JP3068677B2 - 深絞り性、耐時効性の良好なほうろう用鋼板およびその製造方法 - Google Patents
深絞り性、耐時効性の良好なほうろう用鋼板およびその製造方法Info
- Publication number
- JP3068677B2 JP3068677B2 JP3223444A JP22344491A JP3068677B2 JP 3068677 B2 JP3068677 B2 JP 3068677B2 JP 3223444 A JP3223444 A JP 3223444A JP 22344491 A JP22344491 A JP 22344491A JP 3068677 B2 JP3068677 B2 JP 3068677B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- steel sheet
- enamel
- less
- deep drawability
- steel
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Heat Treatment Of Steel (AREA)
- Heat Treatment Of Sheet Steel (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、深絞り等のプレス成形
性が良好で、かつ、耐つまとび性、ほうろう密着性、耐
泡・黒点欠陥性等のほうろう特性にも優れたほうろう用
鋼板およびその製造方法に関するものである。
性が良好で、かつ、耐つまとび性、ほうろう密着性、耐
泡・黒点欠陥性等のほうろう特性にも優れたほうろう用
鋼板およびその製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ほうろう用鋼板は、流し台、浴槽などの
成形に代表されるように、厳しいプレス加工が施される
ため、かなりの深絞り性が要求される。その上、ほうろ
う密着性(特に直接一回かけほうろう時の密着性)、焼
成歪み特性、耐つまとび性および耐泡・黒点欠陥性等の
ほうろう特性を満足しなければならない。従来から、プ
レス加工性の良好なほうろう用鋼板として、脱炭キャッ
プド鋼が主に用いられてきたが、現在では、連続鋳造に
よるTi添加鋼が主流となっている。Ti添加鋼に関
し、C含有率を0.005重量%(以下単に%と略す)
以下にした場合に優れたプレス加工性が得られること
は、特公昭42−12348号公報、特公昭44−18
066号公報などに開示され、また、このようなTi添
加鋼は、優れた耐つまとび性を兼ね備えており、特公昭
45−40655号公報、特開昭53−131919号
公報、特開昭56−9357号公報などに開示されてい
る。
成形に代表されるように、厳しいプレス加工が施される
ため、かなりの深絞り性が要求される。その上、ほうろ
う密着性(特に直接一回かけほうろう時の密着性)、焼
成歪み特性、耐つまとび性および耐泡・黒点欠陥性等の
ほうろう特性を満足しなければならない。従来から、プ
レス加工性の良好なほうろう用鋼板として、脱炭キャッ
プド鋼が主に用いられてきたが、現在では、連続鋳造に
よるTi添加鋼が主流となっている。Ti添加鋼に関
し、C含有率を0.005重量%(以下単に%と略す)
以下にした場合に優れたプレス加工性が得られること
は、特公昭42−12348号公報、特公昭44−18
066号公報などに開示され、また、このようなTi添
加鋼は、優れた耐つまとび性を兼ね備えており、特公昭
45−40655号公報、特開昭53−131919号
公報、特開昭56−9357号公報などに開示されてい
る。
【0003】Ti添加鋼は、Tiが炭化物、窒化物およ
び硫化物を形成する元素であることを利用して、これら
の析出物がつまとびの原因となる鋼中の水素をトラップ
し、耐つまとび性の向上に役立てようとするものであ
る。ところが、Ti添加鋼では、溶接性不良が原因とな
る欠陥を生ずること等が特開昭61−276958号公
報に開示されている。また特開昭60−110845号
公報では、さらに、ほうろう密着性、耐泡・黒点欠陥性
の点で従来から用いられている脱炭キヤップド鋼に比較
して劣っていること等が指摘されている。溶接性不良に
ついては、前記特開昭61−276958号公報に、S
e、Teを微量添加することによって溶接部のブロ−ホ
−ル欠陥、ひけを抑制することで溶接性の不具合によっ
て発生する泡欠陥および筋状の欠陥の改善を図ることが
開示されている。しかしながら、Ti添加鋼は溶接部以
外での泡・黒点欠陥が発生し易いという欠点があった。
び硫化物を形成する元素であることを利用して、これら
の析出物がつまとびの原因となる鋼中の水素をトラップ
し、耐つまとび性の向上に役立てようとするものであ
る。ところが、Ti添加鋼では、溶接性不良が原因とな
る欠陥を生ずること等が特開昭61−276958号公
報に開示されている。また特開昭60−110845号
公報では、さらに、ほうろう密着性、耐泡・黒点欠陥性
の点で従来から用いられている脱炭キヤップド鋼に比較
して劣っていること等が指摘されている。溶接性不良に
ついては、前記特開昭61−276958号公報に、S
e、Teを微量添加することによって溶接部のブロ−ホ
−ル欠陥、ひけを抑制することで溶接性の不具合によっ
て発生する泡欠陥および筋状の欠陥の改善を図ることが
開示されている。しかしながら、Ti添加鋼は溶接部以
外での泡・黒点欠陥が発生し易いという欠点があった。
【0004】また、Ti添加鋼の他に、ほうろう用鋼板
として広く知られているものにB添加鋼があり、特公昭
54−3446号公報、特公昭54−39808号公報
に開示されている。前記の各公報に開示された鋼板は、
Bを添加することによって形成されるBN等の析出物を
利用して耐つまとび性を改善しようとするものであり、
また溶接性については特に問題はなかった。しかし、こ
れらはいずれも焼鈍方法として箱焼鈍方法が用いられ、
得られる鋼板は機械的性質、特に深絞り性を示すr値
(ランクフォ−ド値)は著しく悪いため、厳しいプレス
成形が要求されるような用途には不向きであった。
として広く知られているものにB添加鋼があり、特公昭
54−3446号公報、特公昭54−39808号公報
に開示されている。前記の各公報に開示された鋼板は、
Bを添加することによって形成されるBN等の析出物を
利用して耐つまとび性を改善しようとするものであり、
また溶接性については特に問題はなかった。しかし、こ
れらはいずれも焼鈍方法として箱焼鈍方法が用いられ、
得られる鋼板は機械的性質、特に深絞り性を示すr値
(ランクフォ−ド値)は著しく悪いため、厳しいプレス
成形が要求されるような用途には不向きであった。
【0005】一方、B添加鋼のr値を改善する製造法を
開示するものとして特公昭63−54049号公報があ
る。この方法は、焼鈍の際、加熱速度を150℃/h
r.以下の特定範囲に規制するものである。このような
加熱速度は明らかに箱焼鈍を意味している。この工程は
あまりにも製造日数がかかる上、製造コストもかさみ、
またコイル内の長手方向、幅方向に温度むらを生じやす
い。特に焼鈍中の温度むらは、つまとび欠陥防止に効果
のある析出物の析出形態、またほうろう密着性を左右す
る表面偏析に大きく影響する他、コイル内の材質並びに
ほうろう特性に悪影響を与え、ほうろうメ−カ−で密着
性不良、つまとび欠陥が発生しやすくなるなどの欠点を
伴う。
開示するものとして特公昭63−54049号公報があ
る。この方法は、焼鈍の際、加熱速度を150℃/h
r.以下の特定範囲に規制するものである。このような
加熱速度は明らかに箱焼鈍を意味している。この工程は
あまりにも製造日数がかかる上、製造コストもかさみ、
またコイル内の長手方向、幅方向に温度むらを生じやす
い。特に焼鈍中の温度むらは、つまとび欠陥防止に効果
のある析出物の析出形態、またほうろう密着性を左右す
る表面偏析に大きく影響する他、コイル内の材質並びに
ほうろう特性に悪影響を与え、ほうろうメ−カ−で密着
性不良、つまとび欠陥が発生しやすくなるなどの欠点を
伴う。
【0006】そこで本発明者等は鋭意研究を重ねた結
果、耐つまとび性、プレス成形性に優れたほうろう用鋼
板およびその製造方法についてNb、Tiを添加した高
B、N、O(酸素)のほうろう用鋼板を特開平3−10
048号公報で開示した。しかしながら、該公報の技術
によれば、プレス成形性、とくに深絞り性の良好な鋼板
を得られるが、製造条件を厳密にしなければ、焼鈍中に
NbCが再溶解し、固溶炭素量が増大して耐時効性が悪
くなり、結果的にはEl(伸び)が時効劣化し、プレス
成形性を損ねるという潜在的な問題点をもっていた。
果、耐つまとび性、プレス成形性に優れたほうろう用鋼
板およびその製造方法についてNb、Tiを添加した高
B、N、O(酸素)のほうろう用鋼板を特開平3−10
048号公報で開示した。しかしながら、該公報の技術
によれば、プレス成形性、とくに深絞り性の良好な鋼板
を得られるが、製造条件を厳密にしなければ、焼鈍中に
NbCが再溶解し、固溶炭素量が増大して耐時効性が悪
くなり、結果的にはEl(伸び)が時効劣化し、プレス
成形性を損ねるという潜在的な問題点をもっていた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、深絞り性、
耐つまとび性が良好で、かつ、耐時効性の良好なほうろ
う用鋼板およびその製造方法を開示するものであり、ま
た、さらに従来の鋼板よりも密着性等のほうろう特性の
良好な鋼板を、その有利な製造法とともに提案すること
を課題とするものである。
耐つまとび性が良好で、かつ、耐時効性の良好なほうろ
う用鋼板およびその製造方法を開示するものであり、ま
た、さらに従来の鋼板よりも密着性等のほうろう特性の
良好な鋼板を、その有利な製造法とともに提案すること
を課題とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、 重量組成で、C :0.005%以下、Mn:0.5
%以下、P :0.020%以下、Al:0.010%
以下、N :0.005〜0.020%、O :0.0
08〜0.030%、B :0.007〜0.020
%、Cu:0.010〜0.100%、Nb:0.05
0%以下で、かつ、Nb/Cが5.0以上で、さらに
V、Zrの内の一方または両方を合計で0.001〜
0.100%含み、残部がFeおよび不可避的不純物と
からなる深絞り性、耐時効性の良好なほうろう用鋼板で
あり、また 重量組成で、0.0001〜0.050%のSeを、
残部のFeの同量と置換してなる前項記載の深絞り
性、耐時効性の良好なほうろう用鋼板であり、また 前項または前項記載の組成からなる鋼スラブを素
材として熱間圧延を行い、得られた熱延板に圧下率70
%以上の冷間圧延を施した後、加熱温度が800℃以
上、AC3変態点以下の連続焼鈍を行うことを特徴とする
深絞り性、耐時効性の良好なほうろう用鋼板の製造方法
である。
%以下、P :0.020%以下、Al:0.010%
以下、N :0.005〜0.020%、O :0.0
08〜0.030%、B :0.007〜0.020
%、Cu:0.010〜0.100%、Nb:0.05
0%以下で、かつ、Nb/Cが5.0以上で、さらに
V、Zrの内の一方または両方を合計で0.001〜
0.100%含み、残部がFeおよび不可避的不純物と
からなる深絞り性、耐時効性の良好なほうろう用鋼板で
あり、また 重量組成で、0.0001〜0.050%のSeを、
残部のFeの同量と置換してなる前項記載の深絞り
性、耐時効性の良好なほうろう用鋼板であり、また 前項または前項記載の組成からなる鋼スラブを素
材として熱間圧延を行い、得られた熱延板に圧下率70
%以上の冷間圧延を施した後、加熱温度が800℃以
上、AC3変態点以下の連続焼鈍を行うことを特徴とする
深絞り性、耐時効性の良好なほうろう用鋼板の製造方法
である。
【0009】
【作用】本発明は、ほうろう用鋼板の鋼板組成をある特
定範囲に限定したものであり、また、特定条件の連続焼
鈍処理を実施することによって、良好な表面特性、密着
性、プレス成形性ならびに耐時効性を付与するほうろう
用鋼板か得られる製造方法である。さらに詳細に述べる
と、固溶CをNb添加によってNbCの析出物にすると
ともに、焼鈍処理中に再固溶してもV、Zrの一方また
は両方の添加によって、その絶対量を抑制し、ほうろう
用鋼板の機械的特性およびほうろう特性を改善するよう
にしたものてある。以下、本発明にかかるほうろう用鋼
板の各成分の限定理由およびその作用について詳細に述
べる。
定範囲に限定したものであり、また、特定条件の連続焼
鈍処理を実施することによって、良好な表面特性、密着
性、プレス成形性ならびに耐時効性を付与するほうろう
用鋼板か得られる製造方法である。さらに詳細に述べる
と、固溶CをNb添加によってNbCの析出物にすると
ともに、焼鈍処理中に再固溶してもV、Zrの一方また
は両方の添加によって、その絶対量を抑制し、ほうろう
用鋼板の機械的特性およびほうろう特性を改善するよう
にしたものてある。以下、本発明にかかるほうろう用鋼
板の各成分の限定理由およびその作用について詳細に述
べる。
【0010】C:Cは浸入型固溶元素であり、0.00
50%を超える含有量では、NbCの析出物が微細で、
かつ、多量に析出して材質の劣化を招くので、たとえN
bを含有している場合でも好ましくない。したがってC
の含有量は0.005%以下に限定した。 Mn:Mnは、熱間圧延時の割れの原因になるSをMn
Sとして固定するとともに、ほうろう前処理工程の酸洗
時に、ほうろう密着性を良好ならしめる鋼板表面の凹凸
を形成させるのに有効な成分である。ただし、この効果
を発揮するには、少なくとも0.05%以上の含有が望
ましい。一方0.50%を超えると材質を硬化させ、延
性、プレス成形性を劣化させる。したがってMnの含有
量は0.50%以下に限定した。
50%を超える含有量では、NbCの析出物が微細で、
かつ、多量に析出して材質の劣化を招くので、たとえN
bを含有している場合でも好ましくない。したがってC
の含有量は0.005%以下に限定した。 Mn:Mnは、熱間圧延時の割れの原因になるSをMn
Sとして固定するとともに、ほうろう前処理工程の酸洗
時に、ほうろう密着性を良好ならしめる鋼板表面の凹凸
を形成させるのに有効な成分である。ただし、この効果
を発揮するには、少なくとも0.05%以上の含有が望
ましい。一方0.50%を超えると材質を硬化させ、延
性、プレス成形性を劣化させる。したがってMnの含有
量は0.50%以下に限定した。
【0011】B:Bは、本発明では耐つまとび性を改善
する目的で添加する元素であるが、0.007%に満た
ない含有量では、BN、またはB2 O3 等のつまとび欠
陥を防止するための析出物が減少し、つまとび欠陥が発
生しやすくなるので、その下限値を0.007%とし
た。一方0.020%を超えると、固溶Bの影響で材質
劣化が著しくなるので上限値を0.020%とした。 Cu:Cuは、ほうろう前処理の酸洗時の酸洗速度を制
御するのに有効な成分であり、特に本発明のようなB添
加鋼は、従来の脱炭キャップド鋼に比較して、その酸洗
速度は2〜3倍も速いのでCuの含有は重要である。そ
して、その効果を引き出すには少なくとも0.010%
以上の含有が必要である。しかし、本発明の成分系で
は、Cuの含有が0.100%をこえると酸洗速度が遅
くなり過ぎて、短時間酸洗側でのほうろう密着性を低下
させてしまうので、本発明では0.010〜0.100
%の範囲に限定した。
する目的で添加する元素であるが、0.007%に満た
ない含有量では、BN、またはB2 O3 等のつまとび欠
陥を防止するための析出物が減少し、つまとび欠陥が発
生しやすくなるので、その下限値を0.007%とし
た。一方0.020%を超えると、固溶Bの影響で材質
劣化が著しくなるので上限値を0.020%とした。 Cu:Cuは、ほうろう前処理の酸洗時の酸洗速度を制
御するのに有効な成分であり、特に本発明のようなB添
加鋼は、従来の脱炭キャップド鋼に比較して、その酸洗
速度は2〜3倍も速いのでCuの含有は重要である。そ
して、その効果を引き出すには少なくとも0.010%
以上の含有が必要である。しかし、本発明の成分系で
は、Cuの含有が0.100%をこえると酸洗速度が遅
くなり過ぎて、短時間酸洗側でのほうろう密着性を低下
させてしまうので、本発明では0.010〜0.100
%の範囲に限定した。
【0012】Al:Alは、通常製鋼段階において脱酸
剤として用いられ、本発明ではAlはO(酸素)含有量
を制御することから有効な成分である。しかし、0.0
10%を超える含有はつまとび欠陥を防止する有効な酸
化物を減少させるので、本発明のAl含有量はその上限
値を0.010%とした。 O:OはB、Nとともに耐つまとび性を改善するのに有
効な元素であり、その効果を引き出すには少なくとも
0.008%の含有が必要である。一方、0.030%
を超えると、連続鋳造時にブロ−ホ−ルを作りやすくな
り、これが表面欠陥の原因にもなる。したがって、Oの
含有量は0.008〜0.030%の範囲に限定した。
剤として用いられ、本発明ではAlはO(酸素)含有量
を制御することから有効な成分である。しかし、0.0
10%を超える含有はつまとび欠陥を防止する有効な酸
化物を減少させるので、本発明のAl含有量はその上限
値を0.010%とした。 O:OはB、Nとともに耐つまとび性を改善するのに有
効な元素であり、その効果を引き出すには少なくとも
0.008%の含有が必要である。一方、0.030%
を超えると、連続鋳造時にブロ−ホ−ルを作りやすくな
り、これが表面欠陥の原因にもなる。したがって、Oの
含有量は0.008〜0.030%の範囲に限定した。
【0013】N:Nは、通常Cと同様に鋼中に固溶し材
質を劣化させる成分であるが、本発明はB添加鋼であ
り、NはBNの析出物を形成して固定するので、材質面
では特に問題とはならない。また前記析出物はつまとび
欠陥の原因となる水素のトラップサイトを形成するので
望ましい成分である。このつまとび欠陥を完全に防止す
るには0.005%以上の含有が必要である。一方、
0.020%以上の含有はB含有量を増大しなければな
らなくなり、また材質劣化の危険性が大きくなる。した
がって本発明ではN含有量を0.005〜0.020%
の範囲に限定した。
質を劣化させる成分であるが、本発明はB添加鋼であ
り、NはBNの析出物を形成して固定するので、材質面
では特に問題とはならない。また前記析出物はつまとび
欠陥の原因となる水素のトラップサイトを形成するので
望ましい成分である。このつまとび欠陥を完全に防止す
るには0.005%以上の含有が必要である。一方、
0.020%以上の含有はB含有量を増大しなければな
らなくなり、また材質劣化の危険性が大きくなる。した
がって本発明ではN含有量を0.005〜0.020%
の範囲に限定した。
【0014】P:P含有量が0.020%を超えると材
質を硬化させプレス成形性を劣化させる他、ほうろう前
処理時の酸洗速度を速め、泡・黒点欠陥の原因となるス
マットを増加させてしまう。したがって本発明ではP含
有量を0.020%以下に限定した。 Nb:固溶状態にしておくと、鋼板の機械的特性および
ほうろう外観特性を劣化させてしまうCをNbCの析出
物にするための元素であり、この効果を発揮するために
は少なくともNb/Cを5.0以上とすることが必要で
ある。ただし、Nbの含有量が0.050%をこえる
と、連続焼鈍処理時の再結晶温度を著しく上昇させてし
まうので、その上限値を0.050%とした。
質を硬化させプレス成形性を劣化させる他、ほうろう前
処理時の酸洗速度を速め、泡・黒点欠陥の原因となるス
マットを増加させてしまう。したがって本発明ではP含
有量を0.020%以下に限定した。 Nb:固溶状態にしておくと、鋼板の機械的特性および
ほうろう外観特性を劣化させてしまうCをNbCの析出
物にするための元素であり、この効果を発揮するために
は少なくともNb/Cを5.0以上とすることが必要で
ある。ただし、Nbの含有量が0.050%をこえる
と、連続焼鈍処理時の再結晶温度を著しく上昇させてし
まうので、その上限値を0.050%とした。
【0015】Se:Seは溶接性向上およびほうろう外
観(泡・黒点欠陥)の向上に有効な元素であり、とくに
溶鋼の粘性を小さくして溶接部のひけ等を改善し、ほう
ろう前処理の硫酸酸洗時に鋼板表面に付着するスマット
の発生を抑制する効果があるのでの発明ではSeを
0.0001%以上添加する。しかし、0.050%を
超えるとほうろう密着性を劣化させる。したがってその
含有量を0.0001〜0.050%の範囲に限定し
た。 V、Zr:VおよびZrは、たとえNbCが焼鈍中に再
溶解して、固溶C量が増加してもその絶対量を抑制する
ことができるので、その一方または両方を含有させるこ
とは非常に有効である。そのための添加量は、Vおよび
Zrの合計量で、少なくとも0.001%の添加が必要
である。一方、0.10%を超えると、V、Zrの酸化
物が増大し、そのために固溶B量が増大して深絞り性を
劣化させてしまう。したがってその含有量をVおよびZ
rの合計量で0.001〜0.10%の範囲に限定し
た。
観(泡・黒点欠陥)の向上に有効な元素であり、とくに
溶鋼の粘性を小さくして溶接部のひけ等を改善し、ほう
ろう前処理の硫酸酸洗時に鋼板表面に付着するスマット
の発生を抑制する効果があるのでの発明ではSeを
0.0001%以上添加する。しかし、0.050%を
超えるとほうろう密着性を劣化させる。したがってその
含有量を0.0001〜0.050%の範囲に限定し
た。 V、Zr:VおよびZrは、たとえNbCが焼鈍中に再
溶解して、固溶C量が増加してもその絶対量を抑制する
ことができるので、その一方または両方を含有させるこ
とは非常に有効である。そのための添加量は、Vおよび
Zrの合計量で、少なくとも0.001%の添加が必要
である。一方、0.10%を超えると、V、Zrの酸化
物が増大し、そのために固溶B量が増大して深絞り性を
劣化させてしまう。したがってその含有量をVおよびZ
rの合計量で0.001〜0.10%の範囲に限定し
た。
【0016】その他の不可避的不純物は、材質およびほ
うろう特性に対して悪影響があるので、極力低めに抑制
することが望ましい。特にSは0.020%以下とする
ことが望ましい。Siも同様の理由で0.03%以下と
することが望ましい。
うろう特性に対して悪影響があるので、極力低めに抑制
することが望ましい。特にSは0.020%以下とする
ことが望ましい。Siも同様の理由で0.03%以下と
することが望ましい。
【0017】次に製造方法について開示した請求項3の
発明について説明する。本発明にかかる鋼スラブは、造
塊−分塊圧延法または連続鋳造法によって製造すること
ができる。また、スラブ加熱温度はとくに規制する必要
はなく、鋼組成がまたはの発明の組成範囲内であれ
ば、通常の1250℃の温度で加熱しても、その後の冷
延圧下率、焼鈍温度等の製造条件を満足していれば、良
好な深絞り性を得ることが可能である。これよりもさら
に高いr値を得ることを目的とする場合には1200℃
以下の低温(例えば1050℃)で加熱し、均熱時間を
短くすることで目的を達成することができる。
発明について説明する。本発明にかかる鋼スラブは、造
塊−分塊圧延法または連続鋳造法によって製造すること
ができる。また、スラブ加熱温度はとくに規制する必要
はなく、鋼組成がまたはの発明の組成範囲内であれ
ば、通常の1250℃の温度で加熱しても、その後の冷
延圧下率、焼鈍温度等の製造条件を満足していれば、良
好な深絞り性を得ることが可能である。これよりもさら
に高いr値を得ることを目的とする場合には1200℃
以下の低温(例えば1050℃)で加熱し、均熱時間を
短くすることで目的を達成することができる。
【0018】熱間圧延条件:熱間圧延条件はとくに規制
するものではなく、通常のAr3変態点以上の温度で熱間
圧延を終了しても、Ar3変態点以下の低温仕上を行って
もほうろう特性にはあまり影響はない。しかし鋼板の機
械的性質を重要視する場合には、熱間圧延の仕上温度を
Ar3変態点以上にすることが望ましい。また巻取温度に
ついても機械的特性を確保したい場合は、高温、特に6
00℃以上にするのが好ましい。 冷間圧延条件:冷間圧延の圧下率は70%以上とする。
この値以下では、深絞り性(r値)に優れ、かつ面内異
方性の小さい冷延鋼板を製造することは困難である。ま
た、圧下率の上限は特に規定しないが、95%をこえる
と面内異方性が大きくなり好ましくない。
するものではなく、通常のAr3変態点以上の温度で熱間
圧延を終了しても、Ar3変態点以下の低温仕上を行って
もほうろう特性にはあまり影響はない。しかし鋼板の機
械的性質を重要視する場合には、熱間圧延の仕上温度を
Ar3変態点以上にすることが望ましい。また巻取温度に
ついても機械的特性を確保したい場合は、高温、特に6
00℃以上にするのが好ましい。 冷間圧延条件:冷間圧延の圧下率は70%以上とする。
この値以下では、深絞り性(r値)に優れ、かつ面内異
方性の小さい冷延鋼板を製造することは困難である。ま
た、圧下率の上限は特に規定しないが、95%をこえる
と面内異方性が大きくなり好ましくない。
【0019】連続焼鈍条件:再結晶焼鈍には連続焼鈍法
を適用する。その理由は短時間で焼鈍工程を完了するこ
とができる上、ほうろう特性に悪影響をおよぼす鋼中の
成分の表面濃化、粒界偏析を抑制することができ、した
がってコイル内の均質化をはかることができるからであ
る。また焼鈍温度は800℃以上、Ac3変態点以下の温
度域とする。その理由は、800℃以下ではr値の向上
がみられず、プレス加工時にプレス割れを起こすためで
あり、焼鈍温度がAc3変態点以上の温度域では再結晶集
合組織がランダム化して深絞り性(r値)が低下するた
めである。なお、Ac3変態点はα鉄からγ鉄に変態する
温度であり、通常910℃前後である。
を適用する。その理由は短時間で焼鈍工程を完了するこ
とができる上、ほうろう特性に悪影響をおよぼす鋼中の
成分の表面濃化、粒界偏析を抑制することができ、した
がってコイル内の均質化をはかることができるからであ
る。また焼鈍温度は800℃以上、Ac3変態点以下の温
度域とする。その理由は、800℃以下ではr値の向上
がみられず、プレス加工時にプレス割れを起こすためで
あり、焼鈍温度がAc3変態点以上の温度域では再結晶集
合組織がランダム化して深絞り性(r値)が低下するた
めである。なお、Ac3変態点はα鉄からγ鉄に変態する
温度であり、通常910℃前後である。
【0020】以上、説明したように本発明にかかる化学
組成からなる鋼板、および本発明にかかる製造条件で製
造した鋼板は、連続鋳造スラブによるものであっても従
来の脱炭キャップド鋼と同等、またはそれ以上にプレス
加工性が良好で、かつ直接一回掛けのほうろう掛けでも
泡・黒点欠陥が発生しにくく、優れたほうろう用鋼板で
ある。また、直接一回掛けほうろう以外の用途でも、そ
の特性になんら変わることはない。
組成からなる鋼板、および本発明にかかる製造条件で製
造した鋼板は、連続鋳造スラブによるものであっても従
来の脱炭キャップド鋼と同等、またはそれ以上にプレス
加工性が良好で、かつ直接一回掛けのほうろう掛けでも
泡・黒点欠陥が発生しにくく、優れたほうろう用鋼板で
ある。また、直接一回掛けほうろう以外の用途でも、そ
の特性になんら変わることはない。
【0021】
【実施例】表1に示した種々の化学組成からなる連続鋳
造スラブを用意し、表2に示す製造条件で熱間圧延、冷
間圧延およびそれにつづく連続焼鈍処理によって、再結
晶焼鈍を行った。次いで、圧下率0.8%の調質圧延を
施した後、機械的特性およびほうろう特性を調査した。
調査結果は表2に併せて示した。
造スラブを用意し、表2に示す製造条件で熱間圧延、冷
間圧延およびそれにつづく連続焼鈍処理によって、再結
晶焼鈍を行った。次いで、圧下率0.8%の調質圧延を
施した後、機械的特性およびほうろう特性を調査した。
調査結果は表2に併せて示した。
【0022】
【表1】
【0023】
【表2】
【0024】機械的特性は、焼鈍後の鋼板をJIS5号
引張試験片に加工し、圧延方向に対して0°、45°お
よび90°方向の降伏点(Y.S.)、引張強さ(T.
S.)、伸び(El)、r値(ランクフォ−ド値)を測
定し、次式で算出した平均値 X=(X0 +2×X45+X90)/4 で評価した。なお、表2のY.S.、T.S.、Elお
よびr値はいずれも前式による平均値である。また、時
効指数(A.I.)を併せて表2に示した。ここで時効
指数(A.I.)は7.5%予歪し、(100℃、30
分時効処理後の応力−7.5%予歪時の応力の絶対値)
で示した。
引張試験片に加工し、圧延方向に対して0°、45°お
よび90°方向の降伏点(Y.S.)、引張強さ(T.
S.)、伸び(El)、r値(ランクフォ−ド値)を測
定し、次式で算出した平均値 X=(X0 +2×X45+X90)/4 で評価した。なお、表2のY.S.、T.S.、Elお
よびr値はいずれも前式による平均値である。また、時
効指数(A.I.)を併せて表2に示した。ここで時効
指数(A.I.)は7.5%予歪し、(100℃、30
分時効処理後の応力−7.5%予歪時の応力の絶対値)
で示した。
【0025】
【表3】
【0026】ほうろう特性中の表面特性は、表3に示し
た工程に従ってほうろう処理し、処理後の鋼板について
目視判定により泡・黒点欠陥の発生傾向を調査して評価
し、次のとおり表示した。 ◎ : 発生なし、 ○ : 発生少ない、 × : 発生多い。 また、ほうろう密着性は、P.E. I. 密着試験「P.
E.I.(米国ほうろう協会)が推奨する密着試験方法
(ASTM C313−59)」にしたがって試験し、
これを%で表示した。
た工程に従ってほうろう処理し、処理後の鋼板について
目視判定により泡・黒点欠陥の発生傾向を調査して評価
し、次のとおり表示した。 ◎ : 発生なし、 ○ : 発生少ない、 × : 発生多い。 また、ほうろう密着性は、P.E. I. 密着試験「P.
E.I.(米国ほうろう協会)が推奨する密着試験方法
(ASTM C313−59)」にしたがって試験し、
これを%で表示した。
【0027】耐つまとび性は、それぞれ3枚の鋼板に酸
洗時間20秒、Ni浸漬なしの前処理を施し、市販の下
引きゆう薬を施ゆう、乾燥を行い、露点40℃で850
℃の焼成炉に3分間挿入して焼成した後、つまとび特性
の促進処理(160℃、10時間)を行ない、その結果
の目視判定によって、つぎのとおり表示した。 ◎ : 発生なし、 ○ : 発生少ない、 × : 発生多い。 溶接性については、ブロ−ホ−ル欠陥、ひけの発生具合
を目視で判定し、つぎのとおり表示した。 ◎ : 発生なし、 ○ : 発生少ない、 × : 発生多い。 表2の結果から明らかなように、本発明にかかる鋼板は
r値、Elが良好であり、かつ耐時効性も良好なほうろ
う用鋼板である。一方、比較例に示した鋼板は、材質、
もしくはほうろう特性のいずれか一方、または双方の特
性が著しく劣るものであった。
洗時間20秒、Ni浸漬なしの前処理を施し、市販の下
引きゆう薬を施ゆう、乾燥を行い、露点40℃で850
℃の焼成炉に3分間挿入して焼成した後、つまとび特性
の促進処理(160℃、10時間)を行ない、その結果
の目視判定によって、つぎのとおり表示した。 ◎ : 発生なし、 ○ : 発生少ない、 × : 発生多い。 溶接性については、ブロ−ホ−ル欠陥、ひけの発生具合
を目視で判定し、つぎのとおり表示した。 ◎ : 発生なし、 ○ : 発生少ない、 × : 発生多い。 表2の結果から明らかなように、本発明にかかる鋼板は
r値、Elが良好であり、かつ耐時効性も良好なほうろ
う用鋼板である。一方、比較例に示した鋼板は、材質、
もしくはほうろう特性のいずれか一方、または双方の特
性が著しく劣るものであった。
【0028】
【発明の効果】本発明にかかるほうろう用鋼板は、従来
使用されているプレス成形性の良好な脱炭キャップド
鋼、Ti添加鋼と同等、またはそれ以上の深絞り性を有
し、さらにほうろう用鋼板として必要な耐つまとび性、
ほうろう密着性、表面性状をすべて満たしている。特に
Ti添加鋼で問題であった泡・黒点欠陥を克服し、連続
鋳造法によって製造されても脱炭キャップド鋼以上の表
面性状を確保できる。 また脱炭キャップド鋼のように
従来、造塊−分塊圧延法で製造されていた高級ほうろう
用冷延鋼板が、連続鋳造法によって製造しうることにな
り、コストおよび省エネルギ−の点からも大きなメリッ
トがもたらされる。また、これと同じ成分系をもつ熱延
板にほうろう加工を行っても、ほうろう特性、溶接性は
冷延鋼板と何ら差がないので、ほうろう用熱延鋼板とし
て使用されても問題はない。
使用されているプレス成形性の良好な脱炭キャップド
鋼、Ti添加鋼と同等、またはそれ以上の深絞り性を有
し、さらにほうろう用鋼板として必要な耐つまとび性、
ほうろう密着性、表面性状をすべて満たしている。特に
Ti添加鋼で問題であった泡・黒点欠陥を克服し、連続
鋳造法によって製造されても脱炭キャップド鋼以上の表
面性状を確保できる。 また脱炭キャップド鋼のように
従来、造塊−分塊圧延法で製造されていた高級ほうろう
用冷延鋼板が、連続鋳造法によって製造しうることにな
り、コストおよび省エネルギ−の点からも大きなメリッ
トがもたらされる。また、これと同じ成分系をもつ熱延
板にほうろう加工を行っても、ほうろう特性、溶接性は
冷延鋼板と何ら差がないので、ほうろう用熱延鋼板とし
て使用されても問題はない。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−232947(JP,A) 特開 昭63−100132(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C22C 38/00 - 38/06 C21D 8/04 C21D 9/48
Claims (3)
- 【請求項1】 重量組成で、C :0.005%以下、
Mn:0.5%以下、P :0.020%以下、Al:
0.010%以下、N :0.005〜0.020%、
O :0.008〜0.030%、B :0.007〜
0.020%、Cu:0.010〜0.100%、N
b:0.050%以下で、かつ、Nb/Cが5.0以
上、さらにV、Zrの内の一方または両方を合計で0.
001〜0.100%含み、残部がFeおよび不可避的
不純物とからなる深絞り性、耐時効性の良好なほうろう
用鋼板。 - 【請求項2】 重量組成で、0.0001〜0.050
%のSeを、残部のFeの同量と置換してなる請求項1
記載の深絞り性、耐時効性の良好なほうろう用鋼板。 - 【請求項3】 請求項1または請求項2記載の組成から
なる鋼スラブを素材として熱間圧延を行い、得られた熱
延板に圧下率70%以上の冷間圧延を施した後、加熱温
度が800℃以上、AC3変態点以下の連続焼鈍を行うこ
とを特徴とする深絞り性、耐時効性の良好なほうろう用
鋼板の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3223444A JP3068677B2 (ja) | 1991-08-08 | 1991-08-08 | 深絞り性、耐時効性の良好なほうろう用鋼板およびその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3223444A JP3068677B2 (ja) | 1991-08-08 | 1991-08-08 | 深絞り性、耐時効性の良好なほうろう用鋼板およびその製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0543983A JPH0543983A (ja) | 1993-02-23 |
JP3068677B2 true JP3068677B2 (ja) | 2000-07-24 |
Family
ID=16798239
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3223444A Expired - Fee Related JP3068677B2 (ja) | 1991-08-08 | 1991-08-08 | 深絞り性、耐時効性の良好なほうろう用鋼板およびその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3068677B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1996030555A1 (fr) * | 1995-03-27 | 1996-10-03 | Nippon Steel Corporation | Tole laminee a froid, a teneur en carbone ultra-faible, et tole galvanisee, excellentes par leurs caracteristiques de fatigue, et procede de production |
CN101356295B (zh) * | 2005-11-09 | 2012-07-04 | 新日本制铁株式会社 | 抗鳞爆性显著优异的连铸搪瓷用钢板及其制造方法 |
-
1991
- 1991-08-08 JP JP3223444A patent/JP3068677B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0543983A (ja) | 1993-02-23 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5332355B2 (ja) | 高強度溶融亜鉛めっき鋼板およびその製造方法 | |
JP4150342B2 (ja) | 加工性および耐つまとび性に優れたほうろう用鋼板およびその製造方法 | |
JP2010265545A (ja) | 時効性および焼付け硬化性に優れた冷延鋼板およびその製造方法 | |
JP2019533083A (ja) | 耐食性及びスポット溶接性に優れた熱間成形用冷延鋼板、熱間成形部材及びその製造方法 | |
JPH10219394A (ja) | 深絞り性と耐時効性の良好な冷延鋼板及び冷延鋼板用の熱延鋼帯 | |
JPH0747797B2 (ja) | 耐つまとび性、耐泡・黒点欠陥性及びプレス成形性に優れたほうろう用鋼板並びにその製造方法 | |
JPS59140333A (ja) | 2次加工性と表面処理性の優れた深絞り用冷延鋼板の製造方法 | |
JP4177478B2 (ja) | 成形性、パネル形状性、耐デント性に優れた冷延鋼板、溶融亜鉛めっき鋼板及びそれらの製造方法 | |
JP3247908B2 (ja) | 延性と耐遅れ破壊特性に優れた高強度熱延鋼板およびその製造方法 | |
JP2002249850A (ja) | 加工性、ほうろう密着性、耐泡・黒点性及び耐つまとび性に優れた連続鋳造ほうろう用鋼板及びその製造方法 | |
US7699947B2 (en) | Ultrahigh strength hot-rolled steel and method of producing bands | |
JPH01142023A (ja) | 曲げ加工性の良好な耐摩耗用鋼板の製造方法 | |
JP5397141B2 (ja) | 合金化溶融亜鉛めっき鋼板およびその製造方法 | |
KR101808445B1 (ko) | 고장력 용융도금강판 및 그 제조방법 | |
JP3247909B2 (ja) | 延性と耐遅れ破壊特性に優れた高強度溶融亜鉛めっき鋼板およびその製造方法 | |
JP3068677B2 (ja) | 深絞り性、耐時効性の良好なほうろう用鋼板およびその製造方法 | |
JP5076691B2 (ja) | 高強度冷延鋼板の製造方法 | |
JP2005105399A (ja) | 低降伏比型高強度合金化溶融亜鉛めっき鋼板の製造方法 | |
JP2001026843A (ja) | 加工性、耐泡・黒点性およびほうろう密着性に優れた連続鋳造ほうろう用鋼板およびその製造方法 | |
JPS582248B2 (ja) | 加工性のすぐれた溶融メツキ鋼板の製造法 | |
JPH09310165A (ja) | 疲労特性に優れた加工用薄鋼板およびその製造方法 | |
JP6541504B2 (ja) | 製造安定性に優れた高強度高延性鋼板、及びその製造方法、並びに高強度高延性鋼板の製造に用いられる冷延原板 | |
JPH11100638A (ja) | 加工性およびほうろう密着性に優れた連続鋳造ほうろう用鋼板およびその製造方法 | |
JP2004043884A (ja) | 低温焼付硬化性および耐時効性に優れる加工用薄鋼板 | |
KR102523533B1 (ko) | 입계침식이 개선된 페라이트계 스테인리스강 및 그 제조방법 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090519 Year of fee payment: 9 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090519 Year of fee payment: 9 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100519 Year of fee payment: 10 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110519 Year of fee payment: 11 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |