JP3070709U - 節電制御装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 コンピュータの無線式周辺設備用の節電制御
装置の提供。 【解決手段】 本考案の節電制御装置は、一つのＣＰＵ
と一組のパワーサプライとを少なくとも具え、信号受信
器の作業電源を提供するのに用いられ、受信器が各無線
式コンピュータ周辺設備の伝送する制御信号を受信し、
さらにデータを処理変換してコンピュータに送る。該パ
ワーサプライは一般の乾電池或いは充電電池を作業電源
とし、また該パワーサプライはさらに一組の太陽電池を
具え、使用者が暫時コンピュータを使用せず待機モード
に進入した時に、僅かにこの太陽電池により微量の電源
を提供して電池の使用時間を延長する。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は一種の節電制御装置に係り、特に、太陽電池でコンピュータの無線信 号受信器の待機モード電源を提供し、大幅に信号受信器の電池使用時間を延長す ることができる節電制御装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】

周知のコンピュータとその周辺設備の間には適宜の伝送インタフェースが設け られ、並びに信号ケーブルで相互に連接されることにより、信号変換動作とデー タ伝送が達成される。しかし、信号ケーブルが各周辺設備とコンピュータの間に 位置するために、各周辺設備が導線の影響を受けるのを防ぐことができず、例え ばマウスの運動範囲が制限されたり、タブレットやキーボードも導線の長さを越 える距離に設置できず、このため操作上の不便と問題が生じた。

【０００３】 新時代の無線式コンピュータ周辺設備はこのような問題に有効な解決策を提供 するものであり、これにより各種周辺設備が連接ケーブルの制限を受けることは なくなり、コンピュータに対しては、ただ一つのＵＳＢ無線信号受信器を増設し 、ケーブルでコンピュータのＵＳＢ通信インタフェースに連接するだけで、この コンピュータが各種無線式周辺設備、例えば、キーボード、マウス、ジョイステ ィック、タブレット、ゲームボード等の制御信号を受信できるようになり、各Ｕ ＳＢ周辺設備に無線方式でコンピュータを操作制御できるようにする目的が達成 される。

【０００４】 しかし、ＵＳＢ無線信号受信器にも一つの明らかな欠点があった。即ち、余分 の且つ独立した電源を必要とすることであり、例えばＤＣ電池で作業電源を提供 しなければならないことである。この無線信号受信器の消費電力はあまり多くは ないが、しかしＤＣ電池の電力量は有限であり、固定された使用寿命であるため 無線信号受信器をある期間使用すると電池交換が必要となる。特に、無線信号受 信器をしばらく使用しない時、即ち操作者がコンピュータを使用しない時にも、 依然として持続的に電池の電力が消耗される状況では、電池の使用寿命が短縮さ れ、エネルギーの浪費を形成した。

【０００５】

【考案が解決しようとする課題】

上述の問題を解決するため、本考案は節電制御装置を提供し、それをコンピュ ータのＵＳＢ無線信号受信器に応用して前述の電源問題を解決しようとする。

【０００６】 即ち、本考案の主要な目的は、一種の節電制御装置を提供することにあり、そ れは太陽電池で無線信号受信器が待機モードにある時の電源を供給する設計とさ れて、その構造は簡単で、且つ大幅に電池の使用時間を延長できる節電制御装置 であるものとする。

【０００７】

【課題を解決するための手段】

請求項１の考案は、コンピュータの無線信号受信器に取り付けられてこの無線 信号受信器の作業電源を提供して無線信号受信器に各無線式コンピュータ周辺設 備の伝送する制御信号を受信させさらにデータを処理変換してコンピュータに転 送させ、少なくとも、一つのＣＰＵと一組のパワーサプライで組成されて適当な 作業電源を提供して各種の周辺設備に無線方式でコンピュータを制御操作させる 節電制御装置において、 該パワーサプライが一つの充電及び電源コントローラ、一組の乾電池或いは一 組の二次電池を具え、このＤＣ直流電源が該充電及び電源コントローラによりＣ ＰＵと無線信号受信器の作業電源を提供し、該パワーサプライが別に一組の太陽 電池を具え、光源によりこの太陽電池が不断にエネルギーを有し、コンピュータ を暫時使用せず待機モードに進入する時、僅かにこの太陽電池がシステム覚醒機 能に必要な電源を提供し、再度無線信号受信器が再度信号を受信すると覚醒機能 が実行されて、さらに乾電池或いは二次電池がＣＰＵと無線信号受信器の作業電 源を提供することを特徴とする、節電制御装置としている。

【０００８】

【考案の実施の形態】

本考案の節電制御装置は、一つのＣＰＵと一組のパワーサプライとを少なくと も具え、信号受信器の作業電源を提供するのに用いられ、受信器が各無線式コン ピュータ周辺設備の伝送する制御信号を受信し、さらにデータを処理変換してコ ンピュータに送る。該パワーサプライは一般の乾電池或いは充電電池を作業電源 とし、また該パワーサプライはさらに一組の太陽電池を具え、使用者が暫時コン ピュータを使用せず待機モードに進入した時に、僅かにこの太陽電池により微量 の電源を提供して電池の使用時間を延長し、前述の課題を解決する。

【０００９】

【実施例】

図１に示されるように、本考案の節電制御装置は、コンピュータ１１の無線信 号受信器２０に取り付けられ、この無線信号受信器２０の作業電源を提供し、無 線信号受信器２０が各無線式コンピュータ周辺設備１０の伝送する制御信号を受 信してさらにデータを処理変換してコンピュータ１１に送ることができるように する。

【００１０】 上述の無線式コンピュータ周辺設備１０は一般に周知の各種ＵＳＢ周辺設備と され、キーボード、マウス、ジョイスイティック、タブレット、ゲームボード等 とされ、各該ＵＳＢ周辺設備は一つの伝送器（図示せず）に挿入され、さらにこ の伝送器を利用して各該周辺設備の制御信号が無線信号受信器２０に送られる。 図１中では、各周辺設備がいずれも統一されて無線式コンピュータ周辺設備１０ として表示されている。

【００１１】 上述の無線信号受信器２０は、一つの伝送ケーブル１２を利用してコンピュー タ１１に連接されている。この無線信号受信器２０に本考案の節電制御装置が組 み合わされて無線信号受信器２０の作業電源が提供される。使用者が暫時コンピ ュータを操作せず、コンピュータが待機モードに進入する時、本考案の節電制御 装置により電池の使用時間を延長し、節電の効果を達成することができる。

【００１２】 図２に示されるように、上述の節電制御装置は、少なくとも、一つのＣＰＵ２ １と、一組のパワーサプライ２２で組成され、適当な作業電源を提供し、無線信 号受信器２０が各無線式コンピュータ周辺設備１０の伝送する制御信号を受信で きるようにし、さらにそのデータをＣＰＵ１１へと送らせ、各種無線式コンピュ ータ周辺設備１０は無線方式によりコンピュータを制御できる。

【００１３】 また、図２に示されるように、パワーサプライ２２は、一つの充電及び電源コ ントローラ２３、一組の乾電池２４或いは一組の二次電池２５を具え、このＤＣ 直流電源が、該充電及び電源コントローラ２３を透過してＣＰＵ２１と無線信号 受信器２０の作業電源として提供される。また、該パワーサプライ２２は別に一 組の太陽電池２６を具え、光源によりこの太陽電池２６が不断のエネルギーを具 備する。

【００１４】 実際に本考案の装置を使用する時、その動作の特徴は以下のとおりである。 １．パワーサプライ２２の乾電池２４或いは二次電池２５が作業電源供給手段 とされる時、無線信号受信器２０が無線式コンピュータ周辺設備１０の伝送する 制御信号を受信する時、無線信号受信器２０が信号データをＣＰＵ２１に送る。 ２．ＣＰＵ２１が信号を変換処理し、並びにケーブル１２で信号をコンピュー タ１１に送る。 ３．この一つの無線信号受信器２０及び各該無線式コンピュータ周辺設備１０ は一種のＵＳＢ ＨＩＤ（Ｈｕｒｍａｎ Ｉｎｐｕｔ Ｄｅｖｅｃｅ）とされる ため、使用者がコンピュータを暫時使用しない時、即ち自動的に待機モード（Ｓ ｕｓｐｅｎｔ Ｍｏｄｅ）に進入して電池の電源を節約する時、僅かに該太陽電 池２６がシステムの覚醒機能（Ｒｅｍｏｔｅ Ｗａｋｅ Ｕｐ）に必要な電源を 提供する。 ４．待機モードに進入した後、もし使用者が再度無線式コンピュータ周辺設備 １０を操作して、信号が再度進入すると、覚醒機能（Ｒｅｍｏｔｅ Ｗａｋｅ Ｕｐ）が実行され、乾電池２４或いは二次電池２５がＣＰＵ２１と無線信号受信 器２０の作業電源を提供し、信号がコンピュータ１１に送られる。

【００１５】 ＵＳＢ ＨＩＤ周辺設備の覚醒機能（Ｒｅｍｏｔｅ Ｗａｋｅ Ｕｐ）に必要 な電源は極めて僅かであり、太陽電池２６の使用で十分に対応でき、ゆえに無線 信号受信器２０が待機状態の下で乾電池２４或いは二次電池２５のエネルギーを 使用せず、これらの電池の使用時間を延長し、節電の機能を達成することができ る。

【００１６】

【考案の効果】

このように、本考案は、太陽電池により無線信号受信器の待機及び覚醒機能に 必要な電源を提供する設計により、有効に無線信号受信器の電力消耗の問題を解 決しており、並びに本考案の構造は簡単で、光源に太陽電池を組み合わせて受信 器の待機及び覚醒機能に必要な電源を提供することにより、受信器が待機モード の時に電池の電力を消耗させず、大幅に電池の使用時間を延長し、使用寿命を増 進し、予期された機能を達成しており、改良性と進歩性を有している。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案を取り付けたコンピュータ無線信号受信
器とＵＳＢ周辺設備表示図である。

【図２】本考案の節電制御装置のシステム構造表示図で
ある。

【符号の説明】

１０ ＵＳＢ周辺設備 １１ コンピュータ １２ ケーブル ２０ 受信器 ２１ ＣＰＵ ２２ パワーサプライ ２３ 充電及び電源コントローラ ２４ 乾電池 ２５ 二次電池 ２６ 太陽電池

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 コンピュータの無線信号受信器に取り付
   けられてこの無線信号受信器の作業電源を提供して無線
   信号受信器に各無線式コンピュータ周辺設備の伝送する
   制御信号を受信させさらにデータを処理変換してコンピ
   ュータに転送させ、少なくとも、一つのＣＰＵと一組の
   パワーサプライで組成されて適当な作業電源を提供して
   各種の周辺設備に無線方式でコンピュータを制御操作さ
   せる節電制御装置において、 該パワーサプライが一つの充電及び電源コントローラ、
   一組の乾電池或いは一組の二次電池を具え、このＤＣ直
   流電源が該充電及び電源コントローラによりＣＰＵと無
   線信号受信器の作業電源を提供し、該パワーサプライが
   別に一組の太陽電池を具え、光源によりこの太陽電池が
   不断にエネルギーを有し、コンピュータを暫時使用せず
   待機モードに進入する時、僅かにこの太陽電池がシステ
   ム覚醒機能に必要な電源を提供し、再度無線信号受信器
   が再度信号を受信すると覚醒機能が実行されて、さらに
   乾電池或いは二次電池がＣＰＵと無線信号受信器の作業
   電源を提供することを特徴とする、節電制御装置。