JP3129491B2 - 感熱記録体 - Google Patents
感熱記録体Info
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Description
と顕色剤との間の発色反応を利用した感熱記録体に関
し、特に発色均一性に優れるアンダー層を有し、ブレー
ド塗工法により製造された感熱記録体に関する。
て、小型化、低コスト化、高速化に伴いい感熱記録紙に
対して高感度化が強く要望されている。また、感熱記録
紙の低コスト化の為に生産性向上が望まれ、高速塗工化
の為に乾燥能力に負担のかからない高濃度液塗工化中で
も高濃度液に適しているといわれるブレード塗工が中心
として利用されている。高感度化の為に種々の提案がさ
れているが、中でもアンダー層に断熱性を持たせる為
に、プラスチック系非発泡中空体を使用するものが有効
であるとの提案がなされている。中でも特に効果を発揮
させる為には、結着剤として熱伝導性が同様である、プ
ラステックラテックスを用いることが重要である。
4−14075、特開平1−285383、2−214
688号公報等の中空体及びラテックス樹脂系のアンダ
ー層を用いてブレード塗工法にてサーマル層を形成した
場合、うろこ斑点状の独特の発色地合となり、発色均一
性に劣り部分的に発色濃度が低下し記録紙としての機能
を有しない欠点が生ずる。
は、ブレード塗工法によるストリークやスクラッチ改良
の提案がなされているが、水に対する吸収係数Kaを低
下させることが特徴であり、同アンダー層系に於ては発
色地合を低下させる傾向がある。また、一般的に云っ
て、吸収係数Kaが0.4〜0.25の間に於ても、水
に対する接触角が60度を越えた場合、サーマル層形成
液がピンホール状に未付着となる新たな欠点が生ずるこ
とがある。
は、水に対する濡れ性が良好な耐水化樹脂を、アンダー
層に用いることが提案されているが、有機溶剤を用いる
為アンダー層残留により、地肌カブリを生ずる欠点を有
する。加えて耐水化された樹脂層が形成されるため、ア
ンダー層としての吸収係数Kaが低下し、ブレード塗工
によりサーマル液を塗工した場合、サーマル液が不動化
点に達しなくなり、液のよどみムラが生じ発色均一性に
著しく劣る欠点を有す。
決しようとするもので、その目的は、ブレード塗工法に
より、プラスチック系非発泡中空体を用いた断熱アンダ
ー層を有する支持体上にサーマル層を積層してなる感熱
記録体に於て、高感度で発色均一性に優れる感熱記録体
を提供することにある。
ラテックス樹脂及びプラスチック系非発泡中空体を用い
たアンダー層を有する基体上にブレード塗工法によりサ
ーマル層を積層してなる感熱記録体であって、該アンダ
ー層が、さらに、水溶性樹脂を全樹脂固形分に対し5%
以上含有し、ブリストー法(J.TAPPI紙パルプ試
験法No.51−87)による水に対する吸収係数Ka
が0.25ml/m2・msec1/2以上でありかつ水と
の接触角が60度以下であることを特徴とし、また更
に、アンダー層形成樹脂として用いる水溶性樹脂の添加
量が全樹脂固形分に対し5%〜30%であることを特徴
とし、一方、ラテックス樹脂及びプラスチック系非発泡
中空体を用いたアンダー層を有する基体上に、ブレード
塗工法によりサーマル層を積層する感熱記録体であっ
て、該アンダー層が、さらに、2−プロペン酸ホモポリ
マーナトリウム塩及び2,5−フランジオンと2,4,
4−トリメチルペンテンとの共重合体のナトリウム塩、
ブタン二酸スルホ1,4−ビス(2−エチルヘキシル)
エステルナトリウム塩から選択されるポリカルボン酸ア
ルカリ塩を含有し、ブリストー法(J.TAPPI紙パ
ルプ試験法No.51−87)による水に対する吸収係
数Kaが0.25ml/m 2 ・msec 1/2 以上でありか
つ水との接触角が60度以下であることを特徴とする。
系非発泡中空体と樹脂と共に支持体上に、乾燥塗工する
ことによって形成することができる。この場合、プラス
ティック系非発泡中空体の粒径は10μm以下が望まし
い。また、このプラスティック系非発泡中空体は従来の
一般紙用に用いられる各種フィラーと併用することもで
きる。このようなフィラーとしては、例えば、炭酸カル
シウム、カオリン、タルク、酸化亜鉛、水酸化アルミニ
ウム、シリカ、ケイ酸マグネシウム、ポリ−ステレン樹
脂、尿素ホルムアルデヒド樹脂等が挙げられる。このよ
うなフィラーと併用する場合、その混合比は特に制約さ
れないが、一般には前記のフィラーはプラスティック系
非発泡中空体1重量部に対し、0.1〜1重量部になる
ような割合で使用される。
BRラテックス等のラテックス樹脂に、全樹脂固形分に
対し5%以上の水溶性樹脂を添加することが望ましく、
特に5%〜30%が好ましい。アンダー層に用いる樹脂
分総量固形分としては、アンダー層全固形分に対し、5
%〜40%が好ましい。アンダー層樹脂に添加する水溶
性樹脂としてはポリビニルアルコール、変性ポリビニル
アルコール、メチルセルロース、ヒドロキシエチルセル
ロースが望ましい。このような水溶性樹脂の添加量とし
て全樹脂に対して5%未満であると、吸収係数Ka,接
触角を変化させるだけの効果が不十分であり、30%を
超えると効果が飽和し、かつ経済的に不利である。
BRラテックス等のラテックス樹脂のみを使用した場
合、アンダー層中またはアンダー層上に添加剤(界面活
性剤)としてポリカルボン酸アルカリ塩を使用する事が
望ましい。添加量としては特に制約はないが、アンダー
層全固形分に対し0.05%〜5%の添加が好ましい。
添加量が0.05%未満であると、吸収係数Ka、接触
角を変化させるだけの効果が不十分であり5%を越える
と効果が飽和し、かつ経済的に不利である。ポリカルボ
ン酸アルカリ塩としては、2−プロペン酸ホモポリマー
ナトリウム塩及び2,5−フランジオンと2,4,4−
トリメチルペンテンとの共重合体のナトリウム塩、及び
ブタン二酸スルホ1,4−ビス(2−エチルヘキシル)
エステルナトリウム塩が好ましい。
要に応じ有機充填材を添加してもよい。有機充填材とし
ては、発色能を持つフェノール誘導体、パラフィン、ア
ミド系等のワックスなどが挙げられる。
タイプやベントタイプのブレードを使用した塗工法に限
られずロールブレード等を使用した塗工法やビルブレー
ド塗工法等も包含するものである。又、ドウェルタイム
では、ロング、ショートに囚われないものである。加え
てブレード塗工はオフマシーンに限られず、抄紙機上に
設置したオンマシーンコーターで塗工してもよい。
材について述べる。本発明に於て用いられるロイコ染料
は単独または2種類以上混合して適用されるが、このよ
うなロイコ染料としてはこの種の記録材料に適用される
ものが任意に適用され、例えば、トリフェニルメタンフ
タリド系、トリアリルメタン系、フルオラン系、フェノ
チアジン系、チオフルオラン系、キサンテン系、インド
フタリル系、スピロピラン系、アザフタリド系、クロメ
ノピラゾール系、メチン系、ローダミンアニリノラクタ
ム系、ローダミンラクタム系、キナゾリン系、ジアザキ
サンテン系、ビスラクトン系等のロイコ化合物が好まし
く用いられる。このような化合物の例としては、例え
ば、以下に示すようなものが挙げられる。
ル)−フタリド、 3,3−ビス(p−ジメチルアミノフェニル)−6−ジ
メチルアミノフタリド 3,3−ビス(p−ジメチルアミノフェニル)−6−ジ
エチルアミノフタリド 3,3−ビス(p−ジメチルアミノフェニル)−6−ク
ロルフタリド 3,3−ビス(p−ジブチルアミノフェニル)フタリド 3−シクロヘキシルアミノ−6−クロルフルオラン 3−ジメチルアミノ−5,7−ジメチルフルオラン 3−(N−メチル−N−イソアミルアミノ)−6−メチ
ル−7−アニリノフルオラン 3−(N−メチル−N−イソブチルアミノ)−6−メチ
ル−7−アニリノフルオラン 3−(N−p−トリル−N−エチルアミノ)−6−メチ
ル−7−アニリノフルオラン 3−(N−メチル−N−アミルアミノ)−6−メチル−
7−アニリノフルオラン 3−(N−メチル−N−シクロヘキシルアミノ)6−メ
チル−7−アニリノフルオラン 3−(N−メチル−N−iso−プロピルアミノ)−6
−メチル−7−アニリノフルオラン 3−(N−エチル−N−テトラヒドロフルフリルアミ
ノ)−6−メチル−7−アニリノフルオラン 3−ジエチルアミノ−7,8−ベンズフルオラン 3−ジエチルアミノ−7−クロロフルオラン 3−ジエチルアミノ−7−メチルフルオラン 3−ジエチルアミノ−6−メチル−7−クロロフルオラ
ン 3−ピロリジノ−6−メチル−7−アニリノフルオラン 3−ジエチルアミノ−6−メチル−7−(m−トリクロ
ロアニリノ)フルオラン 3−ジエチルアミノ−7−(o−クロロアニリノ)フル
オラン 3−ジブチルアミノ−7−(o−クロロアニリノ)フル
オラン 3−ジエチルアミノ−6−メチル−7−アニリノフルオ
ラン 3−ジブチルアミノ−6−メチル−7−アニリノフルオ
ラン 3−ジエチルアミノ−6−メチル−7−(2’,4’−
ジメチルアニリノ)フルオラン 3−(N,N−ジエチルアミノ)−5−メチル−7−
(N,N−ジベンジルアミノ)フルオラン ベンゾイルロイコメチレンブルー 6’−クロロ−8’−メトキシベンゾインドリノスピロ
ピラン 6’−ブロモ−8’−メトキシベンゾインドリノスピロ
ピラン 3−(2’−ヒドロキシ−4’−ジメチルアミノフェニ
ル)−3−(2’−メトキシ−5’−クロロフェニル)
フタリド 3−(2’−ヒドロキシ−4’−ジメチルアミノフェニ
ル)−3−(2’−メトキシ−5’−ニトロフェニル)
フタリド 3−(2’−ヒドロキシ−4’−ジエチルアミノフェニ
ル)−3−(2’−メトキシ−5’−メチルフェニル)
フタリド 3−(2’−メトキシ−4’−ジメチルアミノフェニ
ル)−3−(2’−ヒドロキシ−4’−クロロ−5’−
メチルフェニル)フタリド 3−モルホリノ−7−(N−プロピルトリフルオロメチ
ルアニリノ)フルオラン 3−ピロリジノ−7−トリフルオロメチルアニリノフル
オラン 3−ジエチルアミノ−5−クロロ−7−(N−ベンジル
−トリフルオロメチルアニリノ)フルオラン 3−ピロリジノ−7−(ジ−p−クロロフェニル)メチ
ルアミノフルオラン 3−ジエチルアミノ−5−クロロ−7−(α−フェニル
エチルアミノ)フルオラン 3−(N−エチル−N−p−トルイジノ)−7−(α−
フェニルエチルアミノ)フルオラン 3−ジエチルアミノ−7−(o−メトキシカルボニルフ
ェニルエチル)フルオラン 3−ジエチルアミノ−5−メチル−7−(α−フェニル
エチルアミノ)フルオラン 3−ジエチルアミノ−7−ピペリジノアミノフルオラン 2−クロロ−3−(N−メチルトルイジノ)−7−(p
−N−ブチルアニリノ)フルオラン 3,6−ビス(ジメチルアミノ)フルオレンスピロ
(9,3’)−6’−ジメチルアミノフタリド 3−(N−エチル−N−シクロヘキシルアミノ)−5、
6−ベンゾ−7−α−ナフチルアミノ−4’−ブロモフ
ルオラン 3−ジエチルアミノ−6−クロロ−7−アニリノフルオ
ラン 3−(N−エチル−N−2−エトキシプロピルアミノ)
−6−メチル−7−アニリノフルオラン 3−(N−エチル−テトラフルフリルアミノ)−6−メ
チル−7−アニリノフルオラン 3−ジエチルアミノ−6−メチル−7−メシチジノ−
4’,5’−ベンゾフルオラン 3−(p−ジメチルアミノフェニル)−3−{1、1−
ビス(p−ジメチルアミノフェニル)エチレン−2−イ
ル}フタリド 3−(p−ジメチルアミノフェニル)−3−{1、1−
ビス(p−ジメチルアミノフェニル)エチレン−2−イ
ル}−6−ジメチルアミノフタリド 3−(p−ジメチルアミノフェニル)−3−(1−p−
ジメチルアミノフェニル−1−フェニルエチレン−2−
イル)フタリド 3−(p−ジメチルアミノフェニル)−3−(1−p−
ジメチルアミノフェニル−1−p−クロロフェニルエチ
レン−2−イル)−6−ジメチルアミノフタリド 3−(4’−ジメチルアミノ−2’−メトキシ)−3−
(1”−p−ジメチルアミノフェニル−1”−p−クロ
ロフェニル−1”、3”−ブタジエン−4”−イル)ベ
ンゾフタリド 3−(4’−ジメチルアミノ−2’−ベンジルオキシ)
−3−(1”−p−ジメチルアミノフェニル−1”−フ
ェニル−1”、3”−ブタジエン−4”−イル)ベンゾ
フタリド 3−ジメチルアミノ−6−ジメチルアミノ−フルオレン
−9−スピロ−3’(6’−ジメチルアミノ)フタリド 3,3−ビス{2−(p−ジメチルアミノフェニル)−
2−(p−メトキシフェニル)エテニル}−4、5、
6、7−テトラクロロフタリド 3−ビス{1、1−ビス(4−ピロリジノフェニル)エ
チレン−2−イル}−5、6−ジクロロ−4,7−ジブ
ロモフタリド ビス(p−ジメチルアミノスチリル)−1−ナフタレン
スルホニルメタン ビス(p−ジメチルアミノスチリル)−1−p−トリル
スルホニルメタン等。
子受容性の種々の化合物、例えばフェノール性化合物、
チオフェノール性化合物、チオ尿素誘導体、有機酸及び
その金属塩等を使用することができ、その具体例として
は以下に示すものが挙げられるが、これらに限られるわ
けではない。
ル、4,4’−イソプロピリデンビス−o−メチルフェ
ノール、4,4’−sec−ブチリデンビスフェノー
ル、4,4’−イソプロピリデンビス(2−tert−
ブチルフェノール、p−ニトロ安息香酸亜鉛、1,3,
5−トリス(4−tert−ブチル−3−ヒドロキシ−
2,6−ジメチルベンジルイソシアヌル酸、2,2−
(3,4’−ジヒドロキシフェニル)プロパン、ビス
(4−ヒドロキシ−3−メチルフェニル)スルフィド、
4−(β(p−メトキシフェノキシ)エトキシ)サリチ
ル酸、1,7−ビス(4−ヒドロキシフェニルチオ)
3,5−ジオキサヘプタン、1,5−ビス(4−ヒドロ
キシフェニルチオ)−3−オキサペンタン、フタル酸モ
ノベンジルエステルモノカルシウム塩、4,4’−シク
ロヘキシリデンジフェノール、4,4’−イソプロピリ
デンビス(2−クロロフェノール)、2,2’−メチレ
ンビス(4−メチル−6−tert−ブチルフェノー
ル)、4,4’−ブチリデンビス(6−tert−ブチ
ル−2−メチルフェノール)、1,1,3−トリス(2
−メチル−4−ヒドロキシ−5−シクロヘキシルフェニ
ル)ブタン、4,4’−チオビス(6−tert−ブチ
ル−2−メチルフェノール)、4,4’−ジフェノ−ル
スルホン、4−イソプロポキシ−4’−ヒドロキシジフ
ェニルスルホン、4−ベンジロキシ−4’−ヒドロキシ
ジフェニルスルホン、4,4’−ジフェノールスルホキ
シド、p−ヒドロキシ安息香酸イソプロピル、p−ヒド
ロキシ安息香酸ベンジル、プロトカテキユ酸ベンジル、
没食子酸ステアリル、没食子酸ラウリル、没食子酸オク
チル、1,3−ビス(4−ヒドロキシフェニルチオ)プ
ロパン、N,N’−ジフェニルチオ尿素、N,N’−ジ
(m−クロロフェニル)チオ尿素、サリチルアニリド、
ビス−(4−ヒドロキシフェニル)酢酸メチル、ビス
(4−ヒドロキシフェニル)酢酸ベンジル、1,3−ビ
ス(4−ヒドロキシフェニル)ベンゼン、1,4−ビス
(4−ヒドロキシフェニル)ベンゼン、2,4’−ジフ
ェノ−ルスルホン、2,2’−ジアリル−4,4’−ヒ
ドロキシフェニルスルホン、3,4−ジヒドロキシ−
4’−メチルジフェニルスルホン、1−アセチルオキシ
−2−ナフトエ酸亜鉛、2−アセチルオキシ−3−ナフ
トエ酸亜鉛、2−アセチルオキシ−1−ナフトエ酸亜
鉛、α、α−ビス(4−ヒドロキシフェニル)α−メチ
ルトルエン、チオシアン酸亜鉛のアンチピリン錯体、テ
トラブロモビスフェノ−ルA、テトラブロモビスフェノ
ールS、4,4’−チオビス(2−メチルフェノール−
4,4’−チオビス(2−クロロフェノール)等。
イコ染料、顕色剤、及びそのほかの助剤を支持体上に支
持結合させればよい。この場合の結合剤としては、慣用
の種々の結合剤を適量用いることができ、その具体例と
しては以下のものが挙げられる。
体、メトキシセルロース、ヒドロキシエチルセルロー
ス、カルボキシメチルセルロース、メチルセルロース、
エチルセルロース等のセルロース誘導体、ポリアクリル
酸ソーダ、ポリビニルピロリドン、アクリルアミド/ア
クリル酸エステル共重合体、アクリルアミド/アクリル
酸エステル/メタアクリル酸三元共重合体、スチレン/
無水マイレン酸共重合体アルカリ塩、イソブチレン/無
水マイレン酸共重合体アルカリ塩、ポリアクリルアミ
ド、アルギン酸ソーダ、ゼラチン、カゼイン等の水溶性
高分子の他、ポリ酢酸ビニル、ポリウレタン、ポリアク
リル酸エステル、ポリメタクリル酸エステル、塩化ビニ
ル/酢酸ビニル共重合体、エチレン/酢酸ビニル共重合
体等のエマルジョンやスチレン/ブタジエン/アクリル
系共重合体等のラテックス等。
て種々の熱可融性物質を併用することができ、その具体
例としては以下に示すものが挙げられるが、これに限ら
れるわけでわない。
テアリン酸アミド、パルチミン酸アミド等の脂肪酸アミ
ド類、ステアリン酸亜鉛、ステアリン酸アルミニウム、
ステアリン酸カルシウム、パルチミン酸亜鉛、ベヘン酸
亜鉛等の脂肪酸金属塩類、p−ベンジルビフェニル、タ
ーフェニル、トリフェニルメタン、p−ベンジルオキシ
安息香酸ベンジル、β−ベンジルオキシナフタレン、β
−ナフトエ酸フェニル、1 −ヒドロキシ−2 −ナフトエ
酸フェニル、1 −ヒドロキシ− 2−ナフトエ酸メチル、
ジフェニルカーボーネート、グレヤコールカーボネー
ト、テレフタル酸ジベンシル、テレフタル酸ジメチル、
1,4-ジメトキシナフタレン、1,4 −ジエトキシナフタレ
ン、1,4 −ジベンジロキシナフタレン、1,2 −ジフェノ
キシエタン、1,2 −ビス(3 −メチルフェノキシ)エタ
ン、1,2 −ビス(4 −メチルフェノキシ)エタン、1,4
−ジフェノキシブタン、1,4 −ジフェノキシ−2 −ブテ
ン、1,2 −ビス(4 −メトキシフェニルチオ)エタン、
ジベンゾイルメタン、1,4 −ジフェニルチオブタン、1,
4 −ジフェニルチオ−2 −ブテン、1,3−ビス(2 −ビ
ニルオキシエトキシ)ベンゼン、1,4 −ビス(2 −ビニ
ルオキシエトキシ)ベンゼン、p−(2 −ビニルオキシ
エトキシ)ビフェニル、p−アリールオキシビフェニ
ル、p−プロパギルオキシビフェニル、ジベンゾイルオ
キシメタン、ジベンゾイルオキシプロパン、ジベンジル
ジスルフィド、1,1 −ジフェニルエタノール、1,1 −ジ
フェニルプロパノール、p−ベンジルオキシベンジルア
ルコール、1,3 −フェノキシ−2 −プロパノール、N−
オクタデシルカルバモイル−p−メトキシカルボニルベ
ンゼン、N−オクタデシルカルバモイルベンゼン、1,2
−ビス(4 −メトキシフェノキシ)プロパン、1,5 −ビ
ス(4 −メトキシフェノキシ)−3 −オキサペンタン、
シュウ酸ジベンジル、シュウ酸ビス(4−メチルベンジ
ル)、シュウ酸ビス(4−クロロベンジル)等。
を適量用いることができ、具体例としては、炭酸カルシ
ウム、炭酸マグネシウム、酸化チタン、酸化亜鉛、シリ
カ、水酸化アルミニウム、水酸化亜鉛、硫酸バリウム、
クレー、タルク、表面処理した炭酸カルシウムやシリカ
の無機微粉末の他、尿素−ホルマリン樹脂を挙げること
ができる。その他の添加物質としてはステアリン酸亜
鉛、ステアリン酸カルシウム等の滑剤、各種の界面活性
剤、消泡剤が必要に応じ加えられる。
が挙げられる。尚、必要に応じ保護層を設けることがで
き、また、スーパーカレンダー等によって表面処理でき
る
に、実施例を示すが、もちろんこれらに限定されるもの
ではない。また、実施例中の部及び%は特に断らない限
り、重量部及び重量%を示す。
アンダー層形成液[A液]を調節した。 [A液] スチレン/アクリル共重合体の中空体(固形分37%) 60部 (中空率30〜35%、粒子外径0.4〜0.5μm) スチレン/ブタジエン共重合体(固形分50%) 10部 イタコン酸変性ポリビニールアルコール水溶液(固形分5%) 15部 水 15部 また次の配合からなる混合物をサンドグラインダーで平
均粒子径が1〜2μmになるように粉砕分散して[B
液][C液]とした。 [B液] 3−ジブチルアミノ−6メチル−7アニリノフルオラン 30部 酸化珪素顔料 10部 10%ポリビニールアルコール水溶液 20部 水 40部 [C液] ビスフェノールA 10部 シュウ酸ジベンジル 10部 水酸化アルミニウム 20部 スルホン変性ポリビニールアルコール水溶液(固形分10%) 20部 水 40部 続いて[B液]:[C液]=1:6の重量比で混合撹拌
してサーマル層形成液を調整した。次に[A液]を坪量
50g/m2の市販上質紙に乾燥付着量が5g/m2とな
るようにブレード塗工法にて塗布乾燥し、この上に上記
サーマル層形成液を乾燥付着量4g/m2となるように
ブレード塗工法にて塗布乾燥し、さらにスーパーカレン
ダーにより表面処理を行い本発明の感熱記録体を得た。
ール水溶液(固形分5%)をメチルセルロース水溶液
(固形分5%)に変えた以外は実施例1と同様にして本
発明の感熱記録体を得た。
ール水溶液(固形分5%)をヒドロキシエチルセルロー
ス(固形分5%)に変えた以外は実施例1と同様にして
本発明の感熱記録体を得た。
同様にして本発明の感熱記録体を得た。
リウム塩を2,5−フランジオンと2,4,4−トリメ
チルペンテンとの共重合体のナトリウム塩に変えた以外
は実施例1と同様にして本発明の感熱記録体を得た。
リウム塩をブタン二酸スルホ1,4−ビス(2−エチル
ヘキシル)エステルナトリウム塩に変えた以外は実施例
1と同様にして本発明の感熱記録体を得た。
コール水溶液を除く以外は実施例1と同様にして感熱記
録体を得た。
コール水溶液15部をエチルセルロース0.75部トル
エン14.25部に変えた以外は実施例1と同様にして
感熱記録体を得た。
コールをスチレン/マレイン系のサイズ剤に変えた以外
は実施例1と同様にして感熱記録体を得た。
液)を15部添加した以外は、実施例1と同様にして感
熱記録体を得た。
ストー法(J.TAPPI紙パルプ試験方法No.51
−87)に従い、水に対する吸収係数を測定した。 (2) アンダーコート層を設けた支持体について協和
界面科学(株)社製の自動接触角計CA−Zにて滴下液
4μlにて接触角を測定した。 (3) 印字特性:松下電子部品(株)感熱印字装置に
てサーマルヘッド印加電力0.68w/ドット・1ライ
ン 記録時間5msec/l、走査線密度8×7.7ド
ット/mmの条件でパルス巾0.25msec及び0.
3msecで印字し、そのときの画像濃度と地肌濃度を
マクベス濃度系RD−914を用い測定し、加えて印字
画像の均一発色性について○良好〜×不良評価も行っ
た。
よれば、ブレード塗工法によりプラスティック系非発泡
中空体を用いた断熱アンダー層を有する支持体上にサー
マル層を積層した場合に、高感度で発色均一性に優れる
感熱記録体を提供できることが確認された。
Claims (3)
- 【請求項1】 ラテックス樹脂及びプラスチック系非発
泡中空体を用いたアンダー層を有する基体上にブレード
塗工法によりサーマル層を積層してなる感熱記録体であ
って、該アンダー層が、さらに、水溶性樹脂を全樹脂固
形分に対し5%以上含有し、ブリストー法(J.TAP
PI紙パルプ試験法No.51−87)による水に対す
る吸収係数Kaが0.25ml/m2・msec1/2以上
でありかつ水との接触角が60度以下であることを特徴
とする感熱記録体。 - 【請求項2】 アンダー層形成樹脂として用いる水溶性
樹脂の添加量が全樹脂固形分に対し5%〜30%である
ことを特徴とする請求項1記載の感熱記録体。 - 【請求項3】 ラテックス樹脂及びプラスチック系非発
泡中空体を用いたアンダー層を有する基体上にブレード
塗工法によりサーマル層を積層してなる感熱記録体であ
って、該アンダー層が、さらに、2−プロペン酸ホモポ
リマーナトリウム塩及び2,5−フランジオンと2,
4,4−トリメチルペンテンとの共重合体のナトリウム
塩、ブタン二酸スルホ1,4−ビス(2−エチルヘキシ
ル)エステルナトリウム塩から選択されるポリカルボン
酸アルカリ塩を含有し、ブリストー法(J.TAPPI
紙パルプ試験法No.51−87)による水に対する吸
収係数Kaが0.25ml/m 2 ・msec 1/2 以上であ
りかつ水との接触角が60度以下であることを特徴とす
る感熱記録体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP03332590A JP3129491B2 (ja) | 1991-11-20 | 1991-11-20 | 感熱記録体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP03332590A JP3129491B2 (ja) | 1991-11-20 | 1991-11-20 | 感熱記録体 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05139034A JPH05139034A (ja) | 1993-06-08 |
JP3129491B2 true JP3129491B2 (ja) | 2001-01-29 |
Family
ID=18256640
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP03332590A Expired - Lifetime JP3129491B2 (ja) | 1991-11-20 | 1991-11-20 | 感熱記録体 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3129491B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3566412B2 (ja) * | 1995-04-24 | 2004-09-15 | 株式会社リコー | 感熱記録材料 |
EP1429324A1 (en) | 1999-12-17 | 2004-06-16 | Kabushiki Kaisha Hayashibara Seibutsu Kagaku Kenkyujo | Monomethine cyanine dyes suitable for the use in optical recording media |
-
1991
- 1991-11-20 JP JP03332590A patent/JP3129491B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH05139034A (ja) | 1993-06-08 |
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