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JP3142036U - 園芸用モール・タイ - Google Patents

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JP3142036U
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闊夫 佐々木
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闊夫 佐々木
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Abstract

【課題】植物にとって優しく、病害虫などの被害に対する防除に対応した、園芸で植物の幹や茎を支柱などに取り付けるモール・タイの提供。
【解決手段】薬品や水などに強いステンレス線の芯と、合成繊維の繊毛からなる構造で、植物に接する部分は起毛した繊維が柔らかなクッションになり、支柱などに結着しても、傷がつかない。作業する人の手指にも優しく負担が少ない。また、茎に巻き付けた繊毛部に、害虫を防除する薬剤をしみ込ませて植物への被害を軽減させることができる。
【選択図】図2

Description

本考案は、園芸・菜園を効率よく経営するための手段として、育成する植物の成長に必要な補助をし、かつ病原菌や微生物・害虫などが原因の植物の被害を軽減させるためのものである。
園芸・菜園で育成栽培する多くの植物の中には、必要に応じて支柱や棚・網などに、該植物の幹・茎・枝・蔓などを結着・保持して、その育成を補助しなければならないことがあるが、その手段として、わら縄や麻紐・ポリプロピレンなどの化学製品の紐やテープを用いて結ぶことが多い。これらの縄・紐類は、植物と支柱等に巻き付けた上、両端を結ぶという作業をする訳であるが、紐を結ぶという行為には両手を使った細かい作業が必要で、これがかなり手間が掛かり、面倒な仕事であるため、最近では中心に鉄の針金を挟んで貼り合わせたビニールテープを用いることが多い。いわゆるビニタイである。
ビニタイは、その中心部にある針金により、紐より「腰」と言われる一定の堅さがあるため、結ばずに両端を捻るたけで結着できるので、紐のように結ぶ手間が省けて作業が簡単にできる利点がある。
しかし、このビニタイは、薄いビニール一枚を隔てて鉄の針金が直接植物にふれるために、縛られる植物にとっては柔らかい紐よりも負担が大きい。場合によっては、風などの影響で植物が揺れて、こすれて傷が付くことも起こりうる。
また、捻った部分が撚り戻らぬように固着するには、一定の堅さの針金が必要であり、これが連続して作業する場合、人の手指に負担を掛けることになる。
紐のように植物の幹や茎・枝などに接するところが柔らかく、植物が揺れても傷が付かない上に、ビニタイのように簡単に手早く結着出来る方法があれば、両方の長所を生かすことが出来るわけである。このように育てる植物に優しく、かつ作業する人の手指にも優しい解決方法が求められている。
本考案の園芸用モール・タイは、極めて細い2本のステンレス製の針金(以下ステンレス線という)の間に、短く裁断した合成繊維の無撚糸を挟み込んで、この2本の針金に撚りを掛けて、繊維の脱落を防ぎ固着する構造をもつ。その中心に縄状に撚られた2本のステンレス線が芯となり、それに直角に挟み込まれた繊維が、中心から外へ放射状に広がった状態の繊毛となっている。 外見は表面に繊維の断面を見せた丸い棒状であり、この繊維の断面を縦に触れる構造により、繊維1本1本の弾力が集合して高いクッション性が生じる。柔らかく、手触りが良いのもこの理由による。
「ビロード」という布があるが、この布の光沢と滑らかさ、手触りの良さはまさにこの「繊維を縦に触る」ことがその理由であり、本考案の園芸用モール・タイも、この「ビロード」と同じ感触をもつ。
したがって園芸・菜園で育成・栽培する植物を支柱等に結着する際には、植物に触れる部分は、起毛した繊毛が柔らかく当たり、クッションとなる為、芯のステンレス線が直接植物と接する事はなく、植物を傷つけることはない。
同時に、芯が金属のステンレス線のため、「腰」があるのはビニタイと同様である。故に軽く捻るだけで、必要な結着ができる。ビニタイの針金よりも、はるかに細い芯であるが、自然に結合が解ける事はない。なぜならばモール・タイを2本合わせて交差させると、双方の繊毛が芯のステンレス線まで割れて開き、芯どうしが接触するので、捻ると芯が絡み合い、縄状に撚れるのである。
その上で双方の繊毛が噛み合うため、捻った部分が緩んだり、滑ったりして緩むことがないからである。
芯が細く柔らかである上に、繊毛のクッション性があるために、結着作業をする人の手指に与える負担は極めて軽いものである。
このように、紐のもつ柔らかさと、ビニタイのもつ簡便さを合わせ持った製品を用いる事で課題を解決できるものと言える。
本考案の園芸用モール・タイを用いて植物の育成・栽培を補助する際に、ビニタイと同様の、簡単安易に結束・結着・保持ができ、さらにそれ以上に育てる植物にも、作業をする人にも優しい機能を有することは明らかではあるが、そのほかにもビニタイには不可能な独自の新しい用途がある。
即ち、支柱等への結着・結束だけでなく、それ以外の用途として、育成栽培する植物等に害を及ぼす病原菌・微生物・害虫などを防除するためにも用いることができる事である。 それは、植物の幹や茎・枝などにモール・タイを巻き付けて固定し、その繊毛に水溶性の薬剤(殺虫剤・忌避剤などの防除剤)を、スポイト等で滴注して含ませる事により、常に薬剤に満たされたバリアーがある状態を作り、害虫などの登攀・移動・繁殖等を減らせる事ができる。
また、繊毛に抗菌作用のある繊維を用いることにより、巻き付けた箇所より先への進出拡大を阻止し、病原菌・カビなどの繁茂増殖を防止することもできる。
このため園芸用モール・タイの芯には、ビニタイに用いられている鉄の針金ではなく、薬剤・塩分・水等に強いステンレス線を用い、錆・腐蝕などを防ぐ必要がある。繊手の材質も同様の意味で、木綿・絹・麻・レーヨンなどより、合成繊維を用いる方が望ましい。
園芸用モール・タイの構造をわかりやすくするために拡大して現したものである。1は、モール・タイを側面から見た形態で、繊維を短くカットした繊毛1bが密集している棒状のものである。中心に位置する芯1aの2本のステンレス線を、わざと繊毛1bを抜いて、縄のように撚りが掛けられている事がわかるように一部を露出させて表現した。2は、モール・タイ1を真横に切断した断面を示したもので、中心の芯1aの2本のステンレス線に挟まれて撚り込まれた繊毛1bが、中央から外側へ放射状に広がって、繊維の切り口を外側にした円筒形を形作っていることを現している。 園芸用モール・タイ1の使用例を示したもので、育成栽培する植物3を倒れないように支柱4に連結した部分5と、害虫防除のために植物3の茎と支柱4にモール・タイを巻き付けて固定した部分6に、スポイト7等を用いて防除剤の溶液8を注いでいる状態を現している。

Claims (1)

  1. 園芸・菜園等で育成・栽培する植物(作物)の幹・茎・枝・蔓などを、支柱等に結着・保持することが必要な場合に用いる結着材で、同時に病・害虫の被害を軽減させる事を目的として、薬剤・塩分・水分等を含んでも、また日光にさらされても錆・腐蝕など変質しない材質のステンレス線を芯とし、抗菌作用のある繊維を含む、合成繊維の材質の繊毛を有するモール・タイ。
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