JP3102077B2 - 半導体デバイスの製造方法及び投影露光装置 - Google Patents
半導体デバイスの製造方法及び投影露光装置Info
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Description
法及びそれを用いた投影露光装置に関し、具体的には半
導体素子の製造装置である所謂ステッパーにおいてレチ
クル面上のパターンの照明方法を変化させても高い光学
性能を良好に維持するようようにしたものである。
覚ましく、又それに伴う微細加工技術の進展も著しい。
特に光加工技術は1MDRAMの半導体素子の製造を境
にサブミクロンの解像力を有する微細加工を技術まで達
している。解像力を向上させる手段としてこれまで多く
の場合、露光波長を固定して、光学系のNA(開口数)
を大きくしていく方法を用いていた。しかし最近では露
光波長をg線からi線に変えて、超高圧水銀灯を用いた
露光法により解像力を向上させる試みも種々と行なわれ
ている。
発展と共にレジストプロセスも同様に発展してきた。こ
の光学系とプロセスの両者が相まって、光リソグラフィ
が急激に進歩してきた。
に反比例することが知られている。この為サブミクロン
の解像力を得ようとすると、それと共に焦点深度が浅く
なってくるという問題点が生じてくる。
る更に短い波長の光を用いることにより解像力の向上を
図る方法が種々と提案されている。短波長の光を用いる
効果は一般に波長に反比例する効果を持っていることが
知られており、波長を短くした分だけ焦点深度は深くな
る。
せる方法として位相シフトマスクを用いる方法(位相シ
フト法)が種々と提案されている。この方法は従来のマ
スクの一部分に、他の部分とは通過光に対して180度
の位相差を与える薄膜を形成し、解像力を向上させよう
とするものであり、IBM社(米国)のLevenso
nらにより提案されている。解像力RPは波長をλ、パ
ラメータをk1 、開口数をNAとすると一般に式 RP=k1 λ/NA で示される。通常0.7〜0.8が実用域とされるパラ
メータk1 は、位相シフト法によれば0.35ぐらい迄
大幅に改善できることが知られている。
り、それらは例えば日経マイクロデバイス1990年7
月号108ページ以降の福田等の論文に詳しく記載され
ている。
相シフトマスクを用いて解像力を向上させるためには未
だ多くの問題点が残っている。例えば現状で問題点とな
っているものとして以下のものがある。 (イ).位相シフト膜を形成する技術が未確立。 (ロ).位相シフト膜用の最適なCADの開発が未確
立。 (ハ).位相シフト膜を付けれないパターンの存在。 (ニ).(ハ)に関連してネガ型レジストを使用せざる
をえないこと。 (ホ).検査、修正技術が未確立。
て半導体素子を製造するには様々な障害があり、現在の
ところ大変困難である。
像線幅の大小に応じて照明方法を適切に構成することに
より、より解像力を高めた露光方法を及びそれを用いた
投影露光装置を特願平3−28631号(平成3年2月
22日出願)で提案している。
好に維持する為には投影光学系の最良結像位置(ピント
位置)が変化しないように維持することが重要となって
くる。
を投影露光する為に投影光学系に露光光を照射すると、
投影光学系が露光光の一部を吸収して、これにより発生
する熱により投影光学系のレンズ材質や空間内に温度変
化が生じ投影光学系の光学性能が変化してくる。即ち、
投影光学系の最良結像位置が変化してくる。
号で提案した投影露光装置において、レチクル面のパタ
ーンの方向や解像線幅等によって照明方法を種々と変え
たとき、それに伴ない投影光学系内を通過する光束の光
路が変化してくる。そうすると投影光学系の露光光の吸
収条件が異なってきて、それに応じて光学性能の変化の
仕方も異なってくる。例えば最良結像位置(フォーカス
位置)や投影倍率等の変化の様子が変ってくる場合があ
る。
影露光装置の提供を目的とする。
方法は、 (1-1)光源からの光で2次光源を形成し、該2次光源か
らの光束により原板の回路パターンを照明し、該照明さ
れた回路パターンを投影光学系により基板上に投影する
際、前記2次光源の形状の変更に応じて前記回路パター
ンの投影による前記投影光学系の焦点位置と投影倍率の
少なくとも1方の光学特性の変化を計算するのに使用す
るあるパラメーターの値を変更してする半導体デバイス
を製造する方法であって、前記原板として第1原板と該
第1原板よりも回路パターンの最小線幅が小さな第2原
板とが使用され、該第1原板を使用する場合には光軸近
傍に光源部がある2次光源が形成され、該第2原板を使
用する場合には前記光軸外に光源部がある2次光源が形
成され、前記光軸を原点に直交座標を定めた時、前記光
軸外に形成される2次光源が該直交座標の4つの象限の
夫々に独立した光源部を有しており、前記直交座標の
x、y方向と前記原板の回路パターンを主として形成す
る縦と横のパターンの各方向とがほぼ一致することを特
徴としている。
らの光束により原板のパターンを照明する照明光学系
と、該光束で照明されたパターンを基板上に投影する投
影光学系と、該パターンの投影により前記投影光学系に
生じる焦点位置と投影倍率の少なくとも一方の光学特性
の変化を計算する計算手段とを有し、前記照明光学系の
前記2次光源の形状が変更可能である投影露光装置にお
いて、前記原板として第1原板と該第1原板よりも回路
パターンの最小線幅が小さな第2原板とが使用され、前
記照明光学系が、該第1原板を使用する場合には光軸近
傍に光源部がある2次光源を形成し、該第2原板を使用
する場合には光軸外に光源部がある2次光源を形成し、
前記光軸を原点に直交座標を定めた時、前記光軸外に光
源部がある2次光源は該直交座標の4つの象限の夫々に
独立した光源部を有しており、前記直交座標のx、y方
向と前記原板の回路パターンを主として形成する縦と横
のパターンの各方向とがほぼ一致することを特徴として
いる。
る。図中11は超高圧水銀灯等の光源でその発光点は楕
円ミラー12の第1焦点近傍に配置している。この超高
圧水銀灯11より発した光が楕円ミラー12によって集
光される。13は光路を曲げるためのミラー、14はシ
ャッターで通過光量を制限している。15はリレーレン
ズ系で超高圧水銀灯11からの光を波長選択フィルター
16を介してオプティカルインテグレータ17に効率よ
く集めている。オプティカルインテグレータ17は後述
するように複数の微小レンズを2次元的に配列した構成
より成っている。
レータ(インテグレータ)17への結像状態はクリティ
カル照明でもケーラー照明でもよく、また例えば楕円ミ
ラー12の射出口をオプティカルインテグレータ17に
結像するものであっても良い。波長選択フィルター16
は超高圧水銀灯11からの光束の波長成分の中から必要
な波長成分の光のみを選択して通過させている。
であり、複数の絞りをターレット式に配置して構成して
おり、オプティカルインテグレータ17の後に配置して
いる。絞り形状調整部材18は駆動手段50により回動
されオプティカルインテグレータ17の形状に応じてオ
プティカルインテグレータ17を構成する複数の微小レ
ンズから所定の微小レンズの選択を行なっている。即
ち、本実施例では絞り形状調整部材18により露光を行
なう後述する半導体集積回路のパターン形状に合わせた
照明方法を選択している。このときの複数の微小レンズ
の選択に関しては後述する。
レンズ系であり、絞り形状調整部材18を通過した光束
を集光している。レンズ系20は照明の均一性をコント
ロールするために重要な役割を果している。21はハー
フミラーであり、レンズ系20からの光束を透過光と反
射光に分割している。このうちハーフミラー21で反射
した光はレンズ38、ピンホール39を介してフォトデ
ィテクター40に導光している。ピンホール39は露光
が行なわれるべきパターンを持ったレチクル30と光学
的に等価な位置にあり、ここを通過した光がフォトディ
テクター40によって検出して、露光量のコントロール
を行なっている。
ブレードであり、レチクル30の露光されるべきパター
ン部の大きさによって駆動系(不図示)によって位置の
調整を行なっている。23はミラー、24はレンズ系、
25はミラー、26はレンズ系で、これらの各部材を介
した超高圧水銀灯11からの光でレチクルステージ37
上に載置されたレチクル30を照明している。
のパターンをウェハー32に投影結像させている。ウェ
ハー32はウェハーチャック33に吸着しており、更に
ウエハーチャック33はレーザー干渉計36によって制
御されるステージ34上に載置している。尚、35はミ
ラーであり、ウェハーステージ34上に載置しており、
あるレーザー干渉計(不図示)からの光を反射させてい
る。
ータ17の射出面17bは各要素19,20,23,2
4,25,26を介して投影光学系31の瞳面31aと
略共役関係と成っている。即ち投影光学系31の瞳面3
1aに射出瞳17b、即ち絞り形状調整部材18に相当
する有効光源像が形成している。
1aとオプティカルインテグレータ17の射出面17b
との関係について説明する。オプティカルインテグレー
タ17の形状は投影光学系31の瞳面31aに形成され
る有効光源の形状に対応している。図2はこの様子を示
したもので、投影光学系31の瞳面31aに形成される
射出面17bの有効光源像17cの形状が重ね描きされ
ている。正規化するため投影光学系31の瞳31aの径
を1.0としており、この瞳31a中にオプティカルイ
ンテグレータ17を構成する複数の微小レンズが結像し
て有効光源像17cを形成している。本実施例の場合オ
プティカルインテグレータを構成する個々の微小レンズ
は正方形の形状をしている。
るときに用いられる主たる方向となる直交軸をxおよび
y軸に取る。この方向はレチクル30上に形成されてい
るパターンの主たる方向と一致した方向であり、正方形
の形状をしているレチクル30の外形の方向とほぼ一致
している。
に述べたk1 ファクターが0.5付近の値を取るときで
ある。
の絞りによりオプティカルインテグレータ17を構成す
る複数の微小レンズのうちからレチクル30面上のパタ
ーン形状に応じて所定の微小レンズを通過する光束のみ
をレチクル30の照明用として用いるようにしている。
で中心領域以外の複数の領域を光束が通過するように微
小レンズを選択している。
グレータ17を構成する複数の微小レンズのうち絞り形
状調整部材18の絞りにより所定の微小レンズを通過す
る光束のみを選択したときを示す瞳面31a上における
概略図である。同図において黒く塗りつぶした領域は光
が遮光され白い領域は光が通過してくる領域を示してい
る。
れる方向がxおよびy方向であるときに対する瞳面31
a上の有効光源像を示している。瞳面31aを表わす円
を x2 +y2 =1 としたとき、次の4つの円を考える。
101〜108までの8つの領域に分解される。
で深度の深い照明系は、これらのうちから偶数の領域、
即ち領域102,104,106,108に存在する微
小レンズ群に優先的に光を通すように選択することによ
って達成している。原点であるx=0,y=0付近の微
小レンズは主として粗いパターンの深度向上に効果が大
きいため、中心付近の部分を選ぶか否かは焼き付けよう
とするパターンによって定まる選択事項である。
は除外した例が示してある。尚、オプテイカルインテグ
レータ17の外側の部分は照明系内でインテグレータ保
持部材(不図示)によって遮光されている。又図3
(A),(B)では遮光するべき微小レンズと投影レン
ズの瞳31aとの関係を分かり易くするため瞳31aと
オプティカルインテグレータの有効光源像17cが重ね
描きしている。
ターンに対して高解像が必要とされる場合の絞りの形状
を示す。図3(A)の場合と同じく瞳31aとオプティ
カルインテグレータ17の有効光源像17cとの関係を
図示している。±45°パターンの場合には前と同じと
して
(A)の場合と同じく瞳31aを領域111〜118の
8つの領域に区分する。この場合±45°方向のパター
ンの高解像化に寄与するのは今度は奇数で表わされた領
域、即ち領域111,113,115,117である。
この領域に存在しているオプティカルインテグレータ1
7の微小レンズを優先的に選択することにより±45°
方向のパターンはk1 ファクターが0.5付近で焦点深
度が著しく増大する。
a〜18dの切り換えを行なう概略図である。図4に示
すようにターレット式の交換方式を採用している。第1
の絞り18aは、k1 で1以上のそれほど細かくないパ
ターンを焼きつける場合に用いられる。第1の絞り18
aはこれまで公知の従来型の照明光学系の構成と同じで
あり、必要に応じてオプティカルインテグレータ17を
構成する微小レンズ群の外側の部分を遮光する様にも設
定される固定の絞りである。絞り18b〜18dは本実
施例のレチクルのパターンの種類に従う種々の絞りであ
る。
座標を定めた時、前記光軸外に形成される2次光源が該
直交座標の4つの象限の夫々に独立した光源部分を有す
るようにしている。
パターンの最小線幅が比較的大きな第1原板と回路パタ
ーンの最小線幅が比較的小さな第2原板とが使用され、
該第1原板を使用する場合には図4の開口118aの如
く前記2次光源が光軸近傍に形成され、該第2原板を使
用する場合には前記2次光源が図4の開口18b,18
c,18dの如く光軸外に形成されるようにしている。
態としては例えば円形のリング状や矩形のリング状等が
適用可能である。
明系の場合、オプテイカルインテグレータ17は従来の
照明系で必要とされる大きさより、瞳面上でより外側の
領域まで使う方が高空間周波数に対し有利である。例え
ば従来の照明系では半径0.5以内の微小レンズ群を使
うことが好ましいのに対し、高解像用の照明系の場合に
は中心部の微小レンズは使用しないものの、例えば最大
半径0.75以内の円の中ににある微小レンズ群まで使
用する方が好ましいことがある。
の大きさ、及び、照明系のその他の部分の有効径は、予
め従来型と高解像型の両者を考慮して設定しておくこと
が好ましい。また、オプテイカルインテグレータ17の
入射口17aにおける光の強度分布も、絞りが挿入され
ても十分機能が果たせるような大きさを持っていること
が好ましい。絞り18aで外側の微小レンズ群を遮光す
る場合があるのは以上のような理由からで、例えばオプ
ティカルインテグレータ17としては半径0.75のと
ころまで用意しておいても、絞り18aではそのうちか
ら半径0.5以内の部分を選ぶといったことが行なわれ
る。
集積回路のパターンの特殊性を考慮したうえで絞りの形
状を決定すれば、パターンに応じた最適の露光装置を構
成することができる。これらの絞りの選択は例えば露光
装置全体の制御コンピュータから与えて、自動的に行な
っている。図4に示したのはこのような絞りを搭載した
絞り形状調整部材18の一例で、この場合には4種類の
絞り18a〜18dのパターンを選択することが可能で
ある。勿論この数はもっとふやすことも容易である。
照度むらが変化する場合がある。そこで本実施例ではこ
のような場合の照度むらをレンズ系20を調整して微調
を行なっている。照度むらの微調については、レンズ系
20を構成する個々の要素レンズの光軸方向の間隔で調
整可能であることが既に本出願人の先の出願によって示
されている。51は駆動機構であり、レンズ系20の要
素レンズを駆動させている。レンズ系20の調整は絞り
の選択に応じて行なっている。また場合によっては絞り
の形状の変更に応じてレンズ系20自体をそっくり交換
するようにすることも可能である。そのような場合には
レンズ系20に相当するレンズ系を複数個用意し、絞り
の形状の選択に従ってターレット式に交換されるように
レンズ系を入れ替えている。
変更することによって半導体集積回路のパターンの特徴
に応じた照明系を選択している。また本実施例の場合、
高解像用の照明系にした場合、大きく有効光源全体を見
ると光源自体が4つの領域に別れることが特徴となって
いる。この場合の重要要素はこの4つの領域の強度のバ
ランスである。しかしながら図1のような系だと超高圧
水銀灯11のケーブルの影がこのバランスに悪影響を与
える場合がある。従って、図3に示した絞りを用いる高
解像用の照明系ではケーブルの影になる線状の部分をオ
プティカルインテグレータ17で遮光する微小レンズの
位置と対応するようにセットさせることが望ましい。
5(A)に示す様にケーブル11aを引っ張る方向はx
またはy方向にセットすることが好ましく、図3(B)
の絞りを使用した場合のケーブル11aを引っ張る方向
は図5(B)に示す様にx及びy方向に対して±45°
にセットすることが好ましい。本実施例では超高圧水銀
灯のケーブルを引っ張る方向も、絞りの変更に対応して
変えることが好ましい。
面位置(光軸31b方向)を検出する為の投光系と受光
系である。
ポット光を形成する。ウエハ32で反射した光は受光系
53のポジションセンサーに入射し、光源像を結像して
いる。
においてはウエハ32の面上の光束の反射点と受光系5
3のポジションセンサー上の入射点とを結像関係となる
ようにし、ウエハ32の上下方向の位置ずれ量をポジシ
ョンセンサー上の光束の入射位置より検出している。
上のパターンを投影光学系31により第2物体面(ウエ
ハ)32上に投影露光する際、第1物体面上のパターン
形状に対応させて複数の微小レンズを2次元的に配列し
たオプティカルインテグレータ17の複数の微小レンズ
のうちから例えば図3(A),(B)に示すように所定
の微小レンズを通過する光束を選択している。
で示す開口の領域を光束が通過するようにし、該領域を
通過するような光束で該第1物体面上のパターンを照明
している。
により例えば温度変化があったときの光学特性の変化の
補正方法について説明する。
光時のフォーカス変化量を各々ΔF1 ,ΔF2 とすると ΔF1 =Io ・exp{−k2 ・t} ΔF2 =Io ・{1−exp{−k1 ・t)} となる。但し、Io は吸収するエネルギーに比例するも
の、K1 ,K2 は熱伝導係数である。尚、倍率変化Δβ
1 ,Δβ2 に関しても基本的に同じパラメータで表現で
きる。
化係数と呼ぶことにする。一般に投影光学系の初期の最
良結像面(ピント位置)をF0 とし、時間t0 から投影
光学系に露光光を照射したとする。すると図6に示すよ
うに最良結像面は時間と共に変動し、時間t1 において
一定の位置FC に安定する。この位置FC はそのときの
入射エネルギーに対応した変動の飽和点である。
最良結像面は時間と共に指数関数的に位置FC から元に
戻り時間t3 で初期の位置F0 に戻る。このように初期
値F0 から飽和点FC までの変動量ΔFは照射エネルギ
ー(レチクルの透過率と照射光強度)に応じて比例変化
する。時間t0 から時間t1 までの立上りの時定数T1
と時間t2 から時間t3 までの立ち下りの時定数T2 と
は共に投影光学系の固定のものになる。
のピント変化係数Io ,K1 ,K2と ΔF=ΔI=I0 ・τ×E T1 =1/K1 T2 =1/K2 なる関係がある。
当りの照射光量である。このパラメータIo ,K1 ,K
2 の値は投影光学系を通過する光束の条件、即ち照明方
法によって異なってくる。尚、τ、Eは予め測定により
求めることができ、以下述べる計算は装置のシャッター
14の開放時間と閉時間とを計測することにより実行で
きる。
た場合でも照明方法によって各々異なった最適値のパラ
メータIo ,K1 ,K2 を用いて最良結像面の位置を計
算している。例えば本実施例において図7(A),
(B)で示す瞳面上での強度分布を有した照明方法1,
2を用いたときの(図7で斜線部は暗部、空白部は光パ
ターン)投影光学系31の光学性能を補正する際の計算
手段で用いるパラメータIo ,K1 ,K2 の値を表−1
に示す。
いにより計算の際に用いるパラメータの値を適切に設定
し、投影光学系の露光光を吸収し、温度が変化したとき
の光学性能の変化を高精度に補正している。これにより
高解像度の投影露光を可能としている。
法について説明する。
の照明方法を絞り形状調整部材18を駆動させる駆動手
段50からの信号に基づいて検出している。そして計算
手段54は照明方法に最も適したピント変化係数Io ,
K1 ,K2 や時定数T1 ,T2 等のパラメータを選択
し、又は各種パラメータのうち少なくとも1つのパラメ
ータの値を変更する等して、投影光学系31のピント位
置の変動や投影倍率等の光学性能の変化を計算してい
る。
ときは駆動手段55が計算手段54からの信号に基づい
てステージ34を光軸31b方向に駆動させる。
系31のレチクル30に近いレンズ56を駆動手段57
で光軸方向に移動させて、これによりウエハ上の各非露
光領域への投影露光の開始から終了まで投影光学系31
の最良結像位置に常にほぼウエハ32が位置するように
し、又投影倍率を一定に維持している。
ばレチクル30を投影光学系31の光軸方向に上下動さ
せる。投影光学系31のレンズ56以外のレンズを光軸
方向に移動させる方法が可能である。
ハ32の表面を位置づける為には投影光学系31を光軸
方向に上下動させたり、投影光学系31を構成するレン
ズ群中の一対のレンズ間に気密室を設け、この室の圧力
を制御したりする方法がある。
の一部に設けたバーコード1001をバーコードリーダ
ー(入力手段)1002で読取り、レチクルに形成され
ているパターン形状や解像線等の情報を検出し、この情
報をコントローラ58に入力している。尚、他の方法と
してこのパターン情報を操作パネル等から成る入力手段
59によりコントローラ58に入力してもいい。コント
ローラ58は入力手段59からのパターン情報により、
2次光源の強度分布としてどのような分布が良いかを判
断し、それに基づいて駆動手段50を駆動制御して例え
ば図3(A),(B)で示す強度分布となるように設定
している。
化や投影倍率の変化等を照明方法に応じた計算式を用い
て計算することにより、該変化を補正し、常に高い解像
力を維持することができる半導体デバイスの製造方法及
び投影露光装置を達成することができる。
ータの関係を示す説明図
示す図
光学系のピント位置変化を示す説明図
説明図
Claims (18)
- 【請求項1】 光源からの光で2次光源を形成し、該2
次光源からの光束により原板の回路パターンを照明し、
該照明された回路パターンを投影光学系により基板上に
投影する際、前記2次光源の形状の変更に応じて前記回
路パターンの投影による前記投影光学系の焦点位置と投
影倍率の少なくとも1方の光学特性の変化を計算するの
に使用するあるパラメーターの値を変更してする半導体
デバイスを製造する方法であって、前記原板として第1
原板と該第1原板よりも回路パターンの最小線幅が小さ
な第2原板とが使用され、該第1原板を使用する場合に
は光軸近傍に光源部がある2次光源が形成され、該第2
原板を使用する場合には前記光軸外に光源部がある2次
光源が形成され、前記光軸を原点に直交座標を定めた
時、前記光軸外に光源部がある2次光源は該直交座標の
4つの象限の夫々に独立した光源部を有しており、前記
直交座標のx、y方向と前記原板の回路パターンを主と
して形成する縦と横のパターンの各方向とがほぼ一致す
ることを特徴とする半導体デバイスの製造方法。 - 【請求項2】 前記焦点位置及び前記投影倍率の双方の
変化を計算し、補償することを特徴とする請求項1の半
導体デバイスの製造方法。 - 【請求項3】 前記パラメーターが前記投影光学系の光
学特性の変化の時定数を含むことを特徴とする請求項1
の半導体デバイスの製造方法。 - 【請求項4】 前記投影倍率の変化を補正せしめるべく
前記原板と前記投影光学系の間隔が調整されることを特
徴とする請求項2の半導体デバイスの製造方法。 - 【請求項5】 前記焦点位置の変化を補正せしめるべく
前記基板の前記光軸方向の位置が調整されることを特徴
とする請求項2の半導体デバイスの製造方法。 - 【請求項6】 前記投影倍率の変化を補正せしめるべく
前記投影光学系の屈折力が調整されることを特徴とする
請求項2の半導体デバイスの製造方法。 - 【請求項7】 前記焦点位置の変化を補正せしめるべく
前記投影光学系の屈折力が調整されることを特徴とする
請求項2の半導体デバイスの製造方法。 - 【請求項8】 光源からの光で2次光源を形成し、該2
次光源からの光束により原板のパターンを照明する照明
光学系と、該光束で照明されたパターンを基板上に投影
する投影光学系と、該パターンの投影により前記投影光
学系に生じる焦点位置と投影倍率の少なくとも一方の光
学特性の変化を計算する計算手段とを有し、前記照明光
学系の前記2次光源の形状が変更可能である投影露光装
置において、前記原板として第1原板と該第1原板より
も回路パターンの最小線幅が小さな第2原板とが使用さ
れ、前記照明光学系が、該第1原板を使用する場合には
光軸近傍に光源部がある2次光源を形成し、該第2原板
を使用する場合には光軸外に光源部がある2次光源を形
成し、前記光軸を原点に直交座標を定めた時、前記光軸
外に光源部がある2次光源は該直交座標の4つの象限の
夫々に独立した光源部を有しており、前記直交座標の
x、y方向と前記原板の回路パターンを主として形成す
る縦と横のパターンの各方向とがほぼ一致することを特
徴とする投影露光装置。 - 【請求項9】 前記計算手段が、前記焦点位置及び前記
投影倍率の双方の変化を計算することを特徴とする請求
項8の投影露光装置。 - 【請求項10】 前記パラメーターが前記投影光学系の
光学特性の変化の時定数を含むことを特徴とする請求項
8の投影露光装置。 - 【請求項11】 前記投影倍率の変化を補正せしめるべ
く前記原板と前記投影光学系の間隔を調整する手段を備
えることを特徴とする請求項8の投影露光装置。 - 【請求項12】 前記焦点位置の変化を補正せしめるべ
く前記基板の前記光軸方向の位置が調整する手段を備え
ることを特徴とする請求項8の投影露光装置。 - 【請求項13】 前記投影倍率の変化を補正せしめるべ
く前記投影光学系の屈折力を調整する手段を備えること
を特徴とする請求項8の投影露光装置。 - 【請求項14】 前記焦点位置の変化を補正せしめるべ
く前記投影光学系の屈折力を調整する手段を備えること
を特徴とする請求項8の投影露光装置。 - 【請求項15】 前記原板に形成されるパターンの最小
線幅に関する情報を前記装置のコントローラーに入力す
る手段を備え、該コントローラーが該情報に応じて前記
照明光学系の2次光源の形状を調整することを特徴とす
る請求項8の投影露光装置。 - 【請求項16】 前記入力手段が前記原板に形成された
前記情報が記録されたバーコードを読み取る手段により
成ることを特徴とする請求項15の投影露光装置。 - 【請求項17】 前記入力手段が前記装置の操作パネル
より成ることを特徴とする請求項15の投影露光装置。 - 【請求項18】 前記2次光源の形状の変更に応じて照
度分布を調整することを特徴とする請求項8の投影露光
装置。
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US08/321,455 US5436692A (en) | 1991-08-09 | 1994-10-11 | Projection exposure apparatus and semiconductor device manufacturing method |
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JP03225223A JP3102077B2 (ja) | 1991-08-09 | 1991-08-09 | 半導体デバイスの製造方法及び投影露光装置 |
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Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0547627A JPH0547627A (ja) | 1993-02-26 |
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JP03225223A Expired - Fee Related JP3102077B2 (ja) | 1991-08-09 | 1991-08-09 | 半導体デバイスの製造方法及び投影露光装置 |
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JP (1) | JP3102077B2 (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH04132471U (ja) * | 1991-05-30 | 1992-12-08 | クラレプラスチツクス株式会社 | 空気供給装置 |
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- 1991-08-09 JP JP03225223A patent/JP3102077B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JPH04132471U (ja) * | 1991-05-30 | 1992-12-08 | クラレプラスチツクス株式会社 | 空気供給装置 |
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