JP3137351B2 - フッ素樹脂組成物、および該組成物を成形した成形体 - Google Patents
フッ素樹脂組成物、および該組成物を成形した成形体Info
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- JP3137351B2 JP3137351B2 JP03104715A JP10471591A JP3137351B2 JP 3137351 B2 JP3137351 B2 JP 3137351B2 JP 03104715 A JP03104715 A JP 03104715A JP 10471591 A JP10471591 A JP 10471591A JP 3137351 B2 JP3137351 B2 JP 3137351B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、フッ素樹脂組成物、お
よび該組成物を成形した成形体に関する。
よび該組成物を成形した成形体に関する。
【0002】
【従来の技術】フッ素樹脂は、ポリテトラフルオロエチ
レンを代表として、テトラフルオロエチレン−パーフル
オロ(アルキルビニルエーテル)共重合体、テトラフル
オロエチレン−ヘキサフルオロプロピレン共重合体、エ
チレン−テトラフルオロエチレン共重合体などが知られ
ており、耐熱性、耐薬品性、電気的性質の優れた成形可
能な材料として広範に利用されている。また、耐候性に
ついても優秀であり、各種物品の保護被覆材として有効
である。
レンを代表として、テトラフルオロエチレン−パーフル
オロ(アルキルビニルエーテル)共重合体、テトラフル
オロエチレン−ヘキサフルオロプロピレン共重合体、エ
チレン−テトラフルオロエチレン共重合体などが知られ
ており、耐熱性、耐薬品性、電気的性質の優れた成形可
能な材料として広範に利用されている。また、耐候性に
ついても優秀であり、各種物品の保護被覆材として有効
である。
【0003】ところが、フッ素樹脂は、それ自身紫外線
を吸収する能力がほとんどないため、該樹脂を耐候保護
被覆とする場合、紫外線吸収剤や紫外線遮蔽剤の添加が
必須とされる。しかし、フッ素樹脂は、その成形可能下
限温度が280ないし300℃以上であり、一方、通常
の紫外線吸収剤の沸点または揮散開始温度は、150〜
250℃であるため、加熱成形時に混合された紫外線吸
収剤が多量揮散してしまい、十分な紫外線吸収能力を発
揮できなかった。また、紫外線吸収剤が該樹脂中に多少
入った場合でも、該樹脂との相溶性が悪く、長期間の使
用によりブリードアウトしてしまい、紫外線吸収能力を
発揮できなかった。
を吸収する能力がほとんどないため、該樹脂を耐候保護
被覆とする場合、紫外線吸収剤や紫外線遮蔽剤の添加が
必須とされる。しかし、フッ素樹脂は、その成形可能下
限温度が280ないし300℃以上であり、一方、通常
の紫外線吸収剤の沸点または揮散開始温度は、150〜
250℃であるため、加熱成形時に混合された紫外線吸
収剤が多量揮散してしまい、十分な紫外線吸収能力を発
揮できなかった。また、紫外線吸収剤が該樹脂中に多少
入った場合でも、該樹脂との相溶性が悪く、長期間の使
用によりブリードアウトしてしまい、紫外線吸収能力を
発揮できなかった。
【0004】また、ポリフッ化ビニル樹脂は、特公昭3
7−11224号公報に示されるように、潜在溶媒中に
紫外線吸収剤を溶解させ、キャスト成形することによ
り、十分な紫外線吸収能を有する組成物を生成せしめる
ことが可能であることも知られている。しかしながら、
その工程が複雑であること、該組成物の耐薬品性、難燃
性に難点があることなどから用途が限られていた。
7−11224号公報に示されるように、潜在溶媒中に
紫外線吸収剤を溶解させ、キャスト成形することによ
り、十分な紫外線吸収能を有する組成物を生成せしめる
ことが可能であることも知られている。しかしながら、
その工程が複雑であること、該組成物の耐薬品性、難燃
性に難点があることなどから用途が限られていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、前述のごと
き従来技術の問題点を解消しようとするものであり、フ
ッ素樹脂の加熱成形時に揮散せず、なおかつ長期の使用
においてもブリードアウトせずに紫外線吸収能力を保持
するフッ素樹脂組成物、および該組成物を成形した成形
体を提供する。
き従来技術の問題点を解消しようとするものであり、フ
ッ素樹脂の加熱成形時に揮散せず、なおかつ長期の使用
においてもブリードアウトせずに紫外線吸収能力を保持
するフッ素樹脂組成物、および該組成物を成形した成形
体を提供する。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は前述の問題点を
解決すべくなされたものであり、下記フッ素樹脂(B)
と、下記フッ素樹脂(B)100重量部あたり0.01
〜15重量部の下記共重合体(A)とを含むフッ素樹脂
組成物、および該組成物を成形した成形体を提供する。 共重合体(A):アクリロイル基もしくはメタクリロイ
ル基を有するベンゾフェノン系化合物、アクリロイル基
もしくはメタクリロイル基を有するフェニルサリシレー
ト系化合物、およびアクリロイル基もしくはメタクリロ
イル基を有するベンゾトリアゾール系化合物から選ばれ
るラジカル反応性二重結合を有する反応型紫外線吸収性
化合物と、ポリフルオロアルキル基を有するラジカル重
合性単量体との共重合体。 フッ素樹脂(B):テトラフルオロエチレンとそれと共
重合し得るモノマーとの共重合体、クロロトリフルオロ
エチレンホモポリマー、クロロトリフルオロエチレン−
エチレン共重合体、またはフッ化ビニリデンホモポリマ
ー。
解決すべくなされたものであり、下記フッ素樹脂(B)
と、下記フッ素樹脂(B)100重量部あたり0.01
〜15重量部の下記共重合体(A)とを含むフッ素樹脂
組成物、および該組成物を成形した成形体を提供する。 共重合体(A):アクリロイル基もしくはメタクリロイ
ル基を有するベンゾフェノン系化合物、アクリロイル基
もしくはメタクリロイル基を有するフェニルサリシレー
ト系化合物、およびアクリロイル基もしくはメタクリロ
イル基を有するベンゾトリアゾール系化合物から選ばれ
るラジカル反応性二重結合を有する反応型紫外線吸収性
化合物と、ポリフルオロアルキル基を有するラジカル重
合性単量体との共重合体。 フッ素樹脂(B):テトラフルオロエチレンとそれと共
重合し得るモノマーとの共重合体、クロロトリフルオロ
エチレンホモポリマー、クロロトリフルオロエチレン−
エチレン共重合体、またはフッ化ビニリデンホモポリマ
ー。
【0007】本発明における共重合体(A)のラジカル
反応性二重結合を有する反応型紫外線吸収性化合物とし
ては、つぎの化1で表わされるベンゾフェノン系化合
物、化2で表わされるフェニルサリシレート系化合物、
または化3で表わされるベンゾトリアゾール系化合物の
基本構造を有する化合物が採用される。
反応性二重結合を有する反応型紫外線吸収性化合物とし
ては、つぎの化1で表わされるベンゾフェノン系化合
物、化2で表わされるフェニルサリシレート系化合物、
または化3で表わされるベンゾトリアゾール系化合物の
基本構造を有する化合物が採用される。
【0008】
【化1】
【0009】
【化2】
【0010】
【化3】
【0011】また、該反応型紫外線吸収性化合物は、上
記基本構造の他にラジカル反応性二重結合を有する。ラ
ジカル反応性二重結合を有する基としては、後述するポ
リフルオロアルキル基を有するラジカル重合性単量体と
の共重合性から、アクリロイル基またはメタクリロイル
基が採用される。具体的には、化4、化5、または化6
に示される化合物などが採用される。
記基本構造の他にラジカル反応性二重結合を有する。ラ
ジカル反応性二重結合を有する基としては、後述するポ
リフルオロアルキル基を有するラジカル重合性単量体と
の共重合性から、アクリロイル基またはメタクリロイル
基が採用される。具体的には、化4、化5、または化6
に示される化合物などが採用される。
【0012】
【化4】
【0013】
【化5】
【0014】
【化6】
【0015】ただし、化4、化5、化6において、R
1 、R2 は、それぞれ独立に、水素原子、水酸基、アル
キル基、アルコキシ基、アリール基、ハロゲン原子、ア
ラルキル基、カルボキシル基、アミノ基、アクリロイル
基含有基、またはメタクリロイル基含有基であり、R
1 、R2 の少なくとも一方は、アクリロイル基含有基ま
たはメタクリロイル基含有基である。R3 はアクリロイ
ル基含有基、またはメタクリロイル基含有基である。R
4 はハロゲン原子または水素原子である。R5 は水素原
子、アルキル基、アルコキシ基、アルキルスルホニル
基、スルホ基、カルボキシル基、ハロゲン原子、アクリ
ロイル基含有基、またはメタクリロイル基含有基であ
る。R6 、R8 はそれぞれ独立に、水素原子、アルキル
基、アルコキシ基、アラルキル基、ハロゲン原子、アリ
ール基、またはシクロアルキル基である。R7 は水素原
子、水酸基、アルコキシ基、アルキル基、アクリロイル
基含有基、またはメタクリロイル基含有基であり、R
5 、R 7 の少なくとも一方は、アクリロイル基含有基ま
たはメタクリロイル基含有基である。
1 、R2 は、それぞれ独立に、水素原子、水酸基、アル
キル基、アルコキシ基、アリール基、ハロゲン原子、ア
ラルキル基、カルボキシル基、アミノ基、アクリロイル
基含有基、またはメタクリロイル基含有基であり、R
1 、R2 の少なくとも一方は、アクリロイル基含有基ま
たはメタクリロイル基含有基である。R3 はアクリロイ
ル基含有基、またはメタクリロイル基含有基である。R
4 はハロゲン原子または水素原子である。R5 は水素原
子、アルキル基、アルコキシ基、アルキルスルホニル
基、スルホ基、カルボキシル基、ハロゲン原子、アクリ
ロイル基含有基、またはメタクリロイル基含有基であ
る。R6 、R8 はそれぞれ独立に、水素原子、アルキル
基、アルコキシ基、アラルキル基、ハロゲン原子、アリ
ール基、またはシクロアルキル基である。R7 は水素原
子、水酸基、アルコキシ基、アルキル基、アクリロイル
基含有基、またはメタクリロイル基含有基であり、R
5 、R 7 の少なくとも一方は、アクリロイル基含有基ま
たはメタクリロイル基含有基である。
【0016】また、本発明におけるラジカル反応性二重
結合を有する反応型紫外線吸収性化合物は、水酸基(上
述の基本構造における水酸基を除く)もしくはアミノ基
を有するベンゾフェノン系化合物、水酸基(上述の基本
構造における水酸基を除く)もしくはアミノ基を有する
フェニルサリシレート系化合物、または水酸基(上述の
基本構造における水酸基を除く)もしくはアミノ基を有
するベンゾトリアゾール系化合物と、アクリル酸もしく
はメタクリル酸とを反応せしめて、アクリロイル基もし
くはメタクリロイル基を導入する方法、スルホ基もしく
はカルボキシル基を有するベンゾフェノン系化合物、ス
ルホ基もしくはカルボキシル基を有するフェニルサリシ
レート系化合物、またはスルホ基もしくはカルボキシル
基を有するベンゾトリアゾール系化合物と、アミノアル
キルアクリレートもしくはアミノアルキルメタクリレー
トとを反応せしめて、ラジカル反応性二重結合を導入す
る方法により合成できる。
結合を有する反応型紫外線吸収性化合物は、水酸基(上
述の基本構造における水酸基を除く)もしくはアミノ基
を有するベンゾフェノン系化合物、水酸基(上述の基本
構造における水酸基を除く)もしくはアミノ基を有する
フェニルサリシレート系化合物、または水酸基(上述の
基本構造における水酸基を除く)もしくはアミノ基を有
するベンゾトリアゾール系化合物と、アクリル酸もしく
はメタクリル酸とを反応せしめて、アクリロイル基もし
くはメタクリロイル基を導入する方法、スルホ基もしく
はカルボキシル基を有するベンゾフェノン系化合物、ス
ルホ基もしくはカルボキシル基を有するフェニルサリシ
レート系化合物、またはスルホ基もしくはカルボキシル
基を有するベンゾトリアゾール系化合物と、アミノアル
キルアクリレートもしくはアミノアルキルメタクリレー
トとを反応せしめて、ラジカル反応性二重結合を導入す
る方法により合成できる。
【0017】本発明の共重合体(A)において、ポリフ
ルオロアルキル基を有するラジカル重合性単量体として
は、炭素数4〜21のポリフルオロアルキル基またはエ
ーテル性酸素原子含有ポリフルオロアルキル基を有する
不飽和エステルが好ましく採用される。
ルオロアルキル基を有するラジカル重合性単量体として
は、炭素数4〜21のポリフルオロアルキル基またはエ
ーテル性酸素原子含有ポリフルオロアルキル基を有する
不飽和エステルが好ましく採用される。
【0018】ポリフルオロアルキル基の炭素数があまり
に少ないものはフッ素樹脂(B)との相溶性が充分に得
られないことがあり好ましくない。また、炭素数が大き
いものは重合性が大きくなり好ましくない。
に少ないものはフッ素樹脂(B)との相溶性が充分に得
られないことがあり好ましくない。また、炭素数が大き
いものは重合性が大きくなり好ましくない。
【0019】具体的なポリフルオロアルキル基を有する
ラジカル重合性単量体としては、表1に列挙される化合
物などが例示され、アクリレートまたはメタクリレート
が前述のラジカル反応性二重結合を有する反応型紫外線
吸収性化合物との共重合性の面から好ましく採用され
る。
ラジカル重合性単量体としては、表1に列挙される化合
物などが例示され、アクリレートまたはメタクリレート
が前述のラジカル反応性二重結合を有する反応型紫外線
吸収性化合物との共重合性の面から好ましく採用され
る。
【0020】
【表1】
【0021】ラジカル反応性二重結合を有する反応型紫
外線吸収性化合物とポリフルオロアルキル基を有するラ
ジカル重合性単量体との共重合は、通常の方法、例えば
特公昭59−47716号公報や特開昭58−1188
82号公報に記載の方法などにより行うことができる。
外線吸収性化合物とポリフルオロアルキル基を有するラ
ジカル重合性単量体との共重合は、通常の方法、例えば
特公昭59−47716号公報や特開昭58−1188
82号公報に記載の方法などにより行うことができる。
【0022】また、ラジカル反応性二重結合を有する反
応型紫外線吸収性化合物と、ポリフルオロアルキル基を
有するラジカル重合性単量体は、それぞれ1種または2
種以上を共重合してもよいが、それぞれの共重合体
(A)中のモル比が90対10から10対90であるこ
とが好ましい。この割合からはずれると、フッ素樹脂
(B)との相溶性と紫外線吸収性能が両立せず好ましく
ない。
応型紫外線吸収性化合物と、ポリフルオロアルキル基を
有するラジカル重合性単量体は、それぞれ1種または2
種以上を共重合してもよいが、それぞれの共重合体
(A)中のモル比が90対10から10対90であるこ
とが好ましい。この割合からはずれると、フッ素樹脂
(B)との相溶性と紫外線吸収性能が両立せず好ましく
ない。
【0023】また、共重合体(A)は、上記2種の化合
物の共重合割合の合計が50モル%以上である範囲内で
他の単量体が共重合されていてもよい。かかる単量体と
してはアルキルアクリレート、アルキルメタクリレート
などや、ヒドロキシアルキルアクリレート、グリシジル
メタクリレート、アミノアルキルアクリレート、メタク
リル酸などの官能基含有単量体などが例示される。
物の共重合割合の合計が50モル%以上である範囲内で
他の単量体が共重合されていてもよい。かかる単量体と
してはアルキルアクリレート、アルキルメタクリレート
などや、ヒドロキシアルキルアクリレート、グリシジル
メタクリレート、アミノアルキルアクリレート、メタク
リル酸などの官能基含有単量体などが例示される。
【0024】また、かかる共重合体(A)は、ゲルパー
ミエーションクロマトグラフィ(GPC)で測定される
重量平均分子量が、1000〜100000であること
が好ましい。重量平均分子量のあまりに小さいものは、
フッ素樹脂(B)との混合時に揮散する恐れがあり好ま
しくない。また大きすぎるものは、均一な混合が難しく
なるため好ましくない。
ミエーションクロマトグラフィ(GPC)で測定される
重量平均分子量が、1000〜100000であること
が好ましい。重量平均分子量のあまりに小さいものは、
フッ素樹脂(B)との混合時に揮散する恐れがあり好ま
しくない。また大きすぎるものは、均一な混合が難しく
なるため好ましくない。
【0025】本発明におけるフッ素樹脂(B)は、テト
ラフルオロエチレンとそれと共重合し得るモノマーとの
共重合体(例えば、テトラフルオロエチレン−パーフル
オロ(アルキルビニルエーテル)共重合体、テトラフル
オロエチレン−ヘキサフルオロプロピレン共重合体、テ
トラフルオロエチレン−エチレン共重合体、テトラフル
オロエチレン−クロロトリフルオロエチレン−エチレン
3元共重合体、テトラフルオロエチレン−フッ化ビニリ
デン共重合体など)、クロロトリフルオロエチレンホモ
ポリマー、クロロトリフルオロエチレン−エチレン共重
合体、またはフッ化ビニリデンホモポリマー(PVd
F)である。
ラフルオロエチレンとそれと共重合し得るモノマーとの
共重合体(例えば、テトラフルオロエチレン−パーフル
オロ(アルキルビニルエーテル)共重合体、テトラフル
オロエチレン−ヘキサフルオロプロピレン共重合体、テ
トラフルオロエチレン−エチレン共重合体、テトラフル
オロエチレン−クロロトリフルオロエチレン−エチレン
3元共重合体、テトラフルオロエチレン−フッ化ビニリ
デン共重合体など)、クロロトリフルオロエチレンホモ
ポリマー、クロロトリフルオロエチレン−エチレン共重
合体、またはフッ化ビニリデンホモポリマー(PVd
F)である。
【0026】フッ素樹脂(B)としては溶融成形可能な
フッ素樹脂が好ましく、特に、テトラフルオロエチレン
(以下、TFEという)、クロロトリフルオロエチレン
(以下、CTFEという)およびエチレン(以下、ET
という)の三成分が特定の組成割合で共重合した含フッ
素共重合体からなるフッ素樹脂が、難燃性、成形性の面
から好適である。
フッ素樹脂が好ましく、特に、テトラフルオロエチレン
(以下、TFEという)、クロロトリフルオロエチレン
(以下、CTFEという)およびエチレン(以下、ET
という)の三成分が特定の組成割合で共重合した含フッ
素共重合体からなるフッ素樹脂が、難燃性、成形性の面
から好適である。
【0027】まず、ETの割合は、余りに多量すぎると
酸素指数が小さくなり、優れた難燃性が達成されず、ま
た、余りに少量すぎるとポリテトラフルオロエチレン、
ポリクロロトリフルオロエチレンの如く溶融粘度が高く
なり、成形性が悪くなってしまうので、20〜40モル
%が好ましく、特に25〜35モル%が好ましい。つぎ
に、CTFEの割合は、余りに少量すぎると燃焼時容易
にドリップしてしまい、また余りに多量すぎると成形性
が悪くなるので20〜60モル%が好ましく、特に20
〜55モル%が好ましい。そして、TFEの割合は、余
りに少量すぎる場合には融点と熱分解点との差が小さく
て成形性が悪くなってしまい、また、余りに多量すぎる
場合には、溶融粘度が高くて成形性が悪いので、10〜
60モル%が好ましく、特に15〜55モル%が好まし
い。
酸素指数が小さくなり、優れた難燃性が達成されず、ま
た、余りに少量すぎるとポリテトラフルオロエチレン、
ポリクロロトリフルオロエチレンの如く溶融粘度が高く
なり、成形性が悪くなってしまうので、20〜40モル
%が好ましく、特に25〜35モル%が好ましい。つぎ
に、CTFEの割合は、余りに少量すぎると燃焼時容易
にドリップしてしまい、また余りに多量すぎると成形性
が悪くなるので20〜60モル%が好ましく、特に20
〜55モル%が好ましい。そして、TFEの割合は、余
りに少量すぎる場合には融点と熱分解点との差が小さく
て成形性が悪くなってしまい、また、余りに多量すぎる
場合には、溶融粘度が高くて成形性が悪いので、10〜
60モル%が好ましく、特に15〜55モル%が好まし
い。
【0028】本発明の組成物において、ラジカル反応性
二重結合を有する反応型紫外線吸収性化合物と、ポリフ
ルオロアルキル基を有するラジカル重合性単量体の共重
合体(A)(以下、紫外線吸収性共重合体(A)と略記
することがある)の量は、フッ素樹脂(B)100重量
部あたり0.01〜15重量部であり、特に0.1〜1
0重量部が好ましい。紫外線吸収性共重合体(A)の量
が少なすぎる場合には、紫外線吸収効果が認められず、
多すぎる場合には、樹脂自体の優れた諸特性に悪影響を
もたらすことがある。
二重結合を有する反応型紫外線吸収性化合物と、ポリフ
ルオロアルキル基を有するラジカル重合性単量体の共重
合体(A)(以下、紫外線吸収性共重合体(A)と略記
することがある)の量は、フッ素樹脂(B)100重量
部あたり0.01〜15重量部であり、特に0.1〜1
0重量部が好ましい。紫外線吸収性共重合体(A)の量
が少なすぎる場合には、紫外線吸収効果が認められず、
多すぎる場合には、樹脂自体の優れた諸特性に悪影響を
もたらすことがある。
【0029】上記紫外線吸収性共重合体(A)は、一種
類を単独で用いてもよく、二種以上の混合物で用いても
よい。
類を単独で用いてもよく、二種以上の混合物で用いても
よい。
【0030】また、本発明の組成物は、用途により、他
の紫外線吸収剤、熱安定剤、補強剤、充填剤、潤滑剤、
顔料、その他適宜添加剤を含有させることも可能であ
る。例えば耐候性用途において、かかる他の添加剤によ
って表面硬度の改善、機械的強度の改善、耐摩耗性の改
善、その他を向上させることも可能である。
の紫外線吸収剤、熱安定剤、補強剤、充填剤、潤滑剤、
顔料、その他適宜添加剤を含有させることも可能であ
る。例えば耐候性用途において、かかる他の添加剤によ
って表面硬度の改善、機械的強度の改善、耐摩耗性の改
善、その他を向上させることも可能である。
【0031】本発明においてフッ素樹脂(B)と紫外線
吸収性共重合体(A)の添加混合方法には特に限定はな
いが、できるだけ均一に混合されるような手段を採用す
ることが望ましい。例えば、紫外線吸収性共重合体
(A)またはフッ素樹脂(B)を適当な粒子径、粒子径
分布に粉砕して混合する方法や、フッ素樹脂(B)を水
性媒体や有機媒体に分散せしめて、湿式混合法によっ
て、紫外線吸収性共重合体(A)を添加混合する方法な
ども可能である。
吸収性共重合体(A)の添加混合方法には特に限定はな
いが、できるだけ均一に混合されるような手段を採用す
ることが望ましい。例えば、紫外線吸収性共重合体
(A)またはフッ素樹脂(B)を適当な粒子径、粒子径
分布に粉砕して混合する方法や、フッ素樹脂(B)を水
性媒体や有機媒体に分散せしめて、湿式混合法によっ
て、紫外線吸収性共重合体(A)を添加混合する方法な
ども可能である。
【0032】本発明の組成物を成形して成形物を得る場
合には、種々の成形加工法が採用可能である。成形加工
法は、成形品の形状、用途などにより適宜選定される。
例えば、プレス成形、押出成形、射出成形などの成形加
工法、さらには、ライニング、コーティングも可能であ
る。
合には、種々の成形加工法が採用可能である。成形加工
法は、成形品の形状、用途などにより適宜選定される。
例えば、プレス成形、押出成形、射出成形などの成形加
工法、さらには、ライニング、コーティングも可能であ
る。
【0033】
【実施例】以下に実施例を示して具体的に説明するが、
かかる実施例により本発明は何ら限定されるものではな
い。
かかる実施例により本発明は何ら限定されるものではな
い。
【0034】[合成例1]2−(3’−ヒドロキシ−
4’−ベンゾイル)フェノキシエチルメタクリレートと
(パーフルオロアルキル)エチルアクリレートの共重合
体の合成撹拌機つきオートクレーブにアセトン100
部、化7に示す2−(3’−ヒドロキシ−4’−ベンゾ
イル)フェノキシエチルメタクリレート(以下、T−1
7と略記する。)71部、(パーフルオロアルキル)エ
チルアクリレート(以下、FAと略記する)(パーフル
オロアルキル基の炭素数が6〜14であり、その炭素数
が6個:8個:10個:12個:14個=1:59:3
0:8:2(モル比)の混合物)126部、t−ブチル
パーオキシイソブチレート0.1部を仕込み、窒素でオ
ートクレーブ内を置換し、撹拌しながらオートクレーブ
内を65℃に昇温し、5時間温度を保ったのち冷却して
重合体溶液をとりだした。
4’−ベンゾイル)フェノキシエチルメタクリレートと
(パーフルオロアルキル)エチルアクリレートの共重合
体の合成撹拌機つきオートクレーブにアセトン100
部、化7に示す2−(3’−ヒドロキシ−4’−ベンゾ
イル)フェノキシエチルメタクリレート(以下、T−1
7と略記する。)71部、(パーフルオロアルキル)エ
チルアクリレート(以下、FAと略記する)(パーフル
オロアルキル基の炭素数が6〜14であり、その炭素数
が6個:8個:10個:12個:14個=1:59:3
0:8:2(モル比)の混合物)126部、t−ブチル
パーオキシイソブチレート0.1部を仕込み、窒素でオ
ートクレーブ内を置換し、撹拌しながらオートクレーブ
内を65℃に昇温し、5時間温度を保ったのち冷却して
重合体溶液をとりだした。
【0035】得られた重合体溶液をその20倍量のメタ
ノールと混合させて重合体を析出させ、ガラスフィルタ
ーにより濾過し、150℃で8時間乾燥させて重合体を
得た。仕込んだモノマーの量と得られたポリマーの量よ
りコンバージョンは81%であった。ジメチルホルムア
ミド(DMF)を溶媒としたGPC測定で重量平均分子
量は約5000であった。フッ素含量分析より共重合体
のT−17/FAのモル比は76.7/23.4であっ
た。
ノールと混合させて重合体を析出させ、ガラスフィルタ
ーにより濾過し、150℃で8時間乾燥させて重合体を
得た。仕込んだモノマーの量と得られたポリマーの量よ
りコンバージョンは81%であった。ジメチルホルムア
ミド(DMF)を溶媒としたGPC測定で重量平均分子
量は約5000であった。フッ素含量分析より共重合体
のT−17/FAのモル比は76.7/23.4であっ
た。
【0036】
【化7】
【0037】[合成例2]T−17重合体の合成 合成例1でT−17の71部、FA126部のかわりに
T−17の142部を仕込む以外は合成例1と同じ重合
方法、後処理方法を用いてT−17ホモポリマーの11
1部を合成した。DMFを溶媒としたGPC測定で、重
量平均分子量は約5500であった。
T−17の142部を仕込む以外は合成例1と同じ重合
方法、後処理方法を用いてT−17ホモポリマーの11
1部を合成した。DMFを溶媒としたGPC測定で、重
量平均分子量は約5500であった。
【0038】[実施例1、比較例1〜3] TFE/CTFE/ET の含有モル比が、45/24/
31であり、300℃における容量流速が90mm3 /
sec、融点201℃、熱分解点367℃、酸素指数が
76であるフッ素樹脂100重量部に、合成例1で得た
共重合体(実施例1)、合成例2で得たポリマー(比較
例1)、または2−ヒドロキシ−4−n−オクチルオキ
シベンゾフェノン(比較例2)を5重量部添加混合し、
または無添加(比較例3)で、220℃にてフィルムに
押出成形して25μmのフィルムを作成した。このフィ
ルムについて、紫外線吸収剤の相溶性、加工性、紫外線
透過率、およびサンシャインウェザオメータ1000時
間後の紫外線透過率を評価した結果を表2に示す。
31であり、300℃における容量流速が90mm3 /
sec、融点201℃、熱分解点367℃、酸素指数が
76であるフッ素樹脂100重量部に、合成例1で得た
共重合体(実施例1)、合成例2で得たポリマー(比較
例1)、または2−ヒドロキシ−4−n−オクチルオキ
シベンゾフェノン(比較例2)を5重量部添加混合し、
または無添加(比較例3)で、220℃にてフィルムに
押出成形して25μmのフィルムを作成した。このフィ
ルムについて、紫外線吸収剤の相溶性、加工性、紫外線
透過率、およびサンシャインウェザオメータ1000時
間後の紫外線透過率を評価した結果を表2に示す。
【0039】[実施例2] TFE/CTFE/ETの含有モル比が、20/54/
26であり、300℃における容量流速が82mm3 /
sec、融点208℃、熱分解点353℃、酸素指数が
87である難燃性樹脂を用いた以外は、実施例1と同様
に実施した。その結果を表2に示す。
26であり、300℃における容量流速が82mm3 /
sec、融点208℃、熱分解点353℃、酸素指数が
87である難燃性樹脂を用いた以外は、実施例1と同様
に実施した。その結果を表2に示す。
【0040】
【表2】
【0041】
【発明の効果】本発明のフッ素樹脂組成物は紫外線吸収
性共重合体(A)を有しているため、紫外線遮蔽性が優
れている。これらの効果を有する本発明の組成物は、F
RP板、塩ビ板などの保護被覆、保温材、計測器などの
軽防食保護被覆、道路標識、看板、壁材、透明防音板な
どの屋外使用されるものの保護被覆などの用途への応用
が可能である。また、本発明の組成物における主成分で
あるフッ素樹脂(B)の電気的特性が優れることから、
電線被覆への応用も可能である。
性共重合体(A)を有しているため、紫外線遮蔽性が優
れている。これらの効果を有する本発明の組成物は、F
RP板、塩ビ板などの保護被覆、保温材、計測器などの
軽防食保護被覆、道路標識、看板、壁材、透明防音板な
どの屋外使用されるものの保護被覆などの用途への応用
が可能である。また、本発明の組成物における主成分で
あるフッ素樹脂(B)の電気的特性が優れることから、
電線被覆への応用も可能である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−223063(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C08L 27/12 - 27/20 C08L 33/14 - 33/16
Claims (5)
- 【請求項1】下記フッ素樹脂(B)と、下記フッ素樹脂
(B)100重量部あたり0.01〜15重量部の下記
共重合体(A)とを含むフッ素樹脂組成物。 共重合体(A):アクリロイル基もしくはメタクリロイ
ル基を有するベンゾフェノン系化合物、アクリロイル基
もしくはメタクリロイル基を有するフェニルサリシレー
ト系化合物、およびアクリロイル基もしくはメタクリロ
イル基を有するベンゾトリアゾール系化合物から選ばれ
るラジカル反応性二重結合を有する反応型紫外線吸収性
化合物と、ポリフルオロアルキル基を有するラジカル重
合性単量体との共重合体。 フッ素樹脂(B):テトラフルオロエチレンとそれと共
重合し得るモノマーとの共重合体、クロロトリフルオロ
エチレンホモポリマー、クロロトリフルオロエチレン−
エチレン共重合体、またはフッ化ビニリデンホモポリマ
ー。 - 【請求項2】ラジカル反応性二重結合を有する反応型紫
外線吸収性化合物が、アクリロイル基もしくはメタクリ
ロイル基を有するベンゾフェノン系化合物である請求項
1に記載のフッ素樹脂組成物。 - 【請求項3】ポリフルオロアルキル基を有するラジカル
重合性単量体が、炭素数4〜21のポリフルオロアルキ
ル基を有するアクリレートまたはメタクリレートである
請求項1または2に記載のフッ素樹脂組成物。 - 【請求項4】フッ素樹脂(B)が、テトラフルオロエチ
レン−クロロトリフルオロエチレン−エチレン3元共重
合体である請求項1、2または3に記載のフッ素樹脂組
成物。 - 【請求項5】請求項1、2、3または4に記載のフッ素
樹脂組成物を成形した成形体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP03104715A JP3137351B2 (ja) | 1991-04-10 | 1991-04-10 | フッ素樹脂組成物、および該組成物を成形した成形体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP03104715A JP3137351B2 (ja) | 1991-04-10 | 1991-04-10 | フッ素樹脂組成物、および該組成物を成形した成形体 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04311754A JPH04311754A (ja) | 1992-11-04 |
JP3137351B2 true JP3137351B2 (ja) | 2001-02-19 |
Family
ID=14388183
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP03104715A Expired - Fee Related JP3137351B2 (ja) | 1991-04-10 | 1991-04-10 | フッ素樹脂組成物、および該組成物を成形した成形体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3137351B2 (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2756082B2 (ja) * | 1994-04-28 | 1998-05-25 | キヤノン株式会社 | 太陽電池モジュールの製造方法 |
CN101535901B (zh) | 2006-10-31 | 2012-11-21 | 佳能株式会社 | 电子照相感光构件、制造电子照相感光构件的方法、处理盒和电子照相设备 |
KR102194159B1 (ko) | 2012-12-20 | 2020-12-22 | 쓰리엠 이노베이티브 프로퍼티즈 캄파니 | 자외선 흡수 기를 갖는 올리고머를 포함하는 플루오로중합체 조성물 |
KR101884576B1 (ko) | 2014-06-25 | 2018-08-29 | 쓰리엠 이노베이티브 프로퍼티즈 캄파니 | 적어도 하나의 올리고머를 포함하는 플루오로중합체 조성물 |
US11110689B2 (en) | 2014-06-25 | 2021-09-07 | 3M Innovative Properties Company | Pressure sensitive adhesive composition including ultraviolet light-absorbing oligomer |
JP6940418B2 (ja) | 2015-06-25 | 2021-09-29 | スリーエム イノベイティブ プロパティズ カンパニー | 紫外線吸収基を含むコポリマー及びそれを含む組成物 |
CN115710325B (zh) * | 2022-11-15 | 2024-06-25 | 万华化学集团股份有限公司 | 一种用于太阳能背板的聚偏氟乙烯树脂及其制备方法 |
-
1991
- 1991-04-10 JP JP03104715A patent/JP3137351B2/ja not_active Expired - Fee Related
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