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JP3069361B2 - マッサージ椅子 - Google Patents

マッサージ椅子

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Publication number
JP3069361B2
JP3069361B2 JP2043320A JP4332090A JP3069361B2 JP 3069361 B2 JP3069361 B2 JP 3069361B2 JP 2043320 A JP2043320 A JP 2043320A JP 4332090 A JP4332090 A JP 4332090A JP 3069361 B2 JP3069361 B2 JP 3069361B2
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JP
Japan
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backrest
angle
massage
seat
reclining
Prior art date
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Application number
JP2043320A
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English (en)
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JPH03244459A (ja
Inventor
彦芳 原
新平 大塚
幸三 河井
浩一 橋本
昌通 宮口
晃秀 須川
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Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
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Publication date
Application filed by Matsushita Electric Works Ltd filed Critical Matsushita Electric Works Ltd
Priority to JP2043320A priority Critical patent/JP3069361B2/ja
Publication of JPH03244459A publication Critical patent/JPH03244459A/ja
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Description

【発明の詳細な説明】
【産業上の利用分野】 本発明は背もたれにマッサージ機構が設けられたマッ
サージ椅子、殊に背もたれがリクライニング自在となっ
ているマッサージ椅子に関するものである。
【従来の技術】
リクライニング自在となっている背もたれにマッサー
ジ機構を配したマッサージ椅子は従来から提供されてい
るが、背もたれのリクライニングのための回動支点とな
る位置は、座部の後部で且つ背もたれの下部に固定であ
った。
【発明が解決しようとする課題】
しかし、座部に座るとともに背もたれにもたれる使用
者の腰位置は、座部の後部上方にあって回動支点となる
位置から離れているために、背もたれをリクライニング
させた場合、背もたれに配されたマッサージ機構におけ
る施療子の使用者背面に当接する位置がずれてしまうと
いう問題を有している。 本発明はこのような点に鑑み為されたものであり、そ
の目的とするところは背もたれをリクライニングさせた
時のマッサージ機構の施療子の当接位置のずれが少なく
て、リクライニングさせることによる人体の体重を有効
利用した効果の高いマッサージを確実に得ることができ
るマッサージ椅子を提供するにある。
【課題を解決するための手段】
しかして本発明は、マッサージ機構を備えてリクライ
ニング自在となっている背もたれと、この背もたれのリ
クライニングに連動して前記移動及び座面の角度変更を
行う座部とを具備しているマッサージ椅子であって、背
もたれは前後に可動となっている背もたれ用リンクによ
って支持されているとともに、この背もたれ用リンクに
よる支持点よりも下方側の部分が座部に連結されてお
り、座部は前後に可動となっている座部用リンクによっ
て支持されて前後位置及び座面の角度が可変とされ、さ
らに背もたれのリクライニングが上記両リンクの前方側
への回動でなされるようになっていることに特徴を有し
ている。 [作用] 本発明によれば、背もたれをリクライニングさせて倒
れ角度を大きくする時、座部が移動するものであり、リ
クライニングさせることによる施療子の当接位置のずれ
を座部の移動で吸収することができて実際のずれが少な
くなる上に、リクライニングに座面の角度変更も連動さ
せているために、リクライニング角度に応じた適切な座
面角度とすることができるものである。 [実施例] 以下本発明を図示の実施例に基づいて詳述すると、こ
のマッサージ椅子は、リクライニング角度が電動で調節
される背もたれ10内に施療子4を備えたマッサージ機構
3が配設されたものとなっている。 まず、椅子1について説明すると、この椅子1は、第
1図に示すように、背もたれ10,座部11,足載せ台12、ア
ームレスト13、そして底枠14とからなり、底枠14と座部
11とがリンク15,16で連結され、座部11に下端部が回動
自在に連結された背もたれ10と底枠14とがリンク17で連
結され、更に座部11と足載せ台12とが屈曲自在なリンク
18,19で連結されるとともに、リンク16と底枠14並びに
座部11とリンク19とが夫々電動式の伸縮ユニット2,2で
連結されたものとして構成されている。 更に詳しく説明すると、第2図に示すように、背もた
れ10はフレーム10aとこれの前面に取り付けられたクッ
ション部10b、そして背面カバー10cとによって形成さ
れ、座部11はフレーム11aとクッション部11bとによって
形成されている。そして底枠14は、前桟14aと中桟14bと
後桟14cとを備えていて、各桟14a,14b,14cには夫々軸受
板14eを介してU字形パイプとして形成されているリン
ク15,16,17が回動自在に取り付けられている。図中14d
はアームレスト13の取付片、15a,16a,17aは、位置決め
用のカラーである。 リンク15の他端は座部11のフレーム11aの両側中程に
回動自在に連結され、リンク16の他端はフレーム11aの
両側後端部に回動自在に連結されているとともに、リン
ク15,16が側面からみてほぼ平行となるようにされてい
ることから、底枠14とリンク15,16と座部11とが平行ク
ランク(平行リンク)状に連結されているものである。
ただし、リンク15,16の回動に伴い、第1図から明らか
なように、座部11の座面の角度が変化するようにしてあ
る。また、リンク17の他端は、下端が底部11のフレーム
11aの後端に回動自在に連結されている背もたれ10のフ
レーム10aの下部に回動自在に連結されている。 各一端が座部11のフレーム11aの桟11dに、他端が足載
せ台12に夫々回動自在に連結されている一対のリンク1
8,19は、共に途中に屈曲軸18a,19aを備えたもので、両
者は軸18bによって回動自在に連結されている。 そして、底枠14の後桟14c中央に設けられた連結座14f
に一端を軸ピン100と抜け止めピン101とによって回動自
在に連結された伸縮ユニット2は、その他端がリンク16
の桟16bに回動自在に連結されており、このために伸縮
ユニット2が縮んだ状態では第1図(a)に示すよう
に、座部11が底枠14の直上に位置するとともに、背もた
れ10が起き上がったところに位置し、伸縮ユニット2が
伸びれば第1図(b)に示すように、座部11が前方に移
動するとともに、背もたれ10が倒れた状態となる。 また、この時にはリンク17がリンク15,16と同様に前
方側へ回動することから、背もたれ10のリクライニング
のための支持軸も前方へ移動することになり、このため
に大きくリクライニングさせることができるようにして
も、背もたれ10の後方に必要なスペースはきわめて小さ
い。 また、座部11の横桟11cと、リンク19の屈曲軸19aのと
ころに設けられた桟19bとに両端を夫々回動自在に連結
させている伸縮ユニット2は、縮んだ時に第1図(a)
に示すように、座部11の前端から足載せ台12が垂れ下が
った状態とし、伸びた時には第1図(b)に示すよう
に、足載せ台12が座部11の前方でほぼ水平となるように
する。 ここにおける各伸縮ユニット2は、第3図に示すよう
に、正逆回転自在なモータ20の回転によって伸縮を行う
もので、モータ20で回転駆動されるねじ軸23とこれに螺
合する送りナット25を備えたものとして形成されてい
る。一端がベアリング291を介してギアボックス29に支
持されているねじ軸23は、モータ20の出力時に取り付け
られたウォームギア21と噛み合うウォームホイール22が
固着されている。また、上記送りナット25を一端に備え
るとともに他端に継手26を備えているパイプ28内には、
上記ねじ軸23の他端をベアリング250を介して支持する
スライダー25が軸方向摺動自在に収納されている。 ねじ軸23を回転させたならば、継手26を介して他の部
材に連結されることで軸まわりの回転が規制される送り
ナット25は、ねじ軸23に対して螺進退することで、継手
26とギアボックス29との間隔を変化させる。図中200は
ねじ軸23を覆うカバー、292,293は夫々スラスト力を受
けるためのベアリング、294はベアリング受けである。 そして、この伸縮ユニット2は、第4図に示すよう
に、ギアボックス29に継手27が固着され、またパイプ28
外周にストローク検知板201が、カバー200外周に取付板
203を介してフォトセンサー202が取り付けられている。
ストローク検知板201が備えている複数個のスリットを
フォトセンサー202が検知することによって、伸縮ユニ
ット2の伸縮状態を、つまりは背もたれ10のリクライニ
ング角度や足載せ台12の角度を検出することができるよ
うになっているわけである。 さて、マッサージのための一対の施療子4,4を備えた
マッサージ機構3は、第2図に示すように、両側面に椅
子1の背もたれ10のフレーム10a両側のレール部を転動
する複数個のころ54を備えているとともに、レール部に
付設されたラック10dを噛合するピニオン55を備えて、
ピニオン55の回転によってフレーム10aに沿った上下動
を自走で行うものであり、内部には第5図に示すよう
に、上記ピニオン55を駆動するモータ5と、このモータ
5によって夫々回転駆動される主軸50、ねじ軸56、クラ
ンク軸58、回転軸59等を備えている。尚、モータ5は電
圧の変化に追従して出力トルクを一定に保ったまま回転
速度が変化する正逆回転自在なものが使用されている。 上記主軸50には、キー51によって回転不能に且つ軸方
向にスライド自在に内輪52が取り付けられ、内輪52の外
周には外輪53が遊転自在に取り付けられ、更に外輪53の
外周部にアーム40の中程が固着されており、ローラ状に
形成されている施療子4はこのアーム40の一端に回転自
在に取り付けられている。また回転軸59にはレバー44の
中程が固着されており、レバー44の一端はリンク45とピ
ン46とを介してねじ軸56に螺合する送りナット57に連結
され、レバー44の他端には上記クランク軸58が取り付け
られている。そしてクランク軸58の偏心部には、自在継
手43を介してリンク42の一端が連結され、リンク42の他
端には自在継手41を介して上記アーム40の他端が連結さ
れている。尚、リンク42は各施療子4,4毎に設けられて
いる。 今、主軸50を回転させたならば、主軸50と一体に回転
する上記内輪52が、主軸50に対して偏心且つ傾斜してい
るために、この内輪52に遊転自在に装着されている外輪
53にアーム40を介して取り付けられた施療子4は、リン
ク42によってアーム40の動きに制限が加えられているこ
ともあって、主軸50の回転に伴ない、三次元的な軌跡を
描く運動、すなわち上下方向と主軸50と軸方向と主軸50
からの突出方向とに位置を変化させる運動を行う。第5
図中のAは側面から見た動きを示している。このような
動きを対称に行う一対の施療子4,4は、使用者の背面に
いわゆる「ねりもみ」のもみマッサージを与える。尚、
主軸50の回転方向によって、「もみ上げ」と「もみ下
げ」の異なったもみマッサージを得ることができる。 モータ5によって送りねじ56を回転させることで、リ
ンク45とレバー44とを介して回転軸59のまわりにクラン
ク軸58を回転させると、これに伴なってアーム40が内輪
52のまわりを回転し、第5図中にBで示す動きを施療子
4が行う。この時、施療子24は背もたれ10にもたれてい
る使用者の背面が位置することになる正面方向への突出
量を変化させることから、主軸50を回転させてマッサー
ジを得るにあたり、強いもみマッサージと、弱いもみマ
ッサージとを選択的に行なわせることができる。 そして、クランク軸58をその軸まわりに回転させた場
合、クランク軸58の偏心部の回転について動かされるリ
ンク42がアーム40を動かすものであり、この時のアーム
40の動きは止まっている内輪52のまわりを外輪53と共に
回動する動きとなることから、アーム40先端の施療子4
は、内輪52の位置にもよるが、正面から見て、ほぼ上下
方向の直線往復運動となり、たたきマッサージを行なう
ことになる。 モータ5によって前記ピニオン55を回転させた場合に
は、前述のように、ラック10dとピニオン55との噛み合
いにより、このマッサージ機構3は椅子の背もたれ10に
沿って上下に移動する。従って、施療子4の位置を上下
に変えることができる。またこの時には施療子4が人体
背面をさすりながら移動する背すじ伸ばしのためのロー
リングマッサージを得ることができ、更にクランク軸58
を同時に作動させたならば、たたき動作を伴っているた
たきローリングマッサージを得ることができる。 尚、モータ5と上記の各負荷との間には夫々ソレノイ
ドを使用したクラッチを設けることで、各負荷を動作さ
せるか否かを選択できるようになっている。また、この
マッサージ機構3は、一対の施療子4,4の間隔を変更す
るための機構が設けられており、更に背もたれ10に沿っ
た上下位置、ねじ軸56による強弱設定、両施療子4,4の
間隔(幅)、内輪52の偏心によるところの施療子4の人
体側への突出量を夫々検出する位置検出回路84等が設け
られており、これらの構造的な説明については省略す
る。 第6図及び第7図は、各種動作の指示を与えるための
操作器6を示している。操作器6は、本体60と、この本
体60に軸部62を係止させることによって回動自在に取り
付けられて本体6の一端側の表面を覆うカバー61とから
なるもので、本体60のカバー61によって覆われる部分の
表面には、上記の各種マッサージ動作を指示通りに行わ
せるマニュアル操作用のスイッチ群SW8〜SW14,SW20,SW
23、動作表示のための発光表示素子L1〜L8、カバー3の
開閉を検出する隠しスイッチSW3等が配設されており、
カバー61で覆われない部分の表面には、現在の動作情報
を表示する液晶型表示部64や、電源スイッチSW1、マッ
サージ機構3の動作を停止させる停止スイッチSW2,前記
足載せ台12内に設けられた振動マッサージ機のためのオ
ンオフスイッチSW15,前記伸縮ユニット2,2を作動させる
ことによって、背もたれ10のリクライニング角度や足載
せ台12の角度を調節するスイッチSW16〜SW19、使用者に
よって異なる座高に応じた補正を行うために肩位置を入
力するのに使用される位置合わせスイッチSW21が設けら
れている。 そしてカバー61側には、予め設定されているプログラ
ムに基づいてマッサージを行わせる時の施療コースの選
択スイッチSW5〜SW7と、各コースのマッサージを短縮し
て実行させるためのスイッチSW4が配設されている。
尚、これらスイッチSW4〜SW7は、カバー61側に設けられ
ているのは第6図(c)に示すように、釦65とアクチュ
エーター66だけであり、スイッチ本体67は本体60内の基
板63上に設けられている。また、これらスイッチSW4〜S
W7を操作した時、動作確認のための発光表示がなされる
のであるが、これらの発光表示も、カバー61に孔611,61
2,614,616,618を設けることで、本体60側に設けられた
発光表示素子L1〜L8のうちの、発光表示素子L1,L2,L4,L
6,L8を利用したものとなっている。 次に、第8図に示す制御記憶回路Cについて説明す
る。この制御記憶回路Cは、上記操作器6から与えられ
る指令に基づいて、前記モータ5やクラッチ、伸縮ユニ
ット2等を指示回路81と施療子駆動回路82とを通じて制
御することで、マッサージ動作を行わせるほか、背もた
れ10のリクライニング角度の変更を指示回路210や駆動
回路211等を通じて行わせるものであり、前記位置検出
回路84と施療子4の現在の強弱位置、幅位置、上下位置
並びに突出量のデータを納めるレジスタ85〜88とからな
る位置検出部83が接続されているとともに、リクライニ
ング用の伸縮ユニット2のフォトセンサー202であるリ
クライニング角度センサ90や、モータ20のための指示回
路210及び駆動回路211が接続されている。 そして、制御記憶回路Cは、操作器6のスイッチSW5
〜SW7に対応する上半身コースと首・肩コースと腰コー
スの各コースマッサージのための3種のテーブルT1,T2,
T3を備えているとともに、これらテーブル中の各ステッ
プに付されたアドレスを指し示すテーブルポインタPと
を備えている。 ここにおけるテーブルT1,T2,T3は、施療子4にどの種
類のマッサージ動作を行わせるかの動作モード(動作方
法)、その動作位置(動作範囲)、動作回数もしくは動
作時間といった施療動作に関するパラメーターと、背も
たれ10のリクライニング角度のパラメーターを多数のス
テップ毎に記憶保持しているので、たとえば上半身コー
スのためのテーブルT1には、表1のようなパラメーター
が格納されている。 尚、表1における施療子4の位置並びにリクライニン
グ角度に関するパラメーターは、位置検出回路83や角度
センサー90によって得られる情報に対応するようにして
ある。つまり、位置検出回路83においては、第8図に示
すように、施療子4の上下位置に関して上限1から下限
Yまでの複数段階で、幅位置に関して最内端1から最外
端Xまでの複数段階で、強弱に関して最弱1から最強Z
までの複数段階で検出するものとし、角度センサー90は
リクライニング角度を0〜3の4段階で検出するものと
している。 今、操作器6において電源スイッチSW1を入れて、上
半身コースを指定するスイッチSW5を操作したならば、
制御記憶回路CはテーブルポインタPをテーブルT1の先
頭アドレスにセットして、この先端アドレスのステップ
の各パラメーターを読み出してこれら情報を各レジスタ
91〜96にセットし、その位置情報と、位置検出部83から
得られる現在位置情報を、比較判別回路C1において比較
して、両者が一致するように指示回路81及び施療子駆動
回路82を通じて施療子4の位置を変更し、その後、テー
ブルT1に記された動作方法の動作を、同じくテーブルT1
に記載されている動作回路(動作時間)だけ施療子4に
実行させるものであり、また、この時、テーブルT1のリ
クライニング角度情報と、角度センサー90から得られる
現在の背もたれ10のリクライニング情報とを比較判別回
路C2において比較して、両者が一致するように指示回路
210及び駆動回路211を通じてリクライニング用の伸縮ユ
ニット2のモータ20を制御する。施療子4の位置セット
とリクライニング角度のセットとにずれがある場合に
は、施療子4の位置セットが完了した時点でマッサージ
動作に移るようにしている。 そして、指定の回数のマッサージが終了したならば、
制御記憶回路CはテーブルポインタPを次のステップの
アドレスに移し、このステップの各パラメーターを読み
出して、次のマッサージに移る。第9図にこの動作のフ
ローチャートを示す。こうして最終ステップに至れば、
施療子4を所定の収納位置に移す収納動作を行うととも
に、リクライニング角度を最小に、つまり背もたれ10が
最も起きた状態とし、使用者が椅子1から立ち上がるこ
とが容易となるようにする。 施療方法及び施療位置に応じてリクライニング角度が
自動設定されるものであり、また、表1にも示している
ように、首位置(上下位置が1)の時にはリクライニン
グ角度を小さく、肩位置(上下位置が2)の時には背も
たれ10を少しだけ倒し、背は痛みを強く感じる部位であ
るので、背もたれ10を起こした状態で、そして腰(Y)
位置でのマッサージを行う場合には、リクライニング角
度をもっとも大きくして、身体がずれないようにすると
ともに体重を施療子4にかけることができるようにし
て、身体の浮き上がりが最も問題となる腰に対するマッ
サージを効果的に行えるようにしている。 そして、このように背もたれ10がリクライニングする
時、座部11は背もたれ10の後方への倒れ角度が大きくな
るにつれて前方側へと移動するものであり、また、背も
たれ10の倒れ角度が小さい時には図1(a)に示すよう
に座部11の座面が後ろ下がりの傾斜状態であるのに対し
て、背もたれ10の倒れ角度を大きくしてほぼ水平な状態
とすれば、座部11の座面もほぼ水平状態となる。このた
めに背もたれ10のリクライニング角度のみが変化する場
合に比して、施療子4の使用者の背面への当接位置のず
れが小さく抑えられ、体重を有効利用した効果的なマッ
サージを施療子4の位置ずれを招くことなく確実に得ら
れるものである。また背もたれ10の下端部が前方へと引
っ張られるようになっているために、椅子1の後方スペ
ースが小さくとも、背もたれ10を深く倒すことができる
ようになっている。 尚、各ステップ毎にリクライニング角度を変えるよう
にしているが、この時、ステップを経るに従ってリクラ
イニング角度が徐々に大きくなるように、そして施療終
了と共に背もたれ10が直立状態に近い角度に起き上がる
ようにしてもよい。 このほか、たとえば上半身コースのマッサージについ
ては全体をリクライニング角度が小さい状態で行い、首
・肩に対するマッサージを重点的に行う首・肩コースの
マッサージについてはリクライニング角度をやや大きく
した状態で行い、そして腰に対するマッサージを重点的
に行う腰コースのマッサージについてはリクライニング
角度を最も大きくした状態で行うというようにしてもよ
い。これは、各テーブルうT1,T2,T3中のリクライニング
角度のパラメーターを所要の値にすることで行うことが
できる。もっとも、この場合においても、各テーブル
T1,T2,T3の最終ステップでは、リクライニング角度が小
さくなるようにしておくとよい。マッサージ終了後に椅
子1から立ち上がりやすく、また次に座る時に座りやす
いからである。所定の周期で背もたれ10がゆり動くよう
にリクライニング角度を連続的に変化させた後、リクラ
イニング角度を小さくしてもよい。 この立ち上がりやすく且つ座りやすいという点からす
れば、第11図に示すように椅子1のリンク16から突き上
げ片16cを突設して、背もたれ10を起こした時、突き上
げ片16cが座部11におけるクッション11bの後部を突き上
げてクッション11bが前部を支点として浮き上がるよう
にしてもよい。 また、設定されたリクライニング角度が使用者の好み
に合わない場合も考えられることから、リクライニング
角度の手動設定のためのスイッチSW16,SW17が操作され
たならば、この手動設定に基づくリクライニング角度に
するとともに、以後、テーブルT1,T2,T3中のリクライニ
ング角度のパラメーターは無視されるようにしておくと
よい。 第5図に示すように、施療子4が先端に装着されたア
ーム40に歪センサー49を取り付けてこの歪センサー49か
ら得られる負荷情報と、スイッチSW13,SW14とで設定さ
れる強弱設定値とを比較することができるようにして、
負荷の値が強弱設定値より小さい時にはリクライニング
角度を大きく、負荷の値が強弱設定値より大きい時には
リクライニング角度を小さくするようにすることもでき
る。ただし、この場合においても、スイッチSW16,SW17
によってリクライニング角度が手動設定されたならば、
負荷の値に応じたリクライニング角度設定は以後キャン
セルされるようにしておくことが望ましい。 操作器6のカバー61を開いてマニュアル動作で指示を
与える場合にも、各施療方法もしくは施療位置のいずれ
かの指定に応じて、あるいはこの両者の組み合わせに応
じてリクライニング角度を自動セットするようにしても
よい。たとえば、肩位置での「もみ」マッサージについ
ては、背もたれ10を倒す角度をやや大きく、腰位置での
「もみ」マッサージについては背もたれ10を倒す角度を
大きくするのである。そして、このリクライニング角度
の連動は、スイッチSW16,SW17によるリクライニング角
度の手動設定がなされた時点からキャンセルされるよう
にしておき、収納時のみ背もたれ10が完全に起きるよう
にしておくことが望ましい。 施療方法に応じてリクライニング角度を自動設定する
場合には、「たたきローリング」、「たたき」、「も
み」、「ローリング」の各マッサージの順にリクライニ
ング角度が漸次大きくなるようにしておき、そして「た
たき」と「もみ」のマッサージに関しては、「肩」位置
の時に−5゜,背中位置の時に±0゜、腰位置の時に+
10゜の補正がなされるようにするとよい。 また、伸縮ユニット2の駆動に際しては、常に背もた
れ10を倒す動作が、背もたれ10を起こす動作よるもゆっ
くりとなされるように、伸縮ユニット2のモータ20の電
圧制御を制御記憶回路Cが行うようにしてある。 ここでは背もたれ10のリクライニング角度が連動調整
される場合について説明したが、足載せ台12の角度も電
動で調整することができるようになっていることから、
足載せ台12の角度パラメーターもテーブルT1,T2,T3中に
入れておくとともに、第10図に示すように、足載せ台の
角度パラメーターをセットするためのレジスタ97と、足
載せ台12用伸縮ユニット2のフォトセンサー202である
足載せ台取出しストロークセンサー214から得られる情
報との比較用の比較判別回路C3、上記伸縮ユニット2の
モータ20のための指示回路212及び駆動回路213を設け
て、足載せ台12の角度もリクライニング角度と同様に自
動調整されるようにしてもよい。この場合、第9図にお
けるリクライニング角度に関する判断と処理の際に、足
載せ台12の角度に関する判断と処理も同時に行うように
する。 この場合、マッサージの終了時の施療子4の収納がな
される時点で、足載せ台12が座部11の下方に畳まれるよ
うにするとともに、スイッチSW18,SW19で足載せ台12の
角度が手動設定された時には、以後、足載せ台12の角度
の自動調整がキャンセルされるようにしておくとよい。 マッサージの最後にリクライニング角度を最小にする
とともに、足載せ台12を座部11の下方に畳む動作は、ス
イッチSW1の操作で停止させる場合においてもなされる
ようにしておく。 更に、このように椅子1の背もたれ10や足載せ台12を
電動で動かせるようにした場合には、第1図及び第2図
に示すように、超音波等による距離センサー110,120を
設けて、背もたれ10を倒す時や足載せ台12を畳み込む時
にこれら距離センサー110,120が3〜5cmの距離のところ
に物体を検出すると、各伸縮ユニット2が停止するよう
にしておくことが望ましい。
【発明の効果】
以上のように本発明においては、背もたれのリクライ
ニングと連動して前後移動及び座面の角度変更を行う座
部を具備していることから、背もたれをリクライニング
させることによって生じてしまう施療子の当接位置のず
れを座部の移動で吸収することができるものであり、背
もたれをリクライニングさせた場合の体重を有効利用し
た効果的なマッサージを施療子の位置ずれの少ない状態
で確実に得ることができるほか、背もたれのリクライニ
ングに連動して座面の角度も変更することから、背もた
れを起こしている時には座面を傾斜させて施療子に体重
をかかりやすくしたり、背もたれを倒している時には座
面をほぼ水平状態として身体をストレッチさせたりとい
った施療効果の向上を得ることができるものであり、し
かも背もたれは前後に可動となっている背もたれ用リン
クによって支持されているとともに、この背もたれ用リ
ンクによる支持点よりも下方側の部分が座部に連結され
ており、座部は前後に可動となっている座部用リンクに
よって支持されて前後位置及び座部の角度が可変とさ
れ、さらに背もたれのリクライニングが上記両リンクの
前方側への回動でなされるようになっていることから、
背もたれをリクライニングさせれば座部が連動して前方
へと移動すると同時に座面の角度が変化するものであ
り、しかも背もたれをリクライニングさせる時、背もた
れそのものも前方へ移動することから、背の高い背もた
れでも後方スペースを殆ど必要とすることなくリクライ
ニングさせることができ、そして構造的には背もたれ用
リンクと座部用リンクとを設けて、背もたれと座部とを
連結するだけの簡単なものであるにもかかわらず、上述
のこのような背もたれのリクライニングと前後移動及び
座部の座部の前後移動と角度変更とを同時に得ることが
できるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図(a)(b)は本発明一実施例の側面図、第2図
(a)(b)は同上の椅子の分解斜視図と足載せ台の斜
視図、第3図(a)(b)は同上の伸縮ユニットの縦断
面図と横断面図、第4図(a)(b)は同上の伸縮ユニ
ットの平面図と側面図、第5図は同上のマッサージ機構
の破断側面図、第6図(a)(b)(c)は同上の操作
器のカバーを閉じた状態の斜視図とカバーを開いた状態
の斜視図と断面図、第7図(a)(b)は同上の操作器
のカバーを閉じた時の正面図とカバーを開いた時の正面
図、第8図は同上のブロック回路図、第9図は同上の動
作のフローチャート、第10図は他の実施例のブロック回
路図、第11図は別の実施例の椅子の側面図であって、1
は椅子、10は背もたれ、11は座部を示す。
フロントページの続き (72)発明者 橋本 浩一 大阪府門真市大字門真1048番地 松下電 工株式会社内 (72)発明者 宮口 昌通 大阪府門真市大字門真1048番地 松下電 工株式会社内 (72)発明者 須川 晃秀 大阪府門真市大字門真1048番地 松下電 工株式会社内 (56)参考文献 特開 昭57−142212(JP,A) 実開 昭59−150431(JP,U) 実公 昭63−28030(JP,Y2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A61H 7/00 A61H 15/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】マッサージ機構を備えてリクライニング自
    在となっている背もたれと、この背もたれのリクライニ
    ングに連動して前記移動及び座面の角度変更を行う座部
    とを具備しているマッサージ椅子であって、背もたれは
    前後に可動となっている背もたれ用リンクによって支持
    されているとともに、この背もたれ用リンクによる支持
    点よりも下方側の部分が座部に連結されており、座部は
    前後に可動となっている座部用リンクによって支持され
    て前後位置及び座面の角度が可変とされ、さらに背もた
    れのリクライニングが上記両リンクの前方側への回動で
    なされるようになっていることを特徴とするマッサージ
    椅子。
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