JP3074498U - コネクタ - Google Patents
コネクタInfo
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- JP3074498U JP3074498U JP1999009742U JP974299U JP3074498U JP 3074498 U JP3074498 U JP 3074498U JP 1999009742 U JP1999009742 U JP 1999009742U JP 974299 U JP974299 U JP 974299U JP 3074498 U JP3074498 U JP 3074498U
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 コネクタの基板上への実装密度を上げる。
【構成】 コンタクト群を支持したインシュレータに、
一対の固定金具叉は(及び)姿勢安定脚を突出させ、か
つこの一対の固定金具叉は(及び)姿勢安定脚のインシ
ュレータからの突出位置を、隣接させて整列させた同一
仕様のコネクタの隣り合う固定金具叉は(及び)姿勢安
定脚が相互に接触しないように、互いに異ならせたコネ
クタ。
一対の固定金具叉は(及び)姿勢安定脚を突出させ、か
つこの一対の固定金具叉は(及び)姿勢安定脚のインシ
ュレータからの突出位置を、隣接させて整列させた同一
仕様のコネクタの隣り合う固定金具叉は(及び)姿勢安
定脚が相互に接触しないように、互いに異ならせたコネ
クタ。
Description
【0001】
本考案は、基板上に整列固定されるコネクタに関する。
【0002】
基板上に固定されるコネクタとして、レセプタクルコネクタ、プラグコネクタ の別を問わず、基板上のダミーパッドに半田付けされる固定金具を備えたタイプ が知られている。この固定金具は従来、多数のコンタクトを整列状態で保持した インシュレータの長手方向の中心線に関し対称に突出形成されていた。
【0003】 このため、同一仕様のコネクタを整列させて並べる実装態様では、隣り合うコ ネクタの固定金具が接触しないように、実装間隔を定めなければならず、実装密 度を上げることの妨げとなっていた。基板上に並べる同一仕様のコネクタの数が 増す程、この実装密度の低下が大きな問題となる。
【0004】 また、別のタイプとして、固定金具の代わりに、多数のコンタクトを整列状態 で保持したインシュレータの長手方向の中心線に関し対称に姿勢安定脚を突出形 成したコネクタや、姿勢安定脚の先端に固定金具をさらに設けるタイプが知られ ているが、全く同じ問題がある。
【0005】
本考案は、固定金具を有するコネクタについての以上の問題意識に基づき、固 定金具叉は(及び)姿勢安定脚が基板上への実装密度を低下させる原因とならな い、実装密度を上げることができるコネクタを得ることを目的とする。
【0006】
本考案は、従来インシュレータの長手方向の中心線に関し対称に突出形成され ていた固定金具叉は(及び)姿勢安定脚の位置をずらせば、整列状態の同一仕様 のコネクタの隣り合う固定金具叉は(及び)姿勢安定脚が干渉することがなく、 よってコネクタの実装密度を上げることができるという着眼に基づきなされたも のである。
【0007】 すなわち、本考案は、固定金具を有するコネクタに適用した態様では、コンタ クト群を支持したインシュレータに、長手方向の両側にそれぞれ突出させて、基 板上のダミーパッドに半田付けされる少なくとも一対の固定金具を設けたコネク タにおいて、一対の固定金具のインシュレータからの突出位置を、隣接させて整 列させた同一仕様のコネクタの隣り合う固定金具が相互に接触しないように、互 いに異ならせたことを特徴としている。
【0008】 また、本考案は、姿勢安定脚を有するコネクタに適用した態様では、コンタク ト群を支持したインシュレータに、長手方向の両側にそれぞれ突出させて、基板 に接触する少なくとも一対の姿勢安定脚を設けたコネクタにおいて、一対の姿勢 安定脚のインシュレータからの突出位置を、隣接させて整列させた同一仕様のコ ネクタの隣り合う姿勢安定脚が相互に接触しないように、互いに異ならせたこと を特徴としている。
【0009】 固定金具叉は姿勢安定脚は、基板垂直タイプのコネクタでは、インシュレータ の長手方向の両側に二対を備えるのが一般的である。また、整列するコンタクト 群が、インシュレータの長手方向の両側に突出させて基板上にリフロー半田付け によりサーフェスマウントされるコネクタでは、固定金具叉は姿勢安定脚は、隣 接する同一仕様のコネクタのコンタクト群のサーフェスマウント部と干渉しない 位置に設ける。
【0010】 姿勢安定脚を備える態様では、少なくとも一つの姿勢安定脚の下面に、基板上 に形成された位置決め穴に嵌まる位置決め突起を形成することが好ましい。
【0011】
【考案の実施形態】 図示実施形態は、DIMM(Dual Inline Memory Module)用コネクタに本考 案を適用したもので、図1ないし図3は、その第一の実施形態を示している。メ モリを内蔵した板状のDIMM10(図3)は、その両側部に固定用凹部11を 有し、挿入端部の表裏に、メモリに導通する多数のランド(端子)12が整列さ れて形成されている。
【0012】 合成樹脂製のインシュレータ20は、平面略矩形の細長形状をしており、その 長手方向の中心線20C上に、DIMM10の挿脱溝21を備えている。またこ の挿脱溝21の長手方向の両端部に位置させて、DIMM10の固定用凹部11 に係脱するロック突部22(図3)を有するロックアーム23が形成されている 。ロックアーム23は、DIMM10のガイド溝24(図1)を備えており、こ のガイド溝24にDIMM10が挿入されると、弾性変形して挿脱溝21に対す るDIMM10の挿入を許す。また、このロックアーム23に操作力を加えて開 いた状態では、挿脱溝21からDIMM10を引き抜くことができる。図1と図 3のインシュレータ20の形状は若干異なるが、基本機能は同じである。
【0013】 挿脱溝21には、DIMM10のランド12に対応する多数のコンタクト25 が整列させて保持されている。各コンタクト25は、挿脱溝21の内面両側にそ れぞれ臨む、DIMM10のランド12との接触脚25a(図1)と、基板30 に臨む半田付け脚25bとを備えており、この半田付け脚25bは、インシュレ ータ20の長手方向の両側に突出し、基板30上の信号ランド31(図3)にリ フロー半田付けによりサーフェスマウントされる。
【0014】 インシュレータ20は、対をなす固定金具(ダミーコンタクト)28A、28 Bを備えている。この固定金具28A、28Bは、一端部が基板30に沿う半田 付け部であり、他端部はインシュレータ20内に例えば圧入されて固定されてい る。この対をなす固定金具28Aと28Bは、インシュレータ20の中心線20 Cに関し非対称であり(左右対称には突出しておらず)、隣接させて整列させた 同一仕様のインシュレータ20(コネクタ)の隣り合う固定金具28Aと28B が相互に接触しないように、突出位置が異なっている(図2、図3参照)。この 固定金具28Aと28Bは、隣接する同一仕様のコネクタのコンタクト25群の サーフェスマウント部とも干渉しない位置に設けられている。
【0015】 この固定金具28Aと28Bの半田付け部は、この固定金具28Aと28Bの 位置に対応させて基板30上に形成したダミーパッド32(図3)にリフロー半 田付けされる。インシュレータ20は、コンタクト25の半田付け脚25bの信 号ランド31への半田付けと、この固定金具28Aと28Bのダミーパッド32 への半田付けによって、基板30上に固定される。
【0016】 上記構成の本コネクタによれば、同一仕様のインシュレータ20(コネクタ) を基板30上に整列させて配置したとき、隣接するインシュレータ20間で、対 をなす固定金具28Aと28Bの突出位置が互いに異なっているため、インシュ レータ20の設置間隔dを狭めることができる。この効果は、固定金具28Aと 28Bをインシュレータ20の長手方向の中心線20Cに関して対称に突出させ ていた従来構造と比較すれば明らかである。
【0017】 図示実施形態は、固定金具28Aと28Bがインシュレータ20の中心線20 Cの両側に二対形成されているが、固定金具28Aと28Bが一対のみの場合、 及び3対以上の場合も、本考案は同様に適用できる。
【0018】 図4、図5は、本考案の別の実施形態を示している。図4は、図1ないし図3 の実施形態の固定金具28Aと28Bの形成位置に対応させて、インシュレータ 20に一体に、姿勢安定脚20Lを突出させ、この姿勢安定脚20Lの先端に、 固定金具28Aと28Bを設けた実施形態である。
【0019】 また、図5は、固定金具28Aと28Bを設けることなく、インシュレータ2 0の両側に姿勢安定脚20Lを突出させた実施形態である。姿勢安定脚20Lは 、インシュレータ20の基板30上での倒れを防止する作用がある。図5では、 姿勢安定脚20Lの大きさを誇張して描いている。
【0020】 いずれの実施形態も、固定金具28Aと28B及び(叉は)姿勢安定脚20L のインシュレータ20は、隣接させて整列させた同一仕様のコネクタの隣り合う 固定金具28Aと28B及び(叉は)姿勢安定脚20Lが相互に接触しないよう に、その突出位置が互いに異なっている点で、第一の実施形態と同じである。
【0021】 また、インシュレータ20から姿勢安定脚20Lを突出させる態様では、少な くとも一つの姿勢安定脚20Lの下面に、図6に示すように、基板30上に形成 された位置決め穴33に嵌まる位置決め突起20Pを形成することができる。こ のような位置決め突起は、従来品でも形成されているが、インシュレータの薄型 化に伴い、上記突起を大きくするのが困難になっている。インシュレータ20か ら姿勢安定脚20Lを突出させれば、大きな位置決め突起20Pを形成すること ができる。この位置決め突起20Pは、インシュレータ20の長手方向に離間さ せた一対の姿勢安定脚20Lの下面に設けることが望ましい。
【0022】 以上の実施形態は、本考案をDIMM用コネクタに適用したものであるが、本 考案は、基板上のダミーパッドに半田付けされる固定金具を有するコネクタであ ればそのタイプを問わず適用できる。
【0023】
以上のように本考案によれば、基板上に整列固定されるコネクタにおいて、そ の基板上への実装密度を上げることができる。
【図1】本考案によるコネクタの一実施形態を示す斜視
図である。
図である。
【図2】同2つのコネクタを整列させて並べた状態の平
面図である。
面図である。
【図3】3つのコネクタを並べた状態を示す、基板側か
ら見た斜視図である。
ら見た斜視図である。
【図4】本考案によるコネクタの別の実施形態を示す、
図2に対応する斜視図である。
図2に対応する斜視図である。
【図5】本考案によるコネクタのさらに別の実施形態を
示す、図2に対応する斜視図である。
示す、図2に対応する斜視図である。
【図6】図5のVI‐VI線に沿う断面図である。
10 DIMM 11 固定用凹部 12 ランド 20 インシュレータ 20C 中心線 20L 姿勢安定脚 21 挿脱溝 22 ロック突部 23 ロックアーム 25 コンタクト 28A 28B 固定金具 30 基板 31 信号ランド 32 ダミーパッド
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成12年1月26日(2000.1.2
6)
6)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項10
【補正方法】変更
【補正内容】
フロントページの続き (72)考案者 森 輝幸 神奈川県横浜市都筑区加賀原二丁目1番1 号 京セラエルコ株式会社内 (72)考案者 佐藤 剛 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内
Claims (10)
- 【請求項1】 コンタクト群を支持したインシュレータ
に、長手方向の両側にそれぞれ突出させて、基板上のダ
ミーパッドに半田付けされる少なくとも一対の固定金具
を設けたコネクタにおいて、 上記一対の固定金具のインシュレータからの突出位置
を、隣接させて整列させた同一仕様のコネクタの隣り合
う固定金具が相互に接触しないように、互いに異ならせ
たことを特徴とするコネクタ。 - 【請求項2】 請求項1記載のコネクタにおいて、固定
金具は、インシュレータの長手方向の両側に二対が備え
られているコネクタ。 - 【請求項3】 請求項1または2記載のコネクタにおい
て、固定金具は、インシュレータから突出させた姿勢安
定脚の先端に設けられているコネクタ。 - 【請求項4】 請求項1ないし3のいずれか1項記載の
コネクタにおいて、整列するコンタクト群は、インシュ
レータの長手方向の両側に突出させて基板上にリフロー
半田付けによりサーフェスマウントされ、上記固定金具
は、隣接する同一仕様のコネクタのコンタクト群のサー
フェスマウント部と干渉しない位置に設けられているコ
ネクタ。 - 【請求項5】 請求項3または4記載のコネクタにおい
て、少なくとも一つの姿勢安定脚の下面には、基板上に
形成された位置決め穴に嵌まる位置決め突起が形成され
ているコネクタ。 - 【請求項6】 コンタクト群を支持したインシュレータ
に、長手方向の両側にそれぞれ突出させて、基板に接触
する少なくとも一対の姿勢安定脚を設けたコネクタにお
いて、 上記一対の姿勢安定脚のインシュレータからの突出位置
を、隣接させて整列させた同一仕様のコネクタの隣り合
う姿勢安定脚が相互に接触しないように、互いに異なら
せたことを特徴とするコネクタ。 - 【請求項7】 請求項6記載のコネクタにおいて、姿勢
安定脚は、インシュレータの長手方向の両側に二対が備
えられているコネクタ。 - 【請求項8】 請求項6または7記載のコネクタにおい
て、整列するコンタクト群は、インシュレータの長手方
向の両側に突出させて基板上にリフロー半田付けにより
サーフェスマウントされ、上記姿勢安定脚は、隣接する
同一仕様のコネクタのコンタクト群のサーフェスマウン
ト部と干渉しない位置に設けられているコネクタ。 - 【請求項9】 請求項6ないし8のいずれか1項記載の
コネクタにおいて、少なくとも一つの姿勢安定脚の下面
には、基板上に形成された位置決め穴に嵌まる位置決め
突起が形成されているコネクタ。 - 【請求項10】 請求項1ないし10のいずれか1項記
載のコネクタにおいて、上記インシュレータは、DIM
Mの挿入溝を備え、そのコンタクトは、DIMMの表裏
のランドと接触するコネクタ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1999009742U JP3074498U (ja) | 1999-09-27 | 1999-12-22 | コネクタ |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11-7341 | 1999-09-27 | ||
JP73419999 | 1999-09-27 | ||
JP1999009742U JP3074498U (ja) | 1999-09-27 | 1999-12-22 | コネクタ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3074498U true JP3074498U (ja) | 2001-01-19 |
Family
ID=43207669
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1999009742U Expired - Fee Related JP3074498U (ja) | 1999-09-27 | 1999-12-22 | コネクタ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3074498U (ja) |
-
1999
- 1999-12-22 JP JP1999009742U patent/JP3074498U/ja not_active Expired - Fee Related
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Legal Events
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