JP3088169B2 - 可撓性平形ケーブル用コネクタ - Google Patents
可撓性平形ケーブル用コネクタInfo
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Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01R—ELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
- H01R12/00—Structural associations of a plurality of mutually-insulated electrical connecting elements, specially adapted for printed circuits, e.g. printed circuit boards [PCB], flat or ribbon cables, or like generally planar structures, e.g. terminal strips, terminal blocks; Coupling devices specially adapted for printed circuits, flat or ribbon cables, or like generally planar structures; Terminals specially adapted for contact with, or insertion into, printed circuits, flat or ribbon cables, or like generally planar structures
- H01R12/70—Coupling devices
- H01R12/77—Coupling devices for flexible printed circuits, flat or ribbon cables or like structures
- H01R12/771—Details
- H01R12/775—Ground or shield arrangements
Landscapes
- Details Of Connecting Devices For Male And Female Coupling (AREA)
- Coupling Device And Connection With Printed Circuit (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電気コネクタ、特に可撓
性平形ケーブル(以下FFCという)用コネクタに関す
る。
性平形ケーブル(以下FFCという)用コネクタに関す
る。
【0002】
【従来の技術】回路基板に形成された複数の回路部間、
複数の回路基板相互間、回路基板とその外部に配置され
た部品或は装置との間の相互接続等にFFCが広く使用
されている。FFCは平行に配置された複数の平板状導
体を絶縁層で被覆した比較的可撓性を有する平板状のケ
ーブルである。斯るFFCは各導体の一端を回路基板の
導体パッドに半田接続し他端をコネクタに接続するか、
或は両端にコネクタを接続するのが一般的である。
複数の回路基板相互間、回路基板とその外部に配置され
た部品或は装置との間の相互接続等にFFCが広く使用
されている。FFCは平行に配置された複数の平板状導
体を絶縁層で被覆した比較的可撓性を有する平板状のケ
ーブルである。斯るFFCは各導体の一端を回路基板の
導体パッドに半田接続し他端をコネクタに接続するか、
或は両端にコネクタを接続するのが一般的である。
【0003】このように、FFCの少なくとも一端に接
続されるコネクタ、即ちFFC用コネクタには種々のも
のが提案されている。斯る従来のFFC用コネクタは、
その導体数に対応する個数の略フォーク状又はアーム状
接触部を有するコンタクトが挿入保持された絶縁ハウジ
ングのFFC挿入開口に、絶縁プラグと一体にFFCを
挿入して、導体端部にコンタクトの接触部を押圧接触さ
せて保持するものがある。斯るFFC用コネクタは、た
とえば実公平3-22869 号、実公平3-3967号、特開昭59-2
3482号等の公報に開示されている。また、実開平3-2698
8 号公報等にはFFCの挿入時にコンタクトを拡開して
FFCの挿入力を低くするコンタクト作動部材を有する
FFC用コネクタを開示している。更にまた、特公平2-
35428 号公報にはコンタクトの接触部をFFCの挿入方
向に対してスタガ状に位置ずれさせて配置して、挿入力
を低減するFFC用コネクタを開示している。
続されるコネクタ、即ちFFC用コネクタには種々のも
のが提案されている。斯る従来のFFC用コネクタは、
その導体数に対応する個数の略フォーク状又はアーム状
接触部を有するコンタクトが挿入保持された絶縁ハウジ
ングのFFC挿入開口に、絶縁プラグと一体にFFCを
挿入して、導体端部にコンタクトの接触部を押圧接触さ
せて保持するものがある。斯るFFC用コネクタは、た
とえば実公平3-22869 号、実公平3-3967号、特開昭59-2
3482号等の公報に開示されている。また、実開平3-2698
8 号公報等にはFFCの挿入時にコンタクトを拡開して
FFCの挿入力を低くするコンタクト作動部材を有する
FFC用コネクタを開示している。更にまた、特公平2-
35428 号公報にはコンタクトの接触部をFFCの挿入方
向に対してスタガ状に位置ずれさせて配置して、挿入力
を低減するFFC用コネクタを開示している。
【0004】上述の説明から明らかな如く、FFCは可
撓性を有する平板状であるので、複数のコンタクトに低
挿入力で挿入可能であり、十分高信頼性の電気的接触が
得られ、しかも挿入後に外力によりFFCが容易に抜去
されない十分な保持力を有することが望ましい。
撓性を有する平板状であるので、複数のコンタクトに低
挿入力で挿入可能であり、十分高信頼性の電気的接触が
得られ、しかも挿入後に外力によりFFCが容易に抜去
されない十分な保持力を有することが望ましい。
【0005】しかし、上述した従来のFFC用コネクタ
にあってはこれら要件のいずれかにおいて十分でなく、
しかも小型で安価なFFC用コネクタとは言えない。実
開平2−71971号公報には、コネクタに設けた突起
部をFFCの穴に挿入してFFCの抜け止めを確実にし
たFFC用コネクタが開示されている。このコネクタに
よればFFCに対する保持力は十分であるが、FFCに
過大な抜去力が作用した場合にはFFC又は突起部を破
損するおそれがある。また、同極数のFFC用コネクタ
が近接した場合には、本来挿入されるべきでないFFC
を誤ってFFC用コネクタに挿入するおそれがある。
にあってはこれら要件のいずれかにおいて十分でなく、
しかも小型で安価なFFC用コネクタとは言えない。実
開平2−71971号公報には、コネクタに設けた突起
部をFFCの穴に挿入してFFCの抜け止めを確実にし
たFFC用コネクタが開示されている。このコネクタに
よればFFCに対する保持力は十分であるが、FFCに
過大な抜去力が作用した場合にはFFC又は突起部を破
損するおそれがある。また、同極数のFFC用コネクタ
が近接した場合には、本来挿入されるべきでないFFC
を誤ってFFC用コネクタに挿入するおそれがある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】 従って、本発明は、F
FCに対する十分な保持力を有しながら、FFCに過大
な抜去力が作用した場合にはFFCを破損することなく
抜去できると共に、FFCの誤挿入を防止するキーイン
グ機能を兼ね備えたFFC用コネクタを提供することを
目的とする。
FCに対する十分な保持力を有しながら、FFCに過大
な抜去力が作用した場合にはFFCを破損することなく
抜去できると共に、FFCの誤挿入を防止するキーイン
グ機能を兼ね備えたFFC用コネクタを提供することを
目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明のFFC用コネク
タは、平行に配列された複数の平板状導体を有する可撓
性平形ケーブルを複数のコンタクトに押圧接続する可撓
性平形ケーブル用コネクタであって、該コネクタ内に挿
入された前記可撓性平形ケーブルを保持する弾性係止部
材が設けられた可撓性平形ケーブル用コネクタにおい
て、前記可撓性平形ケーブルには、その端部から前記平
板状導体と平行に延びる幅狭スリット部、該幅狭スリッ
ト部に連続する幅広スリット部、及び前記幅狭スリット
部及び前記幅広スリット部間の傾斜した過渡部からなる
スリットが形成され、前記弾性係止部材は、前記過渡部
と係合して前記可撓性平形ケーブルを保持する係止片を
有することを特徴とする。
タは、平行に配列された複数の平板状導体を有する可撓
性平形ケーブルを複数のコンタクトに押圧接続する可撓
性平形ケーブル用コネクタであって、該コネクタ内に挿
入された前記可撓性平形ケーブルを保持する弾性係止部
材が設けられた可撓性平形ケーブル用コネクタにおい
て、前記可撓性平形ケーブルには、その端部から前記平
板状導体と平行に延びる幅狭スリット部、該幅狭スリッ
ト部に連続する幅広スリット部、及び前記幅狭スリット
部及び前記幅広スリット部間の傾斜した過渡部からなる
スリットが形成され、前記弾性係止部材は、前記過渡部
と係合して前記可撓性平形ケーブルを保持する係止片を
有することを特徴とする。
【0008】
【実施例】以下添付図を参照しながら本発明によるFF
C用コネクタの好適実施例を詳細に説明する。
C用コネクタの好適実施例を詳細に説明する。
【0009】図1は本発明によるFFC用コネクタ10の
好適実施例の上(又は平)面図である。この特定実施例
のFFC用コネクタ10にあっては、横長の矩形状上面21
を有する絶縁ハウジング20を有する。この絶縁ハウジン
グ20の上面21には横方向に略矩形のFFC挿入開口22及
びこれに直交するコンタクト受容開口23を有する。この
FFC挿入開口22の一側にはFFCの挿入を容易にする
為のテーパ面24が形成され、挿入されるFFCを所定位
置に案内する。この上面21にはFFC挿入開口22と平行
し且つ横方向に分離された複数の略矩形状凹部25が形成
されている。
好適実施例の上(又は平)面図である。この特定実施例
のFFC用コネクタ10にあっては、横長の矩形状上面21
を有する絶縁ハウジング20を有する。この絶縁ハウジン
グ20の上面21には横方向に略矩形のFFC挿入開口22及
びこれに直交するコンタクト受容開口23を有する。この
FFC挿入開口22の一側にはFFCの挿入を容易にする
為のテーパ面24が形成され、挿入されるFFCを所定位
置に案内する。この上面21にはFFC挿入開口22と平行
し且つ横方向に分離された複数の略矩形状凹部25が形成
されている。
【0010】図示の如く、コンタクト受容開口23は横方
向に一定間隔、すなわちFFCの導体配列に対応して形
成されている。各コンタクト受容開口23内には図2を参
照して後述するコンタクト30が挿入保持されている。し
かし、本発明のFFC用コネクタ10にあっては、コンタ
クト受容開口23のうちの選択された少なくとも1個、例
えば左から3番目の開口23R にはコンタクト30に代って
FFC保持部材40が挿入保持される。
向に一定間隔、すなわちFFCの導体配列に対応して形
成されている。各コンタクト受容開口23内には図2を参
照して後述するコンタクト30が挿入保持されている。し
かし、本発明のFFC用コネクタ10にあっては、コンタ
クト受容開口23のうちの選択された少なくとも1個、例
えば左から3番目の開口23R にはコンタクト30に代って
FFC保持部材40が挿入保持される。
【0011】図2(A)及び(B)は図1のFFCコネ
クタ10の夫々線A−A及び線B−Bに沿う断面図であ
る。図2(A)から明らかな如く、絶縁ハウジング20は
縦方向に長い略矩形の外形をしており、内部に略J字状
のコンタクト受容開口23が形成されている。この各コン
タクト受容開口23はFFC挿入開口22に沿って絶縁ハウ
ジング20を上下に貫通する開口部23a と、この開口部23
a と平行且つ下方から上方中間部へ延びるコンタクト保
持開口部23b より成る。各コンタクト30はこのコンタク
ト受容開口23に絶縁ハウジング20の下方から上方へ向け
て圧入保持する。
クタ10の夫々線A−A及び線B−Bに沿う断面図であ
る。図2(A)から明らかな如く、絶縁ハウジング20は
縦方向に長い略矩形の外形をしており、内部に略J字状
のコンタクト受容開口23が形成されている。この各コン
タクト受容開口23はFFC挿入開口22に沿って絶縁ハウ
ジング20を上下に貫通する開口部23a と、この開口部23
a と平行且つ下方から上方中間部へ延びるコンタクト保
持開口部23b より成る。各コンタクト30はこのコンタク
ト受容開口23に絶縁ハウジング20の下方から上方へ向け
て圧入保持する。
【0012】図2(A)から明らかな如く、コンタクト
30は基部31、この基部31の左側から上方へ延びコンタク
ト保持開口部23b に圧入固定される保持部32及び基部31
の右側から上方へ延びる弾性アーム部33を有する。弾性
アーム部33の自由端部34は左方、即ちFFC挿入開口22
側に傾斜すると共に挿入されるFFC50を案内するテー
パ面を有する。このテーパ面の下端には比較的鋭角な接
点35が形成されている。また、コンタクト30の基部31の
下部から下方に延び、絶縁ハウジング20の底面26から離
れる半田接続部36を有する。この接続部36は好ましくは
左右両側に1対形成され、相互に隣接するコンタクト30
については左右いずれかを切除して、接続部36がスタガ
配置され、高密度実装を可能にするのが好ましい。
30は基部31、この基部31の左側から上方へ延びコンタク
ト保持開口部23b に圧入固定される保持部32及び基部31
の右側から上方へ延びる弾性アーム部33を有する。弾性
アーム部33の自由端部34は左方、即ちFFC挿入開口22
側に傾斜すると共に挿入されるFFC50を案内するテー
パ面を有する。このテーパ面の下端には比較的鋭角な接
点35が形成されている。また、コンタクト30の基部31の
下部から下方に延び、絶縁ハウジング20の底面26から離
れる半田接続部36を有する。この接続部36は好ましくは
左右両側に1対形成され、相互に隣接するコンタクト30
については左右いずれかを切除して、接続部36がスタガ
配置され、高密度実装を可能にするのが好ましい。
【0013】図2(B)から明らかな如く、基本的には
他のコンタクト受容開口23と同一形状の開口23R には好
ましくは弾性プラスチック材で形成された弾性係止部材
40又はキープラグが圧入固定される。この弾性係止部材
40も略J字状である。基部41、固定部42及びFFC50の
係止部43を有する。この係止部43には、図3を参照して
行う後述の説明から明らかな如く、挿入されたFFC50
を係合保持する係止片44を有する。
他のコンタクト受容開口23と同一形状の開口23R には好
ましくは弾性プラスチック材で形成された弾性係止部材
40又はキープラグが圧入固定される。この弾性係止部材
40も略J字状である。基部41、固定部42及びFFC50の
係止部43を有する。この係止部43には、図3を参照して
行う後述の説明から明らかな如く、挿入されたFFC50
を係合保持する係止片44を有する。
【0014】図3(A)(B)は夫々発明のFFC用コ
ネクタ10に使用するFFC50の端部と弾性係止部材40の
斜視図を示す。図3(A)のFFC50は実質的に従来の
FFCと同様であり、可撓性絶縁基板51上に複数の平行
な導体層52が形成されている。このFFC50の従来FF
Cとの相違点は所定位置に縦方向のスリット53を有する
ことである。このスリット53はFFC50の端部から延び
る幅の狭いスリット部53a 、これに続く幅広スリット53
b 及び過渡テーパ部54を有する。幅狭スリット部53a は
弾性係止部材40の板厚と略同じである。このFFC50の
スリット53は導体層52の1つを犠牲にして形成してもよ
く、或は1箇所導体層52の間隔の広い特別仕様のFFC
を用いてもよい。
ネクタ10に使用するFFC50の端部と弾性係止部材40の
斜視図を示す。図3(A)のFFC50は実質的に従来の
FFCと同様であり、可撓性絶縁基板51上に複数の平行
な導体層52が形成されている。このFFC50の従来FF
Cとの相違点は所定位置に縦方向のスリット53を有する
ことである。このスリット53はFFC50の端部から延び
る幅の狭いスリット部53a 、これに続く幅広スリット53
b 及び過渡テーパ部54を有する。幅狭スリット部53a は
弾性係止部材40の板厚と略同じである。このFFC50の
スリット53は導体層52の1つを犠牲にして形成してもよ
く、或は1箇所導体層52の間隔の広い特別仕様のFFC
を用いてもよい。
【0015】図3(B)は弾性係止部材40の斜視図であ
る。この係止部43は幅広であるので、挿入されるFFC
50と交差する。即ち、FFC50を挿入すると、スリット
53が係止部43の左側に沿って挿入される。係止片44は図
示の如く折曲げて弾性片持ち梁状に形成しているので、
FFC50を挿入すると、FFC50のスリット53の幅狭部
53a により押圧され略平坦状に変形されるが、幅広部53
b に到達すると、その弾性により拡開する。従って、一
度挿入したFFC50に抜去力が作用すると、係止片44の
先端がテーパ部54と係合するので、保持力を増加する。
この弾性係止部材40とFFC50の係合状態は図4に模型
で示す。係止片44の先端44a がFFC50のスリット53の
過渡部54と係合している状態を示す。図4から理解され
る如く、過渡部54の傾斜と係止片44の弾性等により保持
力が決まる。FFC50に十分な外力を加えると、FFC
50はコネクタ10から抜去可能であることが理解できよ
う。また、必要に応じて複数のコンタクト受容開口23に
弾性係止部材40を挿入保持すると共に、これに対応する
FFC50の複数箇所にスリット53を形成してもよいこと
勿論である。
る。この係止部43は幅広であるので、挿入されるFFC
50と交差する。即ち、FFC50を挿入すると、スリット
53が係止部43の左側に沿って挿入される。係止片44は図
示の如く折曲げて弾性片持ち梁状に形成しているので、
FFC50を挿入すると、FFC50のスリット53の幅狭部
53a により押圧され略平坦状に変形されるが、幅広部53
b に到達すると、その弾性により拡開する。従って、一
度挿入したFFC50に抜去力が作用すると、係止片44の
先端がテーパ部54と係合するので、保持力を増加する。
この弾性係止部材40とFFC50の係合状態は図4に模型
で示す。係止片44の先端44a がFFC50のスリット53の
過渡部54と係合している状態を示す。図4から理解され
る如く、過渡部54の傾斜と係止片44の弾性等により保持
力が決まる。FFC50に十分な外力を加えると、FFC
50はコネクタ10から抜去可能であることが理解できよ
う。また、必要に応じて複数のコンタクト受容開口23に
弾性係止部材40を挿入保持すると共に、これに対応する
FFC50の複数箇所にスリット53を形成してもよいこと
勿論である。
【0016】弾性係止部材40がFFC50と交差する関係
にあるので、所定位置にスリット53が形成されていない
FFCは本FFC用コネクタ10に挿入することはできな
い。これにより、不適合のFFCの誤挿入を阻止するこ
とが可能になる。
にあるので、所定位置にスリット53が形成されていない
FFCは本FFC用コネクタ10に挿入することはできな
い。これにより、不適合のFFCの誤挿入を阻止するこ
とが可能になる。
【0017】以上、本発明によるFFC用コネクタを好
適実施例に則して詳述した。しかし、本発明は斯る実施
例のみに限定するものではなく、必要に応じて種々の変
形変更が可能であることは、当該技術分野における通常
の知識を有する者には容易に理解できよう。例えば、各
コンタクト30はFFC50の挿入方向に位置ずれさせて
(スタガ配列)FFC50の低挿入力化を図ることも可能
である。また、弾性係止部材40は金属板で形成してもよ
いし、絶縁ハウジング20と一体的に形成されてもよい。
更に、コンタクト30は表面実装(SMT)型であっても
よい。
適実施例に則して詳述した。しかし、本発明は斯る実施
例のみに限定するものではなく、必要に応じて種々の変
形変更が可能であることは、当該技術分野における通常
の知識を有する者には容易に理解できよう。例えば、各
コンタクト30はFFC50の挿入方向に位置ずれさせて
(スタガ配列)FFC50の低挿入力化を図ることも可能
である。また、弾性係止部材40は金属板で形成してもよ
いし、絶縁ハウジング20と一体的に形成されてもよい。
更に、コンタクト30は表面実装(SMT)型であっても
よい。
【0018】
【発明の効果】本発明のFFC用コネクタによると、可
撓性平形ケーブルには、その端部から平板状導体と平行
に延びる幅狭スリット部、幅狭スリット部に連続する幅
広スリット部、及び幅狭スリット部及び幅広スリット部
間の傾斜した過渡部からなるスリットが形成され、弾性
係止部材は、過渡部と係合して可撓性平形ケーブルを保
持する係止片を有する。このため、可撓性平形ケーブル
に過大な外力が作用すると可撓性平形ケーブルをコネク
タから抜去できると共に、所定位置にスリットが形成さ
れていない可撓性平形ケーブルがコネクタ内に挿入され
るのを阻止するというキーイング機能を兼ね備えるとい
う効果を有する。
撓性平形ケーブルには、その端部から平板状導体と平行
に延びる幅狭スリット部、幅狭スリット部に連続する幅
広スリット部、及び幅狭スリット部及び幅広スリット部
間の傾斜した過渡部からなるスリットが形成され、弾性
係止部材は、過渡部と係合して可撓性平形ケーブルを保
持する係止片を有する。このため、可撓性平形ケーブル
に過大な外力が作用すると可撓性平形ケーブルをコネク
タから抜去できると共に、所定位置にスリットが形成さ
れていない可撓性平形ケーブルがコネクタ内に挿入され
るのを阻止するというキーイング機能を兼ね備えるとい
う効果を有する。
【0019】従って、本発明は小型ビデオ及びオーディ
オ機器等の小型高密度実装を必要とする電子機器のFF
C用コネクタとして実用上の効果が顕著である。
オ機器等の小型高密度実装を必要とする電子機器のFF
C用コネクタとして実用上の効果が顕著である。
【図1】本発明によるFFC用コネクタの一実施例の平
面図。
面図。
【図2】(A)図1の線A−Aに沿う断面図。(B)図
1の線B−Bに沿う断面図。
1の線B−Bに沿う断面図。
【図3】(A)図1のFFC用コネクタに使用するFF
Cの端部の斜視図。(B)FFCのスリットと係合する
弾性係止部材の斜視図。
Cの端部の斜視図。(B)FFCのスリットと係合する
弾性係止部材の斜視図。
【図4】図3のFFCと弾性係止部材の係合状態を示す
説明図。
説明図。
10 FFC(可撓性平形ケーブル)用コネクタ 20 絶縁ハウジング 30 コンタクト40 弾性係止部材44 係止片 50 FFC 52 平行(平板状)導体 53 スリット53a 幅狭スリット部 53b 幅広スリット部 54 過渡部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭55−37785(JP,A) 特開 昭56−96474(JP,A) 特開 昭59−79871(JP,A) 実開 平2−71971(JP,U) 実開 昭63−9772(JP,U) 実開 昭48−9985(JP,U) 実開 昭59−31784(JP,U) 実開 昭60−147175(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01R 12/16 - 12/32 H01R 13/629
Claims (1)
- 【請求項1】平行に配列された複数の平板状導体を有す
る可撓性平形ケーブルを複数のコンタクトに押圧接続す
る可撓性平形ケーブル用コネクタであって、該コネクタ
内に挿入された前記可撓性平形ケーブルを保持する弾性
係止部材が設けられた可撓性平形ケーブル用コネクタに
おいて、 前記可撓性平形ケーブルには、その端部から前記平板状
導体と平行に延びる幅狭スリット部、該幅狭スリット部
に連続する幅広スリット部、及び前記幅狭スリット部及
び前記幅広スリット部間の傾斜した過渡部からなるスリ
ットが形成され、 前記弾性係止部材は、前記過渡部と係合して前記可撓性
平形ケーブルを保持する係止片を有する ことを特徴とす
る可撓性平形ケーブル用コネクタ。
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JP03358045A JP3088169B2 (ja) | 1991-12-27 | 1991-12-27 | 可撓性平形ケーブル用コネクタ |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP03358045A JP3088169B2 (ja) | 1991-12-27 | 1991-12-27 | 可撓性平形ケーブル用コネクタ |
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ID=18457256
Family Applications (1)
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1992
- 1992-12-17 GB GB9226297A patent/GB2262847A/en not_active Withdrawn
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