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JP3143245B2 - 撮像装置およびその測光方法およびその合焦制御方法ならびに撮像方法 - Google Patents

撮像装置およびその測光方法およびその合焦制御方法ならびに撮像方法

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Publication number
JP3143245B2
JP3143245B2 JP04356410A JP35641092A JP3143245B2 JP 3143245 B2 JP3143245 B2 JP 3143245B2 JP 04356410 A JP04356410 A JP 04356410A JP 35641092 A JP35641092 A JP 35641092A JP 3143245 B2 JP3143245 B2 JP 3143245B2
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JP
Japan
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block
signal component
added
solid
frequency signal
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP04356410A
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English (en)
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JPH06189187A (ja
Inventor
正 藤井
重一 深田
泉 三宅
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Photo Film Co Ltd filed Critical Fuji Photo Film Co Ltd
Priority to JP04356410A priority Critical patent/JP3143245B2/ja
Priority to US08/126,330 priority patent/US5416515A/en
Publication of JPH06189187A publication Critical patent/JPH06189187A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3143245B2 publication Critical patent/JP3143245B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【技術分野】この発明は,ビデオ・カメラのように固体
電子撮像素子を用いて被写体を撮影し,被写体を表わす
映像信号または画像データを出力する撮像装置,その測
光方法およびその合焦制御方法ならびに撮像方法に関す
る。
【0002】
【背景技術】ビデオ・カメラのような撮像装置では固体
電子撮像素子(たとえばCCD)を用いて被写体の撮影
が行なわれる。この固体電子撮像素子は画素ごとに被写
体の情報をもっているということができ,水平方向に12
80画素垂直方向に1024画素が配列されている固体電子撮
像素子では実に約130 万もの情報をもっていることにな
る。
【0003】固体電子撮像素子を備え,被写体像を表わ
す映像信号を得るビデオ・カメラにおいては固体電子撮
像素子から出力される映像信号を適当な測光領域にわた
って積分することにより測光値を得る方式,適当な測距
領域にわたって映像信号を積分することにより撮像レン
ズの合焦制御を行なう方式などが考えられている。これ
らの方式においては精度を高めるために撮影領域内にお
いて映像信号が飽和している部分があるときはその部分
が排除されるのが一般的である。
【0004】固体電子撮像素子は各画素ごとに情報をも
っているため,映像信号を用いて測光する方式,合焦制
御する方式における映像信号の飽和部分の判断およびそ
の排除は画素ごとに行なわれることが好ましい。
【0005】しかしながら,画素ごとに映像信号または
画像データの処理を行なうことは画像メモリへの記憶な
どを考慮しても小型のマイクロ・コンピュータでは困難
であり実用的とはいえない。
【0006】
【発明の開示】この発明は,固体電子撮像素子を用いて
被写体を撮影した場合に画素よりも大きなブロック単位
で測光データ,撮像レンズの合焦制御のためのデータな
どを得ることができるようにすることを目的とする。
【0007】第1の発明による撮像装置は,固体電子撮
像素子を含み,被写体を撮影し,被写体像を表す映像信
号を上記固体電子撮像素子から出力する撮影手段,上記
固体電子撮像素子の撮影領域内の任意の領域を複数のブ
ロックに分割するブロック設定手段,上記撮影手段から
出力される映像信号から輝度信号に関する成分を抽出す
る輝度信号抽出手段,上記輝度信号抽出手段から出力さ
れる輝度信号に関する成分を,上記ブロック設定手段に
よって設定された上記各ブロックに対応する水平走査期
間および垂直走査期間の範囲においてそれぞれ加算し,
上記ブロックごとの加算輝度信号成分を出力する加算手
段,上記加算手段から出力される加算輝度信号成分のう
ち,飽和していない加算輝度信号成分を選択する選択手
段,ならびに上記選択手段によって選択された加算輝度
信号成分にもとづいて測光値を算定する測光値算定手段
を備えていることを特徴とする。
【0008】第1の発明は,上記装置に適した測光方法
も提供している。すなわち,この方法は,固体電子撮像
素子の撮影領域内の任意の領域を複数のブロックに分割
し,上記固体電子撮像素子を含み,被写体を撮影し,被
写体像を表す映像信号を上記固体電子撮像素子から得,
得られた映像信号から輝度信号に関する成分を抽出し,
抽出した輝度信号に関する成分を,分割された各ブロッ
クに対応する水平走査期間および垂直走査期間の範囲に
おいてそれぞれ加算し,上記ブロックごとの加算輝度信
号成分を得,得られた上記加算輝度信号成分のうち,飽
和してない加算輝度信号成分を選択し,選択された加算
輝度信号成分にもとづいて測光値を算定するものであ
る。
【0009】第1の発明によると,ブロック単位で輝度
信号に関する成分が得られる。得られた輝度信号に関す
る成分が飽和しているときには,飽和していない輝度信
号成分が選択される。飽和していない輝度信号成分を用
いて測光値が算定される。飽和している輝度信号成分に
ついては排除しているので,高精度の測光値を得ること
ができる。輝度信号に関する成分には純粋な輝度信号の
ほかG信号のように輝度信号と見なせる信号も含む。
【0010】第2の発明は,入射する光像を映像信号に
変換して出力する固体電子撮像素子および上記固体電子
撮像素子上に被写体像を結像する撮像レンズを含む撮像
光学系を備えた撮像装置において,上記固体電子撮像素
子の撮影領域内の任意の領域を複数のブロックに分割す
るブロック設定手段,上記固体電子撮像素子から出力さ
れる映像信号から合焦制御のための高周波成分を抽出す
る高周波信号成分抽出手段,上記高周波信号成分抽出手
段から出力される高周波信号成分を,上記ブロック設定
手段によって設定された上記各ブロックに対応する水平
走査期間および垂直走査期間の範囲においてそれぞれ加
算し,上記ブロックごとの加算高周波信号成分を出力す
る加算手段,上記加算手段から出力される加算高周波信
号成分のうち,飽和していない加算輝度信号成分を選択
する選択手段,ならびに上記選択手段によって選択され
た加算高周波信号成分にもとづいて上記撮像レンズの合
焦制御を行う合成制御手段を備えていることを特徴とす
る。
【0011】第2の発明は,上記装置に適した合焦制御
方法も提供している。すなわちのこの方法は,入射する
光像を映像信号に変換して出力する固体電子撮像素子お
よび上記固体電子撮像素子上に被写体像を結像する撮像
レンズを含む撮像光学系を備えた撮像装置において,上
記固体電子撮像素子の撮影領域内の任意の領域を複数の
ブロックに分割し,上記固体電子撮像素子から出力され
る映像信号から合成制御のための高周波信号成分を抽出
し,抽出した高周波信号成分を,分割された各ブロック
に対応する水平走査期間および垂直走査期間の範囲にお
いてそれぞれ加算し,上記ブロックごとの加算高周波信
号成分を得,得られた加算高周波信号成分のうち,飽和
していない加算高周波信号成分を選択し,選択された加
算高周波信号成分にもとづいて上記撮像レンズの合焦制
御を行うものである。
【0012】第2の発明によると,ブロック単位に高周
波信号成分が得られる。得られた高周波信号成分が飽和
しているときには,飽和していない高周波信号成分が選
択される。飽和していない高周波信号成分を用いて撮像
レンズの合焦制御が行なわれる。飽和している高周波信
号成分については排除されるので,高精度の合焦制御が
が可能となる。
【0013】第3の発明による撮像装置は,固体電子撮
像素子を用いて被写体を撮影し,被写体像を表す輝度信
号に関する成分を得,上記固体電子撮像素子の撮影領域
内の任意の領域を分割することにより得られる複数の第
1のブロックごとに,上記輝度信号に関する成分を加算
して加算輝度信号成分を得る撮像装置において,上記第
1のブロックごとに得られる加算輝度信号成分にもとづ
いて,上記撮影領域内における主被写体の位置を検出す
る主被写体位置検出手段,上記撮影領域のうち,上記主
被写体位置検出手段により検出された主被写体の位置に
相当する領域を上記第1のブロックよりも小さな複数の
第2のブロックに分割するブロック設定手段,上記ブロ
ック設定手段によって分割された各第2のブロックにつ
いての加算輝度信号成分を出力する加算手段,ならびに
上記加算手段から出力された,第2のブロックごとの加
算輝度信号成分にもとづいて測光値を算定する重点測光
値算定手段を備えていることを特徴とする。
【0014】第3の発明は,上記装置適した測光方法も
提供している。すなわち,この方法は,固体電子撮像素
子を用いて被写体を撮影し,被写体像を表す輝度信号に
関する成分を得,上記固体電子撮像素子の撮影領域内の
任意の領域を分割することにより得られる複数の第1の
ブロックごとに,上記輝度信号に関する成分を加算して
加算輝度信号成分を得る撮像装置において,上記第1の
ブロックごとに得られる加算輝度信号成分にもとづい
て,上記撮影領域内における主被写体の位置を検出し,
検出された主被写体の位置に相当する領域を上記第1の
ブロックよりも小さな複数の第2のブロックに分割し,
分割された各第2のブロックについての第2の加算輝度
信号成分を得,得られた第2の加算輝度信号成分にもと
づいて測光値を算定するものである。
【0015】第3の発明によると,上記撮影領域内にお
いて複数の上記第1のブロックが設定される。上記第1
のブロックごとの加算輝度信号成分が得られ,得られた
加算輝度信号成分にもとづいて主被写体の位置が検出さ
れる。さらに,上記撮影領域内のうち,検出された主被
写体の位置に相当する領域が,第1のブロックよりも小
さな複数の第2のブロックに分割される。すると,第2
のブロックごとの加算輝度信号成分が得られ,測光値が
算定される。
【0016】算定された測光値は,主被写体の明るさを
示す重点測光値となる。主被写体の明るさを比較的正確
に測光することができるようになる。特に,第2のブロ
ックは,第1のブロックよりもその大きさが小さいの
で,主被写体の形状に近似した領域部分の第2のブロッ
クから得られる加算輝度信号成分を得ることにより,主
被写体のみの明るさをより正確に測光することができる
ようになる。
【0017】第4の発明は,撮像レンズによって被写体
像が受光面上に結像する固体電子撮像素子を用いて被写
体を撮影し,被写体像を表す映像信号を得,得られた映
像信号から合焦制御のための高周波信号成分を抽出し,
抽出した上記固体電子撮像素子の撮影領域内の任意の領
域を分割することにより得られる複数の第1のブロック
ごとに,抽出された高周波信号成分を加算して加算高周
波信号成分を得る撮像装置において,上記第1のブロッ
クごとに得られる加算高周波信号成分にもとづいて上記
撮影領域内における主被写体の位置を検出する主被写体
位置検出手段,上記撮影領域内のうち,上記主被写体位
置検出手段により検出された主被写体の位置に相当する
領域を,上記第1のブロックよりも小さな複数の第2の
ブロックに分割する第2のブロック分割手段,上記ブロ
ック分割手段によって分割された各第2のブロックにつ
いての加算高周波信号成分を出力する加算手段,ならび
に上記加算手段から出力された,第2のブロックごとの
加算高周波信号成分にもとづいて上記撮像レンズの合焦
制御を行う重点合焦制御手段を備えていることを特徴と
する。
【0018】第4の発明は,上記撮像装置に適した合焦
制御方法も提供している。すなわち,この方法は,撮像
レンズによって被写体像が受光面上に結像する固体電子
撮像素子を用いて被写体を撮影し,被写体像を表す映像
信号を得,得られた映像信号から合焦制御のための高周
波信号成分を抽出し,上記固体電子撮像素子の撮影領域
内の任意の領域を分割することにより得られる複数の第
1のブロックごとに,抽出された高周波信号成分を加算
して第1の加算高周波信号成分を得る撮像装置におい
て,得られた第1の加算高周波信号成分にもとづいて上
記撮影領域内における主被写体の位置を検出し,上記撮
影領域内のうち,検出された主被写体の位置に相当する
領域を,上記第1のブロックよりも小さな複数の第2の
ブロックに分割し,分割された各第2のブロックについ
ての第2の加算高周波信号成分を得,得られた第2の加
算高周波信号成分にもとづいて上記撮像レンズの合焦制
御を行うものである。
【0019】第4の発明によると,上記撮影領域内にお
いて複数の上記第1のブロックが設定される。上記第1
のブロックごとの加算高周波信号成分が得られ,得られ
た加算高周波信号成分にもとづいて主被写体の位置が検
出される。さらに,上記撮影領域内のうち,検出された
主被写体の位置に相当する領域が,第1のブロックより
も小さな複数の第2のブロックに分割される。すると,
第2のブロックごとの加算高周波信号成分が得られ,撮
像レンズの合焦制御が行われる。
【0020】第2のブロックは,第1のブロックよりも
その大きさが小さいので,主被写体の形状に近似した領
域部分の第2のブロックから得られる加算高周波信号成
分が得られる。主被写体のみにピントが合うように撮像
レンズの合焦制御が可能となる。
【0021】
【0022】
【0023】
【0024】
【0025】
【0026】
【0027】
【0028】
【0029】
【0030】
【0031】
【0032】
【実施例】以下,この発明をディジタル・スチル・カメ
ラに適用した実施例について,図面を参照しながら詳細
を説明する。
【0033】図1は,この発明の実施例のディジタル・
スチル・カメラの電気的構成を示すブロック図である。
【0034】クロック信号発生回路(以下,CGとい
う)1は,クロック信号CK,CCD6の水平転送路を
駆動するための水平転送パルス,不要電荷掃出しのため
の基板抜きパルス,Aフィールド垂直転送パルスおよび
Bフィールド垂直転送パルスを発生し,CCD6に与え
る。
【0035】クロック信号CKは,同期信号発生回路
(以下,SSGという)2に与えられ,SSG2はこの
クロック信号CKに基づいて水平同期信号HDおよび垂
直同期信号VDを発生し,CG1に与える。
【0036】水平同期信号HDおよび垂直同期信号VD
はCG1からゲート・アレイ20に与えられる。また画素
データの読出し周期に対応した周期をもつクロック信号
ADCKがCG1において生成されゲート・アレイ20に
与えられる。
【0037】撮像レンズ3によって結像される被写体像
は絞り4およびオプティカル・ロウ・パス・フィルタ
(OLPF)5を介してCCD6上に結像される。撮像
レンズ3はCPU15によって制御されるドライバ16によ
って駆動されるレンズ駆動モータ18によって合焦位置に
位置決めされ,絞り4はCPU15によって制御されるド
ライバ16によって駆動されるモータ17によって適正な露
光量が得られるように駆動される。
【0038】CCD6では,基板抜きパルス,Aフィー
ルド垂直転送パルス,Bフィールド垂直転送パルスおよ
び水平転送パルスによって,インターレース撮影が行わ
れ,AフィールドとBフィールドの映像信号(GRGB
の色順次信号)が1フィールド期間ごとに交互に生成さ
れて,順次読み出される。CCD6の駆動(撮像および
映像信号の読出し)は,少なくとも撮影時と,それに先
だつ測光処理において行われる。
【0039】CCD6から出力されるAフィールドおよ
びBフィールドの映像信号は,前置増幅回路7を通して
色分離回路8に与えられ,被写体像を表わす3原色,G
(緑),R(赤)およびB(青)の色信号に分離され
る。
【0040】この色信号G,R,Bはゲイン・コントロ
ール回路(以下,GCAという)9で色バランスの調整
が行われた後,リサンプリング回路10に入力する。
【0041】リサンプリング回路10は,3つの色信号
R,G,BをリサンプリングによってGRGB…の色順
次信号に再変換する。この色順次信号が記録のために必
要な適当なレベルに増幅されかつディジタル画像データ
に変換され,さらに画像データ処理回路(図示略)でY
/C分離,データ圧縮等の加工が加えられたのちメモリ
・カード等の記録媒体に記録されることになる。
【0042】撮影に先だち,撮像レンズ3の合焦制御処
理,ならびに測光処理および測光値に基づく露光制御
(絞りおよびシャッタ速度の制御)が行なわれる。
【0043】撮像レンズ3の合焦制御処理はリサンプリ
ング回路10の出力信号に基づいて行なわれる。撮像レン
ズ3の合焦制御処理のためにバンド・パス・フィルタ
(BPF)11が設けられている。BPF11は入力する色
順次信号から合焦処理に必要な高周波信号成分を抽出す
る回路である。
【0044】撮像レンズ3が合焦位置にあるときは画像
がはっきりしているため高周波信号成分が多い。これに
対し,撮像レンズ3が合焦位置にないときは画像がぼけ
るため高周波信号成分は少ない。図1に示すディジタル
電子スチル・カメラではこのような点を考慮して撮像レ
ンズ3の合焦位置への位置決めをしている。撮像レンズ
3の合焦制御を行なうにあたって,図示しない予備測距
センサにより予備測距が行なわれ撮像レンズが合焦位置
に近い初期位置に位置決めされる。
【0045】リサンプリング回路10から出力される色順
次信号はBPF11に与えられ,撮像レンズ3の合焦制御
のための高周波信号成分が抽出されスイッチ回路13のS
1 端子に与えられる。撮像レンズ3の合焦制御が行なわ
れるときはスイッチ回路13はS1 端子が導通状態とされ
高周波信号成分がアナログ/ディジタル変換回路14に与
えられ,ディジタル・データに変換されてゲート・アレ
イ20に与えられる。
【0046】測光処理はGCA9の出力信号に基づいて
行なわれる。測光処理のためにY信号合成回路12が設け
られている。Y信号合成回路12において,GCA9から
与えられるR,G,B信号から輝度信号が生成され,こ
の輝度信号はスイッチ回路13のS2 端子に与えられる。
測光処理が行なわれるときはスイッチ回路13はS2 端子
が導通状態とされ輝度信号がアナログ/ディジタル変換
回路14に与えられ,ディジタル・データに変換されてゲ
ート・アレイ20に与えられる。
【0047】ゲート・アレイ20において,入力する高周
波信号データ,または輝度データがそれぞれ撮影領域内
において設定された後述するブロックごとに加算され,
ブロックごとの加算結果がCPU15に与えられる。
【0048】CPU15において,ゲート・アレイ20から
入力するブロックごとの加算データ(高周波成分データ
または加算データ)のうち必要なデータが選択されて,
撮像レンズ3の合焦制御,または測光値算定処理および
測光値算定にもとづく露光制御が行なわれる。
【0049】ディジタル電子スチル・カメラはストロボ
撮影が可能であり,ストロボ装置19が含まれている。こ
のストロボ装置19はCPU15によって発光制御される。
【0050】図2はゲート・アレイの電気的構成を示す
ブロック図である。図3はCCD6の撮影領域をm×n
個の複数のブロックに分割した状態を示している。図4
は16×16の複数のブロックに分割された撮影領域と主被
写体との関係を示しており,(A) はブロックの分割方法
の1つの例であり,(B) はブロックの他の分割方法を示
しており,(C) は主被写体の存在する部分にブロックを
設定する方法を示している。
【0051】図5から図7は図2に示すゲート・アレイ
の動作を示すタイム・チャート,図8はゲート・アレイ
に含まれるレジスタにおける加算動作とCCD6の分割
撮影領域との関係を説明するためのものである。
【0052】主として図2および図8を参照して,ゲー
ト・アレイ20は入力する1画像分の画素データをブロッ
クごとに加算し,ブロックごとの加算データとして出力
する回路である。アンド・ゲート21,18ビット加算回路
22および水平方向レジスタ23によって1ブロックBr に
おける1水平走査ラインにそう画素データが加算され
る。1ブロックBr における1水平走査ラインの加算デ
ータは21ビット加算回路24に与えられる。この21ビット
加算回路24,アンド・ゲート25および複数の垂直方向レ
ジスタ26によって,1ブロックBr における1水平走査
ラインにそう加算データが,1ブロック内において,垂
直方向に加算される。1ブロックBr 内における最下段
の水平走査ラインの加算データが21ビット加算回路24に
与えられたときに,この与えられた水平方向加算データ
と,垂直方向レジスタ26からフィードバックされる,そ
れまでの垂直方向加算データとが加算され,この加算結
果が1ブロックBr 分のデータBDとして複数の転送用
レジスタ27のうちの初段の転送用レジスタ27に与えられ
る。そして1ブロックBr ごとにブロック加算データと
してデータ・セレクタ28から出力される。
【0053】後述のように各ブロックの水平方向加算動
作の開始にあたってアンド・ゲート21に水平リセット信
号*HRST信号(バーの代わりに*を用いる)が与え
られたときには18ビット加算回路22の一方の入力が0と
なるので水平方向レジスタ23には新たなブロックの最初
の画素データが格納される。アンド・ゲート25に垂直リ
セット信号*VRST信号(バーの代わりに*を用い
る)が与えられることにより複数の垂直方向レジスタ26
がリセットされる。
【0054】以下ゲート・アレイの動作を詳述する。
【0055】CG1から出力される垂直同期信号VD,
水平同期信号HDおよびクロック信号ADCKはゲート
・アレイ20のタイミング・ジェネレータ29に与えられ
る。またCPU15からCPU書込信号,CPU読出信
号,撮影領域に設定されるブロックの幅を表わす幅デー
タおよびパラメータが出力され,ゲート・アレイ20のタ
イミング・ジェネレータ29に与えられる。これらの信号
にもとづいて撮影領域内において設定されるブロックの
大きさおよび数が決定される。
【0056】タイミング・ジェネレータ29に入力する信
号に基づいて,ブロックの水平方向の大きさを定める*
HRST信号,ブロックの垂直方向の大きさを定める*
VRST信号,ブロックごとの水平加算データの加算タ
イミングを定める水平転送クロックHCK,ブロックご
との加算データの読出しタイミングを定めるロード・ク
ロックLDCKおよびデータ出力のタイミングを定める
データ・セレクタ信号が生成される。
【0057】図3を参照して,撮影領域に含まれる任意
の領域を複数のブロックに分割する場合,有効な範囲と
無効な範囲とが撮影領域内に定められる。すなわち,水
平方向の無効範囲HMおよび水平方向の有効範囲HYな
らび垂直方向の無効範囲VMおよび垂直方向の有効範囲
VYがそれぞれ定められる。また,ブロック数を定める
ために水平方向のブロック幅(画素数)HWおよび垂直
方向のブロック幅(ライン数)VWがそれぞれ定められ
る。これらの定められたデータは幅データとしてCPU
15からゲート・アレイ20のタイミング・ジェネレータ29
に与えられる。これらの範囲および幅はCPU15のプロ
グラム上で定めておいてもよいし,CPU15に付随する
メモリにあらかじめ記憶させておいてもよいし,ユーザ
が適当な入力装置から入力できるようにしておいてもよ
い。
【0058】主として図2,図5(B) および図6(A) を
参照して,アナログ/ディジタル変換回路14からディジ
タル・データ(撮像レンズ3の合焦制御のための高周波
成分データまたは測光のための輝度データ)が1画素ご
とにゲート・アレイ20に入力し18ビット加算回路22に与
えられる。加算回路22は,アンド・ゲート21を通してフ
ィード・バックされる水平方向レジスタ23にストアされ
ているデータと,入力する1画素データとを加算する。
水平方向レジスタ23は,画素ごとのクロック信号ADC
Kが与えられるごとに加算回路22の加算データを取込ん
で一時記憶する。
【0059】ブロックBr の水平方向のブロック幅HW
に対応する時間ごとにLレベルとなる水平リセット信号
*HRSTがアンド・ゲート21に与えられる。この信号
*HRSTが与えられたときには,アンド・ゲート21の
出力は0となるので,加算回路22は入力データと0とを
加算することになる。したがって,水平方向レジスタ23
の内容は信号*HRSTが入力するごとに,各ブロック
の1番目の画素データを格納することになる。1ブロッ
クの水平方向加算データは,各ブロックの最後の画素デ
ータが加算されたのち(すなわち,信号*HRSTの入
力時点で),次段の21ビット加算回路24に送られる。
【0060】18ビット加算回路22にはCPU15から,水
平方向の無効範囲HMおよび垂直方向の無効範囲VMを
それぞれ規定し,加算範囲を定めるための水平加算制御
信号HIおよび垂直加算制御信号VIが与えられてお
り,これらの信号HIおよびVIがLレベルとなってい
る間のみ入力データの加算が行なわれる。
【0061】アンド・ゲート25に垂直同期信号*VRS
Tが与えられたときに,第1番目の垂直方向レジスタ26
にはデータ0が与えられるので,このレジスタ26はリセ
ットされることになる。このデータ0は順次シフトされ
ていくことになるので,順次各段の垂直方向レジスタ26
がリセットされる。
【0062】21ビット加算回路24に入力した1ブロック
Br における1水平走査ライン分の加算データは,一方
の端子に垂直同期信号*VRSTが与えられるアンド・
ゲート25を介して第1段の垂直方向21ビット・レジスタ
26に与えられる。垂直方向レジスタ26は水平方向のブロ
ック数mと同じ数だけ設けられており,これらのクロッ
ク入力端子には水平リセット信号*HRSTに同期した
水平クロック信号HCKが入力している。したがって第
1段の垂直方向積算レジスタ26に,図8(A) に示すよう
に第1番めのブロックBr における1水平走査ラインの
加算データa1,1 が入力すると,その後水平クロック信
号HCKに同期して順次シフトされ,第1番めのブロッ
クBr における水平加算データa1,1 が第2段の垂直方
向レジスタ26にシフトされ第1段の垂直方向レジスタ26
には第2番めのブロックBr における水平加算データa
2,1 が入力することになる。以下同様にして順次シフト
動作および次のブロックBr の水平加算データの第1段
の垂直方向レジスタ26への入力動作が繰返される。そし
てすべての垂直方向レジスタ26に有効範囲におけるすべ
てのブロックの水平加算データが格納される。すなわち
第1段めの垂直方向レジスタ26には図8(B) に示すよう
に右隅のブロックBr の水平加算データam,1 が格納さ
れ,第2段めの垂直方向レジスタ26には右隅から2番め
のブロックBr の水平加算データam-1,1 が格納され,
第m番めの最終段の垂直方向レジスタ26には左隅のブロ
ックBr の水平加算データa1,1 が格納される。
【0063】すべてのブロックの水平加算データが垂直
方向レジスタ26に入力すると図8(C) に示すように,左
隅のブロックBr の垂直方向に第2画素めの水平加算デ
ータa1,2 が21ビット加算回路24に入力する。また最終
段の垂直方向レジスタ26に格納されている左隅のブロッ
クBr における水平加算データa1,1 が21ビット加算回
路24に入力する。このようにして水平加算データa1,1
とa1,2 とが21ビット加算回路24において加算される。
この加算結果は第1段目のレジスタ26にアンド・ゲート
25を通って与えられる。レジスタ26のデータが順次シフ
トされながら,加算回路24において,各ブロックにおけ
る垂直方向の加算が行なわれ,その加算結果がレジスタ
26に蓄えられていく。
【0064】各ブロックにおける最終水平ラインにそう
加算データが水平方向積算レジスタ23から21ビット加算
回路24に与えられ,かつ最終段の21ビット・レジスタ26
からフィードバックされる対応するブロックの積算デー
タが21ビット加算回路24に与えられると,これらのデー
タが相互に加算され,1ブロックBr 分の積算データB
Dが得られる(図8(D) 参照)。1ブロックBr 分の積
算データBDは転送用レジスタ27に与えられる。
【0065】転送用レジスタ27は水平方向のブロック数
mに対応した数だけ設けられている。この転送用21ビッ
ト・レジスタ27のクロック入力端子には各ブロックBr
の垂直方向の幅VWに対応した周期で現われる一群のロ
ード・クロック信号LDCKが与えられる。一群の信号
内における信号LDCKの周期は水平方向の幅HWに対
応する。
【0066】転送用21ビット・レジスタ27に1ブロック
Br 分のデータBDが入力するとロード・クロック信号
LDCKに応答して,順次シフトされていきデータ・セ
レクタ28に与えられる。データ・セレクタ28にはタイミ
ング・ジェネレータ29からデータ・セレクト信号が与え
られており,たとえば21ビット・データならば上位5ビ
ット,中位8ビットおよび下位8ビットの順に順次出力
されCPU15に与えられる。
【0067】CPU15には設定された有効範囲内におい
てブロックBr ごとに輝度データまたは合焦制御のため
のデータが与えられる。ブロック単位でデータを識別で
き,適正なデータのみを用いて分割測光,平均測光また
は撮像レンズ3の合焦制御が可能となり,それぞれの処
理精度が向上する。
【0068】上述においては1ブロック分のデータを順
次転送用レジスタ27に与え,転送用レジスタ27を順次シ
フトして出力するようにしているが,垂直方向レジスタ
に一旦1ブロック分のデータをそれぞれ蓄え,これらの
データをそれぞれの垂直方向レジスタ26に対応する転送
用レジスタ27に直接与えるようにしてもよい。この場合
は,転送用レジスタからのデータの出力の順序を上記実
施例とは逆にすることにより画面の走査方向に応じた順
序でCPU15にデータを入力することが好ましい。
【0069】また図4(B) に示すようにブロックの位置
をずらすこともできる。この場合には,ブロックが奇数
列か偶数列かに応じて転送用21ビット・レジスタ27への
入力を許可または禁止を行なう。ブロックの位置を水平
方向または垂直方向においてずらすことにより丸い形の
被写体に対しても対処できるようになる。
【0070】さらに輝度データにもとづく被写体の輝度
分布,または合焦制御データにもとづく被写体までの距
離の分布にもとづいて撮影領域内における主被写体の位
置も分る。主被写体の位置がわかることにより図4(C)
に示すように主被写体部分を重点的に測光することも可
能となる。この場合には主被写体を重点的に測光するよ
うに水平方向有効範囲HYおよび垂直方向有効範囲VY
がそれぞれ定められる。
【0071】ブロック単位で得られた輝度データから,
輝度データが飽和していないブロックのデータのみが選
択され,選択された輝度データに基づいて測光値が算定
され,絞り4およびCCD6のシャッタ速度の制御が行
なわれる。
【0072】ブロック単位で得られた撮像レンズ3の合
焦制御データから飽和していないブロックのデータのみ
が選択され,選択されたデータの総和が求められ,この
加算データに基づいて撮像レンズ3の合焦制御が行なわ
れる。合焦制御のために撮像レンズ3を10μmずつ前方
に繰出しながら,各位置で撮影,データの積算が少なく
とも6回(すなわち6フレーム期間にわたって各フレー
ム期間のBフィールド期間において)行なわれる。上記
の初期位置(撮像レンズ3の繰出し量=0μm)におい
てまず第1の合焦用加算データが得られる。次のフレー
ム期間において,初期位置から撮像レンズ3を10μm繰
出した位置(撮像レンズ繰出し量=10μm)において第
2の合焦用加算データが得られる。同様にして撮像レン
ズ3を10μmずつ繰出しながら第3〜第6の合焦用加算
データが得られる。このようにして得られた6位置の加
算データは図9に示すようにメモリの所定エリアに記憶
される。
【0073】図10は図9に示す6位置における測距用加
算データをグラフに表わしたものである。撮像レンズ3
の初期位置は真の合焦位置の少し手前である。この位置
から撮像レンズ3が10μmずつ繰出され,各位置で合焦
用加算データが得られる。映像信号に含まれる高周波信
号の積分値は真の合焦位置で最大となる。撮像レンズ3
の単位繰出し量は10μmで非常に微小距離であるから,
合焦用加算データが最大値を示す位置を真の合焦位置と
みなしても誤差はきわめて小さい。したがって,合焦用
加算データが最大値を示す位置に撮像レンズ3が位置決
めされることにより高精度の合焦が達成できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ディジタル電子スチル・カメラの電気的構成を
示すブロック図である。
【図2】ゲート・アレイの構成例を示すブロック図であ
る。
【図3】撮影領域内に設定される複数のブロックを示し
ている。
【図4】(A) 〜(C) は撮影領域内に設定される複数のブ
ロックと主被写体との関係を示している。
【図5】(A) および(B) はゲート・アレイにおけるデー
タの積算および転送のタイム・チャートである。
【図6】(A) および(B) は図5に示すタイム・チャート
の一部を時間的に拡大して示すもので,データの積算タ
イミングを示すタイム・チャートである。
【図7】図5に示すタイム・チャートの一部を時間的に
拡大して示すもので,データの転送出力タイミングを示
すタイム・チャートである。
【図8】各ブロックごとにデータが積算される様子を示
している。
【図9】合焦制御のためのデータが記憶されるメモリの
一例を示している。
【図10】図9に示すメモリに記憶されたデータをグラ
フに表わしたものである。
【符号の説明】
3 撮像レンズ 4 絞り 6 CCD 8 色分離回路 9 GCA 10 リサンプリング回路 11 BPF 12 Y信号合成回路 15 CPU 20 ゲート・アレイ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−84574(JP,A) 特開 平4−101125(JP,A) 特開 平4−175076(JP,A) 特開 平4−109775(JP,A) 特開 平3−276975(JP,A) 特開 昭62−147872(JP,A) 特開 平2−141880(JP,A) 特開 平6−113192(JP,A) 特開 平4−354277(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 5/222 - 5/257 G02B 7/11

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固体電子撮像素子を含み,被写体を撮影
    し,被写体像を表す映像信号を上記固体電子撮像素子か
    ら出力する撮影手段, 上記固体電子撮像素子の撮影領域内の任意の領域を複数
    のブロックに分割するブロック設定手段, 上記撮影手段から出力される映像信号から輝度信号に関
    する成分を抽出する輝度信号抽出手段, 上記輝度信号抽出手段から出力される輝度信号に関する
    成分を,上記ブロック設定手段によって設定された上記
    各ブロックに対応する水平走査期間および垂直走査期間
    の範囲においてそれぞれ加算し,上記ブロックごとの加
    算輝度信号成分を出力する加算手段, 上記加算手段から出力される加算輝度信号成分のうち,
    飽和していない加算輝度信号成分を選択する選択手段,
    ならびに上記選択手段によって選択された加算輝度信号
    成分にもとづいて測光値を算定する測光値算定手段, を備えた撮像装置。
  2. 【請求項2】 入射する光像を映像信号に変換して出力
    する固体電子撮像素子および上記固体電子撮像素子上に
    被写体像を結像する撮像レンズを含む撮像光学系を備え
    た撮像装置において, 上記固体電子撮像素子の撮影領域内の任意の領域を複数
    のブロックに分割するブロック設定手段, 上記固体電子撮像素子から出力される映像信号から合焦
    制御のための高周波信号成分を抽出する高周波信号成分
    抽出手段, 上記高周波信号成分抽出手段から出力される高周波信号
    成分を,上記ブロック設定手段によって設定された上記
    各ブロックに対応する水平走査期間および垂直走査期間
    の範囲においてそれぞれ加算し,上記ブロックごとの加
    算高周波信号成分を出力する加算手段, 上記加算手段から出力される加算高周波信号成分のう
    ち,飽和していない加算高周波信号成分を選択する選択
    手段,ならびに上記選択手段によって選択された加算高
    周波信号成分にもとづいて上記撮像レンズの合焦制御を
    行う合焦制御手段, を備えた撮像装置。
  3. 【請求項3】 固体電子撮像素子を用いて被写体を撮影
    し,被写体像を表す輝度信号に関する成分を得,上記固
    体電子撮像素子の撮影領域内の任意の領域を分割するこ
    とにより得られる複数の第1のブロックごとに,上記輝
    度信号に関する成分を加算して加算輝度信号成分を得る
    撮像装置において, 上記第1のブロックごとに得られる加算輝度信号成分に
    もとづいて,上記撮影領域内における主被写体の位置を
    検出する主被写体位置検出手段, 上記撮影領域のうち,上記主被写体位置検出手段により
    検出された主被写体の位置に相当する領域を上記第1の
    ブロックよりも小さな複数の第2のブロックに分割する
    ブロック設定手段, 上記ブロック設定手段によって分割された各第2のブロ
    ックについての加算輝度信号成分を出力する加算手段,
    ならびに上記加算手段から出力された,第2のブロック
    ごとの加算輝度信号成分にもとづいて測光値を算定する
    重点測光値算定手段, を備えた撮像装置。
  4. 【請求項4】 撮像レンズによって被写体像が受光面上
    に結像する固体電子撮像素子を用いて被写体を撮影し,
    被写体像を表す映像信号を得,得られた映像信号から合
    焦制御のための高周波信号成分を抽出し,抽出した上記
    固体電子撮像素子の撮影領域内の任意の領域を分割する
    ことにより得られる複数の第1のブロックごとに,抽出
    された高周波信号成分を加算して加算高周波信号成分を
    得る撮像装置において, 上記第1のブロックごとに得られる加算高周波信号成分
    にもとづいて上記撮影領域内における主被写体の位置を
    検出する主被写体位置検出手段, 上記撮影領域内のうち,上記主被写体位置検出手段によ
    り検出された主被写体の位置に相当する領域を,上記第
    1のブロックよりも小さな複数の第2のブロックに分割
    する第2のブロック分割手段, 上記ブロック分割手段によって分割された各第2のブロ
    ックについての加算高周波信号成分を出力する加算手
    段,ならびに上記加算手段から出力された,第2のブロ
    ックごとの加算高周波信号成分にもとづいて上記撮像レ
    ンズの合焦制御を行う重点合焦制御手段, を備えた撮像装置。
  5. 【請求項5】 固体電子撮像素子の撮影領域内の任意の
    領域を複数のブロックに分割し, 上記固体電子撮像素子を含み,被写体を撮影し,被写体
    像を表す映像信号を上記固体電子撮像素子から得, 得られた映像信号から輝度信号に関する成分を抽出し, 抽出した輝度信号に関する成分を,分割された各ブロッ
    クに対応する水平走査期間および垂直走査期間の範囲に
    おいてそれぞれ加算し,上記ブロックごとの加算輝度信
    号成分を得, 得られた上記加算輝度信号成分のうち,飽和していない
    加算輝度信号成分を選択し, 選択された加算輝度信号成分にもとづいて測光値を算定
    する, 測光方法。
  6. 【請求項6】 入射する光像を映像信号に変換して出力
    する固体電子撮像素子および上記固体電子撮像素子上に
    被写体像を結像する撮像レンズを含む撮像光学系を備え
    た撮像装置において, 上記固体電子撮像素子の撮影領域内の任意の領域を複数
    のブロックに分割し, 上記固体電子撮像素子から出力される映像信号から合焦
    制御のための高周波信号成分を抽出し, 抽出した高周波信号成分を,分割された各ブロックに対
    応する水平走査期間および垂直走査期間の範囲において
    それぞれ加算し,上記ブロックごとの加算高周波信号成
    分を得, 得られた加算高周波信号成分のうち,飽和していない加
    算高周波信号成分を選択し, 選択された加算高周波信号成分にもとづいて上記撮像レ
    ンズの合焦制御を行う, 合焦制御方法。
  7. 【請求項7】 固体電子撮像素子を用いて被写体を撮影
    し,被写体像を表す輝度信号に関する成分を得,上記固
    体電子撮像素子の撮影領域内の任意の領域を分割するこ
    とにより得られる複数の第1のブロックごとに,上記輝
    度信号に関する成分を加算して加算輝度信号成分を得る
    撮像装置において, 上記第1のブロックごとに得られる加算輝度信号成分に
    もとづいて,上記撮影領域内における主被写体の位置を
    検出し, 検出された主被写体の位置に相当する領域を上記第1の
    ブロックよりも小さな複数の第2のブロックに分割し, 分割された各第2のブロックについての第2の加算輝度
    信号成分を得, 得られた第2の加算輝度信号成分にもとづいて測光値を
    算定する, 測光方法。
  8. 【請求項8】 撮像レンズによって被写体像が受光面上
    に結像する固体電子撮像素子を用いて被写体を撮影し,
    被写体像を表す映像信号を得,得られた映像信号から合
    焦制御のための高周波信号成分を抽出し,上記固体電子
    撮像素子の撮影領域内の任意の領域を分割することによ
    り得られる複数の第1のブロックごとに,抽出された高
    周波信号成分を加算して第1の加算高周波信号成分を得
    る撮像装置において, 得られた第1の加算高周波信号成分にもとづいて上記撮
    影領域内における主被写体の位置を検出し, 上記撮影領域内のうち,検出された主被写体の位置に相
    当する領域を,上記第1のブロックよりも小さな複数の
    第2のブロックに分割し, 分割された各第2のブロックについての第2の加算高周
    波信号成分を得, 得られた第2の加算高周波信号成分にもとづいて上記撮
    像レンズの合焦制御を行う, 合焦制御方法。
JP04356410A 1992-09-28 1992-12-22 撮像装置およびその測光方法およびその合焦制御方法ならびに撮像方法 Expired - Lifetime JP3143245B2 (ja)

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