JP3134530B2 - Fsk受信機 - Google Patents
Fsk受信機Info
- Publication number
- JP3134530B2 JP3134530B2 JP04232311A JP23231192A JP3134530B2 JP 3134530 B2 JP3134530 B2 JP 3134530B2 JP 04232311 A JP04232311 A JP 04232311A JP 23231192 A JP23231192 A JP 23231192A JP 3134530 B2 JP3134530 B2 JP 3134530B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- signal
- frequency
- circuit
- local oscillation
- detection
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
- 230000010355 oscillation Effects 0.000 claims description 54
- 238000001514 detection method Methods 0.000 claims description 44
- 238000012545 processing Methods 0.000 claims description 4
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 11
- 238000000034 method Methods 0.000 description 5
- 230000001360 synchronised effect Effects 0.000 description 4
- 239000013078 crystal Substances 0.000 description 2
- 230000000630 rising effect Effects 0.000 description 2
- 241000284466 Antarctothoa delta Species 0.000 description 1
- 230000003213 activating effect Effects 0.000 description 1
- 230000035559 beat frequency Effects 0.000 description 1
- 238000007796 conventional method Methods 0.000 description 1
- 238000013481 data capture Methods 0.000 description 1
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 1
- 239000000284 extract Substances 0.000 description 1
- 230000010354 integration Effects 0.000 description 1
- 238000010295 mobile communication Methods 0.000 description 1
- 230000035945 sensitivity Effects 0.000 description 1
- 239000013585 weight reducing agent Substances 0.000 description 1
Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02D—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES [ICT], I.E. INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES AIMING AT THE REDUCTION OF THEIR OWN ENERGY USE
- Y02D30/00—Reducing energy consumption in communication networks
- Y02D30/70—Reducing energy consumption in communication networks in wireless communication networks
Landscapes
- Mobile Radio Communication Systems (AREA)
- Digital Transmission Methods That Use Modulated Carrier Waves (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、移動通信用受信器に利
用する。
用する。
【0002】本発明はFSK(Frequency Shift Keyin
g)受信機に利用する。特に、PLL(Phase Locked Lo
op)局部発振回路を用いた直交検波受信機の低消費電流
化技術に関する。
g)受信機に利用する。特に、PLL(Phase Locked Lo
op)局部発振回路を用いた直交検波受信機の低消費電流
化技術に関する。
【0003】本発明はバッテリセービングを行っている
呼出待機形の受信装置に利用する。
呼出待機形の受信装置に利用する。
【0004】
【従来の技術】近年集積回路技術の進歩によって受信機
の小型化が進んできた。しかし無線部を例にとると回路
の基本方式が同じであるため集積化が不可能か、あるい
は困難な素子の存在により小型化の限界に近づいている
のが現状である。たとえば、スーバーヘテロダイン受信
機においては高周波、中間周波フィルター等が大きな面
積を必要としている。そこで小型、軽量化のために直交
検波受信方式が考えられている。
の小型化が進んできた。しかし無線部を例にとると回路
の基本方式が同じであるため集積化が不可能か、あるい
は困難な素子の存在により小型化の限界に近づいている
のが現状である。たとえば、スーバーヘテロダイン受信
機においては高周波、中間周波フィルター等が大きな面
積を必要としている。そこで小型、軽量化のために直交
検波受信方式が考えられている。
【0005】直交検波受信方式は、回線周波数と局部発
振周波数とを等しく、ミキサによって受信周波数と局部
発振周波数のビートをとりだし、低域通過フィルタによ
りベースバンド信号のみとし、このビートをリミッタ回
路で振幅制限をしたあと復調処理をして復調信号を得る
方式である。
振周波数とを等しく、ミキサによって受信周波数と局部
発振周波数のビートをとりだし、低域通過フィルタによ
りベースバンド信号のみとし、このビートをリミッタ回
路で振幅制限をしたあと復調処理をして復調信号を得る
方式である。
【0006】直交検波受信方式では、局部発振周波数と
回線周波数が一致しているために中間周波数がゼロとな
るのでイメージ周波数が存在しないことが特徴である。
回線周波数が一致しているために中間周波数がゼロとな
るのでイメージ周波数が存在しないことが特徴である。
【0007】このことは高周波増幅器、中間周波数増幅
器において、イメージ周波数を減衰するための選択性の
高いフィルターを全く必要としないことを意味してい
る。
器において、イメージ周波数を減衰するための選択性の
高いフィルターを全く必要としないことを意味してい
る。
【0008】また隣接チャネル妨害波を減衰させるため
のチャネル・フィルターは、中間周波数がゼロであるこ
とから低周波のアクティブフィルターで構成が可能であ
り、集積回路上に実現可能となる。
のチャネル・フィルターは、中間周波数がゼロであるこ
とから低周波のアクティブフィルターで構成が可能であ
り、集積回路上に実現可能となる。
【0009】また、従来技術として、多くの回線周波数
を1つの水晶振動子で扱えるPLL技術を用いたFSK
受信機がある。
を1つの水晶振動子で扱えるPLL技術を用いたFSK
受信機がある。
【0010】選択呼出受信機のように地域によって回線
周波数が設定されている場合、被呼出者が他の地域に移
動したときは、固定局部発振周波数の選択呼出受信機は
呼出することが不可能であるのに対して、PLLを局部
発振回路に用いた選択呼出受信機では問題なく呼出する
ことが可能である。以上述べたように直交検波受信方式
を用いることにより高周波フィルタ、中間周波フィルタ
等を削除することが可能となるために受信機の小型化、
軽量化が実現可能となる。
周波数が設定されている場合、被呼出者が他の地域に移
動したときは、固定局部発振周波数の選択呼出受信機は
呼出することが不可能であるのに対して、PLLを局部
発振回路に用いた選択呼出受信機では問題なく呼出する
ことが可能である。以上述べたように直交検波受信方式
を用いることにより高周波フィルタ、中間周波フィルタ
等を削除することが可能となるために受信機の小型化、
軽量化が実現可能となる。
【0011】また直交検波受信方式を用いることにより
高周波フィルタ等が不要になるために、シングルスーパ
ーヘテロダイン方式において必要であった周波数毎の高
周波フィルタの変更は必要なくなる。
高周波フィルタ等が不要になるために、シングルスーパ
ーヘテロダイン方式において必要であった周波数毎の高
周波フィルタの変更は必要なくなる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】ところが固定の水晶発
振回路と比較してPLL局部発振回路はPLL制御を行
うために消費電流が増加する問題があった。すなわち、
バッテリセービング則にしたがって自局の信号のタイミ
ングが到来すると、そのタイミング開始時刻より少し前
にPLL回路を起動させて、PLL回路の発振周波数を
安定させることが必要であった。特に電池駆動で電池の
容量が少ない選択呼出受信機においてはこのために電池
寿命が短くなり大きな問題であった。
振回路と比較してPLL局部発振回路はPLL制御を行
うために消費電流が増加する問題があった。すなわち、
バッテリセービング則にしたがって自局の信号のタイミ
ングが到来すると、そのタイミング開始時刻より少し前
にPLL回路を起動させて、PLL回路の発振周波数を
安定させることが必要であった。特に電池駆動で電池の
容量が少ない選択呼出受信機においてはこのために電池
寿命が短くなり大きな問題であった。
【0013】本発明は、このような背景に行われたもの
であり、PLL局部発振回路を用いても消費電力の低い
FSK受信機を提供することを目的とする。
であり、PLL局部発振回路を用いても消費電力の低い
FSK受信機を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明は、2値デジタル
信号で周波数変調された変調波を受信して増幅する高周
波増幅器と、PLL局部発振回路と、このPLL局部発
振回路より出力される回線周波数と同一の局部発振周波
数および前記変調波からベースバンド信号を発生するミ
キサ回路と、このベースバンド信号の信号処理を行い復
調信号を得る直交検波復調回路と、この復調信号よりビ
ット同期、フレーム同期をとり同期信号を出力する同期
検出回路と、バッテリセービング則にしたがい自グルー
プ以外の信号のタイミングに対して受信を停止する間欠
受信回路とを含むFSK受信機である。
信号で周波数変調された変調波を受信して増幅する高周
波増幅器と、PLL局部発振回路と、このPLL局部発
振回路より出力される回線周波数と同一の局部発振周波
数および前記変調波からベースバンド信号を発生するミ
キサ回路と、このベースバンド信号の信号処理を行い復
調信号を得る直交検波復調回路と、この復調信号よりビ
ット同期、フレーム同期をとり同期信号を出力する同期
検出回路と、バッテリセービング則にしたがい自グルー
プ以外の信号のタイミングに対して受信を停止する間欠
受信回路とを含むFSK受信機である。
【0015】ここで、本発明が特徴とするところは、前
記ベースバンド信号より前記回線周波数と前記局部発振
周波数の周波数差を検出しあらかじめ設定された設定値
を越えたときに検出信号を出力する周波数検出回路と、
この検出信号を用いて前記PLL局部発振回路の動作を
制御する制御信号を出力する制御回路とを備え、この制
御回路には、前記検出信号が入力されたとき、次に受信
する自グループの信号のタイミングにおいてあらかじめ
設定された時間だけ早く前記PLL局部発振回路の動作
を開始させる手段を備えたところにある。
記ベースバンド信号より前記回線周波数と前記局部発振
周波数の周波数差を検出しあらかじめ設定された設定値
を越えたときに検出信号を出力する周波数検出回路と、
この検出信号を用いて前記PLL局部発振回路の動作を
制御する制御信号を出力する制御回路とを備え、この制
御回路には、前記検出信号が入力されたとき、次に受信
する自グループの信号のタイミングにおいてあらかじめ
設定された時間だけ早く前記PLL局部発振回路の動作
を開始させる手段を備えたところにある。
【0016】前記周波数検出回路は、前記ベースバンド
信号の周波数検波信号を出力する手段と、この周波数検
波信号の平均値電圧を出力する手段と、この平均値電圧
にオフセット電圧を重畳する手段と、前記周波数検波信
号と前記重畳する手段からの出力とを比較し前記検出信
号を出力する手段とを備えることが望ましい。
信号の周波数検波信号を出力する手段と、この周波数検
波信号の平均値電圧を出力する手段と、この平均値電圧
にオフセット電圧を重畳する手段と、前記周波数検波信
号と前記重畳する手段からの出力とを比較し前記検出信
号を出力する手段とを備えることが望ましい。
【0017】
【作用】周波数検出回路は搬送波同期状態を監視し、僅
かに同期はずれが発生したことを検出すると、検出信号
を制御回路に送出する。
かに同期はずれが発生したことを検出すると、検出信号
を制御回路に送出する。
【0018】制御回路はPLL動作を制御し、この周波
数検出回路から検出信号が送出されないときは、PLL
局部発振回路の発振周波数にずれがないのでPLL先行
動作時間は短時間でよいと判断し、PLL先行動作時間
を短縮させる。同期はずれが検出されているときに限
り、PLL先行動作を早めに行う。
数検出回路から検出信号が送出されないときは、PLL
局部発振回路の発振周波数にずれがないのでPLL先行
動作時間は短時間でよいと判断し、PLL先行動作時間
を短縮させる。同期はずれが検出されているときに限
り、PLL先行動作を早めに行う。
【0019】
【実施例】本発明実施例の構成を図1を参照して説明す
る。図1は本発明実施例装置のブロック構成図である。
る。図1は本発明実施例装置のブロック構成図である。
【0020】本発明は、2値デジタル信号で周波数変調
された変調波を受信して増幅する高周波増幅器101
と、PLL局部発振回路109と、このPLL局部発振
回路109より出力される回線周波数と同一の局部発振
周波数および前記変調波からベースバンド信号を発生す
るミキサ回路102と、このベースバンド信号の信号処
理を行い復調信号を得る直交検波復調回路105と、こ
の復調信号よりビット同期、フレーム同期をとり同期信
号を出力する同期回路114と、バッテリセービング則
にしたがい自グループ以外の信号のタイミングに対して
受信を停止する間欠動作回路115とを含むFSK受信
機である。
された変調波を受信して増幅する高周波増幅器101
と、PLL局部発振回路109と、このPLL局部発振
回路109より出力される回線周波数と同一の局部発振
周波数および前記変調波からベースバンド信号を発生す
るミキサ回路102と、このベースバンド信号の信号処
理を行い復調信号を得る直交検波復調回路105と、こ
の復調信号よりビット同期、フレーム同期をとり同期信
号を出力する同期回路114と、バッテリセービング則
にしたがい自グループ以外の信号のタイミングに対して
受信を停止する間欠動作回路115とを含むFSK受信
機である。
【0021】ここで、本発明の特徴とするところは、前
記ベースバンド信号より前記回線周波数と前記局部発振
周波数の周波数差を検出しあらかじめ設定された設定値
を越えたときに検出信号を出力する周波数検出回路11
0と、この検出信号を用いてPLL局部発振回路109
の動作を制御する制御信号を出力する制御回路113と
を備え、この制御回路113には、前記検出信号が入力
されたとき、次に受信する自グループの信号のタイミン
グにおいてあらかじめ設定された時間だけ早く前記PL
L局部発振回路の動作を開始させる手段を備えたところ
にある。
記ベースバンド信号より前記回線周波数と前記局部発振
周波数の周波数差を検出しあらかじめ設定された設定値
を越えたときに検出信号を出力する周波数検出回路11
0と、この検出信号を用いてPLL局部発振回路109
の動作を制御する制御信号を出力する制御回路113と
を備え、この制御回路113には、前記検出信号が入力
されたとき、次に受信する自グループの信号のタイミン
グにおいてあらかじめ設定された時間だけ早く前記PL
L局部発振回路の動作を開始させる手段を備えたところ
にある。
【0022】次に、本発明実施例の動作を図1ないし図
3を参照して説明する。図2は変調信号を検波するとき
の信号状態を示す図である。図3は復調回路を示す図で
ある。
3を参照して説明する。図2は変調信号を検波するとき
の信号状態を示す図である。図3は復調回路を示す図で
ある。
【0023】2値デジタル信号で周波数変調された受信
波は、高周波増幅器101で増幅され、2分割されてそ
れぞれミキサ回路102に入力される。また局部発振周
波数は電圧制御発振回路111より90度移相器108
に入力され位相を+45度、−45度づつまわされてミ
キサ回路102に入力される。このような回路構成をと
ることにより、90度位相のずれた信号がミキサ回路1
02よりベースバンドへ周波数変換され、出力される。
前述したように回線周波数と局部発振周波数は一致して
いるのでベースバンド信号はビート周波数となる。低域
通過フィルタ103はベースバンド信号のみを取り出す
ことと、雑音の帯域制限を行うものである。ベースバン
ド信号は各々リミッタ回路104に入力されて2値化さ
れた信号I,Qが得られる。この信号波形は、図2に示
すようになる。ここでデータは変調信号を示すものとす
る。信号I,Qを復調回路105に入力することにより
周波数検波が行われることが示される。復調回路105
は図3に示すようにDフリップフロップ・フロップで構
成される。Dフリップ・フロップのクロック入力CLを
信号I、データ入力Dを信号Qとするとクロックの立ち
上がりでデータをカウントする場合、出力はLのように
なりI,Qの位相が90度変化することにより、出力L
も同様に変化してデータが復調されているのがわかる。
このようにして復調された復調信号は雑音を取り除くた
めの低域通過フィルタ106を通りコンパレータ回路1
07により2値化され、2値デジタル信号として出力さ
れる。
波は、高周波増幅器101で増幅され、2分割されてそ
れぞれミキサ回路102に入力される。また局部発振周
波数は電圧制御発振回路111より90度移相器108
に入力され位相を+45度、−45度づつまわされてミ
キサ回路102に入力される。このような回路構成をと
ることにより、90度位相のずれた信号がミキサ回路1
02よりベースバンドへ周波数変換され、出力される。
前述したように回線周波数と局部発振周波数は一致して
いるのでベースバンド信号はビート周波数となる。低域
通過フィルタ103はベースバンド信号のみを取り出す
ことと、雑音の帯域制限を行うものである。ベースバン
ド信号は各々リミッタ回路104に入力されて2値化さ
れた信号I,Qが得られる。この信号波形は、図2に示
すようになる。ここでデータは変調信号を示すものとす
る。信号I,Qを復調回路105に入力することにより
周波数検波が行われることが示される。復調回路105
は図3に示すようにDフリップフロップ・フロップで構
成される。Dフリップ・フロップのクロック入力CLを
信号I、データ入力Dを信号Qとするとクロックの立ち
上がりでデータをカウントする場合、出力はLのように
なりI,Qの位相が90度変化することにより、出力L
も同様に変化してデータが復調されているのがわかる。
このようにして復調された復調信号は雑音を取り除くた
めの低域通過フィルタ106を通りコンパレータ回路1
07により2値化され、2値デジタル信号として出力さ
れる。
【0024】2値デジタル信号はビット同期、フレーム
同期が同期回路114において取られる。同期回路11
4より出力される同期信号により受信機全体の間欠動作
を行う間欠動作信号BSを制御回路113に出力する。
同期が同期回路114において取られる。同期回路11
4より出力される同期信号により受信機全体の間欠動作
を行う間欠動作信号BSを制御回路113に出力する。
【0025】次に、図4を参照してPLL局部発振回路
109の動作について説明する。図4はPLL局部発振
回路109を示す図である。
109の動作について説明する。図4はPLL局部発振
回路109を示す図である。
【0026】電圧制御発振回路111の発振周波数を分
周する可変分周器20の出力信号と基準発振器21の発
振周波数を分周する基準分周器23の出力信号の位相差
を位相比較器22で比較しその誤差信号をループフィル
タ112に通すことにより誤差電圧を得る。電圧制御発
振回路111は前記誤差電圧を制御電圧とすることによ
り発振周波数を制御し、PLL局部発振回路109には
常時誤差信号が一定となるように帰還がかかっている。
また可変分周器20はPLL制御回路24から与えられ
る周波数指定信号によってその分周比を変更することが
可能であるために周波数指定信号に対応した電圧制御発
振回路111の発振周波数が得られる。
周する可変分周器20の出力信号と基準発振器21の発
振周波数を分周する基準分周器23の出力信号の位相差
を位相比較器22で比較しその誤差信号をループフィル
タ112に通すことにより誤差電圧を得る。電圧制御発
振回路111は前記誤差電圧を制御電圧とすることによ
り発振周波数を制御し、PLL局部発振回路109には
常時誤差信号が一定となるように帰還がかかっている。
また可変分周器20はPLL制御回路24から与えられ
る周波数指定信号によってその分周比を変更することが
可能であるために周波数指定信号に対応した電圧制御発
振回路111の発振周波数が得られる。
【0027】次にPLL制御回路24は周波数指定RO
M25より周波数指定信号を読み出す。ここで基準発振
器21の発振周波数を10kHzとし、周波数指定信号
のビット数を14ビットとすると最大設定周波数は32
7.67MHzとなる。
M25より周波数指定信号を読み出す。ここで基準発振
器21の発振周波数を10kHzとし、周波数指定信号
のビット数を14ビットとすると最大設定周波数は32
7.67MHzとなる。
【0028】次に、図5および図6を参照して周波数検
出回路110について説明する。図5は周波数検出回路
110のブロック構成図である。図6は周波数検出回路
110の各部の信号状態を示す図である。
出回路110について説明する。図5は周波数検出回路
110のブロック構成図である。図6は周波数検出回路
110の各部の信号状態を示す図である。
【0029】本回路の基本動作はリミッタ回路104の
出力信号Iもしくは信号Qを周波数検波することにより
回線周波数に対するオフセット周波数を検出しオフセッ
ト周波数が一定値以上になったときに動作停止している
PLL局部発振回路109に起動をかけ、PLL局部発
振周波数を回線周波数に追従させるものである。
出力信号Iもしくは信号Qを周波数検波することにより
回線周波数に対するオフセット周波数を検出しオフセッ
ト周波数が一定値以上になったときに動作停止している
PLL局部発振回路109に起動をかけ、PLL局部発
振周波数を回線周波数に追従させるものである。
【0030】図6は各部の波形である。信号Qはリミッ
タ回路104の出力であり、オフセット周波数ΔFがか
かっているものとする。つまり信号Qの周波数は変調周
波数FDに対して ±FD−ΔF である。復調回路10の出力はDで示されるパルス幅T
のパルス波になる。Dを低域通過フィルタ11で積分す
ることにより信号Qの周波数に比例した電圧出力Oが得
られる。Oの平均値はΔFと無関係であるFDの電圧出
力となる。なぜならば信号Qの周波数はFD−ΔFと|
−FD−ΔF|であるので、周波数平均値はFDとな
る。信号Oの平均値Aを求めることは平均値回路12に
より行っている。時定数は充分長く設定してある。
タ回路104の出力であり、オフセット周波数ΔFがか
かっているものとする。つまり信号Qの周波数は変調周
波数FDに対して ±FD−ΔF である。復調回路10の出力はDで示されるパルス幅T
のパルス波になる。Dを低域通過フィルタ11で積分す
ることにより信号Qの周波数に比例した電圧出力Oが得
られる。Oの平均値はΔFと無関係であるFDの電圧出
力となる。なぜならば信号Qの周波数はFD−ΔFと|
−FD−ΔF|であるので、周波数平均値はFDとな
る。信号Oの平均値Aを求めることは平均値回路12に
より行っている。時定数は充分長く設定してある。
【0031】次に平均値Aはオフセット回路13に入力
され±ΔVの電圧が得られる。
され±ΔVの電圧が得られる。
【0032】VH=A+ΔV,VL=A−ΔV コンパレータ回路14、15には各々O,VH,O,V
Lが入力され、O,VHはO<VHのときハイに、O,
VLはO<VLのときにハイになるように本実施例では
設定してある。O,VL,O,VHはナンド回路16に
入力されO,VL,O,VH共にハイのときだけナンド
回路16の出力FLはロウになる。このことは信号Oが
平均値AからΔV以内であるときFL信号はロウとなる
ことを示している。以上のことを具体的な数値を上げて
示す。
Lが入力され、O,VHはO<VHのときハイに、O,
VLはO<VLのときにハイになるように本実施例では
設定してある。O,VL,O,VHはナンド回路16に
入力されO,VL,O,VH共にハイのときだけナンド
回路16の出力FLはロウになる。このことは信号Oが
平均値AからΔV以内であるときFL信号はロウとなる
ことを示している。以上のことを具体的な数値を上げて
示す。
【0033】復調回路10における復調感度をすKD
(V/kHz)とすると、信号Oは O=KD・ΔF となり、 ΔV>KD・ΔF のときにFL信号がロウとなる。KD=10mV/kH
z,ΔV=10mVとすればΔF>1kHzであるとき
FL信号がハイとなる。
(V/kHz)とすると、信号Oは O=KD・ΔF となり、 ΔV>KD・ΔF のときにFL信号がロウとなる。KD=10mV/kH
z,ΔV=10mVとすればΔF>1kHzであるとき
FL信号がハイとなる。
【0034】次に、図7を参照してPLL間欠動作を説
明する。図7はPLL間欠動作を示すタイムチャートで
ある。一般にPLLの引き込み時間はフリーランしてい
る状態での電圧制御発振回路111の周波数誤差が少な
いほど短い傾向にある。図7に示すような同期システム
の場合で3グループに属しているとする。従来のタイミ
ングではPLLの引き込み時間の余裕をみて点線で示さ
れるようにPLL局部発振回路109を起動させるPL
LBS信号、電圧制御発振回路111を起動させるVC
OBS信号はデータ取り込みタイミングよりT2秒早く
立ち上げ、グループ終了と同時に立ち下げていた。そこ
で本発明実施例装置では同期が確立している場合、電圧
制御発振回路111の周波数誤差が少なく引き込み時間
が短いことを用いてT1秒のタイミングでPLLBS信
号、VCOBS信号を立ち上げる。次にデータ取り込み
タイミングでPLLBS信号をOFFとし、電圧制御発
振回路をフリーランさせる。この時PLL局部発振回路
109の位相比較器22の出力は高抵抗状態であるので
電圧制御発振器111の制御電圧は保持される。この制
御により受信時の動作電流が大幅に削減される。
明する。図7はPLL間欠動作を示すタイムチャートで
ある。一般にPLLの引き込み時間はフリーランしてい
る状態での電圧制御発振回路111の周波数誤差が少な
いほど短い傾向にある。図7に示すような同期システム
の場合で3グループに属しているとする。従来のタイミ
ングではPLLの引き込み時間の余裕をみて点線で示さ
れるようにPLL局部発振回路109を起動させるPL
LBS信号、電圧制御発振回路111を起動させるVC
OBS信号はデータ取り込みタイミングよりT2秒早く
立ち上げ、グループ終了と同時に立ち下げていた。そこ
で本発明実施例装置では同期が確立している場合、電圧
制御発振回路111の周波数誤差が少なく引き込み時間
が短いことを用いてT1秒のタイミングでPLLBS信
号、VCOBS信号を立ち上げる。次にデータ取り込み
タイミングでPLLBS信号をOFFとし、電圧制御発
振回路をフリーランさせる。この時PLL局部発振回路
109の位相比較器22の出力は高抵抗状態であるので
電圧制御発振器111の制御電圧は保持される。この制
御により受信時の動作電流が大幅に削減される。
【0035】次に、図8を参照してリーク電流、外乱等
により制御電圧が低下し電圧制御発振回路111の周波
数が変化した場合について説明する。図8はPLL間欠
動作を示すフローチャートである。受信中に周波数が変
化した場合周波数検出回路110のFL信号はロウとな
る。制御回路113は次の自グループのタイミングでP
LLBS信号、VCOBS信号の立ち上げタイミングを
T0秒としてT1秒より長くすることによりPLL局部
発振回路109の位相引き込みを確実にする動作を行
う。
により制御電圧が低下し電圧制御発振回路111の周波
数が変化した場合について説明する。図8はPLL間欠
動作を示すフローチャートである。受信中に周波数が変
化した場合周波数検出回路110のFL信号はロウとな
る。制御回路113は次の自グループのタイミングでP
LLBS信号、VCOBS信号の立ち上げタイミングを
T0秒としてT1秒より長くすることによりPLL局部
発振回路109の位相引き込みを確実にする動作を行
う。
【0036】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
PLL先行動作時間を搬送波同期状態により短縮PLL
動作の消費電流を同期ずれなく受信時に低減できるので
電池寿命を大幅に改善することが可能である。
PLL先行動作時間を搬送波同期状態により短縮PLL
動作の消費電流を同期ずれなく受信時に低減できるので
電池寿命を大幅に改善することが可能である。
【図1】本発明実施例装置のブロック構成図。
【図2】変調信号を検波するときの信号状態を示す図。
【図3】復調回路を示す図。
【図4】PLL局部発振回路を示す図。
【図5】周波数検出回路を示す図。
【図6】周波数検出回路における信号状態を示す図。
【図7】PLL間欠動作を示すタイムチャート。
【図8】PLL間欠動作を示すフローチャート。
10 復調回路 11 低域通過フィルタ 12 平均値回路 13 オフセット回路 14、15 コンパレータ回路 16 ナンド回路 17 のこぎり波発生回路 18 排他的論理和回路 20 可変分周器 21 基準発振器 22 位相比較器 23 基準分周器 24 PLL制御回路 25 周波数指定ROM 101 高周波増幅器 102 ミキサ回路 103 低域通過フィルタ 104 リミッタ回路 105 復調回路 106 低域通過フィルタ 107 コンパレータ回路 108 90度移相器 109 PLL局部発振回路 110 周波数検出回路 111 電圧制御発振回路 112 ループフィルタ 113 制御回路 114 同期回路 115 間欠動作回路
Claims (2)
- 【請求項1】 2値デジタル信号で周波数変調された変
調波を受信して増幅する高周波増幅器と、PLL局部発
振回路と、このPLL局部発振回路より出力される回線
周波数と同一の局部発振周波数および前記変調波からベ
ースバンド信号を発生するミキサ回路と、このベースバ
ンド信号の信号処理を行い復調信号を得る直交検波復調
回路と、この復調信号よりビット同期、フレーム同期を
とり同期信号を出力する同期検出回路と、バッテリセー
ビング則にしたがい自グループ以外の信号のタイミング
に対して受信を停止する間欠受信回路とを含むFSK受
信機において、 前記ベースバンド信号より前記回線周波数と前記局部発
振周波数の周波数差を検出しあらかじめ設定された設定
値を越えたときに検出信号を出力する周波数検出回路
と、 この検出信号を用いて前記PLL局部発振回路の動作を
制御する制御信号を出力する制御回路とを備え、 この制御回路には、 前記周波数検出回路からの検出信号がないとき、次に受
信する自グループの信号のタイミングより前に前記PL
L局部発振回路の動作を開始させるタイミングを遅くす
るように制御する手段を備えたことを特徴とするFSK
受信機。 - 【請求項2】 前記周波数検出回路は、 前記ベースバンド信号の周波数検波信号を出力する手段
と、 この周波数検波信号の平均値電圧を出力する手段と、 この平均値電圧にオフセット電圧を重畳する手段と、 前記周波数検波信号と前記重畳する手段からの出力とを
比較し前記検出信号を出力する手段とを備えた請求項1
記載のFSK受信機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP04232311A JP3134530B2 (ja) | 1992-08-31 | 1992-08-31 | Fsk受信機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP04232311A JP3134530B2 (ja) | 1992-08-31 | 1992-08-31 | Fsk受信機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0685856A JPH0685856A (ja) | 1994-03-25 |
JP3134530B2 true JP3134530B2 (ja) | 2001-02-13 |
Family
ID=16937217
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP04232311A Expired - Fee Related JP3134530B2 (ja) | 1992-08-31 | 1992-08-31 | Fsk受信機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3134530B2 (ja) |
-
1992
- 1992-08-31 JP JP04232311A patent/JP3134530B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0685856A (ja) | 1994-03-25 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3146673B2 (ja) | Fsk受信機 | |
CA2001775C (en) | Mobile telephone system with intermittent control of receiver components in standby state | |
US6195400B1 (en) | Two-mode demodulating apparatus | |
EP0594403B1 (en) | Receiver | |
US6240147B1 (en) | Auto frequency control apparatus | |
JPH06350405A (ja) | 自動周波数制御装置 | |
US5247543A (en) | Carrier aquisition apparatus for digital satellite communication system | |
JP3080601B2 (ja) | 搬送波再生回路 | |
JP3134530B2 (ja) | Fsk受信機 | |
US3806822A (en) | Phase locked loop employing gated alternating current injection for fast synchronization | |
JP2687851B2 (ja) | 受信機 | |
US5949823A (en) | Data communication system and radio IC card system | |
JP3125469B2 (ja) | Fsk受信機 | |
JP2820143B2 (ja) | 自動周波数制御方式 | |
JPH06164531A (ja) | Tdma受信フレーム同期方式 | |
JP2877177B2 (ja) | 周波数分割多元接続通信方式における受信装置 | |
JPS644386B2 (ja) | ||
JP4265844B2 (ja) | 移動無線機のロック/アンロック状態認定装置 | |
JPH08321789A (ja) | 無線受信機 | |
JP3696636B2 (ja) | 受信装置 | |
JPS59128853A (ja) | プリアンブル検出器 | |
JPH05308253A (ja) | 周波数ステップ制御方式 | |
JPS6312426B2 (ja) | ||
JPH02253749A (ja) | 同期検波回路 | |
JPH08163197A (ja) | ディジタル信号受信装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |