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JP3111334B2 - センタバルブ型車両用液圧マスタシリンダ - Google Patents

センタバルブ型車両用液圧マスタシリンダ

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JP3111334B2
JP3111334B2 JP12428093A JP12428093A JP3111334B2 JP 3111334 B2 JP3111334 B2 JP 3111334B2 JP 12428093 A JP12428093 A JP 12428093A JP 12428093 A JP12428093 A JP 12428093A JP 3111334 B2 JP3111334 B2 JP 3111334B2
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Japan
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piston
flange
pressurizing chamber
cylinder
chamber
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Nissin Kogyo Co Ltd
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  • Transmission Of Braking Force In Braking Systems (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車や自動二輪車等
のディスクブレーキを液圧で作動するセンタバルブ型の
液圧マスタシリンダに係り、特にキャリパボディの内部
に配設されるピストンのノックバックを防止するように
した構造に関する。
【0002】
【従来の技術】液圧式の車両用ディスクブレーキにあっ
ては、ディスクロータに回転振れや軸方向の製造誤差が
あったり、ピンスライド式のキャリパボディに、車両の
カーブ走行による遠心力が作用して、ディスク軸方向の
ウエイト移動を生じると、キャリパボディのシリンダ孔
に収容されたピストンが、正規の後退位置よりもシリン
ダ孔の底部側へ余分に押し戻されてしまう、いわゆるノ
ックバックを発生することがある。
【0003】このようにしてノックバックを生じると、
次の制動の際にピストンストロークが増大することか
ら、ペダルストロークやレバーストロークが通常よりも
延びて、ブレーキフィーリングを損うという不具合を生
じることがあるため、例えば実公平4−22109号公
報に示される技術が提案されている。
【0004】この技術は、シリンダ孔底部の液圧室に調
整ボルトの一端を臨ませ、該ボルトの他端をシリンダ孔
の底壁から外部へ突出させて、該調整ボルトとピストン
との間に、コイルスプリングを、シリンダ孔に嵌着され
る角シールの復元力よりも小さなセット荷重で縮設して
いる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このような構成にあっ
ては、摩擦パッドのライニングが摩耗するに連れて、ピ
ストンの後退位置が、シリンダ孔の開口側へ移動して行
き、液圧室のシリンダ軸方向の長さが延びて、コイルス
プリングに設定されたセット荷重が徐々に弱まるため、
調整ボルトを液圧室側へ繰出して、セット荷重を度々調
整しなければならないという不具合がある。
【0006】本発明者は、ディスクブレーキへ昇圧した
作動液を供給する液圧マスタシリンダに着目し、この液
圧マスタシリンダを利用して、人為的な調整を行なうこ
となく、ピストンのノックバックを有効に防止すること
のできる構造を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述の目的に
従って、シリンダボディに穿設されたシリンダ孔にピス
トンを内挿して、該ピストンとシリンダ孔の底壁との間
に昇圧室を画成し、該シリンダ孔の底壁にリザーバと連
通する補給路を設け、前記ピストンの小径軸部の前後部
に、シリンダ孔を摺動する第1フランジと第2フランジ
とを形成すると共に、ピストンの先端から前記昇圧室へ
突出するバルブステムの先端に、ピストンの前進で前記
補給路を閉塞して昇圧室の作動液を昇圧するセンタバル
ブを取付けたセンタバルブ型車両用液圧マスタシリンダ
において、前記昇圧室を第1昇圧室となすと共に、前記
ピストンの小径軸部外周の空間部を第2昇圧室となし
て、両昇圧室を連通路にて接続し、前記第2昇圧室に、
昇圧した作動液を外部へ排出する出力ポートを開口さ
せ、非作動時のピストンが後退限へ位置した際に、前記
第1フランジを、前記出力ポート上に位置するよう設定
したことを特徴とするものである。
【0008】
【作用】上記の構成によれば、キャリパボディのシリン
ダ孔に収容されるピストンに、角シールの復元力以上の
過荷重が作用して、所定の後退位置よりもシリンダ孔の
底部方向へ押し込まれようとすると、出力ポートの開口
部に位置するピストンの第1フランジが、第2昇圧室へ
の環流を妨げて、ピストンの後退を規制する。
【0009】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。
【0010】車輪周りとエンジンルーム(いずれも図示
せず)とに離間して配設されるディスクブレーキ1と液
圧マスタシリンダ2は、ブレーキホース3にて接続され
ており、運転者のブレーキ操作にて、液圧マスタシリン
ダ2で昇圧された作動液は、ブレーキホース3を通して
キャリパボディ6へ供給され、ディスクブレーキ1を液
圧作動する。
【0011】上記ディスクブレーキ1は、車輪と一体に
回転するディスクロータ4と、該ディスクロータ4の一
側部で車体に固設されるキャリパブラケット5と、該ブ
ラケット5に、ディスク軸方向へ移動可能に支持される
ピンスライド型のキャリパボディ6と、該ボディ6の作
用部6a及び反作用部6bとの間に、ディスクロータ4
を挟んで対向配置される一対の摩擦パッド7,7とから
なっている。
【0012】作用部6aにディスクロータ4側を開口し
て設けられたシリンダ孔8には、コップ状のピストン9
が、シリンダ孔8に嵌着された角シール10にて液密に
内挿されており、ピストン9とシリンダ孔8の底壁6c
との間に液圧室11が画成される。シリンダ孔8の底壁
6cにはユニオン孔12が開設され、該ユニオン孔12
にブレーキホース3の一端が接続されている。
【0013】液圧マスタシリンダ2の昇圧作動液は、ブ
レーキホース3から液圧室11へ供給され、ピストン9
は、この昇圧作動液によって角シール10を撓ませなが
ら、シリンダ孔8を開口部方向へ押出されて行く。作用
部6a側の摩擦パッド7は、ピストン9にて、ディスク
ロータ4の一側面へ押圧され、反作用部6b側の摩擦パ
ッド7は、この反作用で作用部方向へ移動するキャリパ
ボディ6の反作用部6bにて、ディスクロータ4の他側
面へ押圧される。
【0014】また、上述の制動を解除すると、ピストン
9が、原形に復元する角シール10によって後退位置に
戻され、同時にキャリパボディ6が反作用部方向へ移動
して、非作動状態に復帰する。
【0015】ディスクロータ4の側面と、摩擦パッド7
のライニング7a間の制動間隙が所定量の場合に、上記
ピストン9の移動は、角シール10の変形量内で行なわ
れる。また、摩擦パッド7のライニング7aが摩耗し
て、上述の制動間隙が所定量を越えて拡がると、ピスト
ン9は角シール10の変形量を越えてディスクロータ側
へ繰出されて行き、制動解除時には、角シール10の復
元量だけ戻される。これにより、ピストン9は、ライニ
ング7aの摩耗分をディスクロータ側へアジャストされ
たこととなり、ディスクロータ4とライニング7a間の
制動間隙が所定量に設定される。
【0016】前記液圧マスタシリンダ2は、補給用のリ
ザーバ13と連通する補給路14を、ピストン15のセ
ンタバルブ16で閉塞して、作動液を昇圧するセンタバ
ルブ型で、シリンダボディ17に穿設されたシリンダ孔
18に、上述のピストン15が内挿されると共に、該ボ
ディ17の前部上面に、上述のリザーバ13が一体形成
されている。
【0017】ピストン15とシリンダ孔18の底壁17
aとの間には、第1昇圧室19が画成され、ピストン1
5の先端と底壁17aに配設されたスプリングリテーナ
20,21の間に、リターンスプリング22が縮設され
ている。ピストン15は、リターンスプリング22の弾
発力にて、シリンダ孔18を開口部方向へ弾発され、そ
の後退限を、シリンダ孔18の開口部に嵌着されたサー
クリップ23にて規制されている。
【0018】ピストン15の前後部外周には、シリンダ
孔18を摺動する第1フランジ15aと第2フランジ1
5bとが一体形成されており、両フランジ15a,15
bの間は、小径軸部15cとなっている。小径軸部15
c外周の空間部は、第2昇圧室24となっており、第1
昇圧室19と第2昇圧室24とは、シリンダボディ17
の上部に形成された連通路25にて連通されている。前
部側の第1フランジ15aには、プライマリカップ26
が、また後部側の第2フランジ15bには、セコンダリ
カップ27がそれぞれ嵌着されており、第1及び第2昇
圧室19,24は、両カップ26,27にて液密に画成
されている。
【0019】シリンダボディ17の下部には、第2昇圧
室24に連通する出力ポート28が形成されており、大
径のめねじ孔で形成された出力ポート28の外側には、
ブレーキホース3の他端が接続される。また出力ポート
28の内側は小径に絞られていて、内部の作動液が昇圧
され易いようになっている。ピストン15の第1フラン
ジ15aは、該ピストン15が上述のように後退限へ移
動した際に、出力ポート28の内側へ位置するように設
定されていて、第2昇圧室24とブレーキホース3との
連通を遮断するようになっている。
【0020】前記補給路14は、シリンダ孔18の中心
軸上に形成されるバルブ孔14a及び横孔14bと、該
横孔14bの先端からリザーバ13の底部へつながる縦
孔14cとからなっており、リザーバ13内に貯留され
る作動液を、第1昇圧室19へ随時供給できるようにな
っている。第1昇圧室19へ開口するバルブ孔14a
は、横孔14bや縦孔14cよりも大径に形成されてい
て、ピストン15の前部から、第1昇圧室19へ突出す
るバルブステム29の先端部29aと、該先端部29a
に装着された前述のセンタバルブ16とを保持してい
る。
【0021】バルブステム29の後端部29bは、ピス
トン15の中心軸上に、第1昇圧室19へ開口して設け
られたガイド孔15dに収容されており、この後端部2
9bはピストン15側のスプリングリテーナ21にて、
また先端部29aは、底壁17a側のスプリングリテー
ナ20にて、それぞれ抜け止めされている。先端部29
aには、バルブ孔14aを摺動するフランジ29cが形
成され、該フランジ29cに、複数の液通孔30が形成
されている。フランジ29cとスプリングリテーナ20
との間には、小径のコイルスプリング31が、第1昇圧
室19のリターンスプリング22よりも低いセット荷重
で縮設されていて、バルブステム29に、ピストン15
とは反対方向の弾発力を作用させている。
【0022】バルブステム29は、リターンスプリング
22に弾発されるピストン15によって、後端部29b
と係合するスプリングリテーナ21に、シリンダ孔18
の開口部方向へ牽引され、その後退限を先端部29aと
スプリングリテーナ20との係合によって規制される。
先端部29aのセンタバルブ16は、バルブ孔14aの
底壁から離間し、リザーバ13に貯留される作動液を、
補給路14と液通孔30とを通して、第1昇圧室19へ
供給できるようになっている。
【0023】また、ブレーキ操作によって、ピストン1
5が第1昇圧室19方向へ押し込まれ、スプリングリテ
ーナ21の牽引が解除されると、バルブステム29が、
コイルスプリング31によって、シリンダ孔18の反開
口部方向へ押し込まれ、センタバルブ16を、バルブ孔
14aの底壁に着座させて、リザーバ13と第1昇圧室
19との連通を遮断する。
【0024】尚、符号32は、液圧マスタシリンダ2の
ピストン15を押動するプッシュロッドで、該ロッド3
2は、運転席のブレーキペダルに連結されている。
【0025】次に、上述のように構成された本実施例の
作動を説明する。
【0026】非作動時の液圧マスタシリンダ2は、ピス
トン15及びバルブステム29が、図1及び図2に示す
後退限位置にあり、第2昇圧室24とブレーキホース3
とは、出力ポート28を塞ぐピストン15の第1フラン
ジ15aによって連通を遮断され、また第1昇圧室19
とリザーバ13とは、補給路14とバルブステム29の
連通孔30とを通して連通している。
【0027】上述の状態から、運転者がブレーキペダル
を踏み操作すると、プッシュロッド32の押動によっ
て、液圧マスタシリンダ2のピストン15が、リターン
スプリング22を圧縮しながら、シリンダ孔18を底部
方向へ前進して行く。ピストン15の第1フランジ15
aは、出力ポート28の内側開口から、シリンダ孔18
の底部方向へ移動して、第2昇圧室24とブレーキホー
ス3とが連通し、次に、バルブステム29先端のセンタ
バルブ16が、バルブ孔14aの底壁に着座して、第1
昇圧室19とリザーバ13との連通が遮断される。
【0028】第1昇圧室19の内部作動液は、ピストン
15の前進に伴って序々に昇圧され、更に連通路25と
第2昇圧室24内の作動液も昇圧されて行く。両昇圧室
19,24と連通路25内との昇圧作動液は、出力ポー
ト28からブレーキホース3を通してキャリパボディ6
へ供給され、ディスクブレーキ1を前述の如く液圧作動
する。
【0029】また、上述のブレーキ操作を解除すると、
液圧マスタシリンダ2のピストン15が、リターンスプ
リング22にてシリンダ孔18を開口部方向へ押し戻さ
れる。一方、ディスクブレーキ1のキャリパボディ6で
は、原形に復元して行く角シール10によって、ピスト
ン9がシリンダ孔8を後退し、液圧室11が縮小される
ため、液圧室11から縮小分の作動液が、ブレーキホー
ス3を通して第2昇圧室24へ環流して行く。
【0030】次に、液圧マスタシリンダ2では、ピスト
ン15側のスプリングリテーナ21が、バルブステム2
9の後端部29bと当接し、該ステム29が、コイルス
プリング31の弾発力に抗して、シリンダ孔18の開口
部方向へ牽引される。センタバルブ16は、バルブステ
ム29の後退によって、バルブ孔14aの底壁から離間
し、該バルブ16が補給路14を遮断する前にリザーバ
13へ流れた作動液が、第1昇圧室19へ環流して行
く。
【0031】そして、ディスクブレーキ1のピストン9
が所定の後退位置に到達し、液圧室11から適正な作動
液が第2昇圧室24へ戻されるのに合わせて、液圧マス
タシリンダ2のピストン15が、サークリップ23に規
制される後退限に復帰し、第1フランジ15aが、出力
ポート28の内側に位置して、第2昇圧室24とブレー
キホース3の連通を遮断する。
【0032】また、ディスクロータ4に回転振れや軸方
向の製造誤差があったり、キャリパボディ6に、車両の
カーブ走行による遠心力が作用して、ディスク軸方向の
ウエイト移動を生じ、ピストン9に、角シール10の復
元力以上の押し込み力が作用した場合には、ピストン9
が液圧室11を縮小して後退しようとしても、液圧マス
タシリンダ2の出力ポート28の内側に位置するピスト
ン15の第1フランジ15aが、ブレーキホース3から
第2昇圧室24への流入を遮断するため、ピストン9の
後退が阻止される。
【0033】また、摩擦パッド7が、ライニング7aの
摩耗によって、後退位置をディスクロータ4側へ変更し
た場合には、液圧室11内の作動液量が、拡大面積分増
加する点で相違するだけで、液圧室11とブレーキホー
ス3から第2昇圧室24への所定量以上の環流を、ピス
トン15の第1フランジ15aがカットして、ピストン
9の後退を有効に阻止する。
【0034】尚、双方の昇圧室をつなぐ連通路は、シリ
ンダボディの外側に配管で取回ししてもよい。また、本
発明の液圧マスタシリンダは、必ずしも、出力ポートを
全閉する必要はない。例えば、第1フランジをシリンダ
孔よりも小径にしたり、第1フランジを出力ポートから
シリンダ軸方向へずらして、第1フランジと出力ポート
との間に若干の間隙があっても、ブレーキホースから第
2昇圧室への環流は時間をかけて絞られるものとなるの
で、ピストンのノックバックを容易に許すことはなくな
る。
【0035】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のセンタバ
ルブ型液圧マスタシリンダは、ピストンとシリンダ孔の
底壁との間を第1昇圧室となし、該ピストンの第1フラ
ンジと第2フランジとの間の小径軸部外周の空間部を第
2昇圧室となして、両昇圧室を連通路にて接続し、前記
第2昇圧室に、昇圧した作動液を外部へ排出する出力ポ
ートを開口させ、前記ピストンが後退限へ位置した際
に、前記第1フランジを、前記出力ポート上に位置する
よう設定したことにより、ディスクブレーキに配設され
るピストンのノックバックを有効に防止することがで
き、特に、摩擦パッドのライニングが摩耗した場合に
も、人為的に調整する必要がないので、機能的に優れて
いる。また、構造的にも、第1及び第2昇圧室をつなぐ
連通路を形成することと、ピストンの第1フランジと出
力ポート上に位置するようにしただけの簡単な構造で済
み、安価で容易に製作することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す液圧マスタシリンダと
ディスクブレーキの接続図
【図2】図1に示す液圧マスタシリンダの要部拡大図
【符号の説明】
1…ディスクブレーキ 2…液圧マスタシリンダ 3…ディスクブレーキ1と液圧マスタシリンダ2をつな
ぐブレーキホース 4…ディスクロータ 6…キャリパボディ 6c…液圧室11の底壁 7…摩擦パッド 7a…ライニング 8…ディスクブレーキ1のシリンダ孔 9…ディスクブレーキ1のピストン 10…角シール 11…液圧室 12…ユニオン孔 13…リザーバ 14…第1昇圧室19とリザーバ13とを連通する補給
路 14a…バルブ孔 15…液圧マスタシリンダ2のピストン 15a…ピストン15の第1フランジ 15b…ピストン15の第2フランジ 15c…ピストン15の小径軸部 15d…ガイド孔 16…センタバルブ 17…液圧マスタシリンダ2のシリンダボディ 17a…シリンダ孔18の底壁 18…液圧マスタシリンダ2のシリンダ孔 19…第1昇圧室 20,21…スプリングリテーナ 22…リターンスプリング 23…サークリップ 25…第1昇圧室19と第2昇圧室24を連通する連通
路 26…プライマリカップ 27…セコンダリカップ 28…出力ポート 29…バルブステム 32…プッシュロッド

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シリンダボディに穿設されたシリンダ孔
    にピストンを内挿して、該ピストンとシリンダ孔の底壁
    との間に昇圧室を画成し、該シリンダ孔の底壁にリザー
    バと連通する補給路を設け、前記ピストンの小径軸部の
    前後部に、シリンダ孔を摺動する第1フランジと第2フ
    ランジとを形成すると共に、ピストンの先端から前記昇
    圧室へ突出するバルブステムの先端に、ピストンの前進
    で前記補給路を閉塞して昇圧室の作動液を昇圧するセン
    タバルブを取付けたセンタバルブ型車両用液圧マスタシ
    リンダにおいて、前記昇圧室を第1昇圧室となすと共
    に、前記ピストンの小径軸部外周の空間部を第2昇圧室
    となして、両昇圧室を連通路にて接続し、前記第2昇圧
    室に、昇圧した作動液を外部へ排出する出力ポートを開
    口させ、非作動時のピストンが後退限へ位置した際に、
    前記第1フランジを、前記出力ポート上に位置するよう
    設定したことを特徴とするセンタバルブ型車両用液圧マ
    スタシリンダ。
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