JP3143557B2 - 流し台 - Google Patents
流し台Info
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- JP3143557B2 JP3143557B2 JP06004272A JP427294A JP3143557B2 JP 3143557 B2 JP3143557 B2 JP 3143557B2 JP 06004272 A JP06004272 A JP 06004272A JP 427294 A JP427294 A JP 427294A JP 3143557 B2 JP3143557 B2 JP 3143557B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、流し台に関するもの
である。さらに詳しくは、この発明は、立ち姿勢を保持
し、長時間作業しても足腰にかかる負担を軽減すること
ができ、利便性に優れた流し台に関するものである。
である。さらに詳しくは、この発明は、立ち姿勢を保持
し、長時間作業しても足腰にかかる負担を軽減すること
ができ、利便性に優れた流し台に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、住宅等のキッチンにおいて
は、たとえば図8に示したような流し台が備えられてき
ている。この流し台には、内部に収納部を有するキャビ
ネット(ア)を複数個横に並べて設けており、その上面
には天板(イ)を配設している。この天板(イ)に、シ
ンク(ウ)及びコンロ(エ)を設け、また、シンク
(ウ)の開口縁には水栓金具(オ)を備えてもいる。
は、たとえば図8に示したような流し台が備えられてき
ている。この流し台には、内部に収納部を有するキャビ
ネット(ア)を複数個横に並べて設けており、その上面
には天板(イ)を配設している。この天板(イ)に、シ
ンク(ウ)及びコンロ(エ)を設け、また、シンク
(ウ)の開口縁には水栓金具(オ)を備えてもいる。
【0003】このような流し台で調理作業等を行うと、
一般に、その作業時間が長くなるにしたがって立ち姿勢
を保持するのがつらくなり、大抵の場合、流し台の前面
や天板(イ)などに寄り掛かったり、あるいは手をつい
たりなどして身体を支持し、足腰に負担がかからないよ
うにするようになる。特に、足腰の弱ってきた高齢者に
は長時間立ち姿勢を保持するのは困難である。
一般に、その作業時間が長くなるにしたがって立ち姿勢
を保持するのがつらくなり、大抵の場合、流し台の前面
や天板(イ)などに寄り掛かったり、あるいは手をつい
たりなどして身体を支持し、足腰に負担がかからないよ
うにするようになる。特に、足腰の弱ってきた高齢者に
は長時間立ち姿勢を保持するのは困難である。
【0004】しかしながら、たとえばこの図8に例示し
たような従来の流し台の場合には、キャビネット
(ア)、天板(イ)等が、通常、スチール板などの硬い
材質で形成されており、このため、調理作業中に寄り掛
かろうにも寄り掛かりにくく、また、寄り掛かっても足
腰への負担を軽減する効果が小さいという欠点があっ
た。そこで、従来においては、長時間作業しても足腰へ
の負担を軽減するように、身体をもたれることのできる
水平なバーを流し台のキャビネット(ア)前面の扉
(カ)の上部に設けることが提案されてもいる。
たような従来の流し台の場合には、キャビネット
(ア)、天板(イ)等が、通常、スチール板などの硬い
材質で形成されており、このため、調理作業中に寄り掛
かろうにも寄り掛かりにくく、また、寄り掛かっても足
腰への負担を軽減する効果が小さいという欠点があっ
た。そこで、従来においては、長時間作業しても足腰へ
の負担を軽減するように、身体をもたれることのできる
水平なバーを流し台のキャビネット(ア)前面の扉
(カ)の上部に設けることが提案されてもいる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、そのよ
うに水平バーを流し台の前面上部に設ける場合にも、調
理作業等を行う流し台の使用者にとっては未だ満足の行
くものとは言いがたく、また、流し台への水平バーの取
付方式についてもさらに考慮すべき点があり、流し台に
は利便性について改善する余地が残されていた。
うに水平バーを流し台の前面上部に設ける場合にも、調
理作業等を行う流し台の使用者にとっては未だ満足の行
くものとは言いがたく、また、流し台への水平バーの取
付方式についてもさらに考慮すべき点があり、流し台に
は利便性について改善する余地が残されていた。
【0006】たとえば、流し台のキャビネット(ア)の
扉(カ)の上部に設けることのできる水平バーとして
は、車椅子で使用されるような移動を補助するための手
すり、あるいはデザイン性を向上させたバーなどがこれ
までに知られているが、これらのバーは、いずれも握り
やすく、しかも見た目を良好とするために円柱形として
いる。
扉(カ)の上部に設けることのできる水平バーとして
は、車椅子で使用されるような移動を補助するための手
すり、あるいはデザイン性を向上させたバーなどがこれ
までに知られているが、これらのバーは、いずれも握り
やすく、しかも見た目を良好とするために円柱形として
いる。
【0007】しかしながら、このような円柱形のバーで
は、実際には、もたれ掛かろうとしてももたれにくいと
いう問題があった。その原因の一つとして、円柱形のバ
ーでは、身体との接触が線状となり、十分な接触が得ら
れていないことが考えられる。その結果、身体を十分に
支持することができず、立ち作業による足腰の疲労が軽
減されないのである。
は、実際には、もたれ掛かろうとしてももたれにくいと
いう問題があった。その原因の一つとして、円柱形のバ
ーでは、身体との接触が線状となり、十分な接触が得ら
れていないことが考えられる。その結果、身体を十分に
支持することができず、立ち作業による足腰の疲労が軽
減されないのである。
【0008】また、従来の水平バーは、キャビネット
(ア)前面の扉(カ)の上部に固定されており、その高
さを変更することができなかった。様々な身長の人に応
じて最適な位置にバーを設定することができなければ、
もたれようにももたれ掛かることができず、あるいはも
たれ掛けによる足腰への負担の軽減の効果も低下してし
まう。
(ア)前面の扉(カ)の上部に固定されており、その高
さを変更することができなかった。様々な身長の人に応
じて最適な位置にバーを設定することができなければ、
もたれようにももたれ掛かることができず、あるいはも
たれ掛けによる足腰への負担の軽減の効果も低下してし
まう。
【0009】さらに、流し台への水平バーの取付位置に
も注意が必要とされる。すなわち、水平バーを図8に例
示したような流し台のキャビネット(ア)前面に設けた
扉(カ)の上部に取り付けるとなると、そのバーを支持
し、流し台に取り付けるための支持部は、流し台の天板
(イ)に設置するか、あるいは天板(イ)を支えるキャ
ビネット(ア)に取り付けるかのいずれかとなる。
も注意が必要とされる。すなわち、水平バーを図8に例
示したような流し台のキャビネット(ア)前面に設けた
扉(カ)の上部に取り付けるとなると、そのバーを支持
し、流し台に取り付けるための支持部は、流し台の天板
(イ)に設置するか、あるいは天板(イ)を支えるキャ
ビネット(ア)に取り付けるかのいずれかとなる。
【0010】前者の場合、水平バーを必要に応じて取り
付けることができるように後付け式で設置する方式を採
用するとなると、その設置に際し、一旦、天板(イ)を
流し台から取り外さなければならず、取付作業は大掛か
りとなってしまう。一方、後者の場合には、前者に比
べ、キャビネット(ア)にたとえば幕板を設ければ、そ
の取付は楽になるが、かえって幕板を設置するが故にキ
ャビネット(ア)の収納量がその幕板の分だけ減ってし
まうことになる。
付けることができるように後付け式で設置する方式を採
用するとなると、その設置に際し、一旦、天板(イ)を
流し台から取り外さなければならず、取付作業は大掛か
りとなってしまう。一方、後者の場合には、前者に比
べ、キャビネット(ア)にたとえば幕板を設ければ、そ
の取付は楽になるが、かえって幕板を設置するが故にキ
ャビネット(ア)の収納量がその幕板の分だけ減ってし
まうことになる。
【0011】この発明は、以上の通りの事情に鑑みてな
されたものであり、従来の水平バーを設けた流し台の欠
点を解消し、立ち姿勢を保持し、長時間作業しても足腰
にかかる負担を軽減することができ、利便性に優れた流
し台を提供することを目的としている。
されたものであり、従来の水平バーを設けた流し台の欠
点を解消し、立ち姿勢を保持し、長時間作業しても足腰
にかかる負担を軽減することができ、利便性に優れた流
し台を提供することを目的としている。
【0012】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記の課題
を解決するものとして、水平な底面とともに、正面と背
面に対向する直立面を有し、正面側の直立面は底面より
全高の略半分の高さまで形成され、背面側の直立面は正
面側の直立面のほぼ2倍の高さを有し、正面側の直立面
から頂面にかけてゆるやかな湾曲面が形成され、かつ頂
面の一部に底面と対向する水平面を有し、この水平面と
前記湾曲面との間に、湾曲面より曲率の小さな曲面が形
成されている水平な棒状体が、流し台の天板前方に配設
されていることを特徴とする流し台を提供する。
を解決するものとして、水平な底面とともに、正面と背
面に対向する直立面を有し、正面側の直立面は底面より
全高の略半分の高さまで形成され、背面側の直立面は正
面側の直立面のほぼ2倍の高さを有し、正面側の直立面
から頂面にかけてゆるやかな湾曲面が形成され、かつ頂
面の一部に底面と対向する水平面を有し、この水平面と
前記湾曲面との間に、湾曲面より曲率の小さな曲面が形
成されている水平な棒状体が、流し台の天板前方に配設
されていることを特徴とする流し台を提供する。
【0013】またこの発明は、水平な棒状体にその底部
より鉛直方向に延びる中空状の脚部が設けられ、この脚
部内部に鉛直方向に延びるガイド部材が配設され、一
方、鉛直方向に開口するとともに、内周面にネジ部を有
する貫通穴が形成された筒状の鉛直部に水平部を接続し
た略L字型のアーム部材が、その水平部を介して流し台
天板の前面近傍に固定され、前記棒状体の脚部がアーム
部材鉛直部の外側に配置され、棒状体脚部内部のガイド
部材がアーム部材鉛直部の貫通穴に挿入され、かつガイ
ド部材の底面に外周面にネジ部が形成された回転部材が
軸支され、この回転部材が、上下動自在として貫通穴内
周面のネジ部に螺合され、回転部材を回転させることに
より棒状体がアーム部材上を昇降自在とされ、かつ棒状
体は流し台天板の前方に一定距離で支持されていること
を特徴とする流し台を提供する。
より鉛直方向に延びる中空状の脚部が設けられ、この脚
部内部に鉛直方向に延びるガイド部材が配設され、一
方、鉛直方向に開口するとともに、内周面にネジ部を有
する貫通穴が形成された筒状の鉛直部に水平部を接続し
た略L字型のアーム部材が、その水平部を介して流し台
天板の前面近傍に固定され、前記棒状体の脚部がアーム
部材鉛直部の外側に配置され、棒状体脚部内部のガイド
部材がアーム部材鉛直部の貫通穴に挿入され、かつガイ
ド部材の底面に外周面にネジ部が形成された回転部材が
軸支され、この回転部材が、上下動自在として貫通穴内
周面のネジ部に螺合され、回転部材を回転させることに
より棒状体がアーム部材上を昇降自在とされ、かつ棒状
体は流し台天板の前方に一定距離で支持されていること
を特徴とする流し台を提供する。
【0014】さらにこの発明は、鉛直部とこれに接続し
た水平部を有し、水平な棒状体を流し台の天板前方に一
定距離で支持する略L字型のアーム部材の前記水平部の
先端に固定板が配設され、流し台に備えたキャビネット
の前面に軸支された固定端部を有する回動自在な開閉扉
の開閉端部に、前記アーム部材の水平部の外形に対応す
る形状を有する切欠が設けられ、アーム部材水平部先端
の固定板が固定具によりキャビネット内部の桟部に固定
され、かつアーム部材水平部が前記切欠を介してキャビ
ネットの開閉扉を貫通し、棒状体が流し台の天板前方に
配設されていることを特徴とする流し台をも提供する。
た水平部を有し、水平な棒状体を流し台の天板前方に一
定距離で支持する略L字型のアーム部材の前記水平部の
先端に固定板が配設され、流し台に備えたキャビネット
の前面に軸支された固定端部を有する回動自在な開閉扉
の開閉端部に、前記アーム部材の水平部の外形に対応す
る形状を有する切欠が設けられ、アーム部材水平部先端
の固定板が固定具によりキャビネット内部の桟部に固定
され、かつアーム部材水平部が前記切欠を介してキャビ
ネットの開閉扉を貫通し、棒状体が流し台の天板前方に
配設されていることを特徴とする流し台をも提供する。
【0015】
【作用】この発明の流し台においては、水平な底面とと
もに、正面と背面に対向する直立面を有し、正面側の直
立面は底面より全高の略半分の高さまで形成され、背面
側の直立面は正面側の直立面のほぼ2倍の高さを有し、
正面側の直立面から頂面にかけてゆるやかな湾曲面が形
成され、かつ頂面の一部に底面と対向する水平面を有
し、この水平面と前記湾曲面との間に、湾曲面より曲率
の小さな曲面が形成されている水平な棒状体が、流し台
の天板前方に配設されているため、調理作業等を行う流
し台の使用者は棒状体と十分な接触が得られ、棒状体は
もたれやすいものとなり、立ち姿勢が保持可能となる。
もに、正面と背面に対向する直立面を有し、正面側の直
立面は底面より全高の略半分の高さまで形成され、背面
側の直立面は正面側の直立面のほぼ2倍の高さを有し、
正面側の直立面から頂面にかけてゆるやかな湾曲面が形
成され、かつ頂面の一部に底面と対向する水平面を有
し、この水平面と前記湾曲面との間に、湾曲面より曲率
の小さな曲面が形成されている水平な棒状体が、流し台
の天板前方に配設されているため、調理作業等を行う流
し台の使用者は棒状体と十分な接触が得られ、棒状体は
もたれやすいものとなり、立ち姿勢が保持可能となる。
【0016】またこの発明の流し台においては、水平な
棒状体にその底部より鉛直方向に延びる中空状の脚部が
設けられ、この脚部内部に鉛直方向に延びるガイド部材
が配設され、一方、鉛直方向に開口するとともに、内周
面にネジ部を有する貫通穴が形成された筒状の鉛直部に
水平部を接続した略L字型のアーム部材が、その水平部
を介して流し台天板の前面近傍に固定され、前記棒状体
の脚部がアーム部材鉛直部の外側に配置され、棒状体脚
部内部のガイド部材がアーム部材鉛直部の貫通穴に挿入
され、かつガイド部材の底面に外周面にネジ部が形成さ
れた回転部材が軸支され、この回転部材が、上下動自在
として貫通穴内周面のネジ部に螺合される。これによっ
て、たとえばドライバー等の回転手段を用いて回転部材
をその底面から回転させることにより、棒状体を流し台
天板の前方に一定距離で支持しつつ、アーム部材上を昇
降させることができる。流し台天板との間の距離を一定
としたままで、棒状体の高さを調節することが可能とな
る。使用者の身長に応じた最適な高さに棒状体を設定す
ることができ、立ち姿勢が保持可能となる。
棒状体にその底部より鉛直方向に延びる中空状の脚部が
設けられ、この脚部内部に鉛直方向に延びるガイド部材
が配設され、一方、鉛直方向に開口するとともに、内周
面にネジ部を有する貫通穴が形成された筒状の鉛直部に
水平部を接続した略L字型のアーム部材が、その水平部
を介して流し台天板の前面近傍に固定され、前記棒状体
の脚部がアーム部材鉛直部の外側に配置され、棒状体脚
部内部のガイド部材がアーム部材鉛直部の貫通穴に挿入
され、かつガイド部材の底面に外周面にネジ部が形成さ
れた回転部材が軸支され、この回転部材が、上下動自在
として貫通穴内周面のネジ部に螺合される。これによっ
て、たとえばドライバー等の回転手段を用いて回転部材
をその底面から回転させることにより、棒状体を流し台
天板の前方に一定距離で支持しつつ、アーム部材上を昇
降させることができる。流し台天板との間の距離を一定
としたままで、棒状体の高さを調節することが可能とな
る。使用者の身長に応じた最適な高さに棒状体を設定す
ることができ、立ち姿勢が保持可能となる。
【0017】さらにこの発明の流し台においては、鉛直
部とこれに接続した水平部を有し、水平な棒状体を流し
台の天板前方に一定距離で支持する略L字型のアーム部
材の前記水平部の先端に固定板が配設され、流し台に備
えたキャビネットの前面に軸支された固定端部を有する
回動自在な開閉扉の開閉端部に、前記アーム部材の水平
部の外形に対応する形状を有する切欠が設けられ、アー
ム部材水平部先端の固定板が固定具によりキャビネット
内部の桟部に固定され、かつアーム部材水平部が前記切
欠を介してキャビネットの開閉扉を貫通させる。これに
よって、棒状体を支持するアーム部材を幕板を設けなく
ともキャビネットに直接取り付けることができる。棒状
体を後付けする場合にもその取付けは簡便となる。ま
た、アーム部材をキャビネットに直接取り付けても、キ
ャビネットの収納部の収納量が十分に保持される。
部とこれに接続した水平部を有し、水平な棒状体を流し
台の天板前方に一定距離で支持する略L字型のアーム部
材の前記水平部の先端に固定板が配設され、流し台に備
えたキャビネットの前面に軸支された固定端部を有する
回動自在な開閉扉の開閉端部に、前記アーム部材の水平
部の外形に対応する形状を有する切欠が設けられ、アー
ム部材水平部先端の固定板が固定具によりキャビネット
内部の桟部に固定され、かつアーム部材水平部が前記切
欠を介してキャビネットの開閉扉を貫通させる。これに
よって、棒状体を支持するアーム部材を幕板を設けなく
ともキャビネットに直接取り付けることができる。棒状
体を後付けする場合にもその取付けは簡便となる。ま
た、アーム部材をキャビネットに直接取り付けても、キ
ャビネットの収納部の収納量が十分に保持される。
【0018】このようにして、流し台の利便性がこの発
明により改善される。
明により改善される。
【0019】
【実施例】以下、図面に沿って実施例を示し、この発明
の流し台についてさらに詳しく説明する。図1は、この
発明の流し台の一実施例を示した斜視図である。この図
1の例においては、内部に収納部を有するキャビネット
(1)を複数個横に並べて設けており、これらのキャビ
ネット(1)の上面に天板(2)を配設している。ま
た、天板(2)には、シンク(3)及びコンロ(4)を
設けるとともに、シンク(3)の開口縁に水栓金具
(5)を備えている。一方、キャビネット(1)の前面
には、一端部がこのキャビネット(1)の前面に回転軸
を介して軸支され、手前側に回動して開く開閉扉(6)
を設けている。
の流し台についてさらに詳しく説明する。図1は、この
発明の流し台の一実施例を示した斜視図である。この図
1の例においては、内部に収納部を有するキャビネット
(1)を複数個横に並べて設けており、これらのキャビ
ネット(1)の上面に天板(2)を配設している。ま
た、天板(2)には、シンク(3)及びコンロ(4)を
設けるとともに、シンク(3)の開口縁に水栓金具
(5)を備えている。一方、キャビネット(1)の前面
には、一端部がこのキャビネット(1)の前面に回転軸
を介して軸支され、手前側に回動して開く開閉扉(6)
を設けている。
【0020】またこの例においては、キャビネット
(1)の天板(2)の前方に、基準高さを天板(2)の
上面と略同一とし、かつ天板(2)の前端面から一定の
距離にもたれバー(7)を水平な棒状体として配設して
いる。このもたれバー(7)は、その底面を介して左右
一対の略L字型のアーム部材(8)により支持され、上
記の位置に配置されている。もたれバー(7)は、調理
作業等中に使用者がこれに寄り掛かる時、身体を支持
し、足腰へかかる負担を軽減する。また、もたれバー
(7)は、キャビネット(1)内部の収納部への物品の
収納作業や流し台回りの移動時の補助てすりとしても利
用することができる。このようなもたれバー(7)は、
上記の通り、天板(2)の前端面から一定の距離だけ離
して設置されているため、シンク(3)の縁から十分離
れており、調理作業等を行っても衣服が水濡れすること
はない。
(1)の天板(2)の前方に、基準高さを天板(2)の
上面と略同一とし、かつ天板(2)の前端面から一定の
距離にもたれバー(7)を水平な棒状体として配設して
いる。このもたれバー(7)は、その底面を介して左右
一対の略L字型のアーム部材(8)により支持され、上
記の位置に配置されている。もたれバー(7)は、調理
作業等中に使用者がこれに寄り掛かる時、身体を支持
し、足腰へかかる負担を軽減する。また、もたれバー
(7)は、キャビネット(1)内部の収納部への物品の
収納作業や流し台回りの移動時の補助てすりとしても利
用することができる。このようなもたれバー(7)は、
上記の通り、天板(2)の前端面から一定の距離だけ離
して設置されているため、シンク(3)の縁から十分離
れており、調理作業等を行っても衣服が水濡れすること
はない。
【0021】図2は、棒状体としてのもたれバーの一実
施例を示した断面図である。この図2の例においては、
もたれバー(7)の幅及び高さをそれぞれ30.0mm及び6
0.0mmとしている。また、もたれバー(7)の底面に
は、水平面(71)を設けるとともに、正面及び背面に
対向する直立面(72a)(72b)を設けている。正
面側の直立面(72a)は、もたれバー(7)の全高の
半分、すなわち底面より30.0mmの高さまで設けている。
背面側の直立面(72b)は、図2に示したように、正
面側の直立面(72a)のほぼ2倍の高さを有してい
る。これらの直立面(72a)(72b)と底面(7
1)との間のコーナー部には、曲率8.0mmの曲面(7
3)を配設している。
施例を示した断面図である。この図2の例においては、
もたれバー(7)の幅及び高さをそれぞれ30.0mm及び6
0.0mmとしている。また、もたれバー(7)の底面に
は、水平面(71)を設けるとともに、正面及び背面に
対向する直立面(72a)(72b)を設けている。正
面側の直立面(72a)は、もたれバー(7)の全高の
半分、すなわち底面より30.0mmの高さまで設けている。
背面側の直立面(72b)は、図2に示したように、正
面側の直立面(72a)のほぼ2倍の高さを有してい
る。これらの直立面(72a)(72b)と底面(7
1)との間のコーナー部には、曲率8.0mmの曲面(7
3)を配設している。
【0022】さらに、もたれバー(7)の頂面には、底
面の水平面(71)に対向する別の水平面(74)を設
けている。この水平面(74)と背面側の直立面(72
b)との間のコーナー部にも曲率8.0mmの曲面(73)
を設けている。一方、正面側の直立面(72a)から頂
面にかけては、ゆるやかに湾曲する曲率40.0mmの湾曲面
(75)を設け、また、この湾曲面(75)と頂面に設
けた水平面(74)との間に、湾曲面(75)より曲率
の小さな曲率12.0mmの曲面(76)を配設している。
面の水平面(71)に対向する別の水平面(74)を設
けている。この水平面(74)と背面側の直立面(72
b)との間のコーナー部にも曲率8.0mmの曲面(73)
を設けている。一方、正面側の直立面(72a)から頂
面にかけては、ゆるやかに湾曲する曲率40.0mmの湾曲面
(75)を設け、また、この湾曲面(75)と頂面に設
けた水平面(74)との間に、湾曲面(75)より曲率
の小さな曲率12.0mmの曲面(76)を配設している。
【0023】このような外形形状を有するもたれバー
(7)を、たとえば図1に例示した流し台の前記所定部
位に配設することにより、調理作業等において使用者は
このもたれバー(7)にもたれ掛かりやすくなるのであ
る。使用者の身体との接触面は、従来の円柱形のバーよ
りも十分に拡大され、たとえば使用者の上半身の傾きが
作業中に変化するような場合にも、常に良好な接触が得
られる。図1に例示した流し台シンク(3)において、
軽少なものを洗う場合と大きなものを洗う場合では作業
点が異なるが、いずれの場合にももたれやすくなる。
(7)を、たとえば図1に例示した流し台の前記所定部
位に配設することにより、調理作業等において使用者は
このもたれバー(7)にもたれ掛かりやすくなるのであ
る。使用者の身体との接触面は、従来の円柱形のバーよ
りも十分に拡大され、たとえば使用者の上半身の傾きが
作業中に変化するような場合にも、常に良好な接触が得
られる。図1に例示した流し台シンク(3)において、
軽少なものを洗う場合と大きなものを洗う場合では作業
点が異なるが、いずれの場合にももたれやすくなる。
【0024】実際に、図3に例示したような外形形状を
有するもたれバーとの対比からも、この図2に例示した
もたれバーの上記の利便性が明らかにされた。図3に例
示したもたれバー(7)は、底面及び頂面をそれぞれ曲
率15.0mm及び12.5mmの曲面(77a)(77b)とし、
背面には直立面(78)を設ける一方で、正面には底面
から頂面にかけて傾倒する傾斜平面(79)を設けたも
のである。
有するもたれバーとの対比からも、この図2に例示した
もたれバーの上記の利便性が明らかにされた。図3に例
示したもたれバー(7)は、底面及び頂面をそれぞれ曲
率15.0mm及び12.5mmの曲面(77a)(77b)とし、
背面には直立面(78)を設ける一方で、正面には底面
から頂面にかけて傾倒する傾斜平面(79)を設けたも
のである。
【0025】これら図2及び図3のもたれバー(7)を
前述の通りに流し台の所定位置に設置し、もたれやすさ
を比較した。その結果、5人中4人までが図2に例示し
たもたれバー(7)の方がもたれやすいと判定した。こ
のように、図2に例示したもたれバー(7)はもたれ掛
かりやすいので、立ち姿勢を保持することができ、長時
間作業しても足腰にかかる負担を軽減することができ
る。高齢者にとっても流し台での作業が楽となる。流し
台の利便性が向上する。
前述の通りに流し台の所定位置に設置し、もたれやすさ
を比較した。その結果、5人中4人までが図2に例示し
たもたれバー(7)の方がもたれやすいと判定した。こ
のように、図2に例示したもたれバー(7)はもたれ掛
かりやすいので、立ち姿勢を保持することができ、長時
間作業しても足腰にかかる負担を軽減することができ
る。高齢者にとっても流し台での作業が楽となる。流し
台の利便性が向上する。
【0026】図4及び図5のa及びbは、各々、もたれ
バーと、これを支持し、流し台の天板前面に配設するた
めのアーム部材を例示した斜視図及び断面図である。こ
れらの図4及び図5のa及びbの例においては、もたれ
バー(7)の底部の2箇所に、底面より鉛直方向に延び
る中空円筒状の脚部(9)を設けている。この脚部
(9)の内部には、図5a及びbに例示したように、中
央部において下方に突出し、鉛直方向に延びる棒状のガ
イド部材(10)を設けている。
バーと、これを支持し、流し台の天板前面に配設するた
めのアーム部材を例示した斜視図及び断面図である。こ
れらの図4及び図5のa及びbの例においては、もたれ
バー(7)の底部の2箇所に、底面より鉛直方向に延び
る中空円筒状の脚部(9)を設けている。この脚部
(9)の内部には、図5a及びbに例示したように、中
央部において下方に突出し、鉛直方向に延びる棒状のガ
イド部材(10)を設けている。
【0027】一方、アーム部材(8)には、鉛直上方に
起立する円筒状の鉛直部(11)と、これに略直角に接
続された水平板状の水平部(12)とを設け、外形を略
L字型としている。このアーム部材水平部(12)の先
端には、流し台への固定用の固定板(13)を鉛直部
(11)に対向させて設けており、ビス等による固定の
ための穴(14)をこの固定板(13)に4箇所配設し
ている。アーム部材(8)は、固定板(13)を介して
図1に例示した流し台の天板(2)前面近傍に固定する
ことができる。また、アーム部材鉛直部(11)の内部
には、その中心軸方向、すなわち鉛直方向に開口する貫
通穴(15)を設けており、この貫通穴(15)の内周
面にはネジ部(16)が形成されている。
起立する円筒状の鉛直部(11)と、これに略直角に接
続された水平板状の水平部(12)とを設け、外形を略
L字型としている。このアーム部材水平部(12)の先
端には、流し台への固定用の固定板(13)を鉛直部
(11)に対向させて設けており、ビス等による固定の
ための穴(14)をこの固定板(13)に4箇所配設し
ている。アーム部材(8)は、固定板(13)を介して
図1に例示した流し台の天板(2)前面近傍に固定する
ことができる。また、アーム部材鉛直部(11)の内部
には、その中心軸方向、すなわち鉛直方向に開口する貫
通穴(15)を設けており、この貫通穴(15)の内周
面にはネジ部(16)が形成されている。
【0028】この例においては、もたれバー(7)は、
その脚部(9)を、流し台天板(2)の前面近傍に固定
される2つのアーム部材(8)の鉛直部(11)の外側
に配置するとともに、脚部(9)内部に設けたガイド部
材(10)をアーム部材鉛直部(11)の貫通穴(1
5)に挿入して、アーム部材(8)に支持されるのであ
る。
その脚部(9)を、流し台天板(2)の前面近傍に固定
される2つのアーム部材(8)の鉛直部(11)の外側
に配置するとともに、脚部(9)内部に設けたガイド部
材(10)をアーム部材鉛直部(11)の貫通穴(1
5)に挿入して、アーム部材(8)に支持されるのであ
る。
【0029】さらに、このもたれバー(7)の脚部
(9)内部に設けたガイド部材(10)の底面には、そ
の中心に回転軸(17)を設けており、この回転軸(1
7)に回転部材(18)が回転自在となるように接続さ
れている。そして、回転部材(18)の外周面には、ア
ーム部材鉛直部(11)の貫通穴(15)の内周面に設
けたネジ部(16)と螺合する別のネジ部(19)を設
けている。
(9)内部に設けたガイド部材(10)の底面には、そ
の中心に回転軸(17)を設けており、この回転軸(1
7)に回転部材(18)が回転自在となるように接続さ
れている。そして、回転部材(18)の外周面には、ア
ーム部材鉛直部(11)の貫通穴(15)の内周面に設
けたネジ部(16)と螺合する別のネジ部(19)を設
けている。
【0030】このため、もたれバー(7)をアーム部材
(8)で支持する場合、回転部材(18)もアーム部材
鉛直部(11)の貫通穴(15)に挿入され、かつガイ
ド部材(10)底面に設けた回転軸(17)の周りに回
転自在として、自身のネジ部(19)を介して貫通穴
(15)内周面のネジ部(16)に螺合する。さらにま
た、回転部材(18)の底面には、たとえばドライバー
等の回転手段の先端部を挿入自在とした溝部(20)が
形成されている。アーム部材鉛直部(11)の貫通穴
(15)を介してこの溝部(20)にドライバー等の回
転手段の先端部を挿入し、回転手段を回転させると、回
転部材(18)が回転し、ドライバーの回転方向に応じ
て回転部材(18)は昇降する。この回転部材(18)
の昇降によって、脚部(9)がアーム部材鉛直部(1
1)により、また、ガイド部材(10)が鉛直部(1
1)の貫通穴(15)によりガイドされながら、もたれ
バー(7)がアーム部材(8)上を昇降する。
(8)で支持する場合、回転部材(18)もアーム部材
鉛直部(11)の貫通穴(15)に挿入され、かつガイ
ド部材(10)底面に設けた回転軸(17)の周りに回
転自在として、自身のネジ部(19)を介して貫通穴
(15)内周面のネジ部(16)に螺合する。さらにま
た、回転部材(18)の底面には、たとえばドライバー
等の回転手段の先端部を挿入自在とした溝部(20)が
形成されている。アーム部材鉛直部(11)の貫通穴
(15)を介してこの溝部(20)にドライバー等の回
転手段の先端部を挿入し、回転手段を回転させると、回
転部材(18)が回転し、ドライバーの回転方向に応じ
て回転部材(18)は昇降する。この回転部材(18)
の昇降によって、脚部(9)がアーム部材鉛直部(1
1)により、また、ガイド部材(10)が鉛直部(1
1)の貫通穴(15)によりガイドされながら、もたれ
バー(7)がアーム部材(8)上を昇降する。
【0031】このようにして、もたれバー(7)と流し
台天板(2)との間の距離を固定したまま、もたれバー
(7)の高さのみを調理作業等を行う使用者の身長に応
じてもたれやすい、最適な高さに調節することができ
る。もたれバー(7)の最適高さについては、作業内容
別に使用者の身長と以下の関係があることが、種々の実
験により明らかにされた。
台天板(2)との間の距離を固定したまま、もたれバー
(7)の高さのみを調理作業等を行う使用者の身長に応
じてもたれやすい、最適な高さに調節することができ
る。もたれバー(7)の最適高さについては、作業内容
別に使用者の身長と以下の関係があることが、種々の実
験により明らかにされた。
【0032】
【数1】
【0033】
【数2】
【0034】ここで、Xは、使用者の身長を示し、単位
はcmである。作業内容が特定されない図1に例示したよ
うな流し台においては、作業点の低位な鍋洗いの場合の
最適高さに設定することが好ましいと考えられる。そこ
で、この図4及び図5のa及びbの例の場合には、式
(2)に示される関係に従って、もたれバー(7)の高
さを使用者の身長に合わせて調節することができるよう
にしている。流し台の使用者の身長が異なっても、常
に、もたれバー(7)をもたれやすい高さに設定でき、
立ち姿勢が保持され、長時間作業しても足腰にかかる負
担を軽減することができる。流し台の利便性が向上す
る。
はcmである。作業内容が特定されない図1に例示したよ
うな流し台においては、作業点の低位な鍋洗いの場合の
最適高さに設定することが好ましいと考えられる。そこ
で、この図4及び図5のa及びbの例の場合には、式
(2)に示される関係に従って、もたれバー(7)の高
さを使用者の身長に合わせて調節することができるよう
にしている。流し台の使用者の身長が異なっても、常
に、もたれバー(7)をもたれやすい高さに設定でき、
立ち姿勢が保持され、長時間作業しても足腰にかかる負
担を軽減することができる。流し台の利便性が向上す
る。
【0035】図6及び図7は、アーム部材(8)の流し
台への固定について例示した要部斜視図及び要部断面図
である。たとえばこれらの図6及び図7の例において
は、幕板を設けなくてもアーム部材(8)を流し台の天
板(2)の前面近傍のキャビネット(1)に直接取り付
けることができるようにしている。
台への固定について例示した要部斜視図及び要部断面図
である。たとえばこれらの図6及び図7の例において
は、幕板を設けなくてもアーム部材(8)を流し台の天
板(2)の前面近傍のキャビネット(1)に直接取り付
けることができるようにしている。
【0036】すなわち、キャビネット(1)の前面に前
記の通り回動自在として配設された開閉扉(6)の開閉
端部(21)に、アーム部材水平部(12)の外形に対
応する形状を有する切欠(22)を設け、水平部(1
2)の先端に設けた固定板(13)をビス(23)等に
よりキャビネット(1)内部の桟部(24)に固定す
る。この桟部(24)は、横桟であっても縦桟であって
も構わない。
記の通り回動自在として配設された開閉扉(6)の開閉
端部(21)に、アーム部材水平部(12)の外形に対
応する形状を有する切欠(22)を設け、水平部(1
2)の先端に設けた固定板(13)をビス(23)等に
よりキャビネット(1)内部の桟部(24)に固定す
る。この桟部(24)は、横桟であっても縦桟であって
も構わない。
【0037】こうすることにより、アーム部材(8)の
水平部(12)を開閉扉(6)を貫通させて流し台のキ
ャビネット(1)に直接固定することができ、しかも水
平部(12)が開閉扉(6)の開閉の邪魔にならずに済
み、開閉時に扉(6)が接触することはない。開閉扉
(6)は、アーム部材(8)の鉛直部(11)にも接触
しない。従来の流し台のように、幕板設置に伴うキャビ
ネット(1)の収納部の収納量の減少という問題は発生
しない。また、もたれバー(7)を流し台に後付けする
場合にもその取付けは容易となる。流し台の使用ともた
れバー設置における利便性が向上する。
水平部(12)を開閉扉(6)を貫通させて流し台のキ
ャビネット(1)に直接固定することができ、しかも水
平部(12)が開閉扉(6)の開閉の邪魔にならずに済
み、開閉時に扉(6)が接触することはない。開閉扉
(6)は、アーム部材(8)の鉛直部(11)にも接触
しない。従来の流し台のように、幕板設置に伴うキャビ
ネット(1)の収納部の収納量の減少という問題は発生
しない。また、もたれバー(7)を流し台に後付けする
場合にもその取付けは容易となる。流し台の使用ともた
れバー設置における利便性が向上する。
【0038】もちろんこの発明は、以上の例によって限
定されるものではない。もたれバー、脚部及びアーム部
材の材質、流し台のキャビネット、シンク及びコンロの
構造等の細部については様々な態様が可能であることは
いうまでもない。
定されるものではない。もたれバー、脚部及びアーム部
材の材質、流し台のキャビネット、シンク及びコンロの
構造等の細部については様々な態様が可能であることは
いうまでもない。
【0039】
【発明の効果】以上詳しく説明した通り、この発明によ
って、調理作業等を行う使用者の立ち姿勢を保持し、長
時間作業しても足腰にかかる負担を軽減することがで
き、また、流し台の利便性を向上させることができる。
って、調理作業等を行う使用者の立ち姿勢を保持し、長
時間作業しても足腰にかかる負担を軽減することがで
き、また、流し台の利便性を向上させることができる。
【図1】この発明の流し台の一実施例を示した斜視図で
ある。
ある。
【図2】棒状体としてのもたれバーの一実施例を示した
断面図である。
断面図である。
【図3】図2の例の比較例を示した断面図である。
【図4】もたれバー及びアーム部材を例示した斜視図で
ある。
ある。
【図5】図4の例の断面図である。
【図6】アーム部材の流し台への固定について例示した
要部斜視図である。
要部斜視図である。
【図7】図6の要部断面図である。
【図8】従来の流し台を示した斜視図である。
1 キャビネット 2 天板 3 シンク 4 コンロ 5 水栓金具 6 開閉扉 7 もたれバー 71 水平面 72a,72b 直立面 73 曲面 74 水平面 75 湾曲面 76 曲面 8 アーム部材 9 脚部 10 ガイド部材 11 鉛直部 12 水平部 13 固定板 14 穴 15 貫通穴 16 ネジ部 17 回転軸 18 回転部材 19 ネジ部 20 溝部 21 開閉端部 22 切欠 23 ビス 24 桟部
フロントページの続き (72)発明者 中川 敏 大阪府門真市大字門真1048番地 松下電 工株式会社内 (56)参考文献 実開 昭53−142938(JP,U) 実開 昭64−43725(JP,U) 実開 昭62−14433(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A47B 77/00 - 77/18 A47B 83/00 - 88/22 A47C 16/00
Claims (7)
- 【請求項1】 水平な底面とともに、正面と背面に対向
する直立面を有し、正面側の直立面は底面より全高の略
半分の高さまで形成され、背面側の直立面は正面側の直
立面のほぼ2倍の高さを有し、正面側の直立面から頂面
にかけてゆるやかな湾曲面が形成され、かつ頂面の一部
に底面と対向する水平面を有し、この水平面と前記湾曲
面との間に、湾曲面より曲率の小さな曲面が形成されて
いる水平な棒状体が、流し台の天板前方に配設されてい
ることを特徴とする流し台。 - 【請求項2】 水平な棒状体にその底部より鉛直方向に
延びる中空状の脚部が設けられ、この脚部内部に鉛直方
向に延びるガイド部材が配設され、一方、鉛直方向に開
口するとともに、内周面にネジ部を有する貫通穴が形成
された筒状の鉛直部に水平部を接続した略L字型のアー
ム部材が、その水平部を介して流し台天板の前面近傍に
固定され、前記棒状体の脚部がアーム部材鉛直部の外側
に配置され、棒状体脚部内部のガイド部材がアーム部材
鉛直部の貫通穴に挿入され、かつガイド部材の底面に外
周面にネジ部が形成された回転部材が軸支され、この回
転部材が上下動自在として貫通穴内周面のネジ部に螺合
され、回転部材を回転させることにより棒状体がアーム
部材上を昇降自在とされ、かつ棒状体は流し台天板の前
方に一定距離で支持されていることを特徴とする流し
台。 - 【請求項3】 アーム部材水平部の流し台側端部に固定
板が設けられ、この固定板を介して固定具によりアーム
部材とともに棒状体が、それぞれ流し台に対して所定位
置に配設されている請求項2記載の流し台。 - 【請求項4】 流し台に備えたキャビネットの前面に軸
支された固定端部を有する回動自在な開閉扉の開閉端部
に、アーム部材水平部の外形に対応する形状を有する切
欠が設けられ、アーム部材水平部の流し台側端部に設け
られた固定板が固定具によりキャビネット内部の桟部に
固定され、かつアーム部材水平部が前記切欠を介してキ
ャビネットの開閉扉を貫通している請求項3記載の流し
台。 - 【請求項5】 回転部材の底面に回転手段の先端部を挿
入自在とした溝部が設けられている請求項2乃至4いず
れかに記載の流し台。 - 【請求項6】 鉛直部とこれに接続した水平部を有し、
水平な棒状体を流し台の天板前方に一定距離で支持する
略L字型のアーム部材の前記水平部の先端に固定板が配
設され、流し台に備えたキャビネットの前面に軸支され
た固定端部を有する回動自在な開閉扉の開閉端部に、前
記アーム部材の水平部の外形に対応する形状を有する切
欠が設けられ、アーム部材水平部先端の固定板が固定具
によりキャビネット内部の桟部に固定され、かつアーム
部材水平部が前記切欠を介してキャビネットの開閉扉を
貫通し、棒状体が流し台の天板前方に配設されているこ
とを特徴とする流し台。 - 【請求項7】 棒状体が、請求項1に記載された棒状体
である請求項2乃至6いずれかに記載の流し台。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP06004272A JP3143557B2 (ja) | 1994-01-19 | 1994-01-19 | 流し台 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP06004272A JP3143557B2 (ja) | 1994-01-19 | 1994-01-19 | 流し台 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07204038A JPH07204038A (ja) | 1995-08-08 |
JP3143557B2 true JP3143557B2 (ja) | 2001-03-07 |
Family
ID=11579915
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP06004272A Expired - Fee Related JP3143557B2 (ja) | 1994-01-19 | 1994-01-19 | 流し台 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3143557B2 (ja) |
Families Citing this family (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4897325B2 (ja) * | 2006-03-27 | 2012-03-14 | 株式会社Lixil | ビーム手摺 |
JP5025183B2 (ja) * | 2006-07-27 | 2012-09-12 | 東芝テック株式会社 | 作業支援装置 |
JP4754429B2 (ja) * | 2006-07-27 | 2011-08-24 | 東芝テック株式会社 | 作業支援具 |
JP5050170B2 (ja) * | 2006-08-31 | 2012-10-17 | 静岡県 | 作業支援装置 |
JP4882058B2 (ja) * | 2006-08-31 | 2012-02-22 | 静岡県 | 作業支援装置 |
KR101334014B1 (ko) * | 2011-11-25 | 2013-11-28 | 정용연 | 싱크대용 신체 지지장치 |
-
1994
- 1994-01-19 JP JP06004272A patent/JP3143557B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH07204038A (ja) | 1995-08-08 |
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Legal Events
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---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |