前の状態のA4サイズ用紙の片面には、ディスク収納ケースとして使用するために切ったり折ったりして組み立てる上で必要な折り線(破線で示した部分)(2)、切り取り線(実線で示した部分)(3a)、綴込式バインダーに閉じるための綴穴穿孔ガイド線(3b)と、収納するディスクの内容に応じた文字や画像、イラストなどの印刷を、パーソナルコンピュータの作図ソフトやデータ管理ソフトから帳票作成機能などを利用して、接続された普及型プリンタで上下左右の各辺端部に余白が生じないようにA4サイズ用紙の片面全面に次のとおり施す。
ディスク収納ケース(1)の組み立て前の状態のA4サイズ用紙の片面には、ディスク収納ケースとして使用するために切ったり折ったりして組み立てる上で必要な折り線(破線で示した部分)(2)、切り取り線(実線で示した部分)(3a)、綴込式バインダーに閉じるための綴穴穿孔ガイド線(3b)と、収納するディスクの内容に応じた文字や画像、イラストなどの印刷を、パーソナルコンピュータの作図ソフトやデータ管理ソフトから帳票作成機能などを利用して、接続された普及型プリンタで上下左右の各辺端部に余白が生じないようにA4サイズ用紙の片面全面に次のとおり施す。
A4サイズ用紙片面の全面の長手方向に、折り線と切り取り線とで、固定フラップ(1c)、ディスク保持部(1a)、フロントカバー(1b)の区画を前記した順で配設し、ディスク保持部(1a)の区画の上部には上部フラップ(1d)、同じくディスク保持部(1a)の区画の下部には下部フラップ(1e)の区画を、フロントカバー(1b)の下部には資料挟込フラップ(1g)を配設するとともに、固定フラップ(1c)には綴穴を穿孔するための綴穴穿孔ガイド線(3b)を設けてディスク収納ケース(1)を構成した。また、前記下部フラップ(1e)は、縦方向サイズを、少なくとも前記上部フラップ(1d)の縦方向サイズよりも大きくするとともに、横幅方向の固定フラップ(1c)側の側辺を、より固定フラップ(1c)側に近接させた。さらに、上部フラップ(1d)は横幅方向の固定フラップ(1c)側の側辺を、固定フラップから離間させた。
このように構成されたディスク収納ケース(1)は、切り取り線(3a)に沿って切るとともに、折り線(2)に沿って山折りして組み立てることで、一般的な樹脂製ケースの外径サイズである125mm×142mmと厚みを除いて同一のサイズになるように構成される。
図2は、図1の折り線(2)と切り取り線(3a)に沿って切り折りして組み立てたディスク収納ケース(1)にディスクを収納した状態を示す斜視図である。前述した各区画の役割を説明する。ディスク保持部(1a)はCDやDVDなどのディスクを置くための区画で、ディスクを置いた後、上部フラップ(1d)と下部フラップ(1e)とでディスクを上下から包み込むように保持して上下方向への脱落を防止する。このときディスクは従来の厚紙や薄紙からなる封筒状の紙製ケースのように差し込んで収納するのではなく、置いた状態で収納するのでディスク面に擦り傷を付けることがない。
固定フラップ(1c)は、ディスク保持部(1a)側に折り線(2)に沿って山折りすることで、綴じ代部(1f)が構成され、かつ綴穴穿孔ガイド線(3b)に沿って穴開けパンチで穿孔することで綴穴として、汎用の綴込式バインダーに綴じ込んでファイリングすることが可能である。綴じ代部(1f)は、固定フラップ(1c)をディスク保持部(1a)側に山折りする際に裏側を両面粘着テープや糊で接着することで、綴じ代部(1f)の強度が増し、取り扱い性、及びファイリング時の耐久性が向上する。なお、綴穴穿孔ガイド線(3b)は、組み立て前の印刷した状態の図(図1、図4)においては、綴穴穿孔ガイド線(3b)と表示するが、組み立てた状態を示す図(図2、図3、図5、図6、図7)においては、穴開けパンチで穿孔したものとして「綴穴」として、図中に表示する。
下部フラップ(1e)は、縦方向サイズを、少なくとも前記上部フラップ(1d)の縦方向サイズよりも大きくするとともに、横方向の固定フラップ(1c)側の側辺を、より固定フラップ(1c)側に近接させて構成したので、固定フラップ(1c)と深くオーバーラップすることとなり、その結果、下方向にめくれて開きづらくなり、ディスクの下部を確実に保持して脱落を防止する。他方、上部フラップ(1d)は、前記のように横方向の固定フラップ(1c)側の側辺を、固定フラップから離間させて構成したので、固定フラップ(1c)とのオーバーラップ分が僅かとなり、ディスクを収納する際に上方にめくりやすくなり使い勝手が向上するとともに、ディスク収納時はディスクの上部を確実に保持して脱落を防止する。また、フロントカバー(1b)背面側の資料挟込フラップ(1g)は、CDやDVDに予め添付された資料を挟込むためのものである。
そしてディスクや資料を収納した後、フロントカバー(1b)で、上部フラップ(1d)と下部フラップ(1e)の上面及びディスクの表面を覆うようにカバーし、開放側先端部を固定フラップ(1c)の下側に差し込むことで、フロントカバー(1b)は閉じた状態を維持しディスクの脱落を確実に防止するとともに、添付の資料の確実な保持を可能とする。
図3は、組み立てたディスク収納ケース(1)の正面図である。前述のとおり外形サイズ(外枠)はジュエルケースと称される一般的な樹脂製ケース(125mm×142mm)と同一サイズであることが本考案の特徴とするところである。また、図中には表示しないが折り線(2)と切り取り線(3a)、綴穴穿孔ガイド線(3b)の印刷と同時に施した収納するディスクの内容に応じた印刷は、例えば、音楽CDであればタイトル名、アーチスト名、曲名などを適宜レイアウトして印刷すれば良く、データディスクであれば、標題、ファイル名、作成日などを印刷すればより効率的にファイリングすることが可能となる。さらに、パーソナルな用途においては、画像やイラストなどを印刷すればデザイン性豊かなディスク収納ケースとすることが可能である。さらにまた、紙製であるので必要に応じて手書きすることも可能である。
以上のとおり、本考案の第1実施例は、普及型プリンタを使用してA4用紙全面に、固定フラップ(1c)、ディスク保持部(1a)、フロントカバー(1b)、上部フラップ(1d)と下部フラップ(1e)、資料挟込フラップ(1g)の区画を折り線(2)、切り取り線(3a)、綴穴穿孔ガイド線(3b)によって極めて効率的に配設するとともに文字や画像、イラストなどを印刷したので、切り折りしてディスク収納ケースとして組み立てた際に、外形サイズ(外枠)が一般的な樹脂製ケース(125mm×142mm)と同一サイズとなることで、従来の樹脂製ケースの収納方法や整理方法を継承可能とするとともに、薄型であるが故に従来の樹脂製ケースと比較して多量の枚数を棚やキャビネットに収納可能となる。また、ディスク以外の資料の収納、収納したディスクの脱落防止、擦り傷防止を実現した。さらに、必要に応じて綴込式バインダーに綴じてファイリングすることで極めて効率的に整理が可能となったもので、極めて利便性の高いディスク収納ケースを提供することが可能となった。
次に、本考案のディスク収納ケースの第2実施例について、図4から9を参照して詳細に説明する。第2実施例は第1実施例と基本的な構成態様を共通としているため、その部分の説明は省略する。図4は、本考案の第2実施例の全体図であり、第1実施例の態様に追加して、ディスク収納ケース(1)を重ねてファイリングした際の見出しとなるタグを設けた。ディスク保持部(1a)の上辺部に複数の上部タグ切り取り線(4a)、及びディスク保持部(1a)のフロントカバー(1b)側に複数の側部タグ切り取り線(4b)を設けて、見出しとして必要な部分の切り取り線(4a)あるいは(4b)の何れかを切り起こすことでディスク収納ケースの外側に突出してタグとしての用をなす。なお、上部タグ切り取り線(4a)及び側部タグ切り取り線(4b)は、組み立て前の印刷した状態の図(図4)においては、上部タグ切り取り線(4a)、側部タグ切り取り線(4b)と表示するが、組み立てた状態を示す図(図5、図6、図7、図8、図9)においては、タグとして切り起こしたものとして、それぞれ「上部タグ」、「側部タグ」として、図中に表示する。
図5は、図4の折り線(2)と切り取り線(3a)、タグ切り取り線(4a)及び(4b)に従って切り折りしてディスクを収納した状態を示す斜視図であり、上部においては最も左側のタグを起こした状態、側部においては最上部のタグを起こした状態を表している。なお、綴穴で綴込式バインダーに複数のディスク収納ケース(1)を重ねてファイリングした場合は、前記タグにより極めて効率的に目的のディスクを探し出すことが可能である。
図6は、組み立てられたディスク収納ケース(1)の正面図であり、フロントカバー(1b)が開いている状態を示したもので、収納するディスクと資料を2点鎖線で示した。図7は、組み立てられたディスク収納ケース(1)の正面図であり、上部タグ及び下部タグを突出させた状態を示した。
図8は、ファイリング状態を示す参考図で、上部タグを切り起こしたディスク収納ケース(1)を複数枚重ねた状態を示すもので、上から収納したディスク収納ケース(1)を取り出すような、引き出し状のキャビネットの場合に極めて整然と収納して目的のディスクを素早く探し出すことが可能となる。なお、同図の後方には従来の樹脂ケースを並べて示した。ディスク収納ケース(1)は従来の樹脂製ケースと外形サイズが同一サイズであるので、従来の樹脂製ケースの収納場所にそのまま追加して収納し、整然とファイリングすることが可能である。
図9は、ファイリング状態を示す参考図で、側部タグを切り起こしたディスク収納ケース(1)を複数枚重ねた状態を示すもので、側面から収納したディスク収納ケース(1)を取り出すような、棚(例えば本棚)状のキャビネットの場合に極めて整然と収納して目的のディスクを素早く探し出すことが可能となる。
なお、同図の後方には従来の樹脂製ケースを並べて示した。前記同様に、従来の樹脂製ケースと外形サイズが同一サイズであるので、従来の樹脂製ケースの収納場所にそのまま追加して収納し、整然とファイリングすることが可能である。
なお、同図の後方には従来の樹脂製ケースを並べて示した。前記同様に、従来の樹脂製ケースと外形サイズが同一サイズであるので、従来の樹脂製ケースの収納場所にそのまま追加して収納し、整然とファイリングすることが可能である。
本考案の第1及び第2実施例においては、折り線(2)、切り取り線(3a)、綴穴穿孔ガイド線(3b)は印刷して施したが、切り取り線(3a)及び綴穴穿孔ガイド線(3b)はA4用紙にあらかじめ手で容易に切り取り可能なミシン目とし、折り線(2)は折りやすいように折り目をプレスしておいても良いことは言うまでもなく、本考案の技術範囲から逸脱するものではない。
本考案の第3実施例について説明する(図示せず)。前述した第1及び第2実施例においては、収納するディスクの内容に応じた文字や画像、イラストなどの印刷を、
パーソナルコンピュータの作図ソフトやデータ管理ソフトから帳票作成機能などを利用して、印刷して構成しているが、特に、データ管理ソフトを用いることで、作成したディスク収納ケースのデータベースを構築することが可能となり、第2実施例で設けた上部タグや側部タグと合わせて極めて効率的なファイリングを実現することを可能とした。
パーソナルコンピュータの作図ソフトやデータ管理ソフトから帳票作成機能などを利用して、印刷して構成しているが、特に、データ管理ソフトを用いることで、作成したディスク収納ケースのデータベースを構築することが可能となり、第2実施例で設けた上部タグや側部タグと合わせて極めて効率的なファイリングを実現することを可能とした。
1 ディスク収納ケース
1a ディスク保持部
1b フロントカバー
1c 固定フラップ
1d 上部フラップ
1e 下部フラップ
1f 綴じ代部
1g 資料挟込フラップ
2 折り線
3a 切り取り線
3b 綴穴穿孔ガイド線
4a 上部タグ切り取り線
4b 側部タグ切り取り線
1a ディスク保持部
1b フロントカバー
1c 固定フラップ
1d 上部フラップ
1e 下部フラップ
1f 綴じ代部
1g 資料挟込フラップ
2 折り線
3a 切り取り線
3b 綴穴穿孔ガイド線
4a 上部タグ切り取り線
4b 側部タグ切り取り線
Claims (3)
- パーソナルコンピュータに接続された普及型プリンタで印刷可能なA4サイズ用紙に、折り線や切り取り線、綴穴穿孔ガイド線、及び所望の文字データや画像、イラストを印刷し、それを切り折りして組み立てるCDやDVDのディスク収納ケースにおいて、A4サイズ用紙片面の全面の長手方向に、折り線と切り取り線とで、固定フラップ、ディスク保持部、フロントカバーの順に各区画を配設するとともに、ディスク保持部の区画の上部には上部フラップ、同じくディスク保持部の区画の下部には下部フラップ、フロントカバーの区画の下部には資料挟込用フラップの各区画を配設し、さらに、前記固定フラップには綴穴を穿孔するための綴穴穿孔ガイド線を設けて、前記下部フラップは、縦方向サイズを、少なくとも前記上部フラップよりも大きくするとともに、横方向の固定フラップ側を、より固定フラップ側に近接させ、上部フラップは横方向の固定フラップ側を、固定フラップから離間させて構成したことで、前記折り線と切り取り線に沿って切り折りしてディスク収納ケースとして組み立てたときに、一般的な樹脂製ディスクケースの外径サイズである125mm×142mmと厚みを除いて同一のサイズで形成されることを特徴とするディスク収納ケース。
- 前記、ディスク保持部の上部フラップ側の端部に複数の上部タグ切り取り線、及びディスク保持部のフロントカバー側の端部に複数の側部タグ切り取り線を設けて、見出しとして必要な部分の前記上部タグ切り取り線、あるいは側部タグ切り取り線の何れかを切り起こしてディスク収納ケースの上部または側部にタグを備えるようにしたことを特徴とする請求項1に記載のディスク収納ケース。
- 前記、ディスク収納ケースに印刷する所望の文字データや画像、イラストなどの情報を、データ管理ソフトを用いることで、ディスク収納ケースのデータベースとして構築するようにしたことを特徴とする請求項1及び2に記載のディスク収納ケース。
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