JP3135316B2 - 半導体装置およびその製造方法 - Google Patents
半導体装置およびその製造方法Info
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- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08K—Use of inorganic or non-macromolecular organic substances as compounding ingredients
- C08K3/00—Use of inorganic substances as compounding ingredients
- C08K3/10—Metal compounds
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- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、半導体装置における
電極部を中心とした構造とその製法に関するもので、特
にメモリセルを有する半導体装置におけるそのストレー
ジ電極を中心とした構成の平坦化に関するものである。
電極部を中心とした構造とその製法に関するもので、特
にメモリセルを有する半導体装置におけるそのストレー
ジ電極を中心とした構成の平坦化に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来LSIは高集積化の要求により、現
状のLSIと同等もしくはそれ以上の機能や特性を有し
かつより占有面積の小さな回路パターンを形成していく
事が必須技術となっている。LSIの基本的かつ代表的
な回路パターンであるメモリセルにおいても数多く繰り
返されて形成されるため、いかに1個の単位メモリセル
の占有面積を小さく形成する事ができるかが非常に重要
となっている。
状のLSIと同等もしくはそれ以上の機能や特性を有し
かつより占有面積の小さな回路パターンを形成していく
事が必須技術となっている。LSIの基本的かつ代表的
な回路パターンであるメモリセルにおいても数多く繰り
返されて形成されるため、いかに1個の単位メモリセル
の占有面積を小さく形成する事ができるかが非常に重要
となっている。
【0003】図3、図4に従来のスタック構造のメモリ
セル部パターンについて実例を示し説明する。31に示
す領域はシリコン基板表面に形成されている素子領域、
32は素子分離領域であり、例えば3000〜8000
Å程度のフィールド酸化膜及び図示はしないがその直下
の基板内に、素子分離用不純物拡散領域(チャンネルス
トッパ)で形成されている。33は例えば1500〜4
000Å程度の膜厚を有するポリシリコン膜やタングス
テン(W),モリブデン(Mo),チタン(Ti)等の
高融点金属膜や、それら高融点金属膜とシリコン(S
i)との共晶膜によって形成されたゲート電極パターン
であり、図示はしていないが、例えば100〜300Å
程度の非常に薄い酸化膜(SiO2 膜)がゲート絶縁膜
として素子領域31とゲート電極33間に形成されてい
る。又、ゲート電極33はフィールド酸化膜32上にも
形成されており、図示はしないがとなり合う。メモリセ
ルにおいては素子領域31上に形成されてゲート回路と
なる。
セル部パターンについて実例を示し説明する。31に示
す領域はシリコン基板表面に形成されている素子領域、
32は素子分離領域であり、例えば3000〜8000
Å程度のフィールド酸化膜及び図示はしないがその直下
の基板内に、素子分離用不純物拡散領域(チャンネルス
トッパ)で形成されている。33は例えば1500〜4
000Å程度の膜厚を有するポリシリコン膜やタングス
テン(W),モリブデン(Mo),チタン(Ti)等の
高融点金属膜や、それら高融点金属膜とシリコン(S
i)との共晶膜によって形成されたゲート電極パターン
であり、図示はしていないが、例えば100〜300Å
程度の非常に薄い酸化膜(SiO2 膜)がゲート絶縁膜
として素子領域31とゲート電極33間に形成されてい
る。又、ゲート電極33はフィールド酸化膜32上にも
形成されており、図示はしないがとなり合う。メモリセ
ルにおいては素子領域31上に形成されてゲート回路と
なる。
【0004】33’はゲート電極33の側面に形成され
ているサイドウオールであり、例えばCVD(化学的気
相成長)法によって形成された酸化膜で作られている。
サイドウオール33’は一般にLDD(Lightly
−Doped−Drain)と称されるMOSFETの
形成に必要とされ、図示はしていないが、素子領域内に
不純物拡散領域が形成される際のマスキングとしても用
いられている。34は例えば1000〜4000Å程度
の膜厚の酸化膜で形成されている第1の層間絶縁膜であ
って、35に示す様にコンタクトパターン(以下セルコ
ンタクトと称す)が形成されている。36は例えば50
0〜4000Å程度の膜厚を有するポリシリコン膜で形
成されたストレージ電極でありセルコンタクト35を介
して素子領域31と電気的な導通が得られている。
ているサイドウオールであり、例えばCVD(化学的気
相成長)法によって形成された酸化膜で作られている。
サイドウオール33’は一般にLDD(Lightly
−Doped−Drain)と称されるMOSFETの
形成に必要とされ、図示はしていないが、素子領域内に
不純物拡散領域が形成される際のマスキングとしても用
いられている。34は例えば1000〜4000Å程度
の膜厚の酸化膜で形成されている第1の層間絶縁膜であ
って、35に示す様にコンタクトパターン(以下セルコ
ンタクトと称す)が形成されている。36は例えば50
0〜4000Å程度の膜厚を有するポリシリコン膜で形
成されたストレージ電極でありセルコンタクト35を介
して素子領域31と電気的な導通が得られている。
【0005】一般にストレージ電極36は電荷をたくわ
える機能を有しており、そのパターン面積が大きい程た
くわえられる電荷量も増し、回路動作上不良となってし
まうソフトエラーの発生頻度を抑えられる。さらに回路
動作上の信号を受けるべきセンスアンプ回路における動
作マージンも増加させる事が知られており、ストレージ
電極36は可能なかぎり大きく形成する事が求められて
いる。しかしストレージ電極36は下層に形成されたゲ
ート電極33の段差上に形成される事になり、ストレー
ジ電極36を形成する際のホトリソグラフィ工程におい
て以下に示す問題点を有している。
える機能を有しており、そのパターン面積が大きい程た
くわえられる電荷量も増し、回路動作上不良となってし
まうソフトエラーの発生頻度を抑えられる。さらに回路
動作上の信号を受けるべきセンスアンプ回路における動
作マージンも増加させる事が知られており、ストレージ
電極36は可能なかぎり大きく形成する事が求められて
いる。しかしストレージ電極36は下層に形成されたゲ
ート電極33の段差上に形成される事になり、ストレー
ジ電極36を形成する際のホトリソグラフィ工程におい
て以下に示す問題点を有している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】図3(b)にメモリセ
ルを上面から見た際の平面図を示す。
ルを上面から見た際の平面図を示す。
【0007】この図のA部及びB部に示す箇所には、ゲ
ート電極33によって段差が生じており、その段差低部
の箇所では、となり合う素子領域に形成されるべきスト
レージ電極36との分離が困難となってしまう。ホトリ
ソグラフィ工程でのA部,B部に示す段差低部でストレ
ージ電極36を形成する際の充分な分離解像を実現させ
ていくためには、やむをえず過剰露光処理を施こす事が
どうしても必要となってしまう。その過剰露光処理は、
ストレージ電極36のパターン面積をより大きく形成し
たいものの実際にはやむをえず小さくなってしまう。
ート電極33によって段差が生じており、その段差低部
の箇所では、となり合う素子領域に形成されるべきスト
レージ電極36との分離が困難となってしまう。ホトリ
ソグラフィ工程でのA部,B部に示す段差低部でストレ
ージ電極36を形成する際の充分な分離解像を実現させ
ていくためには、やむをえず過剰露光処理を施こす事が
どうしても必要となってしまう。その過剰露光処理は、
ストレージ電極36のパターン面積をより大きく形成し
たいものの実際にはやむをえず小さくなってしまう。
【0008】図3(b)のA部,やB部に示す箇所での
ストレージ電極36のパターン形成の際の分離を容易に
して、かつストレージ電極36のパターン面積を大きく
形成していくために、個々の素子領域間の距離を大きく
設定すると、集積度が著しく低下してしまい現実に行う
事はできない。つまりメモリセルの集積度を低下させる
事なく、ストレージ電極パターン面積のみをより大きく
形成する事は非常に困難でありかつ重要な問題点となっ
ていた。
ストレージ電極36のパターン形成の際の分離を容易に
して、かつストレージ電極36のパターン面積を大きく
形成していくために、個々の素子領域間の距離を大きく
設定すると、集積度が著しく低下してしまい現実に行う
事はできない。つまりメモリセルの集積度を低下させる
事なく、ストレージ電極パターン面積のみをより大きく
形成する事は非常に困難でありかつ重要な問題点となっ
ていた。
【0009】さらにストレージ電極36を形成した後に
おいても他に重要な問題点があった。
おいても他に重要な問題点があった。
【0010】図4は、他の問題点を説明するための図で
あってメモリセル部とメモリセル部周辺とのつなぎ合わ
せ部の断面図である。
あってメモリセル部とメモリセル部周辺とのつなぎ合わ
せ部の断面図である。
【0011】図4のA部はメモリセルの領域、C部はメ
モリセル周辺部、B部はそのつなぎ合わせの領域であ
る。
モリセル周辺部、B部はそのつなぎ合わせの領域であ
る。
【0012】メモリセルA部にはストレージ電極36上
に、図示はしていないが、例えば50〜300Å程度の
非常に薄い酸化膜か、もしくは酸化膜及び窒化膜(Si
3 N4 膜)とによって絶縁膜が形成され、その絶縁膜上
には例えば500〜4000Å程度のポリシリコン膜で
形成されたプレート電極37が形成されている。薄い絶
縁膜を介して、ストレージ電極36とプレート電極37
はコンデンサとしての電気的機能を有し電荷を蓄積する
事ができる。
に、図示はしていないが、例えば50〜300Å程度の
非常に薄い酸化膜か、もしくは酸化膜及び窒化膜(Si
3 N4 膜)とによって絶縁膜が形成され、その絶縁膜上
には例えば500〜4000Å程度のポリシリコン膜で
形成されたプレート電極37が形成されている。薄い絶
縁膜を介して、ストレージ電極36とプレート電極37
はコンデンサとしての電気的機能を有し電荷を蓄積する
事ができる。
【0013】さらに例えば2000〜8000Å程度の
膜厚を有する酸化膜で形成されている第2の層間絶縁膜
38が全面に形成されている。
膜厚を有する酸化膜で形成されている第2の層間絶縁膜
38が全面に形成されている。
【0014】そして第1の層間絶縁膜34と第2の層間
絶縁膜にコンタクトパターン39が形成されていてコン
タクトパターン39を介して素子領域31との電気的導
通をとるべき、例えば1500〜4000Å程度の膜厚
を有するポリシリコン膜や、高融点金属膜やそれら高融
点金属膜とシリコンとの共晶膜によって形成されたビッ
ト線と称する配線パターン40が形成されている。
絶縁膜にコンタクトパターン39が形成されていてコン
タクトパターン39を介して素子領域31との電気的導
通をとるべき、例えば1500〜4000Å程度の膜厚
を有するポリシリコン膜や、高融点金属膜やそれら高融
点金属膜とシリコンとの共晶膜によって形成されたビッ
ト線と称する配線パターン40が形成されている。
【0015】さらに、例えば2000〜8000Å程度
の膜厚を有する酸化膜で形成されている第3の層間絶縁
膜41が形成されている。
の膜厚を有する酸化膜で形成されている第3の層間絶縁
膜41が形成されている。
【0016】図4に示す状態で図示はしないが、さらに
コンタクトパターンの形成及び例えばアルミを主成分と
する膜で形成されるべき配線パターンの形成が施こされ
ていく。
コンタクトパターンの形成及び例えばアルミを主成分と
する膜で形成されるべき配線パターンの形成が施こされ
ていく。
【0017】しかし、メモリセルA部内には、ストレー
ジ電極36パターン,プレート電極37パターン及びビ
ット線40パターンが非常に高い集積度でくり返されて
いるのに対し、メモリセル周辺部C部や、つなぎ合わせ
部B部にはストレージ電極36及びプレート電極37の
ような複雑なくり返しパターンは形成されない。
ジ電極36パターン,プレート電極37パターン及びビ
ット線40パターンが非常に高い集積度でくり返されて
いるのに対し、メモリセル周辺部C部や、つなぎ合わせ
部B部にはストレージ電極36及びプレート電極37の
ような複雑なくり返しパターンは形成されない。
【0018】又、一般にメモリセル周辺部C部でのビッ
ト線パターン40の集縮度もメモリセルA部内と比べ低
くなる事から図4に示す様にメモリセルA部内とメモリ
セル周辺部C部との間には構造上の段差が生じてしま
い、例えば6000〜20000Å程度メモリセルA部
はメモリセル周辺部C部と比べて高くなってしまう。
ト線パターン40の集縮度もメモリセルA部内と比べ低
くなる事から図4に示す様にメモリセルA部内とメモリ
セル周辺部C部との間には構造上の段差が生じてしま
い、例えば6000〜20000Å程度メモリセルA部
はメモリセル周辺部C部と比べて高くなってしまう。
【0019】この構造上生じてしまう段差は、その後の
例えばアルミを主成分とする膜で形成すべき配線パター
ンの形成でのホトリソグラフィ工程における露光処理で
のフォーカスの最適設定値が異なってしまい、特に配線
パターンの寸法が1.0μm程度から0.8μm以下の
サブミクロン領域となった場合、それが顕著となり大き
な問題となっていた。
例えばアルミを主成分とする膜で形成すべき配線パター
ンの形成でのホトリソグラフィ工程における露光処理で
のフォーカスの最適設定値が異なってしまい、特に配線
パターンの寸法が1.0μm程度から0.8μm以下の
サブミクロン領域となった場合、それが顕著となり大き
な問題となっていた。
【0020】つまり部分的にフォーカスの最適値が異な
る事によるデフォーカス現象を発生し易くなり、ひいて
は配線パターンの解像不良といった致命的欠陥の発生頻
度が高くなってしまう。
る事によるデフォーカス現象を発生し易くなり、ひいて
は配線パターンの解像不良といった致命的欠陥の発生頻
度が高くなってしまう。
【0021】この発明は以上述べたストレージ電極パタ
ーンの形成時に下地段差の低部において分離が困難とな
るため、ホトリソグラフィ工程で充分な分離解像を実現
させるためにやむをえず過剰露光処理を施こしてしまう
といった問題点を解決していくのと同時に、前記メモリ
セルA部がメモリセル周辺部C部と比べ構造上段差を生
じてしまい、配線パターンの形成時のホトリソグラフィ
工程での露光処理時でのフォーカスの最適設定値が異な
ってしまう事によって発生する解像不良といった問題点
をも解決していく事ができる半導体装置及びその製造方
法を提供する事を目的とする。
ーンの形成時に下地段差の低部において分離が困難とな
るため、ホトリソグラフィ工程で充分な分離解像を実現
させるためにやむをえず過剰露光処理を施こしてしまう
といった問題点を解決していくのと同時に、前記メモリ
セルA部がメモリセル周辺部C部と比べ構造上段差を生
じてしまい、配線パターンの形成時のホトリソグラフィ
工程での露光処理時でのフォーカスの最適設定値が異な
ってしまう事によって発生する解像不良といった問題点
をも解決していく事ができる半導体装置及びその製造方
法を提供する事を目的とする。
【0022】
【課題を解決するための手段】この発明はLSIのメモ
リセル形成におけるストレージ電極の形成において、そ
の表面が充分に平坦化される程度の膜厚を有するまで層
間絶縁膜を形成し、その後ストレージ電極が形成される
べき領域にのみエッチング処理を施こし、その後ストレ
ージ電極形成材料をやはりかなり厚く膜形成し、全面に
エッチバック処理を施こしストレージ電極を形成し、そ
の後不用となったメモリセル部内の、ストレージ電極が
形成されない領域の層間絶縁膜のみを選択的に例えばウ
エットエッチング等で除去してしまう様にしたものであ
る。
リセル形成におけるストレージ電極の形成において、そ
の表面が充分に平坦化される程度の膜厚を有するまで層
間絶縁膜を形成し、その後ストレージ電極が形成される
べき領域にのみエッチング処理を施こし、その後ストレ
ージ電極形成材料をやはりかなり厚く膜形成し、全面に
エッチバック処理を施こしストレージ電極を形成し、そ
の後不用となったメモリセル部内の、ストレージ電極が
形成されない領域の層間絶縁膜のみを選択的に例えばウ
エットエッチング等で除去してしまう様にしたものであ
る。
【0023】
【作用】本発明は前述のような方法としたので、第1の
層間絶縁膜の膜厚が厚く形成されており、ストレージ電
極の形成に必要となるホトリソグラフィ工程において、
下地が平坦化されているので段差の影響が低減され、か
つホトリソグラフィ工程にて形成されるホトレジストパ
ターンが、従来とは逆であるリバーストーン(マスクパ
ターンのネガとポジの関係を逆にすること)で形成する
ようにしたので、たとえ露光処理が過剰に施こされても
ストレージ電極パターンの面積は従来とは逆に大きくで
きる。
層間絶縁膜の膜厚が厚く形成されており、ストレージ電
極の形成に必要となるホトリソグラフィ工程において、
下地が平坦化されているので段差の影響が低減され、か
つホトリソグラフィ工程にて形成されるホトレジストパ
ターンが、従来とは逆であるリバーストーン(マスクパ
ターンのネガとポジの関係を逆にすること)で形成する
ようにしたので、たとえ露光処理が過剰に施こされても
ストレージ電極パターンの面積は従来とは逆に大きくで
きる。
【0024】さらにストレージ電極の形成後、不要とな
った第1の層間絶縁膜の箇所をエッチング処理にて除去
する工程において、メモリセル周辺部においては除去さ
れない様にしたので、メモリセル周辺部はメモリセル内
と比べて高く形成され、従来より問題となっていた構造
上の段差を著しく低下させ得る。
った第1の層間絶縁膜の箇所をエッチング処理にて除去
する工程において、メモリセル周辺部においては除去さ
れない様にしたので、メモリセル周辺部はメモリセル内
と比べて高く形成され、従来より問題となっていた構造
上の段差を著しく低下させ得る。
【0025】
【実施例】図1は本発明の実施例の製造工程断面図、図
2はその最終構造図を示す図であって、以下順次説明す
る。図1の工程はメモリセル部つまりストレージ電極形
成領域を中心としたものである。
2はその最終構造図を示す図であって、以下順次説明す
る。図1の工程はメモリセル部つまりストレージ電極形
成領域を中心としたものである。
【0026】図1(a)は、第1の層間絶縁膜4が形成
された状態であって、シリコン基板の素子領域1,素子
分離領域2,ゲート電極3及びサイドウオール3’が従
来と同様に形成されている。
された状態であって、シリコン基板の素子領域1,素子
分離領域2,ゲート電極3及びサイドウオール3’が従
来と同様に形成されている。
【0027】この実施例において、第1の層間絶縁膜4
の膜厚は、例えば6000Å〜30000Å程度と非常
に厚く形成されており膜厚にした効果によりその表面が
ほぼ平坦になっている。
の膜厚は、例えば6000Å〜30000Å程度と非常
に厚く形成されており膜厚にした効果によりその表面が
ほぼ平坦になっている。
【0028】次に図1(b)に示す様に、ホトリソグラ
フィ工程によりストレージ電極が将来形成されるべき箇
所のみが露光される様にレジストパターン5の形成を行
なう。
フィ工程によりストレージ電極が将来形成されるべき箇
所のみが露光される様にレジストパターン5の形成を行
なう。
【0029】この場合、先にも述べたが下地は第1の層
間絶縁膜4が厚く形成されているので、平坦化されてお
り、さらに従来と同様にポジ型のホトレジストを使用
し、露光処理の際に過剰露光を施すのであるが、本実施
例では、ストレージ電極となる箇所を露出させる、つま
り従来とは逆のリバーストーンのホトレジストパターン
5としたので、ストレージ電極となる部分の面積は従来
とは逆に大きくなる。
間絶縁膜4が厚く形成されているので、平坦化されてお
り、さらに従来と同様にポジ型のホトレジストを使用
し、露光処理の際に過剰露光を施すのであるが、本実施
例では、ストレージ電極となる箇所を露出させる、つま
り従来とは逆のリバーストーンのホトレジストパターン
5としたので、ストレージ電極となる部分の面積は従来
とは逆に大きくなる。
【0030】次に図1(c)に示す様に、例えばRIE
やECRと称されているドライエッチング処理を施し、
例えば2000〜20000Å程度第1の層間絶縁膜4
をエッチングし、その後ホトレジストパターン5を除去
する。
やECRと称されているドライエッチング処理を施し、
例えば2000〜20000Å程度第1の層間絶縁膜4
をエッチングし、その後ホトレジストパターン5を除去
する。
【0031】次に図1(d)に示す様に、セルコンタク
ト5を従来と同様に形成し、図1(e)に示す様に、ス
トレージ電極形成材料である例えばポリシリコン膜6を
10000〜30000Å程度とやはり非常に厚く形成
する。この場合も膜厚が厚いため、かなりその表面が平
坦に形成される。
ト5を従来と同様に形成し、図1(e)に示す様に、ス
トレージ電極形成材料である例えばポリシリコン膜6を
10000〜30000Å程度とやはり非常に厚く形成
する。この場合も膜厚が厚いため、かなりその表面が平
坦に形成される。
【0032】さらに図1(f)に示す様に、ポリシリコ
ン膜6に全面エッチバック処理を施こす。この場合エッ
チバック後のポリシリコン膜6’の形状に着目するとエ
ッチング条件として異方性のエッチング成分と等方性の
エッチング成分の割合を多少変化させる事でポリシリコ
ン膜6’の形状を向上させる事が期待できる。
ン膜6に全面エッチバック処理を施こす。この場合エッ
チバック後のポリシリコン膜6’の形状に着目するとエ
ッチング条件として異方性のエッチング成分と等方性の
エッチング成分の割合を多少変化させる事でポリシリコ
ン膜6’の形状を向上させる事が期待できる。
【0033】次に図1(g)に示す様に、不用となった
第1の層間絶縁膜4の箇所に対し、ストレージ電極6’
をマスク材として、例えばウェットエッチング処理等を
施して除去すると、この図に示すように、エッチングさ
れた第1の層間絶縁膜4がやや凹状に削られた形状とな
る。
第1の層間絶縁膜4の箇所に対し、ストレージ電極6’
をマスク材として、例えばウェットエッチング処理等を
施して除去すると、この図に示すように、エッチングさ
れた第1の層間絶縁膜4がやや凹状に削られた形状とな
る。
【0034】その後図1(h)に示す様に、図示はしな
いが、薄い絶縁膜を形成した後、プレート電極形成材料
である例えば500〜4000Å程度のポリシリコン膜
7を形成する。
いが、薄い絶縁膜を形成した後、プレート電極形成材料
である例えば500〜4000Å程度のポリシリコン膜
7を形成する。
【0035】ここで第1の層間絶縁膜4のウェットエッ
チング処理が施こされる際、例えば図2A部に示す箇所
を境界としてメモリセル周辺部の領域に対してはエッチ
ングが施こされない様に1度、ホトリソグラフィを施こ
す事で厚く形成された第1の層間絶縁膜4をそのまま残
してしまう事ができる。
チング処理が施こされる際、例えば図2A部に示す箇所
を境界としてメモリセル周辺部の領域に対してはエッチ
ングが施こされない様に1度、ホトリソグラフィを施こ
す事で厚く形成された第1の層間絶縁膜4をそのまま残
してしまう事ができる。
【0036】即ち、図2に示した様に、メモリセル周辺
部の領域において第1の層間絶縁膜4の膜厚が厚いまま
で残されるので、図4に示した従来問題となっていたメ
モリセル部A部とメモリセル周辺部C部との段差も解決
する事ができる。なお、図2は図1(h)までのプロセ
ス後、従来同様、第2の層間絶縁膜8を形成し、コンタ
クトパターン9を形成、その上に配線パターン10、第
3の層間絶縁膜11を形成した構造図である。これらの
膜(前記8,9,10,11)が、全体として従来より
平坦化されている点が、前述の段差の解決を示す。
部の領域において第1の層間絶縁膜4の膜厚が厚いまま
で残されるので、図4に示した従来問題となっていたメ
モリセル部A部とメモリセル周辺部C部との段差も解決
する事ができる。なお、図2は図1(h)までのプロセ
ス後、従来同様、第2の層間絶縁膜8を形成し、コンタ
クトパターン9を形成、その上に配線パターン10、第
3の層間絶縁膜11を形成した構造図である。これらの
膜(前記8,9,10,11)が、全体として従来より
平坦化されている点が、前述の段差の解決を示す。
【0037】また、以上述べた方法は、メモリセルのス
トレージ電極に限るものでなく、一般に複雑なくり返し
パターンが多い他の電極パターンにも適用できることは
言うまでもない。
トレージ電極に限るものでなく、一般に複雑なくり返し
パターンが多い他の電極パターンにも適用できることは
言うまでもない。
【0038】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、この発明に
よれば第1の層間絶縁膜4の膜厚が厚く形成されてお
り、ストレージ電極の形成に必要となるホトリソグラフ
ィ工程において、下地が平坦化されているので段差の影
響が低減され、かつホトリソグラフィ工程にて形成され
るホトレジストパターンを従来とは逆であるリバースト
ーンで形成するようにしたので、たとえ露光処理が過剰
に施こされてもストレージ電極パターンの面積は従来と
は逆に大きくなる。
よれば第1の層間絶縁膜4の膜厚が厚く形成されてお
り、ストレージ電極の形成に必要となるホトリソグラフ
ィ工程において、下地が平坦化されているので段差の影
響が低減され、かつホトリソグラフィ工程にて形成され
るホトレジストパターンを従来とは逆であるリバースト
ーンで形成するようにしたので、たとえ露光処理が過剰
に施こされてもストレージ電極パターンの面積は従来と
は逆に大きくなる。
【0039】さらにストレージ電極の形成後、不要とな
った第1の層間絶縁膜の箇所をエッチング処理にて除去
する工程において、メモリセル周辺部においては除去さ
れない様に1度ホトリソグラフィ工程にてホトレジスト
パターンでその領域を覆い、メモリセル周辺部はメモリ
セル内と比べて高く形成するようにしたので、従来より
問題となっていた構造上の段差を著しく低下させる事も
可能となり、ひいては、特に配線パターンの形成時のホ
トリソグラフィ工程での露光処理においてフォーカスの
最適な設定値が異なってしまう事による解像不良を発生
してしまうといった問題も同時に解決していく事ができ
る。
った第1の層間絶縁膜の箇所をエッチング処理にて除去
する工程において、メモリセル周辺部においては除去さ
れない様に1度ホトリソグラフィ工程にてホトレジスト
パターンでその領域を覆い、メモリセル周辺部はメモリ
セル内と比べて高く形成するようにしたので、従来より
問題となっていた構造上の段差を著しく低下させる事も
可能となり、ひいては、特に配線パターンの形成時のホ
トリソグラフィ工程での露光処理においてフォーカスの
最適な設定値が異なってしまう事による解像不良を発生
してしまうといった問題も同時に解決していく事ができ
る。
【図1】本発明の実施例の製造工程
【図2】本発明の実施例の構造図
【図3】従来例説明図(その1)
【図4】従来例説明図(その2)
4 第1の層間絶縁膜 5 レジストパターン 6 ポリシリコン膜(ストレージ電極)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 27/108 H01L 21/822 H01L 21/8242 H01L 27/04
Claims (2)
- 【請求項1】 データを記憶するメモリセルが形成され
るメモリセル領域および前記メモリセル領域周辺の周辺
領域とを有する半導体基板を準備する工程と、 前記半導体基板上に、前記メモリセル領域から前記周辺
領域に延在する絶縁膜を形成する工程と、 前記メモリセル領域内に形成された前記絶縁膜を前記周
辺領域に形成された前記絶縁膜より低くなるようにエッ
チングする工程と、 前記エッチングを施された前記メモリセル領域の絶縁膜
上に、ストレージ電極を形成する工程と、 前記ストレージ電極上に、誘電体膜を介してプレート電
極を形成する工程とを含むことを特徴とする半導体装置
の製造方法。 - 【請求項2】 データを記憶するメモリセルが形成され
るメモリセル領域および前記メモリセル領域周辺の周辺
領域とを有する半導体基板と、 前記メモリセル領域上から前記周辺領域上に延在し、前
記メモリセル領域上において前記周辺領域上より膜厚が
薄く形成された絶縁膜と、 前記メモリセル領域の前記絶縁膜上に形成されたストレ
ージ電極と、 誘電体膜を介して前記ストレージ電極上に形成されたプ
レート電極とを有することを特徴とする半導体装置。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP03287849A JP3135316B2 (ja) | 1991-11-01 | 1991-11-01 | 半導体装置およびその製造方法 |
KR1019920020423A KR930010097A (ko) | 1991-11-01 | 1992-11-02 | 결정성 열가소성 수지조성물 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP03287849A JP3135316B2 (ja) | 1991-11-01 | 1991-11-01 | 半導体装置およびその製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05129549A JPH05129549A (ja) | 1993-05-25 |
JP3135316B2 true JP3135316B2 (ja) | 2001-02-13 |
Family
ID=17722579
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP03287849A Expired - Fee Related JP3135316B2 (ja) | 1991-11-01 | 1991-11-01 | 半導体装置およびその製造方法 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3135316B2 (ja) |
KR (1) | KR930010097A (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100356274B1 (ko) * | 2000-06-07 | 2002-10-12 | 유재환 | 제직기용 종광 제조방법과 제조장치 및 그 종광 |
KR20020021416A (ko) * | 2000-09-14 | 2002-03-21 | 정학기 | 직기용 종광의 재생 방법 |
KR100432271B1 (ko) * | 2001-05-09 | 2004-05-22 | 탁재주 | 직기용 종광 제조장치 |
JP5527649B2 (ja) * | 2009-08-28 | 2014-06-18 | ルネサスエレクトロニクス株式会社 | 半導体装置およびその製造方法 |
-
1991
- 1991-11-01 JP JP03287849A patent/JP3135316B2/ja not_active Expired - Fee Related
-
1992
- 1992-11-02 KR KR1019920020423A patent/KR930010097A/ko not_active Application Discontinuation
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
KR930010097A (ko) | 1993-06-22 |
JPH05129549A (ja) | 1993-05-25 |
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