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JP3066501B1 - 温水回路接続用継手 - Google Patents

温水回路接続用継手

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Publication number
JP3066501B1
JP3066501B1 JP11296408A JP29640899A JP3066501B1 JP 3066501 B1 JP3066501 B1 JP 3066501B1 JP 11296408 A JP11296408 A JP 11296408A JP 29640899 A JP29640899 A JP 29640899A JP 3066501 B1 JP3066501 B1 JP 3066501B1
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JP
Japan
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hot water
case body
joint
male
female
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JP11296408A
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Inventor
重忠 村山
正博 小川
顕士 藤木
Original Assignee
株式会社藤井合金製作所
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Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社藤井合金製作所 filed Critical 株式会社藤井合金製作所
Priority to JP11296408A priority Critical patent/JP3066501B1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3066501B1 publication Critical patent/JP3066501B1/ja
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16LPIPES; JOINTS OR FITTINGS FOR PIPES; SUPPORTS FOR PIPES, CABLES OR PROTECTIVE TUBING; MEANS FOR THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16L39/00Joints or fittings for double-walled or multi-channel pipes or pipe assemblies

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Quick-Acting Or Multi-Walled Pipe Joints (AREA)
  • Steam Or Hot-Water Central Heating Systems (AREA)

Abstract

【要約】 【課題】 温水回路の途中に配設される一対の継手半体
(13)(23)からなる温水回路接続用継手であり、一方の継
手半体の(13)は、一対の筒状のプラグ端子(15a)(15b)と
これに連通する一対の温水ホース接続口(16a)(16b)とを
備えた雄具(1a)と、これを被覆する雄ケース体(17)とか
らなり、他方の継手半体(23)は、前記プラグ端子が各々
接続する一対のプラグ接続口(25a)(25b)とこれに連通す
る一対の温水ホース接続口(26a)(26b)とを備えた雌具(1
b)と、これを被覆する雌ケース体(27)とから構成され、
雄ケース体(17)と雌ケース体(27)とが係合することによ
り継手半体(13)(23)が連結される形式のものにおいて、
温水ホース接続口(16a)(16b)(26a)(26b)への温水ホース
の接続部分が外部に露出しないようにすること。 【解決手段】 雄ケース体(17)は、雄具(1a)全体を包囲
する大きさとし、雌ケース体(27)は、雌具(1b)全体を包
囲する大きさとしたこと。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は温水回路接続用継
手、特に、熱源機と端末器具との間の循環回路の途中に
配設させる温水回路接続用継手に関するものである。
【0002】
【従来の技術】室外側の熱源器(20)と、ファンヒータや
床暖房器等としての室内側の放熱器(2) とは、図7に示
すように、往路(11)(21)及び復路(12)(22)からなる温水
循環回路によって接続されており、放熱器(2) の近傍の
壁面(W) には、上記2回路の接続具(3) が設けられる。
【0003】接続具(3) は、壁面(W) に設置される、俗
に温水コンセントと言われる接続具本体(3a)と、これに
取り外し自在に接続されるプラグ(3b)とからなり、前記
接続具本体(3a)と前記熱源器(20)とは往路(11)及び復路
(12)で接続されており、放熱器(2) と前記プラグ(3b)と
は、往路(21)及び復路(22)を介して接続されている。こ
のものでは、前記接続具本体(3a)に対してプラグ(3b)を
接続すると、往路(11)(21)及び、復路(12)(22)を介して
熱源器(1) と放熱器(2) とが接続され、熱源器(20)と放
熱器(2) との間で温水が循環することとなる。
【0004】尚、室外側の往路(11)及び復路(12)として
は一般に鋼管が用いられ、室内側の往路(21)及び復路(2
2)としてはゴム管等の柔軟性のある温水ホース(10a)(10
b)が採用されている。
【0005】このような循環回路を具備する放熱器(2)
の設置場所の変更等に伴って、前記温水ホース(10a)(10
b)が放熱器(2) まで届かなくなった場合、同図の二点鎖
線で示すように、前記温水ホース(10a)(10b)に延長ホー
ス(30a)(30b)を、温水回路接続用継手(31)を介して延長
接続させる。
【0006】この種温水回路接続用継手として、特公昭
62-12434号に開示のものがある。このものは、図8に示
すように、着脱自在に接続可能な雄具(31a) と雌具(31
b) とが、係脱自在に係合可能な雄ケース体(32a) 内及
び雌ケース体(32b) 内にそれぞれ収容された構成となっ
ている。
【0007】雄具(31a) には、一対のプラグ端子(図示
せず)と一対の温水ホース接続口(33a)(33b)とがそれぞ
れ反対方向に突出するように設けられており、雌具(31
b) には、前記プラグ端子が挿入される一対のプラグ接
続用孔(図示せず)とその反対側から突出する一対の温
水ホース接続口(34a)(34b)とが設けられている。そし
て、これら雄具(31a) 及び雌具(31b) をそれぞれ雄ケー
ス体(32a) 内及び雌ケース体(32b) 内に収容させたと
き、雄ケース体(32a) の両端からは前記プラグ端子と温
水ホース接続口(33a)(33b)がそれぞれ突出し、雌ケース
体(32b) の一端から温水ホース接続口(34a)(34b)が突出
する構成となる。前記プラグ端子が、前記プラグ接続孔
に各々水密状態に挿入されると、雄具(31a) と雌具(31
b) とが流路接続される。
【0008】プラグ接続孔に続く流路、及び、プラグ端
子内の流路には、これら流路を開閉する為の弁体(図示
せず)が各々内蔵されており、プラグ端子がプラグ接続
孔内に一定深さ以上深く挿入されると、弁体の各々が開
弁し、雄具(31a) 内の流路と雌具(31b) 内の流路とが各
々連通する。逆に、プラグ接続口からプラグ端子が引き
抜かれると、雄具(31a) 及び雌具(31b) 内に前記弁体と
共に設けられているバネの付勢力によって、前記弁体の
各々が閉弁する。
【0009】前記プラグ端子の前記プラグ接続孔への接
続と同時に、雄ケース体(32a) に設けたロックレバー(3
5)の凹部(36)が、雌ケース体(32b) 内に設けられている
係合軸(37)に、ロックレバー(35)と共に設けられている
反発スプリング(38)の付勢力によりワンウェイ係合する
構成となっている。
【0010】又、雄ケース体(32a) の外部には、解除用
ノブ(39)が突出しており、この解除用ノブ(39)にロック
レバー(35)の端部(35a) を係止させることにより、解除
用ノブ(39)はロックレバー(35)と連動する構成となって
いる。よって、解除用ノブ(39)を、雄具(31a) の接続方
向と反対方向(図面では右側)にスライドさせると、ロ
ックレバー(35)は、反発スプリング(38)の付勢力を抗し
て、回動軸(4) を中心に、係合軸(37)から凹部(36)が外
れる方向へ回動し、ロックレバー(35)の係合軸(37)への
係合は解除されることとなる。
【0011】この温水回路接続用継手(31)を介して前記
温水ホース(10a)(10b)に延長ホース(30a)(30b)を延長接
続させるには、まず、雄具(31a) の温水ホース接続口(3
3a)(33b)に、プラグ(3b)からの温水ホース(10a)(10b)を
接続した後、雄具(31a) に雄ケース体(32a) を被覆させ
る。同様に、雌具(31b) の温水ホース接続口(34a)(34b)
に前記延長ホース(30a)(30b)を接続させ、雌具(31b) に
雌ケース体(32b) を被覆させる。延長ホース(30a)(30b)
の他端は放熱器(2) のホース接続口に抜け止め状態に接
続されるものとする。そして、前記プラグ端子を前記プ
ラグ接続孔へ接続させると共に、ロックレバー(35)を係
合軸(37)にワンウェイ係合させることにより、雄ケース
体(32a) と雌ケース体(32b) とを接続させる。これによ
り、温水ホース(10a)(10b)に延長ホース(30a)(30b)を流
路接続状態に延長接続させることができる。又、接続用
継手(31)に設けられている解除用ノブ(39)を操作して、
雄ケース体(32a) と雌ケース体(32b) との係合を解除す
れば、雄具(31a) 及び雌具(31b) は、各々閉弁状態で離
反させることができる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の温水回路接続用継手では、雄ケース体(32a) からは
温水ホース接続口(33a)(33b)が、雌ケース体(32b) から
は温水ホース接続口(34a)(34b)がそれぞれ突出した構成
となっているから、温水ホース接続口(33a)(33b)と温水
ホース(10a)(10b)との接続部分及び、温水ホース接続口
(34a)(34b)と延長ホース(30a)(30b)との接続部分は、外
部に露出した状態となる。よって、各温水ホース接続口
(33a)(33b)(34a)(34b)が外的衝撃により損傷するおそれ
がある。
【0013】又、前記温水ホース(10a)(10b)内及び延長
ホース(30a)(30b)内を通過する暖房用の熱媒は、60度
〜80度に加熱された温水又は他の加熱液体であること
から、それが流れる温水ホース(10a)(10b)及び延長ホー
ス(30a)(30b)は内側から加熱されてしまい、不用意に触
れると危険である。そこで、温水ホース(10a)(10b)及び
延長ホース(30a)(30b)をそれぞれ束ねて収容する可撓性
樹脂パイプからなる被覆管を用いることが考えられる
が、前記被覆管は、前記温水ホース接続口(33a)(33b)(3
4a)(34b)それぞれへの接続部分にまで被覆させることは
できないから、上記のような被覆管を利用する場合であ
っても前記接続部分は露出してしまうので、この接続部
分に不用意に触れてしまう危険性は回避されない。
【0014】尚、上記従来の構成のものでは、温水ホー
ス(10a)(10b)及び延長ホース(30a)(30b)は、各雄ケース
体(32a) 及び雌ケース体(32b) の開放端部で挟持させる
ことにより、温水ホース接続口(33a)(33b)(34a)(34b)に
それぞれ取り付けられる構成となっているが、樹脂製の
雄ケース体(32a) 及び雌ケース体(32b) で押えるだけで
は、温水ホース(10a)(10b)及び延長ホース(30a)(30b)が
不用意に引っ張れた場合、温水ホース接続口(33a)(33b)
(34a)(34b)から抜けてしまうおそれがある。ゴム製のホ
ースを各ホース接続口に抜止め状態に取り付けるには、
従来のゴム管止めが望ましいが、上記従来のものでは、
ゴム管止めを取り付けにくく、取り付けられた場合であ
っても、そのゴム管止めが外部に露出することとなるか
ら、室内において見苦しく且危険である。
【0015】本発明はかかる点に鑑みてなされたもので
あり、『往路復路からなる一対の温水回路の途中に配設
される温水回路接続用継手であって、前記接続用継手は
一対の継手半体からなり、前記継手半体の一方は、流路
接続の為の一対の筒状のプラグ端子とこれに連通状態に
連設される一対の温水ホース接続口とを備えた雄具と、
前記雄具を被覆する雄ケース体とから構成され、前記継
手半体の他方は、前記プラグ端子が各々着脱自在に接続
される一対のプラグ接続口とこれに連通状態に連設され
る一対の温水ホース接続口とを備えた雌具と、前記雌具
を被覆する雌ケース体とから構成され、前記2つの継手
半体は、前記プラグ端子が前記プラグ接続口に接続した
状態にて前記雄ケース体と前記雌ケース体とが抜止め状
態に係合することにより連結される温水回路接続用継
手』において、雄具及び雌具各々に具備させた温水ホー
ス接続口への温水ホースの接続部分が外部に露出しない
ようにすることをその課題とする。 <1項>
【0016】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に講じた本発明の技術的手段は、『前記雄ケース体は、
前記プラグ端子の先端から温水ホース接続口の先端まで
の範囲を包囲する大きさとし、前記雌ケース体は、前記
プラグ接続口の先端から温水ホース接続口の先端までの
範囲を包囲する大きさに設定されている』ことである。
【0017】上記技術的手段は次のように作用する。例
えば、放熱器と壁面に設けられる接続具のプラグとの間
に接続されている一対の温水回路としての温水ホースを
延長したい場合、一端が前記プラグに接続されている温
水ホースの他端を、前記雄具又は雌具のどちらか一方の
温水ホース接続口に接続し、これと同様に、一端が放熱
器に接続されている温水ホースの他端を、前記雄具又は
雌具のどちらか他方の温水ホース接続口に接続し、これ
ら雄具及び雌具にそれぞれ雄ケース体及び雌ケース体を
被覆させる。これにより、前記一方の温水ホースの一端
に継手半体の一方が取り付けられ、前記他方の温水ホー
スの一端に継手半体の他方が取り付けられた構成とな
る。そして、前記雄具のプラグ端子と前記雌具のプラグ
接続口とを接続させると同時に雄ケース体及び雌ケース
体を抜止め状態に係合させて、前記両継手半体を連通接
続させると、前記プラグ側の温水ホースと前記放熱器側
の温水ホースとが前記継手を介して流路接続されること
となり、前記プラグから放熱器までの温水ホースの全長
を長く延長させることができる。
【0018】雄具においてはプラグ端子の先端から温水
ホース接続口の先端までの全域が、前記雄ケース体内に
収容された態様となっており、雌具においては、プラグ
接続口の先端から温水ホース接続口の先端までの全域が
前記雌ケース体内に収容された態様となっているから、
雄具及び雌具は各々のケース体によって全体的に保護さ
れることとなると共に、雄具及び雌具の各温水ホース接
続口への各温水ホースの接続部分も前記各ケース体によ
って被覆された態様となる。
【0019】<2項>上記1項の発明において、『前記
雄ケース体及び前記雌ケース体には、前記雄具及び前記
雌具の温水ホース接続口に前記温水ホースをそれぞれ抜
止め状態に接続させるための止め具が収容される止め具
収容室が設けられている』ものでは、前記雄具及び前記
雌具各々の温水ホース接続口に前記温水ホースを、例え
ば、従来のゴム管止めのような止め具によって取り付け
るようにしても、前記止め具は雄ケース体及び雌ケース
体内に設けられた止め具収容室内に収容されることとな
り、外部に露出することがない。
【0020】<3項>上記1項又は2項の発明におい
て、『前記雄ケース体の前記プラグ端子側の端部又は前
記雌ケース体の前記プラグ接続口側の端部のどちらか一
方に、段部を介して差込筒部が設けられると共に、どち
らか他方に、前記差込筒部が挿抜可能な包囲筒部が設け
られ、前記差込筒部を前記包囲筒部に最終差し込み位置
にまで差し込んだ時に、前記差込筒部に設けられた係合
部が前記包囲筒部に設けられた被係合部に係合すると共
に、前記包囲筒部の開放端縁が前記段部に当接する』も
のでは、プラグ端子がプラグ接続口に接続された状態に
て、前記雄ケース体又は雌ケース体の一方に設けられた
差込筒部がその他方に設けられた包囲筒部内に差し込ま
れると共に係合部が被係合部に係合し、両者は抜止め状
態となる。そして、この状態において、前記包囲筒部の
開放端縁が前記差込筒部の基端部側に形成されている段
部に当接するように設定されているから、雄ケース体と
雌ケース体とは、その接続状態において相互間に隙間が
生じることがない。
【0021】<4項>上記各項の発明において、『前記
一対の温水ホースは可撓性被覆管内に束ねて収容されて
おり、前記雄ケース体及び雌ケース体の一端開放部に、
前記可撓性被覆管の一端を抜止め状態に係止する係止舌
片を設けた』ものでは、プラグと一方の継手半体とを接
続している一対の温水ホース、及び、放熱器と他方の継
手半体とを接続している他の一対の温水ホースは、それ
ぞれ束ねられて被覆管によって被覆されていると共に、
各被覆管の継手半体側の端部は、雄ケース体及び雌ケー
ス体に設けられた係止舌片に抜止め状態に係止されて、
各継手半体に一体的に接続されている。これにより、前
記温水ホースは、前記被覆管と継手半体とによって、略
全域的に被覆されることとなり、外部に直接露出する部
分が生じない。
【0022】
【発明の効果】本発明は、上記構成であるから次の特有
の効果を有する。継手半体各々の雄具及び雌具は、雄ケ
ース体及び雌ケース体によってそれぞれ全体的に保護さ
れた態様となるから、継手半体が外的衝撃等を受けた場
合でも、前記雄具及び雌具が直接損傷する不都合を防止
することができる。又、雄具及び雌具の温水ホース接続
口への温水ホースの接続部分も前記雄ケース体及び雌ケ
ース体によって保護される態様となるから、前記接続部
分が外的衝撃を受けても、前記温水ホース接続口に無理
な力が作用しない。
【0023】2項のものは、温水ホースは各雄具及び雌
具の温水ホース接続口に、止め具によって取り付けられ
るから、前記温水ホースは各温水ホース接続口へ確実に
抜止め状態に取り付けられることとなる。又、この取付
状態において、前記止め具は、前記雄ケース体及び雌ケ
ース体内の止め具収容室に収容されて外部に露出するこ
とがないから外観上見苦しくなく、温水ホースへの継手
半体の取付仕様が美しい上に、前記止め具が外的衝撃を
受ける不都合も防止することができる。
【0024】3項のものは、雄ケース体と雌ケース体と
の間に隙間を生じさせることなく、継手半体相互を抜止
め状態に接続させることができるから、接続時における
雄具と雌具も全域的に確実に保護することができる上に
前記包囲筒部の肉厚を前記段部の高さに一致するように
設定しておけば、接続時における継手半体は、その外表
面が面一となり、全体の外観が美しいものとなる。
【0025】4項のものは、被覆管と継手半体とを抜止
め状態となるように一体的に接続することにより、温水
ホースを直接外部に露出させない構成としたから、前記
温水ホースを全域的に保護することができると共に高温
の流体によって内部から熱せられた前記温水ホースに不
用意に触れてしまう危険性もない。さらには、室内にお
ける温水循環回路の美観が向上するという効果がある。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
面に基づいて説明する。この実施の形態のものは、従来
のものと同様に、図7に示すように、熱源器(20)は、壁
面(W) に設けられた接続具本体(3a)と鋼管製の往路(11)
と復路(12)によって接続されるとともに、室内の放熱器
(2) は、往路(21)及び復路(22)としてのゴム管製の2本
の温水ホース(10a)(10b)によって、前記接続具本体(3a)
に取り外し自在に接続されるプラグ(3b)に接続される構
成とする。
【0027】この放熱器(2) の設置場所を前記壁面(W)
から前記温水ホース(10a)(10b)の長さ以上に離れた場所
に移動させる際には、前記温水ホース(10a)(10b)に、回
路接続用継手を介して延長ホース(30a)(30b)を継ぎ足す
ことができる。
【0028】前記回路接続用継手は、図1に示すよう
に、一対の継手半体(13)(23)からなり、一端が前記プラ
グ(3b)に接続されている温水ホース(10a)(10b)の他端に
は、内部に雄具(1a)を具備する一方の継手半体(13)が、
一端が放熱器(2) に接続される延長ホース(30a)(30b)の
他端には、内部に雌具(1b)を具備する他方の継手半体(2
3)が装着される構成とする。
【0029】前記温水ホース(10a)(10b)及び延長ホース
(30a)(30b)は、それぞれ一つに束ねられると共に柔軟性
のある被覆管(40)内にまとめて収容される。被覆管(40)
は、横に並べた2本の温水ホース(10a)(10b)及び延長ホ
ース(30a)(30b)をそれぞれまとめて被覆可能な断面長円
形の弾性合成樹脂製の蛇腹管からなり、プラグ(3b)の近
傍から継手半体(13)までの間の温水ホース(10a)(10b)、
及び、放熱器(2) における温水ホース接続部の近傍から
継手半体(23)までの間の延長ホース(30a)(30b)に、それ
ぞれ遊嵌状態に装着されるものとする。
【0030】まず、図2及び図3に基づいて、一方の継
手半体(13)について説明する。継手半体(13)は、流路接
続の為の一対の筒状のプラグ端子(15a)(15b)とこのプラ
グ端子(15a)(15b)と反対方向に突出するとともにこれに
それぞれ連通している一対の温水ホース接続口(16a)(16
b)とを備えた雄具(1a)と、前記雄具(1a)全体を包囲する
ように収容する雄ケース体(17)とから構成されている。
【0031】プラグ端子(15a)(15b)内の流路には、各流
路を開閉する為の弁体(5) が各々内蔵されており、各弁
体(5) は、スプリング(51)によって、常時閉弁方向に付
勢されている。又、プラグ端子(15a)(15b)の外周には、
Oリング(52)が配設されている。
【0032】雄ケース体(17)は、合成樹脂製の一対のケ
ース半体(17a)(17b)に分割可能に構成されており、ケー
ス半体(17a)(17b)を組み付けることにより、一端側の開
放部に前記被覆管(40)の一端の山部と山部との間に食い
込んで被覆管(40)を抜け止め状態に係止する係止舌片(4
1)が形成されているケース本体部分(54)と、前記ケース
本体部分(54)の他端側の端縁から段部(50)を介して延長
し且前記ケース本体部分(54)よりも小径な差込筒部(24)
とからなる扁平な楕円筒状の雄ケース体(17)が構成され
ることとなる。尚、差込筒部(24)はプラグ端子(15a)(15
b)を全体的に包囲するように形成されているものとす
る。
【0033】前記差込筒部(24)の表裏各々の中央部分で
あって、内蔵している雄具(1a)の一対のプラグ端子(15
a)(15b)の間の空間に対応する位置には、一対のスリッ
ト(S)が軸線方向に沿って前記段部(50)に至るまで形成
されており、前記スリットの間に位置する部分が、差込
筒部(24)の内方向に揺動可能な揺動片(19)となる。
【0034】揺動片(19)の上面の先端側には、前記揺動
片(19)の両側の差込筒部(24)の構成壁の外表面よりも外
方に突出する係合凸部(14)が形成されており、前記係合
凸部(14)の先端側は、前記先端に向かって前記差込筒部
(24)の構成壁の外表面よりも内方へ降下する傾斜面とな
っている。
【0035】尚、ケース半体(17a)(17b)の各々の内周面
には、前記雄具(1a)の外表面に設けた凸条(P1)や隆起部
(P2)が嵌め込まれる凹溝(G1)や凹部(G2)が形成されてお
り、これら凸条(P1)や隆起部(P2)を凹溝(G1)や凹部(G2)
に嵌め込むようにして、雄ケース体(17)内に雄具(1a)を
収容させることにより、雄具(1a)は雄ケース体(17)内で
位置決めされた状態となり、がたつくことがない。
【0036】又、雄ケース体(17)の全長は、雄具(1a)の
全長よりも長く設定されており、雄ケース体(17)内に収
容時の雄具(1a)におけるプラグ端子(15a)(15b)の先端
や、温水ホース接続口(16a)(16b)の先端は、雄ケース体
(17)の両端開放部から露出することはない。
【0037】さらに、雄ケース体(17)内のうち、前記係
止舌片(41)側であって温水ホース接続口(16a)(16b)が収
容される側には比較的広い空間が設けられて、止め具収
容室(18)となっている。
【0038】この継手半体(13)を一対の温水ホース(10
a)(10b)の一端に取り付けるには、まず、前記温水ホー
ス(10a)(10b)の自由端を雄具(1a)の温水ホース接続口(1
6a)(16b)にそれぞれ外嵌接続させるとともにその接続部
分における温水ホース(10a)(10b)に外嵌するようにゴム
管止め(53)を取り付ける。
【0039】ゴム管止め(53)は、温水ホース(10a)(10b)
の前記接続部に外嵌して締め付ける締め付けバンド(53
a) とこれの脱着を操作する板状の一対のつまみ部(53b)
とからなる通常のゴム管止めが採用可能であり、締め
付けバンド(53a) よりも外方に突出している前記つまみ
部(53b) も、雄ケース体(17)の前記止め具収容室(18)内
に収容可能となっている。
【0040】温水ホース(10a)(10b)を温水ホース接続口
(16a)(16b)に接続させた雄具(1a)を、一方のケース半体
(17b) に収容させる。このとき、雄具(1a)の凸条(P1)や
隆起部(P2)をケース半体(17b) の凹溝(G1)や凹部(G2)に
嵌め込むと共に、温水ホース(10a)(10b)に装着されてい
る被覆管(40)の一端の山部(43)をケース半体(17b) 内に
位置させる。そして、その状態で、他方のケース半体(1
7a) をケース半体(17b) に被冠させて両者を連結させ
る。これにより、雄具(1a)は雄ケース体(17)内に全体的
に包囲された状態に収容されると共に、係止舌片(41)
が、被覆管(40)の前記先端の山部(43)に続く谷部(45)に
食い込むこととなり、被覆管(40)は継手半体(13)に一体
的に連結されることとなる。
【0041】次に、図4及び図5に基づいて、他方の継
手半体(23)について説明する。継手半体(23)は、放熱器
(2) に接続される延長ホース(30a)(30b)の自由端に装着
させるもので、延長ホース(30a)(30b)が接続する一対の
温水ホース接続口(26a)(26b)と、温水ホース接続口(26
a)(26b)と反対方向に突出し且前記雄具(1a)のプラグ端
子(15a)(15b)が流路接続する一対のプラグ接続口(25a)
(25b)とから雌具(1b)が構成されているとともに、前記
雌具(1b)全体を包囲するように収容する雌ケース体(27)
が設けられている。
【0042】プラグ接続口(25a)(25b)内には、各流路を
開閉する為の弁体(55)が各々内蔵されており、各弁体(5
5)は、雄具(1a)の場合と同様なスプリング(51)によっ
て、常時閉弁方向に付勢されている。
【0043】雌ケース体(27)は、合成樹脂製の一対のケ
ース半体(27a)(27b)に分割可能に構成されており、ケー
ス半体(27a)(27b)を組み合わせることにより、一端側の
開放部に前記被覆管(40)の一端の山部と山部との間に食
い込んで被覆管(40)を抜け止め状態に係止する係止舌片
(42)が形成されているケース本体部分(45)と、ケース本
体部分(45)の他端側の端縁から延長する包囲筒部(44)と
からなる扁平な楕円筒状の雌ケース体(27)が構成される
こととなる。前記包囲筒部(44)はプラグ接続口(25a)(25
b)を全体的に包囲するように形成されている。
【0044】尚、ケース本体部分(45)の外表面と前記包
囲筒部(44)の外表面とは連続する同一平面を構成すると
共に、包囲筒部(44)の先端部の外周形状及びその大きさ
は、雄ケース体(17)のケース本体部分(54)の差込筒部(2
4)側の端縁である段部(50)のそれに一致するように形成
されている。
【0045】ケース半体(27a)(27b)の各々の内周面に
は、前記雄具(1a)の場合と同様に、雌具(1b)の外表面に
設けられた凸条(P1)や隆起部(P2)が嵌め込まれる凹溝(G
1)や凹部(G2)が形成されており、これら凸条(P1)や隆起
部(P2)を凹溝(G1)や凹部(G2)に嵌め込むと共に、延長ホ
ース(30a)(30b)に装着させている被覆管(40)の一端の山
部(43)をケース半体(27b) 内に位置させる。そして、そ
の状態で、他方のケース半体(27a) をケース半体(27b)
に被冠させて両者を連結させる。これにより、雌具(1b)
は雌ケース体(27)内で位置決めされると共に全体的に包
囲された状態に収容され、係止舌片(42)が、被覆管(40)
の前記先端の山部(43)に続く谷部(45)に食い込むことに
より、被覆管(40)は継手半体(23)に一体的に連結される
こととなる。
【0046】雌ケース体(27)の全長は、雌具(1b)の全長
よりも長く設定されており、雌ケース体(27)内に収容時
の雌具(1b)におけるプラグ接続口(25a)(25b)の先端や、
温水ホース接続口(26a)(26b)の先端は、雌ケース体(27)
の両端開放部から露出することはない。又、雌ケース体
(27)内のうち、温水ホース接続口(26a)(26b)側の一端側
には、前記雄ケース体(17)と同様に、止め具収容室(28)
が設けられている。
【0047】前記包囲筒部(44)は、雄ケース体(17)の差
込筒部(24)が略密嵌状態に挿入可能な大きさに形成され
ており、差込筒部(24)を込終位置にまで包囲筒部(44)内
に差し込むと、前記包囲筒部(44)の端面が差込筒部(24)
の基端部に形成されている段部(50)に当接すると共に、
この状態において、差込筒部(24)の先端に設けた前記係
合凸部(14)が対応する包囲筒部(44)の表裏中央の各位置
には、係合凸部(14)が内方からワンウェイ係合する係合
孔(29)がそれぞれ開口されている。
【0048】この係合孔(29)は包囲筒部(44)の構成壁を
貫通する長方形状の孔であって、包囲筒部(44)の内面側
に開放する内方端縁(29a) が構成する長方形よりも、外
面側に開放する外方端縁(29b) が構成する長方形の方が
大きく設定されており、前記内方端縁(29a) が構成する
長方形の各辺と、前記外方端縁(29b) が構成する長方形
の各辺とは4つの傾斜側面によってそれぞれ連続する構
成となっている。
【0049】そして、前記係合凸部(14)は前記内方端縁
(29a) にのみ係合すると共に、係合時における係合凸部
(14)の頂部は前記外方端縁(29b) よりも所定深さ凹んで
位置するように係合凸部(14)の隆起高さが設定されてい
るものとする。
【0050】この継手半体(23)を、放熱器(2) の接続口
に接続されている一対の延長ホース(30a)(30b)の自由端
に取り付けるには、まず、前記延長ホース(30a)(30b)の
自由端を雌具(1b)の温水ホース接続口(26a)(26b)にそれ
ぞれ外嵌接続するとともにその接続部分に、前記雄具(1
a)の場合と同様に、ゴム管止め(53)を取り付ける。
【0051】この雌具(1b)を、前記した雄具(1a)の場合
と同様に、凸条(P1)や隆起部(P2)をケース半体(27b) の
凹溝(G1)や凹部(G2)に嵌め込むと共に、延長ホース(30
a)(30b)に装着されている被覆管(40)の一端の山部(43)
をケース半体(27b) 内に位置させる。そして、その状態
で、他方のケース半体(27a) をケース半体(27b) に被冠
させて両者を連結させる。これにより、雌具(1b)は雌ケ
ース体(27)内に全体的に包囲された状態に収容されると
共に、係止舌片(42)が、被覆管(40)の前記先端の山部(4
3)に続く谷部(45)に食い込むこととなり、被覆管(40)は
継手半体(13)に一体的に連結されることとなる。
【0052】プラグ(3b)から延びる温水ホース(10a)(10
b)の自由端に装着させた一方の継手半体(13)と、放熱器
(2) から延びる延長ホース(30a)(30b)の自由端に装着さ
せた他方の継手半体(23)とを接続するには、図6に示す
ように、雄ケース体(17)の差込筒部(24)を、雌ケース体
(27)の包囲筒部(44)内に挿入すると、これと同時に、プ
ラグ端子(15a)(15b)がプラグ接続口(25a)(25b)にそれぞ
れ挿入されることとなる。
【0053】差込筒部(24)が包囲筒部(44)に挿入される
に伴って、包囲筒部(44)の開放端部が係合凸部(14)の先
端部分を構成している傾斜面上を滑ることとなり、それ
によって、係合凸部(14)が内方へ押され、揺動片(19)が
内方に揺動する。揺動片(19)は、雄ケース体(17)に内蔵
されている雄具(1a)の一対のプラグ端子(15a)(15b)の間
の空間に入り込むように揺動されることとなり、差込筒
部(24)の他の構成壁よりも外方に突出している係合凸部
(14)も、雌ケース体(27)の包囲筒部(44)を通過すること
ができる。そして、係合凸部(14)が、雌ケース体(27)の
係合孔(29)に到達した時点で、揺動片(19)が弾性復帰
し、係合凸部(14)が係合孔(29)内に内側からワンウェイ
係合することとなり、雄ケース体(17)と雌ケース体(27)
とは抜止め状態に接続されることとなる。
【0054】これと同時に、包囲筒部(44)の開放端が差
込筒部(24)の基端部に形成されている段部(50)に当接す
ると共に、プラグ端子(15a)(15b)が温水ホース接続口(1
6a)(16b)内に所定深さ挿入されることとなり、雄具(1a)
内の弁体(5) と、雌具(1b)内の弁体(55)とがそれぞれを
内方側へ押し合って、弁体(5)(55) の各々が開弁し、継
手半体(13)内の流路と継手半体(23)内の流路とが各々連
通する。
【0055】これにより、温水ホース(10a)(10b)と延長
ホース(30a)(30b)とが連通することとなり、壁面(W) に
取り付けられている接続具本体(3a)に取り外し自在に接
続されるプラグ(3b)と、放熱器(2) とは、温水ホース(1
0a)(10b)、継手半体(13)(23)からなる回路接続具継手、
及び、延長ホース(30a)(30b)を介して接続されることと
なる。
【0056】継手半体(13)と継手半体(23)とが接続され
た状態において、雄ケース体(17)と雌ケース体(27)とは
隙間なく連結されると共に雄ケース体(17)の外表面と雌
ケース体(27)の外表面とは全体的に面一となり、これに
より、継手半体(13)と継手半体(23)を接続させてなる回
路接続用継手は、美観の良い1つの筒体に構成されるこ
ととなり、継手半体(23)側の表裏にのみ、係合孔(29)を
構成する4つの傾斜側面と、その奥底に係合している係
合凸部(14)の頂部がそれぞれ確認できることとなる。
【0057】この継手半体(13)と継手半体(23)との接続
を解除するには、前記表裏にある係合孔(29)各々に指を
差し入れて、一対の係合凸部(14)を同時に内方へ押す。
このとき、例えば、親指と中指を表裏の係合孔(29)各々
に差し入れて操作することができるから、継手半体(13)
と継手半体(23)との解除操作は片手で行うことができ
る。
【0058】これに伴って、各揺動片(19)は雄具(1a)の
内方へ同時に揺動することとなり、係合凸部(14)と係合
孔(29)との係合は外れる。係合凸部(14)と係合孔(29)と
の係合が外れると、雄具(1a)及び雌具(1b)内に内蔵され
ているスプリング(51)が弾性復帰し、その付勢力によっ
てそれぞれの弁体(5)(55) が閉弁方向に押されて、プラ
グ端子(15a)(15b)はプラグ接続口(25a)(25b)から脱出す
ることとなる。
【0059】このとき、プラグ端子(15a)(15b)の外周に
は、プラグ接続口(25a)(25b)との間をシールするための
Oリング(52)が配設されているから、これの摩擦力が作
用することとなり、プラグ端子(15a)(15b)は、プラグ接
続口(25a)(25b)から勢いよく抜け出ることがなく、ゆっ
くりと抜けることとなる。よって、プラグ端子(15a)(15
b) がプラグ接続口(25a)(25b)から抜ける際に、雄具(1
a)及び雌具(1b)内に溜っていた温水等の液体が周囲に飛
び散ったりする不都合がない。
【0060】又、一対の継手半体の接続を解除する為の
解除レバーとしても機能する係合凸部(14)は、継手の外
表面から奥まった位置に位置するように設定されている
から、接続中の継手において、係合凸部(14)が直接外的
衝撃を受けることがない。
【0061】又、継手半体の接続を解除するには、前記
一対の係合凸部(14)を同時に内方へ押し下げる操作をし
なければならず、万一、係合凸部(14)の一方のみが内方
へ押し下げられても前記接続は解除されないから、継手
半体(13)(23)は意図的な操作をしない限り不用意に外れ
ることがない。
【0062】このように、温水ホース(10a)(10b)及び延
長ホース(30a)(30b)の自由端に、それぞれ回路接続用の
継手半体(13)(23)をそれぞれ装着させることにより、プ
ラグ(3b)に接続されている温水ホース(10a)(10b)の長さ
を延長させることが可能となり、放熱器(2) の設置場所
の変更が可能となる。
【0063】又、雄具(1a)及び雌具(1b)は、継手半体(1
3)(23)の接続状態においても、非接続状態においても、
雄ケース体(17)及び雌ケース体(27)によって、全体的に
包囲された状態に収容されていると共に、温水ホース(1
0a)(10b)及び延長ホース(30a)(30b)も、前記雄ケース体
(17)及び雌ケース体(27)とこれに抜止め状態となるよう
に一体的に連結された被覆管(40)とによって全域的に包
囲された態様となっているから、雄具(1a)及び雌具(1
b)、温水ホース(10a)(10b)及び延長ホース(30a)(30b)、
さらには、これらの接続部分は外的衝撃から確実に保護
される上に、高温の温水ホース(10a)(10b)及び延長ホー
ス(30a)(30b)が外部に露出する危険性もない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明の実施の形態の温水回路接続用継手の
使用状態を示す概略図。
【図2】本願発明の実施の形態における温水回路接続用
継手の継手半体の一方の断面図であるが、雄ケース体(1
7)は中心線に沿った断面図であり、雄具(1a)は一方のプ
ラグ端子(15a) 及び温水ホース接続口(16a) の軸線に沿
った断面図である。
【図3】本願発明の実施の形態における温水回路接続用
継手の継手半体の一方を示す分解斜視図。
【図4】本願発明の実施の形態における温水回路接続用
継手の継手半体の他方の断面図であるが、雌ケース体(2
7)は中心線に沿った断面図であり、雌具(1b)は一方のプ
ラグ接続口(25a) 及び温水ホース接続口(26a) の軸線に
沿った断面図である。
【図5】本願発明の実施の形態における温水回路接続用
継手の継手半体の他方を示す分解斜視図。
【図6】本願発明の実施の形態の温水回路接続用継手の
接続状態を示す断面図であるが、雄ケース体(17)及び雌
ケース体(27)はそれらの中心線に沿った断面図であり、
雄具(1a)及び雌具(1b)は一方のプラグ端子(15a) 及びプ
ラグ接続口(25a) の軸線に沿った断面図である。
【図7】従来の往路及び復路の配設状態を示す説明図。
【図8】従来のプラグ体の温水回路接続用継手の説明
図。
【符号の説明】 (1a)・・・・・・雄具 (1b)・・・・・・雌具 (11)(12)・・・・往路復路 (13)(23)・・・・継手
半体 (15a)(15b)・・・プラグ端子 (16a)(16b)・・・温水
ホース接続口 (17)・・・・・・雄ケース体 (25a)(25b)・・・プラグ接続口 (26a)(26b)・・・温水ホース接続口 (27)・・・・・・雌ケース体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F24D 3/10 F16L 37/12 F16L 39/00

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 往路復路からなる一対の温水回路の途中
    に配設される温水回路接続用継手であって、 前記接続用継手は一対の継手半体からなり、 前記継手半体の一方は、流路接続の為の一対の筒状のプ
    ラグ端子とこれに連通状態に連設される一対の温水ホー
    ス接続口とを備えた雄具と、前記雄具を被覆する雄ケー
    ス体とから構成され、 前記継手半体の他方は、前記プラグ端子が各々着脱自在
    に接続される一対のプラグ接続口とこれに連通状態に連
    設される一対の温水ホース接続口とを備えた雌具と、前
    記雌具を被覆する雌ケース体とから構成され、 前記2つの継手半体は、前記プラグ端子が前記プラグ接
    続口に接続した状態にて前記雄ケース体と前記雌ケース
    体とが抜止め状態に係合することにより連結される温水
    回路接続用継手において、 前記雄ケース体は、前記プラグ端子の先端から温水ホー
    ス接続口の先端までの範囲を包囲する大きさとし、前記
    雌ケース体は、前記プラグ接続口の先端から温水ホース
    接続口の先端までの範囲を包囲する大きさに設定されて
    いることを特徴とする温水回路接続用継手。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の温水回路接続用継手に
    おいて、前記雄ケース体及び前記雌ケース体には、前記
    雄具及び前記雌具の温水ホース接続口に前記温水ホース
    をそれぞれ抜止め状態に接続させるための止め具が収容
    される止め具収容室が設けられている温水回路接続用継
    手。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2に記載の温水回路接続用
    継手において、前記雄ケース体の前記プラグ端子側の端
    部又は前記雌ケース体の前記プラグ接続口側の端部のど
    ちらか一方に、段部を介して差込筒部が設けられると共
    に、どちらか他方に、前記差込筒部が挿抜可能な包囲筒
    部が設けられ、前記差込筒部を前記包囲筒部に最終差し
    込み位置にまで差し込んだ時に、前記差込筒部に設けら
    れた係合部が前記包囲筒部に設けられた被係合部に係合
    すると共に、前記包囲筒部の開放端縁が前記段部に当接
    する温水回路接続用継手。
  4. 【請求項4】 請求項1,2又は3に記載の温水回路接
    続具において、前記一対の温水ホースは可撓性被覆管内
    に束ねて収容されており、前記雄ケース体及び雌ケース
    体の一端開放部に、前記可撓性被覆管の一端を抜止め状
    態に係止する係止舌片を設けた温水回路接続用継手。
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