JP3104112B2 - 飛灰の処理装置 - Google Patents
飛灰の処理装置Info
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Landscapes
- Processing Of Solid Wastes (AREA)
- Exhaust Gas Treatment By Means Of Catalyst (AREA)
- Gasification And Melting Of Waste (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、主として都市ごみ焼却
炉から排出される飛灰の処理装置に関する。
炉から排出される飛灰の処理装置に関する。
【0002】都市ごみ焼却炉から出る飛灰中にはN
a+ 、K+ 、Ca++、Cl- 、SO4 --等の高温で揮散
しやすい物質や、ダイオキシン、重金属等の有害物質が
多量含まれている。例えば、飛灰を1300℃以上の高
温で溶融固化処理すると、上記の諸物質が排ガス中に揮
散するので、これらの物質を再度捕捉しなければなら
ず、その為の洗煙装置の設置と2次公害防止の配慮が必
要である。そのため飛灰の処理方法の技術確立が社会的
ニーズとなっている。
a+ 、K+ 、Ca++、Cl- 、SO4 --等の高温で揮散
しやすい物質や、ダイオキシン、重金属等の有害物質が
多量含まれている。例えば、飛灰を1300℃以上の高
温で溶融固化処理すると、上記の諸物質が排ガス中に揮
散するので、これらの物質を再度捕捉しなければなら
ず、その為の洗煙装置の設置と2次公害防止の配慮が必
要である。そのため飛灰の処理方法の技術確立が社会的
ニーズとなっている。
【0003】
【従来の技術】飛灰中のダイオキシンを無害化処理する
方法として、図6に示すように、N2等の還元ガスの高
温雰囲気における、間接加熱による熱分解方式(ハーゲ
ンマイヤー方式)がある。
方法として、図6に示すように、N2等の還元ガスの高
温雰囲気における、間接加熱による熱分解方式(ハーゲ
ンマイヤー方式)がある。
【0004】このプロセスでは、飛灰をコンベヤ(51)に
よってホッパー(52)に搬入し、ここから多数の回転羽根
(54)を内装した加熱装置(53)の始端部へ送られ、加熱さ
れる。ついで加熱飛灰は加熱装置(53)の終端部から通路
(55)を経て、スクリュー(57)を内装した冷却装置(56)の
始端部へ送られ、冷却される。ついで冷却飛灰は冷却装
置(56)の終端部から搬出車(58)へ排出される。
よってホッパー(52)に搬入し、ここから多数の回転羽根
(54)を内装した加熱装置(53)の始端部へ送られ、加熱さ
れる。ついで加熱飛灰は加熱装置(53)の終端部から通路
(55)を経て、スクリュー(57)を内装した冷却装置(56)の
始端部へ送られ、冷却される。ついで冷却飛灰は冷却装
置(56)の終端部から搬出車(58)へ排出される。
【0005】加熱装置(53)の始端部には窒素ガスボンベ
(59)から不活性ガスとして窒素ガスが導入され、ここを
通過した後、加熱装置(53)の終端部から集塵装置(60)に
送られ、ここで除塵処理される。除塵された400℃の
窒素ガスは冷却器(61)(62)で冷却された後、ブロア(63)
で加熱装置(53)の始端部へ循環され、一部は系外へ放出
される。窒素ガスの放出分の補充は加熱装置(53)の終端
部で行われる。(60)に送られ、ここで除塵処理される。
(59)から不活性ガスとして窒素ガスが導入され、ここを
通過した後、加熱装置(53)の終端部から集塵装置(60)に
送られ、ここで除塵処理される。除塵された400℃の
窒素ガスは冷却器(61)(62)で冷却された後、ブロア(63)
で加熱装置(53)の始端部へ循環され、一部は系外へ放出
される。窒素ガスの放出分の補充は加熱装置(53)の終端
部で行われる。(60)に送られ、ここで除塵処理される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記構成の間接加熱に
よる熱分解方式では、次のような問題がある。
よる熱分解方式では、次のような問題がある。
【0007】伝熱面積が限定されるので、スケールア
ップが難しい。例えば、大径のキルンでは加熱面積が小
さくなり、長いキルンではスケール掻き取り用の支持棒
が垂れる。
ップが難しい。例えば、大径のキルンでは加熱面積が小
さくなり、長いキルンではスケール掻き取り用の支持棒
が垂れる。
【0008】加熱伝熱面でハードなスケールが発生し
易く、スケール掻き取り装置の破損が頻発する。
易く、スケール掻き取り装置の破損が頻発する。
【0009】排出排ガス中のダイオキシン再処理が必
要である。
要である。
【0010】不活性ガスの注入がコストアップを招
く。
く。
【0011】200kw/(500kg飛灰)の大容
量電力を必要とする。
量電力を必要とする。
【0012】本発明は、上記の諸問題を解決することが
できる飛灰の処理装置を提供することを目的とする。
できる飛灰の処理装置を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明による飛灰の処理
装置は、上記目的を達成すべく工夫されたものであっ
て、飛灰を水洗する洗浄槽(1) と、水洗後の飛灰を乾燥
造粒する乾燥造粒機(7) と、造粒物を焼結するキルン炉
(9) と、排ガス中の未燃物を完全に燃焼する2次燃焼炉
(10)と、乾燥造粒機(7) から出た低温排ガスと、キルン
炉または2次燃焼炉から出た高温排ガスとの混合ガスを
除塵処理するセラミックフィルターからなる高温集塵機
(13)とを具備してなるものである。
装置は、上記目的を達成すべく工夫されたものであっ
て、飛灰を水洗する洗浄槽(1) と、水洗後の飛灰を乾燥
造粒する乾燥造粒機(7) と、造粒物を焼結するキルン炉
(9) と、排ガス中の未燃物を完全に燃焼する2次燃焼炉
(10)と、乾燥造粒機(7) から出た低温排ガスと、キルン
炉または2次燃焼炉から出た高温排ガスとの混合ガスを
除塵処理するセラミックフィルターからなる高温集塵機
(13)とを具備してなるものである。
【0014】水洗後の排液は重金属の捕捉後、系外へ放
流される。
流される。
【0015】キルン炉は例えば800℃以上の酸化雰囲
気で運転される。
気で運転される。
【0016】本発明による飛灰の処理装置は、好ましく
は、上記洗浄槽と乾燥造粒機とキルン炉とに加えてさら
に、排ガス中の未燃物を完全に燃焼する2次燃焼炉を具
備している。
は、上記洗浄槽と乾燥造粒機とキルン炉とに加えてさら
に、排ガス中の未燃物を完全に燃焼する2次燃焼炉を具
備している。
【0017】本発明による飛灰の処理装置は、好ましく
は、上記洗浄槽と乾燥造粒機とキルン炉と2次燃焼炉と
に加えてさらに、乾燥造粒機から出た低温排ガスと、キ
ルン炉または2次燃焼炉から出た高温排ガスとの混合ガ
スを除塵処理する集塵機を具備している。低温排ガスと
高温排ガスとの混合により、混合ガスの温度は例えば4
00〜700℃に調整される。集塵機としては例えばセ
ラミックフィルターからなるものが好ましい。
は、上記洗浄槽と乾燥造粒機とキルン炉と2次燃焼炉と
に加えてさらに、乾燥造粒機から出た低温排ガスと、キ
ルン炉または2次燃焼炉から出た高温排ガスとの混合ガ
スを除塵処理する集塵機を具備している。低温排ガスと
高温排ガスとの混合により、混合ガスの温度は例えば4
00〜700℃に調整される。集塵機としては例えばセ
ラミックフィルターからなるものが好ましい。
【0018】本発明による飛灰の処理装置は、好ましく
は、上記洗浄槽と乾燥造粒機とキルン炉と2次燃焼炉と
集塵機とに加えてさらに、集塵機から出た排ガスを冷却
する脱硝触媒付きガスクーラーを具備している。このガ
スクーラーにより排ガスは例えば400〜500℃に冷
却され、この冷却後、触媒層における添加NH3 による
還元脱硝によりNOxやダイオキシンが除去された後、
排ガスはさらに250〜350℃まで冷却・熱回収され
る。
は、上記洗浄槽と乾燥造粒機とキルン炉と2次燃焼炉と
集塵機とに加えてさらに、集塵機から出た排ガスを冷却
する脱硝触媒付きガスクーラーを具備している。このガ
スクーラーにより排ガスは例えば400〜500℃に冷
却され、この冷却後、触媒層における添加NH3 による
還元脱硝によりNOxやダイオキシンが除去された後、
排ガスはさらに250〜350℃まで冷却・熱回収され
る。
【0019】本発明による飛灰の処理装置は、好ましく
は、上記洗浄槽と乾燥造粒機とキルン炉と2次燃焼炉と
集塵機と脱硝触媒付きガスクーラーとに加えてさらに、
ガスクーラーにおける熱交換により生じた高温空気を、
乾燥造粒機、キルン炉および/または2次燃焼炉の各バ
ーナへ送る熱風管路を具備している。
は、上記洗浄槽と乾燥造粒機とキルン炉と2次燃焼炉と
集塵機と脱硝触媒付きガスクーラーとに加えてさらに、
ガスクーラーにおける熱交換により生じた高温空気を、
乾燥造粒機、キルン炉および/または2次燃焼炉の各バ
ーナへ送る熱風管路を具備している。
【0020】
(1) 洗浄槽で飛灰を水洗し、乾燥造粒機で乾燥造粒し、
キルン炉で造粒物を焼結し、場合によっては2次燃焼炉
でさらに加熱することにより、飛灰中に含まれるNa、
K、Ca、Cl、SO3 等を除去することができる。上
記水洗による除去率はNa、K、Cl、SO4 について
は70〜90%である。その分析値一例を表1に示す。
キルン炉で造粒物を焼結し、場合によっては2次燃焼炉
でさらに加熱することにより、飛灰中に含まれるNa、
K、Ca、Cl、SO3 等を除去することができる。上
記水洗による除去率はNa、K、Cl、SO4 について
は70〜90%である。その分析値一例を表1に示す。
【0021】(2) 上記水洗により飛灰の焼結温度が高温
側に移行し、高温処理時の固結および上記Na+ 、
K+ 、Ca++、Cl- 、SO4 --等の揮散が防止でき
る。水洗を行わない場合には、焼結は400℃から始ま
り、600℃で最高強度を持つ焼結物が得られる。水洗
による焼結点の移行の結果、焼結は600℃から始ま
り、最大強度もかなり小さいものとなる。飛灰の焼結強
度の一例を図2に示す。
側に移行し、高温処理時の固結および上記Na+ 、
K+ 、Ca++、Cl- 、SO4 --等の揮散が防止でき
る。水洗を行わない場合には、焼結は400℃から始ま
り、600℃で最高強度を持つ焼結物が得られる。水洗
による焼結点の移行の結果、焼結は600℃から始ま
り、最大強度もかなり小さいものとなる。飛灰の焼結強
度の一例を図2に示す。
【0022】(3) 伝熱面の限られる間接加熱方式から高
温熱風によるキルン型直接焼結方式とすることにより、
焼結による固結閉塞の問題が解決され、さらに800℃
以上の高温域での操作も可能となり、ダイオキシンの熱
分解および酸化が容易に行われる。
温熱風によるキルン型直接焼結方式とすることにより、
焼結による固結閉塞の問題が解決され、さらに800℃
以上の高温域での操作も可能となり、ダイオキシンの熱
分解および酸化が容易に行われる。
【0023】(4) 飛灰の焼結処理前に乾燥造粒装置が設
けられているので、焼結後の灰分は粒状となり、焼結時
の粉塵飛散を抑制しかつ排出灰のハンドリングを容易に
することができる。
けられているので、焼結後の灰分は粒状となり、焼結時
の粉塵飛散を抑制しかつ排出灰のハンドリングを容易に
することができる。
【0024】(5) 集塵機でキルン炉または2次燃焼炉か
ら出た高温排ガスを除塵するとともに、高温雰囲気にお
けるフィルター表面上で、CO、灰中の未燃カーボン、
ダイオキシンの前駆物質(例えばトリクロロベンゼン)
等が酸化分解され、排出ガスを極めてクリーンな排ガス
とすることができる。
ら出た高温排ガスを除塵するとともに、高温雰囲気にお
けるフィルター表面上で、CO、灰中の未燃カーボン、
ダイオキシンの前駆物質(例えばトリクロロベンゼン)
等が酸化分解され、排出ガスを極めてクリーンな排ガス
とすることができる。
【0025】図3は、フィルターの使用による、排ガス
中のCOの高温雰囲気における低減性能を示すものであ
る。図4は、フィルターの使用による、灰中の未燃カー
ボンの酸化および燃焼によるCO発生とカーボンの減少
をそれぞれ示すものである。図5は、フィルターの使用
による、ダイオキシン前駆物質であるトリクロロベンゼ
ン(TCB)の高温雰囲気における低減性能を示すもの
である。これらの物質はいずれも600℃の温度域でほ
ぼ完全に酸化されることが判る。なお、フィルターのな
い場合はさらに50〜100℃高温度域においてのみ上
記酸化が進むこと、および、高温反応の面でフィルター
が有効であることが判る。
中のCOの高温雰囲気における低減性能を示すものであ
る。図4は、フィルターの使用による、灰中の未燃カー
ボンの酸化および燃焼によるCO発生とカーボンの減少
をそれぞれ示すものである。図5は、フィルターの使用
による、ダイオキシン前駆物質であるトリクロロベンゼ
ン(TCB)の高温雰囲気における低減性能を示すもの
である。これらの物質はいずれも600℃の温度域でほ
ぼ完全に酸化されることが判る。なお、フィルターのな
い場合はさらに50〜100℃高温度域においてのみ上
記酸化が進むこと、および、高温反応の面でフィルター
が有効であることが判る。
【0026】(6) 脱硝触媒においてアンモニアの添加に
よりNOxの還元除去とダイオキシンの分解が行われ
れ、ダイオキシンおよびNOxがいずれも除去できた。
よりNOxの還元除去とダイオキシンの分解が行われ
れ、ダイオキシンおよびNOxがいずれも除去できた。
【0027】(7) この処理後の高温ガスは完全除塵され
ているので、以後250〜400℃におけるダイオキシ
ンの再発生はなく、また熱回収装置としてはクリーンガ
ス処理用のコンパクトな装置で充分な熱回収が可能であ
り、この熱分解に要するエネルギーも低消費である。
ているので、以後250〜400℃におけるダイオキシ
ンの再発生はなく、また熱回収装置としてはクリーンガ
ス処理用のコンパクトな装置で充分な熱回収が可能であ
り、この熱分解に要するエネルギーも低消費である。
【0028】
【実施例】本発明を図示の実施例により具体的に説明す
る。
る。
【0029】図1は飛灰処理プロセスの一例である。
【0030】処理すべき飛灰は、まず、攪拌機(2) を備
えた洗浄槽(1) に投入され、ここで洗浄水にて水洗され
る。洗浄された飛灰はスラリー状態にて脱水機(3) へ送
られ、ここで脱水される。この脱水によって生じた濾液
は、攪拌機(5) を備えた混合槽(4) へ送られ、ここでキ
レート剤と混合される。キレート剤の添加により、この
液中の重金属類が沈降させられ、この沈澱物はフィルタ
ー(6) にて濾過される。該沈殿物からなるスラッジ状の
固形物の分離後、固形物はセメント固化等により処理す
る。フィルター(6) の放流水はNa+ 、K+ 、Ca++等
と、Cl- 、SO4 --等との反応塩類を含む希薄水溶液
であって、透明である。なお、この液はややpH≧8の
傾向があるので、この場合は水和処理後放流する。勿論
この中にはダイオキシンは含まれず、ダイオキシンは全
て灰分に付着している。
えた洗浄槽(1) に投入され、ここで洗浄水にて水洗され
る。洗浄された飛灰はスラリー状態にて脱水機(3) へ送
られ、ここで脱水される。この脱水によって生じた濾液
は、攪拌機(5) を備えた混合槽(4) へ送られ、ここでキ
レート剤と混合される。キレート剤の添加により、この
液中の重金属類が沈降させられ、この沈澱物はフィルタ
ー(6) にて濾過される。該沈殿物からなるスラッジ状の
固形物の分離後、固形物はセメント固化等により処理す
る。フィルター(6) の放流水はNa+ 、K+ 、Ca++等
と、Cl- 、SO4 --等との反応塩類を含む希薄水溶液
であって、透明である。なお、この液はややpH≧8の
傾向があるので、この場合は水和処理後放流する。勿論
この中にはダイオキシンは含まれず、ダイオキシンは全
て灰分に付着している。
【0031】スラリー状の飛灰の脱水によって生じた脱
水汚泥は、次に乾燥造粒機(7) へ送られ、ここで乾燥、
造粒される。この熱源は、灯油タンク(8) から供給され
た灯油等のラインバーナ(8) における燃焼ガスである。
得られた造粒物はキルン炉(9) へ送られ、ここで約80
0℃の酸化雰囲気にて高温焼結され、ダイオキシン等が
分解される。キルン炉(9) の熱源はバーナ(10)にて発生
する燃焼ガスである。
水汚泥は、次に乾燥造粒機(7) へ送られ、ここで乾燥、
造粒される。この熱源は、灯油タンク(8) から供給され
た灯油等のラインバーナ(8) における燃焼ガスである。
得られた造粒物はキルン炉(9) へ送られ、ここで約80
0℃の酸化雰囲気にて高温焼結され、ダイオキシン等が
分解される。キルン炉(9) の熱源はバーナ(10)にて発生
する燃焼ガスである。
【0032】排ガス中に揮散したダイオキシンの分解に
は充分な滞留時間が必要であるので、得られた焼結物は
2次燃焼炉(11)へ送られ、ここでさらに高温下で加熱さ
れる。2次燃焼炉(11)の熱源はバーナ(12)にて発生する
燃焼排ガスである。こうして処理された飛灰は2次燃焼
炉(11)の底部から取り出される。
は充分な滞留時間が必要であるので、得られた焼結物は
2次燃焼炉(11)へ送られ、ここでさらに高温下で加熱さ
れる。2次燃焼炉(11)の熱源はバーナ(12)にて発生する
燃焼排ガスである。こうして処理された飛灰は2次燃焼
炉(11)の底部から取り出される。
【0033】2次燃焼炉(11)から出た約1200℃の高
温排ガスは、乾燥造粒機(7) から出た約150℃の低温
ガスと混合させ、約600℃となる。この排ガスはセラ
ミックフィルターからなる高温集塵機(13)へ送られ、除
塵処理される。ここで得られた捕集灰は乾燥造粒機(7)
へ戻される。高温集塵機(13)のセラミックフィルター上
ではCO、灰中の未燃カーボン、ダイオキシンの前駆物
質(例:トリクロロベンゼン)等が酸化分解され、排出
ガスは極めてクリーンなガスになる。
温排ガスは、乾燥造粒機(7) から出た約150℃の低温
ガスと混合させ、約600℃となる。この排ガスはセラ
ミックフィルターからなる高温集塵機(13)へ送られ、除
塵処理される。ここで得られた捕集灰は乾燥造粒機(7)
へ戻される。高温集塵機(13)のセラミックフィルター上
ではCO、灰中の未燃カーボン、ダイオキシンの前駆物
質(例:トリクロロベンゼン)等が酸化分解され、排出
ガスは極めてクリーンなガスになる。
【0034】高温集塵機(13)から出た熱排ガスは、さら
にガスクーラー(14)へ送られ、ここで400〜500℃
に冷却され、触媒層(15)におけるNH3 還元脱硝により
NOx低減とダイオキシンの除去が行われた後、完全な
クリーンガスとなって、煙突(16)より系外へ放出され
る。ガスクーラー(14)における排ガス冷却は空気にて行
われ、ガスクーラー(14)で生じた約300℃の熱風は熱
風管路(17)を経てバーナ(8) (10)(12)へ供給される。
にガスクーラー(14)へ送られ、ここで400〜500℃
に冷却され、触媒層(15)におけるNH3 還元脱硝により
NOx低減とダイオキシンの除去が行われた後、完全な
クリーンガスとなって、煙突(16)より系外へ放出され
る。ガスクーラー(14)における排ガス冷却は空気にて行
われ、ガスクーラー(14)で生じた約300℃の熱風は熱
風管路(17)を経てバーナ(8) (10)(12)へ供給される。
【0035】このようにして、処理灰、放流排水、排出
ガスは規制値を十分クリアできる迄浄化される。
ガスは規制値を十分クリアできる迄浄化される。
【0036】上記プロセスで得られた処理飛灰の有害物
質除去成績を表2に示す。
質除去成績を表2に示す。
【0037】
【発明の効果】本発明による飛灰の処理装置は以上の如
く構成されているので、下記の効果を奏することができ
る。
く構成されているので、下記の効果を奏することができ
る。
【0038】(1) 洗浄槽で飛灰を水洗し、乾燥造粒機で
乾燥造粒し、キルン炉で造粒物を焼結し、場合によって
は2次燃焼炉でさらに加熱することにより、飛灰中に含
まれるNa、K、Ca、Cl、SO3 等を除去すること
ができる。
乾燥造粒し、キルン炉で造粒物を焼結し、場合によって
は2次燃焼炉でさらに加熱することにより、飛灰中に含
まれるNa、K、Ca、Cl、SO3 等を除去すること
ができる。
【0039】(2) 上記水洗により飛灰の焼結温度が高温
側に移行し、高温処理時の固結および上記Na+ 、
K+ 、Ca++、Cl- 、SO4 --等の揮散が防止でき
る。
側に移行し、高温処理時の固結および上記Na+ 、
K+ 、Ca++、Cl- 、SO4 --等の揮散が防止でき
る。
【0040】(3) 高温熱風によるキルン型直接焼結方式
により、焼結による固結閉塞の問題が解決され、さらに
800℃以上の高温域での操作も可能となり、ダイオキ
シンの熱分解および酸化が容易に行われる。
により、焼結による固結閉塞の問題が解決され、さらに
800℃以上の高温域での操作も可能となり、ダイオキ
シンの熱分解および酸化が容易に行われる。
【0041】(4) 飛灰の焼結処理前に乾燥造粒装置が設
けられているので、焼結後の灰分は粒状となり、焼結時
の粉塵飛散を抑制しかつ排出灰のハンドリングを容易に
することができる。
けられているので、焼結後の灰分は粒状となり、焼結時
の粉塵飛散を抑制しかつ排出灰のハンドリングを容易に
することができる。
【0042】(5) 集塵機でキルン炉または2次燃焼炉か
ら出た高温排ガスを除塵するとともに、高温雰囲気にお
けるフィルター表面上で、CO、灰中の未燃カーボン、
ダイオキシンの前駆物質(例えばトリクロロベンゼン)
等が酸化分解され、排出ガスを極めてクリーンな排ガス
とすることができる。
ら出た高温排ガスを除塵するとともに、高温雰囲気にお
けるフィルター表面上で、CO、灰中の未燃カーボン、
ダイオキシンの前駆物質(例えばトリクロロベンゼン)
等が酸化分解され、排出ガスを極めてクリーンな排ガス
とすることができる。
【0043】(6) 脱硝触媒においてアンモニアの添加に
よりNOxの還元除去とダイオキシンの分解が行われ
れ、ダイオキシンおよびNOxがいずれも除去できた。
よりNOxの還元除去とダイオキシンの分解が行われ
れ、ダイオキシンおよびNOxがいずれも除去できた。
【0044】(7) この処理後の高温ガスは完全除塵され
ているので、以後300〜400℃におけるダイオキシ
ンの発生はなく、また熱回収装置としてはクリーンガス
処理用のコンパクトな装置で充分な熱回収が可能であ
り、この熱分解に要するエネルギーも低消費である。
ているので、以後300〜400℃におけるダイオキシ
ンの発生はなく、また熱回収装置としてはクリーンガス
処理用のコンパクトな装置で充分な熱回収が可能であ
り、この熱分解に要するエネルギーも低消費である。
【0045】
【表1】
【表2】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示すフローシートである。
【図2】焼結飛灰の圧壊加重と温度の関係を示すグラフ
である。
である。
【図3】フィルターの使用による、排ガス中のCOの高
温雰囲気における低減性能を示すグラフである。
温雰囲気における低減性能を示すグラフである。
【図4】フィルターの使用による、灰中の未燃カーボン
の酸化および燃焼によるCO発生とカーボンの減少をそ
れぞれ示すグラフである。
の酸化および燃焼によるCO発生とカーボンの減少をそ
れぞれ示すグラフである。
【図5】フィルターの使用による、ダイオキシン前駆物
質であるトリクロロベンゼン(TCB)の高温雰囲気に
おける低減性能を示すグラフである。
質であるトリクロロベンゼン(TCB)の高温雰囲気に
おける低減性能を示すグラフである。
【図6】従来技術を示すフローシートである。
1:洗浄槽 7:乾燥造粒機 9:キルン炉 10:2次燃焼炉 13:集塵機 14:ガスクーラー 15:触媒層 17:熱風管路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 伊藤 道雄 大阪市此花区西九条5丁目3番28号 日 立造船株式会社内 (56)参考文献 特開 平4−265188(JP,A) 「廃棄物の処理技術−産業・都市公害 へのシステムアプローチ−」武藤 他2 名編(株)工業調査会(1977年4月20日 第5版発行)225頁〜283頁 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B09B 5/00 ZAB B09B 3/00
Claims (3)
- 【請求項1】 飛灰を水洗する洗浄槽(1) と、 水洗後の飛灰を乾燥造粒する乾燥造粒機(7) と、 造粒物を焼結するキルン炉(9) と、 排ガス中の未燃物を完全に燃焼する2次燃焼炉(10)と、 乾燥造粒機(7) から出た低温排ガスと、キルン炉または
2次燃焼炉から出た高温排ガスとの混合ガスを除塵処理
するセラミックフィルターからなる高温集塵機(13) とを
具備してなる飛灰の処理装置。 - 【請求項2】 請求項1記載の処理装置において、さら
に、集塵機から出た排ガスを冷却する脱硝触媒(15)付き
ガスクーラー(14)を具備してなる飛灰の処理装置。 - 【請求項3】 請求項1記載の処理装置において、さら
に、ガスクーラー(14)における熱交換により生じた高温
空気を、乾燥造粒機、キルン炉および/または2次燃焼
炉の各バーナへ送る熱風管路(17)を具備してなる飛灰の
処理装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP06027715A JP3104112B2 (ja) | 1994-02-25 | 1994-02-25 | 飛灰の処理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP06027715A JP3104112B2 (ja) | 1994-02-25 | 1994-02-25 | 飛灰の処理装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07232155A JPH07232155A (ja) | 1995-09-05 |
JP3104112B2 true JP3104112B2 (ja) | 2000-10-30 |
Family
ID=12228706
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP06027715A Expired - Fee Related JP3104112B2 (ja) | 1994-02-25 | 1994-02-25 | 飛灰の処理装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3104112B2 (ja) |
Families Citing this family (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4702869B2 (ja) * | 2001-05-08 | 2011-06-15 | 三菱重工環境・化学エンジニアリング株式会社 | 廃棄物処理方法、同処理装置 |
JP4979164B2 (ja) * | 2001-07-26 | 2012-07-18 | 株式会社トクヤマ | 焼却灰の処理方法 |
JP2009131792A (ja) * | 2007-11-30 | 2009-06-18 | Chugoku Electric Power Co Inc:The | フライアッシュバルーン回収方法及びシステム |
JP4878605B2 (ja) * | 2008-03-31 | 2012-02-15 | 太平洋セメント株式会社 | フライアッシュの湿式脱炭における前処理装置 |
JP2019051494A (ja) * | 2017-09-19 | 2019-04-04 | 太平洋セメント株式会社 | 水銀含有物質の処理装置及び処理方法 |
CN117358732B (zh) * | 2023-10-26 | 2024-06-25 | 北京科技大学 | 一种飞灰资源产物及其处理方法和应用 |
CN117276551B (zh) * | 2023-11-23 | 2024-03-19 | 兰钧新能源科技有限公司 | 一种钠电层状氧化物正极材料及其制备方法与钠离子电池 |
-
1994
- 1994-02-25 JP JP06027715A patent/JP3104112B2/ja not_active Expired - Fee Related
Non-Patent Citations (1)
Title |
---|
「廃棄物の処理技術−産業・都市公害へのシステムアプローチ−」武藤 他2名編(株)工業調査会(1977年4月20日第5版発行)225頁〜283頁 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH07232155A (ja) | 1995-09-05 |
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