JP3077613B2 - 空気調和装置及び該装置に用いられる吹出口閉塞部材 - Google Patents
空気調和装置及び該装置に用いられる吹出口閉塞部材Info
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- JP3077613B2 JP3077613B2 JP09005672A JP567297A JP3077613B2 JP 3077613 B2 JP3077613 B2 JP 3077613B2 JP 09005672 A JP09005672 A JP 09005672A JP 567297 A JP567297 A JP 567297A JP 3077613 B2 JP3077613 B2 JP 3077613B2
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Description
1つ又は2つ以上の吹出口を閉塞する空気調和装置及び
該装置に用いられる吹出口閉塞部材に関する。
置が知られている。この種の空気調和装置としては、例
えば特開平8−75240号公報に開示されているよう
な天井面に形成した開口に埋め込まれる天井埋込型のも
のや、天井面に直接設置される天井吊り下げ型のものが
ある。
内部にターボファンを備え、このファンの駆動に伴って
ケーシング下面から吸い込んだ室内空気を熱交換器で温
度調整した後、例えばケーシングの4方向から室内に向
かって吹き出すようにしている。
グ内部にシロッコファンを備え、このファンの駆動に伴
ってケーシング内部に吸い込んだ室内空気を上記と同様
に熱交換器で温度調整した後、ケーシングの前面から室
内に吹き出すようにしている。つまり、天井吊り下げ型
では、ケーシング前面の1方向のみから調和空気を吹き
出す形態が一般的であった。しかし、主に快適性の観点
から、吹出口は90度毎に吹き出し方向が異なるよう
に、4方向に設けられていることが好ましい。
置には、設置する場所に関して制約がある場合が多い。
特に、天井吊り下げ型のものは、建物の施工後に設置さ
れる場合が多いため、部屋の照明機器等により制約を受
けやすい。例えば、部屋の壁面近傍に設置せざるを得な
い場合がある。この場合には、上記の4方向吹き出しの
形態の空気調和装置では、1箇所又は2箇所の吹出口が
壁面に対面することになる。従って、そのまま4方向吹
き出しの状態で使用したのでは、冷房時には壁に冷風が
吹き付けられ、結露を招くなどの問題が起こる。また、
省エネの観点から、無駄が多い。
屋のインテリアの変更等により、設置後に吹出口の個数
を変更したり、吹き出し方向を変更したい場合がある。
所の制約に応じて吹出口の個数や方向を臨機応変に変更
することができなかった。
であり、その目的とするところは、設置場所の制約に対
応して、吹出口の個数や方向を簡易に変更することがで
きる空気調和装置及び吹出口閉塞部材を提供することに
ある。
に、本発明は、複数の吹出口を備える空気調和装置(1)
において、調和空気を吹き出すべきでない吹出口(2)に
吹出口閉塞部材(70)を設けることとした。吹出口閉塞部
材(70)には固定具(71,74)を設け、固定具(71,74)をケー
シング(2)の差し込み溝(86,87)に挿入することによって
その固定を堅固にすると共に着脱を容易にした。
た手段は、天井面(A)に吊り下げ具を介して吊り下げら
れると共に、直方体形状の箱体で構成されたケーシング
(3)と、該ケーシング(3)内に設けられた送風機(5)及び
熱交換器(4)を備え、上記ケーシング(3)の4辺の垂直面
にはそれぞれ水平に開口する4つの吹出口(2A,2B,2C,2
D)が設けられている空気調和装置において、上記ケーシ
ング(3)の隅角部の一つには、ケーシング(3)外から延び
る冷媒配管を接続する配管接続部(13)が収納された配管
スペース(12A)が形成され、少なくとも上記配管スペー
ス(12A)に隣接する1つの吹出口(2A)には、該吹出口(2
A)の全面に埋設された閉塞板部(75)と、該閉塞板部(75)
に固着され、該ケーシング(3)の差し込み溝(86,87)に挿
入されて該閉塞板部(75)を吹出口(2)に固定する固定具
(71,74)とを有する吹出口閉塞部材(70)が設けられ、上
記閉塞部材(70)の閉塞板部(75)の側部には、該閉塞板部
(75)の内面に直交して吹出口内部に延びる側板(73)が固
着され、他の吹出口(2B,2C,2D)が開放されて調和空気が
上記送風機(5)によって吐出される構成としたものであ
る。
(70)によって吹出口(2)からの調和空気の吹き出しが阻
止されるので、不必要な吹出口(2)に上記吹出口閉塞部
材(70)を設置することで、設置箇所に応じて吹出口(2)
が開放され、最適な方向に調和空気が吐出されることに
なる。
(12A)において、吹出口側方から配管スペース(12A)に流
入しようとする空気は側板(73)に衝突し、ケーシング内
部に戻される。その結果、吹出口側部における空気漏れ
が防止される。
求項1に記載の空気調和装置において、閉塞板部(75)
は、断熱材で形成され、固定具(71,74)は、ケーシング
(3)に設けられた吹出口上部の差し込み溝(86)に挿入さ
れる上部係止片(71a)と、該上部係止片(71a)から吹出口
(2)の幅方向の下方に延びて閉塞板部(75)と固着された
保持部(71b)と、保持部(71b)の下方に延びてケーシング
(3)に設けられた吹出口下部の差し込み溝(87)に挿入さ
れる下部係止片(71c)とを有する固定板(71,74)から構成
されている構成としたものである。
断熱作用により、閉塞部材(70)を通じての熱損失が抑制
される。また、上部係止片(71a)及び下部係止片(71c)が
差し込み溝(86),(87)に挿入されることにより、閉塞部
材(70)が簡易かつ確実に固定される。
井(A)に設置されると共に、直方体形状の箱体で構成さ
れたケーシング(3)と、該ケーシング(3)内に設けられた
送風機(5)及び熱交換器(4)とを備え、上記ケーシング
(3)の垂直面にはそれぞれ水平に開口する4つの吹出口
(2)が設けられる一方、上記ケーシング(3)の隅角部の一
つには、ケーシング(3)外から延びる冷媒配管を接続す
る配管接続部(13)が収納された配管スペース(12A)が形
成された空気調和装置における上記配管スペース(12A)
に隣接する吹出口(2A)に固定される吹出口閉塞部材であ
って、上記吹出口(2A)の全面に埋設された閉塞板部(75)
と、該閉塞板部(75)に固着され、上記ケーシング(3)の
差し込み溝(86,87)に挿入されて閉塞板部(75)を吹出口
(2)に固定する固定具(71,74)とを備え、上記閉塞板部(7
5)の側部には、該閉塞板部(75)の内面に直交して吹出口
内部に延びる側板(73)が固着されている構成としたもの
である。
(2)を有する空気調和装置(1)に対して適用することによ
って、不必要な吹出口(2)が閉塞される。そのため、吹
出口(2)に関して制約のある場所にも上記空気調和装置
(1)を設置することができる。
ようとする空気が側板(73)に阻止される。その結果、空
気漏れが生じやすい配管スペース(12A)においても、空
気漏れが確実に防止される。
求項3に記載の空気調和装置の吹出口閉塞部材におい
て、閉塞板部(75)は、断熱材で形成され、固定具(71,7
4)は、水平方向に延びる上部係止片(71a)と、該上部係
止片(71a)から略90度湾曲して下方に延びて閉塞板部
(75)と固着された平板状の保持部(71b)と、該保持部(71
b)の下方に連続する板状の下部係止片(71c)とから構成
される断面逆L字型の固定板(71,74)を備えている構成
としたものである。
断熱作用により、閉塞部材(70)を通じての熱損失が抑制
される。また、上部係止片(71a)及び下部係止片(71c)が
差し込み溝(86),(87)に挿入されることにより、閉塞部
材(70)が簡易かつ確実に固定される。
に基づいて説明する。本実施形態では、本発明を天井吊
り下げ型の空気調和装置(1)に適用した場合について説
明する。
図2は空気調和装置(1)の内部構造を示す平面図、図3
はその縦断面図である。
(1)は、天井面(A)に吊り下げられて設置され、水平方向
に開口する4つの吹出口(2)、つまり吹出口(2A)〜(2D)
を4辺に有する直方体形状の箱体で形成されるケーシン
グ(3)を備えている。このケーシング(3)の内部には、各
吹出口(2)に対向するように環状に配設された熱交換器
(4)と、ケーシング(3)の中央部に位置する送風機たるタ
ーボファン(5)とが収容されている。
吸込口(7)を有する吸込グリル(8)が開閉自在に取り付け
られている。吸込グリル(8)には、吸込空気中の塵埃等
を除去するエアフィルタ(9)が設けられている。
部に設置されている。ターボファン(5)は、円形のエン
ドプレート(21)と、中央部に空気導入開口(20a)を有す
る円形のシュラウド(20)と、これらシュラウド(20)及び
エンドプレート(21)の間に保持されたブレード(22)とを
備えている。これにより、エンドプレート(21)とシュラ
ウド(20)との間に、空気吸込口(7)から吸い込んだ空気
を熱交換器(4)に向って案内する空気通路(C)が形成され
ている。エンドプレート(21)の中心部分は下側に膨出し
てハブ部(23)を構成している。この膨出によりハブ部(2
3)の上側にモータ(25)の収容空間が形成されている。ハ
ブ部(23)の中心部には円柱状のボス部(24)が一体形成さ
れている。このボス部(24)がケーシング(3)中央部に配
置されたモータ(25)の駆動軸(25a)下端部に直結されて
いる。これにより、モータ(25)の駆動に伴ってターボフ
ァン(5)全体が回転し、ターボファン(5)の下側から吸い
込んだ空気を径方向外側に吹き出すようになっている。
ターボファン(5)へ室内空気を案内するためのベルマウ
ス(26)が配設されている。このベルマウス(26)は、中央
部にシュラウド(20)の開口(20a)よりも僅かに小さい開
口(26a)を有している。この開口(26a)の縁部は、断面円
弧状に形成されており、ターボファン(5)に対し空気を
円滑に流すようになっている。
複数本の伝熱管に対して多数の板状フィンを直交状態で
取り付けて成るクロスフィンタイプであって、冷房運転
時には蒸発器として、暖房運転時には凝縮器として機能
する。これにより、ターボファン(5)から導出した空気
を温度調整する。
で発生したドレンを回収するドレンパン(10)が配設され
ている。
おける右下の隅角部)には、ケーシング内部空間に対し
て仕切板(11)によって区画された配管スペース(12A)が
形成されている。この配管スペース(12A)には、冷媒配
管(13)、ドレンポンプ(14)、及びケーシング(3)を天井
裏空間のコンクリート部材に対して吊り下げボルトによ
り吊り下げるための吊り金具(図示せず)等が配置され
ている。この配管スペース(12A)は、ケーシング(3)に対
して着脱自在なコーナカバー(16A)によって覆われてい
る。
空間に対して断熱材(17)によって区画されたスペース(1
2B),(12C),(12D)が形成されている。配管スペース(12A)
と対角するスペースには、フラップ(6)の角度を制御す
る制御手段であるモータ(50)が収納されたモータスペー
ス(12C)が形成されている。モータ(50)の軸(51)は固定
部材(40)のジョイント部(48)に接続されている。スペー
ス(12B),(12D)には、後述する固定部材(40)及びこれら
固定部材(40)同士を連結する自在継手(52)が収納されて
いる。また、各スペース(12B),(12C),(12D)にも吊り金
具(図示せず)が配置されており、各々はコーナカバー
(16B),(16C),(16D)によって覆われている。これらコー
ナカバー(16A)〜(16D)により、空気調和装置(1)の外観
が良好に確保されている。
の開口から構成されている。吹出口(2A)及び(2C)には、
後述する吹出口閉鎖部材(70)が取り付けられている。一
方、室内に開口する吹出口(2B)及び(2D)には、室内に吹
き出す調和空気の風向を調整する風向調整羽根たるフラ
ップ(6)が水平軸回りに回動自在に設けられている。
ング(3)に固定された固定部材(40)に接続されている。
と、外箱体(41)に回動自在に嵌入された回動体(42)とか
ら構成されている。外箱体(41)は、ネジ(58)によってケ
ーシング(3)内部にネジ止め固定されている。回動体(4
2)の左端はジョイント部(48)に形成され、右端は平板状
の支持板(54)に形成されている。この支持板(54)の下面
には、凹部(56)が設けられている。
ペース(12B),(12D)において隣り合う固定部材(40a)のジ
ョイント部(48a)と自在継手(52)を介して連結されてい
る。そのため、ジョイント部(48)及び(48a)は同調して
回動する。つまり、固定部材(40)の回動体(42)は、固定
部材(40a)の回動体(42a)と連動して回動するように構成
されている。
円弧状に湾曲された流線形状の羽根本体(6a)と、この羽
根本体(6a)の両端部に設けられた接続部材(30)とから構
成されている。接続部材(30)は、フラップ(6)を固定部
材(40)に接続するための部分であり、羽根本体(6a)の両
端の下方に、それぞれ羽根本体(6a)と一体的に形成され
ている。
と直交し羽根本体(6a)の下方(図5に示すY方向)に延
びる側板(35)と、羽根本体(6a)の下方に延び、側板(35)
と直交する正面板(36)と、正面板(36)から後方(図5に
示すX方向)に延びる平板状の上板(31)と、正面板(36)
から後方に延び、上板(31)に対して略平行に並ぶ中板(3
2)及び下板(33)とから構成されている。上板(31)は側板
(35)に固定されているが、中板(32)及び下板(33)は側板
(35)に固定されていない。従って、この中板(32)は、正
面板(36)と連続している根本を支点として、微小な弾性
変位が自在である。このように、上板(31)、中板(32)及
び下板(33)は、正面板(36)を根本として羽根本体(6a)の
流入端である後方に向かって延び、互いに所定間隔を存
してほぼ平行に並んでいる。
は、後方に開口するスライド溝(39)が形成されている。
また、上板(31)と中板(32)と正面板(36)とで形成される
コ字状の連結部(39A)が形成されている。そして、中板
(32)が有する弾性力により付勢力が発生し、スライド溝
(39)に挿入された支持板(54)が上板(31)と中板(32)との
間に上記付勢力によって挟持されている。つまり、フラ
ップ(6)は、固定部材(40)の支持板(54)によって支持さ
れている。支持板(54)は回動体(42)の一部であり、水平
軸回りに回動自在である。すなわち、フラップ(6)はジ
ョイント部(42)に伝達された回転力によって、水平軸回
りに回動自在に構成されている。
合成樹脂により形成されている。
に、吹出口の長手方向にわたって延びる連結手段(60)が
設けられている。図6に示すように、連結手段(60)は、
断面が円形の連結棒(61)の両端に把持部材(90)が固着さ
れて形成されている。
下板(90c)が屈曲部(90b)を介して連続する断面略U字型
の板状の部材から構成されている。従って、把持部材(9
0)においても接続部材(30)と同様に、後方に開口するス
ライド溝(99)が形成されている。また、上板(90a)又は
下板(90c)が撓むことによって、主に屈曲部(90b)が付勢
力を発生する。
部(56)に係合する上向きの凸部(91)が設けられている。
凸部(91)の後面は傾斜面(94a)で形成され、前面は支持
板(54)の段差面(56a)を係止する垂直面(94b)で形成され
ている。下板(90c)の開口端は下方に滑らかに傾斜する
傾斜面(90d)に形成され、支持部材(40)の支持板(54)の
挿入が容易になるように構成されている。
持板(54)に支持されている。つまり、連結手段(60)は、
固定部材(40a)の回動体(42a)の回動に従って水平軸回り
に回動自在に構成されている。
設けられたフラップ(6-D)は、連結手段(60)と自在継手
(52)と固定部材(40)とを介して、モータ(50)のモータ軸
(51)に間接的に連結されている。つまり、フラップ(6-
B)及び(6-D)は、モータ軸(51)の回動に従って回動自在
に構成されている。
フラップ(6)は設けられていない。
明する。
0)を説明する。図7に示すように、閉塞部材(70)は、吹
出口(2)の開口と同一形状かつ同一面積を有する閉塞板
部(75)と、閉塞板部(75)の一方の側端部に固着された第
1固定具(71)と、他方の側端部に固着された側板(73)を
有する第2固定具(74)とを備えている。
レンで形成されており、内面の中央部には長手方向にわ
たって延びる凹部(72)が設けられている。閉塞部材(70)
を吹出口(2)に取り付けた際には、凹部(72)の対向する
位置には、連結手段(60)の連結棒(61)が設置される。つ
まり、この凹部(72)は、連結棒(61)が閉塞板部(75)に接
触しないよう、連結棒(61)と閉塞板部(75)との間に若干
の隙間を生じさせている。
る細長平板状の保持部(71b)と、保持部(71b)から略90
度湾曲して延びる上部係止片(71a)と、保持部(71b)に連
続して下方に延びる下部係止片(71c)とを有する断面逆
L字型の固定板から構成されている。上部係止片(71a)
及び下部係止片(71c)は、それぞれ平板状に形成されて
いる。保持部(71b)の表面は閉塞板部(75)の裏面に固着
されている。
に側板(73)が固着された形状に構成されている。側板(7
3)には、後辺の一部が半円状に打ち抜かれた形状に形成
されている。具体的には、側板(73)の上面は水平面(73
a)で形成され、下面は傾斜面(73b)で形成され、それら
上面と下面とをつなぐ後面の中央部に半円状の曲面(73
c)が形成されている。この半円状の切り抜き部分は、固
定部材(40)のジョイント部(48)を側板(73)の内側から外
側に逃がすための通路を構成している。第2固定具(74)
も第1固定具(71)と同様に、閉塞板部(75)の裏面に固着
されている。
は共に合成樹脂で形成され、取り付け又は取り外しの際
に若干撓むように、ある程度の弾性を有している。
明する。図4及び図8に示すように、閉塞部材(70)は、
第1固定具(71)及び第2固定具(74)を介して吹出口(2A)
に取り付けられている。
ース(12B)に隣接する閉塞部材(70)の側部は、第1固定
具(71)によって固定されている。第1固定具(71)の上部
係止片(71a)は、吹出口上部枠(84)と上部カバー(80)と
の間に形成された上部差し込み溝(86)に挿入されてい
る。一方、下部係止片(71c)は、吹出口下部枠(85)と下
部カバー(81)との間に形成された下部差し込み溝(87)に
挿入されている。
2固定具(74)によって固定されている。第2固定具(74)
においても、第1固定具(71)と同様に、上部係止片(71
a)が上部差し込み溝(86)に、下部係止片(71c)が下部差
し込み溝(87)にそれぞれ挿入されている。第2固定具(7
4)では、更に、側板(73)が吹出口内部の側部を覆ってい
る。
されている。
閉塞板部(75)の両端に第1固定具(71)が設けられた閉塞
部材(70')が上記と同様にして取り付けられている。
る。まず、図4及び図8に示す吹出口(2A)の上部カバー
(80)を取り外し、フラップ(6)を吹出口(2A)から取り外
す。フラップ(6)の取り外しは、フラップ(6)を吹出口手
前側に引っ張り、フラップ(6)のスライド溝(39)から固
定部材(40)の支持板(54)をスライド離脱することにより
行う。
する。まず、第1固定具(71)及び第2固定具(74)の下部
係止片(71c)を下方に向かって下部差し込み溝(87)に挿
入する。そして、第1固定具(71)及び第2固定具(74)の
上部係止片(71a)を吹出口上部枠(84)に密接させつつ、
閉塞板部(75)を吹出口(2A)の全面にはめ込む。
を元の位置に取り付ける。この結果、上部カバー(80)の
内面と吹出口上部枠(84)との間で上部係止片(71a)が挟
み込まれ、第1固定具(71)及び第2固定具(74)が固定さ
れて、閉塞部材(70)が固定される。
け作業が行われる一方、閉塞部材(70')の吹出口(2C)へ
の設置は、以下のようにして行われる。
ラップ(6)を取り外す。そして、フラップ(6)の代わりに
連結手段(60)を取り付ける。この取り付けは、連結手段
(60)を吹出口奥行き方向に押し込み、連結手段(60)の把
持部材(90)のスライド溝(99)に固定部材(40)の支持板(5
4)をスライド挿入することにより行う。その後、上記と
同様にして、固定具(71)をはめ込むと共に、閉塞板部(7
5)を埋設する。以上のようにして閉塞部材(70')は設置
される。
記の取り付け作業の各作業を逆の順序で行うことにより
なされる。
ば、吹出口(2A),(2C)が閉塞部材(70)によって閉塞され
ているので、調和空気は吹出口(2A),(2C)から吹き出さ
れることなく吹出口(2B),(2D)から供給される。従っ
て、空気調和装置(1)は設置場所の制約に対応した形態
で用いられる。
0(a)に示すような4方向吹き出しの形態で使用する
ことは勿論、閉塞部材(70)を用いることにより、図10
(b)に示すような3方向吹き出しの形態や、図10
(c)に示すような1方向吹き出しの形態で使用するこ
ともできる。また、図10(d)に示すように、直交す
る2方向から吹き出す形態で使用することも可能であ
る。従って、空気調和装置(1)は設置箇所の自由度が大
きい。
トの変更等により、調和空気の吹き出し方向を変更する
ことが可能である。
下部の差し込み溝(86),(87)に差し込むだけで容易に固
定することができる。そのため、着脱を容易かつ迅速に
行うことができる。
の形状に合わせて形成されており、吹出口全面に埋設さ
れるので、吹出口(2)から空気が漏れることがない。ま
た、配管スペース(12A)に隣接する吹出口(2)に設けられ
る閉塞部材(70)の側部は、側板(73)を備える第2固定具
(74)によって閉塞されているので、調和空気が配管スペ
ース(12A)を通じて外部に漏れることがない。
板部(75)は、断熱材で形成されているので、閉塞部材(7
0)を通じてのケーシング外部の空気とケーシング内部の
空気との間の熱交換はほとんど起こらない。そのため、
熱損失は抑制される。
ような効果が発揮される。
吹出口からの調和空気の吹き出しを防止することがで
き、設置場所に応じて吹出口の数や吹き出し方向を変更
することができる。また、設置後の室内レイアウトの変
更等に応じて、吹き出し方向を変更することもできる。
における空気漏れを確実に防止することができる。
の断熱作用により、閉塞板部を通じてケーシング内の調
和空気とケーシング外の室内空気との間の熱損失が抑制
される。また、固定具の係止片がケーシングの差し込み
溝に挿入されることにより、閉塞部材は正確な位置に容
易かつ確実に固定される。そのため、閉塞部材と吹出口
との間での空気の漏れは発生しない。
出口を有する空気調和装置に対して適用し、設置場所の
制約から不必要となった吹出口を閉塞することにより、
設置場所の状態に応じた運転を可能とする。従って、吹
き出し方向の制約がある種々の場所に同一の空気調和装
置を設置することができる。また、設置後の室内レイア
ウトの変更に対応して、吹出口の位置を変更することが
できる。
において使用しても、空気漏れを確実に防止することが
できる。
の断熱作用により、閉塞板部を通じての熱損失が抑制さ
れる。また、固定具の係止片をケーシングの差し込み溝
に挿入することにより、閉塞部材を正確な位置に容易か
つ確実に固定することができる。そのため、閉塞部材と
吹出口との間での空気の漏れは発生しない。
である。
り、(a)は4方向吹き出し、(b)は3方向吹き出
し、(c)は1方向吹き出し、(d)は直交2方向吹き
出しを表す概念図である。
Claims (4)
- 【請求項1】 天井面(A)に吊り下げ具を介して吊り下
げられると共に、直方体形状の箱体で構成されたケーシ
ング(3)と、該ケーシング(3)内に設けられた送風機(5)
及び熱交換器(4)を備え、上記ケーシング(3)の4辺の垂
直面にはそれぞれ水平に開口する4つの吹出口(2A,2B,2
C,2D)が設けられている空気調和装置において、上記ケーシング(3)の隅角部の一つには、ケーシング(3)
外から延びる冷媒配管を接続する配管接続部(13)が収納
された配管スペース(12A)が形成され、 少なくとも上記配管スペース(12A)に隣接する1つの吹
出口(2A)には、該吹出口(2A)の全面に埋設された閉塞板
部(75)と、該閉塞板部(75)に固着され、該ケーシング
(3)の差し込み溝(86,87)に挿入されて該閉塞板部(75)を
吹出口(2)に固定する固定具(71,74)とを有する吹出口閉
塞部材(70)が設けられ、上記閉塞部材(70)の閉塞板部(75)の側部には、該閉塞板
部(75)の内面に直交して吹出口内部に延びる側板(73)が
固着され、 他の吹出口(2B,2C,2D)が開放されて調和空気が上記送風
機(5)によって吐出されることを特徴とする空気調和装
置。 - 【請求項2】 請求項1に記載の空気調和装置におい
て、 閉塞板部(75)は、断熱材で形成され、 固定具(71,74)は、ケーシング(3)に設けられた吹出口上
部の差し込み溝(86)に挿入される上部係止片(71a)と、
該上部係止片(71a)から吹出口(2)の幅方向の下方に延び
て閉塞板部(75)と固着された保持部(71b)と、該保持部
(71b)の下方に延びてケーシング(3)に設けられた吹出口
下部の差し込み溝(87)に挿入される下部係止片(71c)と
を有する固定板(71,74)から構成されていることを特徴
とする空気調和装置。 - 【請求項3】 天井(A)に設置されると共に、直方体形
状の箱体で構成されたケーシング(3)と、該ケーシング
(3)内に設けられた送風機(5)及び熱交換器(4)とを備
え、上記ケーシング(3)の垂直面にはそれぞれ水平に開
口する4つの吹出口(2)が設けられる一方、上記ケーシ
ング(3)の隅角部の一つには、ケーシング(3)外から延び
る冷媒配管を接続する配管接続部(13)が収納された配管
スペース(12A)が形成された空気調和装置における上記
配管スペース(12A)に隣接する吹出口(2A)に固定される
吹出口閉塞部材であって、 上記吹出口(2A)の全面に埋設された閉塞板部(75)と、該
閉塞板部(75)に固着され、上記ケーシング(3)の差し込
み溝(86,87)に挿入されて閉塞板部(75)を吹出口(2)に固
定する固定具(71,74)とを備え、 上記閉塞板部(75)の側部には、該閉塞板部(75)の内面に
直交して吹出口内部に延びる側板(73)が固着されている
ことを特徴とする空気調和装置の吹出口閉塞部材。 - 【請求項4】 請求項3に記載の空気調和装置の吹出口
閉塞部材において、 閉塞板部(75)は、断熱材で形成され、 固定具(71,74)は、水平方向に延びる上部係止片(71a)
と、該上部係止片(71a)から略90度湾曲して下方に延
びて閉塞板部(75)と固着された平板状の保持部(71b)
と、該保持部(71b)の下方に連続する板状の下部係止片
(71c)とから構成される断面逆L字型の固定板(71,74)を
備えていることを特徴とする空気調和装置の吹出口閉塞
部材。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP09005672A JP3077613B2 (ja) | 1997-01-16 | 1997-01-16 | 空気調和装置及び該装置に用いられる吹出口閉塞部材 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP09005672A JP3077613B2 (ja) | 1997-01-16 | 1997-01-16 | 空気調和装置及び該装置に用いられる吹出口閉塞部材 |
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Publication Number | Publication Date |
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JPH10205868A JPH10205868A (ja) | 1998-08-04 |
JP3077613B2 true JP3077613B2 (ja) | 2000-08-14 |
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JP09005672A Expired - Fee Related JP3077613B2 (ja) | 1997-01-16 | 1997-01-16 | 空気調和装置及び該装置に用いられる吹出口閉塞部材 |
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JP (1) | JP3077613B2 (ja) |
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KR100635663B1 (ko) * | 2001-05-22 | 2006-10-17 | 엘지전자 주식회사 | 분리형 공기조화기의 토출장치 |
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---|---|---|---|---|
JPS6193320A (ja) * | 1984-10-12 | 1986-05-12 | Sanyo Electric Co Ltd | 空気調和ユニツト |
JPH0277537U (ja) * | 1988-12-05 | 1990-06-14 | ||
JPH0633289Y2 (ja) * | 1989-03-31 | 1994-08-31 | 三洋電機株式会社 | 空気調和機 |
-
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- 1997-01-16 JP JP09005672A patent/JP3077613B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JPH10205868A (ja) | 1998-08-04 |
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