JP3101063B2 - コーンフレークの製造法 - Google Patents
コーンフレークの製造法Info
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Landscapes
- Grain Derivatives (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はコーンフレークの製造
法、更に詳細には、食感、風味に優れ、かつ栄養価の高
いコーンフレークを製造する方法に関する。
法、更に詳細には、食感、風味に優れ、かつ栄養価の高
いコーンフレークを製造する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、食生活の洋風化及び多様化に伴っ
てコーンフレークが主食及びスナック菓子として広く食
されるようになってきた。
てコーンフレークが主食及びスナック菓子として広く食
されるようになってきた。
【0003】従来、コーンフレークは、(1)トウモロ
コシの粗砕物(3〜5割れ)を蒸煮後、圧扁し、しかる
後常法により乾燥、焙焼する方法、(2)トウモロコシ
の粉砕物(コーングリッツ、コーンフラワー)をエクス
トルーダー等で造粒後圧扁し、しかる後常法により乾
燥、焙焼する方法、及び(3)トウモロコシの粉砕物を
蒸煮又は蒸練し、シート状に圧延し、型抜き後、常法に
より乾燥、焙焼する方法等によって製造されている。す
なわち、従来の方法では、コーンフレークを製造するた
めの原料としては、トウモロコシの粗砕物又は外皮及び
胚芽を取り除いた粉砕物が使用されていた。
コシの粗砕物(3〜5割れ)を蒸煮後、圧扁し、しかる
後常法により乾燥、焙焼する方法、(2)トウモロコシ
の粉砕物(コーングリッツ、コーンフラワー)をエクス
トルーダー等で造粒後圧扁し、しかる後常法により乾
燥、焙焼する方法、及び(3)トウモロコシの粉砕物を
蒸煮又は蒸練し、シート状に圧延し、型抜き後、常法に
より乾燥、焙焼する方法等によって製造されている。す
なわち、従来の方法では、コーンフレークを製造するた
めの原料としては、トウモロコシの粗砕物又は外皮及び
胚芽を取り除いた粉砕物が使用されていた。
【0004】全粒のトウモロコシはビタミン類、ミネラ
ル等の豊富な栄養を含んでいると共に、香ばしい食感を
与えるという利点を有するが、これは、従来のコーンフ
レークの製造原料としては全く用いられていない。その
理由は、全粒のトウモロコシの外皮は強固であるため水
が浸透し難く、蒸熱処理に長時間を要すると共に、蒸し
が均一に行われ難く、中心は充分にα化されていないの
に、表面にぬめりを生じ、粒どうしが付着してしまうと
いうことに起因するものであった。
ル等の豊富な栄養を含んでいると共に、香ばしい食感を
与えるという利点を有するが、これは、従来のコーンフ
レークの製造原料としては全く用いられていない。その
理由は、全粒のトウモロコシの外皮は強固であるため水
が浸透し難く、蒸熱処理に長時間を要すると共に、蒸し
が均一に行われ難く、中心は充分にα化されていないの
に、表面にぬめりを生じ、粒どうしが付着してしまうと
いうことに起因するものであった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明は、豊
富な栄養素を有する外皮を含めたトウモロコシの全粒を
原料として使用し、食感、風味に優れ、かつ栄養価の高
いコーンフレークを得ることを目的とするものである。
富な栄養素を有する外皮を含めたトウモロコシの全粒を
原料として使用し、食感、風味に優れ、かつ栄養価の高
いコーンフレークを得ることを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】斯かる実情において、本
発明者は鋭意研究を行った結果、全粒のトウモロコシ
に、蒸熱処理前に、一定量の水を吸収させ、かつ粒内の
水の分布を均一化させると共に、乳化剤を添加すること
により、蒸熱処理を短時間で均一に行うことができ、し
かも粒どうしが付着することなく、上記目的にかなった
コーンフレークを有利に製造できることを見出し、本発
明を完成した。
発明者は鋭意研究を行った結果、全粒のトウモロコシ
に、蒸熱処理前に、一定量の水を吸収させ、かつ粒内の
水の分布を均一化させると共に、乳化剤を添加すること
により、蒸熱処理を短時間で均一に行うことができ、し
かも粒どうしが付着することなく、上記目的にかなった
コーンフレークを有利に製造できることを見出し、本発
明を完成した。
【0007】すなわち、本発明は、全粒のトウモロコシ
を水分含量が均一に30〜34重量%になるように吸水
させ、吸水前のトウモロコシの重量に対して0.5〜1
%の乳化剤を添加した後加圧蒸熱処理し、次いで表面乾
燥を行い、しかる後圧扁、乾燥、焙焼を行うことを特徴
とするコーンフレークの製造法を提供するものである。
を水分含量が均一に30〜34重量%になるように吸水
させ、吸水前のトウモロコシの重量に対して0.5〜1
%の乳化剤を添加した後加圧蒸熱処理し、次いで表面乾
燥を行い、しかる後圧扁、乾燥、焙焼を行うことを特徴
とするコーンフレークの製造法を提供するものである。
【0008】本発明で使用する原料のトウモロコシとし
ては特に限定されないが、好ましくは一般に使用されて
いるデントコーンが挙げられる。
ては特に限定されないが、好ましくは一般に使用されて
いるデントコーンが挙げられる。
【0009】本発明方法において、全粒のトウモロコシ
はまず水分含量が30〜34重量%(以下、単に%で示
す)になるように吸水させる。吸水は、トウモロコシ
を、例えば水道水あるいはアルカリイオン水に所定水分
含量になるまで浸漬するか又はこれらを散水することに
よって行われる。この際の水温は10〜20℃が好まし
く、浸漬時間は、水道水の場合は4〜10時間、アルカ
リイオン水の場合は3〜8時間が好ましい。
はまず水分含量が30〜34重量%(以下、単に%で示
す)になるように吸水させる。吸水は、トウモロコシ
を、例えば水道水あるいはアルカリイオン水に所定水分
含量になるまで浸漬するか又はこれらを散水することに
よって行われる。この際の水温は10〜20℃が好まし
く、浸漬時間は、水道水の場合は4〜10時間、アルカ
リイオン水の場合は3〜8時間が好ましい。
【0010】このようにして吸水させた直後は、トウモ
ロコシ全粒の表面と中心部とでは水分含量が異なるの
で、調質を行って水分分布を均一にする。調質は、水抜
後、室温に12〜24時間放置することにより行われ
る。調質後の水分は30〜34%にすることが必要であ
り、水分がこれより少ないと、次に行う加圧蒸熱処理を
短時間で均一に行うことができず、またこれより多いと
蒸熱処理したときに表面がべたついて粒どうしが付着し
て好ましくない。
ロコシ全粒の表面と中心部とでは水分含量が異なるの
で、調質を行って水分分布を均一にする。調質は、水抜
後、室温に12〜24時間放置することにより行われ
る。調質後の水分は30〜34%にすることが必要であ
り、水分がこれより少ないと、次に行う加圧蒸熱処理を
短時間で均一に行うことができず、またこれより多いと
蒸熱処理したときに表面がべたついて粒どうしが付着し
て好ましくない。
【0011】吸水させた全粒のトウモロコシに吸水前の
トウモロコシの重量に対して0.5〜1%の乳化剤を添
加する。乳化剤としては、グリセリン脂肪酸エステル、
蔗糖脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステル等を挙
げることができ、これらの乳化剤は蒸熱処理の際にトウ
モロコシの粒どうしが付着するのを防止する作用を有す
る。乳化剤の添加量が前記範囲より少ないと付着防止効
果がなく、またこれより多いと食味が低下する。
トウモロコシの重量に対して0.5〜1%の乳化剤を添
加する。乳化剤としては、グリセリン脂肪酸エステル、
蔗糖脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステル等を挙
げることができ、これらの乳化剤は蒸熱処理の際にトウ
モロコシの粒どうしが付着するのを防止する作用を有す
る。乳化剤の添加量が前記範囲より少ないと付着防止効
果がなく、またこれより多いと食味が低下する。
【0012】更にまた、上記乳化剤と共に、必要に応じ
て、砂糖、食塩等の調味料、油脂等を添加することもで
きる。
て、砂糖、食塩等の調味料、油脂等を添加することもで
きる。
【0013】加圧蒸熱処理は、一般に使用されている蒸
煮釜を用いて行うことができ、1.5〜2.5kg/cm2
の圧力で40〜120分間行うのが好ましい。
煮釜を用いて行うことができ、1.5〜2.5kg/cm2
の圧力で40〜120分間行うのが好ましい。
【0014】蒸熱処理を行った後、トウモロコシの粒表
面に付着した水を乾燥により除去する。この乾燥処理
は、例えば蒸煮釜のジャケットのみに蒸気を通し、15
〜45分間乾燥することによって行われる。
面に付着した水を乾燥により除去する。この乾燥処理
は、例えば蒸煮釜のジャケットのみに蒸気を通し、15
〜45分間乾燥することによって行われる。
【0015】次いで、蒸熱処理後表面乾燥したトウモロ
コシは圧扁する。圧扁は1対のロールを用いて行われ、
圧扁後の厚さが0.4〜1.2mmになるようにするのが
好ましい。
コシは圧扁する。圧扁は1対のロールを用いて行われ、
圧扁後の厚さが0.4〜1.2mmになるようにするのが
好ましい。
【0016】圧扁したトウモロコシは常法によって、乾
燥後焙焼する。乾燥は熱風乾燥、調湿乾燥等によって水
分含量が8〜15%になるようにするのが好ましい。焙
焼は250〜350℃の温度で20〜150秒間行うの
が好ましい。
燥後焙焼する。乾燥は熱風乾燥、調湿乾燥等によって水
分含量が8〜15%になるようにするのが好ましい。焙
焼は250〜350℃の温度で20〜150秒間行うの
が好ましい。
【0017】
【発明の効果】本発明方法によって得られるコーンフレ
ークは、原料としてトウモロコシの全粒を使用している
ため栄養価が高いと共にカリカリした食感と香ばしい風
味を有する。
ークは、原料としてトウモロコシの全粒を使用している
ため栄養価が高いと共にカリカリした食感と香ばしい風
味を有する。
【0018】
【実施例】次に実施例を挙げて説明する。
【0019】実施例1 全粒トウモロコシ100重量部(以下、単に部で示す)
をプラスチック製ボックスに入れ、15℃の水道水をト
ウモロコシが十分に浸るまで加えた。これを8時間放置
した後、水抜きし、16時間調質してトウモロコシ内の
水分分布を均一に34%にした。調質後のトウモロコシ
にモルトエキス2部、食塩1部、乳化剤(モノグリセリ
ン脂肪酸エステル)1部を添加し、蒸煮釜で蒸気圧力
1.8kg/cm2で55分間蒸熱処理した。これを脱圧
後、更にジャケットのみを蒸気圧力0.5kg/cm2で2
5分間加熱することにより、トウモロコシ表面の乾燥を
行いα化度85%のトウモロコシを得た。このトウモロ
コシを圧扁ロールにて0.6〜0.8mmの厚みに圧扁
し、バンドドライヤーを用いて70℃で15分間の熱風
乾燥を行い、水分含量9%のフレークを得た。次いで高
温気流焙焼機(ジェットゾーンオーブン、荒川製作所
製)を用いて250℃で20秒間焙焼し、栄養価の高
い、食感、風味に優れたコーンフレークを得た。
をプラスチック製ボックスに入れ、15℃の水道水をト
ウモロコシが十分に浸るまで加えた。これを8時間放置
した後、水抜きし、16時間調質してトウモロコシ内の
水分分布を均一に34%にした。調質後のトウモロコシ
にモルトエキス2部、食塩1部、乳化剤(モノグリセリ
ン脂肪酸エステル)1部を添加し、蒸煮釜で蒸気圧力
1.8kg/cm2で55分間蒸熱処理した。これを脱圧
後、更にジャケットのみを蒸気圧力0.5kg/cm2で2
5分間加熱することにより、トウモロコシ表面の乾燥を
行いα化度85%のトウモロコシを得た。このトウモロ
コシを圧扁ロールにて0.6〜0.8mmの厚みに圧扁
し、バンドドライヤーを用いて70℃で15分間の熱風
乾燥を行い、水分含量9%のフレークを得た。次いで高
温気流焙焼機(ジェットゾーンオーブン、荒川製作所
製)を用いて250℃で20秒間焙焼し、栄養価の高
い、食感、風味に優れたコーンフレークを得た。
【0020】実施例2 全粒トウモロコシをアルカリイオン水〔マイオムコニュ
ーポット(オムコ社製の商品名)で調製した〕に5時間
浸漬した以外は実施例1と同様にして栄養価の高い食
感、風味に優れたコーンフレークを得た。
ーポット(オムコ社製の商品名)で調製した〕に5時間
浸漬した以外は実施例1と同様にして栄養価の高い食
感、風味に優れたコーンフレークを得た。
【0021】実施例3 全粒トウモロコシ100部をプラスチック製ボックスに
入れ、20℃の水道水にて、4時間浸漬した。その後、
水抜きし、16時間調質し、トウモロコシ内の水分分布
を均一化して水分含量30%の調質トウモロコシを得
た。調質後のトウモロコシにモルトエキス2部、食塩1
部、乳化剤(蔗糖脂肪酸エステル)0.5部を添加し、
蒸煮釜にて蒸気圧力1.8kg/cm2で90分間蒸熱処理
した。脱圧後、蒸気圧力0.5kg/cm2で40分間表面
乾燥をした。その後実施例1と同様な工程を経て、食
感、風味に優れたコーンフレークを得た。
入れ、20℃の水道水にて、4時間浸漬した。その後、
水抜きし、16時間調質し、トウモロコシ内の水分分布
を均一化して水分含量30%の調質トウモロコシを得
た。調質後のトウモロコシにモルトエキス2部、食塩1
部、乳化剤(蔗糖脂肪酸エステル)0.5部を添加し、
蒸煮釜にて蒸気圧力1.8kg/cm2で90分間蒸熱処理
した。脱圧後、蒸気圧力0.5kg/cm2で40分間表面
乾燥をした。その後実施例1と同様な工程を経て、食
感、風味に優れたコーンフレークを得た。
【0022】実施例4 全粒トウモロコシを、実施例2と同様のアルカリイオン
水に3時間浸漬した以外は実施例3と同様の工程を得
て、食感、風味に優れたコーンフレークを得た。
水に3時間浸漬した以外は実施例3と同様の工程を得
て、食感、風味に優れたコーンフレークを得た。
【0023】比較例1 全粒トウモロコシを20℃の水道水に2時間浸漬後、調
質して、水分含量28%の調質トウモロコシを得た。以
下実施例1と同様にしてコーンフレークを得たが、この
ものはトウモロコシの中心まで蒸煮されず、食感が硬
く、外観的にも白く蒸し不足の部分の残ったものであっ
た。
質して、水分含量28%の調質トウモロコシを得た。以
下実施例1と同様にしてコーンフレークを得たが、この
ものはトウモロコシの中心まで蒸煮されず、食感が硬
く、外観的にも白く蒸し不足の部分の残ったものであっ
た。
【0024】比較例2 全粒のトウモロコシを水道水で12時間浸漬後調質し
て、水分含量を36%とした。これを実施例1と同様な
工程で行うとしたところ蒸熱処理のトウモロコシ表面の
べたつきが多く、トウモロコシが装置に付着し、以後の
工程を行うのが不可能であった。
て、水分含量を36%とした。これを実施例1と同様な
工程で行うとしたところ蒸熱処理のトウモロコシ表面の
べたつきが多く、トウモロコシが装置に付着し、以後の
工程を行うのが不可能であった。
【0025】比較例3 実施例1において、乳化剤を添加せずに、蒸熱処理を行
ったところ、蒸熱処理後のトウモロコシどうしの付着が
多く、得られたフレークが2〜3枚重なって不良品が多
く、歩留りの低下がみられた。
ったところ、蒸熱処理後のトウモロコシどうしの付着が
多く、得られたフレークが2〜3枚重なって不良品が多
く、歩留りの低下がみられた。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭57−186449(JP,A) 特開 平3−232470(JP,A) 特開 昭54−105244(JP,A) 特開 昭57−170158(JP,A) 特開 昭63−7756(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A23L 1/164 JICSTファイル(JOIS)
Claims (1)
- 【請求項1】 全粒のトウモロコシを水分含量が均一に
30〜34重量%になるように吸水させ、吸水前のトウ
モロコシの重量に対して0.5〜1%の乳化剤を添加し
た後加圧蒸熱処理し、次いで表面乾燥を行い、しかる後
圧扁、乾燥、焙焼を行うことを特徴とするコーンフレー
クの製造法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP04060099A JP3101063B2 (ja) | 1992-03-17 | 1992-03-17 | コーンフレークの製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP04060099A JP3101063B2 (ja) | 1992-03-17 | 1992-03-17 | コーンフレークの製造法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05260918A JPH05260918A (ja) | 1993-10-12 |
JP3101063B2 true JP3101063B2 (ja) | 2000-10-23 |
Family
ID=13132313
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP04060099A Expired - Fee Related JP3101063B2 (ja) | 1992-03-17 | 1992-03-17 | コーンフレークの製造法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3101063B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
SG75150A1 (en) * | 1999-01-26 | 2000-09-19 | Nestle Sa | Method and apparatus for the continuous processing of cereal grains |
-
1992
- 1992-03-17 JP JP04060099A patent/JP3101063B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH05260918A (ja) | 1993-10-12 |
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