JP3098384B2 - コールドスラグ除去装置 - Google Patents
コールドスラグ除去装置Info
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- Encapsulation Of And Coatings For Semiconductor Or Solid State Devices (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、樹脂モールド後のフー
プ状をなすリードフレームからコールドスラグを除去に
コールドスラグ除去装置に関する。
プ状をなすリードフレームからコールドスラグを除去に
コールドスラグ除去装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、半導体樹脂封止装置において
は、素子形成が終了したペレットをリードフレームのベ
ット上に固着した後、このペレット上のボンディングパ
ッドとリードフレームとをワイヤボンディングして電気
的に接続し、その後ペレットとリードフレームとのボン
ディング部を樹脂モールド成形により封止するようにし
ている。
は、素子形成が終了したペレットをリードフレームのベ
ット上に固着した後、このペレット上のボンディングパ
ッドとリードフレームとをワイヤボンディングして電気
的に接続し、その後ペレットとリードフレームとのボン
ディング部を樹脂モールド成形により封止するようにし
ている。
【0003】この樹脂モード成形において、リードフレ
ームに樹脂のコールドスラグが残存する。このコールド
スラグは除去する必要があるが、リードフレームがフー
プ状をなすものにおいては、図9ないし図14に示すよ
うにしてコールドスラグを除去するようになっている。
今、図9ないし図11には、樹脂モールド後のフープ状
をなすリードフレーム1を示している。このリードフレ
ーム1は樹脂モールドにより2列のパッケージ2が形成
されているものであり、コールドスラグとしては、リー
ドフレーム1の両側にカル3およびランナ4があり、そ
して、このランナ4にはゲート5が連続している。さら
にこのリードフレーム1にはガイド孔6が列設されてい
る。
ームに樹脂のコールドスラグが残存する。このコールド
スラグは除去する必要があるが、リードフレームがフー
プ状をなすものにおいては、図9ないし図14に示すよ
うにしてコールドスラグを除去するようになっている。
今、図9ないし図11には、樹脂モールド後のフープ状
をなすリードフレーム1を示している。このリードフレ
ーム1は樹脂モールドにより2列のパッケージ2が形成
されているものであり、コールドスラグとしては、リー
ドフレーム1の両側にカル3およびランナ4があり、そ
して、このランナ4にはゲート5が連続している。さら
にこのリードフレーム1にはガイド孔6が列設されてい
る。
【0004】図12に示すフィードローラ7は矢印A方
向に回転されるものであり、これには、図13からも分
かるように、前記ガイド孔6に噛み合うガイド歯部8が
形成されていると共に、リードフレーム1のパッケージ
2を逃げる凹部9が形成されている。また、このフィー
ドローラ7にはこれと対をなす保持ローラ10が設けら
れており、これは矢印B方向に回転する。さらに、この
保持ローラ10には、前記フィードローラ7と対をなし
ほぼ90°の角度ずれて押さえローラ11が設けられて
いる。
向に回転されるものであり、これには、図13からも分
かるように、前記ガイド孔6に噛み合うガイド歯部8が
形成されていると共に、リードフレーム1のパッケージ
2を逃げる凹部9が形成されている。また、このフィー
ドローラ7にはこれと対をなす保持ローラ10が設けら
れており、これは矢印B方向に回転する。さらに、この
保持ローラ10には、前記フィードローラ7と対をなし
ほぼ90°の角度ずれて押さえローラ11が設けられて
いる。
【0005】しかして、コールドスラグが残存するリー
ドフレーム1は、図12に示すようにフィードローラ7
と保持ローラ10との間に通されると共に、保持ローラ
10と押さえローラ11との間を通されている。そし
て、このリードフレーム1は、そのガイド孔6にフィー
ドローラ7のガイド歯部8が噛み合ってフィードローラ
7が回転されることにより、上記各ローラ7,10,1
1間を撓み変形しながら移動される。このときコールド
スラグはフィードローラ7と保持ローラ10との間を出
た後直進するから、このコールドスラグがリードフレー
ム1から剥離除去される。
ドフレーム1は、図12に示すようにフィードローラ7
と保持ローラ10との間に通されると共に、保持ローラ
10と押さえローラ11との間を通されている。そし
て、このリードフレーム1は、そのガイド孔6にフィー
ドローラ7のガイド歯部8が噛み合ってフィードローラ
7が回転されることにより、上記各ローラ7,10,1
1間を撓み変形しながら移動される。このときコールド
スラグはフィードローラ7と保持ローラ10との間を出
た後直進するから、このコールドスラグがリードフレー
ム1から剥離除去される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の場合、コールドスラグのうち、カル3およびランナ
4は除去されるが、図14に示すように、ゲート5が残
ってしまうことがたびたびあり、その後の残存ゲート5
の除去処理が極めて面倒であった。また、リードフレー
ム1におけるパッケージ列をさらに増やして生産性の向
上を図ることが考えられているが、この場合、ゲート
や、パッケージ間のスルーゲートがさらに増えることが
予想される。
来の場合、コールドスラグのうち、カル3およびランナ
4は除去されるが、図14に示すように、ゲート5が残
ってしまうことがたびたびあり、その後の残存ゲート5
の除去処理が極めて面倒であった。また、リードフレー
ム1におけるパッケージ列をさらに増やして生産性の向
上を図ることが考えられているが、この場合、ゲート
や、パッケージ間のスルーゲートがさらに増えることが
予想される。
【0007】本発明は上述の事情に鑑みてなされたもの
であり、その目的は、コールドスラグを確実に除去で
き、残存コールドスラグの後処理をなくすことができる
と共に、リードフレームにおけるパッケージ列の増加に
も支障なく寄与できるコールドスラグ除去装置を提供す
るにある。
であり、その目的は、コールドスラグを確実に除去で
き、残存コールドスラグの後処理をなくすことができる
と共に、リードフレームにおけるパッケージ列の増加に
も支障なく寄与できるコールドスラグ除去装置を提供す
るにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】第1の手段は、樹脂モー
ルド後のフープ状をなすリードフレームからカル、ラン
ナー、ゲートおよびスルーゲート等のコールドスラグを
除去するものにおいて、前記リードフレームに形成され
たガイド孔に噛み合うガイド歯部を有すると共にリード
フレームにおけるパッケージを逃げるための凹部を有す
るフィードローラと、このフィードローラと対をなし前
記リードフレームを間に挟んで移動させる保持ローラ
と、この保持ローラと対をなし前記リードフレームを所
定角度方向変換させる押さえローラと、前記フィードロ
ーラに前記リードフレームのゲートに対応するように形
成されこのフィードローラの回転に伴ってこのゲートを
押圧して除去するゲート用ポンチ部と、前記フィードロ
ーラに前記リードフレームのスルーゲートに対応するよ
うに形成されこのフィードローラの回転に伴ってこのス
ルーゲートを押圧して除去するスルーゲート用ポンチ部
と、前記保持ローラに形成され前記スルーゲートを排出
する排出孔部とを備えてなる(請求項1の発明)。
ルド後のフープ状をなすリードフレームからカル、ラン
ナー、ゲートおよびスルーゲート等のコールドスラグを
除去するものにおいて、前記リードフレームに形成され
たガイド孔に噛み合うガイド歯部を有すると共にリード
フレームにおけるパッケージを逃げるための凹部を有す
るフィードローラと、このフィードローラと対をなし前
記リードフレームを間に挟んで移動させる保持ローラ
と、この保持ローラと対をなし前記リードフレームを所
定角度方向変換させる押さえローラと、前記フィードロ
ーラに前記リードフレームのゲートに対応するように形
成されこのフィードローラの回転に伴ってこのゲートを
押圧して除去するゲート用ポンチ部と、前記フィードロ
ーラに前記リードフレームのスルーゲートに対応するよ
うに形成されこのフィードローラの回転に伴ってこのス
ルーゲートを押圧して除去するスルーゲート用ポンチ部
と、前記保持ローラに形成され前記スルーゲートを排出
する排出孔部とを備えてなる(請求項1の発明)。
【0009】第2の手段は、第1の手段において、ゲー
ト用ポンチ部およびスルーゲート用ポンチ部が、それぞ
れリードフレームのパッケージとの隙間が0.03〜
0.05mmとなるように設けられているところに特徴
を有する(請求項2の発明)。
ト用ポンチ部およびスルーゲート用ポンチ部が、それぞ
れリードフレームのパッケージとの隙間が0.03〜
0.05mmとなるように設けられているところに特徴
を有する(請求項2の発明)。
【0010】第3の手段は、第1の手段において、フィ
ードローラに、エアブロー用の通気路を形成し、排出孔
部から吸塵するようにしたところに特徴を有する(請求
項3の発明)。第4の手段は、第1の手段において、フ
ィードローラに、凹部に外部から通じるレーザ用孔部を
形成したところに特徴を有する(請求項4の発明)。
ードローラに、エアブロー用の通気路を形成し、排出孔
部から吸塵するようにしたところに特徴を有する(請求
項3の発明)。第4の手段は、第1の手段において、フ
ィードローラに、凹部に外部から通じるレーザ用孔部を
形成したところに特徴を有する(請求項4の発明)。
【0011】
【作用】第1の手段においては、フィードローラに、リ
ードフレームのゲートに対応するようにゲート用ポンチ
部を形成すると共に、リードフレームのスルーゲートに
対応するようにスルーゲート用ポンチ部を形成し、フィ
ードローラの回転に伴ってゲート用ポンチ部およびスル
ーゲート用ポンチ部により、それぞれゲートおよびスル
ーゲートを押圧して除去するようにしたから、ゲートお
よびスルーゲートを確実にリードフレームから除去でき
るようになり、そして、保持ローラにスルーゲートを排
出する排出孔部を形成したから、カルやゲートから分離
して除去されるスルーゲートを良好に排出できるように
なる。
ードフレームのゲートに対応するようにゲート用ポンチ
部を形成すると共に、リードフレームのスルーゲートに
対応するようにスルーゲート用ポンチ部を形成し、フィ
ードローラの回転に伴ってゲート用ポンチ部およびスル
ーゲート用ポンチ部により、それぞれゲートおよびスル
ーゲートを押圧して除去するようにしたから、ゲートお
よびスルーゲートを確実にリードフレームから除去でき
るようになり、そして、保持ローラにスルーゲートを排
出する排出孔部を形成したから、カルやゲートから分離
して除去されるスルーゲートを良好に排出できるように
なる。
【0012】第2の手段においては、ゲート用ポンチ部
およびスルーゲート用ポンチ部が、それぞれリードフレ
ームのパッケージとの隙間が0.03〜0.05mmと
なるように設けられているから、ゲートおよびスルーゲ
ートがゲート用ポンチ部およびスルーゲート用ポンチ部
により押圧されたときにパッケージから確実に切断され
るようになる。
およびスルーゲート用ポンチ部が、それぞれリードフレ
ームのパッケージとの隙間が0.03〜0.05mmと
なるように設けられているから、ゲートおよびスルーゲ
ートがゲート用ポンチ部およびスルーゲート用ポンチ部
により押圧されたときにパッケージから確実に切断され
るようになる。
【0013】第3の手段においては、フィードローラ
に、エアブロー用の通気路を形成し、排出孔部から吸塵
するようにしたから、コールドスラグ除去時でのスルー
ゲートを含めたコールドスラグ細片等のごみを良好に回
収することが可能となる。
に、エアブロー用の通気路を形成し、排出孔部から吸塵
するようにしたから、コールドスラグ除去時でのスルー
ゲートを含めたコールドスラグ細片等のごみを良好に回
収することが可能となる。
【0014】第4の手段においては、フィードローラ
に、凹部に外部から通じるレーザ用孔部を形成したか
ら、コールドスラグ除去時にこのレーザ用孔部を通して
パッケージにレーザーを照射して刻印を付すことも可能
となる。
に、凹部に外部から通じるレーザ用孔部を形成したか
ら、コールドスラグ除去時にこのレーザ用孔部を通して
パッケージにレーザーを照射して刻印を付すことも可能
となる。
【0015】
【実施例】以下、本発明の第1の実施例につき図1ない
し図5を参照しながら説明する。今、図2ないし図3に
は、樹脂モールド後のフープ状をなすリードフレーム2
1を示している。このリードフレーム21は4列のペレ
ット(図示せず)が設けられており、このペレットはそ
れぞれ樹脂モールドにより設けられたパッケージ22に
より外囲されている。この場合、樹脂モールドによるコ
ールドスラグとしては、リードフレーム21の両側にカ
ル23およびランナ24があり、そして、このランナ2
4にはゲート25が連続し、さらに、図2の上側のパッ
ケージ22,22間、下側のパッケージ22,22間に
は、それぞれスルーゲート26,26が連続している。
また、このリードフレーム21にはガイド孔27が列設
されている。
し図5を参照しながら説明する。今、図2ないし図3に
は、樹脂モールド後のフープ状をなすリードフレーム2
1を示している。このリードフレーム21は4列のペレ
ット(図示せず)が設けられており、このペレットはそ
れぞれ樹脂モールドにより設けられたパッケージ22に
より外囲されている。この場合、樹脂モールドによるコ
ールドスラグとしては、リードフレーム21の両側にカ
ル23およびランナ24があり、そして、このランナ2
4にはゲート25が連続し、さらに、図2の上側のパッ
ケージ22,22間、下側のパッケージ22,22間に
は、それぞれスルーゲート26,26が連続している。
また、このリードフレーム21にはガイド孔27が列設
されている。
【0016】次に図1において、フィードローラ28は
矢印A方向に回転されるものであり、これには、図4な
いし図6からも分かるように、前記ガイド孔27に噛み
合うガイド歯部29が形成されていると共に、リードフ
レーム21のパッケージ22を逃げるための凹部30が
形成されている。さらに、このフィードローラ28に
は、前記リードフレーム21のゲート25に対応するよ
うにゲート用ポンチ部31が形成されていると共に、ス
ルーゲート26に対応するようにスルーゲート用ポンチ
部32が形成されている。この場合、図5に示すよう
に、ゲート用ポンチ部31およびスルーゲート用ポンチ
部32は、それぞれリードフレーム21のパッケージ2
2との隙間LaおよびLbが0.03〜0.05mmと
なるように設けられている。
矢印A方向に回転されるものであり、これには、図4な
いし図6からも分かるように、前記ガイド孔27に噛み
合うガイド歯部29が形成されていると共に、リードフ
レーム21のパッケージ22を逃げるための凹部30が
形成されている。さらに、このフィードローラ28に
は、前記リードフレーム21のゲート25に対応するよ
うにゲート用ポンチ部31が形成されていると共に、ス
ルーゲート26に対応するようにスルーゲート用ポンチ
部32が形成されている。この場合、図5に示すよう
に、ゲート用ポンチ部31およびスルーゲート用ポンチ
部32は、それぞれリードフレーム21のパッケージ2
2との隙間LaおよびLbが0.03〜0.05mmと
なるように設けられている。
【0017】また、このフィードローラ28にはこれと
対をなす保持ローラ33が設けられており、これは矢印
B方向に回転する。この保持ローラ33は、中心部に排
出用空間部33aが形成されており、ほぼ十字状の軸支
持部材34を介して回転可能に軸支されている。上記排
出用空間部33aは軸支持部材34がほぼ十字状をなす
ことによって外部と連通している。さらに、この保持ロ
ーラ33には、前記スルーゲート32と対向するように
排出孔部35が径方向に形成されている。この排出孔部
35は前記排出用空間部33aに連通している。この保
持ローラ33には、前記フィードローラ28と対をなし
ほぼ90°の角度ずれて押さえローラ36が設けられて
いる。
対をなす保持ローラ33が設けられており、これは矢印
B方向に回転する。この保持ローラ33は、中心部に排
出用空間部33aが形成されており、ほぼ十字状の軸支
持部材34を介して回転可能に軸支されている。上記排
出用空間部33aは軸支持部材34がほぼ十字状をなす
ことによって外部と連通している。さらに、この保持ロ
ーラ33には、前記スルーゲート32と対向するように
排出孔部35が径方向に形成されている。この排出孔部
35は前記排出用空間部33aに連通している。この保
持ローラ33には、前記フィードローラ28と対をなし
ほぼ90°の角度ずれて押さえローラ36が設けられて
いる。
【0018】上記構成の作用について述べる。カル2
3、ランナー24、ゲート25およびスルーゲート26
といったコールドスラグが残存するリードフレーム21
は、図1に示すようにフィードローラ28と保持ローラ
33との間に通されると共に、保持ローラ33と押さえ
ローラ36との間を通されている。そして、このリード
フレーム21は、そのガイド孔27にフィードローラ2
8のガイド歯部29が噛み合ってフィードローラ28が
回転されることにより、上記各ローラ28,33,36
間を撓み変形しながら移動される。
3、ランナー24、ゲート25およびスルーゲート26
といったコールドスラグが残存するリードフレーム21
は、図1に示すようにフィードローラ28と保持ローラ
33との間に通されると共に、保持ローラ33と押さえ
ローラ36との間を通されている。そして、このリード
フレーム21は、そのガイド孔27にフィードローラ2
8のガイド歯部29が噛み合ってフィードローラ28が
回転されることにより、上記各ローラ28,33,36
間を撓み変形しながら移動される。
【0019】この場合、リードフレーム21がフィード
ローラ28および保持ローラ33間を通るとき、図4に
示すように、ゲート用ポンチ部31およびスルーゲート
用ポンチ部32により、ゲート25およびスルーゲート
26が打ち抜かれるように剥離除去される。ここで除去
されたスルーゲート26は、排出孔部35を通し、排出
用空間部33aに出て、この空間部33aから外部に排
出される。
ローラ28および保持ローラ33間を通るとき、図4に
示すように、ゲート用ポンチ部31およびスルーゲート
用ポンチ部32により、ゲート25およびスルーゲート
26が打ち抜かれるように剥離除去される。ここで除去
されたスルーゲート26は、排出孔部35を通し、排出
用空間部33aに出て、この空間部33aから外部に排
出される。
【0020】リードフレーム21は、このフィードロー
ラ28および保持ローラ33間を出た後、保持ローラ3
3および押さえローラ36間に移動するが、このときリ
ードフレーム21と分離状態にあるカル23およびラン
ナ24並びにゲート25といったコールドスラグは直進
するから、このコールドスラグがリードフレーム21か
ら剥離除去される。
ラ28および保持ローラ33間を出た後、保持ローラ3
3および押さえローラ36間に移動するが、このときリ
ードフレーム21と分離状態にあるカル23およびラン
ナ24並びにゲート25といったコールドスラグは直進
するから、このコールドスラグがリードフレーム21か
ら剥離除去される。
【0021】このような本実施例においては、フィード
ローラ28に、リードフレーム21のゲート25に対応
するようにゲート用ポンチ部31を形成すると共に、リ
ードフレーム21のスルーゲート26に対応するように
スルーゲート用ポンチ部32を形成し、フィードローラ
28の回転に伴ってゲート用ポンチ部31およびスルー
ゲート用ポンチ部32により、それぞれゲート25およ
びスルーゲート26を押圧して除去するようにしたか
ら、ゲート25およびスルーゲート26を確実にリード
フレーム21から除去できるようになり、そして、保持
ローラ33にスルーゲート26を排出する排出孔部35
を形成したから、カル23やゲート25から分離された
スルーゲート26を保持ローラ33に残すことなく良好
に排出できる。
ローラ28に、リードフレーム21のゲート25に対応
するようにゲート用ポンチ部31を形成すると共に、リ
ードフレーム21のスルーゲート26に対応するように
スルーゲート用ポンチ部32を形成し、フィードローラ
28の回転に伴ってゲート用ポンチ部31およびスルー
ゲート用ポンチ部32により、それぞれゲート25およ
びスルーゲート26を押圧して除去するようにしたか
ら、ゲート25およびスルーゲート26を確実にリード
フレーム21から除去できるようになり、そして、保持
ローラ33にスルーゲート26を排出する排出孔部35
を形成したから、カル23やゲート25から分離された
スルーゲート26を保持ローラ33に残すことなく良好
に排出できる。
【0022】従って、残存ゲートおよび残存スルーゲー
トの除去処理を不要にでき、この結果、リードフレーム
21におけるパッケージ列をさらに増やしてもゲートお
よびスルーゲートの残存を確実になくし得、もって、生
産性の向上を図ることができる。
トの除去処理を不要にでき、この結果、リードフレーム
21におけるパッケージ列をさらに増やしてもゲートお
よびスルーゲートの残存を確実になくし得、もって、生
産性の向上を図ることができる。
【0023】特に本実施例によれば、ゲート用ポンチ部
31およびスルーゲート用ポンチ部32が、それぞれリ
ードフレーム21のパッケージ22との隙間が0.03
〜0.05mmとなるように設けられているから、ゲー
ト25およびスルーゲート26がゲート用ポンチ部31
およびスルーゲート用ポンチ部32により押圧されたと
きにパッケージ22から確実に切断することができる。
31およびスルーゲート用ポンチ部32が、それぞれリ
ードフレーム21のパッケージ22との隙間が0.03
〜0.05mmとなるように設けられているから、ゲー
ト25およびスルーゲート26がゲート用ポンチ部31
およびスルーゲート用ポンチ部32により押圧されたと
きにパッケージ22から確実に切断することができる。
【0024】次に図6には、本発明の第2の実施例を示
している。この実施例においては、フィードローラ28
に、エアブロー用の通気路41を形成し、この通気路4
1を通して圧縮空気を送り込み、この圧縮空気を排出孔
部35から逃がすことにより、この排出孔部35を通し
て吸塵するようにしている。このような第2の実施例に
よれば、コールドスラグ除去時でのスルーゲート26を
含めたコールドスラグ細片等のごみを良好に回収するこ
とが可能である。
している。この実施例においては、フィードローラ28
に、エアブロー用の通気路41を形成し、この通気路4
1を通して圧縮空気を送り込み、この圧縮空気を排出孔
部35から逃がすことにより、この排出孔部35を通し
て吸塵するようにしている。このような第2の実施例に
よれば、コールドスラグ除去時でのスルーゲート26を
含めたコールドスラグ細片等のごみを良好に回収するこ
とが可能である。
【0025】図7には、本発明の第3の実施例を示して
いる。この実施例においては、フィードローラ28に、
凹部30に外部から通じるレーザ用孔部51を形成して
いる。これによれば、コールドスラグ除去時にこのレー
ザ用孔部51を通してパッケージ22にレーザーを照射
して刻印を付すことも可能となる。
いる。この実施例においては、フィードローラ28に、
凹部30に外部から通じるレーザ用孔部51を形成して
いる。これによれば、コールドスラグ除去時にこのレー
ザ用孔部51を通してパッケージ22にレーザーを照射
して刻印を付すことも可能となる。
【0026】なお、リードフレームは第1の実施例のリ
ードフレーム21に限られず、本発明の第4の実施例と
して示す図8のようにしても良い。この実施例では、リ
ードフレーム61,62を二列に並べて移動させるよう
にしており、各リードフレーム61,62のガイド孔6
3,64、ゲート65,66、スルーゲート67,68
等に対応させてガイド歯部、ゲート用ポンチ部、スルー
ゲート用ポンチ部等を形成すれば良い。また、押えロー
ラ36の保持ローラ33に対する角度は90°に限られ
ず、60°、あるいは60°〜90°の範囲の角度であ
っても良い。
ードフレーム21に限られず、本発明の第4の実施例と
して示す図8のようにしても良い。この実施例では、リ
ードフレーム61,62を二列に並べて移動させるよう
にしており、各リードフレーム61,62のガイド孔6
3,64、ゲート65,66、スルーゲート67,68
等に対応させてガイド歯部、ゲート用ポンチ部、スルー
ゲート用ポンチ部等を形成すれば良い。また、押えロー
ラ36の保持ローラ33に対する角度は90°に限られ
ず、60°、あるいは60°〜90°の範囲の角度であ
っても良い。
【0027】
【発明の効果】本発明は以上の説明から明らかなよう
に、次の効果を得ることができる。請求項1の発明によ
れば、フィードローラに、リードフレームのゲートに対
応するようにゲート用ポンチ部を形成すると共に、リー
ドフレームのスルーゲートに対応するようにスルーゲー
ト用ポンチ部を形成し、フィードローラの回転に伴って
ゲート用ポンチ部およびスルーゲート用ポンチ部によ
り、それぞれゲートおよびスルーゲートを押圧して除去
するようにしたから、ゲートおよびスルーゲートを確実
にリードフレームから除去でき、そして、保持ローラに
スルーゲートを排出する排出孔部を形成したから、カル
やゲートから分離して除去されるスルーゲートを良好に
排出できる。
に、次の効果を得ることができる。請求項1の発明によ
れば、フィードローラに、リードフレームのゲートに対
応するようにゲート用ポンチ部を形成すると共に、リー
ドフレームのスルーゲートに対応するようにスルーゲー
ト用ポンチ部を形成し、フィードローラの回転に伴って
ゲート用ポンチ部およびスルーゲート用ポンチ部によ
り、それぞれゲートおよびスルーゲートを押圧して除去
するようにしたから、ゲートおよびスルーゲートを確実
にリードフレームから除去でき、そして、保持ローラに
スルーゲートを排出する排出孔部を形成したから、カル
やゲートから分離して除去されるスルーゲートを良好に
排出できる。
【0028】従って、残存ゲートおよび残存スルーゲー
トの除去処理を不要にでき、この結果、リードフレーム
におけるパッケージ列をさらに増やしてもゲートおよび
スルーゲートの残存を確実になくし得、もって、生産性
の向上を図ることができる。
トの除去処理を不要にでき、この結果、リードフレーム
におけるパッケージ列をさらに増やしてもゲートおよび
スルーゲートの残存を確実になくし得、もって、生産性
の向上を図ることができる。
【0029】請求項2の発明によれば、ゲート用ポンチ
部およびスルーゲート用ポンチ部が、それぞれリードフ
レームのパッケージとの隙間が0.03〜0.05mm
となるように設けられているから、ゲートおよびスルー
ゲートがゲート用ポンチ部およびスルーゲート用ポンチ
部により押圧されたときにパッケージから確実に切断さ
れる。
部およびスルーゲート用ポンチ部が、それぞれリードフ
レームのパッケージとの隙間が0.03〜0.05mm
となるように設けられているから、ゲートおよびスルー
ゲートがゲート用ポンチ部およびスルーゲート用ポンチ
部により押圧されたときにパッケージから確実に切断さ
れる。
【0030】請求項3の発明によれば、フィードローラ
に、エアブロー用の通気路を形成し、排出孔部から吸塵
するようにしたから、コールドスラグ除去時でのスルー
ゲートを含めたコールドスラグ細片等のごみを良好に回
収することが可能となる。
に、エアブロー用の通気路を形成し、排出孔部から吸塵
するようにしたから、コールドスラグ除去時でのスルー
ゲートを含めたコールドスラグ細片等のごみを良好に回
収することが可能となる。
【0031】請求項4の発明によれば、フィードローラ
に、凹部に外部から通じるレーザ用孔部を形成したか
ら、コールドスラグ除去時にこのレーザ用孔部を通して
パッケージにレーザーを照射して刻印を付すことも可能
となる。
に、凹部に外部から通じるレーザ用孔部を形成したか
ら、コールドスラグ除去時にこのレーザ用孔部を通して
パッケージにレーザーを照射して刻印を付すことも可能
となる。
【図1】本発明の第1の実施例を示す側面図
【図2】樹脂モールド状態のリードフレームの部分的平
面図
面図
【図3】同状態のリードフレームの縦断側面図
【図4】作用説明のための要部の縦断側面図
【図5】スルーゲート用パンチ部の拡大縦断側面図
【図6】本発明の第2の実施例を示す図4相当図
【図7】本発明の第3の実施例を示す図4相当図
【図8】本発明の第4の実施例を示す図2相当図
【図9】従来例を示す樹脂モールド状態のリードフレー
ムの部分的平面図
ムの部分的平面図
【図10】従来例を示す図2相当図
【図11】従来例を示す図3相当図
【図12】従来例を示す図1相当図
【図13】従来例を示す図4相当図
【図14】コールドスラグ残存状態を示すリードフレー
ムの平面図
ムの平面図
21はリードフレーム、22はパッケージ、23はカ
ル、24はランナ、25はゲート、26はスルーゲー
ト、27はガイド孔、28はフィードローラ、29はガ
イド歯部、30は凹部、31はゲート用ポンチ部、32
はスルーゲート用ポンチ部、33は保持ローラ、35は
排出孔部、36は押えローラ、41は通気路、51はレ
ーザ用孔部を示す。
ル、24はランナ、25はゲート、26はスルーゲー
ト、27はガイド孔、28はフィードローラ、29はガ
イド歯部、30は凹部、31はゲート用ポンチ部、32
はスルーゲート用ポンチ部、33は保持ローラ、35は
排出孔部、36は押えローラ、41は通気路、51はレ
ーザ用孔部を示す。
Claims (4)
- 【請求項1】 樹脂モールド後のフープ状をなすリード
フレームからカル、ランナー、ゲートおよびスルーゲー
ト等のコールドスラグを除去するものにおいて、 前記リードフレームに形成されたガイド孔に噛み合うガ
イド歯部を有すると共にリードフレームにおけるパッケ
ージを逃げるための凹部を有するフィードローラと、 このフィードローラと対をなし前記リードフレームを間
に挟んで移動させる保持ローラと、 この保持ローラと対をなし前記リードフレームを所定角
度方向変換させる押さえローラと、 前記フィードローラに前記リードフレームのゲートに対
応するように形成されこのフィードローラの回転に伴っ
てこのゲートを押圧して除去するゲート用ポンチ部と、 前記フィードローラに前記リードフレームのスルーゲー
トに対応するように形成されこのフィードローラの回転
に伴ってこのスルーゲートを押圧して除去するスルーゲ
ート用ポンチ部と、 前記保持ローラに形成され前記スルーゲートを排出する
排出孔部とを備えてなるコールドスラグ除去装置。 - 【請求項2】 ゲート用ポンチ部およびスルーゲート用
ポンチ部は、それぞれリードフレームのパッケージとの
隙間が0.03〜0.05mmとなるように設けられて
いることを特徴とする請求項1記載のコールドスラグ除
去装置。 - 【請求項3】 フィードローラには、エアブロー用の通
気路が形成され、排出孔部から吸塵するようにしたこと
を特徴とする請求項1記載のコールドスラグ除去装置。 - 【請求項4】 フィードローラには、凹部に外部から通
じるレーザ用孔部が形成されていることを特徴とする請
求項1記載のコールドスラグ除去装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP06171509A JP3098384B2 (ja) | 1994-07-25 | 1994-07-25 | コールドスラグ除去装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP06171509A JP3098384B2 (ja) | 1994-07-25 | 1994-07-25 | コールドスラグ除去装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0837199A JPH0837199A (ja) | 1996-02-06 |
JP3098384B2 true JP3098384B2 (ja) | 2000-10-16 |
Family
ID=15924439
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP06171509A Expired - Fee Related JP3098384B2 (ja) | 1994-07-25 | 1994-07-25 | コールドスラグ除去装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3098384B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101934608B1 (ko) * | 2011-09-13 | 2019-01-03 | 삼소나이트 아이피 홀딩스 에스.에이.알.엘. | 수하물 케이스용 다중 잠금 시스템 |
-
1994
- 1994-07-25 JP JP06171509A patent/JP3098384B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101934608B1 (ko) * | 2011-09-13 | 2019-01-03 | 삼소나이트 아이피 홀딩스 에스.에이.알.엘. | 수하물 케이스용 다중 잠금 시스템 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0837199A (ja) | 1996-02-06 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |