JP3112876U - ソファカバーのズレ防止構造 - Google Patents
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Abstract
【課題】 ソファーカバーに負担をかけることなく着座又は横臥時におけるソファーカバーのズレを効果的に抑制することができるソファーカバーのズレ防止構造を提供すること。
【解決手段】 腰掛け部11と背凭れ部12とを有した着座可能なソファー本体1にソファーカバー2を掛装し、かつ、このソファー本体1の少なくとも腰掛け部11には前記ソファーカバー2に対する静止摩擦係数の大なる制止シート3を配設するという技術的手段を採用した。
【選択図】 図1
【解決手段】 腰掛け部11と背凭れ部12とを有した着座可能なソファー本体1にソファーカバー2を掛装し、かつ、このソファー本体1の少なくとも腰掛け部11には前記ソファーカバー2に対する静止摩擦係数の大なる制止シート3を配設するという技術的手段を採用した。
【選択図】 図1
Description
本考案は、ソファーのズレ防止構造、詳しくは、着座又は横臥時にカバー生地のズレが殆ど生じなくて、座り心地が頗る快適なソファに関するものである。
最近では、ソファ本体の汚れを防止することは勿論、好みの室内ムードを形成するためにソファカバーが使用される。そして、一般的にソファカバーは、ソファ本体の外形と略同形状を成すタイプとマルチカバーのような一枚布状のタイプとに大別され、嗜好や条件に合わせて使い分けられている。ところで、このようなソファカバーで覆われたソファに長時間腰掛けていたり、寝転んでいたりするとソファカバーがズレてカバー生地に皺が寄ったり下地が露出したりして室内ムードを損ねるうえに、腰掛け部分に段差が生じて、座り心地や寝心地が損われるだけでなく、そのズレを元に戻さなければならない作業は非常に煩わしい。
そこで、そのような不便に対応するために、従来において、円柱型の芯を収めた袋を縫い付けやボタン、ファスナー等を利用してソファカバーに固着させ、該ソファカバーをソファー本体に被せる際に、この芯を収めた袋をソファ本体の腰掛け部分と背凭れ部分、又は(かつ)、肘掛け部分と腰掛け部分との隙間に挿入してソファカバーを固定するズレ防止技術が提案された(特許文献1参照)。
しかしながら、この技術においては、ズレの要因となる横方向の力がソファカバーに加えられたとき、固着部分から張力を受けてカバー生地が伸び、生地が変形してしまい易かった。更に、ソファ上で激しく動いたりすると固着部分に多大な負担がかかって固着部分が剥がれたり固着材が被損することもあった。また、これを実施するためには、ソファカバーに芯袋を取り付ける加工を必要としたが、その加工には手間やコストがかかった。更に、この技術は、ソファ本体における腰掛け部分や背凭れ部分、肘掛け部分の境界にある隙間に依存した手段であったため、適当な隙間を有していないソファ本体には適用できず、汎用性に欠けていた。
登録実用新案第3055540号公報(第2−8頁、第1−3図)
本考案は、この上記の問題に鑑みて為されたものであって、その目的とするところは、ソファカバーに負担をかけることなく着座又は横臥時におけるソファカバーのズレを効果的に抑制することができるソファカバーのズレ防止構造を提供することにある。
まず、本考案者が、上記課題を解決するために採用した手段は、腰掛け部11と背凭れ部12とを有した着座可能なソファ本体1にソファカバー2を掛装し、かつ、このソファ本体1の少なくとも腰掛け部11には前記ソファカバー2に対する静止摩擦係数の大なる制止シート3を配設するという技術的手段を採用した。
また、本考案においては、上記課題を解決するために、必要に応じて上記手段に加え、腰掛け部11と背凭れ部12の境界部Bに制止シート3を配設するという技術的手段を採用することができる。
更に、本考案においては、上記課題を解決するために、必要に応じて上記手段に加え、制止シート3として、摩擦係数の大きなゴム状合成樹脂を塗布した布地を用いて、この布地をソファ本体1の腰掛け部11に張り込むという技術的手段を採用することができる。
本考案によれば、ソファに着座した際に、ソファ本体に張設した制止シート表面に塗布されているゴム状合成樹脂とソファカバーの裏地とが押圧された状態で接触し、この接触部分において合成樹脂の粘り性が働くことにより、ソファカバーに斜めや横方向の力が加えられてもソファカバーがソファ本体上を滑りにくい状態となりカバーのズレを抑えることができる。そして、これはソファに横臥している場合においても、同様の効果を得ることができる。また、腰掛け部分や背凭れ部分の境目に制止シートを設置して、ソファカバーを境目に挟み込んでおけば、摩擦によりソファカバーの引き抜けが起り難くなり、ソファカバーをソファ本体に皺ができないようにしっかりと張った状態で維持することができる。
加えて、本考案技術は、ソファカバーと制止シートとの表面摩擦を利用しているため、ソファ本体の形状やソファカバーの種類に左右されることなく適用できる。
上記のように本考案を利用すれば、ソファカバーのズレを効果的に抑制することができるため、長時間使用しても快適な座り心地を維持でき、しかも、室内ムードを壊すような見苦しい状態を回避できることから本発明の実用的利用価値は頗る高いと云える。
本考案の実施形態を具体的に図示した図面に基いて更に詳細に説明すると次のとおりである。
[実施例1]
図中、符号1で指示するものはソファ本体であり、このソファ本体1は腰掛け部11及び背凭れ部12を有した着座可能に構成されている(図1参照)。本実施例では、ソファ本体1に楽な姿勢を保てるように肘掛け部13を設けるとともに、腰掛け部11と背凭れ部12、肘掛け部13の各々が近接する部分に適当な隙間を有した境目部Bを形成している。そして、各部分には下地材14を張設している。
図中、符号1で指示するものはソファ本体であり、このソファ本体1は腰掛け部11及び背凭れ部12を有した着座可能に構成されている(図1参照)。本実施例では、ソファ本体1に楽な姿勢を保てるように肘掛け部13を設けるとともに、腰掛け部11と背凭れ部12、肘掛け部13の各々が近接する部分に適当な隙間を有した境目部Bを形成している。そして、各部分には下地材14を張設している。
しかして、符号2で指示するものはソファ本体1に掛装するソファカバーであり、本実施例においては、ソファと一体感を成すようにソファ本体1の外形状に合わせて縫製されたソファカバー2を使用している。
次いで、符号3で指示するものは静止摩擦係数が大きい制止シートである。本実施例においては、制止シート3を布地にシリコンゴムのような粘り性のあるゴム状合成樹脂を表面塗布して形成している。そして、この布地を表面が上方を向く状態で腰掛け部11の下地材14上に配置し、ソファ本体1に縫い付けて張設することによって高面積の摩擦領域を作り出している。
制止シート3に使用する布地には、被張設面に適合するような伸縮性を有した合成樹脂繊維を採用している。摩擦係数を高めるための塗布材には、塩化ビニル系やアクリル系等の近似作用を有するゴム状合成樹脂を使用しても良い。更に、合成樹脂に微粒材を混入して塗布したり(図2参照)、制止シート3をネット形状に形成したり(図3参照)するなどして、制止シート3の表面に凹凸を付けて摩擦を強めてもよい。
加えて、制止シート3はソファ本体1に縫い付けなくとも制止シート3の裏面に粘着材を塗布してソファ本体1に貼り付けて張設してもよい。
そして、本実施例においては、腰掛け部11や背凭れ部12、肘掛け部13の各々の境目部Bにも制止シート3を配設して、境目部Bからソファカバー2が引き抜け難い状態にしている。これにより、ソファ表面に皺がないようにソファカバー2が境目部Bに差し込まれた状態で維持することができる。
[実施例2]
実施例2においては、ソファカバー2にマルチカバーを用いている(図4参照)。マルチカバーを使用する場合には、ソファと同形のカバーを使用した実施例1よりもカバーがズレる割合は格段に大きくなるため、本実施例では、腰掛け部11、背凭れ部12、肘掛け部13、そして境目Bにできるだけ制止シート3を配設して最大限の作用を得られるよう構成している。こうすることによって、マルチカバーのルーズ感を失わずにソファカバーのズレを抑制することができる。
実施例2においては、ソファカバー2にマルチカバーを用いている(図4参照)。マルチカバーを使用する場合には、ソファと同形のカバーを使用した実施例1よりもカバーがズレる割合は格段に大きくなるため、本実施例では、腰掛け部11、背凭れ部12、肘掛け部13、そして境目Bにできるだけ制止シート3を配設して最大限の作用を得られるよう構成している。こうすることによって、マルチカバーのルーズ感を失わずにソファカバーのズレを抑制することができる。
本考案は、概ね上記のように構成されるが、本考案は、図示の実施形態に限定されるものでは決してなく、「実用新案登録請求の範囲」の記載内において種々の変更が可能であって、例えば、ソファ本体1は、腰掛け部11と背凭れ部12が一体化したクッション体のような簡素なものでもよい。また、ソファカバー2を付けずにソファ本体1のみでも使用できるように制止シート3をソファ本体1に脱着可能に取り付けてもよく、これらは何れも本考案の技術的範囲に属する。
上述の通り、ソファカバーに不可避な問題であったカバーのズレの問題を本技術によって容易に解消することができるため、座り心地や寝心地の良さを保障することができ、従来までのソファカバーに対する抵抗感を払拭することができる。しかも、本技術を利用することによって、ペットがソファ上で暴れ、カバーをずらしてソファ本体を傷つけたり、幼児がソファ上からカバーのずれとともに落下してしまうような危険を解消できることからソファカバーの需要は更に高まりインテリア製造業の活性化へと繋がるため、本考案の産業上の利用価値は非常に高いと云える。
1 ソファ本体
11 腰掛け部
12 背凭れ部
13 肘掛け部
14 下地材
2 ソファカバー
3 制止シート
B 境目部
11 腰掛け部
12 背凭れ部
13 肘掛け部
14 下地材
2 ソファカバー
3 制止シート
B 境目部
Claims (3)
- 腰掛け部11と背凭れ部12とを有した着座可能なソファ本体1にソファカバー2が掛装されており、かつ、このソファ本体1の少なくとも腰掛け部11には前記ソファカバー2に対する静止摩擦係数の大なる制止シート3が配設されていることを特徴とするソファカバーのズレ防止構造。
- 腰掛け部11と背凭れ部12の境界部Bに制止シート3が配設されていることを特徴とする請求項1記載のソファカバーのズレ防止構造。
- 制止シート3として、摩擦係数の大きなゴム状合成樹脂を塗布した布地が用いられており、この布地がソファ本体1の腰掛け部11に張り込まれていることを特徴とする請求項1または2に記載のソファカバーのズレ防止構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005003754U JP3112876U (ja) | 2005-05-27 | 2005-05-27 | ソファカバーのズレ防止構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2005003754U JP3112876U (ja) | 2005-05-27 | 2005-05-27 | ソファカバーのズレ防止構造 |
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Publication Number | Publication Date |
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JP3112876U true JP3112876U (ja) | 2005-08-25 |
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Family Applications (1)
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2005
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