JP3121412B2 - 界面活性剤トリアジン化合物、その製造方法および使用方法 - Google Patents
界面活性剤トリアジン化合物、その製造方法および使用方法Info
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Description
分野に関する。
いるトリアジン化合物は、作物保護剤、メラミン樹脂お
よび特に織物染料である。このような化合物は、一般
に、1つのトリアジン環、時折2つのトリアジン環を含
み、それは発色団によって置換されている。一般に、こ
れらの染料は、発色団上の置換基によって水溶性にされ
る。着色特性に影響を与えるために、トリアジン環はさ
らに置換基、例えば、脂肪族残基を持つアミノ基、ビニ
ルスルホニル基およびアルコキシ基を有し得る。このよ
うな化合物は、織物材料を染色するために使用される。
2つより多いトリアジン環を含む、オリゴマーおよび高
分子トリアジン化合物も知られている。米国特許第43
14001号および米国特許第4347352号は、一
般式I
表される高分子トリアジン化合物を開示しており、これ
らの化合物は、セルロースの水溶性染料のための媒染剤
として、セルロースの顔料のための固着剤としてまたは
水性顔料分散のための界面活性剤として適当である。米
国特許第3,580,827号は、同様に、一般式II
ルカプト基を含む残基であり、R2 、R3 、R4 および
R5 はそれぞれ水素またはアルキル基でありそしてY1
およびY2 はそれぞれ置換されていないかまたは置換さ
れたアルキレンまたはアリーレン二端遊離基である。〕
で表される高分子トリアジン化合物に言及しており、当
該化合物は、フィルムエマルション中で防曇剤として使
用される。米国特許第4,228,281号は、一般式
III
はC1 〜C22−アルキル炭化水素ラジカルであり、R4
はC2 〜C18−炭化水素二端遊離基でありそしてR6 は
C1 〜C12−炭化水素二端遊離基である。〕で表される
ジカルボン酸を開示しており、当該酸は、100℃より
高いガラス転移温度を有するポリエルテルの合成に使用
される。
またはわずかにしか着色していない、良好な界面活性剤
特性を持ちそして着色するためにまたは顔料の表面を被
覆するために適当でもあり得る水溶性高分子トリアジン
化合物を提供することである。
び酸性基を含む、そして一般式IV
IVa(式中A1 は、O、SまたはN
R3 (但しR3 は水素またはC1 〜C22−アルキル基ま
たはC3 〜C22−アルケニル基、好ましくはC1 〜C4
−アルキル基または水素、特にメチル基または水素であ
り、それは置換されていないかまたはOH基により置換
されている。)からなる群から選択される架橋構成員で
あり、D1 はアリーレン基または枝分かれしたまたは直
鎖のC2 〜C12−アルキレン基であり、それは基A2 か
ら選択される1またはそれ以上の架橋構成員によって中
断され得、そしてA2 は、A1 と無関係に、A1 と同一
の置換基群から選択され、そしてR1 およびR2 は、互
いに無関係に、枝分かれしたまたは直鎖のC1 〜C20−
アルキル基またはC3 〜C 20−アルケニル基、好ましく
はC1 〜C6 −アルキル基であるかまたはR1 およびR
2 は、窒素原子と一緒になって、不飽和のまたは飽和し
た5員または6員環を形成しそれは付加的に1個または
2個の窒素原子、酸素原子および/または硫黄原子を、
さらにヘテロ原子として、環中に含むことができる。)
で表される基であるか、または式中Xは式IVb
れる基であり、そしてY1 およびY2 は、互いに無関係
にそれぞれ式IVc −A3 −D2 −E1 IVc (式中A3 はAと無関係でありそしてA1 と同一の置換
基群から選択される架橋構成員であり、D2 はD1 と無
関係でありそしてD1 と同一の置換基群から選択される
かまたはCH2 もしくは直接結合であり、そしてE1 は
アニオン形成基、好ましくはCOOM、SO3 M、OS
O3 MまたはOPO3 M2 (但しMは水素、金属、特に
アルカリ金属もしくは化学量論的量のアルカリ土類金
属、またはアンモニウムイオンであり、それは置換され
ていないかまたは脂肪族、芳香族および芳香脂肪族基に
よって置換されている。)である。)で表される基であ
り、そしてZは式IVd −A4 −Z* −A4 − IVd (式中A4 はA1 と無関係でありそしてA1 と同一の置
換基群から選択される架橋構成員でありそしてZ* は基
CO、枝分かれしたもしくは直鎖のC2 〜C25−アルキ
レン基、C5 〜C6 −シクロアルキレン基またはC6 〜
C14−アリーレン基、好ましくはC2 〜C6 −アルキレ
ン基またはフェニレン基であり、それは置換されてない
かまたはCOOM、SO3 M、Cl、OHまたはアルコ
キシ基(但しMは上述の意味を有しそして、当該環式化
合物中、炭素原子のいくつかは、ヘテロ原子の窒素、酸
素および/または硫黄によって置換されることができ
る。)によって置換されている。)で表される基である
か、またはZは一般式IVeおよびIVf −NH−C6 H4 −A5 −C6 H4 −NH− IVe −NH−C2 〜C3 −アルキレン−A5 −C2 〜C3 −アルキレン−NH− IVf (式中A5 は式CR5 R6 、NR7 、O、SO、SO2
またはCO、好ましくはCR5 R6 、NR7 またはO
(但しR5 およびR6 は、互いに無関係に、枝分かれし
たまたは直鎖のC1 〜C4 −アルキル基または水素であ
り得、そしてR7 は、R3 と無関係に、R3 と同一の置
換基群から選択される。)で表される基である。)で表
される架橋構成員であるか、またはZは式IVd、IV
eおよび/またはIVfで表される基の任意の組合せで
あり、そしてmは1〜100の整数である。〕で表され
る、新規種類のトリアジン化合物によって達成される。
いものは、Xが式IVa〔式中、A 1 は、OまたはNR
3 (但しR3 は水素またはC1 〜C22−アルキル基また
はC 3 〜C22−アルケニル基、好ましくはC1 〜C4 −
アルキル基または水素、特にメチル基または水素であ
り、それは置換されていないかまたはOH基によって置
換されている)からなる群から選択される架橋構成員で
あり、D1 はアリーレン基または枝分かれしたもしくは
直鎖のC2 〜C12−アルキレン基でありそれは基A2 か
ら選択される1またはそれ以上の架橋構成員によって中
断され得、そしてA2 は、A1 と無関係に、A1 と同一
の置換基群から選択され、そしてR1 およびR2 は、互
いに無関係に枝分かれしたまたは直鎖のC1 〜C20−ア
ルキル基またはC3 〜C20−アルケニル基、好ましくは
C1 〜C6 −アルキル基であり、またはR1 およびR2
は、窒素原子と一緒になって、不飽和のまたは飽和した
五員または六員環を形成し、それは付加的に1個または
2個の窒素原子または酸素原子を、さらにヘテロ原子と
して、環中に含むことができる。)で表される基である
か、またはXが式IVb〔式中R4 はC1 〜C6 −アル
キル基である。〕で表される基であり、そしてY1 およ
びY2 が、互いに無関係に、それぞれ式IVc〔式中A
3 はA1 と無関係でありそしてA1 と同一の置換基群か
ら選択される架橋構成員であり、D2 はD1 と無関係で
ありそしてD1 と同一の置換基群から選択されるか、ま
たはCH2 もしくは直接結合であり、そしてE1 はアニ
オン形成基、好ましくはCOOMまたはSO3 M(但し
Mは水素原子、金属、特にアルカリ金属もしくは化学量
論的量のアルカリ土類金属、またはアンモニウムイオン
であり、それは置換されていないかまたは脂肪族、芳香
族または芳香脂肪族基によって置換されている。)であ
る。〕で表される基であり、そしてZが式IVd〔式中
A4 はA1 と無関係でありそしてA1 と同一の置換基群
から選択される架橋構成員であり、そしてZ* は基C
O、NR3 (但しR3 は上述の意味を有する。)、枝分
かれしたもしくは直鎖のC2 〜C25−アルキレン基、C
5 〜C6 −シクロアルキレン基またはフェニレン基、好
ましくはC2 〜C6 −アルキレン基またはフェニレン基
であり、それは置換されていないかまたはCOOMもし
くはSO 3 M(但しMは上述の意味を有する。)によっ
て置換されており、そして、これらの環式化合物中、炭
素原子のいくつかは、ヘテロ原子の窒素および/または
酸素によって置換されることができる。〕で表される基
であるか、またはZが式IVdで表される基の組合せで
あり、そしてmが1〜100の整数であるものである。
ましいものは、Xが式IVg −NR8 −D1 −NR1 R2 IVg 〔式中、R8 はメチル基または水素であり、そしてD1
は枝分かれしたまたは直鎖のC2 〜C6 −アルキレン基
でまたはフェニレン基であり、そしてR1 およびR2 は
互いに無関係に、枝分かれしたまたは直鎖のC1 〜C6
−アルキル基であるか、またはR1 およびR2 は、窒素
原子と一緒になって、不飽和のまたは飽和した五員また
は六員環を形成しそれは付加的に1個または2個の窒素
および/または酸素原子を、さらにヘテロ原子として、
環中に含み得る。〕で表される基であり、そしてY1 お
よびY2 が、互いに無関係に、それぞれ式IVh −NR9 −D2 −E1 IVh 〔式中、R9 はR8 と無関係でありそしてR8と同一の
基から選択される置換基であり、そしてD2 はD1 と無
関係でありそしてD1 と同一の置換基群から選択される
かまたはCH2 もしくは直接結合であり、そしてE1 は
アニオン形成基、好ましくはCOOMまたはSO3 M
(但しMは水素、金属、特にアルカリ金属もしくは化学
量論的量のアルカリ土類金属、またはアンモニウムイオ
ンであり、それは置換されていないかまたは脂肪族、芳
香族または芳香脂肪族基によって置換されている。)で
ある。〕で表される基であり、そしてZが式IVi −NR10−Z* −NR10 IVi 〔式中、R10はメチル基または水素であり、そしてZ*
は基C2 〜C6 −アルキレン基またはフェニレン基であ
り、それは置換されていないかまたはCOOMもしくは
SO3 M(但しMは上述の意味を有する。)によって置
換されているかまたはZ* は式IVj −C2 〜C3 −アルキレン−Z**−C2 〜C3 −アルキレン IVj (ただしZ**は基N−C1 〜C20−アルキル、NHまた
はOである。)で表される基である。〕で表される基で
あり、そしてmが1〜30の整数であるものである。
しか着色しておらず、このことは、当該化合物を、界面
活性剤物質の領域で広く使用することを可能にする。な
ぜならば、当該化合物は、それが使用される媒体の色合
い(shade) に影響を与えないからである。
アミン、ヒドロキシまたはメルカプト誘導体によるシナ
ヌル酸ハロゲン化物、特にシアヌル酸クロリド中のハロ
ゲン原子の求核置換によって、−10〜+200℃の温
度で合成される (J. Am. Chem. Soc. 第73巻(1951), 29
81〜2996) 。置換反応は、温度制御およびpH監視によ
って選択的に制御されることができ、それは酸受容体、
例えば、水酸化ナトリウム溶液または炭酸ナトリウムに
よって行われる。3つのハロゲン原子全てを、異なる残
基で置換することは、連続して、単一の反応容器中で行
われ得る。しかしながら、この方法は、本発明による化
合物には適しない。なぜならば、Y1 およびY2 は、そ
れによってランダム分布でしか導入され得ないからであ
る。Y1 −HおよびY2 −Hの反応性が互いに非常に異
なるならば、Y1 またはY2 のみが置換され得ることが
あり得る。単一の反応容器中で合成する際に形成され
る、Y1 =Y2 である一般式IVで表される生成物は、
意図した適用にあまり適していない物理的および化学的
特性を有している。
合物の合成方法に関し、この方法においては、別々の容
器中で、まず、式Y1−Hで表される化合物(第一反応
バッチ)および式Y2−Hで表される化合物(第二反応
バッチ)をそれぞれ水溶液中でシアヌル酸ハロゲン化
物、好ましくはシアヌル酸クロリドと、0〜10℃、好
ましくは0〜5℃の温度で反応させ、次いで第一反応バ
ッチ中で形成される中間体を式X−Hで表される化合物
と、そして第二反応バッチ中で形成される中間体を式Z
H2で表される化合物と、それぞれ、20〜60℃、好
ましくは35〜45℃の温度で反応させ、次いでこれら
の2つの反応バッチを合わせてそして使用したシアヌル
酸ハロゲン化物1モルあたり0.1〜0.6モルのZH
2と、70〜150℃、好ましくは75〜95℃の温度
で反応させる。
リアジン環はそれぞれ酸性基Y1 および塩基性官能基、
特に第三窒素原子を有する置換基Xを含み、一方全ての
他のトリアジン環は酸性基Y2 によって置換されてい
る。合成は、2つの分離反応容器中で行われ、その際当
該反応は、好ましくは、少量の界面活性剤、例えば、ス
ルホン化脂肪酸誘導体が添加されている、溶剤としての
水の中で行われる。
分離攪拌容器(A)および(B)中で、水の中でシアヌ
ル酸ハロゲン化物に結合される。この目的のために、
0.8〜1.2モルのY1 −HまたはY2 −Hが、シア
ヌル酸ハロゲン化物1モルあたり使用され、そして当該
反応は0〜10℃、好ましくは0〜5℃で行われる。理
想的な形においては、当該反応は反応機構1
(反応生成物V)中の基Xおよび他方の反応容器(B)
(反応生成物VI)中の基Zを、20〜60℃、好まし
くは35〜45℃の温度で置換する(反応機構2、
物1モルあたりそれぞれ0.8〜1.2モルのX−Hま
たは0.3〜1.2モルのH−Z−Hが使用される。そ
の後、2つの、結果として生じる中間体VIIおよびV
IIIを、Zを介して70〜150℃、好ましくは75
〜95℃で結合し、その際0.1〜0.6モルのH−Z
−Hがシアヌル酸ハロゲン化物1モルあたり使用され
る。(反応機構3、
において存在しても有利であり得る。
するために、酸受容体、例えば、水酸化ナトリウム溶液
または水酸化カリウム溶液、炭酸ナトリウム、炭酸水素
ナトリウムまたは炭酸カリウムをそれぞれの反応段階に
おいて、反応が進行する(pHが低下する)とともに徐
々にまたは全てを一度に、反応混合物のpHが6〜9に
なるような量で、添加する。この方法において得られる
反応混合物は、本発明による適用に直接、必要であれば
存在する固体成分を濾過した後に、使用することができ
る。さらに、反応生成物を、酸、例えば塩酸または硫酸
を添加することによって溶液から沈澱させ、そして濾過
によって分離することができる。溶剤を反応混合物か
ら、減圧、高められた温度または噴霧乾燥を用いて除去
することができ、そして結果として生じる塩を、有機溶
剤、好ましくはジメチルスルホキシドを添加することに
よって除去することができる。この塩は、膜分離方法に
よっても分離することができる。
剤として、未だ湿ったプレスケーキの形で、乾燥形でお
よびアミン、アルカリ金属塩またはアルカリ土類金属塩
溶液の形で使用することができる。塩形成のためのアミ
ンは例えば、メチルアミン、モノ−、ジ−およびトリエ
チルアミン、モノ−、ジ−およびトリエタノールアミ
ン、ジメチルエタノールアミン、メチルジエタノールア
ミンおよびジメチルアミノメチルプロパノールである。
−ジメチル−p−フェニレンジアミン、N,N−ジエチ
ル−p−フェニレンジアミン、アミノベンジルジメチル
アミン、2−ジメチルアミノエチルアミン、3−ジエチ
ルアミノプロピルアミン、3−ジメチルアミノプロピル
アミン、N1 ,N1 −ジエチル−1,4−ペンタンジア
ミン、N,N−ジメチルネオペンタンジアミン、2−ピ
ロリジノエチルアミン、N−(3−アミノプロピル)−
イミダゾール、ジメチルネオペンタノールアミンまたは
4−ジメチルアミノ−1−ブタノールである。
物の例は、o−、m−およびp−アミノ安息香酸、o
−、m−およびp−アミノベンセンスルホン酸、グリシ
ン、アラニン、β−アラニン、4−アミノ酪酸、アミド
スルホン酸、2−アミノエタンスルホン酸、o−、m−
およびp−ヒドロキシ安息香酸、フェノールスルホン
酸、6−ヒドロキシカプロン酸、5−ヒドロキシ吉草
酸、4−ヒドロキ酪酸、4−ヒドロキシ−1−ブタンス
ルホン酸、ヒドロキシナフタレンスルホン酸、ヒドロキ
シピバル酸またはメルカプト酢酸である。
−ジアミノエタン、1,2−ジアミノプロパン、1,3
−ジアミノプロパン、1,4−ジアミノブタン、1,6
−ジアミノヘキサン、1,8−ジアミノオクタン、1,
12−ジアミノドデカン、ネオペンタンジアミン、3,6
−ジオキサオクタン−1,8−ジアミン、4,7−ジオ
キサデカン−1,10−ジアミン、4,9−ジオキサド
デカン−1,12−ジアミン、4,7,10−トリオキ
サドデカン−1,12−ジアミン、4,7,10−トリ
オキサトリデカン−1,13−ジアミン、4,4’−ジ
アミノジシクロヘキシルメタン、4,4’−ジアミノジ
フェニルメタン、N−(2−アミノエチル)−1,2−
エタンジアミン、N−(2−アミノプロピル)−1,3
−プロパンジアミン、4,4’−ジアミノジフェニルエ
ーテル、4−アミノ−N−(4−アミノフェニル)−ベ
ンゼンスルホンアミド、4,4’−ジアミノベンズアニ
リド、1,4−フェニレンジアミン−2−スルホン酸、
4,4’−ジヒドロキシジフェニルスルホンまたはo
−、m−およびp−ジヒドロキシベンゼンである。
は、pHに応じて、プロトン化形に、双性イオン形また
は脱プロトン化形である。
ロトン性溶剤に容易に、場合により高めれたpHで、溶
解できる。本発明による化合物の界面活性剤特性は、例
えば水溶液の表面張力の低下に明らかである。これは、
リングティアー(ring tear)法(DIN53,914)
によって求められることができそして、化合物に応じ
て、25℃の測定温度でアミン−アルカリ性溶液(pH
9.0)中で35〜45mN/mの値を示す(pH9.
0でのアミン−アルカリ性水溶液の比較値:70mN/
m)。
のための分散剤、乳化剤、分配剤として適している。そ
れ故、本発明は、本発明による化合物を界面活性剤とし
てまたは水性媒体中で固体のための分散剤、乳化剤また
は分配剤として使用することにも関する。特に、本発明
による化合物は、固体として、例えば無機質、作物保護
剤および殺虫剤、染料、顔料および蛍光増白剤を含む分
散物中において使用されることができる。さらに、本発
明による化合物は、染色助剤および安定剤として、再生
セルロースのウエットエンド着色に、および水性フレキ
ソ印刷用分散剤として適当である。無機および有機顔
料、例えば、アゾ顔料、キナクリドン、フラバントロ
ン、アンタントロンおよびピラントロン顔料、ナフタレ
ンテトラカルボン酸のおよびペリレンテトラカルボン酸
の、チオインジゴの、ジオキサジンの、イソインドリン
の、イソインドリノンのおよびジケトピロロピロールの
誘導体、レーキ顔料、例えば、酸性基を含む染料の、フ
タロシアニン顔料のおよび対応する顔料混合物のマグネ
シウム、カルシウム、ストロンチウム、バリウム、アル
ミニウム、マンガンおよびニッケルレーキの、高度に着
色した、さらさらした顔料配合物の製造に対する本発明
による化合物の適合性は、特に強調されねばならない。
上述の顔料配合物は、一方で、水性ポリアクリラート、
ポリエステルおよびポリウレタン系をベースとするバイ
ンダーで稀釈することにより最終レーキ配合物に変換さ
れ得る濃縮形の顔料配合物を、他方、使用する媒体に粉
末形で混入する顔料配合物を意味すると理解される。
つの式IVで表される化合物および少なくとも1つの無
機および/または有機、好ましくは多環式顔料を含む顔
料分散物に関する。さらに本発明は、有機、好ましくは
多環式顔料の、特にペリレンおよびジオキサン顔料のな
らびにキナクリドンの顔料配合物に関する。式IVで表
される本発明による化合物は、個々にまたは混合物とし
て、および別の非イオン、アニオンまたはカチオン界面
活性剤またはそれらの混合物と組み合わせても、使用さ
れることができる。それらは、ビルターまたは別の慣用
の添加剤または助剤とともに使用されることもできる。
上述の顔料は配合物の組成は広い範囲で変えられ得る。
%の、少なくとも1種の有機、好ましくは多環式顔料 b)0.5〜30重量%、好ましくは3〜20重量%
の、少なくとも1種の式IVで表される化合物および c)さらに0〜20重量%、好ましくは0〜10重量%
の、慣用の添加剤、例えば泡調節剤および粘度調節剤、
界面活性剤、沈降阻害剤、湿潤剤および防腐剤からな
る。
し、その方法において、顔料の表面を少なくとも1つの
式IVで表される化合物で被覆する。実施態様によれ
ば、当該化合物を顔料粒子に適用することは水性分散
中、有機溶剤中または水および有機溶剤の混合物中のい
ずれかで行われ得る。本発明による化合物を顔料表面に
適用する多数の可能性が存在する。これは、顔料合成の
間にまたは後にあるいは仕上げ工程の間にまたは後に行
われ得る。式IVで表される化合物は、顔料を使用する
媒体に組み込む間に添加することもできる。本発明によ
る化合物を、水性分散物中でまたは水/溶剤混合物中で
顔料表面に適用する時は、顔料は次いで通常濾過により
単離される。一般に、pHは顔料特性に対して影響を有
する。7〜12、特に好ましくは7.5〜9のpHが好
ましい。
顔料配合物を、天然および合成材料を着色する(pigment
ing and coloring)ために使用することにも関する。水
性塗料、エマルションペイントおよび印刷インキの製造
に使用するのが好ましい。顔料配合物をおよび顔料分散
物を水性塗料系を着色するために使用するのが特に好ま
しい。全ての慣用の水性バインダー系、例えば、ポリア
クラート、ポリウレタンおよびポリエステルにおいて、
本発明による顔料配合物および顔料分散物は、高い色の
濃さおよび高い透明度で純粋な鮮明な色合いを与える。
顔料ペーストは、高い顔料含有率および一定のpHと関
連して良好なレオロジー特性を、高められた温度で数週
間貯蔵した後ですら、有する。適合性を試験するため
に、以下の実施例において記載された化合物は、顔料に
適用されるかまたは水性塗料系において顔料を分散する
ために使用される。選択される塗料系は、水性ポリアク
リラート、ポリエステルおよびポリウレタン系である。
これらの塗料を用いて製造した焼付エナメルの性能特性
(色の濃さ、色合い、透明度)が試験される。色に関す
る特徴を評価するために、稀釈した純色塗料を、ハンド
コーター(コイルコーター、湿ったフィルム厚さ24μ
m)を用いて透明なポリエステルフィルムにまたはフィ
ルムコーター(コイルフィルムコーター、湿ったフィル
ム厚さ15μm)を用いてコントラスト厚紙に適用す
る。レオロジーは分散後の貯蔵ペーストを基準として視
覚的に評価した。
た: 5 低い粘性 4 流動性 3 粘性 2 僅かに硬化 1 完全に硬化。
後、粘度(visc)を、Iserlonhn のErichsenからの Rossm
ann visco-spatula, 301型を用いて求めることができ
る。コーティング工程の前に、Fordカップ(ノズル直径
4mm)からの一定の流出時間(秒(s)で示される)
に対応するように、所望の粘度に調整する。
にすること(white reductions)またはアルミニウムの金
属混合物に基づいて評価される。
価スケールに基づいて行われた。
3)により、WeselのByk-Mallinckrodtからの「多光沢
(multi-gloss) 」光沢計を用いて角度20°で行われ
た。実施例に述べられている光沢の値は無次元反射率の
値である。以下の製造および使用例において、部は重量
部に関しそして百分率は重量%である。使用した省略形
は次の意味を持つ: 「PS3%P」は「純色3%顔料含有率」を意味する。
「1:10TiO2」は「着色顔料1部と二酸化チタン
白色顔料10部の混合物」を意味する。 「50:50Met」は「着色顔料50部とアルミニウ
ム顔料50部との混合物」を意味する。 「D水」は「脱イオン水」を意味する。
−N(C2 H5 )2 、Y1 =Y2 =−NH−C6 H4 −
SO3 H、Z=−NH−CH2 −CH2 −NH−および
m=2〕で表される化合物の合成のために、スルファニ
ル酸17.3部を、攪拌容器(A)の中で、スルホン化
脂肪酸誘導体0.2部およびシアヌル酸クロリド18.
5部を含む水/氷混合物400部に、0〜5℃で添加
し、そしてpHを、0.2標準NaOH溶液を添加する
ことによって6〜9に保った。アルカリの添加後、攪拌
を約1時間0〜5℃で続けた。その後、ジエチルアミノ
プロピルアミン13.0部を約40℃で添加しそしてp
Hを、0.2標準NaOH溶液を添加することによって
6〜9に保った。アルカリの添加後、攪拌を約1時間約
40℃で続けた。反応容器(B)の中で、スルファニル
酸17.3部を、スルホン化脂肪酸誘導体0.2部およ
びシアヌル酸クロリド18.5部を含む水/氷混合物4
00部に、0〜5℃で添加し、そしてpHを0.2標準
NaOH溶液を添加することによって6〜9に保った。
アルカリの添加後、攪拌を1時間0〜5℃で続けた。そ
の後、ジアミノエタン3.0部を約40℃で添加し、そ
してpHを0.2標準NaOH溶液を添加することによ
って6〜9に保った。アルカリの添加後、攪拌を約1時
間40℃で続けた。次いで攪拌容器(B)の内容物を、
攪拌容器(A)に添加し、そしてジアミノエタン6.0
部を80℃で添加しそしてpHを、0.2標準NaOH
溶液を添加することによって6〜9に保った。アルカリ
の添加後、攪拌をさらに約5時間95℃で続けた。反応
混合物を室温で冷却した後、pHを、濃塩酸で1.5に
調整しそして生じた沈澱物を濾過しそして乾燥した。 IR(KBr,cm-1)3300,3100,163
0,1590,1550,1500,1220,117
0,1030,1000。
H2 −CH2 −イミダゾリル、Y1 =−NH−CH2 −
CH2 −SO3 H、Y2 =−NH−CH2 −CH2 −C
OOH、Z=−NH−C6 H4 −NH−およびm=2〕
で表される化合物の合成のために、攪拌容器(A)の中
で、タウリン25.0部を、スルホン化脂肪酸誘導体
0.4部およびシアヌル酸クロリド36.9部を含む水
/氷混合物400部に、0〜5℃で添加し、そしてpH
を、0.2標準NaOH溶液を添加することによって6
〜9に保った。アルカリの添加後、攪拌を約1時間0〜
5℃で続けた。その後、水50部に溶解したN−(3−
アミノプロピル)−イミダゾール25.0部を約40℃
で添加しそしてpHを、0.2標準NaOH溶液を添加
することによって6〜9に保った。アルカリの添加後、
攪拌を約1時間続けた。攪拌容器(B)の中で、水10
0部に溶解したβ−アラニン17.8部を、スルホン化
脂肪酸誘導体0.4部およびシアヌル酸クロリド36.
9部を含む水/氷混合物400部に0〜5℃で添加し、
そしてpHを、0.2標準NaOH溶液を添加すること
によって6〜9に保った。アルカリの添加後、攪拌を約
1時間0〜5℃で続けた。その後、p−フェニレンジア
ミン32.4部を約40℃で添加しそしてpHを、0.
2標準NaOH溶液を添加することによって6〜9に保
った。アルカリの添加後、攪拌を約1時間約40℃で続
けた。
器(A)に添加しそして、約80℃で、pHを、0.2
標準NaOH溶液を添加することによって6〜9に保っ
た。アルカリの添加後、攪拌をさらに約5時間約95℃
で続けた。反応混合物を室温に冷却した後、pHを、濃
塩酸で1.5に調整しそして生じた沈澱物を濾過しそし
て乾燥した。 IR(KBr,cm-1)3300,3100,163
0,1570,1500,1410,1220,116
0,1030。
る次の化合物を、例1および2に従って反応した: No. X Y1 ,Y2 各々 Z m ──────────────────────────────────── 3 -NH-(CH2)3-N(C2H5)2 -NH-C6H4-SO3H -NH-C6H4-NH- 2 4 -NH-(CH2)3-N(C2H5)2 -NH-C6H4-SO3H -NH-C6H4-NH- 5 5 -NH-(CH2)3-CH(CH3)N(C2H5)2 -NH-CH2CH2-SO3H -NH-C6H4-NH- 5 6 -NH-(CH2)3-N(C2H5)2 -NH-CH2CH2-SO3H -NH-C6H4-NH- 2 7 -NH-(CH2)3-N(C2H5)2 -NH-CH2CH2-SO3H -NH-C6H4-NH- 2 8 -NH-(CH2)3- イミダゾリル -NH-C6H4-COOH -NH-C6H4-NH- 2
───────────3 3400, 3000, 1630, 1590,
1550, 1500, 1410 ,1220, 1160, 1030, 1000 4 3400, 3000, 1630, 1590, 1550, 1490, 1410, 122
0, 1160, 1030, 1000 5 3300, 3000, 1630, 1600, 1560, 1500, 1410, 121
0, 1160, 1030 6 3300, 3000, 1570, 1500, 1420, 121
0, 1160, 1030。
H2 −N(C2 H5 )2 、Y1 =Y 2 =−NH−CH2
−CH2 −SO3 H、Z=−NH−C6 H4 −NH−お
よびm=2〕で表される化合物の合成のために、攪拌容
器中で、タウリン25.0部を、スルホン化脂肪酸誘導
体0.4部およびシアヌル酸クロリド36.9部を含む
水/氷混合物400部に、0〜5℃で添加し、そしてp
Hを、0.2標準NaOH溶液を添加することによって
6〜9に保った。アルカリの添加後、攪拌を2時間0〜
5℃で続けた。その後、ジエチルアミノプロピルアミン
13.0部を、約40℃で添加しそしてpHを、0.2
標準NaOH溶液を添加することによって6〜9に保っ
た。アルカリの添加後、攪拌を1時間約40℃で続け
た。その後、p−フェニレンジアミン16.2部を約8
0℃で添加しそしてpHを、0.2標準NaOH溶液を
添加することによって6〜9に保った。アルカリの添加
後、攪拌をさらに約1時間80℃でそして4時間95℃
で続けた。反応混合物を室温に冷却した後、pHを、濃
塩酸で1.5に調整しそして生じた沈澱物を濾過しそし
て乾燥した。 IR(KBr,cm-1)3400,3000,175
0,1630,1500,1430,1210,116
0,1030。
れらの懸濁液をアミンでpH9〜10に調整した。この
手順の間、固体物質が溶解した。透明な溶液を調製する
ために、例1〜9において酸で沈澱した後の未乾燥プレ
スケーキに、アミンを直接添加することも可能であっ
た。
9,10−テトラカルボン酸二無水物50部を、脱イオ
ン水1440部に投入した。懸濁液を0℃に冷却した
後、40%濃度のモノメチルアミン水溶液75部を10
分間にわたって滴加した。攪拌をさらに15分間0〜5
℃で行い、次いで脱イオン水94.6部中無水塩化カル
シウム28.5部の溶液を15分間にわたって添加し
た。攪拌を1時間0〜5℃で行った後、例5からの最終
生成物の21%濃度水溶液26.0部を添加しそしてこ
の懸濁液を、80℃に加熱しそして2時間この温度で攪
拌した。その後、50℃に冷却しそしてpHを8〜8.
5に、濃ギ酸32.5部で調整した。攪拌を20分間5
0℃で続けた後、顔料配合物を単離し、塩がなくなるま
で水で洗浄しそして乾燥した。C.I. Pigment Red 179の
配合物54.8部が得られた。
ン−3,4,9,10−テトラカルボン酸二無水物50
部を、脱イオン水1357部に投入した。懸濁を0℃に
冷却した後、32%濃度のモノメチルアミン水溶液93
部を10分間にわたって滴加した。攪拌をさらに15分
間0〜5℃で行い、次いで脱イオン水94.6部中塩化
カルシウム28.5部の溶液を添加した。攪拌を1時間
0〜5℃で行った後、例4からの最終生成物の30%濃
度水溶液18.0部を添加した。この懸濁液を、80℃
に加熱しそして2時間この温度で攪拌した。その後、5
0℃に冷却しそしてpHを8〜8.5に、濃ギ酸29.
9部で調整した。攪拌を30分間50℃で続けた後、顔
料配合物を単離し、塩化物がなくなるまで水で洗浄しそ
して80℃で乾燥した。C.I. Pigment Red 179の配合物
58.8部が得られた。
し、実施例5からの最終生成物の21%濃度水溶液2
6.0部の代わりに、実施例6からの最終生成物の2
2.5%濃度水溶液23.7部を用いた。C.I. Pigment
Red179の配合物57.0部が得られてた生成物は、カ
ルシウムイオン0.4%を含んでいた。
し、例4からの最終生成物の30%濃度水溶液18.0
部の代わりに、例8からの最終生成物の30%濃度水溶
液9.0部を用いた。C.I. Pigment Red 179の配合物5
7.3部が得られた。
例4からの最終生成物の30%濃度水溶液18.0部の
代わりに、例7からの最終生成物の30%濃度水溶液1
8.0部を用いた。C.I. Pigment Red 179の配合物5
4.1部が得られた。
むC.I. Pigment Violet 23(BIOS 960,75に従って製造さ
れる)40部を、先ず100%純度のイソブタノール6
0部および98%濃度のギ酸2.5部を入れた攪拌容器
に投入した。イソブタノール(100%)80部および
脱イオン水240部を20〜25℃で攪拌しながら15
分間にわたって滴加した。その後、イソブタノールを、
100℃の蒸留温度になるまで水蒸気で共沸蒸留した。
蒸留残留物を濾過しそして濾過ケーキを塩がなくなるま
で水で洗浄した。顔料プレスケーキ64部が得られそし
て当該プレスケーキを、脱イオン水250部およびイソ
ブタノール96部ならびに例6からの最終生成物の15
%濃度水溶液24.0部とともにオートクレーブ中で攪
拌した。懸濁を125℃で3時間加熱した。80℃に冷
却し、そしてイソブタノールを、100℃の蒸留温度に
なるまで水蒸気で共沸蒸留した。蒸留残留物を濾過しそ
して濾過ケーキを水で洗浄しそして80℃で乾燥した。
C.I. Pigment Violet 23の配合物32部が得られた。
た、31.0部のC.I. Pigment Violet 23を、湿ったプ
レスケーキ(40%濃度)としてイソブタノール(100
%)96部および脱イオン水195部に投入した。濃ギ
酸2.5部およびNaCl11.0部を添加し、そして
この混合物を1時間還流した。60℃に冷却し、そして
pHを、希水酸化ナトリウム溶液で8〜9に調整した。
その後、例4からの最終生成物の15%濃度水溶液2
0.7部を添加し、この混合物を30分間攪拌しそして
イソブタノールを、100℃の蒸留温度になるまで水蒸
気で共沸蒸留した。蒸留残留物を濾過しそして濾過ケー
キを塩化物がなくなるまで水で洗浄しそして80℃で乾
燥した。C.I. Pigment Violet 23の配合物31.4部が
得られた。
率40%)の形の、30.0部のC.I. Pigment Violet
23をイソブタノール(100%)95部および脱イオン
水195部に投入し、そして攪拌を1時間行って均一の
混合物を得た。例6からの最終生成物の27%濃度水溶
液13.7部を添加しそしてこの混合物を還流温度に加
熱しそして1時間還流した。その後、イソブタノールを
水蒸気で蒸留した。蒸留残留物を濾過しそして濾過ケー
キを水で洗浄しそして80℃で乾燥した。C.I.Pigment
Violet 23の配合物30.5部が得られた。
0%)の形の、30部のC.I. Pigment Violet 23を、脱
イオン水280部に投入しそして15分間攪拌して均一
の混合物を得た。後者を90〜95℃に加熱し、例7か
らの最終生成物の23%濃度水溶液13.3部を添加し
そしてこの混合物を攪拌しながら30℃に冷却した。濾
過および80℃での乾燥後、C.I. Pigment Violet 23の
配合物29.5部が得られた。
%)の形の2,9−ジメチルキナクリドン(C.I. Pigmen
t Red 122)44部を、先ずイソブタノール(100%)
270部、水酸化ナトリウム2.5部および脱イオン水
50部を入れた攪拌容器に投入した。懸濁液を15分間
約20℃で攪拌し次いでオートクレーブ中125℃で3
時間加熱した。次いでイソブタノールを水蒸気蒸留によ
って除去し、例3からの最終生成物の17.5%濃度水
溶液25.1部を50℃で水性懸濁液に添加した。攪拌
をさらに3時間20〜25℃で続けた。その後、混合物
を濾過しそして濾過ケーキを水で洗浄しそして80℃で
乾燥した。C.I. Pigment Red 122の配合物43.4部が
得られた。
あった。但し、顔料配合物は、濾過による代わりに、噴
霧乾燥により単離した。C.I. Pigment Violet 23の配合
物23部が得られた。
23.5%)の形の、銅フタロシアニン(C.I. Pigment
Blue 15)23部を、脱イオン水250部に投入しそして
一晩攪拌して均一の混合物を得た。次いで後者を80℃
に加熱しそしてジメチルエタノールアミンでpH9〜
9.5に調整し、そして例6からの最終生成物の22%
濃度水溶液10.2部を添加した。攪拌をさらに30分
間続け、その際当該混合物は室温に冷却された。その
後、この混合物を濾過し、次いで濾過ケーキを水で洗浄
しそして80℃で乾燥した。C.I. Pigment Blue 15の配
合物23.3部が得られた。
例6からの最終生成物の22.6%濃度水溶液30部中
に分散した。脱イオン水6部の添加は、レオロジーが評
点4と評価される低粘度分散物を与えるが、例6からの
最終生成物なしで得られたペーストのレオロジーは完全
に硬化(評点1)と評価された。
2 /gのBET比表面積を有しそして水性懸濁液中2.
5のpHを有するガスブラック8.0部を、脱イオン水
71.2部中に、60分間溶解機を用いて、例4からの
最終生成物の22%濃度水溶液1.8部を添加して分散
した。レオロジーが4と評価される易流動性分散物が得
られたが、本発明による化合物を除くと、僅かに硬化し
た分散物(評点2)が生じた。
のガスブラック5.0部を、16%濃度の水性ポリウレ
タン分散物42.5部中に、ガラスビーズ(直径1.0
mm)50部の存在下に溶解機中で60分間、例6から
の最終生成物の水溶液2.2部および市販の消泡剤0.
5部を添加して分散した。レオロジーが4と評価され
る、易流動性の、安定な分散物が得られた。
nt Violet 23の40%濃度の湿ったプレスケーキ50.
0部に、例6からの最終生成物の22%濃度水溶液8.
5部の添加と共に、添加した。ガラスビーズ(直径1.
0mm)100部を添加しそして分散を60分間実験室
用ビーズミル中で行った。ビーズをふるい分けにより取
り除いた後、レオロジーが5と評価されるC.I. Pigment
Violet 23の易流動性分散物が得られた。
Red179)6.0部、16%濃度の水性ポリウレタン分散
物53.4部および市販の消泡剤0.6部を、溶解機の
中で15分間、例6からの最終生成物の22%濃度水溶
液2.8部と一緒に均一化した。ガラスビーズ(直径
1.0mm)100部の添加後、分散を60分間実験室
用ビーズミル中で40℃で行った。易流動性ペースト
(レオロジー5)が得られ、それは、18%濃度の水性
ポリウレタン樹脂119.2部および脱イオン水20.
8部で稀釈(dilution ("thinning")) した後、本発明に
よる物質を添加せずに分散した顔料(比較例)と比較し
て、顕著により着色力のよい塗膜を与えた。
3、25%濃度の水性ポリウレタン樹脂47.5部およ
び市販の消泡剤0.5部を、例6からの最終生成物の2
2%濃度水溶液5.5部の添加の後、均一の混合物が得
られるまで、溶解機の中で15分間攪拌し、次いで、ガ
ラスビーズ(直径1.0mm)90部の添加後、60分
間、ミニサンドミル中で摩砕した。ビーズをふるい分け
により除去した後、稀釈を、15.3%濃度の水性ポリ
ウレタン分散物330.1部および脱イオン水9.9部
を用いて行った。この塗料を用いて、本発明による化合
物なしのペースト(比較例)と比較して明白により着色
力のよいそしてより光沢のある塗膜が得られた。
顔料配合物20.0部、脱イオン水44.0部および2
7%濃度の水性ポリアクリラート樹脂36.0部を15
分間溶解機を用いて均一化した。二酸化ジルコニウムビ
ーズ(直径1.0〜1.6mm)660部およびさらに
33.3部の脱イオン水を添加した後、この懸濁液を9
0分間0.5lの実験室用ビーズミル中で分散した。非
常に良好な流動特性および長い貯蔵寿命を有する15%
濃度の顔料ペーストが得られた。このペーストを水性ポ
リウレタン分散物を用いて稀釈して5%の顔料含有率に
し、そしてそれを用いて、米国特許第4,496,73
1号,実施例5に従って製造される顔料と比較して、顕
著により着色力のよいそしてより透明な塗膜が得られ
た。
の顔料配合物6.0部、市販の消泡剤0.5部および3
0%濃度の水性ポリエステル分散物53.5部を、溶解
機を用いて15分間予混しそして、ガラスビーズ(直径
1.0mm)100部の添加後、ミニサンドミル中で5
0℃で60分間分散した。良好な流動特性を有する10
%濃度の顔料ペーストが得られた。このペーストを、2
6%濃度の水性ポリエステル/メラミン樹脂分散物90
部を用いて、3%の顔料含有率に稀釈し、そしてそれを
用いて、米国特許第4,496,731号に従って製造
される顔料と比べて顕著により着色力のよいそしてより
透明な塗膜が得られた。
の配合物6.0部、16%濃度の水性ポリウレタン分散
物53.4部および市販の消泡剤0.6部を溶解機の中
で15分間均一化した。ガラスビーズ(直径1.0m
m)100部の添加後、分散を60分間ミニサンドミル
中で40℃で行った。市販の顔料と比べてより良好な流
動特性を有するペーストが得られ、そして、18%濃度
の水性ポリウレタン樹脂119.2部および脱イオン水
20.8部で稀釈した後、米国特許第4,496,73
1号または米国特許第4,189,582号に従って製
造された顔料と、そして、米国特許第3,580,82
7号,例5および米国特許第4,314,001号,例
3に記載されたような、添加剤を含む顔料配合物と比較
して明白により透明なそしてより着色力のよい塗膜が得
られた。
レオロジー挙動と、米国特許第4,496,731号,
例5により製造された顔料のレオロジー挙動とを比較す
るため、流動曲線を、回転粘度計を用いて記録した(条
件:22℃、10分間の静止、2分間で最大回転数に増
加、1分間維持そして2分間で回転数を0に低下)。本
発明による顔料配合物は、比較例と比べて約25%の粘
度の低下を示した。
33により測定される)の比較は、次の値を与えた:例
Jからの本発明による化合物を含む顔料配合物:27.
5度、米国特許第4,189,582号,例2による顔
料配合物:23度、米国特許第4,496,731号,
例5による顔料配合物:21度。
23の顔料配合物12.0部、市販の消泡剤0.5部およ
び20%の水性ポリウレタン樹脂溶液47.5部を、ガ
ラスビーズ(直径1.0mm)100部の添加後、ミニ
サンドミル中で40℃で60分間分散した。非常に良好
な流動特性を有する20%濃度の顔料ペーストが得られ
た。このペーストを、15.3%濃度の水性ポリウレタ
ン分散物330.1部および脱イオン水9.9部で稀釈
して3%の顔料含有率とし、そしてそれを用いて、未処
理顔料(比較例)および米国特許第4,253,839
号,例2により製造される顔料に比べて、より高い光沢
を有する、かなりより透明なそしてより着色力のよい塗
膜が得られた。
Claims (10)
- 【請求項1】 一般式IV 【化1】 〔式中Xは式IVa −A1 −D1 −NR1 R2 IVa (式中A1 は、O、S及びNR3 (但しR3 は水素ある
いは、置換されていないかまたはOH基により置換され
ているC1 〜C22−アルキル基またはC3 〜C22−アル
ケニル基である。)からなる群から選択される架橋構成
員であり、D1 はアリーレン基または枝分かれしたもし
くは直鎖のC2 〜C12−アルキレン基であり、これらは
基A2 から選択される1またはそれ以上の架橋構成員に
よって中断されることができ、そしてA2 は、A1 と無
関係に、A1 と同一の置換基群から選択され、そしてR
1 およびR2 は、互いに無関係に、枝分かれしたまたは
直鎖のC1 〜C20−アルキル基またはC3 〜C20−アル
ケニル基であるか、あるいはR1 およびR2 は、窒素原
子と一緒になって、不飽和のまたは飽和した5員または
6員環を形成し、この環は付加的に1個または2個の窒
素原子、酸素原子または硫黄原子を、更に別のヘテロ原
子として、環中に含むことができる。)で表される基で
あるか、または式中Xは式IVb 【化2】 (式中R4 はC1 〜C6 −アルキル基である。)で表さ
れる基であり、そしてY1 およびY2 は、互いに無関係
に、それぞれ式IVc −A3 −D2 −E1 IVc (式中A3 はA1 と無関係でありそしてA1 と同一の置
換基群から選択される架橋構成員であり、D2 はD1 と
無関係でありそしてD1 と同一の置換基群から選択され
るかあるいはCH2 または直接結合であり、そしてE1
はアニオン形成基である。)で表される基であり、そし
てZは式IVd −A4 −Z* −A4 − IVd (式中A4 はA1 と無関係でありそしてA1 と同一の置
換基群から選択される架橋構成員でありそしてZ* は基
CO、枝分かれしたまたは直鎖のC2 〜C25−アルキレ
ン基、C5 〜C6 −シクロアルキレン基またはC6 〜C
14−アリーレン基であり、これらは置換されてないかま
たはCOOM、SO3 M、Cl、OHまたはアルコキシ
基(但しMは、水素、金属またはアンモニウムイオンで
あり、このアンモニウムイオンは置換されていないかま
たは脂肪族、芳香族もしくは芳香脂肪族基によって置換
されている。)によって置換されており、そして、これ
らの環式化合物中、炭素原子のいくつかは、ヘテロ原子
の窒素、酸素または硫黄によって置き換えられていても
よい。)で表される基であるか、またはZは一般式IV
eおよびIVf −NH−C6 H4 −A5 −C6 H4 −NH− IVe −NH−C2 〜C3 −アルキレン−A5 −C2 〜C3 −アルキレン−NH− IVf (式中A5 は式CR5 R6 、NR7 、O、SO、SO2
またはCO(但しR5 およびR6 は互いに無関係に枝分
かれしたもしくは直鎖のC1 〜C4 −アルキル基または
水素であることができ、そしてR7 は、R3 と無関係
に、R3 と同一の置換基群から選択される。)で表され
る基である。)で表される架橋構成員であるか、または
Zは式IVd、IVeおよびIVfで表される基の任意
の組合せであり、そしてmは1〜100の整数であ
る。〕で表されることを特徴とする、トリアジン化合
物。 - 【請求項2】 Xが式IVa −A1 −D1 −NR1 R2 IVa 〔式中、A1 は、O及びNR3 (但しR3 は水素あるい
は、置換されていないかまたはOH基によって置換され
ているC1 〜C22−アルキル基またはC3 〜C22−アル
ケニル基である。)からなる群から選択される架橋構成
員であり、D1 はアリーレン基または枝分かれしたもし
くは直鎖のC2 〜C12−アルキレン基であり、これらは
基A2 から選択される1またはそれ以上の架橋構成員に
よって中断されていてもよく、そしてA2 は、A1 と無
関係に、A1 と同一の置換基群から選択され、そしてR
1 およびR2 は、互いに無関係に、枝分かれしたまたは
直鎖のC1 〜C20−アルキル基またはC3 〜C20−アル
ケニル基であるか、またはR1 およびR2 は、窒素原子
と一緒になって、不飽和のまたは飽和した五員または六
員環を形成し、この環は付加的に1個または2個の窒素
原子または酸素原子を、更に別のヘテロ原子として、環
中に含むことができる。〕で表される基であるか、また
はXが、式IVb 【化3】 〔式中R4 はC1 〜C6 −アルキル基である。〕で表さ
れる基であり、そしてY1 およびY2 は、互いに無関係
に、それぞれ式IVc −A3 −D2 −E1 IVc 〔式中A3 はA1 と無関係でありそしてA1 と同一の置
換基群から選択される架橋構成員であり、D2 はD1 と
無関係でありそしてD1 と同一の置換基群から選択され
るかあるいはCH2 または直接結合であり、そしてE1
はCOOMまたはSO3 M(但しMは水素原子、アルカ
リ金属もしくは化学量論的量のアルカリ土類金属、また
はアンモニウムイオンであり、このアンモニウムイオン
は置換されていないかまたは脂肪族、芳香族もしくは芳
香脂肪族基によって置換されている。)である。〕で表
される基であり、そしてZが式IVd −A4 −Z* −A4 − IVd 〔式中A4 はA1 と無関係でありそしてA1 と同一の置
換基群から選択される架橋構成員であり、そしてZ* は
基CO、NR3 (但しR3 は上述の意味を有する。)、
枝分かれしたまたは直鎖のC2 〜C25−アルキレン基、
C5 〜C6 −シクロアルキレン基またはフェニレン基で
あり、これらは置換されていないかまたはCOOMもし
くはSO3 M(但しMは上述の意味を有する。)によっ
て置換されており、そして、これらの環式化合物中、炭
素原子のいくつかは、ヘテロ原子の窒素または酸素によ
って置き換えられていてもよい。〕で表される基である
か、またはZが式IVdで表される基の組合せであり、
そしてmが1〜100の整数である、請求項1記載の式
IVで表されるトリアジン化合物。 - 【請求項3】 Xが式IVg −NR8 −D1 −NR1 R2 IVg 〔式中、R8 はメチル基または水素であり、D1 は枝分
かれしたまたは直鎖のC2 〜C6 −アルキレン基または
フェニレン基でありそしてR1 およびR2 は、互いに無
関係に、枝分かれしたもしくは直鎖のC1 〜C6 −アル
キル基であるか、またはR1 およびR2 は、窒素原子と
一緒になって、不飽和のまたは飽和した五員または六員
環を形成し、この環は付加的に1個または2個の窒素原
子または酸素原子を、更に別のヘテロ原子として、環中
に含むことができる。〕で表される基であり、そしてY
1 およびY2 が、互いに無関係にそれぞれ式IVh −NR9 −D2 −E1 IVh 〔式中、R9 はR8 と無関係でありそしてR8 と同一の
基から選択される置換基であり、そしてD2 はD1 と無
関係でありそしてD1 と同一の置換基群から選択される
かまたはCH2 もしくは直接結合であり、そしてE1 は
COOMまたはSO3 M(但しMは水素、アルカリ金属
もしくは化学量論的量のアルカリ土類金属、またはアン
モニウムイオンであり、このアンモニウムイオンは置換
されていないかまたは脂肪族、芳香族または芳香脂肪族
基によって置換されている。)である。〕で表される基
であり、そしてZが式IVi −NR10−Z* −NR10 IVi 〔式中、R10はメチル基または水素であり、そしてZ*
は基C2 〜C6 −アルキレン基またはフェニレン基であ
り、これらは置換されていないかまたはCOOMもしく
はSO3 M(但しMは上述の意味を有する。)によって
置換されているか、またはZ* は式IVj −C2 〜C3 −アルキレン−Z**−C2 〜C3 −アルキレン IVj (ただしZ**は基N−C1 〜C20−アルキル基、NHま
たはOである。)で表される基である。〕で表される基
であり、そしてmが1〜30の整数である、請求項1記
載の式IVで表されるトリアジン化合物。 - 【請求項4】 別々の容器中で、まず、式Y1 −Hで表
される化合物(第一反応バッチ)および式Y2 −Hで表
される化合物(第二反応バッチ)をそれぞれ水溶液中で
シアヌル酸ハロゲン化物と、0〜10℃の温度で反応さ
せ、次いで第一反応バッチ中で形成される中間体を式X
−Hで表される化合物と、そして第二反応バッチ中で形
成される中間体を式ZH2 で表される化合物と、それぞ
れ、20〜60℃の温度で反応させ、次いでこれらの2
つの反応バッチを合わせそして使用したシアヌル酸ハロ
ゲン化物1モルあたり0.1〜0.6モルのZH2 と、
70〜150℃の温度で反応させることを特徴とする、
請求項1記載の化合物の製造方法。 - 【請求項5】 2つの反応バッチを合わせる前に既にZ
H2 の全量が第二反応バッチ中に存在している、請求項
4記載の方法。 - 【請求項6】 請求項1〜3のいずれか1つに記載の化
合物を、界面活性剤として使用する方法。 - 【請求項7】 請求項1〜3のいずれか1つに記載の化
合物を、水性媒体中で固体のための分散剤、乳化剤また
は分配剤として使用する方法。 - 【請求項8】 請求項1〜3のいずれか1つに記載の化
合物を、無機質、作物保護剤、染料、顔料および蛍光増
白剤のための分散剤として使用する方法。 - 【請求項9】 無機または有機顔料のための分散剤とし
て使用する、請求項8の方法。 - 【請求項10】 多環式顔料のための分散剤として使用
する、請求項9の方法。
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