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JP3138610B2 - 相変化型光ディスク用記録方法 - Google Patents

相変化型光ディスク用記録方法

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Publication number
JP3138610B2
JP3138610B2 JP07087295A JP8729595A JP3138610B2 JP 3138610 B2 JP3138610 B2 JP 3138610B2 JP 07087295 A JP07087295 A JP 07087295A JP 8729595 A JP8729595 A JP 8729595A JP 3138610 B2 JP3138610 B2 JP 3138610B2
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JP
Japan
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pulse
recording
recording mark
leading
cooling
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JP07087295A
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研哉 横井
育夫 青木
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
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Publication of JPH08287465A publication Critical patent/JPH08287465A/ja
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、相変化型光ディスク用
記録方法に関する。
【0002】
【従来の技術】マルチメディアの普及に伴い、音楽用の
CD(コンパクトティスク)やCD−ROMなどの再生
専用メディアや情報再生装置が実用化されている。最近
では、色素メディアを用いた追記型光ディスクや光磁気
メディアを用いた書換え可能なMOディスクの他に、相
変化型光ディスクも注目されている。この相変化型光デ
ィスクは記録材料を結晶相とアモルファス相とで可逆的
に相変化させて情報を記録するものである。この際、M
Oメディアなどと異なり、外部磁界を必要とせず、レー
ザ光だけで記録・再生を行うことができ、かつ、情報の
記録と消去とをレーザ光の照射により一度に行えるオー
バライト記録も可能であるという特徴を持つ。
【0003】ところで、相変化型光ディスクにおける一
般的な記録波形としては、図16に示すような単パルス
発光波形によりレーザ光源を駆動させることにより、記
録マークを形成することで記録する単パルス記録方式が
ある。しかし、このような記録方式では、蓄熱した熱の
ために記録マークに図16中に示すような涙状の歪を生
じたり、冷却速度が不足してアモルファス相(記録マー
クはアモルファス相により形成される)の形成が不十分
となって、アモルファス相による低反射が得られない、
といった問題がある。これは、記録層の状態が到達温度
と冷却速度とに依存して決定されるヒートモードにより
記録が行われるため、記録過程で熱的な非線形歪みが発
生しやすい性質を持つからである。
【0004】このようなことから、実際には、図17に
示すように、多段の記録パワーを用いたマルチパルス記
録方式により記録マークを形成することで記録するよう
にしている。このような記録方式は、例えば、テレビジ
ョン学会技術報告(1993年12月16日)(ITE Technical
Report Vol.17.No.79.PP.7〜12 VIR'93-83)の「相変化
ディスク用 高速記録レート・高密度記録方式の検討」
(文献1)中で発表されている。
【0005】ここに、マルチパルス記録方式にあって
は、先頭加熱パルスAと、後続の連続加熱パルスBと、
これらのパルス間に位置する連続冷却パルスCとによ
り、記録マークを形成するように、マルチパルス発光波
形が構成されている。また、各々のパルスの記録発光パ
ワーは、PWB≧PWA>PWC≒PR (=再生パワー)に設
定されている。即ち、マルチパルス波形は強度変調され
た波形とされている。また、記録マーク間に位置するス
ペース部用にイレースパルスDが用意されており、その
消去発光パワーPEDは、PWA<PED<PWCに設定されて
いる。このようなマルチパルス発光波形に基づきレーザ
光源を制御して駆動させることにより、記録マークとス
ペースとの間に十分な反射率差を持たせることができ
る。
【0006】一方、情報の記録方式としては、マークポ
ジション記録方式(PPM=パルス位置変調方式)と、
長さが情報を担う形態で記録マークを形成するマークエ
ッジ記録方式(PWM=パルス幅変調方式)とがある
が、最近では、一層の高密度化に対応できるマークエッ
ジ記録方式が用いられる傾向にある。このマークエッジ
記録方式の場合、記録マークの前エッジと後エッジとが
各々符号語ビットに対応するため、エッジ位置に正確さ
が要求される。しかし、現実には、相変化型光ディスク
にマークエッジ記録方式により記録を行うと、前述した
ような涙状の歪みの他に、記録マーク長に応じて加熱+
冷却条件が異なるため、記録マークの前エッジ或いは後
エッジにエッジシフトを生ずることが知られている。
【0007】このようなエッジシフトに対する対策とし
て、例えば、特公平6−64741号公報によれば、直
前のパルスとの間隔、即ち、記録マークの直前のスペー
ス長に応じて、記録パルスの前エッジタイミングを変化
させることにより、記録パルスの幅を変化させて補正す
るようにしたものがある。また、前述した文献1によれ
ば、相変化型光ディスクに記録する際に、エッジシフト
を生じやすい2Tマーク/スペースといった特定の記録
パターンで発生するエッジシフトを補正するために、特
定の記録パターンが検出された場合には、ディレイライ
ンの設定値をリアルタイムで切り換えることにより、記
録パルスの前エッジタイミングと後エッジタイミングと
を微調整するようにしたものがある。これらの補正方式
を要約して、マルチパルス記録方式で考えると、図18
に示すように、先頭加熱パルスAの前エッジタイミング
又は最終加熱パルスBL の後エッジタイミングを補正す
る手法といえる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところが、相変化型光
ディスクにおいて、記録マーク=アモルファス相は急冷
(加熱→冷却)により形成されるので、図18に示すよ
うな加熱パルス幅の補正では急冷条件が満足されないた
め、補正精度があまりよくなく、記録マーク間の間隔の
ジッタが大きい現状にある。これは、図19に示すよう
に、加熱パルスの補正量(前後エッジ補正量)と形成さ
れる記録マークのエッジシフト変化量との関係におい
て、補正量に対してエッジシフト変化量が非常に少ない
ため、補正量の設定が困難であり、適正に補正できない
ためと考えられる。
【0009】また、記録マークのエッジシフトは他の要
因によっても発生するので、加熱パルス幅の補正方式で
は不十分である。このエッジシフトの要因は、記録マー
クの前後のスペース長に依存した隣接記録マークとの熱
的干渉によるエッジシフトである。即ち、この熱的干渉
は書込対象となる記録マークの前エッジ及び後エッジ
が、その記録マークの直前及び直後の記録マークの加熱
の影響を受けるためである。熱的干渉の程度は、書込対
象となる記録マークの直前及び直後のスペース長によっ
て異なり、そのスペース長が長いほど影響は小さく、ス
ペース長が短いほど影響が大きくなり、記録マークが長
くなる方向にエッジシフトを生ずる。このような要因の
エッジシフトの場合も、前述したような加熱パルス幅の
補正方式では、その補正量に対するエッジシフト変化量
が少な過ぎるため、補正量の設定が困難であり、適正に
補正できない。
【0010】さらに、マークエッジ記録方式は高密度化
に適しているが、高密度化が進むと、熱干渉によるエッ
ジシフトの他に、直前の記録マーク長に依存した直前の
記録マークの蓄熱によるエッジシフトも存在する。これ
は、直前の記録マーク長に応じて蓄熱された熱量が異な
るため、記録すべき記録マークの前エッジがその熱量の
影響を受けてエッジシフトを生ずるためである。蓄熱の
程度は、直前の記録マーク長により異なり、その記録マ
ーク長が短いほど影響は小さく、長いほど影響が大きく
なり、記録マークが長くなる方向にエッジシフトを生ず
る。このようなエッジシフト成分を補正するためには、
記録すべき記録マーク長とその直前のスペース長とその
直前の記録マーク長との組合せに応じて、記録パルス=
加熱パルスを補正すればよい。しかし、このような加熱
パルス幅の補正方式では、その補正量に対するエッジシ
フト変化量が少な過ぎるため、補正量の設定が困難であ
り、適正に補正できない。
【0011】そこで、本発明は、各種要因によって生ず
ることがある記録マークのエッジシフトを適正に補正し
て、記録マーク間隔のジッタを抑制することができる相
変化型光ディスク用記録方法を提供すること目的とす
る。
【0012】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明の相
変化型光ディスク用記録方法は、結晶相とアモルファス
相とで可逆的に相変化する記録層を有する相変化型光デ
ィスクに対して、先頭加熱パルスと後続の連続加熱パル
スとこれらのパルス間に位置する連続冷却パルスとイレ
ースパルスとからなり、それぞれのパルスの発光パワー
先頭加熱パルス≧連続加熱パルス>イレースパルス>連続冷却パルス であ る強度変調されたマルチパルスレーザ光を照射し
て、長さが情報を担う記録マークを形成することにより
情報を記録するようにした相変化型光ディスク用記録方
法において、書込対象となる記録マーク長に基づいてそ
の先頭加熱パルス直後の先頭冷却パルスの前エッジタイ
ミングを変化させて先頭冷却時間を補正するようにし
た。
【0013】
【0014】請求項記載の発明の相変化型光ディスク
用記録方法は、請求項1記載の発明と同様な相変化型光
ディスク用記録方法において、書込対象となる記録マー
ク長に基づいて、その先頭加熱パルス直後の先頭冷却パ
ルスの前エッジタイミングを変化させるとともに、その
最終加熱パルス直後の最終冷却パルスの後エッジタイミ
ングを変化させて、先頭冷却時間及び最終冷却時間を補
正するようにした。
【0015】請求項記載の発明の相変化型光ディスク
用記録方法は、請求項1記載の発明と同様な相変化型光
ディスク用記録方法において、書込対象となる記録マー
クの直前のスペース長に基づいて先頭加熱パルス直後の
先頭冷却パルスの前エッジタイミングを変化させて先頭
冷却時間を補正するようにした。
【0016】
【0017】請求項記載の発明の相変化型光ディスク
用記録方法は、請求項1記載の発明と同様な相変化型光
ディスク用記録方法において、書込対象となる記録マー
クの直前のスペース長に基づいて先頭加熱パルス直後の
先頭冷却パルスの前エッジタイミングを変化させるとと
もに、書込対象となる記録マークの直後のスペース長に
基づいて最終加熱パルス直後の最終冷却パルスの後エッ
ジタイミングを変化させて、先頭冷却時間及び最終冷却
時間を補正するようにした。
【0018】請求項記載の発明の相変化型光ディスク
用記録方法は、請求項1記載の発明と同様な相変化型光
ディスク用記録方法において、書込対象となる記録マー
ク長及びこの記録マークの直前のスペース長に基づいて
先頭加熱パルス直後の先頭冷却パルスの前エッジタイミ
ングを変化させて先頭冷却時間を補正するようにした。
【0019】
【0020】請求項記載の発明の相変化型光ディスク
用記録方法は、請求項1記載の発明と同様な相変化型光
ディスク用記録方法において、書込対象となる記録マー
ク長及びこの記録マークの直前のスペース長に基づいて
先頭加熱パルス直後の先頭冷却パルスの前エッジタイミ
ングを変化させるとともに、書込対象となる記録マーク
長及びこの記録マークの直後のスペース長に基づいて最
終加熱パルス直後の最終冷却パルスの後エッジタイミン
グを変化させて、先頭冷却時間及び最終冷却時間を補正
するようにした。
【0021】請求項記載の発明の相変化型光ディスク
用記録方法は、請求項1記載の発明と同様な相変化型光
ディスク用記録方法において、書込対象となる記録マー
ク長、この記録マークの直前のスペース長、及び、この
スペースの直前の記録マーク長に基づいてその先頭加熱
パルス直後の先頭冷却パルスの前エッジタイミングを変
化させて先頭冷却時間を補正するようにした。
【0022】請求項記載の発明の相変化型光ディスク
用記録方法は、請求項1記載の発明と同様な相変化型光
ディスク用記録方法において、書込対象となる記録マー
ク長、この記録マークの直前のスペース長、及び、この
スペースの直前の記録マーク長に基づいてその先頭加熱
パルス直後の先頭冷却パルスの前エッジタイミングを変
化させるとともに、書込対象となる記録マーク長及びこ
の記録マークの直後のスペース長に基づいて最終加熱パ
ルス直後の最終冷却パルスの後エッジタイミングを変化
させて、先頭冷却時間及び最終冷却時間を補正するよう
にした。
【0023】請求項記載の発明は、請求項1,2,
3,4,5,6,7又は8記載の相変化型光ディスク用
記録方法であって、記録用の連続加熱パルスと連続冷却
パルスとを生成する記録信号周波数と同一の基準クロッ
クと、この基準クロックに対して整数倍の整数倍クロッ
クとを備え、エッジタイミングを変化させる補正量の最
小単位を、この整数倍クロックによるパルス幅に設定し
た。
【0024】請求項10記載の発明は、請求項1,2,
3,4,5,6,7,8又は9記載の相変化型光ディス
ク用記録方法であって、記録層がAgInSbTe系の
記録材料からなる相変化型光ディスクを対象とした。
【0025】
【作用】請求項1記載の発明においては、書込対象とな
る記録マーク長に基づいてその先頭加熱パルス直後の先
頭冷却パルスの前エッジタイミングを変化させて先頭冷
却時間を補正するので、急冷条件を満たすことにより、
記録マークの前エッジシフトが低減するように適正に補
正でき、記録マーク間隔のジッタが低減する。
【0026】
【0027】請求項記載の発明においては、書込対象
となる記録マーク長に基づいて、その先頭加熱パルス直
後の先頭冷却パルスの前エッジタイミングを変化させる
とともに、その最終加熱パルス直後の最終冷却パルスの
後エッジタイミングを変化させて、先頭冷却時間及び最
終冷却時間を補正するので、急冷条件を満たすことによ
り、記録マークの前エッジシフト及び後エッジシフトが
低減するように適正に補正でき、スペース間隔のジッタ
が悪化することなく、記録マーク間隔のジッタが低減す
る。
【0028】請求項記載の発明においては、書込対象
となる記録マークの直前のスペース長に基づいて先頭加
熱パルス直後の先頭冷却パルスの前エッジタイミングを
変化させて先頭冷却時間を補正するので、直前のスペー
ス長に依存した記録マーク同士の熱的干渉による記録マ
ークの前エッジシフトに対する冷却条件を満たすことに
なり、記録マークの前エッジシフトが低減するように適
正に補正でき、記録マーク間隔のジッタが低減する。
【0029】
【0030】請求項記載の発明においては、書込対象
となる記録マークの直前のスペース長に基づいて先頭加
熱パルス直後の先頭冷却パルスの前エッジタイミングを
変化させるとともに、書込対象となる記録マークの直後
のスペース長に基づいて最終加熱パルス直後の最終冷却
パルスの後エッジタイミングを変化させて、先頭冷却時
間及び最終冷却時間を補正するので、直前及び直後のス
ペース長に依存した記録マーク同士の熱的干渉による記
録マークの前エッジシフト及び後エッジシフトに対する
冷却条件を満たすことになり、記録マークの前エッジシ
フト及び後エッジシフトが低減するように適正に補正で
き、スペース間隔のジッタが悪化することなく、記録マ
ーク間隔のジッタが低減する。
【0031】請求項記載の発明においては、書込対象
となる記録マーク長及びこの記録マークの直前のスペー
ス長に基づいて先頭加熱パルス直後の先頭冷却パルスの
前エッジタイミングを変化させて先頭冷却時間を補正す
るので、記録マーク長及び直前のスペース長に依存した
記録マーク同士の熱的干渉による記録マークの前エッジ
シフトに対する冷却条件を満たすことになり、記録マー
クの前エッジシフトが低減するように適正に補正でき、
記録マーク間隔のジッタが低減する。
【0032】
【0033】請求項記載の発明においては、書込対象
となる記録マーク長及びこの記録マークの直前のスペー
ス長に基づいて先頭加熱パルス直後の先頭冷却パルスの
前エッジタイミングを変化させるとともに、書込対象と
なる記録マーク長及びこの記録マークの直後のスペース
長に基づいて最終加熱パルス直後の最終冷却パルスの後
エッジタイミングを変化させて、先頭冷却時間及び最終
冷却時間を補正するので、記録マーク長並びに直前及び
直後のスペース長に依存した記録マーク同士の熱的干渉
による記録マークの前エッジシフト及び後エッジシフト
に対する冷却条件を満たすことになり、記録マークの前
エッジシフト及び後エッジシフトが低減するように適正
に補正でき、スペース間隔のジッタが悪化することな
く、記録マーク間隔のジッタが低減する。
【0034】請求項記載の発明においては、書込対象
となる記録マーク長、この記録マークの直前のスペース
長、及び、このスペースの直前の記録マーク長に基づい
てその先頭加熱パルス直後の先頭冷却パルスの前エッジ
タイミングを変化させて先頭冷却時間を補正するので、
直前の記録マーク長に依存した蓄熱による記録マークの
前エッジシフト、直前のスペース長に依存した記録マー
クの前エッジシフト、及び、記録マーク長に依存した熱
干渉による前エッジシフトに対する冷却条件を満たすこ
とになり、記録マークの前エッジシフトが低減するよう
に高精度に補正でき、記録マーク間隔のジッタが低減す
る。
【0035】請求項記載の発明においては、書込対象
となる記録マーク長、この記録マークの直前のスペース
長、及び、このスペースの直前の記録マーク長に基づい
てその先頭加熱パルス直後の先頭冷却パルスの前エッジ
タイミングを変化させるとともに、書込対象となる記録
マーク長及びこの記録マークの直後のスペース長に基づ
いて最終加熱パルス直後の最終冷却パルスの後エッジタ
イミングを変化させて、先頭冷却時間及び最終冷却時間
を補正するので、殆ど全ての要因による記録マークのエ
ッジシフトに対する冷却条件を満たすことになり、記録
マークの前エッジシフト及び後エッジシフトが低減する
ように高精度に補正でき、スペース間隔のジッタが悪化
することなく、記録マーク間隔のジッタが低減する。
【0036】請求項記載の発明においては、記録用の
連続加熱パルスと連続冷却パルスとを生成する記録信号
周波数と同一の基準クロックと、この基準クロックに対
して整数倍の整数倍クロックとを備え、エッジタイミン
グを変化させる補正量の最小単位を、この整数倍クロッ
クによるパルス幅に設定しているので、エッジタイミン
グの補正を含めて全てロジック回路で実現できることに
なり、低コストで小規模な補正回路で済む。
【0037】請求項10記載の発明においては、記録層
がAgInSbTe系の記録材料からなる相変化型光デ
ィスクを対象としているので、熱干渉や蓄熱作用による
エッジシフトに対して記録層の特性に合った正確な補正
が行える。
【0038】
【実施例】発明の実施例を図1及び図2に基づいて説
明する。本実施例は、CD−ROMフォーマットのコー
ドデータを相変化型光ディスクを用いて記録(オーバラ
イト)する記録方式に適用したものであり、データ変調
方式としては、例えば、EFM(Eight Fourteen Modul
ation) 変調コードを用いて、マークエッジ記録方式で
記録するものとする。よって、実際の記録に当ってはこ
のような記録データを用いてレーザダイオードを図17
で説明したようなマルチパルス発光波形に従い発光させ
て記録マーク=アモルファス相を形成することにより、
情報の記録を行うことになる。
【0039】まず、図1(b)は記録マーク長M1の記
録マークを形成しようする場合の補正前のマルチパルス
発光波形を示す。そこで、補正のない場合の記録マーク
の前エッジのシフト量を測定した結果に基づき、記録す
べき書込対象となる記録マークの記録マーク長M1に応
じて、図1(c)に示すように、先頭加熱パルスAの直
後の先頭冷却パルスCF の前エッジタイミングを変化さ
せる。これにより、先頭冷却時間を補正するようにした
ものである。本実施例では、書込対象となる記録マーク
の前エッジシフトを打ち消すように、そのエッジシフト
量と同一の時間(タイミング)だけ、先頭冷却パルスC
F の前エッジタイミングが遅く又は早くなるように補正
している。
【0040】このように先頭冷却パルスCF の前エッジ
タイミングを補正することにより、対象とする記録マー
クの平均エッジ間隔が、補正量と同じだけ変化するの
で、急冷のための冷却条件を満たすことになり、エッジ
シフトによる記録マーク長の変動分をキャンセルするこ
とができる。よって、記録マークの前エッジシフトを低
減させることができ、記録マーク間隔のジッタを小さく
抑えることができる。
【0041】特に、本実施例の記録方法は、記録マーク
の前エッジシフトが顕著に発生する記録層構成や記録波
形を対象とする場合に効果的である。この点について、
図2を参照して説明する。一般に、相変化型光ディスク
の記録層の記録材料としては、GeSbTe系、GeT
eSbS系、TeGeSnAu系、GeTeSn系、S
bSe系、SbSeTe系、SnSeTe系、GaSe
Te系、GaSeTeGe系、InSe系、InSe
系、InSeTe系、AgInSbTe系などがある。
このような記録材料による記録層を備えた相変化型光デ
ィスクにデータの記録を行うとき、先頭冷却パルスCF
の前エッジタイミングを変化させてそのパルス幅(=先
頭冷却時間)を標準値から変化させて記録を行うと、図
2に示すように、パルス幅の変化量(=時間の変化量)
に対して記録パルスのエッジシフト変化量がほぼ直線的
な関係として現れる傾向にある。特に、AgInSbT
e系の記録材料を用いた場合には顕著に現れる。このよ
うな傾向は、後述する実施例のように、最終冷却パルス
L の後エッジタイミングを変化させてそのパルス幅
(=最終冷却時間)を標準値から変化させて記録する場
合も同様である。これは、このような記録層が先頭冷却
パルスCF の前エッジタイミング及び最終冷却パルスC
L の後エッジタイミングに対して、形成される記録マー
クのエッジが正確に対応しているからである、と考えら
れる。従って、後述する実施例のように、熱干渉や蓄熱
作用によるエッジシフトに対して正確に補正できるの
で、効果的となる。
【0042】なお、補正すべき記録マーク長M1及び補
正量は、変調コードや記録密度などにより異なるので、
要は、再生信号の許容ジッタを満足するように設定すれ
ばよい。従って、許容ジッタのマージンが厳しい場合に
は全記録マーク長或いは複数の記録マーク長に対する最
小補正量を小さく設定して高精度に補正するようにすれ
ばよい。また、補正した先頭冷却パルスCF を多段で精
度よく発生させる手段としては、マルチタップのディレ
イラインや複数のモノマルチバイブレータなどの遅延回
路を設けて、記録マーク長に応じてリアルタイムに切り
換えるように構成すればよい(以下の各実施例でも同様
である)。
【0043】また、本実施例では、CD−ROMフォー
マットのEFM変調によるコードデータを記録する例で
説明したが、他のフォーマットや他の変調コードに従い
記録する場合にも同様に適用できる(以下の各実施例で
も、同様に適用できる)。さらに、本実施例では、先頭
加熱パルスAのパルス幅を一定としているが、この先頭
加熱パルスAの前エッジタイミングを固定とし、先頭冷
却パルスCF の補正(前エッジタイミングの変更)に応
じて、先頭加熱パルスAの幅が変化するように構成して
もよい(この点についても、以下の各実施例で、同様に
適用できる)。
【0044】つづいて、本発明の参考例を図3により説
明する。なお、本参考例を含む以下の各実施例及び参考
でも、基本的な記録方式及び記録波形は前記実施例の
場合と同様であり、CD−ROMフォーマットのコード
データを相変化型光ディスクを用いて記録する記録方式
に、EFM変調コードなるデータ変調方式を用いて、マ
ークエッジ記録方式で記録する例とする。
【0045】本参考例では、補正のない場合の記録マー
クのエッジシフト量を測定した結果に基づき、書込対象
となる記録マークの記録マーク長M1に応じて、図3
(c)に示すように、最終加熱パルスBL の直後の最終
冷却パルスCL の後エッジタイミングを変化させる。こ
れにより、最終冷却時間を補正するようにしたものであ
る。本参考例では、書込対象となる記録マークの後エッ
ジシフトを打ち消すように、そのエッジシフト量と同一
の時間(タイミング)だけ、最終冷却パルスCLの後エ
ッジタイミングが遅く又は早くなるように補正してい
る。
【0046】このように最終冷却パルスCL の後エッジ
タイミングを補正することにより、対象とする記録マー
クの平均エッジ間隔が、補正量と同じだけ変化するの
で、急冷のための冷却条件を満たすことになり、エッジ
シフトによる記録マーク長の変動分をキャンセルするこ
とができる。よって、記録マークの後エッジシフトを低
減させることができ、記録マーク間隔のジッタを小さく
抑えることができる。特に、本実施例の記録方法は、記
録マークの後エッジシフトが顕著に発生する記録層構成
(特に、AgInSbTe系の記録材料を用いたもの)
や記録波形を対象とする場合に効果的である。
【0047】本発明の他の実施例を図4及び図5により
説明する。本実施例は、前述した実施例と参考例とを組
み合わせたものである。補正のない場合の記録マークの
エッジシフト量を測定した結果に基づき、書込対象とな
る記録マークの記録マーク長M1に応じて、図4(c)
に示すように、先頭加熱パルスAの直後の先頭冷却パル
スCF の前エッジタイミングを変化させるとともに、最
終加熱パルスBL の直後の最終冷却パルスCL の後エッ
ジタイミングを変化させる。これにより、先頭冷却時間
及び最終冷却時間を補正するようにしたものである。本
実施例では、書込対象となる記録マークの前後のエッジ
シフトを打ち消すように、各々のエッジシフト量と同一
の時間(タイミング)だけ、先頭冷却パルスCF の前エ
ッジタイミングや最終冷却パルスCL の後エッジタイミ
ングが遅く又は早くなるように補正している。
【0048】このように先頭冷却パルスCF の前エッジ
タイミング及び最終冷却パルスCLの後エッジタイミン
グを補正することにより、対象とする記録マークの平均
エッジ間隔が、補正量と同じだけ変化するので、急冷の
ための冷却条件を満たすことになり、エッジシフトによ
る記録マーク長の変動分をキャンセルすることができ
る。よって、記録マークの前後のエッジシフトを低減さ
せることができ、記録マーク間隔のジッタを小さく抑え
ることができる。特に、本実施例の記録方法は、記録マ
ークの前後のエッジシフトが顕著に発生する記録層構成
(特に、AgInSbTe系の記録材料を用いたもの)
や記録波形を対象とする場合に効果的である。さらに
は、前又は後の片側のエッジだけで記録マーク長の補正
を行うことに起因する前後のスペース長の片寄ったエッ
ジシフトも防止することができる。よって、スペース間
隔のジッタを悪化させることなく、記録マーク間隔のジ
ッタを小さく抑えることができる。
【0049】ところで、本実施例の記録方法を実現する
ための回路構成例を図5により説明する。EFM変調コ
ードによるデータを入力とするデータ補正検出部1とマ
ルチパルス発生部2とが設けられ、これらのデータ補正
検出部1とマルチパルス発生部2との出力を基に、補正
処理を実行するデータ補正部3が設けられ、このデータ
補正部3の出力に基づき各パルスA,B,Cを出力する
出力タイミングジェネレータ4を制御して、レーザダイ
オード(図示せず)に対するLDパワー制御信号が生成
されるように構成されている。
【0050】ここに、データ補正検出部1はEFMデー
タ中で記録マークとスペースとを区別するマーク/スペ
ース検出器5と、このマーク/スペース検出器5の検出
結果に応じた選択信号を出力するマーク/スペースセレ
クタ6と、EFMデータ中の記録マークとスペースとに
ついてその長さを計数するマーク/スペース長カウンタ
7と、その計数結果をマーク/スペースセレクタ6の選
択信号に応じて記憶させるマーク/スペース長レジスタ
8とにより形成されている。一方、マルチパルス発生部
2は、先頭加熱パルスA用のジェネレータ9と、連続加
熱パルスB用のジェネレータ10と、連続冷却パルスC
用のジェネレータ11とにより形成されている。連続冷
却パルスC用のジェネレータ11は、先頭冷却パルスC
F 用のジェネレータ11aと、最終冷却パルスCL 用の
ジェネレータ11bとを備えている。また、データ補正
部3は、記録マーク長やスペース長に基づいて補正量が
予め格納された補正データROMテーブル12と、先頭
加熱パルスA用のジェネレータ9と最終冷却パルスCL
用のジェネレータ11bとに各々接続された多段のディ
レイライン13,14と、これらのディレインライン1
3,14及び補正データROMテーブル12に接続され
たマルチプレクサ15,16とにより形成されている。
なお、先頭加熱パルスA用のマルチプレクサ15の出力
は、出力タイミングジェネレータ4に入力されていると
ともに、先頭冷却パルスCF 用のジェネレータ11aに
も与えられている。この先頭冷却パルスCF 用のジェネ
レータ11aの出力は直接出力タイミングジェネレータ
4に入力されている。また、最終冷却パルスCL 用のマ
ルチプレクサ16の出力は出力タイミングジェネレータ
4に入力されている。なお、連続加熱パルスB用のジェ
ネレータ10の出力は直接出力タイミングジェネレータ
4に入力されている。
【0051】これにより、ジェネレータ9から出力され
る先頭加熱パルスAは多段のディレイライン13によっ
て遅延され、同時に、ジェネレータ11bから出力され
る最終冷却パルスCL は多段のディレイライン14によ
って遅延される。一方、データ補正検出部1で検出され
た記録マーク長M1に基づき補正データROMテーブル
12を参照して補正量を決定し、マルチプレクサ15,
16に出力することにより、先頭加熱パルスAと最終冷
却パルスCL との補正量を選定する。次に、マルチプレ
クサ15で選定された補正済みの先頭加熱パルスAを基
にジェネレータ11aから先頭冷却パルスCF を発生さ
せる。これらの先頭加熱パルスAと先頭冷却パルスCF
とジェネレータ10による連続加熱パルスBと最終冷却
パルスCL とを出力タイミングジェネレータ4に出力す
ることにより、各々のタイミングに合わせたLDパワー
制御信号が生成され、図4で説明したようなパワー制御
が実行される。
【0052】なお、図5に示したタイミング制御の回路
構成は、他の実施例又は参考例についても同様に適用で
きる。例えば、後述する実施例又は参考例の場合であれ
ば、各々の実施例又は参考例に応じて、補正データRO
Mテーブル12中に記録マーク長の他に直前又は直後の
スペース長や直前の記録マーク長などに基づいた補正量
を格納しておき、それに応じて先頭冷却パルスCF や最
終冷却パルスCL のタイミングを補正するようにすれば
よい。
【0053】発明の他の実施例を図6により説明す
る。相変化型光ディスクにあっては、書込対象となる記
録マークの直前のスペース長に依存した直前の記録マー
クとの熱的干渉によってもエッジシフトを生じることが
あるが、本実施例では、このような熱的干渉によるエッ
ジシフトを補正するようにしたものである。そこで、補
正のない場合の記録マークの前エッジのシフト量を測定
した結果に基づき、記録すべき書込対象となる記録マー
クの直前のスペース長S1に応じて、図6(c)に示す
ように、先頭加熱パルスAの直後の先頭冷却パルスCF
の前エッジタイミングを変化させる。これにより、先
頭冷却時間を補正するようにしたものである。本実施例
では、書込対象となる記録マークの前エッジシフトを打
ち消すように、そのエッジシフト量と同一の時間(タイ
ミング)だけ、先頭冷却パルスCFの前エッジタイミン
グが遅く又は早くなるように補正している。
【0054】このように先頭冷却パルスCF の前エッジ
タイミングを補正することにより、対象とする記録マー
クの平均エッジ間隔が、補正量と同じだけ変化するの
で、急冷のための冷却条件を満たすことになり、エッジ
シフトによる記録マーク長の変動分をキャンセルするこ
とができる。よって、記録マークの熱的干渉による前エ
ッジシフトの低減を高精度に行うことができ、記録マー
ク間隔のジッタを小さく抑えることができる。本実施例
の記録方法も、記録マークの前エッジシフトが顕著に発
生する記録層構成(特に、AgInSbTe系の記録材
料を用いたもの)や記録波形を対象とする場合に効果的
である。
【0055】本発明の他の参考例を図7により説明す
る。本参考例は、書込対象となる記録マークの直後のス
ペース長に依存した直後の記録マークとの熱的干渉によ
るエッジシフトを補正するようにしたものである。そこ
で、補正のない場合の記録マークの後エッジのシフト量
を測定した結果に基づき、記録すべき書込対象となる記
録マークの直後のスペース長S2に応じて、図7(c)
に示すように、最終加熱パルスBL の直後の最終冷却
パルスCL の後エッジタイミングを変化させる。これ
により、最終冷却時間を補正するようにしたものであ
る。本参考例では、書込対象となる記録マークの後エッ
ジシフトを打ち消すように、そのエッジシフト量と同一
の時間(タイミング)だけ、最終冷却パルスCL の後
エッジタイミングが遅く又は早くなるように補正してい
る。
【0056】このように最終冷却パルスCL の後エッ
ジタイミングを補正することにより、対象とする記録マ
ークの平均エッジ間隔が、補正量と同じだけ変化するの
で、急冷のための冷却条件を満たすことになり、エッジ
シフトによる記録マーク長の変動分をキャンセルするこ
とができる。よって、記録マークの熱的干渉による後エ
ッジシフトの低減を高精度に行うことができ、記録マー
ク間隔のジッタを小さく抑えることができる。本参考例
の記録方法も、記録マークの後エッジシフトが顕著に発
生する記録層構成(特に、AgInSbTe系の記録材
料を用いたもの)や記録波形を対象とする場合に効果的
である。
【0057】本発明の他の実施例を図8により説明す
る。本実施例は、図6及び図7で前述した実施例及び参
考例を組み合わせて、書込対象となる記録マークの前後
のスペース長に依存した前後の記録マークとの熱的干渉
によるエッジシフトを補正するようにしたものである。
補正のない場合の記録マークのエッジシフト量を測定し
た結果に基づき、書込対象となる記録マークの直前のス
ペース長S1に応じて、図8(c)に示すように、先頭
加熱パルスAの直後の先頭冷却パルスCF の前エッジタ
イミングを変化させるとともに、書込対象となる記録マ
ークの直後のスペース長S2に応じて、図8(c)に示
すように、最終加熱パルスBL の直後の最終冷却パルス
CL の後エッジタイミングを変化させる。これによ
り、先頭冷却時間及び最終冷却時間を補正するようにし
たものである。本実施例では、書込対象となる記録マー
クの前後のエッジシフトを打ち消すように、各々のエッ
ジシフト量と同一の時間(タイミング)だけ、先頭冷却
パルスCF の前エッジタイミングや最終冷却パルスCL
の後エッジタイミングが遅く又は早くなるように補正
している。
【0058】このように先頭冷却パルスCF の前エッジ
タイミング及び最終冷却パルスCLの後エッジタイミン
グを補正することにより、対象とする記録マークの平均
エッジ間隔が、補正量と同じだけ変化するので、急冷の
ための冷却条件を満たすことになり、エッジシフトによ
る記録マーク長の変動分をキャンセルすることができ
る。よって、記録マークの熱的干渉による前後のエッジ
シフトの低減を高精度に行うことができ、記録マーク間
隔のジッタを小さく抑えることができる。特に、本実施
例の記録方法は、記録マークの前後のエッジシフトが顕
著に発生する記録層構成(特に、AgInSbTe系の
記録材料を用いたもの)や記録波形を対象とする場合に
効果的である。さらには、前又は後の片側のエッジだけ
で記録マーク長の補正を行うことに起因する前後のスペ
ース長の片寄ったエッジシフトも防止することができ
る。よって、スペース間隔のジッタを悪化させることな
く、記録マーク間隔のジッタを小さく抑えることができ
る。
【0059】発明の他の実施例を図9により説明す
る。本実施例は、図1及び図6により説明した実施例を
組み合わせたもので、書込対象となる記録マーク長に依
存したエッジシフトや、書込対象となる記録マークの直
前のスペース長に依存した直前の記録マークとの熱的干
渉によるエッジシフトを補正するようにしたものであ
る。そこで、補正のない場合の記録マークの前エッジの
シフト量を測定した結果に基づき、記録すべき書込対象
となる記録マークの記録マーク長M1及びその直前のス
ペース長S1に応じて、図9(c)に示すように、先頭
加熱パルスAの直後の先頭冷却パルスCF の前エッジ
タイミングを変化させる。これにより、先頭冷却時間を
補正するようにしたものである。本実施例では、書込対
象となる記録マークの前エッジシフトを打ち消すよう
に、そのエッジシフト量と同一の時間(タイミング)だ
け、先頭冷却パルスCF の前エッジタイミングが遅く
又は早くなるように補正している。
【0060】このように先頭冷却パルスCF の前エッジ
タイミングを補正することにより、対象とする記録マー
クの平均エッジ間隔が、補正量と同じだけ変化するの
で、急冷のための冷却条件を満たすことになり、エッジ
シフトによる記録マーク長の変動分をキャンセルするこ
とができる。よって、記録マークの前エッジシフトの低
減を前述した図1や図6の実施例の場合よりも一層高精
度に行うことができ、記録マーク間隔のジッタを小さく
抑えることができる。本実施例の記録方法も、記録マー
クの前エッジシフトが顕著に発生する記録層構成(特
に、AgInSbTe系の記録材料を用いたもの)や記
録波形を対象とする場合に効果的である。
【0061】本発明の他の参考例を図10により説明す
る。本参考例は、図3及び図7により説明した参考例
組み合わせたもので、書込対象となる記録マーク長に依
存したエッジシフトや、書込対象となる記録マークの直
後のスペース長に依存した直後の記録マークとの熱的干
渉によるエッジシフトを補正するようにしたものであ
る。そこで、補正のない場合の記録マークの後エッジの
シフト量を測定した結果に基づき、記録すべき書込対象
となる記録マークの記録マーク長M1、及び、その直後
のスペース長S2に応じて、図10(c)に示すよう
に、最終加熱パルスBL の直後の最終冷却パルスCL
の後エッジタイミングを変化させる。これにより、最終
冷却時間を補正するようにしたものである。本参考例
は、書込対象となる記録マークの後エッジシフトを打ち
消すように、そのエッジシフト量と同一の時間(タイミ
ング)だけ、最終冷却パルスCL の後エッジタイミン
グが遅く又は早くなるように補正している。
【0062】このように最終冷却パルスCL の後エッジ
タイミングを補正することにより、対象とする記録マー
クの平均エッジ間隔が、補正量と同じだけ変化するの
で、急冷のための冷却条件を満たすことになり、エッジ
シフトによる記録マーク長の変動分をキャンセルするこ
とができる。よって、記録マークの後エッジシフトの低
減を前述した図3や図7の参考例の場合よりも一層高精
度に行うことができ、記録マーク間隔のジッタを小さく
抑えることができる。本実施例の記録方法も、記録マー
クの後エッジシフトが顕著に発生する記録層構成(特
に、AgInSbTe系の記録材料を用いたもの)や記
録波形を対象とする場合に効果的である。
【0063】発明の他の実施例を図11により説明す
る。本実施例は、図4及び図8で前述した2つの実施例
を組み合わせて、書込対象となる記録マーク長に依存し
たエッジシフトと、その前後のスペース長に依存した前
後の記録マークとの熱的干渉によるエッジシフトを補正
するようにしたものである。補正のない場合の記録マー
クのエッジシフト量を測定した結果に基づき、書込対象
となる記録マークの記録マーク長M1及びその直前のス
ペース長S1に応じて、図11(c)に示すように、先
頭加熱パルスAの直後の先頭冷却パルスCF の前エッ
ジタイミングを変化させるとともに、書込対象となる記
録マークの記録マーク長M1及びその直後のスペース長
S2に応じて、図11(c)に示すように、最終加熱パ
ルスBLの直後の最終冷却パルスCL の後エッジタイ
ミングを変化させる。これにより、先頭冷却時間及び最
終冷却時間を補正するようにしたものである。本実施例
では、書込対象となる記録マークの前後のエッジシフト
を打ち消すように、各々のエッジシフト量と同一の時間
(タイミング)だけ、先頭冷却パルスCF の前エッジ
タイミングや最終冷却パルスCL の後エッジタイミン
グが遅く又は早くなるように補正している。
【0064】このように先頭冷却パルスCF の前エッジ
タイミング及び最終冷却パルスCLの後エッジタイミン
グを補正することにより、対象とする記録マークの平均
エッジ間隔が、補正量と同じだけ変化するので、急冷の
ための冷却条件を満たすことになり、エッジシフトによ
る記録マーク長の変動分をキャンセルすることができ
る。よって、記録マークの前後のエッジシフトの低減を
前述した図4や図8の実施例の場合よりも一層高精度に
行うことができ、記録マーク間隔のジッタを小さく抑え
ることができる。特に、本実施例の記録方法は、記録マ
ークの前後のエッジシフトが顕著に発生する記録層構成
(特に、AgInSbTe系の記録材料を用いたもの)
や記録波形を対象とする場合に効果的である。さらに
は、前又は後の片側のエッジだけで記録マーク長の補正
を行うことに起因する前後のスペース長の片寄ったエッ
ジシフトも防止することができる。よって、スペース間
隔のジッタを悪化させることなく、記録マーク間隔のジ
ッタを小さく抑えることができる。
【0065】発明の他の実施例を図12により説明す
る。相変化型光ディスクにあっては、書込対象となる記
録マークの直前の記録マーク長に依存した先行する記録
マークの蓄熱によるエッジシフトを生じることがある。
そこで、本実施例では、図9により説明した実施例に加
えて、このような先行する記録マークの蓄熱によるエッ
ジシフト成分をも補正するようにしたものである。そこ
で、補正のない場合の記録マークの前エッジのシフト量
を測定した結果に基づき、記録すべき書込対象となる記
録マークの記録マーク長M1、その直前のスペース長S
1、及び、その直前の記録マークのマーク長M2に応じ
て、図12(c)に示すように、先頭加熱パルスAの直
後の先頭冷却パルスCF の前エッジタイミングを変化
させる。これにより、先頭冷却時間を補正するようにし
たものである。本実施例では、書込対象となる記録マー
クの前エッジシフトを打ち消すように、そのエッジシフ
ト量と同一の時間(タイミング)だけ、先頭冷却パルス
CF の前エッジタイミングが遅く又は早くなるように
補正している。
【0066】このように先頭冷却パルスCF の前エッジ
タイミングを補正することにより、対象とする記録マー
クの平均エッジ間隔が、補正量と同じだけ変化するの
で、急冷のための冷却条件を満たすことになり、直前の
記録マーク長M2による蓄熱作用と直前のスペース長S
1に依存した熱的干渉によるエッジシフトで生じた記録
マーク長の変動分をキャンセルすることができる。よっ
て、記録マークの前エッジシフトの低減を前述した図9
の実施例の場合よりも一層高精度に行うことができ、記
録マーク間隔のジッタを小さく抑えることができる。本
実施例の記録方法も、記録マークの前エッジシフトが顕
著に発生する記録層構成(特に、AgInSbTe系の
記録材料を用いたもの)や記録波形を対象とする場合に
効果的である。
【0067】発明の他の実施例を図13により説明す
る。本実施例は、書込対象となる記録マーク長に依存し
たエッジシフトや、書込対象となる記録マークの前後の
スペース長に依存した前後の記録マークとの熱的干渉に
よるエッジシフトの他に、直前の記録マーク長に依存し
た記録マークの蓄熱によるエッジシフト成分をも補正す
るようにしたものである。補正のない場合の記録マーク
のエッジシフト量を測定した結果に基づき、書込対象と
なる記録マークの記録マーク長M1、その直前のスペー
ス長S1、及びその直前の記録マークの記録マーク長M
2に応じて、図13(c)に示すように、先頭加熱パル
スAの直後の先頭冷却パルスCF の前エッジタイミン
グを変化させるとともに、書込対象となる記録マークの
記録マーク長M1及びその直後のスペース長S2に応じ
て、図13(c)に示すように、最終加熱パルスBL
の直後の最終冷却パルスCL の後エッジタイミングを
変化させる。これにより、先頭冷却時間及び最終冷却時
間を補正するようにしたものである。本実施例では、書
込対象となる記録マークの前後のエッジシフトを打ち消
すように、各々のエッジシフト量と同一の時間(タイミ
ング)だけ、先頭冷却パルスCF の前エッジタイミン
グや最終冷却パルスCL の後エッジタイミングが遅く
又は早くなるように補正している。
【0068】このように先頭冷却パルスCF の前エッジ
タイミング及び最終冷却パルスCLの後エッジタイミン
グを補正することにより、対象とする記録マークの平均
エッジ間隔が、補正量と同じだけ変化するので、急冷の
ための冷却条件を満たすことになり、直前の記録マーク
長M2による蓄熱作用と前後のスペース長S1,S2に
依存した記録マークの熱的干渉によるエッジシフトで生
じた記録マーク長の変動分をキャンセルすることができ
る。よって、記録マークの前後のエッジシフトの低減を
前述した図11の実施例の場合よりも一層高精度に行う
ことができ、記録マーク間隔のジッタを小さく抑えるこ
とができる。特に、本実施例の記録方法は、記録マーク
の前後のエッジシフトが顕著に発生する記録層構成(特
に、AgInSbTe系の記録材料を用いたもの)や記
録波形を対象とする場合に効果的である。さらには、前
又は後の片側のエッジだけで記録マーク長の補正を行う
ことに起因する前後のスペース長の片寄ったエッジシフ
トも防止することができる。よって、スペース間隔のジ
ッタを悪化させることなく、記録マーク間隔のジッタを
小さく抑えることができる。
【0069】本発明の他の実施例を図14及び図15に
より説明する。本実施例は、前述した何れの実施例又は
参考例にも適用可能なものであり、まず、マルチパルス
発光波形中、先頭加熱パルスAを除く、連続加熱パルス
Bと連続冷却パルスCとによる発光部分の記録信号は、
これらの記録信号周波数と同一の周波数を持つ基準クロ
ック又は2倍クロックから生成するように設定されてい
る。
【0070】次に、先頭冷却パルスCF の前エッジタイ
ミングや最終冷却パルスCL の後エッジタイミングを変
化させて記録マークの前エッジ又は後エッジの補正を行
う方法について説明する。一般には、このための補正パ
ルスを生成するには信号遅延手段が必要であり、通常
は、信号遅延手段として図5にも示したようにマルチタ
ップのディレイラインICや多段のモノマルチバイブレ
ータが用いられるが、これでは、回路規模が大きくなっ
てしまい、コスト高となり、実装面積も増大してしま
う。この点、本実施例では、基準クロックの整数n倍ク
ロックを用いて、補正後の先頭冷却パルスCF 又は最終
冷却パルスCL を生成する方法とされている。基準クロ
ックのパルス幅は前述した連続加熱パルスBや連続冷却
パルスCのパルス幅と同一のT/2であり、n倍クロッ
クのパルス幅はT/2nとなる。よって、立上りエッジ
でn倍クロックのパルスを計数することにより、T/n
ステップでパルス幅の増減する補正後の先頭冷却パルス
F 又は最終冷却パルスCL を生成することができる。
これと同時に、n倍クロックの立下りエッジでn倍クロ
ックのパルスを計数することにより、パルス幅の増減す
る補正後の先頭冷却パルスCF 又は最終冷却パルスCL
を生成すれば、合わせて、T/2nステップで補正パル
スを増減させることができる。例えば、図14中に示す
ように基準クロックの4倍クロックを用いて補正した先
頭冷却パルスCF 又は最終冷却パルスCLを生成するよ
うにすれば、T/8ステップで補正が可能となる。
【0071】このような方法で補正パルスを生成するも
のとすれば、全て、ロジック回路で構成でき、低コスト
で小規模な補正回路で済み、部品点数及び実装面積の増
加を最小限に抑えることができる。このようなロジック
回路は、例えば、図5に示した回路において、先頭加熱
パルスA用のジェネレータ9と最終冷却パルスCL用の
ジェネレータ11bと、これらに対するディレイライン
13,14との部分に適用すればよい。
【0072】なお、レーザダイオード21に対するドラ
イバ回路としては、図15に示すように、先頭加熱パル
スA用の発光パワーPWA、連続加熱パルスB用の発光パ
ワーPWB、連続冷却パルスC用の発光パワーPWCに各々
パワー設定された定電流源22,23,24を設け、各
々A,B,Cパルス制御信号によりスイッチングされる
スイッチング素子25,26,27で選択的に駆動させ
るようにすればよく、簡易で低コスト回路で済む。
【0073】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、書込対象
となる記録マーク長に基づいてその先頭加熱パルス直後
の先頭冷却パルスの前エッジタイミングを変化させて先
頭冷却時間を補正するようにしたので、急冷条件を満た
すことができ、記録マークの前エッジシフトが低減する
ように適正に補正でき、記録マーク間隔のジッタを低減
させることができる。
【0074】
【0075】請求項記載の発明によれば、書込対象と
なる記録マーク長に基づいて、その先頭加熱パルス直後
の先頭冷却パルスの前エッジタイミングを変化させると
ともに、その最終加熱パルス直後の最終冷却パルスの後
エッジタイミングを変化させて、先頭冷却時間及び最終
冷却時間を補正するようにしたので、急冷条件を満たす
ことができ、記録マークの前後のエッジシフトが低減す
るように適正に補正でき、よって、スペース間隔のジッ
タを悪化させることなく、記録マーク間隔のジッタを低
減させることができる。
【0076】請求項記載の発明によれば、書込対象と
なる記録マークの直前のスペース長に基づいて先頭加熱
パルス直後の先頭冷却パルスの前エッジタイミングを変
化させて先頭冷却時間を補正するようにしたので、直前
のスペース長に依存した記録マーク同士の熱的干渉によ
る記録マークの前エッジシフトに対する冷却条件を満た
すことができ、記録マークの前エッジシフトが低減する
ように適正に補正でき、記録マーク間隔のジッタを低減
させることができる。
【0077】
【0078】請求項記載の発明によれば、書込対象と
なる記録マークの直前のスペース長に基づいて先頭加熱
パルス直後の先頭冷却パルスの前エッジタイミングを変
化させるとともに、書込対象となる記録マークの直後の
スペース長に基づいて最終加熱パルス直後の最終冷却パ
ルスの後エッジタイミングを変化させて、先頭冷却時間
及び最終冷却時間を補正するようにしたので、前後のス
ペース長に依存した記録マーク同士の熱的干渉による記
録マークの前後のエッジシフトに対する冷却条件を満た
すことができ、記録マークの前後のエッジシフトが低減
するように適正に補正でき、よって、スペース間隔のジ
ッタを悪化させることなく、記録マーク間隔のジッタを
低減させることができる。
【0079】請求項記載の発明によれば、書込対象と
なる記録マーク長及びこの記録マークの直前のスペース
長に基づいて先頭加熱パルス直後の先頭冷却パルスの前
エッジタイミングを変化させて先頭冷却時間を補正する
ようにしたので、記録マーク長及び直前のスペース長に
依存した記録マーク同士の熱的干渉による記録マークの
前エッジシフトに対する冷却条件を満たすことができ、
記録マークの前エッジシフトが低減するように適正に補
正でき、記録マーク間隔のジッタを低減させることがで
きる。
【0080】
【0081】請求項記載の発明によれば、書込対象と
なる記録マーク長及びこの記録マークの直前のスペース
長に基づいて先頭加熱パルス直後の先頭冷却パルスの前
エッジタイミングを変化させるとともに、書込対象とな
る記録マーク長及びこの記録マークの直後のスペース長
に基づいて最終加熱パルス直後の最終冷却パルスの後エ
ッジタイミングを変化させて、先頭冷却時間及び最終冷
却時間を補正するようにしたので、記録マーク長並びに
前後のスペース長に依存した記録マーク同士の熱的干渉
による記録マークの前後のエッジシフトに対する冷却条
件を満たすことができ、記録マークの前後のエッジシフ
トが低減するように適正に補正でき、よって、スペース
間隔のジッタを悪化させることなく、記録マーク間隔の
ジッタを低減させることができる。
【0082】請求項記載の発明によれば、書込対象と
なる記録マーク長、この記録マークの直前のスペース
長、及び、このスペースの直前の記録マーク長に基づい
てその先頭加熱パルス直後の先頭冷却パルスの前エッジ
タイミングを変化させて先頭冷却時間を補正するように
したので、直前の記録マーク長に依存した蓄熱による記
録マークの前エッジシフト、直前のスペース長に依存し
た記録マークの前エッジシフト、及び、記録マーク長に
依存した熱干渉による前エッジシフトに対する冷却条件
を満たすことができ、記録マークの前エッジシフトが低
減するように高精度に補正でき、記録マーク間隔のジッ
タを低減させることができる。
【0083】請求項記載の発明によれば、書込対象と
なる記録マーク長、この記録マークの直前のスペース
長、及び、このスペースの直前の記録マーク長に基づい
てその先頭加熱パルス直後の先頭冷却パルスの前エッジ
タイミングを変化させるとともに、書込対象となる記録
マーク長及びこの記録マークの直後のスペース長に基づ
いて最終加熱パルス直後の最終冷却パルスの後エッジタ
イミングを変化させて、先頭冷却時間及び最終冷却時間
を補正するようにしたので、殆ど全ての要因による記録
マークのエッジシフトに対する冷却条件を満たすことが
でき、記録マークの前後のエッジシフトが低減するよう
に高精度に補正でき、よって、スペース間隔のジッタを
悪化させることなく、記録マーク間隔のジッタを低減さ
せることができる。
【0084】請求項記載の発明によれば、記録用の連
続加熱パルスと連続冷却パルスとを生成する記録信号周
波数と同一の基準クロックと、この基準クロックに対し
て整数倍の整数倍クロックとを備え、エッジタイミング
を変化させる補正量の最小単位を、この整数倍クロック
によるパルス幅に設定したので、エッジタイミングの補
正を含めて全てロジック回路で実現でき、よって、低コ
ストで小規模な補正回路で達成できる。
【0085】請求項10記載の発明によれば、記録層が
AgInSbTe系の記録材料からなる相変化型光ディ
スクを対象としたので、熱干渉や蓄熱作用によるエッジ
シフトに対して記録層の特性に合った正確な補正を行う
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示すタイムチャートである。
【図2】前後エッジ補正量とエッジシフト量との関係を
示す特性図である。
【図3】本発明の参考例を示すタイムチャートである。
【図4】本発明の他の実施例を示すタイムチャートであ
る。
【図5】補正回路構成を示すブロック図である。
【図6】本発明の他の実施例を示すタイムチャートであ
る。
【図7】本発明の他の参考例を示すタイムチャートであ
る。
【図8】本発明の他の実施例を示すタイムチャートであ
る。
【図9】本発明の他の実施例を示すタイムチャートであ
る。
【図10】本発明の他の参考例を示すタイムチャートで
ある。
【図11】本発明の他の実施例を示すタイムチャートで
ある。
【図12】本発明の他の実施例を示すタイムチャートで
ある。
【図13】本発明の他の実施例を示すタイムチャートで
ある。
【図14】本発明の他の実施例を示すタイムチャートで
ある。
【図15】LDドライブ回路を示すブロック図である。
【図16】単パルス発光波形による記録マーク形成例を
示すタイムチャートである。
【図17】マルチパルス発光波形による記録マーク形成
例を示すタイムチャートである。
【図18】その加熱パルスの補正例を示すタイムチャー
トである。
【図19】前後エッジ補正量とエッジシフト量との関係
を示す特性図である。
【符号の説明】
A 先頭加熱パルス B 連続加熱パルス BL 最終加熱パルス C 連続冷却パルス CF 先頭冷却パルス CL 最終冷却パルス M1 記録マーク長 M2 直前の記録マーク長 S1 直前のスペース長 S2 直後のスペース長
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−22223(JP,A) 特開 平6−203383(JP,A) 特開 平2−208834(JP,A) 特開 昭63−48617(JP,A) 特開 平6−52547(JP,A) 特開 平1−236431(JP,A) 特開 平6−274934(JP,A) 特開 平7−14206(JP,A) 特開 平7−225947(JP,A) 1994 Topical Meetin g on Optical Data Strorage,Proccedin gs of SPIE(The Int ernational Society for Optical Engin eering),Vol.2338,pp. 121−126(16−18 May,1994) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G11B 7/00 - 7/013 G11B 7/125

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 結晶相とアモルファス相とで可逆的に相
    変化する記録層を有する相変化型光ディスクに対して、
    先頭加熱パルスと後続の連続加熱パルスとこれらのパル
    ス間に位置する連続冷却パルスとイレースパルスとから
    り、それぞれのパルスの発光パワーが 先頭加熱パルス≧連続加熱パルス>イレースパルス>連続冷却パルス であ る強度変調されたマルチパルスレーザ光を照射し
    て、長さが情報を担う記録マークを形成することにより
    情報を記録するようにした相変化型光ディスク用記録方
    法において、書込対象となる記録マーク長に基づいてそ
    の先頭加熱パルス直後の先頭冷却パルスの前エッジタイ
    ミングを変化させて先頭冷却時間を補正するようにした
    ことを特徴とする相変化型光ディスク用記録方法。
  2. 【請求項2】 結晶相とアモルファス相とで可逆的に相
    変化する記録層を有する相変化型光ディスクに対して、
    先頭加熱パルスと後続の連続加熱パルスとこれらのパル
    ス間に位置する連続冷却パルスとイレースパルスとから
    り、それぞれのパルスの発光パワーが 先頭加熱パルス≧連続加熱パルス>イレースパルス>連続冷却パルス であ る強度変調されたマルチパルスレーザ光を照射し
    て、長さが情報を担う記録マークを形成することにより
    情報を記録するようにした相変化型光ディスク用記録方
    法において、書込対象となる記録マーク長に基づいて、
    その先頭加熱パルス直後の先頭冷却パルスの前エッジタ
    イミングを変化させるとともに、その最終加熱パルス直
    後の最終冷却パルスの後エッジタイミングを変化させ
    て、先頭冷却時間及び最終冷却時間を補正するようにし
    たことを特徴とする相変化型光ディスク用記録方法。
  3. 【請求項3】 結晶相とアモルファス相とで可逆的に相
    変化する記録層を有する相変化型光ディスクに対して、
    先頭加熱パルスと後続の連続加熱パルスとこれらのパル
    ス間に位置する連続冷却パルスとイレースパルスとから
    り、それぞれのパルスの発光パワーが 先頭加熱パルス≧連続加熱パルス>イレースパルス>連続冷却パルス であ る強度変調されたマルチパルスレーザ光を照射し
    て、長さが情報を担う記録マークを形成することにより
    情報を記録するようにした相変化型光ディスク用記録方
    法において、書込対象となる記録マークの直前のスペー
    ス長に基づいて先頭加熱パルス直後の先頭冷却パルスの
    前エッジタイミングを変化させて先頭冷却時間を補正す
    るようにしたことを特徴とする相変化型光ディスク用記
    録方法。
  4. 【請求項4】 結晶相とアモルファス相とで可逆的に相
    変化する記録層を有する相変化型光ディスクに対して、
    先頭加熱パルスと後続の連続加熱パルスとこれらのパル
    ス間に位置する連続冷却パルスとイレースパルスとから
    り、それぞれのパルスの発光パワーが 先頭加熱パルス≧連続加熱パルス>イレースパルス>連続冷却パルス であ る強度変調されたマルチパルスレーザ光を照射し
    て、長さが情報を担う記録マークを形成することにより
    情報を記録するようにした相変化型光ディスク用記録方
    法において、書込対象となる記録マークの直前のスペー
    ス長に基づいて先頭加熱パルス直後の先頭冷却パルスの
    前エッジタイミングを変化させるとともに、書込対象と
    なる記録マークの直後のスペース長に基づいて最終加熱
    パルス直後の最終冷却パルスの後エッジタイミングを変
    化させて、先頭冷却時間及び最終冷却時間を補正するよ
    うにしたことを特徴とする相変化型光ディスク用記録方
    法。
  5. 【請求項5】 結晶相とアモルファス相とで可逆的に相
    変化する記録層を有する相変化型光ディスクに対して、
    先頭加熱パルスと後続の連続加熱パルスとこれらのパル
    ス間に位置する連続冷却パルスとイレースパルスとから
    り、それぞれのパルスの発光パワーが 先頭加熱パルス≧連続加熱パルス>イレースパルス>連続冷却パルス であ る強度変調されたマルチパルスレーザ光を照射し
    て、長さが情報を担う記録マークを形成することにより
    情報を記録するようにした相変化型光ディスク用記録方
    法において、書込対象となる記録マーク長及びこの記録
    マークの直前のスペース長に基づいて先頭加熱パルス直
    後の先頭冷却パルスの前エッジタイミングを変化させて
    先頭冷却時間を補正するようにしたことを特徴とする相
    変化型光ディスク用記録方法。
  6. 【請求項6】 結晶相とアモルファス相とで可逆的に相
    変化する記録層を有する相変化型光ディスクに対して、
    先頭加熱パルスと後続の連続加熱パルスとこれらのパル
    ス間に位置する連続冷却パルスとイレースパルスとから
    り、それぞれのパルスの発光パワーが 先頭加熱パルス≧連続加熱パルス>イレースパルス>連続冷却パルス であ る強度変調されたマルチパルスレーザ光を照射し
    て、長さが情報を担う記録マークを形成することにより
    情報を記録するようにした相変化型光ディスク用記録方
    法において、書込対象となる記録マーク長及びこの記録
    マークの直前のスペース長に基づいて先頭加熱パルス直
    後の先頭冷却パルスの前エッジタイミングを変化させる
    とともに、書込対象となる記録マーク長及びこの記録マ
    ークの直後のスペース長に基づいて最終加熱パルス直後
    の最終冷却パルスの後エッジタイミングを変化させて、
    先頭冷却時間及び最終冷却時間を補正するようにしたこ
    とを特徴とする相変化型光ディスク用記録方法。
  7. 【請求項7】 結晶相とアモルファス相とで可逆的に相
    変化する記録層を有する相変化型光ディスクに対して、
    先頭加熱パルスと後続の連続加熱パルスとこれらのパル
    ス間に位置する連続冷却パルスとイレースパルスとから
    り、それぞれのパルスの発光パワーが 先頭加熱パルス≧連続加熱パルス>イレースパルス>連続冷却パルス であ る強度変調されたマルチパルスレーザ光を照射し
    て、長さが情報を担う記録マークを形成することにより
    情報を記録するようにした相変化型光ディスク用記録方
    法において、書込対象となる記録マーク長、この記録マ
    ークの直前のスペース長、及び、このスペースの直前の
    記録マーク長に基づいてその先頭加熱パルス直後の先頭
    冷却パルスの前エッジタイミングを変化させて先頭冷却
    時間を補正するようにしたことを特徴とする相変化型光
    ディスク用記録方法。
  8. 【請求項8】 結晶相とアモルファス相とで可逆的に相
    変化する記録層を有する相変化型光ディスクに対して、
    先頭加熱パルスと後続の連続加熱パルスとこれらのパル
    ス間に位置する連続冷却パルスとイレースパルスとから
    り、それぞれのパルスの発光パワーが 先頭加熱パルス≧連続加熱パルス>イレースパルス>連続冷却パルス であ る強度変調されたマルチパルスレーザ光を照射し
    て、長さが情報を担う記録マークを形成することにより
    情報を記録するようにした相変化型光ディスク用記録方
    法において、書込対象となる記録マーク長、この記録マ
    ークの直前のスペース長、及び、このスペースの直前の
    記録マーク長に基づいてその先頭加熱パルス直後の先頭
    冷却パルスの前エッジタイミングを変化させるととも
    に、書込対象となる記録マーク長及びこの記録マークの
    直後のスペース長に基づいて最終加熱パルス直後の最終
    冷却パルスの後エッジタイミングを変化させて、先頭冷
    却時間及び最終冷却時間を補正するようにしたことを特
    徴とする相変化型光ディスク用記録方法。
  9. 【請求項9】 記録用の連続加熱パルスと連続冷却パル
    スとを生成する記録信号周波数と同一の基準クロック
    と、この基準クロックに対して整数倍の整数倍クロック
    とを備え、エッジタイミングを変化させる補正量の最小
    単位を、この整数倍クロックによるパルス幅に設定した
    ことを特徴とする請求項1,2,3,4,5,6,7
    は8記載の相変化型光ディスク用記録方法。
  10. 【請求項10】 記録層がAgInSbTe系の記録材
    料からなる相変化型光ディスクを対象とすることを特徴
    とする請求項1,2,3,4,5,6,7,8又は9記
    載の相変化型光ディスク用記録方法。
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