JP3103237B2 - レール締結装置の緩み検出装置 - Google Patents
レール締結装置の緩み検出装置Info
- Publication number
- JP3103237B2 JP3103237B2 JP05028068A JP2806893A JP3103237B2 JP 3103237 B2 JP3103237 B2 JP 3103237B2 JP 05028068 A JP05028068 A JP 05028068A JP 2806893 A JP2806893 A JP 2806893A JP 3103237 B2 JP3103237 B2 JP 3103237B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- fastening device
- rail fastening
- looseness
- rail
- holding member
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Machines For Laying And Maintaining Railways (AREA)
- Force Measurement Appropriate To Specific Purposes (AREA)
- Testing Of Devices, Machine Parts, Or Other Structures Thereof (AREA)
Description
結固定するレール締結装置の緩みを検出する装置に関す
るものである。
13に示すように、板ばねからなる押え部材1をボルト
2で枕木3側に締め付けてレール4の基部4aを枕木3
上に押え込み、かつ、同じく板バネからなる横止め部材
5によってレール基部4aを左右両側から挾み込む構成
となっている。6は押え部材1の外側端部を受け止める
受け部材である。
2の緩み)を検査する方法として、作業員がレール沿い
に歩行しながら、装置の緩みに起因する種々の変化、た
とえば図12の仮想線で示すような押え部材1の平面視
での傾き(ずれ角θ)や、受け部材6の前後方向の位置
ずれ(ずれ量P)、あるいは図13に示すような同部材
1のたわみ量Q(緩むと小さくなる)を目視で確認して
いた。
撃音で緩みを判断する方法もとられている。
法によると、作業効率が悪く、単位時間当りの点検距離
が短く制限される上に、歩廊のないトンネル内等は終業
後の夜間作業となるため時間の制限を受け、さらに熟練
を要する等の種々の問題があった。
響の良否判定は人間の知覚では必ずしも容易でなく、ど
うしてもバラツキが大きくて正確さに欠けるという欠点
があった。
自動的にそして効率良く、正確に検出することができる
レール締結装置の緩み検出装置を提供するものである。
ル上を走行する台車に、レール締結装置を構成する少な
くとも一つの締結部品における複数の測定点の位置を検
知する複数の位置センサが設けられ、かつ、この各位置
センサからの信号に基づいて各測定点の正常位置からの
ずれを判別するコントローラを具備するものである。
て、レール締結装置が、ボルトの締付け力によってレー
ルを枕木上に押え抑え込む押え部材を備え、各位置セン
サが、この押え部材の複数の測定点の平面位置を検知
し、コントローラが、この各位置センサからの信号に基
づいて各測定点の正常な平面位置からのずれを判別する
ように構成されたものである。
て、レール締結装置が、ボルトの締付け力によってレー
ルを枕木上に押え抑え込む押え部材を備え、各位置セン
サが、この押え部材の上面に設定された複数の測定点の
上下方向位置を検知し、コントローラが、この各位置セ
ンサからの信号に基づいて各測定点の正常な上下方向位
置からのずれを判別するように構成されたものである。
因して検出対象部品の位置ずれが生じると、これを検知
するセンサ信号に基づいてコントローラで緩みの有無が
判別される。
出が可能となり、従来の目視検査法や音響判定法と比較
して検出作業の効率および検出の精度が格段に向上す
る。
の平面位置からのずれ(ずれ角)という検出が比較的容
易な現象を対象とするため、緩み判別の高速処理が可能
となる。
締付け力の低下が直接現れる押え部材のたわみ量の変化
を検出するため、より正確な検出を行うことができる。
する。
置の全体外観を示している。
ル4上を走行する台車で、この台車8に運転室や計測室
等となるキャビン10、および走行等の動力源となるエ
ンジン11(エンジンカバーのみを示す)が搭載される
とともに、台車下面に架台12を介してセンサユニット
13(そのケースのみを示す)が設けられている。
に使用されているレール締結装置(両レールそれぞれ左
右一対ずつで計四組)と同じ数だけ、各レール締結装置
と対向して設置され、第1実施例ではレール締結装置の
押え部材1についての図12仮想線で示すずれ角θが、
第2実施例では図13に示すたわみ量Qが、このセンサ
ユニット13で検出される。
を示している。
して左右方向に一定間隔を置いて配置された三個の位置
センサ(近接スイッチ、光電センサ、レーザー変位計、
渦電流センサ等が用いられる)14,15,16を備
え、図4に示すように押え部材1の中央部と左右両側部
の三位置A,B,Cで同部材1の前後方向位置がこれら
位置センサ14,15,16によって検出される。
上記三位置A,B,C上で押え部材1の上方を通過する
際に、センサ出力が、図5に示すように同部材1の手前
側端部X1,X2,X3で立上り、先側端部で立下が
る。
の仮想線で示すずれ角θ=0の正常位置にあるときは時
間的に一致するが、ボルト2の緩みに起因して同部材1
が実線で示すように傾くと、立上がり時点と立下がり時
点にずれa,bが生じ、これがずれ角検出信号として、
アンプ17,18,19を介してコントローラ20(い
ずれも台車8に設置されている)に入力される。
に、入力されるセンサ信号を記憶する記憶部21と、こ
の記憶部21から取出したずれ角データに基づいてずれ
角を演算するずれ角演算部22と、この演算されたずれ
角の大きさに基づいて(予め設定された基準値との差に
よって)レール締結装置の緩みの判別を行う緩み判別部
23と、この緩み判別部23での判別結果を表示する表
示部24(たとえばCRT、プリンタ)と、サンプリン
グされたずれ角データ、緩み判別データを保存してデー
タベース化するデータ処理部25とから成っている。
を検出する走行速度検出部(たとえばロータリーエンコ
ーダとパルスカウンタとF/V変換器の組合せが使用さ
れる)26が設けられ、同検出部26からの走行速度信
号が速度同期信号発生器27に取り込まれる。
度に応じた同期信号(1ショットパルス)をパルス発生
器28に送り、この同期信号の入力によってパルス発生
器28からコントローラ20に発せられるパルス信号を
トリガとして上記ずれ角信号がコントローラ20に取り
込まれる。
装置のピッチと走行速度情報とを突き合わせてレール締
結装置の位置を割り出し、センサユニット13がレール
締結装置の位置に到達したことを条件としてずれ角検出
データの取り込み、ずれ角演算処理が行われ、レール締
結装置以外の個所でのデータの取り込み、これに基づく
ずれ角演算処理(誤検出)が防止される。
締結装置のボルト2を検出するボルトセンサ29を設
け、このボルトセンサ29によって実際にボルト2(レ
ール締結装置)が検出されたときにパルス発生器28か
らトリガパルスを発生させるようにしてもよい。30は
このボルトセンサ29用のアンプである。
スはカウンタ31にも取り込まれ、ここでカウントされ
たパルス数(通過したレール締結装置の組数)がアドレ
ス加算器32に入力される。
れた各組レール締結装置のアドレスと上記カウントパル
ス数とから処理中のレール締結装置のアドレスを割り出
し、これがコントローラ20にアドレス情報として入力
される。
データが、レール締結装置のアドレスとの関係で図3の
表示部24に出力され、かつデータ処理部25に保存さ
れる。 このように、レール4上を走行しながら、各レ
ール締結装置ごとに押え部材1のずれ角が自動的に検出
され、これに基づいて緩みの判別が行われるため、従来
のように作業員が歩行しながら目視または打撃音によっ
て緩みを判別する場合と比較して、短時間で能率良く、
しかも正確に緩み検査を行うことができる。
(ずれ角)という検出が比較的容易な現象を検出するた
め、緩み判別の精度が良く、かつ、高速での処理が可能
となる。
の締付け力によって変化する押え部材1のたわみ量(図
13のQ)が検出され、この検出されたたわみ量に基づ
いてレール締結装置の緩みが判別されるように構成され
ている。
レンズ33を介して押え部材1の上面に照射するスリッ
ト光源(たとえばレーザ光源)34と、押え部材1から
の反射光を受光レンズ35を通して受ける受光部36と
からなっている。
on Sensitive Devise=位置検出素子)37…が整列配
置されたPSDアレイによって構成され、光の入射位置
の変化が図9,10に示すような出力の変化として取出
される。
正に保たれた図7実線の状態での各PSD37…の出力
状態を示し、図7破線のように緩みによって押え部材1
のたわみ量が減少すると、図10に示すように各PSD
出力が変化する。図9,10のO1,O2は、最もたわ
み量が大きい押え部材中央部でのPSD出力を示し、O
1>O2となる。
グ信号処理部38、A/D変換器39介してコントロー
ラ40に取り込まれ、このコントローラ40の比較判定
部41で、たとえば押え部材1の中央部と両側部の三個
所について予め設定されたPSD出力の基準値と比較さ
れて緩みの有無が判別される。
ともに記憶部43に緩み判別データとして記憶・保存さ
れる。
ること等による誤検出を防止するために、より多くのP
SD出力をサンプリングデータとして用いるようにして
もよい。この場合、走行速度との関係で処理時間が不足
するときは一旦記憶部43にデータを取り込み、後で詳
細な処理を行うようにしてもよい。
本的に同様の作用効果を得ることができる。また、レー
ル締結装置のボルト2の締付け力の低下が直接現れる押
え部材1のたわみ量の変化を検出するため、より正確な
検出を行うことができる。
方向のずれ量Pを検出するようにしてもよい。あるい
は、上記した押え部材1のずれ角θ、たわみ量Q、受け
部材6のずれ量Pの三つの要素のいくつかまたはすべて
を検出し、これらの総合評価として緩みの判別を行うよ
うにしてもよい。
ル上を走行する台車に、レール締結装置を構成する少な
くとも一つの締結部品における複数の測定点の位置を検
知する複数の位置センサを設け、この位置センサによ
り、レール締結装置の緩みに起因する検出対象部品の位
置ずれを検出し、これに基づいてコントローラで緩みの
有無を判別するように構成したから、台車を走行させな
がらの自動検出が可能となり、従来の目視検査法や音響
判定法と比較して検出作業の効率および検出の精度を格
段に向上させることができる。すなわち、少ない人数
で、しかも熟練を必要とせずに、短時間で正確な緩み検
査を行うことが可能となる。
の平面位置からのずれ(ずれ角)という検出が比較的容
易な現象を対象とするため、緩み判別の高速処理が可能
となる。
締付け力の低下が直接現れる押え部材のたわみ量の変化
を検出するため、より正確な検出を行うことができる。
検出装置の全体側面図である。
ロック構成図である。
図である。
図である。
る緩み検出方式を説明するための概略斜視図である。
ある。
力図である。
ンサ 20 コントローラ 21 同コントローラの記憶部 22 同ずれ角演算部 23 同緩み判別部 24 同表示部 34 センサユニットを構成するスリット光源 33 同投光レンズ 35 同受光レンズ 36 受光部 37 受光部を構成する多数のPSD 40 コントローラ 41 コントローラの比較判別部 42 同表示部
Claims (3)
- 【請求項1】 レール上を走行する台車に、レール締結
装置を構成する少なくとも一つの締結部品における複数
の測定点の位置を検知する複数の位置センサが設けら
れ、かつ、この各位置センサからの信号に基づいて各測
定点の正常位置からのずれを判別するコントローラを具
備することを特徴とするレール締結装置の緩み検出装
置。 - 【請求項2】 レール締結装置が、ボルトの締付け力に
よってレールを枕木上に押え抑え込む押え部材を備え、
各位置センサが、この押え部材の複数の測定点の平面位
置を検知し、コントローラが、この各位置センサからの
信号に基づいて各測定点の正常な平面位置からのずれを
判別するように構成されたことを特徴とする請求項1記
載のレール締結装置の緩み検出装置。 - 【請求項3】 レール締結装置が、ボルトの締付け力に
よってレールを枕木上に押え抑え込む押え部材を備え、
各位置センサが、この押え部材の上面に設定された複数
の測定点の上下方向位置を検知し、コントローラが、こ
の各位置センサからの信号に基づいて各測定点の正常な
上下方向位置からのずれを判別するように構成されたこ
とを特徴とする請求項1記載のレール締結装置の緩み検
出装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP05028068A JP3103237B2 (ja) | 1993-02-17 | 1993-02-17 | レール締結装置の緩み検出装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP05028068A JP3103237B2 (ja) | 1993-02-17 | 1993-02-17 | レール締結装置の緩み検出装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06241946A JPH06241946A (ja) | 1994-09-02 |
JP3103237B2 true JP3103237B2 (ja) | 2000-10-30 |
Family
ID=12238455
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP05028068A Expired - Fee Related JP3103237B2 (ja) | 1993-02-17 | 1993-02-17 | レール締結装置の緩み検出装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3103237B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4008082B2 (ja) * | 1997-12-09 | 2007-11-14 | 西日本旅客鉄道株式会社 | レールの締結具の脱落の検知装置及び方法、並びに、レールの位置の検知方法 |
DE10235537C1 (de) * | 2002-08-03 | 2003-12-04 | Pfleiderer Infrastrukturt Gmbh | Vorrichtung zur Überwachung des Oberbauzustandes von insbesondere festen Fahrbahnen |
JP4886999B2 (ja) * | 2005-05-12 | 2012-02-29 | 東海旅客鉄道株式会社 | ボルト緩み判定方法およびボルト緩み検出装置 |
-
1993
- 1993-02-17 JP JP05028068A patent/JP3103237B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH06241946A (ja) | 1994-09-02 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
CA2102140C (en) | Wayside monitoring of the angle-of-attack of railway vehicle wheelsets | |
JP3851342B2 (ja) | 道路又はレールのゆがみの非接触測定のための方法と装置 | |
US5203089A (en) | Railroad vehicle for measuring the geometrical parameters of railroad track | |
JP4008082B2 (ja) | レールの締結具の脱落の検知装置及び方法、並びに、レールの位置の検知方法 | |
SE0000827D0 (sv) | Anordning och förfarande för at bestämma positionen för ett spårbundet fordon | |
JP3781570B2 (ja) | レール締結装置の緩み検査装置 | |
JP3103237B2 (ja) | レール締結装置の緩み検出装置 | |
JP3474230B2 (ja) | レール締結装置の緩み検出装置 | |
US9752871B2 (en) | Method for determining the orientation of at least one rail and device for carrying out the method | |
JPH08282491A (ja) | レール締結装置の緩み検出装置 | |
KR100682513B1 (ko) | 자기패턴을 이용한 궤도차량의 정차시스템 및 정차방법 | |
JP3442171B2 (ja) | 鉄道用測量装置 | |
JP3001402B2 (ja) | レール締結装置の緩み検出方法および同装置 | |
JPH0642927A (ja) | 敷設レールの軌間の評価法とその装置 | |
JPH05656B2 (ja) | ||
EP0727039B1 (en) | Wayside monitoring of the angle-of-attack of railway vehicle wheelsets | |
JP4198838B2 (ja) | 鉄道車両走行車輪検査装置 | |
JP3000854U (ja) | ヘッドライトテスター装置 | |
SU1724503A1 (ru) | Устройство дл определени массы железнодорожного транспортного средства | |
JPH0629711Y2 (ja) | 車輪フラット検出装置 | |
JP2568357Y2 (ja) | マルタイ用カント自動記録表示装置 | |
JP3202406B2 (ja) | 鉄道用レール基礎の診断装置 | |
RU2172267C2 (ru) | Устройство для измерения угла набегания на рельс колес подвижных единиц | |
JPH07108933A (ja) | 鉄道車両の走行位置補正方法 | |
JPH0245107Y2 (ja) |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20070825 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080825 Year of fee payment: 8 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080825 Year of fee payment: 8 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090825 Year of fee payment: 9 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090825 Year of fee payment: 9 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100825 Year of fee payment: 10 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |