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JP3073678U - メガネフレームに着脱可能な磁力発生器 - Google Patents

メガネフレームに着脱可能な磁力発生器

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JP3073678U
JP3073678U JP2000003691U JP2000003691U JP3073678U JP 3073678 U JP3073678 U JP 3073678U JP 2000003691 U JP2000003691 U JP 2000003691U JP 2000003691 U JP2000003691 U JP 2000003691U JP 3073678 U JP3073678 U JP 3073678U
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magnet piece
force generator
crane
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JP2000003691U
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信行 平口
Original Assignee
信行 平口
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 既存の一般的なメガネフレームに永久磁石片
を簡単に取り外し可能に保持できるようにし、簡単な構
成で安価なものにし、簡単に着脱可能なものにし、磁力
を強化可能にし、こめかみの部位に磁力線を確実に作用
させ得るメガネフレームに着脱可能な磁力発生器を提供
する。 【解決手段】 メガネフレームのうちのツル6に係合す
る係合部9を有し且つ係合部9を介してツル6の前部の
少なくとも一部に取外し可能に固定される保持具10を
設け、保持具10の保持部11に永久磁石片12を装着
し、永久磁石片12によりツル6の内面側へ磁力線を作
用させ得るように構成した。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】 本考案はメガネフレームに着脱可能な磁力発生 器に関し、特に、眼の疲労軽減効果等を高め得るように改善したものに関する。
【0002】
【従来の技術】 近年、メガネフレームとして、例えばチタン合金等の金属 材料を用いて薄肉状に形成し軽量化したものが広く実用に供されている。メガネ フレームは、1対のリム、これらリムを連結する連結部、1対のヨロイ、1対の ヒンジ部、1対のツルなどで構成され、通常のメガネの場合、1対のリムには、 夫々、ガラス製またはプラスチック製のレンズが嵌め込まれている。但し、1対 のリムを省略した構造のメガネフレームもある。
【0003】 ところで、メガネを着用した人が眼を酷使するような作業を長時間するとき、 眼の痛み、かすみ、充血、流涙の他、頭痛、肩こりなどをおこす場合がある。こ のような眼や身体の疲れを軽減する手段として、眼や身体に永久磁石の磁力を作 用させ得るようにしたメガネフレームが種々提案されている(実用新案登録第3 225355号、特開平10−213780号、特開平9−197349号、実 開昭61−21549号、実用新案登録第3025888号公報参照)。
【0004】 実用新案登録第3225355号のメガネフレームでは、メガネフレームのツ ルの前端部の内面に形成した複数の凹部の各々に永久磁石片を夫々嵌入し接着剤 又はビスにて固定している。このメガネを着用した場合、複数の永久磁石片から 磁力線を皮下に作用させ、視神経が集中しているこめかみ付近の血液の流れを促 進し、眼や身体の疲れを軽減したり解消したりすることができる。特開平10− 213780号のメガネフレームには、メガネフレームのツルの後部の耳に掛け る部位の内面に複数の粒状の永久磁石片を接着固定した技術が開示されている。
【0005】 実開昭61−21549号公報に記載のメガネ用磁気指圧具では、メガネのツ ルに固定可能にしたマグネットケースに1対の永久磁石を極性を逆にして突出状 に装着し、1対の永久磁石を突出させてこめかみを押圧するように構成してある 。特開平9−197349号公報の眼鏡では、メガネのツルに固定可能にしたブ ロック体に1対の永久磁石を突出状に装着し、メガネをかけた状態でそれら永久 磁石を皮膚に密着させるようになっている。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】 実用新案登録第3225355号のメガ ネフレームでは、メガネフレームのツルの内面側に凹部を形成した特殊構造のツ ルを採用しなければならないので、一般的な既存のメガネフレームに適用するこ とができない。
【0007】 特開平10−213780号のメガネフレームでは、永久磁石片をメガネフレ ームのツルの後部の内面に接着固定するため、皮膚に接触する部位がデコボコと なり、快適な状態で使用できないこと、極く小型の永久磁石片しか使用しできな いため磁力を強化することが難しいこと、こめかみ付近に磁力を作用させること ができないので眼の疲労軽減効果をあまり期待できないこと、等の問題がある。
【0008】 実開昭61−21549号公報のメガネ用磁気指圧具では、突出している1対 の永久磁石を皮膚に密着させる構成であるので使用中に違和感を覚える虞があり 、1対の永久磁石を逆の極性となるように接近して配置するため、一方の永久磁 石の極から出た磁力線が他方の永久磁石のS極に流れやすくなるため、皮下に作 用する磁力線が弱くなりやすい。1対の永久磁石の外周面の一部は露出状態にな っているため、永久磁石が劣化しやすく、その寿命が短くなってしまう。
【0009】 特開平9−197349号公報の眼鏡では、突出している1対の永久磁石を皮 膚に密着させる構成であるので使用中に違和感を覚える虞がある。1対の永久磁 石の極性についてはなんら特定されていないが、1対の永久磁石を逆の極性で装 着すれば、前記同様の問題が生じる。1対の永久磁石の外周面の一部は露出状態 になっているため、永久磁石が劣化しやすく、その寿命が短くなってしまう。
【0010】 尚、上記の実開昭61−21549号公報や特開平9−197349号公報に おいて、マグネットケースやブロック体の材料についてはなんら特定されていな いが、このマグネットケースやブロック体を磁性体で構成する場合には、永久磁 石と磁性体の相互作用により、皮下に作用させる磁力が低下する虞が高い。
【0011】 本考案の目的は、メガネフレームに着脱可能な磁力発生器において、既存のメ ガネフレームに装着可能にすること、こめかみ付近に強い磁力を作用させて眼の 疲労軽減効果を確実に発揮させること、永久磁石片の劣化を抑えて寿命を長くす ること、等である。
【0012】
【課題を解決するための手段】 請求項1のメガネフレームに着脱可能な 磁力発生器は、メガネを装着した顔面のこめかみに対応する部位のメガネフレー ムのツルに装着される保持具と、この保持具に装着され顔面のこめかみに磁力線 を作用させる為の永久磁石片を備え、前記保持具は非磁性材料で構成され、この 保持具は永久磁石片を保持すると共に永久磁石片のツル側外側面と外周面の全部 を覆う状態で永久磁石片を保持する保持部と、この保持部と一体的に形成されツ ルの一部に着脱可能に係合する係合部とを備えたことを特徴とするものである。
【0013】 この磁力発生器は保持具と永久磁石片を有し、保持具がメガネを装着した顔面 のこめかみに対応する部位のメガネフレームのツルに装着される。保持具に永久 磁石片が装着されるため、保持具をメガネフレームのツルに装着した状態でメガ ネを着用すると、その永久磁石片が顔面のこめかみ付近に磁力線を作用させ、眼 の疲労軽減効果を得ることができる。保持具にツルの一部に着脱可能に係合する 係合部を設けたので、この磁力発生器を既存のメガネフレームに着脱可能に容易 に装着することができる。
【0014】 特に、保持具に永久磁石片のツル側外側面と外周面の全部を覆う状態で永久磁 石片を保持する保持部を設けたので、永久磁石片の劣化を抑えて寿命を延ばすこ とができ、磁力発生器の見栄えもよくなる。しかも、保持具を非磁性体で構成し たので、永久磁石片の強い磁力をこめかみに確実に作用させ、眼の疲労軽減効果 を確実に高めることができる。
【0015】 請求項2のメガネフレームに着脱可能な磁力発生器は、請求項1の考案におい て、前記永久磁石片はリング状の永久磁石片であり、前記保持部はリング状の永 久磁石片を圧入して固定する凹部を備えたことを特徴とするものである。リング 状の永久磁石片を、保持部の凹部に圧入して確実に固定保持することができる。
【0016】 請求項3のメガネフレームに着脱可能な磁力発生器は、請求項1又は2の考案 において前記係合部を前記ツルに係合させた状態で、保持具をツルに固定解除可 能に固定する固定具を設けたことを特徴とするものである。係合部をツルに係合 させた保持具を、固定具によりツルに簡単かつ確実に固定でき、固定具による固 定を解除した状態では、係合部をツルに自由に係脱することができる。
【0017】 請求項4のメガネフレームに着脱可能な磁力発生器は、請求項1〜3の何れか の考案において、前記保持具は、合成樹脂製の保持具本体と、この保持具本体の 表面にメッキした金属被膜とからなることを特徴とするものである。永久磁石片 の劣化をより確実に抑えることができる。また、保持具を金属色とすることがで きるため、見栄えを良くすることもできる。
【0018】 請求項5のメガネフレームに着脱可能な磁力発生器は、メガネを装着した顔面 のこめかみに対応する部位のメガネフレームのツルを挟んで固定する状態に吸着 する1対の永久磁石片を設け、この1対の永久磁石片のうち少なくとも一方の永 久磁石片により顔面のこめかみに磁力線を作用させ得るように構成したことを特 徴とするものである。
【0019】 磁力発生器には1対の永久磁石片が設けられ、これら永久磁石片がメガネを装 着した顔面のこめかみに対応する部位のメガネフレームのツルを挟んで吸着され る。この状態でメガネが着用されると、この永久磁石片が顔面のこめかみ付近に 磁力線を作用させて、眼の疲労軽減効果を得ることができる。1対の永久磁石を メガネフレームのツルを挟んで吸着させてツルに固定できるため、この磁力発生 器を既存のメガネフレームに着脱可能に容易に装着することができる。
【0020】 請求項6のメガネフレームに着脱可能な磁力発生器は、請求項5の考案におい て、前記1対の永久磁石片の磁化の方向は、ツルの内面とほぼ直交する方向であ ることを特徴とするものである。依って、メガネを着用した人のこめかみ付近に 確実に磁力線を作用させることができる。
【0021】 請求項7のメガネフレームに着脱可能な磁力発生器は、請求項5又は6の考案 において、前記1対の永久磁石片の外側面と外周面の全部を覆う非磁性材料製の 磁石保護カバーを設けたことを特徴ものである。つまり、永久磁石片の劣化を抑 えて寿命を延ばすことができ、しかも、顔面のこめかみに強い磁力線を確実に作 用させることができる。
【0022】
【考案の実施の形態】 以下、本考案の実施の形態について図面を参照して 説明する。先ず、一般的な既存のメガネフレームの構造について簡単に説明し、 次にこのメガネフレームに着脱可能な磁力発生器について説明する。 図1に示すように、メガネフレーム1は、1対のリム2、連結部3、1対の鼻 当てパット4、1対のヨロイ5、1対のツル6、1対のヒンジ部7などで構成さ れている。各ヨロイ5には、ヒンジ7を介してツル6が夫々の内面側に折り畳み 可能に連結されている。尚、各リム2にはレンズ8が夫々嵌め込まれている。
【0023】 次に、メガネフレーム1に着脱可能な磁力発生器10について説明する。但し 、1対のツル6に対応する左右の磁力発生器10は左右対称の同じ構造であるの で、片側についてのみ説明する。
【0024】 図1〜図4に示すように、磁力発生器10は、メガネを装着した顔面のこめか みに対応する部位のメガネフレーム1のツル6に装着される保持具11と、この 保持具11に装着され顔面のこめかみに磁力線を作用させる為の永久磁石片12 とを備えている。図1に示すように、このメガネフレーム1の場合、ツル6の前 部のうちヒンジ部7の直ぐ後方部位が顔面のこめかみに対応する部位となり、そ こに保持具11を装着することになる。
【0025】 保持具11は非磁性材料で構成され、合成樹脂製の保持具本体11aと、この 保持具本体11aの表面にメッキした金属(例えば、金や銀)被膜11bとから なる(図2参照)。 この保持具11は、永久磁石片12を保持すると共に永久磁石片12のツル6 側の外側面12aと外周面12bの全部を覆う状態で永久磁石片12を保持する 保持部15と、この保持部15と一体的に形成されツル6の一部に着脱可能に係 合する係合部16とを備えている。
【0026】 保持部15は例えば外径約18mm幅約7mmの円筒状に形成され、保持具1 1をメガネフレーム1のツル6に装着した状態で、ツル6の内面側(顔面側)に 保持部15が配設される。永久磁石片12はリング状の永久磁石片であり、保持 部15にはリング状の永久磁石片12を圧入して固定する環状の凹部15aが形 成されている。
【0027】 係合部16は爪16aを有し、この爪16aは、保持部15の外周付近部から 水平に約3〜5mm延びる水平片と、その端部から下方に約10〜12mm延び る鉛直片からなり、断面逆L字形に形成されている。永久磁石片12は希土類金 属からなる強磁性材料(例えば、サマリウムコバルト等)からなる強力な永久磁 石であり、この永久磁石片12の磁化の方向は、メガネフレーム1のツル6の内 面とほぼ直交する方向(即ち、こめかみと略直交する方向)に向けられる。永久 磁石片12の表面はメッキされ、金属(例えば、ニッケル)被膜が形成されてい る。
【0028】 ここで、係合部16をツル6に係合させた状態で、保持具11をツル6に固定 解除可能に固定する固定具としてのビス19が設けられ、このビス19が螺合す るネジ穴19aが、凹部15aの内側において保持具11に左右貫通状に形成さ れている。
【0029】 このネジ穴19aにツル6の内面側から螺着されたビス19をドライバーによ り締め付け、ビス19の端部と係合部16の爪16aとの間にツル6を挟持させ ることにより、保持具11をツル6に固定することができる。尚、爪16aを含 む係合部16がツル6に係合したとき、爪16aが弾性変形しその弾性力を介し てツル6に当接してほぼ固定状態となる。即ち、ビス19とネジ穴を省略し、爪 16aのバネ力のみで保持具11をツル6に固定するようにしてもよい。
【0030】 次に、この磁力発生器10の作用・効果について説明する。 一般的な構造の既存のメガネフレーム1に磁力発生器10を取り付けるには、 保持具11の保持部15に永久磁石片12を予め固定しておき、爪16aを有す る係合部16をツル6の前部に係合させて位置決めし、その後、ツル6の内面側 からネジ穴19aに螺着されたビス19を締め付けて、ツル6に保持具10を強 力に固定することができる。
【0031】 このように左右のツル6に磁力発生器10を取り付けた状態で、そのメガネを 着用すると、ツル6の内面側(つまり、メガネを装着した人のこめかみ付近の皮 下)に磁力線が作用し、眼の疲労が軽減され、眼や身体が疲労しにくくなり、眼 から来る身体の疲労が緩和される。その理由は、磁力線が顔面のこめかみ付近( 視神経が集中している)の血液の流れを促進し、血行を良くするためであると考 えられる。
【0032】 保持具11の保持部15に永久磁石片12を固定し、保持具11の係合部16 をツル6に係合させて取外し可能に固定するように構成したので、一般的な構造 の既存のメガネフレーム1に磁力発生器10を簡単に取り外し可能に固定するこ とができる。特殊な構造のメガネフレームではなく、普通のメガネフレームのツ ル6に、この磁力発生器10を適用可能となる。
【0033】 メガネフレーム1のツル6側の制約なしに保持具11や永久磁石片12の大き さ、形状、磁力線の強さなどを設定することができる。メガネフレーム1のツル 6における保持具11の前後方向の取り付け位置も必要に応じて調節可能である うえ、メガネをかけた人のこめかみ付近の皮下に永久磁石片12から確実に磁力 線を作用させることができる。
【0034】 特に、保持具11に永久磁石片12の外側面12aと外周面12bの全部を覆 う状態で永久磁石片12を保持する保持部15を設けたので、永久磁石片12の 劣化を抑えて寿命を延ばすことができ、磁力発生器10の見栄えもよくなる。し かも、保持具11を非磁性体で構成したので、永久磁石片12の強い磁力線をこ めかみに確実に作用させ、眼の疲労軽減効果を確実に高めることができる。
【0035】 永久磁石片12はリング状の永久磁石片であり、保持具11の保持部15にリ ング状の永久磁石片12を圧入して固定する凹部15aを形成したので、永久磁 石片12を凹部15aに圧入して簡単かつ確実に固定保持することができ、永久 磁石片12が劣化した際等、保持具11の永久磁石片12を簡単に交換すること ができる。それ故、係合部16におけるツル6の挿入隙間等が異なる複数の保持 具11と共通の永久磁石片12を用意しおくことにより、磁力発生器10を種々 の厚さツルを有するメガネフレールに着脱可能とすることができる。尚、永久磁 石片12の形状は側面視にて円形リング状であるが、それに限定されるものでな く、矩形リング状等の種々のリング形状であってもよい。
【0036】 次に、前記施形態を部分的に変更した変更形態について説明する。但し、前記 実施形態と同じものには同一の符号を付して説明を省略する。 1〕図5の磁力発生器10Aは、保持具11Aの保持部15Aに、永久磁石片1 2を圧入して固定する円形穴からなる凹部15bを形成したものである。保持具 11Aにはネジ穴19bが形成され、このネジ穴19bに固定具としてのビス1 9Aが螺着されている。但し、係合部16Aにおけるツル挿入隙間は前記実施形 態のものよりも狭めに形成されている。尚、永久磁石片12をリング状でなく中 実に構成してもよい。この場合、その永久磁石片12の保持具への取付けには何 ら影響を及ぼさない。その他前記実施形態と同様の作用・効果を奏する。
【0037】 2〕図6、図7の磁力発生器10Bは、図5の磁力発生器10Aの係合部16A を変更したものである。つまり、保持具11Bの保持部16Bは、側面視にて円 形形状に形成されている。尚、係合部16Bにおけるツル挿入隙間は図5の磁力 発生器10Aよりも広めに形成されている。また、前記変更形態同様、永久磁石 片12をリング状でなく中実に構成してもよい。その他前記実施形態と同様の作 用・効果を奏する。
【0038】 次に、メガネフレームに着脱可能な磁力発生器の別実施形態について、図8〜 図10に基づいて説明する。但し、1対のツル6に対応する左右1対の磁力発生 器は左右対称の同じ構造であるので、片側のものについて説明する。
【0039】 図8に示すメガネフレーム1の右側のツル6の前部のうちヒンジ部7の直ぐ後 方部位には、ツル6の長さ方向に例えば約20mmの長さに形成された1対の永 久磁石片21が、ツル6を挟んで固定する状態に吸着可能に設けられ、これら永 久磁石片21等で磁力発生器20が構成されている。永久磁石片21は、希土類 金属などの強磁性材料(例えば、サマリウムコバルト等)からなる強力な永久磁 石である。但し、1対の永久磁石片21を前記以外の例えばフェライト系の永久 磁石などで構成してもよく、顔面側に位置することになる内側の永久磁石片21 のみをサマリウムコバルトなどの永久磁石で構成してもよい。
【0040】 図8〜図10に示すように、各永久磁石片21は断面が「凹」の字の形状に形 成され、各永久磁石片21にはツル6に係合する溝状の係合部22が形成されて いる。1対の永久磁石片21はそれらの係合部22同士を対向させて両係合部2 2にツル6の前部の一部を収容して挟んで固定する状態に吸着し合うようになっ ており、これ永久磁石片21の外側面と外周面の全部は、非磁性材料製(例えば 、合成樹脂製)の磁石保護カバー23で覆われている。この実施形態では、ツル 6の断面形状と係合部22の断面形状はほぼ同一形状に形成され、両係合部22 内においてツル6がガタつかないようになっている。
【0041】 メガネフレーム1の左右1対のツル6に夫々1対の永久磁石片21を固定して メガネを顔に装着した状態では、少なくとも内面側の永久磁石片21(図9、図 10における左側の永久磁石片21)によりツル6の内面側へ、つまり、メガネ を装着した顔面のこめかみ付近へ磁力線を作用させ得るように構成してある。
【0042】 図10に示すように、1対の永久磁石片21の磁化の方向は、ツル6の内面と ほぼ直交する方向に設定され、図10に示す左側(内面側)の永久磁石片21の 吸着面がS極でかつ内面がN極、図10に示す右側(外側)の永久磁石片21の 吸着面がN極でかつ外面がS極となっている。従って、図8に示すメガネを顔に 装着した状態では、左右の各磁力発生器20において、1対の永久磁石片21に よる磁力線が、メガネを装着した人の顔のこめかみ付近にほぼ直交状に磁力線が 作用するようになっている。
【0043】 次に、この磁力発生器20の作用・効果について説明する。 メガネフレーム1のツル6の一部に永久磁石片21を取り付ける際には、1対 の永久磁石片21をツル6を挟んで固定する状態に吸着させる。左右1対のツル 6に夫々1対の永久磁石片21を固定した状態で、そのメガネを顔に装着すると 、ツル6の内面側に作用する磁力線が顔のこめかみ付近の部位の皮下に作用する ため、眼の疲労が軽減され、眼や身体が疲労しにくくなり、眼から来る身体の疲 労が緩和される。
【0044】 1対の永久磁石片21をツル6の一部を挟んで固定する状態に吸着させること で、ツル6に着脱自在に固定するように構成したので、一般的な構造の既存のメ ガネフレーム1に1対の永久磁石片21を簡単に取り外し可能に固定することが できる。特殊な構造のメガネフレームではなく、普通のメガネフレームのツル6 に、この永久磁石保持構造を適用できる。
【0045】 また、メガネフレーム1のツル6側の制約なしに永久磁石片21の大きさ、形 状、磁力線の強さなどを設定することができる。また、メガネフレーム1のツル 6における前後方向の取り付け位置も必要に応じて調節可能であるし、必要に応 じて1つのツル6の複数個所に1対の永久磁石片21を装着することも可能であ る。そして、メガネをかけた人のこめかみ付近の皮下に永久磁石片21から確実 に磁力線を作用させることができる。
【0046】 特に、この磁力発生器20によれば、1対の永久磁石片21の外側面と外周面 の全部を覆う非磁性材料製の磁石保護カバー23を設けたので、永久磁石片21 の劣化を抑えて寿命を延ばすことができ、しかも、顔面のこめかみに強い磁力線 を確実に作用させることができる。
【0047】 次に、前記別実施形態の永久磁石保持構造を部分的に変更した変更形態につい て説明する。尚、以下、永久磁石片は図面では磁石保護カバーにより覆われてい ないが、前記のように、1対の永久磁石片の外側面と外周面の全部を覆う非磁性 材料製の磁石保護カバーを設けてもよく、上記同様の作用・効果が得られる。尚 、前記別実施形態と同じものには同一符号を付して説明を省略する。
【0048】 1)図11の磁力発生器20Aでは、各永久磁石片21Aの係合部22Aは前記 係合部22よりも僅かに大きめに形成され、これら係合部22Aの内面には、弾 性変形可能な弾性体24が夫々設けられている。この弾性体24は、例えばシリ コーンゴムや合成樹脂の硬めの発泡体などで構成されている。係合部22Aの内 面に弾性体24を設けたので、メガネフレーム1のツル6の断面形状に応じて弾 性体24が弾性変形してツル6を挟持固定するから、種々のメガネフレーム1に も取り付けることができ、磁力発生器20Aの汎用性を確保できる。尚、弾性体 24は何れか一方の係合部22Aの内面に設けてもよい。
【0049】 2)図12の磁力発生器20Bは、磁性体からなる磁性体小片25と、前記永久 磁石片21Aと同様の永久磁石片26とを有する。永久磁石片26がメガネを装 着した顔面側に位置するようになっている。磁性体小片25と永久磁石片26に は、ツル6の一部を係合させる係合部25a,26aが夫々形成され、係合部2 5a,26aの内面には、弾性変形可能な弾性体27が夫々設けられている。尚 、弾性体27の構成については前記弾性体24と同様である。尚、磁性体小片2 5と永久磁石片26の何れか一方に係合部を設け、この係合部のみに弾性体27 を設ける場合もある。さらに、磁性体小片25と永久磁石片26の断面形状は左 右対称でなくてもよい。
【0050】 3)図13の磁力発生器20Cのように、ツル6を上下両側から挟んで固定する 状態に吸着する1対の永久磁石片30,31を設けてもよい。 4)図14の磁力発生器20Dのように、断面が「凹」の字の形状の永久磁石片 32と断面が矩形状の永久磁石片33を設けてもよい。
【0051】 5)図15の磁力発生器20Eのように、断面L字形状の1対の永久磁石片34 ,35を設けてもよい。 6)その他、本考案の趣旨を逸脱しない範囲で、以上説明した実施の形態に種々 の変更を付加した形態で実施することも可能である。
【0052】
【考案の効果】 請求項1の磁力発生器によれば、保持具の保持部に永久磁 石片を装着しておき、この保持具をその係合部を介してメガネフレームのツルに 着脱可能に装着できる。その結果、一般的な既存のメガネフレームのツルにこの 磁力発生器を簡単に着脱可能になること、構造が簡単で安価に製作できること、 メガネフレームのツル側の制約なしに保持具や永久磁石片の大きさ、形状、磁力 の強さなどを設定可能になること、メガネをかけた人のこめかみ付近に永久磁石 片から確実に磁力線を作用させることができること、などの効果が得られる。
【0053】 そして、特に、保持具に永久磁石片のツル側外側面と外周面の全部を覆う状態 で永久磁石片を保持する保持部を設けたので、永久磁石片の劣化を抑えて寿命を 延ばすことができ、磁力発生器の見栄えもよくなる。しかも、保持具を非磁性体 で構成したので、永久磁石片の強い磁力をこめかみに確実に作用させ、眼の疲労 軽減効果を確実に高めることができる。
【0054】 請求項2の磁力発生器によれば、永久磁石片はリング状の永久磁石片であり、 保持具の保持部にリング状の永久磁石片を圧入して固定する凹部を設けたので、 リング状の永久磁石片を、保持部の凹部に圧入して確実に固定保持することがで きる。その他請求項1と同様の効果を奏する。
【0055】 請求項3の磁力発生器によれば、保持具の係合部をツルに係合させた状態で、 保持具をツルに固定解除可能に固定する固定具を設けたので、保持具をツルに簡 単かつ確実に固定することができ、固定具による固定を解除した状態では、係合 部をツルに自由に係脱することができる。
【0056】 請求項4の磁力発生器によれば、保持具は、合成樹脂製の保持具本体と、この 保持具本体の表面にメッキした金属被膜とからなるので、永久磁石片の劣化をよ り確実に抑えることができ、また、保持具を金属色とすることができるため、見 栄えを良くすることもできる。
【0057】 請求項5の磁力発生器によれば、メガネを装着した顔面のこめかみに対応する 部位のメガネフレームのツルを挟んで固定する状態に吸着する1対の永久磁石片 を設け、この1対の永久磁石片のうち少なくとも一方の永久磁石片により顔面の こめかみに磁力線を作用させ得るように構成した。従って、工具などを用いるこ となく、既存のメガネフレームのツルに1対の永久磁石片を簡単にワンタッチ的 に且つ取り外し可能にかつ強固に固定することができる。強力な磁力線を発する 永久磁石片を用いる場合には、永久磁石保持構造を非常に小型の目立たないもの に構成することができる。その他、請求項1の効果と略同等の効果を奏する。
【0058】 請求項6の磁力発生器によれば、1対の永久磁石片の磁化の方向は、ツルの内 面とほぼ直交する方向であるので、メガネを着用した人のこめかみ付近に確実に 磁力線を作用させることができる。
【0059】 請求項7の磁力発生器によれば、1対の永久磁石片の外側面と外周面の全部を 覆う非磁性材料製の磁石保護カバーを設けたので、永久磁石片の劣化を抑えて寿 命を延ばすことができ、しかも、顔面のこめかみに強い磁力線を確実に作用させ ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施形態に係るメガネフレームとこの
メガネフレームに装着された磁力発生器の斜視図であ
る。
【図2】磁力発生器の保持具と永久磁石片とを分解した
状態の縦断面図である。
【図3】磁力発生器の内側からの側面図である。
【図4】磁力発生器の外側からの側面図である。
【図5】変更形態に係る磁力発生器の図2相当図であ
る。
【図6】別の変更形態に係る磁力発生器の図2相当図で
ある。
【図7】図6の磁力発生器の外側からの側面図である。
【図8】本考案の別施形態に係るメガネフレームとこの
メガネフレームに装着された磁力発生器の斜視図であ
る。
【図9】図8の磁力発生器の縦断面図である。
【図10】図8の磁力発生器の磁力線の方向を示す説明
図である。
【図11】変更形態に係る磁力発生器の図9相当図であ
る。
【図12】変更形態に係る永久磁石保持構造の図9相当
図である。
【図13】別の変更形態に係る永久磁石保持構造の図9
相当図である。
【図14】別の変更形態に係る永久磁石保持構造の図9
相当図である。
【図15】別の変更形態に係る永久磁石保持構造の図9
相当図である。
【符号の説明】
1 メガネフレーム 6 ツル 10,10A,10B,20,20A〜20E 磁力発
生器 11,11A,11B 保持具 11a 保持具本体 11b 金属被膜 12,21,21A,26,30〜35 永久磁石片 12a 外側面 12b 外周面 15,15A, 保持部 15a,15b 凹部 16,16A,16B 係合部 19,19A ビス 22 磁石保護カバー

Claims (7)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 メガネを装着した顔面のこめかみに対応
    する部位のメガネフレームのツルに装着される保持具
    と、この保持具に装着され顔面のこめかみに磁力線を作
    用させる為の永久磁石片とを備え、 前記保持具は非磁性材料で構成され、この保持具は永久
    磁石片を保持すると共に永久磁石片のツル側外側面と外
    周面の全部を覆う状態で永久磁石片を保持する保持部
    と、この保持部と一体的に形成されツルの一部に着脱可
    能に係合する係合部とを備えたことを特徴とするメガネ
    フレームに着脱可能な磁力発生器。
  2. 【請求項2】 前記永久磁石片はリング状の永久磁石片
    であり、前記保持部は、リング状の永久磁石片を圧入し
    て固定する凹部を備えたことを特徴とする請求項1に記
    載のメガネフレームに着脱可能な磁力発生器。
  3. 【請求項3】 前記係合部を前記ツルに係合させた状態
    で、保持具をツルに固定解除可能に固定する固定具を設
    けたことを特徴とする請求項1又は2に記載のメガネフ
    レームに着脱可能な磁力発生器。
  4. 【請求項4】 前記保持具は、合成樹脂製の保持具本体
    と、この保持具本体の表面にメッキした金属被膜とから
    なることを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載のメ
    ガネフレームに着脱可能な磁力発生器。
  5. 【請求項5】 メガネを装着した顔面のこめかみに対応
    する部位のメガネフレームのツルを挟んで固定する状態
    に吸着する1対の永久磁石片を設け、 この1対の永久磁石片のうち少なくとも一方の永久磁石
    片により顔面のこめかみに磁力線を作用させ得るように
    構成したことを特徴とするメガネフレームに着脱可能な
    磁力発生器。
  6. 【請求項6】 前記1対の永久磁石片の磁化の方向は、
    ツルの内面とほぼ直交する方向であることを特徴とする
    請求項5に記載のメガネフレームに着脱可能な磁力発生
    器。
  7. 【請求項7】 前記1対の永久磁石片の外側面と外周面
    の全部を覆う非磁性材料製の磁石保護カバーを設けたこ
    とを特徴とする請求項5又は6に記載のメガネフレーム
    に着脱可能な磁力発生器。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004279675A (ja) * 2003-03-14 2004-10-07 Kobayashi Gankyo Kogyosho:Kk メガネフレームのテンプルの構造

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