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JP3112939U - 電磁波遮蔽折り紙とこれを用いた電磁波遮蔽小物入れ並びに電磁波遮蔽パネル - Google Patents

電磁波遮蔽折り紙とこれを用いた電磁波遮蔽小物入れ並びに電磁波遮蔽パネル Download PDF

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忠義 藤谷
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Abstract

【課題】カード類に記録された磁気記録情報等を効果的に保護できるうえ、特定の財布などの物入れに限定されず既存のものを含む任意の物入れに適用でき、しかも軽量で安価に実施できる電磁波遮断折り紙、電磁波遮断小物入れ、電磁波遮断パネルを提供する。
【解決手段】紙製の基材層(2)と、電磁波を遮蔽する遮蔽体層(3)とを一体的に形成した電磁波遮蔽折り紙(1)を用いる。遮蔽体層(3)は、例えばアルミニウムを含み、肉厚が12μm以上である。電磁波遮蔽折り紙(1)の表面には折目線(4)を形成する。この電磁波遮蔽折り紙(1)により、内部に収容部(7)を備えたカードケース(9)を折り込む。収容部(7)には、クレジットカードやキャッシュカード、或いはICカードなどのカード類(11)を収容する。
【選択図】図2

Description

本考案は、クレジットカードやキャッシュカード、或いはICカードなどのカード類に記録された磁気記録情報等を効果的に保護できるうえ、特定の財布などの物入れに限定されず既存のものを含む任意の物入れに適用でき、しかも軽量で安価に実施できる電磁波遮蔽折り紙と、これを用いた電磁波遮蔽小物入れ並びに電磁波遮蔽パネルに関する。
近年、他人がクレジットカードやキャッシュカード等(以下、単にカード類ともいう。)の磁気記録情報を不正に読み出してカードを複製し、この複製カードを悪用して預金口座などから多額の現金を搾取するという、スキミングを用いた犯罪が多発している。その犯行手口は、例えば、飲食店や電車内、ゴルフ場のロッカー等で上着や財布、鞄などに入ったままのカード類から、磁気記録情報だけを盗み出し、この情報を新しいカード類に記録して使用する、という手口である。上記のカード類は、情報のみが不正に取り出されており、カード類自体は盗難にあっていないので被害者が気付き難いという特徴がある。
上記のカード類は、日常、財布や鞄、小物入れ等に入れて持ち運ばれることが多いが、その際に上記の被害を防止するためには、犯罪者によるスキミングで磁気記録情報が不正に読み取られないように、携帯中のカード類を保護する必要がある。
従来、上記のカード類を保護する手段としては、財布やカード収容ケースなどの構成材料自体に、金属板などの電磁波遮蔽材料からなる板状体を配置したものがある(例えば、特許文献1参照。)。即ち、この従来技術では、ケースを構成する表皮材と裏地材との間に金属板などの電磁波遮蔽材料を配置して、カード収容部の周囲をこの電磁波遮蔽材料で覆ってある。このカード収容部に収容したカード類は、外部からの電磁波が上記の電磁波遮蔽材料により遮蔽されるので、安全に保護される。
実開昭62−38884号公報
上記の従来技術では、電磁波遮蔽材料を、財布など物入れ自体の表皮材と裏地材との間に配置するため、財布等の加工が煩雑であり、高価につく。また、既存の財布や鞄、カード収容ケースなどには、電磁波遮蔽材料を配置することができない問題もある。
さらに、上記の電磁波遮蔽材料は金属製の板状体であるため、嵩張るうえ物入れ全体の重量が重くなって、携帯が不便になる問題もある。
本考案の技術的課題は上記の問題点を解消し、カード類などの磁気記録情報等を効果的に保護できるうえ、特定の財布などの物入れに限定されず既存のものを含む任意の物入れに適用でき、しかも軽量で安価に実施できる、電磁波遮蔽折り紙と、これを用いた電磁波遮蔽小物入れ並びに電磁波遮蔽パネルを提供することにある。
本考案は上記の課題を解決するために、例えば、本考案の実施の形態を示す図1から図10に基づいて説明すると、次のように構成したものである。
即ち、本考案1は電磁波遮蔽折り紙に関し、紙製の基材層(2)と、電磁波を遮蔽する遮蔽体層(3)とを一体的に形成したことを特徴とする。
上記の基材層は紙製であるので、適度の保形性があり、軽量であるうえ、簡単に折り込むことができるので、任意の大きさの収容部を備えた、カードケースなどの小物入れが容易に形成される。
ここで、上記の遮蔽体層は、カード類等から磁気記録情報を読み取りできない程度に電磁波を遮蔽できるものであればよく、例えば、アルミニウム、鉄、珪素鋼、ニッケル、パーマロイ、ステンレス鋼、アモルファス合金などの各種金属や、これらの金属を1種または複数種含む複合体、その他の遮蔽特性を有する材料をいう。
具体的には、上記の遮蔽体層がアルミニウムを含む場合は、肉厚が12μm以上であると、電磁波を良好に遮蔽でき、好ましい。
また、上記の紙製の基材層は、折込加工や切取り加工が可能で適度の保形性を備えたシートであればよく、パルプ紙で形成されたもの以外に、合成繊維などを絡み合わせてシート状に形成されたものをも含み、厚さや大きさ、形状等は特定のものに限定されない。
但し、紙面の大きさが横364mm、縦257mm、即ち、日本工業規格のB列4番の大きさにすると、携帯電話など各種の小物類を容易に収容できる大きさに折り込むことができるうえ、大きさが規格化された紙を使用できるので安価に実施でき、好ましい。
上記の電磁波遮蔽層は、基材層の片面に形成したものであってもよいが、本考案の基材層と電磁波遮蔽層とは、いずれか一方が複数層であってもよく、例えば基材層の両面に電磁波遮蔽層を形成したり、2枚の基材層間に電磁波遮蔽層を形成してもよく、さらに複数の基材層と電磁波遮蔽層を交互に配置して形成したものであってもよい。
上記の基材層と電磁波遮蔽層とは、容易に剥離しないように互いに一体に形成してあればよく、形成方法は、貼着、塗布、蒸着、その他各種の方法を用いることができる。
上記の電磁波遮蔽折り紙には、少なくともいずれか一方の表面に折目線を形成することができ、この場合は、小物入れを折り込む際に、所定の位置で折り易いので好ましい。なお、この折目線は表面への印刷等による表示や、折目加工などにより形成することができる。
本考案2は電磁波遮蔽小物入れに関し、本考案1の電磁波遮蔽折り紙(1)により折り込まれ、内部に小物類(10)を収容するための収容部(7)を備えることを特徴とする。
電磁波遮蔽折り紙の基材層は適度の保形性があり、軽量であるうえ簡単に折り込むことができるので、カード類や携帯電話その他の小物類の大きさに適合させて収容部が形成され、嵩張らずに小物類と一体にして使用される。
ここで、この考案の小物入れは、基本的には上記の電磁波遮蔽折り紙を折り込むことだけで形成されるが、補助的に接着剤や粘着テープ、ステープラーなどを併用して、小物入れの形状を保持させてもよい。
上記の収容部の開口周縁には、折り返すことによりこの開口を封止する蓋フラップを連設することができ、この場合は、収容部内の小物類が開口から脱落することを防止できるので、より好ましい。
上記の小物類がクレジットカードやキャッシュカード、ICカードなどのカード類の場合には、上記の電磁波遮蔽折り紙の大きさを、横257mm以下、縦182mm以下、即ち、日本工業規格のB列5番の大きさを長さ方向に沿って2分の1に切断した大きさ以下とし、これを折り込んで、上記の収容部の幅をカード類に適合した大きさにすると、上記の電磁波遮蔽折り紙を長さ方向に沿って半分に折り、この長さ方向を約3分の1に折ることで簡単にカードケースを形成できるので、好ましい。
上記の収容部に特定の小物を収容する場合は、この収容部の大きさをその小物類の大きさに適合させると、例えばカード類の場合は上記のように収容部の幅をカード類の幅に適合させ、携帯電話の場合は、この携帯電話の厚さと幅の大きさに適合させると、収容部に小物類がピッタリと収まるので、好ましい。
本考案3は電磁波遮蔽パネルに関し、本考案1の電磁波遮蔽折り紙(1)を、板材(19)へ一体的に貼り合わせたことを特徴とする。
ここで、上記の板材は、取扱いが容易な適度の厚さと保形性を備えておればよく、特定の材質に限定されず、厚紙や木板、合成樹脂板などを用いることができるが、特に厚紙など、軽量であると好ましい。
また本考案4は電磁波遮蔽パネルに関し、本考案1の電磁波遮蔽折り紙(1)を、2枚の合成樹脂フィルム層(21・21)間に挟持したことを特徴とする。
ここで、上記の合成樹脂フィルムは特定の材質に限定されないが、塩化ビニル樹脂やポリオレフィン樹脂など、汎用の合成樹脂を用いると安価に実施できて好ましい。
上記の電磁波遮蔽パネルは、バッグや鞄、袋物など、各種の物入れに2枚入れて、その両パネル間に、電磁波を遮蔽する必要があるカード類などの小物類が、挟み込まれるようにして収容される。
上記の電磁波遮蔽パネルに使用する電磁波遮蔽折り紙は、形状が矩形のままであってもよいが、切取り加工や折込加工を施しておくと、種々の意匠を形成することにより使用者が楽しみながら使用できるので、より好ましい。
本考案は上記のように構成されることから、次の効果を奏する。
(1) 本考案の電磁波遮蔽折り紙や電磁波遮蔽小物入れ、電磁波遮蔽パネルは、電磁波を遮蔽できる遮蔽体層を備えるので、カード類などの磁気記録情報等がスキミングにより不正に読み取られないように、効果的に保護することができる。
(2) 本考案の電磁波遮蔽折り紙は、基材層が紙製であるので、適度の保形性があり、軽量であるうえ、簡単に折り込むことができるので、任意の大きさの収容部を備えた小物入れを容易に形成することができる。
(3) 本考案の電磁波遮蔽小物入れは、接着や固定などの加工を必要とすることなく折り込むことで形成できるので、きわめて安価に実施することができる。
(4) 本考案の電磁波遮蔽小物入れは、収容部をカード類や携帯電話その他の小物類の大きさに適合できるので、嵩張らず、小物類と一体にして使用することができる。この結果、カード類や携帯電話などの小物類を、この電磁波遮蔽小物入れに入れたまま、既存のものを含む任意の物入れに収容して、これらの小物類を保護することができ、財布などの物入れ自体を加工する必要がなく、安価に実施することができる。
(5) 本考案の電磁波遮蔽パネルは、鞄等の物入れとは別体に形成されるので、既存のものを含む任意のバッグや鞄などの物入れに収容することができ、小物類を確実に保護しながら、安価に実施することができる。
以下、本考案の実施の形態を図面に基づき説明する。
図1から図3は本考案の第1実施形態を示し、図1(a)は電磁波遮蔽折り紙の一部破断平面図、図1(b)は電磁波遮蔽折り紙の要部拡大断面図、図2は電磁波遮蔽カードケースの折り方を示す説明図、図3は電磁波遮蔽カードケースの一部破断斜視図である。
図1(a)に示すように、この電磁波遮蔽折り紙(1)は、紙製の基材層(2)の片面にアルミニウムからなる遮蔽体層(3)を、蒸着や接着などにより一体に形成してある。この遮蔽体層(3)の厚さは、電磁波を充分に遮蔽できる厚さ、例えば12μm以上であるが、電磁波遮蔽折り紙(1)全体を容易に折り曲げできる程度の厚さ以下に形成してある。
上記の電磁波遮蔽折り紙(1)は、例えば横257mm、縦182mmの大きさに形成され、表面に折目線(4)が印刷してある。但し本考案ではこの折目線(4)を省略することも可能である。
次に、上記の電磁波遮蔽折り紙(1)を用いて、カードケースを作成する手順について説明する。
図2(a)に示すように、横長に配置した電磁波遮蔽折り紙(1)の下半部(5)を、上下方向の中央に表示した第1折目線(4a)に沿って折り返し、上半部(6)に重ねる。
次に図2(b)に示すように、左右両端から約3分の1程度の位置に表示された第2折目線(4b)に沿って折り返し、中間部に収容部(7)を形成する。この収容部(7)の幅は、ここに収容するカード類の幅に適合させた寸法、即ち、カード類の幅よりも僅かに大きな寸法に設定してある。但し、上記の第2折目線(4b)の位置は、例えば図2(b)の仮想線に示すように、上記のカード類(11)を直接つき合わせて決定してもよい。
上記の折り返した左右の端部(8・8)は、図2(c)に示すように、一方を他方の間に挿入し、これにより、図2(d)に示すカードケース(9)にされる。
図3に示すように上記のカードケース(9)には、収容部(7)に小物類(10)として、クレジットカードやキャッシュカード、或いはICカードなどのカード類(11)が収容される。このとき、収容部(7)内にはカード類(11)の少なくとも磁気情報記録部分が収容されておればよく、カード類(11)の一部が外部へ露出していてもよい。
上記のカードケース(9)は電磁波遮蔽折り紙(1)を折り込むことだけで製作され、軽量で安価に製作されるうえ、カード類(11)と一体的に取り扱うことができ、このまま洋服のポケットなどに入れて携帯してもよいが、通常は、カード類(11)をこのカードケース(9)に入れた状態で、財布などの物入れに収容して携帯される。
図4は本考案の第2実施形態を示す、電磁波遮蔽小物入れの折り方の手順を示す説明図である。
この第2実施形態では、上記の第1実施形態と同様の電磁波遮蔽折り紙(1)が用いられるが、その大きさは、フレキシブルディスク等収容される小物類の大きさに合わせて、例えば紙面の大きさが横364mm以下、縦257mm以下の範囲で適宜設定される。
またこの第2実施形態では、図4(a)に示すように、第1折目線(4a)が電磁波遮蔽折り紙(1)の上下方向中央よりもやや下方に表示してある。この第1折目線(4a)に沿って、電磁波遮蔽折り紙(1)の下半部(5)を折返し、上半部(6)に重ねる。このとき、図4(b)に示すように、下半部(5)からはみ出た上半部(6)の上部には、第2折目線(4b)の位置にそれぞれ切込み(12)が入れてある。
次に図4(b)に示すように、左右両端をそれぞれ第2折目線(4b)に沿って折り返し、中間部に収容部(7)を形成する。上記の折り返した左右の端部(8・8)は、図4(c)に示すように、一方を他方の間に挿入する。そして、この左右の端部(8・8)の上部に形成された折返しフラップ(13)を、図4(d)に示すように収容部(7)内に折込み、これにより、図4(e)に示す蓋フラップ(14)を備えた電磁波遮蔽小物入れ(9)にされる。この蓋フラップ(14)は、収容部(7)の開口(7a)に沿って折り曲げることにより、この開口(7a)を封止することができる。
図5は本考案の第3実施形態を示す、電磁波遮蔽携帯電話入れの折り方の手順を示す説明図である。
この第3実施形態では、上記の第1実施形態と同様の電磁波遮蔽折り紙(1)が用いられるが、その大きさは、携帯電話の大きさに合わせてあり、例えば、紙面の大きさが横257mm、縦364mmのものが用いられる。
図5(a)に示すように、縦長に配置された電磁波遮蔽折り紙(1)には、上・下端から3分の1の位置にそれぞれ上側折目線(4c)と下側折目線(4d)が表示されており、上側折目線(4c)を下方へ折り返して上部(15)を中間部(16)に重ねたのち、図5(b)に示すように、下側折目線(4d)を上側へ折り返して下部(17)を上部(15)に重ねる。この上部(15)と下部(17)との間に、携帯電話を収容する収容部(7)が形成される。
次に、図5(c)に示すように、左右両端をそれぞれ第2折目線(4b)に沿って折り返し、図5(d)に示すように、端部(8)の一方を他方の間に挿入する。このとき、両第2折目線(4b)間に形成される収容部(7)は、立体的になるように、上記の上部(15)と下部(17)とが形態電話の厚みだけ離隔される。これにより図5(e)に示すように、収容部(7)に小物類(10)としての携帯電話(18)を収容可能な、電磁波遮蔽携帯電話入れ(9)が形成される。
上記の第3実施形態では、前記の第1実施形態と同様の折り方で、携帯電話用の収容部を形成した。しかし本考案の小物入れは、収容する小物類の形状に合わせて立体的な収容部を形成するため、他の任意の折り方を採用することができる。
例えば図6に示す第4実施形態では、前記の電磁波遮蔽折り紙(1)により、電磁波遮蔽携帯電話入れ(9)を箱状に折り込んである。この場合、折り方がやや複雑になるが、電磁波遮蔽携帯電話入れ(9)が箱状に折り込まれるため保形性に優れており、小物類(10)としての携帯電話(18)を安全に保護することができる。
図7は本考案の第5実施形態を示す、電磁波遮蔽パネルの平面図である。
この第5実施形態では、前記の電磁波遮蔽折り紙(1)が、例えば鶴など、任意の形状に折込加工され、或いは任意の形状に切取り加工されて、それぞれ厚紙などの板材(19)に一体的に貼付けてあり、これにより電磁波遮蔽パネル(20)が形成してある。上記の電磁波遮蔽折り紙(1)の貼付け位置は、バッグなどへこの電磁波遮蔽パネル(20)を2枚収容した際に、両パネル(20・20)間に配置されるカード類等を保護できる位置に設定される。
図8は本考案の第6実施形態を示す、電磁波遮蔽パネルの平面図である。
この第6実施形態では、上記の電磁波遮蔽折り紙(1)が、任意の形状に折り込まれ、或いは任意の形状に切り取られて、それぞれ2枚の合成樹脂フィルム層(21・21)間に挟持して、いわゆるパウチにより1枚の電磁波遮蔽パネル(20)にしてある。
なお、上記の第5実施形態や第6実施形態では、それぞれ電磁波遮蔽折り紙(1)を折込加工や切取り加工したが、本考案ではこの電磁波遮蔽折り紙を、例えば矩形のまま用いてもよいことはいうまでもない。
また、上記の各実施形態の電磁波遮蔽折り紙(1)は、基材層(2)の片面に遮蔽体層(3)を形成した。しかし本考案では、例えば図9に示す第1変形例のように、基材層(2)の両面にそれぞれ遮蔽体層(3)を形成して電磁波遮蔽折り紙(1)としてもよく、また、図10に示す第2変形例のように、2枚の基材層(2)の間に遮蔽体層(3)を挟持するように形成して電磁波遮蔽折り紙(1)としてもよい。
上記の実施形態で説明した電磁波遮蔽折り紙や、電磁波遮蔽小物入れ、電磁波遮蔽パネルは、本考案の技術的思想を具体化するために例示したものであって、基材層や遮蔽体層の材質や形成方法、収容部などの寸法や形状等を、これらの実施形態のものに限定するものではなく、本考案の実用新案登録請求の範囲内において種々の変更を加え得るものであり、また、収容部に収容される小物類は、カード類や携帯電話等に限定されないことはいうまでもない。
本考案の電磁波遮蔽折り紙とこれを用いた電磁波遮蔽小物入れ並びに電磁波遮蔽パネルは、磁気記録情報等を効果的に保護できるうえ、特定の財布などの物入れに限定されず既存のものを含む任意の物入れに適用でき、しかも軽量で安価に実施できるので、カード類や携帯電話などの小物入れに特に好適であるが、他の小物入れにも好適に利用される。
本考案の第1実施形態を示し、図1(a)は電磁波遮蔽折り紙の一部破断平面図、図1(b)は電磁波遮蔽折り紙の要部を拡大した断面図である。 第1実施形態の、電磁波遮蔽カードケースの折り方を示す説明図である。 第1実施形態の、電磁波遮蔽カードケースの一部破断斜視図である。 第2実施形態の、電磁波遮蔽小物入れの折り方を示す説明図である。 第3実施形態の、電磁波遮蔽携帯電話入れの折り方を示す説明図である。 第4実施形態の、電磁波遮蔽携帯電話入れの一部破断斜視図である。 第5実施形態の、電磁波遮蔽パネルの平面図である。 第6実施形態の、電磁波遮蔽パネルの平面図である。 本考案の第1変形例を示し、図9(a)は電磁波遮蔽折り紙の一部破断平面図、図9(b)は電磁波遮蔽折り紙の要部拡大断面図である。 本考案の第2変形例を示し、図10(a)は電磁波遮蔽折り紙の一部破断平面図、図10(b)は電磁波遮蔽折り紙の要部拡大断面図である。
符号の説明
1…電磁波遮蔽折り紙
2…基材層
3…遮蔽体層
4…折目線
7…収容部
7a…収容部(7)の開口
9…電磁波遮蔽小物入れ(電磁波遮蔽カードケース、電磁波遮蔽携帯電話入れ)
10…小物類
11…カード類
14…蓋フラップ
18…携帯電話
19…板材
20…電磁波遮蔽パネル
21…合成樹脂フィルム層

Claims (12)

  1. 紙製の基材層(2)と、電磁波を遮蔽する遮蔽体層(3)とを一体的に形成したことを特徴とする、電磁波遮蔽折り紙。
  2. 遮蔽体層(3)がアルミニウムを含み、肉厚が12μm以上である、請求項1に記載の電磁波遮蔽折り紙。
  3. 紙面の大きさが横364mm以下、縦257mm以下である、請求項1または請求項2に記載の電磁波遮蔽折り紙。
  4. 少なくともいずれか一方の表面に折目線(4)を形成した、請求項1から3のいずれか1項に記載の電磁波遮蔽折り紙。
  5. 請求項1から4のいずれか1項に記載の電磁波遮蔽折り紙(1)により折り込まれ、内部に小物類(10)を収容するための収容部(7)を備えることを特徴とする、電磁波遮蔽小物入れ。
  6. 上記の収容部(7)の開口(7a)周縁に、折り返すことによりこの開口(7a)を封止する蓋フラップ(14)を連設した、請求項5に記載の電磁波遮蔽小物入れ。
  7. 上記の小物類(10)がカード類(11)であり、上記の電磁波遮蔽折り紙(1)の大きさが、横257mm以下、縦182mm以下であり、上記の収容部(7)の幅がこのカード類(11)に適合した大きさである、請求項5に記載の電磁波遮蔽小物入れ。
  8. 上記の小物類(10)が携帯電話(18)であり、上記の収容部(7)の断面形状がこの携帯電話(18)の厚さと幅に適合した大きさである、請求項5または請求項6に記載の電磁波遮蔽小物入れ。
  9. 請求項1から4のいずれか1項に記載の電磁波遮蔽折り紙(1)を、板材(19)へ一体的に貼り合わせたことを特徴とする、電磁波遮蔽パネル。
  10. 上記の電磁波遮蔽折り紙(1)が、切取り加工と折込加工の少なくともいずれかの加工を施してある、請求項9に記載の電磁波遮蔽パネル。
  11. 請求項1から4のいずれか1項に記載の電磁波遮蔽折り紙(1)を、2枚の合成樹脂フィルム層(21・21)間に挟持したことを特徴とする、電磁波遮蔽パネル。
  12. 上記の電磁波遮蔽折り紙(1)が、切取り加工と折込加工の少なくともいずれかの加工を施してある、請求項11に記載の電磁波遮蔽パネル。
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CN114518496A (zh) * 2020-11-20 2022-05-20 英业达科技有限公司 能屏蔽环境噪声的测试系统

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