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JP3114627B2 - 半導体記憶装置 - Google Patents

半導体記憶装置

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JP3114627B2
JP3114627B2 JP25020396A JP25020396A JP3114627B2 JP 3114627 B2 JP3114627 B2 JP 3114627B2 JP 25020396 A JP25020396 A JP 25020396A JP 25020396 A JP25020396 A JP 25020396A JP 3114627 B2 JP3114627 B2 JP 3114627B2
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area
circuit
cell
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和之 山崎
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NEC Corp
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、不揮発性を有する
半導体記憶装置に関し、特に多値メモリに適用して有効
な技術に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の不揮発性半導体記憶装置として、
特に多値のマスクROMの一般的な構成を図9に示す。
尚、これは特開平6−378683号公報に記載された
ものである。このマスクROMは、外部システムから入
力されるアドレス信号A0〜An(n=0、1、2・・
・)を内部C−MOSレベルに変換する入力バッファ回
路1と、上記入力バッファ回路1から出力されたアドレ
ス信号O1〜Onの組み合わせに従い、所望のワード選
択線Wn及びビット線D0〜Dnを選択し、所望のメモ
リセルTrを選択するデコード回路21、22、23
と、
【0003】複数のメモリセルTrがマトリックス状に
配置され、それぞれのメモリセルTrの閾値電圧を不純
物のイオン注入によって4種類の異なる電圧に制御する
ことが可能なメモリセルアレイ3と、上記デコード回路
22、23によって選択されたメモリセルTrに書き込
まれている計4種類の閾値電圧を検出するセンスアンプ
回路41、42と、上記センスアンプ回路4により、検
出された計4種類のメモリセル閾値電圧を、それぞれ4
通りの2ビットの進信号00、01、10、11に変換
する閾値電圧変換回路51、52と、上記閾値電圧変換
回路51、52から出力した2ビットの2進信号を外部
システムに出力する出力バッファ61、62、63、6
4とから構成される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のように構成され
た従来の多値のマスクROMにおいて、特にメモリセル
Trに4通りの閾値電圧を設定する4値のマスクROM
は、メモリセルTrの閾値電圧を2通りに設定する2値
のマスクROMに対して、メモリセルビット容量密度は
2倍となるため高集積化という点に関しては非常に有利
である。
【0005】しかしながら4値マスクROMは2値マス
クROMに対して以下の点で劣っている。 (1)マスクROMで一般的な電流検出型センスアンプ
では、選択されたメモリセルTrのゲート電極を成すワ
ード選択線の電圧レベルを上げて選択メモリセルTrの
チャネルを活性化し、その際に選択メモリセルTrのド
レイン−ソース間を流れる電流値がメモリセルTrの閾
値電圧によって異なることを利用して閾値電圧を決定す
る。この時ワード選択線の電圧レベルは、メモリセルT
rを活性化するため閾値電圧以上に上げなければならな
い。
【0006】従って、4値マスクROMでは4通りの閾
値電圧(Vt0,Vt1,Vt2,Vt3:0V<Vt
0<Vt1<Vt2<Vdd<Vt3)を設定する際、
最も高い閾値電圧(Vt3)を除く3つの閾値電圧(V
t0,Vt1,Vt2)を必ずある電圧範囲内(0V〜
Vdd)に設定しなければならない。このため2番目に
高い閾値電圧(Vt2)を検出するためには、ワード選
択線レベルを上記2番目に高い閾値電圧(Vt2)まで
上げなければ読み出しは不可能である。
【0007】一方、2値マスクROMでは、4値マスク
ROMの場合と同様の電圧範囲内(0V〜Vdd)に2
通りの閾値電圧(Vt0、Vt3:0V<Vt0<Vd
d<Vt3)の内、低い方の閾値電圧(Vt0)を設定
すればよいので、ワード選択線がVt0より高くなった
時点で読み出しが可能になる。つまり4値マスクROM
では、ワード選択線をVt2まで上げなければ読み出し
ができないが、2値マスクROMでは、ワード選択線を
Vt0まで上げれば読み出しが可能となり、その結果と
して、ワード選択線を高いレベルまで上げなければなら
ない分、4値マスクROMでは読み出しスピードの遅れ
が生じる。
【0008】(2)4値マスクROMではセンスアンプ
回路後に、閾値電圧変換回路等の多値(4値)データ変
換回路を介してデータを読み出すため、読み出しスピー
ドが上記多値(4値)データ変換回路の遅延分だけ遅れ
る。上記2点により、4値マスクROMは読み出しスピ
ードにおいて、2値マスクROMに劣る。
【0009】以上に述べたことを考慮に入れ、例えばシ
ステムの同一チップセット中のアプリケーションにおい
て、ランダムアクセスでアクセススピード100ns以
下の高速性が求められる基本アルゴリズム等のプログラ
ムと、シーケンシャルアクセスでアクセススピードは1
μs程度で良いが数百M bitの大容量を要する画像・音
声圧縮データ等のプログラムとの両方が必要で、そのプ
ログラムの両方をマスクROMで供給しようとした場合
に考えられるのは、高速・大容量マスクROMの開発、
もしくは高速性を重視したマスクROM(例えば2値マ
スクROM)と高集積化を重視したマスクROM(例え
ば4値マスクROM)とを別々に開発し、2チップで実
現する方法である。
【0010】前者の方法では、基本的に高速アクセスに
有利な2値マスクROMで大容量を実現しなければなら
ないため、チップ面積が増加してしまい、その結果ウェ
ハー当たりの収率が減少しコストの増加を招いてしま
う。
【0011】また、後者の方法では、システムを構成す
るチップセット中に2つのマスクROMを実装しなけれ
ばならないので、システム基板上のマスクROM占有率
が増加してしまい、結果としてユーザーのシステム基板
設計の自由度が低下してしまう。また同時に2種類の異
なる機能を有するマスクROMの開発を行わなければな
らないので、開発に要する工数が著しく増加してしま
う。
【0012】従って、本発明は1チップのマスクROM
上に閾値電圧の設定数が異なり且つ長所・短所も異なる
複数のメモリセル領域を実現することにより、上記欠点
を除去した高速・高集積マスクROMを提供することを
目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明においては、上記
目的を達成するために、同一チップ内に複数のメモリセ
ル領域を有し、複数のメモリセル領域には異なる値数の
メモリセル領域が存在し、それぞれのメモリセル領域内
は1種類の値数の複数のセルから成る半導体記憶装置で
あって、各メモリセル領域は、それぞれのメモリセル領
域内のメモリセルの値数を検出する領域検出用素子を各
メモリセル領域内に備えたことを特微としている。
【0014】また、上記領域検出用素子は、アドレス信
号が選択したセルが値数の内、何値の値数であるかを記
億したものとし、領域検出用素子の検出値数に応じて周
辺回路が動作するものであるとするとよい。
【0015】また、上記領域検出用素子は、その素子が
属するメモリセル領域のメモリセルと同じメモリセルで
形成され、複数のメモリセル領域の各々と、対応する上
記領域検出用素子とはそれぞれワード単位で複数のワー
ド線を介して接続され、さらに、この複数のワード線を
選択的に駆動する選択駆動手段を設け、上記領域検出用
素子は上記選択駆動手段に最も近い位置に配するとよ
い。
【0016】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図1〜図8
に示す。図1は本発明の実施の形態によるマスクROM
のブロック図、図2及び図3は図1中のメモリセルアレ
イレイアウト及び断面図、図4は図1中のセンスアンプ
回路図、図5は図1中の領域検出回路図、図6は図1中
の出力選択回路図、図7は図1中の多値データ変換回路
図、図8は図1中のラッチ回路図の一例を示す。
【0017】図1において101〜108はアドレス入
力端子であり、109は入力バッファ回路、161は最
上位アドレス用入力バッファ、110〜117はアドレ
ス入力信号の相補信号、118はロウデコード回路、1
19〜121はワード選択線、122〜130はビット
線、131〜154はメモリセルTr、214はメモリ
セル領域、155〜157は領域検出用Tr、213は
領域検出用セル領域、158はカラムデコード回路、1
62,163はセンスアンプ回路、164は領域検出用
回路、168,169は出力選択回路、180,181
は多値データ変換回路、184,185はラッチ回路、
188,189は出力バッファ回路、190,191は
データ出力端子、301は3つのリファレンスレベル発
生用基準電圧発生回路、500はATD回路、である。
また、その他の159,160,178,179,19
0〜212,501〜502等は、各回路間のデータ線
上の信号を示している。
【0018】次に上記構成による動作について説明す
る。アドレス入力端子101〜108より入力するアド
レス信号は、入力バッファ回路109でCMOSレベル
に変換され、相補信号110〜117として次の回路に
入力される。次にロウデコード回路118において、上
記入力アドレス信号から生成した相補信号110〜11
4の組合わせにより、ワード選択線119〜121の内
の1本が選択されてHレベルとなる。同様にカラムデコ
ード回路158において、上記入力アドレス信号から生
成した相補信号115,116の組合わせにより、ビッ
ト線123〜126の内の1本が選択されてセンスアン
プ回路162又は163にスイッチングTrを介して接
続される。
【0019】ここで、例えば図1中の140のメモリセ
ルTrを選択するようなアドレス入力信号が入力した場
合は、ロウデコード回路118により、ワード選択線1
20が選択されてHレベルとなり、カラムデコード回路
158によりビット線124が選択されてセンスアンプ
回路163に接続される。
【0020】マスクROMの場合、各メモリセルに対す
るデータの書込は、各メモリセルTr131〜154の
チャネル領域へのイオン加速装置を用いた不純物イオン
の高エネルギーイオンの注入濃度によって行う方法が一
般的である。図2はメモリセルアレイレイアウト図、図
3は図2のA−A’断面図である。
【0021】図2、図3において、241はPウェル拡
散層領域、242はフィールド酸化膜、215〜217
はN+ 拡散層配線、210,218〜220はワード選
択線を成す多結晶シリコン配線、221〜226はそれ
ぞれメモリセルTrチャネル領域、239はシリコン酸
化膜を示す。メモリセルTrは、図2中のN+ 拡散層配
線215〜217と多結晶シリコン配線210との交差
部227〜235をソースまたはドレインとして形成さ
れ、上記交差部227〜235に挟まれた部分をTrチ
ャネル領域221〜226として形成される。
【0022】ここで、例えばN+ 拡散層配線215をG
NDに接地し、N+ 拡散層配線216に電流源を有し且
つその電流源から流れ出す電流値を検出することが可能
な電流検出型増幅回路に接続し、N+ 拡散層配線217
をN+ 拡散層配線216と等電位に保ち、多結晶シリコ
ン配線218をHレベル、他の多結晶シリコン配線21
9,220をLレベルとした場合、ソースを227、ド
レインを228、チャネル領域を221とするメモリセ
ルTr236が構成され活性状態となる。
【0023】この時上記電流検出型増幅回路の電流源に
より上記メモリセルTr236のドレイン−ソース間電
流(Ids)238が生じる。このドレイン−ソース間
電流238は、メモリセルTr236の閾値電圧(V
t)をパラメータの1つとして値が変化するので、例え
ば閾値電圧が低い場合をデータ“1”、閾値電圧が高い
場合をデータ“0”と決め、それぞれの閾値電圧におけ
るドレイン−ソース間電流を上記電流検出型増幅回路で
検出することにより、1ビットデータの読み出しが実現
される。
【0024】また上記閾値電圧はメモリセルTr236
のチャネル領域221の不純物イオン濃度によって決ま
るので、例えばチャネル領域221にP型不純物イオン
のボロンイオンを注入した場合、閾値電圧はボロンイオ
ン注入を行わないメモリセルTrよりも高くなり、ドレ
イン−ソース間電流も減少する。従って、上記ボロンイ
オン注入によりメモリセルTrに対するデータの書き込
みが可能となる。
【0025】以上のような手段により、1つのメモリセ
ルTrに0または1の2通りのデータ書き込みを行う2
値マスクROMにおいては、2種類の閾値電圧(Vt
0、Vt3)を、また1つのメモリセルTrに00また
は01または10または11の4通りのデータ書き込み
を行う多値マスクROMにおいては、4種類の閾値電圧
(Vt0、Vt1、Vt2、Vt3)を、それぞれメモ
リセルTrに設定することでデータの書き込みが可能と
なる。
【0026】ここで、図1のマスクROMにおけるメモ
リセル領域214のメモリセルTrにおいて、ワード選
択線119をゲート入力とするメモリセルTr列131
〜138に対して4種類の閾値電圧を設定し、ワード選
択線120,121をゲート入力とするメモリセルTr
列139〜146及び147〜154に対して2種類の
閾値電圧を設定したとする。またこの時、領域検出用セ
ル領域213の領域検出用セルTr155〜157には
2種類の閾値電圧を設定する。
【0027】さらに4種類の閾値電圧が設定されたメモ
リセルTr列131〜138と同一ワード選択線119
をゲート入力とする領域検出用セルTr155に対して
は低い方の閾値電圧Vt0を設定し、逆に2種類の閾値
電圧が設定されたメモリセルTr列139〜146及び
147〜154と同一ワード選択線120及び121を
ゲート入力とする領域検出用セルTr159、160に
対しては高い方の閾値電圧Vt3を設定する。
【0028】つまり領域検出用Trの閾値電圧がVt0
の場合は、領域検出用Trとワード選択線とを共通とす
るメモリセルTr列は全て4値セル領域となり、領域検
出用Trの閾値電圧がVt3の場合は、領域検出用Tr
とワード選択線とを共通とするメモリセルTr列は全て
2値セル領域となるように決めておく。なお、領域検出
用Trに設定する閾値電圧値は任意であり、Vt0、V
t3をどちらのメモリセル領域に割り当てるかも自由で
ある。また4値セル領域と2値セル領域とはワード選択
線単位で自由に分割が可能である。
【0029】メモリセルTrの情報はカラムデコーダ1
58によりセンスアンプ回路163に伝達され、選択メ
モリセルに設定された閾値電圧に応じて異なるメモリセ
ルTrドレイン−ソース間電流の大小によって、メモリ
セルTr閾値電圧を検出する。本実施の形態におけるセ
ンスアンプ回路162は、4値セル領域のメモリセルT
rを選択した場合は4つの異なる閾値電圧(Vt0、V
t1、Vt2、Vt3)をセンスし、2値セル領域のメ
モリセルTrを選択した場合は2つの異なる閾値電圧
(Vt0、Vt3)をセンスしなければならない。
【0030】上記4つの異なる閾値電圧をセンスするた
めには図4に示すような3つの電流検出型増幅回路が必
要となる。この電流検出型増幅回路の各々にはそれぞれ
に3つの異なるリファレンス電圧ref1(192)、
ref2(193)、ref3(194)が入力され
る。この3つのリファレンス電圧は図1の基準電圧発生
回路301で作られる。
【0031】基準電圧発生回路301では、例えば4値
セル領域のメモリセルTrに設定する4つの閾値電圧の
大小関係が0V<Vt0<Vt1<Vt2<Vdd<V
t3であるとした場合、基準電圧ref1は閾値電圧を
Vt0に設定したメモリセルTrと同構造のTrを用い
て、基準電圧ref2は閾値電圧をVt1に設定したメ
モリセルTrと同構造のTrを用いて、基準電圧ref
3は閾値電圧をVt2に設定したメモリセルTrと同構
造のTrを用いて作っている。この基準電圧を各電流検
出型増幅回路に入力し、同時に各電流検出型増幅回路入
力されたメモリセルからの出力電圧159と比較しその
結果を出力選択回路168に入力する。
【0032】選択したメモリセルTrが2値セルである
か4値セルであるかの判定は、ワード選択線単位におい
て前述した領域検出用Trの閾値電圧の大小を領域検出
回路164で検出することにより行う。領域検出回路1
64は図5に示すような通常の電流検出型増幅回路によ
り実現可能である。この領域検出回路164には基準電
圧発生回路301で作られた基準電圧ref1が入力さ
れており、この基準電圧ref1と領域検出用セルTr
からの出力電圧122とを比較し、その結果を出力選択
回路168に入力する。
【0033】ここでは仮に選択されたワード選択線下の
メモリセルTr列が4値セルの場合(領域選択セルTr
の閾値が低い場合)は、領域検出回路164の出力16
5がLレベルを出すように、選択されたワード選択線下
のメモリセルTr列が2値セルの場合(領域選択セルT
rの閾値が高い場合)は、領域検出回路164の出力1
65がHレベルを出すように領域検出回路164を設計
しておくものとする。
【0034】また領域検出用セルTrはワード選択線の
根元に配置することにより、ワード選択線の抵抗容量成
分による遅延の影響を最小限にするとともに、カラムデ
コード回路158を介さずに領域検出用Trの出力が直
接領域検出回路164に接続されているため、メモリセ
ルTrのデータが出力選択回路168に伝達されるより
先に領域検出用Trの情報が出力選択回路168に伝達
される。
【0035】図6に出力選択回路図168を示す。2値
セル領域のメモリセルTrが選択された場合、前述した
とおり領域検出回路164の出力165はLレベルとな
る。従って図6のトランスファゲート401のみがON
し、3つのセンスアンプ出力195〜197の内、19
5が出力バッファ回路188に接続され、データ190
が出力される。センスアンプ出力195はメモリセルT
rの閾値電圧がVt0の場合Hレベルとなり、Vt0よ
り高い場合Lレベルとなる。2値セル領域のメモリセル
Trには、Vt0、Vt3(Vt0<Vt3)の2通り
の閾値電圧のいずれかが設定されているので、メモリセ
ルTrの閾値電圧に従って出力バッファ回路188にH
またはLのデータが伝達され、外部にデータ190が出
力される。
【0036】一方、4値セル領域のメモリセルTrが選
択された場合、領域検出回路出力164はHレベルとな
り、図6のトランスファーゲート402〜404がON
し、3つのセンスアンプ出力195〜197がそれぞれ
多値データ変換回路180の入力201〜203に接続
される。
【0037】センスアンプ出力195は、メモリセルT
rの閾値電圧がVt0の場合はHレベル、Vt0より高
い場合(Vt1、Vt2、Vt3の場合)はLレベルと
なる。センスアンプ出力196は、メモリセルTrの閾
値電圧がVt0、Vt1の場合はHレベル、Vt1より
高い場合(Vt2、Vt3の場合)はLレベルとなる。
センスアンプ出力197は、メモリセルTrの閾値電圧
がVt0、Vt1、Vt2の場合はHレベル、Vt2よ
りも高い場合(Vt3の場合)はLレベルとなる。
【0038】従って、メモリセルTrの閾値電圧がVt
0の場合、センスアンプ出力195,196,197は
それぞれH,H,H、メモリセルTrの閾値電圧がVt
1の場合、センスアンプ出力195,196,197は
それぞれL,H,H、メモリセルTrの閾値電圧がVt
2の場合、センスアンプ出力195,196,197は
それぞれL,L,H、メモリセルTrの閾値電圧がVt
3の場合、センスアンプ出力195,196,197は
それぞれL,L,Lとなる。
【0039】上記3つのセンスアンプ出力195、19
6、197は図7の多値データ変換回路180により、
Vt0、Vt1、Vt2、Vt3のセル閾値電圧がそれ
ぞれLL、LH、HL、HHという2ビットのデータに
変換される。
【0040】多値データ変換回路180で変換された2
ビットデータは図8に示したラッチ回路184に一旦保
持され、その後最上位アドレス信号117に従って1ビ
ットづつ出力バッファ回路188に入力され、外部に出
力される。このように4値セル選択時には、得られた2
ビットデータを一旦ラッチ回路で保持し、1ビットづつ
出力することによって、2値セル選択時と同様の出力幅
での4値セル読み出しが可能となる。
【0041】尚、アドレス信号の本数は、全てのメモリ
セル領域を4値セルにした場合のアドレス空間を選択で
きるように設定し、最上位アドレスはラッチ回路でのデ
ータ吐き出しに使用する。例えば、全て4値セルでメモ
リセルを構成した場合に、総容量256Mbitで出力
ビット数が16ビットの多ビットマスクROMを実現し
ようとした場合、アドレス空間は000000〜FFF
FFFでアドレスはA0〜A23の24本必要である。
一方、このマスクROMにおいてメモリセルを全て2値
セルにした場合、総容量は半分の128Mbitとな
り、アドレス空間は000000〜7FFFFFで必要
なアドレスはA0〜A22の23本に減る。
【0042】つまり最上位アドレスA23は4値セル選
択時のみに必要であり、2値セル選択時には必要ない。
従って本実施の形態では図1に示すように、最上位アド
レス108用のアドレスバッファ161を別に配置し、
領域検出回路164のセル領域検出結果165により2
値セル読み出しの場合は最上位アドレスバッファ161
からのアドレス相補信号117を無効にしている。
【0043】上述したように本実施の形態によれば、メ
モリセル領域中に2値セル領域と4値セル領域とをワー
ド選択線単位で設定し、領域検出用セルTrを配置し、
領域検出用Trに書き込まれた情報により、2値セル領
域と4値セル領域とを検出し、その結果により読み出し
方法を変えることにより、外部からアドレス以外の信号
を入力せずに、2値セルと4値セルの読み出しが可能と
なる。
【0044】また2値セルの読み出しにおいては、セン
スアンプ回路において、基準電圧ref1との比較のみ
でデータが決定するため、従来の2値セルを用いたマス
クROMと同様のアクセススピードを実現することが可
能である。一方、4値セル領域においては、従来の2値
セルを用いたマスクROMに対して、データ密度が2倍
になり、高集積化が可能となる。上記2つの異なる特徴
を有するメモリセルを1チップのマスクROM上に実現
することにより、互いの長所を活かしたマスクROMを
提供することが可能となる。
【0045】4値セル選択時には一旦データを保持して
おき、最上位アドレスにより1つのメモリセルTrから
得られる2ビットのデータの1ビットづつ出力すること
が可能となり、2値セル選択時と同様のビット幅の出力
を得ることが可能となる。
【0046】領域検出用セルTrをワード選択線根元に
配置し、且つカラムデコード回路を介さずに領域検出回
路に接続されているため、ワード選択線抵抗容量による
遅延及びカラムデコード回路遅延がないため、メモリセ
ルの情報が読み出される以前に、セル領域の種類が検出
され、読み出し方法を決定するので、セル領域検出によ
るデータ出力の遅延の影響が最小にできる。
【0047】また2値セル読み出しに使用するセンスア
ンプ回路は、4値セル読み出しに使用するセンスアンプ
の1部であるので、従来の4値セルのみのマスクROM
(多値マスクROM)のセンスアンプ回路を流用するこ
とが可能であり、且つチップ面積の増加も最小となる。
【0048】尚、本発明はマスクROMだけに限定され
ず、不揮発性半導体記憶装置全般に適用して有効であ
る。またメモリセル領域の分割に関しても、2値と4値
に限られず、閾値電圧の設定数に関しては、読み出しが
可能であれば制限はない。
【0049】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、複
数の多値セル領域とそれを検出する領域検出手段とを設
ける構成としたことにより、同一の半導体記憶装置を用
いて扱う多値データに応じて高速アクセスあるいは高集
積化大容量の長所を生かすことができる。また、多値セ
ル領域の一つに2値セル領域を設けることにより、2値
データを扱う場合に高速アクセスを実現することができ
る。
【0050】また、領域検出用セルをワード線の選択駆
動手段に最も近い位置に配置することにより、ワード線
の充電時間による遅延の影響を最小にし、セルにプログ
ラムされた情報よりも先にセル領域の閾値電圧設定数等
の多値データを検出することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態によるマスクROMの構成
図である。
【図2】図1のメモリセルのレイアウトを示す平面図で
ある。
【図3】図1のメモリセルの側面断面図である。
【図4】図1のセンスアンプ回路の構成図である。
【図5】図1の領域検出回路の構成図である。
【図6】図1の出力選択回路の構成図である。
【図7】図1の多値データ変換回路の構成図である。
【図8】図1のラッチ回路の構成図である。
【図9】従来の多値マスクROMの構成図である。
【符号の説明】
101〜108 アドレス入力信号 109、161 入力バッファ回路 110〜117 アドレス相補信号 118 ロウデコード回路 119〜121 ワード選択線 122〜130 ビット線 131〜154 メモリセルトランジスタ 155〜157 領域検出用トランジスタ 158 カラムデコード回路 213 領域検出セル領域 214 メモリセル領域 301 基準電圧発生回路

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 同一チップ内に複数のメモリセル領域を
    有し、前記複数のメモリセル領域には異なる値数のメモ
    リセル領域が存在し、前記それぞれのメモリセル領域内
    は1種類の値数の複数のセルから成る半導体記憶装置で
    あって、 前記各メモリセル領域は、それぞれのメモリセル領域内
    のメモリセルの前記値数を検出する領域検出用素子を前
    記各メモリセル領域内に 備えたことを特微とする半導体
    記億装置。
  2. 【請求項2】 前記領域検出用素子は、アドレス信号が
    選択したセルが前記値数の内、何値の値数であるかを記
    億したものであることを特微とする請求項1記載の半導
    体記億装置。
  3. 【請求項3】 前記領域検出用素子の検出値数に応じて
    周辺回路が動作するものであることを特徴とする請求項
    1または2記載の半導体記億装置。
  4. 【請求項4】 前記領域検出用素子は、その素子が属す
    る前記メモリセル領域のメモリセルと同じメモリセルで
    形成されていることを特微とする請求項1乃至3記載の
    半導体記憶装置。
  5. 【請求項5】 記複数のメモリセル領域の各々と、対
    応する上記領域検出用素子とはそれぞれワード単位で複
    数のワード線を介して接続されていることを特徴とする
    請求項1乃至4記載の半導体記憶装置。
  6. 【請求項6】 記複数のワード線を選択的に駆動する
    選択駆動手段を設け、上記領域検出用素子は上記選択駆
    動手段に最も近い位置に配されることを特徴とする請求
    項5記載の半導体記憶装置。
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