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JP3132719B2 - 使用量パラメータ制御回路 - Google Patents

使用量パラメータ制御回路

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JP3132719B2
JP3132719B2 JP3385396A JP3385396A JP3132719B2 JP 3132719 B2 JP3132719 B2 JP 3132719B2 JP 3385396 A JP3385396 A JP 3385396A JP 3385396 A JP3385396 A JP 3385396A JP 3132719 B2 JP3132719 B2 JP 3132719B2
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Japan
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JP3385396A
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正義 鍋島
仁 上松
利憲 坪井
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Nippon Telegraph and Telephone Corp
NTT Inc
Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
NTT Inc
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は非同期転送モード
(ATM:Asynchronous Transfer Mode)の情報伝送に
利用する。特に、設定されたコネクションに対してユー
ザが申告以上の網資源を使用していないかどうかを監視
し、網内の他のコネクションの品質(QOS:Quality
of Service)を悪化させることのないようにする技術に
関する。
【0002】
【従来の技術】ATM網では従来から、設定されたコネ
クションに対して、ユーザが申告以上に網資源を使用し
ていないかの監視が行われる。そして、申告以上に使用
しているときは違反と判定し、その時点でセルを廃棄す
るか、またはセルにタグを付与して網内に転送し、網内
の輻輳状況に応じてタグが付与されたセルを廃棄する制
御を行う。これにより、網内の他のコネクションのQO
Sを悪化させないことができ、ある一定量のセルの転送
を保証することができる。このような技術は、使用量パ
ラメータ制御(UPC:Usage Parameter Control )と
呼ばれる。
【0003】図43は従来から用いられるUPCを説明
する図であり、図44および図45はそのアルゴリズム
を示す。図44と図45とはその表現形式が異なるが、
内容は同一である。ここでは、ITU−T勧告I.37
1に規定されたリーキバケット型のUPCについて説明
する。
【0004】リーキバケット型UPCでは、ユーザから
のセルが到着したとき、ユーザが申告した以上に網資源
を使用していないか否かを監視し、申告以上に使用して
いるときにはそのセルを違反と判断する。違反であるか
否かの判断は、k番目のセルが到着した時刻をt
a (k)、ta (k)から最も直近の正常セルの到着時
刻LCTにおけるバケツの深さをXとすると、バケツが
出力した直後のta (k)におけるバケツの深さX′は
X−(ta (k)−LCT)となっている。ここで、
X′>τ、すなわちk番目のセルが「ユーザが申告した
値により決定される到着時刻」−「遅延変動許容値τ」
より早く到着している場合、申告した以上に網資源を使
用しているとし、そのセルは違反とする。X′<τ、す
なわちk番目のセルが「ユーザが申告した値により決定
される到着時刻」−「遅延変動許容値τ」より遅く到着
している場合、申告した以上には網資源を使用していな
いとし、そのセルは正常とする。正常と判断されたセル
はバケツに入力されるので、ta (k)におけるバケツ
の深さをX=max(0,X′)+Tに更新する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、セル単位の違
反の判断では、複数のセルが含まれるパケットレベルで
みると、違反セルが複数のパケットに分散されている可
能性がある。このような状態を図46に示す。このよう
な場合に、上位レイヤでTCPその他の制御を用いてい
ると、違反セルが廃棄されたときにはその違反セルを含
むすべてのパケットを再送することになる。このため、
パケットの転送効率の低下が生じる問題がある。
【0006】本発明は、このような課題を解決し、違反
セルが複数のパケットに分散してそれらがすべて再送さ
れることによるパケットの転送効率の低下を防止するこ
とのできるUPC回路を提供することを目的とし、さら
に、ユーザのパケットを効率よく転送することのできる
ATM通信装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明のUPC回路は、
ユーザ端末から非同期転送モード網内に転送されるセル
を監視し、そのユーザ端末が申告した以上の網資源を使
用する場合にはそのセルを違反と判定する監視手段と、
違反と判定されたセルを廃棄するための処理を行う廃棄
処理手段とを備えたUPC回路において、複数のセルが
含まれるパケット毎にそのパケットの先頭のセルを識別
する先頭セル識別手段を備え、監視手段はこの識別され
た先頭のセルについて違反または正常の判断を行う判断
手段を含み、廃棄処理手段は先頭のセルが違反とされた
パケット毎にセル廃棄の処理を行うセル処理手段を含む
ことを特徴とする。
【0008】セル処理手段は、先頭のセルが違反と判断
されたパケットの先頭から最後尾のセルの直前のセルま
で、それらのセルが網内で廃棄されることを許容するタ
グを付与する手段を含んでもよく、先頭のセルが違反と
判断された時点でそのパケットの先頭から最後尾のセル
を廃棄する手段を含んでもよい。
【0009】監視手段は、入力されたセルにそのセルが
網内で廃棄されることを許容するものであることを示す
タグが付与されているか否かを識別するタグ識別手段を
含み、廃棄処理手段は、このタグ識別手段または判断を
行う手段のいずれかにより違反と判断されたセルからそ
のセルを含むパケットの最後尾のセルの直前のセルまで
に、それらのセルが網内で廃棄されることを許容するタ
グを付与する手段を含むことができる。
【0010】監視手段は平均セル速度のみを監視してセ
ルの違反を判定してもよく、平均セル速度とピークセル
速度とをそれぞれ監視してセルの違反を判定してもよ
い。
【0011】監視手段は、パケットの先頭のセルおよび
最後尾のセルを除くすべてのセルについて、そのセルが
正常か違反かの判断を行う第二の判断手段を含み、廃棄
処理手段は、この判断を行う手段により違反とされたセ
ルから最後尾のセルの直前のセルまでセル廃棄の処理を
行う第二のセル処理手段を含むこともできる。この場
合、第二の判断手段におけるセルの正常あるいは違反を
判断するためのパラメータを、先頭のセルについての判
断手段とは異なって設定することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】図1は本発明の実施形態を示すブ
ロック構成図であり、ユーザ端末とATM網との接続構
成を示す。
【0013】複数のユーザ端末1はそれぞれ、物理速度
i 〔セル/秒〕の加入者伝送路2(iは加入者伝送路
の入力端子位置)およびUPC回路3を介して、ATM
スイッチ4に収容される。ユーザ端末1から送出される
ATMコネクションは、ATMスイッチ4からいくつか
の中継伝送路およびATMスイッチを経由して相手先に
論理的に接続される。図1には、ATMスイッチ4、5
を備え、ひとつユーザ端末1からのATMコネクション
6が、ATMスイッチ4、中継伝送路7、ATMスイッ
チ5および中継伝送路8を経由して設定された状態を示
す。ATMコネクションが通過する中継伝送路7、8で
は、ATMコネクションに対し、Si 〔セル/秒〕の帯
域が割り当てられているものとする。
【0014】UPC回路3はそれぞれ、対応するノード
端末1からのATMコネクションのセルを監視し、その
ユーザ端末1が申告した以上の網資源を使用する場合に
はそのセルを違反と判定し、違反と判定されたセルを廃
棄するための処理を行う。このとき、複数のセルが含ま
れるパケット毎にそのパケットの先頭のセルを識別し、
この識別された先頭のセルについて違反または正常の判
断を行い、先頭のセルが違反とされたパケット毎にセル
廃棄の処理を行う。
【0015】すなわち、Si 〔セル/秒〕でATMコネ
クションのセルを監視し、ユーザ端末1がATMコネク
ションに対してSi 〔セル/秒〕以下の速度でセルを送
出しているときには、そのセルをそのまま転送する。ユ
ーザ端末1がSi 〔セル/秒〕を越える速度でセルを送
出したときには、その速度を上回るセルに対して、パケ
ット単位で廃棄の処理を行う。
【0016】この廃棄の処理は、先頭のセルが違反と判
断された時点でそのパケットの先頭から最後尾のセルを
このUPC回路3において廃棄してもよく、先頭のセル
が違反と判断されたパケットの先頭から最後尾のセルの
直前のセルまで、それらのセルが網内で廃棄されること
を許容するタグを付与してもよい。
【0017】タグを付与する場合、中継伝送路7および
8ではATMコネクションに対してSi 〔セル/秒〕の
帯域を確保しているので、UPC回路3でタグを付与さ
れなかったセルは、ATMスイッチ4、5で輻輳するこ
となく通過する。タグが付与されたセルは、他のコネク
ションのトラヒックが多い場合はそれらと輻輳してAT
Mスイッチ4、5において廃棄され、他のトラヒックが
少ない場合には廃棄されずに通過する。したがってユー
ザ端末1は、最低でもSi 〔セル/秒〕の速度でセルの
転送が保証され、他のトラヒックが少なく網内で輻輳が
ないときにはそれより高速のセルの転送が可能となる。
【0018】また、ユーザ端末1がSi 〔セル/秒〕以
上の速度でセルを送出するとき、あらかじめユーザ側で
優先度の高いセルと低いセルとを区別し、優先度の低い
セルにユーザ端末1がタグを送出することもできる。こ
のときUPC回路3では、タグが付与されているセルを
違反とし、そのセルからそのパケットの最後尾のセルの
直前までのセルを違反セルとする。タグが付与されてい
なければ、上述の処理を行う。このようにすると、ユー
ザ端末1からの優先度の高いパケットを確実に転送し、
優先度の低いパケットについては網内の輻輳がなければ
転送できるというベストエフォートサービスを実現でき
る。
【0019】パケット長が極めて長い場合には、パケッ
トの先頭だけでなく途中でも正常か違反かを判断するこ
とがよい。すなわち、パケットの先頭のセルおよび最後
尾のセルを除くすべてのセルについて、そのセルが正常
か違反かの判断を行い、違反とされたセルから最後尾の
セルの直前のセルまで、タグを付与するか、またはその
場で廃棄する。
【0020】ATMスイッチ4、5には、タグが付与さ
れたセルの輻輳を検出したとき、ATMコネクションの
ユーザ端末1に対し、輻輳状態であることを通知する手
段を設けることが望ましい。この通知の方法としては、
輻輳の発生したATMスイッチ4または5あるいは他の
ATMスイッチにおいて、ユーザセルのPTIフィール
ドに輻輳通知ビットを書き込み、ATMコネクションの
逆方向のコネクションを通してユーザ端末1に通知する
方法がある。輻輳の通知を受けたユーザ端末1は、セル
損失を避けるため、ATMコネクションに送出するセル
の速度をSi 〔セル/秒〕以下に落とすことが可能とな
る。これによりユーザ端末1では、セルの損失を防ぎ、
パケットの再送を避けることが可能となる。
【0021】図2はUPC回路3の動作を説明する図で
ある。本発明によれば、このUPC回路3は、従来のU
PC回路が有する違反セル判定機能に加え、セルのAT
MおよびAAL(ATM Adaptation Layer)ヘッダを利用
してセルレベルでパケットを識別し、その識別されたパ
ケット毎に違反、正常を判断する。
【0022】図3および図4はセルの中からパケットを
識別する方法を説明する図であり、図3はATMセルの
AUUパラメータ、図4はAUUパラメータとパケット
との関係を示す。ここでは、ATMでデータ通信を行う
際によく用いられているAALタイプ5を例に説明す
る。AALタイプ5では、図3に示すように、同一のパ
ケットを構成する最後のセルのAUU(ATM Layer User
to User)パラメータは「1」に、その他は「0」に設
定される。そこで、図4に示すように、AUUパラメー
タが「1」であるセルの次のセルから、次に現れるAU
Uパラメータが「1」であるセルまでが、同一パケット
を構成するセルであると識別できる。AUUパラメータ
はATMレイヤヘッダの中のPTIフィールドにあるの
で、「0」か「1」かは容易に識別できる。AALタイ
プ5以外でも、パケットの先頭または最後尾を識別する
ビットがATMおよびAALレイヤヘッダ中にあれば、
同様にしてパケットを識別することができる。
【0023】
【実施例】図5はUPC回路の詳細を示すブロック構成
図である。このUPC回路は、セル識別部11、違反判
定部12、違反処理部13、パラメータ用メモリ14、
演算用メモリ15、セル計数部16、計数用メモリ1
7、制御インタフェース18およびアラーム収集部19
を備える。セル識別部11は、VPIの識別および廃棄
すべきセルの識別を行う。違反判定部12は、ユーザあ
るいは非ユーザのセルの識別、およびユーザセルおよび
非ユーザセルの違反判定を行う。違反処理部13は、違
反判定部12で違反と判定されたセルの廃棄処理を行
う。パラメータ用メモリ14は、違反判定部12で使用
する各VPの入力セル監視パラメータ値を保持する。演
算用メモリ15は、違反判定部12で使用する各VPの
違反判定用の制御パラメータおよびUPCに関するパラ
メータを保持する。セル計数部16は通過および違反セ
ルの計数を行う。計数用メモリ17は通過および廃棄セ
ル数の計数値を保持する。制御インタフェース18はU
PCの各種設定制御を行う。アラーム収集部19は、U
PCの故障あるいはユーザ異常に対し、警報を通知す
る。
【0024】このUPC回路の動作の実施例について、
以下にさらに詳しく説明する。
【0025】図6ないし図8は第一実施例を説明する図
であり、図6はリーキバケット型UPCの動作、図7は
パケットを構成する最初のセルが正常か違反かを判断す
る処理の流れ、図8は個々のセルに対する処理の流れを
示す。ここでは、ユーザはタグが付与されていないセル
のみを送信し、UPC回路では、平均セルレートSCR
のみを監視して、SCRに違反があったときに違反セル
にタグを付与する例について説明する。
【0026】この場合、UPC回路は、ユーザからのセ
ルが到着すると、そのセルがパケットを構成する最初の
セルかどうかを判断する。最初のセルならば、ユーザが
申告した以上に網資源を使用していないか否かを監視
し、申告以上に使用しているときにはそのセルを違反と
判断する。そして、違反と判断されたセルを含むパケッ
トに対し、最初のセルから最後尾のセルの直前まで違反
セルとする。最後尾のセルはパケットの終了を示すセル
であり、違反とはしない。違反と判断されたセルに対し
ては、タグを付与して網内に転送し、網内の輻輳状況に
応じて廃棄されることを許容する。
【0027】パケットの最初のセルが正常か違反かの判
断は以下のように行う。まず、パケットを構成する最初
のセルが到着した時刻をta (k)、ta (k)から最
も直近の正常セルの到着時刻LCTにおけるバケツの深
さをXとすると、バケツが出力した直後のta (k)に
おけるバケツの深さX′は、X−(ta (k)−LC
T)となっている。ここで、X′>TH、すなわちパケ
ットを構成する最初のセルが「ユーザが申告した値によ
り決定される到着時刻」−「遅延変動許容値TH」より
早く到着している場合、申告した以上に網資源を使用し
ているとし、パケットの正常または違反状態を示すパラ
メータVをV=1、すなわち違反とする。X′<TH、
すなわちパケットを構成する最初のセルが「ユーザが申
告した値により決定される到着時刻」−「遅延変動許容
値TH」より遅く到着している場合、申告した以上には
網資源を使用していないとし、パケットの正常または違
反状態を示すVをV=0、すなわち正常と判断する。正
常と判断されたセルはバケツに入力し、ta (k)にお
けるバケツの深さをX=max(0,X′)+Tに更新
する。
【0028】入力される個々のセルに対する処理を図8
を参照して説明する。まず、初期値として、最初のセル
が到着した時刻をta (1)、バケツの深さX=0、最
も直近の正常セルの到着時刻LCT=ta (1)と設定
する。そして、k番目のセルが到着した時刻ta (k)
に、そのセルがパケットを構成する最初のセルかどうか
を判断する。最初のセルならば、上述したように違反ま
たは正常の判断を行い、そのセルが正常と判断されれ
ば、V=0と設定してそのセルと同一のパケットを構成
するセルはすべて正常セルとする。違反の場合にはV=
1に設定し、そのセルに、網内で廃棄されることを許容
するものであることを示すタグを付与する。入力された
セルがパケットを構成する最初のセルではなく、最後の
セルでもないときには、最初のセルにおいてV=0に設
定されていれば正常、V=1に設定されていればそのセ
ルも違反とし、違反のセルには同様にタグを付与する。
最後のセルについては、正常か違反かの判断を行う必要
がない。このようにして、先頭のセルが違反と判定され
たパケットでは、先頭から最後尾のセルの直前のセルま
でが違反と判定され、各セルにタグが付与される。
【0029】図9は図8に示した処理を修正した例を示
す。この例はバーチャルスケジューリングアルゴリズム
を用いたものであり、パケットを構成する最初のセルの
正常あるいは違反をセルの理想的な到着時刻TATによ
り判断する。すなわち、パケットを構成する最初のセル
が到着した時刻ta (k) が遅延変動許容値THを考
慮しても早過ぎる場合(TAT>ta (k)+TH)
に、そのセルが違反であると判断する。以下の処理は図
8に示した処理と同等である。
【0030】図10および図11は第二実施例を説明す
る図であり、図10はリーキバケット型UPCの動作、
図11は個々のセルに対する処理の流れを示す。この実
施例は、先頭のセルが違反と判断された場合に、そのパ
ケットの先頭から最後尾のセルまでをその場で廃棄する
ことが第一実施例と異なる。すなわち、k番目のセルが
到着した時刻ta (k)に、そのセルがパケットを構成
する最初のセルかどうかを判断する。最初のセルなら
ば、上述したように違反または正常の判断を行い、その
セルが正常と判断されれば、V=0と設定してそのセル
と同一のパケットを構成するセルはすべて正常セルとす
る。違反の場合にはV=1に設定するとともに、そのセ
ルを廃棄する。入力されたセルがパケットを構成する最
初のセルではないときには、最初のセルにおいてV=0
に設定されていれば正常とし、V=1に設定されていれ
ばそのセルも違反として廃棄する。この場合に、パケッ
トの最後のセルについても、V=1であれば廃棄する。
【0031】図12は図11に示した処理の修正例を示
す。この処理は図11に示した処理をバーチャルスケジ
ューリングアルゴリズムに変形したものであり、パケッ
トを構成する最初のセルの正常あるいは違反をセルの理
想的な到着時刻TATにより判断することが図11の処
理と異なる。
【0032】図13および図14は第三実施例を説明す
る図であり、図13はリーキバケット型UPCの動作、
図14は処理の流れを示す。ここでは、ユーザがSCR
に違反するセルを送出するときにはその旨のタグを付与
するものとし、UPC回路では、平均セルレートSCR
のみを監視して、SCRに違反があったときに違反セル
にタグを付与する例について説明する。
【0033】この場合、初期値として、最初のセルが到
着した時刻をta (1)、バケツの深さX=0、最も直
近の正常セルの到着時刻LCT=ta (1)と設定す
る。そして、k番目のセルが到着した時刻ta (k)
に、そのセルにタグが付与されているか否かを識別す
る。タグが付与されていれば、そのセルは違反とし、違
反と判断されたセルから最後尾のセルの直前のセルまで
を違反セルとする。タグが付与されていなければ、その
セルがパケットを構成する最初のセルかどうかを判断す
る。この判断は第一実施例と同様に行うことができる。
もし最初のセルならば、そのセルが正常か違反かの判断
を行う。このセルが正常と判断されれば、V=0と設定
してそのセルと同一パケットを構成するセルはすべて正
常セルとする。パケットの最初のセルが違反セルなら
ば、V=1と設定してそのセルから最後尾のセルの直前
のセルまで違反セルとし、最後尾のセルは正常セルとす
る。正常と判断されたセルに対してはXの値を更新す
る。違反と判断されたセルに対しては、Xは更新しな
い。違反と判断されたセルはタグを付与して網内に転送
する。網内では、輻輳状態に応じてそのセルを廃棄す
る。
【0034】図15は図14に示した処理の修正例を示
す。この処理は図14に示した処理をバーチャルスケジ
ューリングアルゴリズムに変形したものであり、パケッ
トを構成する最初のセルの正常あるいは違反をセルの理
想的な到着時刻TATにより判断することが図14の処
理と異なる。
【0035】図16および図17は第四実施例を説明す
る図であり、図16はリーキバケット型UPCの動作、
図17は処理の流れを示す。ここでは、ユーザはタグが
付与されていないセルのみを送信し、UPC回路では、
平均セルレートSCRのみならずピークセルレートPC
Rについても監視し、SCRに違反があったときに違反
セルにタグを付与する例について説明する。この場合に
はバケツがPCR監視用とSCR監視用の2段となる。
【0036】上述の例と同様に、初期値として、最初の
セルが到着した時刻をta (1)、SCR監視用のバケ
ツの深さXSCR =0、PCR監視用のバケツの深さX
PCR =0、SCR監視用およびPCR監視用のそれぞれ
のバケツへの最も直近の正常セルの到着時刻LCTSCR
=LCTPCR =ta (1)と設定する。そして、k番目
のセルが到着した時刻ta (k)に、そのセルがパケッ
トを構成する最初のセルかどうかを判断する。この判断
は第一実施例と同様に行うことができる。もし最初のセ
ルならば、そのセルが正常か違反かの判断を行う。この
セルが正常と判断されればV=0と設定し、違反と判断
されれば、V=1と設定してそのセルから最後尾のセル
までを違反セルとし、最後のセルは正常セルとする。
【0037】次に、従来のUPCと同様にPCRの監視
を行い、違反と判断されれば廃棄、正常と判断されれば
PCR を更新し、V=0のセルあるいは最後尾のセルに
ついてはXSCR を更新する。
【0038】違反と判断されたセルに対しては、タグを
付与して網内に転送し、網内の輻輳状況に応じて廃棄さ
れる。
【0039】図18は図17に示した処理の修正例を示
す。この処理は図17に示した処理をバーチャルスケジ
ューリングアルゴリズムに変形したものであり、パケッ
トを構成する最初のセルの正常あるいは違反をSCRに
ついてのセルの理想的な到着時刻TATSCR により判断
し、PCRについてはその理想的な到着時刻TATPCR
により判断することが図17の処理と異なる。
【0040】図19および図20は第五実施例を説明す
る図であり、図19はリーキバケット型UPCの動作、
図20は個々のセルに対する処理の流れを示す。この実
施例は、SCR違反時にそのセルを廃棄することが第四
実施例と異なる。すなわち、時刻ta (k)に到着した
セルがパケットを構成する最初のセルであり、かつその
セルが違反と判断されたとき、V=1と設定してそのセ
ルから最後尾のセルまでを違反セルとして廃棄する。次
に従来のUPCと同様にPCRを監視し、違反と判断さ
れれば廃棄、正常と判断されればXPCR を更新し、かつ
V=0ならばXSCR を更新する。
【0041】図21は図20に示した処理の修正例を示
す。この処理は図20に示した処理をバーチャルスケジ
ューリングアルゴリズムに変形したものであり、パケッ
トを構成する最初のセルの正常あるいは違反をSCRに
ついてのセルの理想的な到着時刻TATSCR により判断
し、PCRについてはその理想的な到着時刻TATPCR
により判断することが図20の処理と異なる。
【0042】図22および図23はUPC回路の第六実
施例を説明する図であり、図22はリーキバケット型U
PCの動作、図23は個々のセルに対する処理の流れを
示す。ここでは、ユーザがSCRに違反するセルを送出
するときにはその旨のタグを付与するものとし、UPC
回路では、ピークセルレートPCRおよび平均セルレー
トSCRを監視し、SCRに違反があったときに違反セ
ルにタグを付与する例について説明する。
【0043】この場合、初期値として、最初のセルが到
着した時刻をta (1)、SCR監視用のバケツの深さ
SCR =0、PCR監視用のバケツの深さXPCR =0、
SCR監視用およびPCR監視用のそれぞれのバケツへ
の最も直近の正常セルの到着時刻LCTSCR =LCT
PCR =ta (1)と設定する。そして、k番目のセルが
到着した時刻ta (k)に、そのセルにタグが付与され
ているか否かを識別する。タグが付与されていればその
セルは違反とし、違反と判断されたセルから最後尾のセ
ルの直前のセルまで違反セルとする。タグが付与されて
いなければ、そのセルがパケットを構成する最初のセル
かどうかを判断する。この判断は第一実施例と同様に行
うことができる。もし最初のセルならば、そのセルが正
常か違反かの判断を行う。このセルが正常と判断されれ
ばV=0と設定し、違反と判断されればV=1と設定す
る。V=1と設定されたときには、そのセルと最後尾の
セルを除く同一パケットを構成するセルとをすべて違反
セルとする。
【0044】次に、従来のUPCと同様にPCRの監視
を行い、違反と判断されれば廃棄、正常と判断されれば
PCR を更新し、V=0のセルあるいは最後尾のセルに
ついてはXSCR を更新する。
【0045】違反と判断されたセルに対しては、タグを
付与して網内に転送し、網内の輻輳状況に応じて廃棄さ
れる。
【0046】図24は図23に示した処理の修正例を示
す。この処理は図23に示した処理をバーチャルスケジ
ューリングアルゴリズムに変形したものであり、パケッ
トを構成する最初のセルの正常あるいは違反をSCRに
ついてのセルの理想的な到着時刻TATSCR により判断
し、PCRについてはその理想的な到着時刻TATPC R
により判断することが図23の処理と異なる。
【0047】以上の実施例では、パケットの先頭で正常
と判断されると、その後続のセルもまたすべて正常と判
断される。この場合、パケット長が極めて長く、それを
構成するセルが連続して到着した場合に、多量のセルが
タグを付与されることなくUPC回路を通過し、他のコ
ネクションのQOSの悪化を招くおそれがある。そこ
で、長いパケットを構成するセルが連続して入力された
場合には、パケットの途中からでも違反を判断すること
により、他のコネクションの品質劣化を防止することが
できる。このような実施例について以下に説明する。
【0048】図25および図26は第七実施例を説明す
る図であり、図25はリーキバケット型UPCの動作、
図26は個々のセルに対する処理の流れを示す。ここで
は、ユーザはタグが付与されていないセルのみを送信
し、UPC回路では、平均セルレートSCRのみを監視
して、SCRに違反があったときに違反セルにタグを付
与する例について説明する。
【0049】この場合には、第一実施例で用いた遅延変
動許容値THをTH1と表し、新たなパラメータとし
て、パケットを構成する最初のセルと最後尾のセル以外
の正常または違反を判断するための遅延変動許容値TH
2を導入する。初期値として、最初のセルが到着した時
刻をta (1)、バケツの深さX=0、最も直近の正常
セルの到着時刻LCT=ta (1)と設定する。そし
て、k番目のセルが到着した時刻ta (k)に、そのセ
ルがパケットを構成する最初のセルかどうかを判断す
る。この判断は第一実施例と同様に行うことができる。
もし最初のセルならば、そのセルが正常か違反かの判断
をTH1を用いて行う。このセルが正常と判断されれば
V=0とし、違反と判断されればV=1とする。さら
に、最初のセルと最後尾のセル以外について、V=1な
らば違反セルとし、V=0ならばそのセルが正常か違反
かの判断をTH2を用いて行う。違反と判断されればV
=1とする。正常と判断されたセルと最後尾のセルに対
してはXを更新する。違反と判断されたセルに対しては
Xは更新しない。違反と判断されたセルにはタグを付与
して網内に転送し、網内の輻輳状況に応じて廃棄され
る。
【0050】図27は図26に示した処理の修正例を示
す。この処理は図26に示した処理をバーチャルスケジ
ューリングアルゴリズムに変形したものであり、セルの
正常あるいは違反をセルの理想的な到着時刻TATによ
り判断することが図26の処理と異なる。
【0051】図28および図29はUPC回路の第八実
施例を説明する図であり、図28はリーキバケット型U
PCの動作、図29は個々のセルに対する処理の流れを
示す。この実施例は、違反と判断されたセルを廃棄する
ことが第七実施例と異なる。すなわち、パケットの最初
のセルが正常であるか違反であるかはTH1を用いて判
断し、このセルが正常と判断されればV=0、違反と判
断されればV=1とする。そして、それ以降のセルで
は、V=1ならば最後尾のセルまでを違反セルとし、V
=0ならばそのセルが正常か違反かの判断をTH2を用
いて行い、違反と判断されればV=2とする。正常と判
断されたセルと、V=2でかつ最後尾のセルとに対して
は、Xを更新する。違反と判断されたセルに対しては、
その時点で廃棄する。
【0052】図30は図29に示した処理の修正例を示
す。この処理は図29に示した処理をバーチャルスケジ
ューリングアルゴリズムに変形したものであり、パケッ
トを構成する最初のセルの正常あるいは違反をセルの理
想的な到着時刻TATにより判断することが図29の処
理と異なる。
【0053】図31および図32は第九実施例を説明す
る図であり、図31はリーキバケット型UPCの動作、
図32は個々のセルに対する処理の流れを示す。ここで
は、ユーザがSCRに違反するセルを送出するときには
その旨のタグを付与するものとし、UPC回路では、平
均セルレートSCRのみを監視して、SCRに違反があ
ったときに違反セルにタグを付与する例について説明す
る。
【0054】この場合、初期値として、最初のセルが到
着した時刻をta (1)、バケツの深さX=0、最も直
近の正常セルの到着時刻LCT=ta (1)と設定す
る。そして、k番目のセルが到着した時刻ta (k)
に、そのセルにタグが付与されているか否かを識別す
る。タグが付与されていればそのセルは違反とし、違反
と判断されたセルから最後尾のセルの直前のセルまで違
反セルとする。タグが付与されていなければ、そのセル
がパケットを構成する最初のセルかどうかを判断する。
この判断は第一実施例と同様に行うことができる。もし
最初のセルならば、そのセルが正常か違反かの判断をT
H1を用いて行う。このセルが正常と判断されればV=
0とし、違反と判断されればV=1とする。最初のセル
と最後尾のセル以外のセルでは、V=0ならばそのセル
が正常か違反かの判断をTH2を用いて行う。違反と判
断されればV=1とする。正常と判断されたセルと最後
尾のセルに対してはXを更新する。違反と判断されたセ
ルに対してはXは更新しない。違反と判断されたセルに
対してはタグを付与して網内に転送し、網内の輻輳状況
に応じて廃棄される。
【0055】図33は図32に示した処理の修正例を示
す。この処理は図32に示した処理をバーチャルスケジ
ューリングアルゴリズムに変形したものであり、セルの
正常あるいは違反をセルの理想的な到着時刻TATによ
り判断することが図32の処理と異なる。
【0056】図34および図35は第十実施例を説明す
る図であり、図34はリーキバケット型UPCの動作、
図35は個々のセルに対する処理の流れを示す。ここで
は、ユーザはタグが付与されていないセルのみを送信
し、UPC回路では、平均セルレートSCRおよびピー
クセルレートPCRを監視し、SCRに違反があったと
きには違反セルにタグを付与する例について説明する。
【0057】この実施例では、第七実施例と同様に、パ
ケットの最初のセルの正常あるいは違反を判断するため
の遅延変動許容値TH1と、最初のセルおよび最後尾の
セル以外の正常あるいは違反を判断するための遅延変動
許容値TH2とを用いる。また、初期値として、最初の
セルが到着した時刻をta (1)、SCR監視用のバケ
ツの深さXSCR =0、PCR監視用のバケツの深さX
PCR =0、SCR監視用およびPCR監視用のそれぞれ
のバケツへの最も直近の正常セルの到着時刻LCTSCR
=LCTPCR =ta (1)と設定する。そして、k番目
のセルが到着した時刻ta (k)に、そのセルがパケッ
トを構成する最初のセルかどうかを判断する。この判断
は第一実施例と同様に行うことができる。もし最初のセ
ルならば、そのセルが正常か違反かの判断をTH1を用
いて行う。このセルが正常と判断されればV=0とし、
違反と判断されればV=1とする。最初のセルと最後尾
のセル以外のセルについては、V=1ならば違反セルと
し、V=0ならばそのセルが正常か違反かの判断をTH
2を用いて行う。違反と判断されればV=1とする。
【0058】次に、従来のUPCと同様にPCRの監視
を行い、違反と判断されれば廃棄、正常と判断されれば
PCR を更新し、V=0のセルあるいは最後尾のセルに
ついてはXSCR を更新する。
【0059】違反と判断されたセルに対しては、タグを
付与して網内に転送し、網内の輻輳状況に応じて廃棄さ
れる。
【0060】図36は図35に示した処理の修正例を示
す。この処理は図35に示した処理をバーチャルスケジ
ューリングアルゴリズムに変形したものであり、セルの
正常あるいは違反をセルの理想的な到着時刻TATによ
り判断することが図35の処理と異なる。
【0061】図37および図38は第十一実施例を説明
する図であり、図37はリーキバケット型UPCの動
作、図38は個々のセルに対する処理の流れを示す。こ
の実施例は、SCR違反時に違反セルを廃棄することが
第十実施例と異なる。
【0062】すなわち、パケットの最初のセルが正常か
違反かの判断をTH1を用いて行い、このセルが正常と
判断されればV=0とし、違反と判断されればV=1と
する。そして、それ以降のセルについて、V=1ならば
最後尾のセルまでを違反セルとし、V=0ならばそのセ
ルが正常か違反かの判断をTH2を用いて行う。違反と
判断されればV=2とする。次に、従来のUPCと同様
にPCRの監視を行い、違反と判断されれば廃棄、正常
と判断されればXPCR を更新し、V=0あるいはV=2
でかつ最後尾のセルならばXSCR を更新する。違反と判
断されたセルに対しては、その時点で廃棄する。
【0063】図39は図38に示した処理の修正例を示
す。この処理は図38に示した処理をバーチャルスケジ
ューリングアルゴリズムに変形したものであり、セルの
正常あるいは違反をセルの理想的な到着時刻TATによ
り判断することが図38の処理と異なる。
【0064】図40および図41は第十二実施例を説明
する図であり、図40はリーキバケット型UPCの動
作、図41は個々のセルに対する処理の流れを示す。こ
こでは、ユーザは平均セルレートSCRに違反するセル
を送出するときにはその旨のタグを付与するものとし、
UPC回路では、SCRおよびピークセルレートPCR
を監視し、SCRに違反があったときには違反セルにタ
グを付与する例について説明する。
【0065】この実施例では、第七実施例と同様に、パ
ケットの最初のセルの正常あるいは違反を判断するため
の遅延変動許容値TH1と、最初のセルおよび最後尾の
セル以外の正常あるいは違反を判断するための遅延変動
許容値TH2とを用いる。また、初期値として、最初の
セルが到着した時刻をta (1)、SCR監視用のバケ
ツの深さXSCR =0、PCR監視用のバケツの深さX
PCR =0、SCR監視用およびPCR監視用のそれぞれ
のバケツへの最も直近の正常セルの到着時刻LCTSCR
=LCTPCR =ta (1)と設定する。そして、k番目
のセルが到着した時刻ta (k)に、そのセルにタグが
付与されているか否かを識別する。タグが付与されてい
ればそのセルは違反セルとし、違反と判断されたセルか
ら最後尾の直前のセルまでを違反セルとする。タグが付
与されていなければ、そのセルがパケットを構成する最
初のセルかどうかを判断する。この判断は第一実施例と
同様に行うことができる。もし最初のセルならば、その
セルが正常か違反かの判断をTH1を用いて行う。この
セルが正常と判断されればV=0とし、違反と判断され
ればV=1とする。最初のセルと最後尾のセル以外のセ
ルについては、V=1ならば違反セルとし、V=0なら
ばそのセルが正常か違反かの判断をTH2を用いて行
う。違反と判断されればV=1とする。次に、従来のU
PCと同様にPCRの監視を行い、違反と判断されれば
廃棄、正常と判断されればXPCR を更新し、V=0のセ
ルあるいは最後尾のセルについてはXSCR を更新する。
V=1ならばXSCR を更新しない。違反と判断されたセ
ルに対しては、タグを付与して網内に転送し、網内の輻
輳状況に応じて廃棄される。
【0066】図42は図41に示した処理の修正例を示
す。この処理は図41に示した処理をバーチャルスケジ
ューリングアルゴリズムに変形したものであり、セルの
正常あるいは違反をセルの理想的な到着時刻TATによ
り判断することが図41の処理と異なる。
【0067】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のUPC回
路は、同一のパケットを構成するセルの正常あるいは違
反の判断をパケット単位で行うので、違反セルが同一の
パケットに集中することになる。したがって、大量のパ
ケットを再送することによるパケットの転送効率の低下
を防止できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態を示すブロック構成図。
【図2】UPC回路3の動作を説明する図。
【図3】セルの中からパケットを識別する方法を説明す
る図であり、ATMセルのAUUパラメータを説明する
図。
【図4】セルの中からパケットを識別する方法を説明す
る図であり、AUUパラメータとパケットとの関係を示
す図。
【図5】UPC回路の詳細を示すブロック構成図。
【図6】UPC回路の動作の第一実施例を示す図であ
り、リーキバケット型UPCの動作を説明する図。
【図7】パケットを構成する最初のセルが正常か違反か
を判断する処理の流れを示す図。
【図8】個々のセルに対する処理の流れを示す図。
【図9】図8に示した処理の修正例を示す図。
【図10】UPC回路の動作の第二実施例を示す図であ
り、リーキバケット型UPCの動作を説明する図。
【図11】パケットを構成するセルに対する処理の流れ
を示す図。
【図12】図11に示した処理の修正例を示す図。
【図13】UPC回路の動作の第三実施例を示す図であ
り、リーキバケット型UPCの動作を説明する図。
【図14】パケットを構成するセルに対する処理の流れ
を示す図。
【図15】図14に示した処理の修正例を示す図。
【図16】UPC回路の動作の第四実施例を示す図であ
り、リーキバケット型UPCの動作を説明する図。
【図17】パケットを構成するセルに対する処理の流れ
を示す図。
【図18】図17に示した処理の修正例を示す図。
【図19】UPC回路の動作の第五実施例を示す図であ
り、リーキバケット型UPCの動作を説明する図。
【図20】パケットを構成するセルに対する処理の流れ
を示す図。
【図21】図20に示した処理の修正例を示す図。
【図22】UPC回路の動作の第六実施例を示す図であ
り、リーキバケット型UPCの動作を説明する図。
【図23】パケットを構成するセルに対する処理の流れ
を示す図。
【図24】図23に示した処理の修正例を示す図。
【図25】UPC回路の動作の第七実施例を示す図であ
り、リーキバケット型UPCの動作を説明する図。
【図26】パケットを構成するセルに対する処理の流れ
を示す図。
【図27】図26に示した処理の修正例を示す図。
【図28】UPC回路の動作の第八実施例を示す図であ
り、リーキバケット型UPCの動作を説明する図。
【図29】パケットを構成するセルに対する処理の流れ
を示す図。
【図30】図29に示した処理の修正例を示す図。
【図31】UPC回路の動作の第九実施例を示す図であ
り、リーキバケット型UPCの動作を説明する図。
【図32】パケットを構成するセルに対する処理の流れ
を示す図。
【図33】図32に示した処理の修正例を示す図。
【図34】UPC回路の動作の第十実施例を示す図であ
り、リーキバケット型UPCの動作を説明する図。
【図35】パケットを構成するセルに対する処理の流れ
を示す図。
【図36】図35に示した処理の修正例を示す図。
【図37】UPC回路の動作の第十一実施例を示す図で
あり、リーキバケット型UPCの動作を説明する図。
【図38】パケットを構成するセルに対する処理の流れ
を示す図。
【図39】図38に示した処理の修正例を示す図。
【図40】UPC回路の動作の第十二実施例を示す図で
あり、リーキバケット型UPCの動作を説明する図。
【図41】パケットを構成するセルに対する処理の流れ
を示す図。
【図42】図41に示した処理の修正例を示す図。
【図43】従来から用いられるUPCを説明する図。
【図44】アルゴリズムを示す図。
【図45】図44に示したアルゴリズムを表現形式を変
えて示す図。
【図46】違反セルが複数のパケットに分散されている
状態を示す図。
【符号の説明】
1 ユーザ端末 2 加入者伝送路 3 UPC回路 4、5 ATMスイッチ 6 ATMコネクション 7、8 中継伝送路 11 セル識別部 12 違反判定部 13 違反処理部 14 パラメータ用メモリ 15 演算用メモリ 16 セル計数部 17 計数用メモリ 18 制御インタフェース 19 アラーム収集部
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−372245(JP,A) 特開 平6−268663(JP,A) 特開 平8−274786(JP,A) 特開 平9−168012(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04L 12/28 H04L 12/56

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ユーザ端末から非同期転送モード網内に
    転送されるセルを監視し、そのユーザ端末が申告した以
    上の網資源を使用する場合にはそのセルを違反と判定す
    る監視手段と、 違反と判定されたセルを廃棄するための処理を行う廃棄
    処理手段とを備えた使用量パラメータ制御回路におい
    て、 複数のセルが含まれるパケット毎にそのパケットの先頭
    のセルを識別する先頭セル識別手段を備え、 前記監視手段はこの識別された先頭のセルについて違反
    または正常の判断を行う先頭セル判断手段を含み、 前記廃棄処理手段は、先頭のセルが違反とされたパケッ
    トの先頭から最後尾のセルの直前のセルまで、それらの
    セルが網内で輻輳状態に応じて廃棄されることを許容す
    るものであることを示すタグを付与するタグ付与手段
    含むことを特徴とする使用量パラメータ制御回路。
  2. 【請求項2】 ユーザ端末からのセルには、そのセルが
    そのユーザ端末の申告した以上の網資源を使用するもの
    である場合に、そのセルが網内で廃棄されることを許容
    するものであることを示すタグが付与され、 前記監視手段は、入力されたセルにそのセルが網内で廃
    棄されることを許容するものであることを示すタグが付
    与されているか否かを識別するタグ識別手段を含み、 前記タグ付与手段は、前記タグ識別手段により違反と判
    断されたセルからそのセルを含むパケットの最後尾のセ
    ルの直前のセルにも前記タグを付与する手段を含む 請求
    項1記載の使用量パラメータ制御回路。
  3. 【請求項3】 前記監視手段は、パケットの先頭のセル
    および最後尾のセルを除くすべてのセルについて、その
    セルが正常か違反かの判断を行う中間セル判断手段を含
    み、 前記タグ付与手段は、この中間セル判断手段により違反
    とされたセルから前記最後尾のセルの直前のセルにも前
    記タグを付与する手段を含む 請求項1記載の使用量パラ
    メータ制御回路。
  4. 【請求項4】 前記第中間セル判断手段は、セルの正常
    あるいは違反を判断するためのパラメータが前記先頭セ
    ル判断手段とは異なって設定された請求項記載の使用
    量パラメータ制御回路。
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