JP3093849B2 - 可撓性積層圧電素子 - Google Patents
可撓性積層圧電素子Info
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Description
するポリマー系積層圧電素子に関する。
下、代表的にPVDFと称する)をはじめとするポリマ
ー圧電体は、セラミックス圧電体と比較して、(1)可
撓性が大きく、薄膜化、大面積化、長尺化が容易で任意
の形状、形態のものを作ることができる;(2)静水圧
圧電ひずみ定数dh は同等またはそれ以下であるが、誘
電率εが小さいために、dh /εで定まる静水圧電圧出
力係数(gh 定数)は極めて大となり、従って感度特性
が優れる;(3)低密度、低弾性であるため、音響イン
ピーダンス(音速×密度)が、水や生体の値に近く、従
って水や生体と素子との間での反射が少なく、効率のよ
いエネルギー伝播が可能である等の特性を有する。この
ような特性を生かして、ポリマー圧電体は、スピーカ
ー、マイクロホン、超音波探触子、ハイドロフォン、震
動計、ひずみ計、血圧計、バイモルフファン等の、一般
に電気−機械(音響)変換素子あるいは焦電変換素子と
して、広汎な用途への適用が提案され、あるいは実用化
されている。
電体(以下、包括的に、「ポリマー圧電体フィルム」と
称する。)を素子化するに際しては、通常その両面に電
極を設ける。この際に、電極としては、ポリマー圧電体
の、配向−分極等により付与された圧電特性をも含めた
耐熱性が、100℃前後であることを考慮して、一般に
銅、アルミニウム等の蒸着電極あるいは接着剤により貼
付したこれら金属の箔電極が用いられている。またこの
ようにして形成した圧電素子の複数を積層して積層圧電
素子を形成することも知られている。しかし、金属の箔
電極を適用した素子にあっては、その柔軟性は大きく低
下し、ポリマー圧電体それ自体がもつ可撓性が十分に生
かされず、可撓性に起因する耐衝撃性、取り扱いの容易
さなどの利点が得られない結果となる。
マー圧電体の優れた可撓性をそれ程損なうことなく、剛
性の異なる電極の組合せにより特性の改善された可撓性
積層圧電素子を提供することにある。特に、可撓性の受
波素子にあっては、その可撓性の故に素子に曲げ応力が
加わると変形ノイズが発生する。本発明の別の目的は、
この変形ノイズを有効に抑制し得る構成を有する可撓性
積層圧電素子を提供することにある。
ば、一対のポリマー圧電体フィルム間に中央電極層を設
け更に外側電極層で挾持して積層圧電素子を形成するに
際して、中央電極層の剛性を外側電極層に比べて相対的
に高めることにより、曲げ応力に対して固い中央電極層
が確実に中立軸又は中立面となって対称に変形するよう
になる。そのため、素子の曲げ変形において変形の対称
性が向上すること;そして、全体としての可撓性も良好
に維持され、加えてスピーカー、マイクロホン、超音波
探触子、ハイドロフォン、血圧計等の一般に送受波素子
としての使用における代表的な特性値である静水圧圧電
ひずみ定数dh の本質的な向上が得られること;更に
は、一対のポリマー圧電体フィルムの分極方向を考慮す
れば、受波素子としての上述の変形ノイズ抑制特性も他
の構成の素子に比べて有意に優れていること、などが見
出された。
であり、より詳しくは、剛性の大な中央電極層を一対の
ポリマー圧電体フィルム(上記定義のように「シート」
を含む)で挾持し、更に剛性の相対的に小な外側電極層
で挾持してなる全体として可撓性の積層圧電素子を提供
するものである。
相対的に高めることにより変形の対称性が向上するこ
と、更に静水圧圧電ひずみ定数dh の本質的な向上が得
られたことは、本発明者等にとっても意外な事であった
が、後者の理由は以下のように推定される。圧電体のd
h と、各要素方向圧電ひずみ定数d31(面方向x)、d
32(面方向y)およびd33(厚さ方向z)の間には、d
h =d31+d32+d33の関係がある。ここで、一般的に
ポリマー圧電体においては、d31>0、d32>0、d33
<0かつ|d33|>d31+d32の関係にある。従って、
dh にはd33が支配的であるが、本発明のように中央電
極層の剛性を高めることは、その両側のポリマー圧電体
フィルムの厚さ方向変形を阻害することなく、面方向変
形を抑制する(d31→0、d32→0)こととなり、dh
はd33に近付き、絶対値として増加する。更に、一対の
ポリマー圧電体フィルムの分極方向を逆向きとして受波
素子を構成すれば、一対のポリマー圧電体フィルムの変
形による電気出力が前述の向上した変形対称性のために
相殺されて、静水圧ひずみ出力のみが選択的に取り出さ
れることとなる。
層圧電素子は、図1に断面構造を示すように、それぞれ
両面に金属蒸着等による表面電極層2を設けた一対のポ
リマー圧電体フィルム1を接着剤層3等により貼合せた
構造を有し、それぞれの電極2には適当な治具あるいは
半田接合等により入出力のための電気的結線が施され
る。
う積層圧電素子の断面図であり、該積層圧電素子は、片
側に表面(外側)電極層として蒸着電極2を設けた一対
のポリマー圧電体フィルム1を、その電極層2形成面と
は逆側の面で接着剤3を介して剛性の中央電極層4と接
合してなるものである。必要に応じて、ポリマー圧電体
フィルム1の接着剤3との接触面側に電極層2を設ける
ようにしてもよい。
マー圧電体としては、比較的高い耐熱性を有するシアン
化ビニリデン−酢酸ビニル共重合体が好適に用いられる
ほか、優れた圧電特性のフッ化ビニリデン系樹脂圧電体
が好ましく、なかでも圧電性発現に適したβ型結晶化の
ために一軸延伸の必要なフッ化ビニリデン(VDF)単
独重合体に比べて、通常の結晶条件化でβ型結晶化の可
能なVDF系共重合体(例えば優位量のVDFと劣位量
のフッ化ビニル(VF)、トリフルオロエチレン(Tr
FE)あるいはテトラフルオロエチレン(TFE)との
共重合体)が好ましく、更には優位量(特に70〜80
モル%)のVDFと劣位量(特に30〜20モル%)の
TrFEとの共重合体がもっとも好ましく用いられる。
により成膜後、必要に応じて一軸延伸あるいは軟化温度
以下での熱処理、軟化温度以下での電界印加により分極
処理に付される。ポリマー圧電体フィルム1は、20〜
2000μm程度、特に100〜1000μmの厚さを
有することが好ましい。フィルムの厚さが20μm未満
では、用途によっては十分な送受波感度が得られない場
合がある。また、逆に2000μmを超えると、フィル
ムの可撓性が損なわれ、更に曲げ変形に対してフィルム
の剛性が支配的となることがあり好ましくない。また分
極に高電圧が必要となるため縁面放電が発生し分極処理
が極めて困難となる。
触面および/または接着剤3との接触面は、予め、粗面
化しておくことも好ましい。
ニウム、銀、亜鉛、錫、ニッケル、金等の良導電性金属
の蒸着により、例えば厚さが0.01〜0.2μm、特
に0.02〜0.1μmの範囲で形成することが好まし
い。また外側電極2をメッキ、特に無電解メッキで厚さ
が10〜100μm程度に形成することもできる。
2(あるいは後述の溶射電極層5)の各々の剛性の4倍
以上であることが好ましく、一般にこのような中央電極
層としては、例えば、銅、アルミニウム、錫、亜鉛、
金、銀、白金等の良導電性の金属の厚さ6〜200μ
m、特に20〜120μmの箔が好ましく用いられる。
グ率と断面二次モーメントの積として表現される量であ
る。ここで、断面二次モーメントは、W×D3 /12で
定義される量で、WとDはそれぞれ材料の幅と厚みであ
る。従って、同一ヤング率、同一幅における比較では、
電極の剛性はその厚みの3乗によって対比される。
電性の接着剤により形成することもできるが、より接着
強度の優れるエポキシ系樹脂、ウレタン系樹脂、ポリエ
ステル系樹脂、ブタジエン系樹脂、プロピレン系樹脂、
アクリル系樹脂等の接着剤により5〜40μm程度の厚
さの層として形成することが好ましい。
図2の蒸着電極層2の代りに溶射電極層5を外側電極層
として形成した例を示す。これ以外の点は、実質的に図
2の例と同様である。但し、溶射における耐熱性を考慮
して、ポリマー圧電体フィルム1の厚さは200μm以
上、特に300μm以上であることが好ましい。
けることの利点としては、電極にリード線を半田接合す
る際にまたはその後の素子の取扱いの際などに半田周辺
部で生じる電極の亀裂や剥がれなどの不都合が少ないこ
とに加えて、蒸着電極層2に比べて剛性が多少大きく、
積層圧電素子全体としての可撓性を損なわない範囲で、
dh を向上する効果も認められる。
ニウム、亜鉛等が挙げられるが、中でも、比較的低温で
の溶射が可能であり、且つ半田接合性に優れた電極膜を
与える亜鉛または、亜鉛と銅等との合金が好ましく用い
られる。溶射被覆電極5の厚さは、良好な半田付性を与
え、圧電素子の可撓性を損なわない範囲で選択できる
が、一般に10〜100μm、特に20〜50μmの範
囲で設定するのが好ましい。
ー圧電体フィルム1の圧電特性を本質的に損なわないよ
うに、ポリマー圧電体フィルム1を過度に熱しないもの
であることが必要であり、線材アーク溶射あるいはガス
溶射(プラズマ溶射)が用いられ得る。特に、線材アー
ク溶射は、他の溶射方法に比べポリマー圧電体フィルム
1への熱負荷が少なく、好ましい実施形態であるが、そ
の場合でも溶射処理は圧電体フィルム1を必要に応じて
強制冷却された回転体上に置き、前記熱負荷を制御しな
がら行なうのが好ましい。
して本発明の積層圧電素子の好ましい態様を説明した
が、本発明の範囲内で、各種の変形が可能なことは容易
に理解できよう。例えば、図2および図3の例における
蒸着電極層2あるいは溶射電極層5の代りに、導電性ゴ
ム層を、可撓性の外側電極層として用いることもでき
る。また、図2および図3の外側電極層2または5の外
側に、一面に電極層を設けたポリマー圧電体フィルム1
を好ましくは複数層積層して多層としてもよい。一方、
中央電極層4は、前述の金属箔に限らず、相対的に大な
る剛性が確保される範囲でそれぞれのポリマー圧電体フ
ィルム面に形成された溶射電極を接着剤で張り合わせた
構成であってもよい。
子の各種積層構造を示すものであり、図中の符号1〜5
で示した部分は、図1〜図3で説明した対応符号部分と
同様である。
として用いる場合、図3に対応して図9に示すように、
一対のポリマー圧電体フィルム1に施した分極方向pが
互いに逆向きとなるように配置し、一対の外側電極層5
からの導線AおよびCを短絡接続し、中央電極層4から
の導線Bとの間での出力を、例えば電圧計6により測定
できるような配置を採ることが好ましい。これにより、
積層圧電素子に例えば曲げ応力が加えられたとしても、
一対のポリマー圧電体フィルム1からの電気出力、即
ち、端子AB間およびAC間出力が相殺されて、静水圧
圧電ひずみ出力におけるノイズとしては現れにくくな
る。
よる静水圧圧電ひずみ定数dh の増加は、受波感度のみ
ならず送波感度の増加をももたらすものである。
素子の送受波素子としての有用性を特に説明してきた
が、本発明は、その中央電極層の剛性による対称な振動
特性を利用したバイモルフファン等の電気−機械変換素
子としても有用である。この場合、例えば、図3に対応
して図10に示すように、一対のポリマー圧電体フィル
ムに施した分極方向pが同一方向となるように配置し、
交流電源7から電圧を印加することにより剛性な中央電
極層4を中立軸として上下に対称な団扇の扇風運動に似
た動作を繰り返す。
する積層圧電素子(積層したポリマー圧電体フィルム1
の分極方向は図9と同様に互いに逆向きとした)を、そ
れぞれ以下のようにして作製し、特性評価を行った。
1の基礎特性を測定するために、アルミニウム(Al)
蒸着フィルムを形成した。
モル比)共重合体(呉羽化学工業製)をダイス温度26
5℃でシート押出しし、125℃で13時間の熱処理
後、75MV/mの電界下、123℃での保持時間5
分、昇降時間を含めて全1時間の分極処理を行い、厚さ
500μmのポリマー圧電体フィルム1を得、更に20
mm幅でマシン方向(MD)にスリットして長さ120
mのサンプルフィルムを得た。次いで、このサンプルフ
ィルムについてその長さ方向の両端部10mmを電極空
白部として両面に0.03μmのAl蒸着層を形成し、
図11のように配線してdh 定数を測定した(測定法は
後記)。
成のAl蒸着サンプル圧電体フィルムを各2枚用意し、
それぞれdh 定数を測定した。
蒸着サンプル圧電体フィルムの2枚を、スチレン・ブタ
ジエン共重合体(SBR)を主成分とする接着剤(住友
スリーエム(株)製「SG4693」)の厚さ約20μ
mの層3により接着して図1の素子を得た。
ムの片側Al蒸着電極2をそれぞれエタノールにより除
去し、それぞれを、厚さ約20μmの図1の素子と同じ
接着剤層3を両面に設けた厚さ約70μmの銅(Cu)
箔電極4の両面に接着して図2の素子を得た。
ムの両側Al蒸着電極2をそれぞれ除去して2枚のポリ
マー圧電体フィルム1を得、それぞれを、厚さ約20μ
mの図1の素子と同じ接着剤層3を両面に設けた厚さ約
70μmのCu箔電極4の両面に接着後、更にこのよう
にして貼付したポリマー圧電体フィルム1の他方の面を
粒度♯60のアルミナ系研磨剤で表面をサンドブラスト
して粗面化後、電気溶線式溶射機(加藤メタリコン
(株)製、電極式金属溶射機E型)を用い、エアー圧力
5kg/cm2 、電圧15Vの条件で溶射を行ない厚さ
約40μmの亜鉛溶射電極5を形成して、図3の素子を
得た。
ル圧電体フィルムを用い、上記図1〜図3の素子の形成
法に準じて、必要に応じてAl蒸着電極2を除去後、厚
さ約20μmの図1の素子と同じ接着剤層3による厚さ
約70μmのCu箔電極4の貼付あるいは厚さ約40μ
mの亜鉛溶射電極5の形成を行ない、図4〜図8に示す
素子を得た。
ついて、更に例えば図1の素子について図12として示
すように結線を行ない、上層圧電体フィルム(端子AB
間)または下層圧電体フィルム(端子BC間)において
それぞれdh 定数を測定した。なお、材料の銅、亜鉛、
アルミニウムのヤング率は、それぞれ約110、97、
68×109 ニュートン(N)/m2 である。
ついて、dh 定数、たわみ荷重特性、および、ノイズ特
性(キャンセル効果)の測定を行なった。各測定方法は
以下の通りである。、 dh 定数測定:耐圧容器に入れたシリコン油中に試料素
子を浸漬し、容器に窒素ガス源から圧力P(ニュートン
(N)/m2 )を加えながら試料の電荷量Q(クーロン
(C))を測定する。そして、ゲージ圧2kg/cm2
近辺での圧力上昇dPに対する電荷の増加量dQを得、
下式で計算した。
である。
を間隔4cmの二支点で支え、支点の中心で試料に5m
m/分の速度で荷重Wを加えて2mmたわませるのに要
した1cm幅当たりの荷重値を求め、たわみ荷重(kg
/cm)とした。
ついて、素子の一方の端部の前記電極空白部を固定した
支点として、他端が振幅約10mmとなるように振動さ
せた時の端子AC−B間(例えば図3の素子について図
9に示すようにAC間を短絡)および端子A−B間(端
子B−C間を開放)と端子B−C間(A−B間を開放)
における出力をディジタルオシロスコープ(DL−22
40型、横河電機(株))により測定した。そして、そ
の出力波形のオシログラフから出力電圧のピーク値の平
均を求め、端子AC−B間の出力平均/端子A−B間の
出力平均および端子B−C間の出力平均のうち大きい方
の値の比が1/4以上を×、1/6以上1/4未満を
△、1/6未満を◯とした。
圧電体フィルム単層での対照値と積層された圧電素子と
して測定された値(表の上層、下層)とを対比して見た
場合、剛性の大な中央電極層4を有する図2、3、5〜
7の素子は顕著なdh 定数の増加を示している。しか
し、実施例に相当する図2および図3の素子が、小なる
たわみ荷重で代表される良好な可撓性を維持し、且つ良
好なノイズキャンセル効果を示すのに対して、図5〜7
の素子は顕著なたわみ荷重の増加を示し、また図5およ
び6の素子では良好なノイズキャンセル効果も得られな
い。また、図1の素子は素材の剛性の点で上下対称であ
るにもかかわらず、十分なノイズキャンセル効果は得ら
れていない。これは、図1の素子には明確な中立軸がな
いためと考えられる。
的剛性の大な中央電極層を一対のポリマー圧電体フィル
ムで挾持し、更に剛性の小な外側電極層で挾持した構造
を採ることにより、全体として良好な可撓性を維持しつ
つ、静水圧圧電ひずみ定数dhで代表される良好な圧電
特性および対称な振動特性を有する積層圧電素子が得ら
れ、また一対のポリマー圧電体フィルムに付与する分極
方向を互いに逆向きとすることにより良好なノイズキャ
ンセル特性も得られる。
図。
図。
の一実施例の模式断面図。
層圧電素子の一実施例の模式断面図。
示す模式断面図。
状態を示す模式断面図。
Claims (5)
- 【請求項1】 剛性の大な中央電極層を一対のポリマー
圧電体フィルムまたはシートで挾持し、更に剛性の相対
的に小な外側電極層で挾持してなる全体として可撓性の
積層圧電素子。 - 【請求項2】 中央電極層が金属箔電極からなりその両
面に前記一対のポリマー圧電体フィルムまたはシートが
接着剤により貼付されてなる請求項1に記載の素子。 - 【請求項3】 外側電極層が蒸着被覆電極からなる請求
項1または2に記載の素子。 - 【請求項4】 外側電極層が溶射被覆電極からなる請求
項1または2に記載の素子。 - 【請求項5】 前記一対のポリマー圧電体フィルムまた
はシートは、それらの分極方向が互いに逆向きとなるよ
うに配置されてなる請求項1〜4のいずれかに記載の素
子。
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