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JP3081502B2 - 化粧料 - Google Patents

化粧料

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Publication number
JP3081502B2
JP3081502B2 JP07105787A JP10578795A JP3081502B2 JP 3081502 B2 JP3081502 B2 JP 3081502B2 JP 07105787 A JP07105787 A JP 07105787A JP 10578795 A JP10578795 A JP 10578795A JP 3081502 B2 JP3081502 B2 JP 3081502B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
carbon atoms
fluorine
group
resistance
hydrocarbon group
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP07105787A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH08295612A (ja
Inventor
忠之 徳永
誠 鳥塚
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kao Corp
Original Assignee
Kao Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kao Corp filed Critical Kao Corp
Priority to JP07105787A priority Critical patent/JP3081502B2/ja
Publication of JPH08295612A publication Critical patent/JPH08295612A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3081502B2 publication Critical patent/JP3081502B2/ja
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  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、耐水性、耐皮脂性、耐
油性及び耐摩擦性に優れ、汗又は皮脂による顔料や紫外
線吸収剤等の化粧成分の濡れや物理的接触等による化粧
成分の消失を防止でき、化粧持ちに優れた化粧料に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、化粧料に粉体を配合することによ
り、肌や頭髪を彩色したり、シミ・ソバカスをかくした
り、紫外線や有害物質等から肌を保護したりする機能を
付与することがなされている。しかし、化粧料に通常の
粉体のみを配合した場合、肌上で発生した汗及び皮脂等
により粉体は著しく濡れて鏡面化(テカリ)してしま
い、塗布直後の仕上がりを維持できずに化粧崩れが起こ
るという問題がある。
【0003】また、シリコーン油は、炭化水素系の油に
比べて滑らかな使用感を有し、撥水性にも優れているこ
とから化粧料成分として汎用されている。なかでも、揮
発性シリコーン油は、塗布時の伸びがよく、伸ばすにつ
れて揮発性シリコーン油が揮発していくので密着性も良
く、また汗にも強いので化粧崩れしにくいため多用され
ている。しかし、従来のシリコーン油を主成分とした化
粧料は、撥油性がないため、皮脂等により容易に顔料等
の化粧成分が消失してしまうという問題があった。
【0004】このような問題を解決するものとして、耐
水性、耐皮脂性及び耐油性を向上させ、化粧崩れを防止
する目的で、フッ素化合物で処理された粉体を配合した
化粧料が提案されている(特開昭55−167209号
公報、同62−250074号公報、特開平1−180
811号公報、同2−218603号公報、米国特許第
3632744号等)。しかし、このようなフッ素化合
物で処理された粉体は、化粧料に通常用いられる油剤に
は分散しにくく、特に乳化化粧料に配合した場合には均
一なものが得られ難く、目的とする化粧崩れを防止する
効果を得ることが困難であった。
【0005】更に化粧料に耐水性・耐皮脂性及び耐油性
を付与する目的で液状のパーフルオロポリエーテル(特
開昭61−234928号公報、同63−247214
号公報等)及びフッ素変性シリコーン油(特開平5−2
47214号公報、同6−184312号公報、同6−
234858号公報等)を配合した化粧料が提案されて
いるが、これらは耐水性・耐皮脂性及び耐油性はあるも
のの流動性が高いため、皮膚上で過剰の液状油が存在
し、物理的な接触、摩擦等によりこの液状油が顔料や色
材とともに消失してしまうという問題があった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明は、優
れた耐水性、耐皮脂性及び耐油性を有し、更に優れた耐
摩擦性を有しており、化粧料配合成分の濡れや消失を防
止でき、化粧持ちのよい化粧料を提供することを目的と
する。
【0007】
【課題を解決するための手段】かかる実情において本発
明者は鋭意研究を行った結果、皮膜形成能の高い特定の
半固体又は固体のフッ素変性シリコーンをフッ素化合物
処理粉体と組み合わせて用いることにより、優れた耐水
性・耐皮脂性、耐油性及び耐摩擦性等が得られることを
見出し、本発明を完成するに至った。
【0008】すなわち、本発明は、次の成分(A)及び
(B); (A)パーフルオロアルキル基を有し、示差走査熱量計
(以下、単に「DSC」という)による最大吸熱ピーク3
0℃以上である半固体又は固体のフッ素変性シリコーン (B)フッ素化合物処理粉体 を含有することを特徴とする化粧料を提供するものであ
る。また、本発明は、更に(C)パーフルオロアルキル
基を有する液状油剤を含有する化粧料を提供するもので
ある。
【0009】
【0010】本発明で用いられる成分(A)としては、
一般式(1)〜(4)
【0011】
【化3】
【0012】[式中、Rf 及びRf'は、同一又は異なっ
ていてもよく、炭素数10〜20の直鎖若しくは分岐鎖
のパーフルオロアルキル基又は次式:H(CF2t
(tは10〜20の整数を示す)で表されるω−H−パ
ーフルオロアルキル基を示し;R 1 は、同一又は異なっ
ていてもよく、炭素数1〜20の直鎖若しくは分岐鎖の
脂肪族炭化水素基又は炭素数5〜10の脂環式若しくは
芳香族炭化水素基を示し;R2 は、水素原子、炭素数1
〜20の直鎖若しくは分岐鎖の脂肪族炭化水素基、炭素
数5〜10の脂環式若しくは芳香族炭化水素基、炭素数
10〜20のパーフルオロアルキル基又は次式:H(C
2t−(tは10〜20の整数を示す)で表されるω
−H−パーフルオロアルキル基を示し;R3 は、炭素数
2〜6の2価の炭化水素基を示し;X及びYは、単結
合、−CO−又は炭素数1〜6の2価の炭化水素基を示
し;lは2〜16の数を示し、m及びnはそれぞれ1〜
16の数を示し、pは1〜200の数を示し、rは0〜
5の数を示す]で表わされる構造単位の1以上と、一般
式(5)
【0013】
【化4】
【0014】(式中、R4 及びR5 は、上記R1 と同
じ、sは1〜200の数を示す)で表わされる構造単位
を有し、示差走査熱量計による最大吸熱ピーク30℃以
上のフッ素変性シリコーンが好ましい。
【0015】一般式(1)〜(5)で表される構造単位
において、Rf 及びRf'で示されるパーフルオロアルキ
ル基としては、例えば、C1021−、C1225−、C14
29−、C1633−等で表される直鎖又は分岐鎖のもの
を挙げることができる。
【0016】R1 、R4 及びR5 で示される炭化水素基
としては、例えばメチル基、エチル基、プロピル基、ブ
チル基、ペンチル基、ヘキシル基、ヘプチル基、オクチ
ル基、ノニル基、デシル基等の直鎖アルキル基;イソプ
ロピル基、s−ブチル基、t−ブチル基、ネオペンチル
基、1−エチルプロピル基、2−エチルヘキシル基等の
分岐鎖アルキル基;シクロペンチル基、シクロヘキシル
基等の環状アルキル基;フェニルナフチル基等の芳香族
炭化水素基等を挙げることができる。また、R 3 で示さ
れる2価の炭化水素基としては、炭素数2〜4の直鎖又
は分岐鎖のアルキレン基が好ましく、特にエチレン基、
プロピレン基が好ましい。
【0017】このような構造単位を有するフッ素変性シ
リコーンとしては、例えば、下記一般式(6);
【0018】
【化5】
【0019】[式中、Z1 及びZ2 は、少なくとも一方
は一般式(1)、(2)、(3)及び(4)から選ばれ
る構造単位を示し、残余は単結合を示し、s、R4 及び
5 は前記と同じ意味を示す]で表されるもの、又は下
記一般式(7);
【0020】
【化6】
【0021】[式中、Z3 は、一般式(1)、(2)、
(3)及び(4)から選ばれる構造単位を示し、R6
炭素数1〜20の直鎖若しくは分岐鎖の脂肪族炭化水素
基又は炭素数5〜10の脂環式若しくは芳香族の炭化水
素基を示し、uは0〜200の数を示し、s、R4 及び
5 は前記と同じ意味を示す]で表されるものを挙げる
ことができる。
【0022】一般式(1)〜(5)で表される構造単位
及び一般式(6)、(7)で表されるフッ素変性シリコ
ーンにおける各式中の基としては、化粧崩れ防止及び使
用性を考慮した場合、下記のものが好ましい。R1 、R
4 及びR5 としては、同一又は異なっていてもよく、炭
素数1〜4の直鎖又は分岐鎖の脂肪族炭化水素基が好ま
しい。R2 としては、水素原子、炭素数10〜20のパ
ーフルオロアルキル基又は次式;H(CF2t−(tは
10〜20の整数を示す)で表されるω−H−パーフル
オロアルキル基が好ましい。R3 としては、炭素数2〜
4の2価の炭化水素基が好ましい。X及びYは、単結
合、−CO−又は炭素数1〜4の2価の炭化水素基が好
ましく、lは2〜10、特に2〜5の数が好ましく、m
及びnは、それぞれ2〜10、特に2〜6の数が好まし
く、pは1〜100、特に1〜10の数が好ましく、s
は1〜100、特に1〜10の数が好ましい。なお、一
般式(7)で表されるフッ素変性シリコーンの構造単位
の配列は、交互でもブロックでもランダムでもよい。
【0023】成分(A)におけるフッ素変性シリコーン
の好ましい例としては、一般式(3)及び(5)で表わ
される構造単位を有する特開平6−184312号公報
に記載された重合度2〜200のフッ素変性シリコーン
又は、一般式(2)及び一般式(5)で表される構造単
位を有する、特開平5−247214号公報に記載され
た重合度2〜200のフッ素変性シリコーンを挙げるこ
とができる。
【0024】また、成分(A)のフッ素変性シリコーン
を常温で揮散性を有する油分である低分子量のジメチル
ポリシロキサン、環状ジメチルポリシロキサン、軽質流
動イソパラフィン等に溶解して用いると化粧持ち向上効
果を有効に活用することができる。
【0025】(A)成分のフッ素変性シリコーンは、1
種又は2種以上を組み合わせて用いることができ、全組
成中に0.01〜99重量%(以下、単に%で示す)配
合するのが好ましく、特に0.01〜80%、更に0.
1〜70%配合すると、より化粧持ちにより優れ、使用
感も良好であり好ましい。
【0026】本発明で用いられる(B)成分のフッ素化
合物処理粉体としては、特に制限されないが、例えば次
の一般式(8);
【0027】
【化7】
【0028】(式中、Rf"は炭素数3〜21のパーフル
オロアルキル基又はパーフルオロオキシアルキル基を示
し、直鎖又は分岐状でも、単一鎖長のものでも、混合鎖
長のものであってもよい。bは1〜12の整数を示し、
cは1〜3の数を示す。M1 は水素、金属、アンモニウ
ム、置換アンモニウム等の水溶性カチオンを示す)で表
されるパーフルオロアルキル基含有リン酸エステル(米
国特許第3632744号参照)、フルオロアルキルリ
ン酸エステルジエタノールアミン塩のモノエステル体及
びジエステル体(特開昭62−250074号公報参
照)、パーフルオロアルキル基を有する樹脂(特開昭5
5−167209号公報参照)、四弗化エチレン樹脂、
パーフルオロアルコール、パーフルオロエポキシ化合
物、スルホアミド型フルオロリン酸、パーフルオロ硫酸
塩、パーフルオロカルボン酸塩、パーフルオロアルキル
シラン(特開平2−218603号公報参照)等で処理
された粉体を挙げることができる。これらのなかでも、
一般式(8)中、Rf"が炭素数5〜18のパーフルオロ
アルキル基又はパーフルオロオキシアルキル基を示し、
bが1〜4の整数を示し、cが1〜2の数を示し、M1
が水素、金属、アンモニウム、置換アンモニウム等の水
溶性カチオンであるパーフルオロアルキル基含有エステ
ルで処理された粉体が好ましい。
【0029】これらのフッ素化合物で処理される母粉体
としては、水及び油に実質的に不溶の顔料、紫外線吸収
性の物質であれば特に制限されるものではなく、例えば
酸化チタン、酸化鉄、群青、酸化亜鉛、酸化マグネシウ
ム、酸化ジルコニウム、マイカ、セリサイト、タルク、
シリカ、カオリン、水酸化クロム、カーボンブラック等
の無機顔料、ナイロンパウダー、ポリメチルメタクリレ
ート、スチレン−ジビニルベンゼン共重合体、ポリエチ
レン粉体等の有機粉体及び有機色素等を挙げることがで
きる。これらのなかでも、化粧料がファンデーションで
ある場合には、酸化チタン、酸化鉄、酸化亜鉛、セリサ
イト、マイカ、タルク、ナイロンパウダー等が好まし
い。なお、これらの粉体を前記のフッ素化合物で処理す
るには、通常の方法に従って行えばよく、例えばコアセ
ルベーション法、トッピング法等の湿式処理法や、スプ
レードライ法、CVD法等の乾式処理法を用いて処理す
ることができる。
【0030】(B)成分のフッ素化合物処理粉体は、1
種又は2種以上を組み合わせて用いることができ、全組
成中に0.01〜99%配合するのが好ましく、特に
0.1〜99%、更に1〜95%配合すると、化粧もち
に優れ、使用感も良好であるので好ましい。また、パウ
ダー型ファンデーションの場合には20〜95%配合す
るのが好ましく、リキッド型ファンデーションの場合に
は1〜40%配合するのが好ましい。
【0031】本発明の化粧料には、更に成分(C)とし
てパーフルオロアルキル基を含有する液状油剤を配合す
ることが、耐水・耐油性を損なわず、良好な使用性を示
すので好ましい。ここで、成分(C)のパーフルオロア
ルキル基を含有する液状油剤としては、例えばパーフル
オロデカリン、パーフルオロアダマンタン、パーフルオ
ロブチルテトラジャイドロフラン、パーフルオロオクタ
ン、パーフルオロノナン、パーフルオロペンタン、パー
フルオロデカン、パーフルオロドデカン、パーフルオロ
アルキル基で変性されたシリコーン、下記一般式(9)
で表わされるパーフルオロポリエーテル等が挙げられ、
このうち、パーフルオロアルキル基で変性されたシリコ
ーン、パーフルオロポリエーテルが好ましい。
【0032】
【化8】
【0033】(式中、R7 、R9 、R10及びR11は、同
一又は異なっていてもよく、フッ素原子、パーフルオロ
アルキル基又はパーフルオロアルキルオキシ基を示し、
8 はフッ素原子又はパーフルオロアルキル基を示し、
v、w及びxは分子量が500〜100000となる0
以上の数を示す。ただし、v=w=x=0となることは
ない)
【0034】上記一般式(9)中、カッコ内に示される
各パーフルオロ基はこの順序で並んでいる必要はなく、
またランダムでもブロック重合でもよい。パーフルオロ
アルキル基及びパーフルオロアルキルオキシ基の炭素数
は1〜4が好ましい。特に粘度が5〜5000cSt、
更に粘度が5〜1000の液体状のものが好ましく、例
えば、次の一般式(10);
【0035】
【化9】
【0036】(式中、y及びzは平均分子量が500〜
100,000となる数を示し、y/zは0.2〜2で
ある)で表されるFOMBLIN HC−04(平均分
子量1500)、同HC−25(同3200)、同HC
−R(同6600)(以上、モンテフロス社製)、次の
一般式(11);
【0037】
【化10】
【0038】(式中、aは4〜500の数を示す)で表
されるデムナムS−20(重量平均分子量2500
0)、同S−65(同4500)、同S−100(同5
600)、S−200(同8400)(以上、ダイキン
工業社製)等を挙げることができる。成分(C)のパー
フルオロアルキル基を有する液状油剤は、DSCによる
最大吸熱ピークが0℃以上30℃未満のものが使用感の
点から好ましい。
【0039】成分(C)は、1種又は2種以上を組み合
わせて用いることができ、全組成中に0.01〜99%
配合するのが好ましく、特に0.01〜80%が好まし
く、更に0.1〜70%配合すると、より化粧もちに優
れ、使用感も良好であるので好ましい。
【0040】本発明の化粧料には上記成分に加えて、必
要に応じて通常の化粧料に配合される成分を配合するこ
とができる。例えば、ワセリン、ラノリン、セレシン、
マイクロクリスタリンワックス、カルナウバロウ、キャ
ンデリラロウ、高級脂肪酸、高級アルコール等の固形・
半固形油分、オリーブ油、ホホバ油、ヒマシ油、スクワ
ラン、流動パラフィン、エステル油、ジグリセリド、ト
リグリセリド等の流動油分、水溶性及び油溶性ポリマ
ー、水、上記(B)成分の母粉体として例示した無機及
び有機顔料、金属石けん処理又はシリコーン処理された
無機及び有機顔料、有機染料等の色剤、防腐剤、酸化防
止剤、色素、増粘剤、pH調整剤、香料、紫外線吸収
剤、保湿剤、血行促進剤、冷感剤、制汗剤、殺菌剤、皮
膚賦活剤等を、本発明の目的及び効果を損なわない質的
及び量的範囲内で配合することができる。
【0041】本発明の化粧料は、常法に従って製造する
ことができ、液状ファンデーション、油性ファンデーシ
ョン、パウダーファンデーション、口紅、ほお紅、アイ
シャドー等のメークアップ化粧料、サンスクリーン乳液
等の薬用化粧料にすることができる。
【0042】
【発明の効果】本発明の化粧料は、最大吸熱ピーク30
℃以上で半固体又は固体のフッ素変性シリコーン及びフ
ッ素化合物処理粉体を含有し、化粧料成分が全体として
均一に分散している。このため、それぞれの成分が有す
る機能が十分に発揮され、優れた耐水性、耐皮脂性、耐
油性及び耐摩擦性を得ることができる。また、化粧成分
の濡れや消失もなく、使用感がよく、化粧崩れが起こり
にくく化粧持ちが非常に優れている。
【0043】
【実施例】以下、実施例により本発明を更に詳しく説明
するが、本発明はこれらにより限定されるものではな
い。なお、以下においては、化学式の一部を下記のとお
りに略記する。
【0044】
【化11】
【0045】(DSCによる最大吸熱ピークの測定)試
料の約1mgをDSCセル(5μl )に入れ、走査温度1
0〜110℃、昇温速度2℃/分で測定した。
【0046】製造例1 丸底フラスコ(又はニーダー)に顔料150gを入れ、
混合しながら60℃まで加熱した。これに、(C613
CH2CH2O)2P(O)OHの13gをイソプロピル
エーテル1500gに溶解加温(50℃)しておいたも
のを加え、60℃で4時間混合した。その後、50〜6
0℃でイソプロピルエーテルを減圧留去し、乾燥してフ
ッ素化合物処理顔料157gを得た。
【0047】製造例2 丸底フラスコ(又はニーダー)に顔料150gを入れ、
混合しながら60℃まで加熱した。これに、(C817
CH2CH2O)2P(O)OHの13gをイソプロピル
エーテル1500gに溶解加温(50℃)しておいたも
のを加え、60℃で4時間混合した。その後、50〜6
0℃でイソプロピルエーテルを減圧留去し、乾燥してフ
ッ素化合物処理顔料161gを得た。
【0048】製造例3
【0049】
【化12】
【0050】冷却管及び磁気攪拌子を備えた100ml
の二つ口フラスコに、窒素雰囲気下、メチル水素ポリシ
ロキサン(HMD4H)11.0g(25.5mmol)、
1021−CH2CH2−O−CH2CH(OH)CH2
O−CH2CH=CH2 37.1g(61.3mmol)、
塩化白金酸の2%イソプロピルアルコール溶液40μl
(1.2×10-3mmol)を加え、60℃で6時間攪拌し
た。反応混合物を室温まで冷却し、未反応の化合物を減
圧留去し、目的とするDSCによる最大吸熱ピーク4
0.3℃の上記式で表されるフッ素変性シリコーン(A
−1)40.0gを白色の固体脂として得た(収率94
%)。
【0051】製造例4
【0052】
【化13】
【0053】製造例3で用いた装置に、次式;
【0054】
【化14】
【0055】で表されるメチル水素ポリシロキサン(東
芝シリコーン社製)を6.0g(14.0mmol)、(C
613−CH2CH2−O−CH22CH−O−CH2CH
=CH 2 27.6g(33.5mmol)、塩化白金酸の2
%イソプロピルアルコール溶液110.5μl(4.0
×10-3mmol)を加え、製造例3と同様の方法により、
目的とする上記式で表されるフッ素変性シリコーン(A
−2)23.2gを無色透明の液状油剤として得た(収
率80%)。
【0056】製造例5
【0057】
【化15】
【0058】製造例3で用いた装置に、窒素雰囲気下、
キシレン12ml、メチル水素ポリシロキサン(HMD4
H)12.0g(27.8mmol)、C1021−CH2
2−O−CH2CH=CH2 40.4g(66.8mmo
l)、塩化白金酸の2%イソプロピルアルコール溶液1
01μl(3.1×10-3mmol)を加え、製造例3と同
様の方法により、目的とするDSCによる最大吸熱ピー
ク37.0℃の上記式で表されるフッ素変性シリコーン
(A−3)41.0gを白色の固体脂として得た(収率
90%)。
【0059】製造例6
【0060】
【化16】
【0061】製造例3で用いた装置に、メチル水素ポリ
シロキサン(MD2H 2M)(東芝シリコーン社製)を
19.0g(44.1mmol)、C817−CH2CH2
O−CH2CH=CH2 53.3g(105.8mmol)
を仕込んだ。次に、フラスコ内の温度を80℃に昇温し
たのち、塩化白金酸の2%イソプロピルアルコール溶液
174.5μlを加え、5時間攪拌した。反応混合物を
室温まで冷却したのち、ヘキサン50ml及び活性炭
2.2gを加え、室温で1時間攪拌した。その後、活性
炭を濾別し、溶媒を留去した。未反応の化合物を減圧留
去し、目的とする上記式で表されるフッ素変性シリコー
ン(A−4)49.4gを無色透明の液状油剤として得
た(収率78%)。
【0062】製造例7
【0063】
【化17】
【0064】製造例3で用いた装置に、メチル水素ポリ
シロキサン(MD2H 2M)(東芝シリコーン社製)を
25.0g(58.0mmol)、CH2=CH−CH2−C
(CF3237 50.1g(139.2mmol)を仕
込んだ。次に、フラスコ内の温度を80℃に昇温したの
ち、塩化白金酸の2%イソプロピルアルコール溶液23
0.0μl(7.0×10-3mmol)を加え、5時間攪拌
した。以下、製造例6と同様にして、目的とする上記式
で表されるフッ素変性シリコーン(A−5)58.3g
を無色透明の液状油剤として得た(収率87%)。
【0065】製造例8
【0066】
【化18】
【0067】製造例3で用いた装置に、トルエン20m
l、メチル水素ポリシロキサン(MD 2H 2M)6.4g
(14.9mmol)、C613−CH2CH2−O−CH2
H(OCOC715)−CH2−O−CH2CH=CH2
31.2g(35.6mmol)、塩化白金酸の2%イソプ
ロピルアルコール溶液58.9μl(0.89×10 -3
mmol)を加え、製造例3と同様の方法により、目的とす
る上記式で表されるフッ素変性シリコーン(A−6)2
5.2gを無色透明の液状油剤として得た(収率78
%)。
【0068】実施例1〜12及び比較例1〜7(二層型
液状ファンデーション) 表1〜5に示す組成の二層型液状ファンデーションを、
下記製法により製造し、化粧持ち、油浮き、塗布後の皮
膚からのとれにくさ及び使用感について下記評価方法に
より評価した。結果を表6に示す。
【0069】(製法)油相を室温で溶解したのち、顔料
を添加し、ディスパーで分散させた。次に、水相を攪拌
しながら加え、二層型液状ファンデーションを得た。
【0070】(評価方法) 化粧持ち、油浮き:12人の専門パネラーにより官能評
価を行い、次の基準で5段階評価した。 5:10〜12人がよいと判断。 4:8〜9人がよいと判断。 3:6〜7人がよいと判断。 2:4〜5人がよいと判断。 1:0〜3人がよいと判断。
【0071】塗布後の皮膚からのとれにくさ:二層型液
状ファンデーション(ただし、フッ素化合物処理黒酸化
鉄のみを顔料として含むもの)の一定量を男性の額部中
央に薄く均一に塗布し、4時間後ティッシュペーパーで
塗布した部分を200g重/cm2 の圧力で押えた。その
とき、ティッシュペーパーに移行したファンデーション
によりティッシュペーパーが着色した程度で化粧料のと
れにくさを評価した。評価基準は、次のとおりである。 ◎:ほとんど着色しない。 ○:やや着色した。 △:着色した。 ×:かなり着色した。
【0072】使用感:10人の専門パネラーにより官能
評価を行い、次の基準で評価した。 ○:8人以上がよいと判断した。 △:4〜7人がよいと判断した。 ×:4人未満がよいと判断した。
【0073】
【表1】
【0074】
【表2】
【0075】
【表3】
【0076】
【表4】
【0077】
【表5】
【0078】
【表6】
【0079】表6から明らかなとおり、本発明の化粧料
は、化粧持ち、油浮き(油浮きがない)、塗布後の皮膚
からのとれにくさ及び使用感のすべてにおいて優れてい
た。これらの結果は、本発明の化粧料が耐水性、耐皮脂
性、耐油性及び耐摩擦性が優れていることを示してい
る。これに対して、比較例1〜7の化粧料は、すべての
試験結果が優れているものはなかった。
【0080】実施例13(クリーム状ファンデーショ
ン) 実施例1と同様にして以下に示す組成のクリーム状ファ
ンデーションを得た。
【0081】
【表7】 (組成) (%) (1)フッ素化合物処理顔料(製造例1と同様にして製造) 酸化チタン 6.0 セリサイト 8.0 酸化鉄(赤、黄、黒) 1.2 (2)デカメチルシクロペンタシロキサン 15.0 (3)製造例3で得たフッ素変性シリコーン固体脂(A−1) 20.0 (4)パーフルオロポリエーテル (モンテフロス社製、FOMBLIN HC-R) 10.0 (5)ジメチルポリシロキサンポリオキシアルキレン共重合体 5.0 (6)グリセリン 2.0 (7)水 残量 (8)香料 微量
【0082】このクリーム状ファンデーションは、優れ
た耐水性、耐皮脂性、耐油性及び耐摩擦性を有し、化粧
持ち及び使用感に優れていた。
【0083】実施例14(パウダーファンデーション) 下記組成中、まず顔料を混合し、粉砕機を通して粉砕し
た。これを高速ブレンダーに移し、結合剤等を混合し、
均一にしたものを顔料に加えて更に混合して均一にし
た。これを粉砕機で処理し、ふるいを通して粒度を揃え
たのち、数日間放置してから金皿等の容器中で圧縮成形
し、パウダーファンデーションを得た。
【0084】
【表8】 (組成) (%) (1)フッ素化合物処理顔料(製造例1と同様にして製造) 酸化チタン 15.0 セリサイト 30.0 タルク 20.0 カオリン 5.0 ベンガラ 2.0 黄酸化鉄 2.5 黒酸化鉄 0.1 ポリエチレン粉末 4.0 (2)スクワラン 2.0 (3)製造例6で得たフッ素変性シリコーン(A−4) 10.0 (4)製造例5で得たフッ素変性シリコーン固体脂(A−3) 3.0 (5)防腐剤 適量 (6)香料 微量
【0085】このパウダーファンデーションは、優れた
耐水性、耐皮脂性、耐油性及び耐摩擦性を有し、化粧持
ち及び使用感に優れていた。
【0086】実施例15(ほお紅) 実施例14と同様にして以下に示す組成のほお紅を得
た。
【0087】
【表9】 (組成) (%) (1)フッ素化合物処理顔料(製造例1と同様にして製造) カオリン 40.0 マイカ 23.0 酸化チタン 12.0 酸化鉄(赤、黄、黒) 5.0 (2)有機顔料(赤色202号) 2.4 (3)製造例5で得たフッ素変性シリコーン固体脂(A−3) 8.0 (4)防腐剤 0.1 (5)香料 適量
【0088】このほお紅は、優れた耐水性、耐皮脂性、
耐油性及び耐摩擦性を有し、化粧持ち及び使用感に優れ
ていた。
【0089】実施例16(パウダーアイシャドウ) 雲母チタン以外の顔料を先に混合、粉砕したのち、雲母
チタンを混合した。その他は実施例14と同様にして、
以下に示す組成のパウダーアイシャドウを得た。
【0090】
【表10】 (組成) (%) (1)フッ素化合物処理顔料(製造例1と同様にして製造) 雲母チタン 5.0 セリサイト 30.0 マイカ 20.0 酸化鉄(赤、黄、黒) 2.0 群青 10.0 紺青 6.0 (2)フッ素変性シリコーン (東レダウコーニングシリコーン社製、FS−1265) 7.0 (3)キャンデリラワックス 7.0 (4)スクワラン 3.0 (5)防腐剤 適量 (6)香料 微量
【0091】このパウダーアイシャドウは、優れた耐水
性、耐皮脂性、耐油性及び耐摩擦性を有し、化粧持ち及
び使用感に優れていた。
【0092】実施例17(サンスクリーン乳液) 実施例1と同様にして以下に示す組成のサンスクリーン
乳液を得た。
【0093】
【表11】 (組成) (%) (1)オクタメチルシクロテトラシロキサン 30.0 (2)製造例5で得たフッ素変性シリコーン固体脂(A−3) 3.0 (3)パーフルオロポリエーテル (モンテフロス社製、FOMBLIN HC-04 ) 2.0 (4)ジメチルポリシロキサンポリオキシアルキレン共重合体 3.0 (5)グリセリン 2.0 (6)エタノール 5.0 (7)水 残量 (8)フッ素化合物処理顔料 (製造例1と同様にして製造;微粒子酸化チタン) 7.5 (9)メトキシ桂皮酸オクチル 2.0 (10)香料 微量
【0094】このサンスクリーン乳液は、優れた耐水
性、耐皮脂性、耐油性及び耐摩擦性を有し、化粧持ち及
び使用感に優れていた。
【0095】実施例18〜19(口紅) 表12に示す組成の各成分を80℃に加熱して均一に混
合し、成形用型に流し込み、冷却固化し、口紅を製造し
た。
【0096】
【表12】
【0097】得られた口紅は、いずれも優れた耐水性、
耐皮脂性、耐油性及び耐摩擦性を有し、化粧持ち及び使
用感に優れていた。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平8−283605(JP,A) 特開 平7−233027(JP,A) 特開 平7−330544(JP,A) 特開 平7−258021(JP,A) 特開 平7−126126(JP,A) 特開 平6−135818(JP,A) 特開 平6−23262(JP,A) 特開 平7−25728(JP,A) 特開 平4−9323(JP,A) 特開 平8−217989(JP,A) 特開 平5−124933(JP,A) 特開 平4−193816(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A61K 7/00 A61K 7/02 A61K 7/48

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 次の成分(A)及び(B); (A)パーフルオロアルキル基を有し、示差走査熱量計
    による最大吸熱ピーク30℃以上である半固体又は固体
    のフッ素変性シリコーン (B)フッ素化合物処理粉体 を含有することを特徴とする化粧料。
  2. 【請求項2】 成分(A)が一般式(1)〜(4) 【化1】 [式中、Rf 及びRf'は、同一又は異なっていてもよ
    く、炭素数10〜20の直鎖若しくは分岐鎖のパーフル
    オロアルキル基又は次式:H(CF2t−(tは10〜
    20の整数を示す)で表されるω−H−パーフルオロア
    ルキル基を示し;R1 は、同一又は異なっていてもよ
    く、炭素数1〜20の直鎖若しくは分岐鎖の脂肪族炭化
    水素基又は炭素数5〜10の脂環式若しくは芳香族炭化
    水素基を示し;R2 は、水素原子、炭素数1〜20の直
    鎖若しくは分岐鎖の脂肪族炭化水素基、炭素数5〜10
    の脂環式若しくは芳香族炭化水素基、炭素数10〜20
    のパーフルオロアルキル基又は次式:H(CF2t
    (tは10〜20の整数を示す)で表されるω−H−パ
    ーフルオロアルキル基を示し;R3 は、炭素数2〜6の
    2価の炭化水素基を示し;X及びYは、単結合、−CO
    −又は炭素数1〜6の2価の炭化水素基を示し;lは2
    〜16の数を示し、m及びnはそれぞれ1〜16の数を
    示し、pは1〜200の数を示し、rは0〜5の数を示
    す]で表わされる構造単位の1以上と、一般式(5) 【化2】 (式中、R4 及びR5 は、上記R1 と同じ、sは1〜2
    00の数を示す)で表わされる構造単位を有し、示差走
    査熱量計による最大吸熱ピーク30℃以上のフッ素変性
    シリコーンである請求項1記載の化粧料。
  3. 【請求項3】 更に、成分(C)としてパーフルオロア
    ルキル基を有する液状油剤を含有する請求項1又は2記
    載の化粧料。
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