JP3075432U - 自動車用消音器 - Google Patents
自動車用消音器Info
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- JP3075432U JP3075432U JP2000005626U JP2000005626U JP3075432U JP 3075432 U JP3075432 U JP 3075432U JP 2000005626 U JP2000005626 U JP 2000005626U JP 2000005626 U JP2000005626 U JP 2000005626U JP 3075432 U JP3075432 U JP 3075432U
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 整然とした消音・排気径路を設け消音・排気
作用の向上した消音器を提供する。 【解決手段】 消音器の外筒を、仕切り板で仕切り上流
側から第1、第2、第3消音室を形成し、メイン排気管
を、前記外筒の上流側側板及び前記各仕切り板に当接さ
せて貫通させ、メイン排気管の径より大きい排気管より
なり、前記第3消音室に内設された拡張室に連通させ、
前記拡張室からU字形曲がり管状の1対又は1つの分岐
管を分岐させ、かつ、分岐管のU字形の曲がり部分は前
記外筒の上流側側板の外側に突設させ、分岐管の直管部
分は前記外筒内にメイン排気管と並設させ、さらに分岐
管を消音器の下流側の側板に当接し貫通させて吐出口を
形成させ、第1消音室内のメイン排気管と、第2消音室
内の分岐管との周面、及び拡張室の周面に排気孔を穿設
し各消音室に吸音材を充填する。
作用の向上した消音器を提供する。 【解決手段】 消音器の外筒を、仕切り板で仕切り上流
側から第1、第2、第3消音室を形成し、メイン排気管
を、前記外筒の上流側側板及び前記各仕切り板に当接さ
せて貫通させ、メイン排気管の径より大きい排気管より
なり、前記第3消音室に内設された拡張室に連通させ、
前記拡張室からU字形曲がり管状の1対又は1つの分岐
管を分岐させ、かつ、分岐管のU字形の曲がり部分は前
記外筒の上流側側板の外側に突設させ、分岐管の直管部
分は前記外筒内にメイン排気管と並設させ、さらに分岐
管を消音器の下流側の側板に当接し貫通させて吐出口を
形成させ、第1消音室内のメイン排気管と、第2消音室
内の分岐管との周面、及び拡張室の周面に排気孔を穿設
し各消音室に吸音材を充填する。
Description
【0001】
この考案は、排気抵抗を減殺させる排気径路を形成し、消音効果を向上させた 自動車用消音器に関するものである。
【0002】
従来の技術による自動車用消音器は、例えば実開昭和58年−第42318号 において従来の消音器として引用されているように、消音器の本体を構成する外 筒内を複数の仕切り板で仕切り、仕切られた各室に吸音材を充填して消音室や共 鳴室が形成され、これらの各室は、複数の排気管をもって連通している。
【0003】 このような従来の技術による消音器においては、エンジンからの排気ガスが、 その背圧により排気導入管や、外筒内に配設された排気管の周面に穿設された多 数の孔を通じて、吸音材を充填した消音室や共鳴室へ排出される排気ル−トを循 環しながら消音され、消音器の吐出口から大気中に排出されるような、複雑な排 気や消音ル−トが構成されている。
【0004】
上述したように、消音器における排気ル−トの構造が複雑になれば、背圧に抵 抗を招き、排気ガスの流路に乱気流が生じるなど原因して、消音器を装着したこ とによって排気効率が著しく減殺し、もってエンジン効率を引き下げるような不 都合が生じる。
【0005】 また、消音器内における消音室や拡張室などを、排気ガスの流れに応じて、整 然と配設するという消音ル−トの技術的配慮を欠けば、消音効率が減殺され、さ らに消音室内へ吸音材などを均一に充填しにくいという問題が生じ、個々の製品 に消音性能のバラツキをもたらす原因にもなる。
【0006】
この考案による自動車用消音器は、消音器の本体を構成する密閉された外筒を 、仕切り板で仕切り上流側から下流側にそれぞれ第1、第2、第3消音室を形成 し、メイン排気管を、前記外筒の上流側側板及び前記各仕切り板に当接させて貫 通させ、前記第3消音室に内設された拡張室に連通させ、拡張室から分岐させた 分岐管1対を、それらのU字形の曲がり部分を前記外筒の上流側側板の外側に突 設させ、かつ分岐管の直管部分を前記外筒内にメイン排気管と並設させ、さらに 分岐管を消音器の下流側の側板にそれぞれ当接させて貫通させ排気ガスの吐出口 を形成し、前記第1消音室に内設されているメイン排気管の部分と、前記第2消 音室に内設されている分岐管の部分との周面、及び拡張室の周面に排気孔を穿設 し、前記各消音室を吸音材で充填したことを特徴としている。
【0007】 さらに、この考案による自動車用消音器は、前記分岐管を1つの分岐管として 形成して、メイン排気管と並設させてなることを特徴としている。
【0008】
以下添付図面によって、この考案の自動車用消音器を詳細に説明する。
【0009】 図1は、この考案による自動車用消音器の縦断面図、図2は、図1のA−A部 分の横断面図、図3は、1つの分岐管よりなる消音器の縦断面図、図4は、図3 のA−A部分の横断面図である。
【0010】 各図において、1は外筒、2は外筒の上流側側板、3は外筒の下流側の側板、 4はメイン排気管、5は第1消音室、6は第2消音室、7は第3消音室、8は上 流側仕切り板、9は下流側仕切り板、10は拡張室、11は拡張室の周面、12 は分岐管、13は排気吐出口、14は排気孔、15は吸音材である。
【0011】 請求孔1に記載されているとおり、この考案による自動車用消音器においては 、 密閉された外筒1の上流側から下流側に向かって、第1消音室5、第2消音室6 及び第3消音室7が、2枚の仕切り板8、9で仕切られて形成されている。さら に、第3消音室7には、メイン排気管4より径の大きい排気管をもって形成され 、その周面11に多数の排気孔14が穿設されている拡張室10が内設されてい る。
【0012】 図1に図示されているように、メイン排気管4は、外筒1の上流側側板2と、 外筒1を仕切った仕切り板8、9とにそれぞれ当接して貫通し、拡張室10に連 通するように設けられている。また、U型曲がり管よりなる1対の分岐管12( 12a、12b)が、メイン排気管4と並設された状態において拡張室10からそ れぞれ分岐して形成される。この場合、分岐管4のU字形の曲がり部分を外筒1 の上流側の側板2から消音器の外側に向かって突設させ、分岐管4の直管部分は 、外筒1に内設されていて、仕切り板8、9と、外筒1の下流側の側板3とに当 接し貫通して、図2に示されているように1対の排気吐出口13を形成するよう に設けられている。上述したように、U字形管よりなる分岐管12のU字形の曲 がり部分を外筒1の上流側の側板2から消音器の外側に向かって突設させたこと によって、消音器を小型化することができる。
【0013】 図1に示されているように、上流から下流側にむかって、上流側仕切り板8と 下流側仕切り板9で仕切られて、上述したようにメイン排気管4、分岐管12の 直管部分が内設される第1消音室5、第2消音室6が設けられている。第1消音 室5に内設されているメイン排気管4の部分の周面、及び第2消音室6に内設さ れている分岐管12の部分のそれぞれの周面に多数の排気孔14が穿設されてい る。
【0014】 メイン排気管4、1対の分岐管12及び拡張室10並びに上流側と下流側にそ れぞれ設けられた仕切り板8、9との間に形成される空間、すなわち第1消音室 5、第2消音室6および第3消音室7には、すべて吸音材15が充填されている 。
【0015】 エンジンから排出された排気ガスは、メイン排気管4を通って拡張室10へ導 入される。この過程において、排気ガスは、第1消音室5に内設されているメイ ン排気管4の部分の周面に、及び拡張室の周面11にそれぞれ穿設されている多 数の排気孔14を通り、第1消音室5及び第3消音室7に導入され効率よく消音 される。
【0016】 図1に図示されているように、拡張室10は、広い空間が形成されるように、 メイン排気管4の径より大きい径の排気管より形成されている。メイン排気管4 から拡張室10へ導入される排気ガスは、拡張室10が形成する広い空間内へ噴 出し拡張されて消音される。
【0017】 上述のように、拡張室10に進入した排気ガスは、そこで消音され、さらに第 3消音室7に進入して効率よく消音される。拡張室10内の排気ガスは、第3消 音室7から拡張室10に還流したものを伴い、拡張室10から直接分岐された1 対の分岐管12へ流入し、第2消音室6に内設されている分岐管12の部分のそ れぞれの周面に穿設された排気孔14を通り第2消音室6に導入され消音される 。
【0018】 図1及び図2に図示されているように、各消音室7、8、9で消音された排 気ガスは、U字型に形成された分岐管12の形成する排気通路を通り排気吐出口 13から大気中へ排出される。
【0019】 上述したように、この考案による自動車用消音器の排気ル−トは、エンジンか らの排気ガスが、メイン排気管4から拡張室10を経て、1対の分岐管12に分 流され、排気吐出口13から大気中へ排出されるという整然とした排気ルートを 形成している。このような排気ル−トは、排圧に対する抵抗や干渉が少なく、排 気効率がよい消音器を提供する。
【0020】 また、上述したように、この考案による自動車用消音器の消音ル−トは、メイ ン排気管を流れる排気ガスが、まず上流側に形成された第1消音室5で消音され 、次いで拡張室10に導入され拡散し消音され、さらに第3消音室7で消音され る。 さらに、拡張室10から分岐管12に分流した排気ガスは、第2消音室6 で消音され、分岐管12のU字型に形成された流路を折り返し吐出口13から大 気中へ排出されるという構造になっている。このような消音ルートにおいては、 排気ガスの合流による乱気流の発生や干渉が最小限に防止されており、効率のよ い消音作用が促進される。同時に、上述した消音ル−トは、整然とした排気ル− トとあいまって、この考案による消音器の排気性能の向上に寄与する。
【0021】 また、この発明による自動車用消音器は、請求項2に記載され、かつ図3及び 図4に図示されているように、、拡張室10からの排気ガスを分流するため、単 に1つの分岐管12を設けた消音器として提供される。この場合、拡張室10か らの排気ガスは、分岐管12の形成する1系統のみの流路をとおり、第2消音室 内に位置する分岐管12の周面に穿設された排気孔14から第2消音室6に導入 され消音され、分岐管12の形成する排気吐出口14から大気中へ排出される。 分岐管12の数を1つの分岐管として配設することによって、分岐管12に径の 大きい排気管を用いることができるので、消音機能を備えた消音器の排気ルート を流れる排気ガスの流速が増して排気作用は促進され、かつ消音作用が減殺され ることはない。
【0022】
この考案による自動車用消音器は、上述したように、その排気ル−トがメイン 排気管、拡張室、1対又は1つの分岐管、排気吐出口から構成されており、エン ジンからの排気ガスの整然とした排気ルートを形成しているので、排気効率のよ い消音器を提供することができる。
【0023】 また、この考案による自動車用消音器は、メイン排気管を流れる排気ガスが、 まず上流側に形成された第1消音室で消音され、次いで拡張室に導入されて拡散 し消音され、さらに下流側に形成された第3消音室で消音され、拡張室から分岐 管に分流された過程で、消音器の中央部に形成された第2消音室で消音され大気 中へ排出される消音ル−トを構成しているので、各流路における排気ガスの不規 則な合流による乱気流の発生やその他の干渉要因が少なく押えられており、効率 のよい消音作用が顕著に促進される。さらに、このような排気ガスの整然とした 消音ル−トは、排気効果を一層向上させる。
【0024】 さらに、この考案による自動車用消音器においては、上述したような整然と配 列された排気・消音ル−トが採用されているので、メイン排気管の取り付け、吸 音材の充填など簡単であり、また、U字形管よりなる分岐管のU字形の曲がり部 分を外筒の上流側の側板から消音器の外側に向かって突設させた構造によって、 消音器を小型化することができるので、消音器の製造コストの点において経済的 な製品を提供することができる。
【図1】 自動車用消音器の縦断面図、
【図2】 図1のA−A部分の横断面図
【図3】 1つの分岐管よりなる消音器の縦断面図
【図4】 図3のA−A部分の横断面図
1 外筒 2 外筒の上流側側板 3 外筒の下流側の側板 4 メイン排気管 5 第1消音室 6 第2消音室 7 第3消音室 8 下流側仕切り板 9 上流側仕切り板 10 拡張室 11 拡張室の周面 12 分岐管 13 排気吐出口 14 排気孔 15 吸音材
Claims (2)
- 【請求項1】消音器の本体を構成する密閉された外筒
を、仕切り板で仕切り上流側から下流側にそれぞれ第
1、第2、第3消音室を形成し、エンジンからのメイン
排気管(以下メイン排気管という。)を、前記外筒の上
流側側板及び前記各仕切り板に当接させて貫通させ、前
記第3消音室に内設された、メイン排気管の径より大き
い排気管よりなる、拡張室(以下拡張室という。)に連通
させ、拡張室から分岐させた、U字形曲がり管状の分岐
管(以下分岐管という。)1対を、分岐管のU字形の曲
がり部分を前記外筒の上流側側板の外側に突設させ、か
つ分岐管の直管部分を前記外筒内にメイン排気管と並設
させ、さらに分岐管を消音器の下流側の側板にそれぞれ
当接させて貫通させ排気ガスの吐出口を形成し、前記第
1消音室に内設されているメイン排気管の部分と、前記
第2消音室に内設されている分岐管の部分との周面、及
び拡張室の周面に排気孔を穿設し、前記各消音室を吸音
材で充填したことを特徴とする自動車用消音器。 - 【請求項2】前記分岐管を1つの分岐管として形成し
て、メイン排気管と並設させてなる請求項1に記載の自
動車用消音器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000005626U JP3075432U (ja) | 2000-08-07 | 2000-08-07 | 自動車用消音器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000005626U JP3075432U (ja) | 2000-08-07 | 2000-08-07 | 自動車用消音器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3075432U true JP3075432U (ja) | 2001-02-23 |
Family
ID=43208548
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000005626U Expired - Fee Related JP3075432U (ja) | 2000-08-07 | 2000-08-07 | 自動車用消音器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3075432U (ja) |
-
2000
- 2000-08-07 JP JP2000005626U patent/JP3075432U/ja not_active Expired - Fee Related
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |